モノレールでコルニと愛し合った後、ゲンキとコルニは街に辿り着いた。
「着いたよゲンキ、ここがヒヨクシティの上の方の街なの」
コルニが両手を広げて街並みを見せた。山の方だけあって緑に囲まれた自然豊かな街だった。ホテルや民家が並んでいるのどかな街の景色が広がっていた。
「フクジさんのジムもあるけど、早速挑戦していく?」
「うん、折角街に来たから挑んじゃおうかな・・・」
ヒヨクシティのジムリーダーはフクジ、くさタイプの使い手である。前世のポケマスでは低レアのおじいさんと言う印象があった。
「じゃあ、ちょっと運動でもしていく?準備運動は大事って言うし」
コルニが両手を伸ばして運動しないかと誘って来た。ジムに挑む前に腕を鳴らしてやる気を出そうと言うのである。
「うん、やってみようかな」
「OK、それじゃあ・・・」
「おーい、フレア団だ!」
すると、街中で騒がしい声が聞こえて来た。フレア団が現れたと言うのである。
「何かあったのかな、行ってみよう!運動はその後で!」
「うん!」
コルニと少年は何があったのか騒動が起こっている場所へと向かっていった。
「ちょっとごめん、あれは・・・」
コルニと少年が見ると一人の少女が二人組のフレア団と戦っていた。
「チャーレム、かわらわりです!」
左右に反ったピンクのショートヘアー、額には絆創膏を張っていて腋を露出したノースリーブに素足の身軽な着こなしをした、かくとう使いと言える少女がチャーレムに指示を出していた。チャーレムはかわらわりをしてラクライを倒した。
「デルビル、かえんほうしゃだ!」
フレア団の一人がデルビルにかえんほうしゃの指示を出した。
「チャーレム、とびひざげりです!」
彼女の指示でチャーレムはジャンプしてかえんほうしゃをかわしてとびひざげりをしてデルビルを倒した。
「ま、負けた、俺達フレア団がこんな小娘に・・・」
「さあ、ポケモンを返しなさい!」
「くそ、こんなポケモン、返してやる!」
「今日は素直に覚えていろと言ってやるからな!」
フレア団は奪ったポケモンのイーブイを返して逃げ去っていった。
「はい、もう大丈夫ですよ」
彼女はイーブイは持ち主の少女に渡した。少女は嬉しそうに喜んで彼女に礼を言った。
「おーい、スモモ!!」
コルニが手を振って彼女、スモモを呼んだ。ゲンキも彼女が前世の記憶でシンオウ地方のジムリーダー、スモモだと理解した。
「あ、コルニさん、お久しぶりです!」
懐かしい顔を見てスモモは笑顔になった。コルニに近付いて彼女と握手した。
「いやー、またこうして会えるなんて嬉しいよ!」
「はい、カロス地方を旅していればどこかで会えると思っていましたが、ここで会えるなんて嬉しいです!」
戦友との再会を懐かしむようにコルニとスモモはまた会えた事を喜んでいるようだった。
「コルニお姉ちゃん、その人とは・・・」
ゲンキは前世のポケマスで二人の掛け合い台詞から仲がいいのは知っていたがここでは敢えて知らないふりをした。
「うん、パシオで一緒に勝負した仲なの!」
「はい、よく勝負の相手をしていました。貴方は?」
「僕、ゲンキって言います」
「ゲンキさんですか。あたしはスモモ、シンオウ地方のジムリーダーです。どうぞよろしくお願いします」
「はい、こちらこそ・・・」
「礼儀正しくていいですね。コルニさん、この子とは・・・」
「うん、この子がジムに挑戦するから一緒に旅をしているの」
「そうなんですか、それはいいですね。このままいけばリーグに挑戦してもいいんじゃないでしょうか?」
「わーお、それはいいかもね!」
ゲンキが四天王、チャンピオンに挑戦するかもしれない、その事に二人は心を弾ませていた。ゲンキは作り笑いをして冷や汗をかいて自分にそこまで出来るのか心配になっていた。
「そうだ、ゲンキ。折角だからスモモさんと勝負してみない、鍛えるついでで」
「スモモお姉ちゃんと?」
「そう、スモモも中々の腕前だからいい刺激になると思うよ。どう、挑んでみない?」
「ゲンキさん、私はどちらでも構いませんよ」
「うん、じゃあ、挑んでみます」
スモモと戦う事で何かを得られるかもしれない。そう思った少年は胸を借りる気持ちでスモモに挑む事を決めた。
「分かりました、いい返事ですね、では・・・」
スモモはボールを取り出してそれを投げた。
「ゴーリキー!」
一番手としてゴーリキーを繰り出して来た。
「サンドパン!」
少年はボールを投げてサンドパンを出してスモモとの勝負に挑んだ。
「ゲンキ、ファイトだよ!」
コルニが自分を応援している。ゲンキも気力が湧いて来た。ゴーリキーがグロウパンチを振るってくるとサンドパンにかわすよう指示を出してこれをかわさせた。
「サンドパン、きりさく!」
サンドパンにきりさくの指示を出したがゴーリキーはからてチョップを振るってこれを弾いた。