カロス地方のジムバッジを巡る旅、ゲンキの冒険が始まった。姉のような存在で恋人であるコルニも冒険に付いてきてくれる事になり、嬉しさを感じながらコルニとシャラシティを出てカロス地方の旅に出た。
鏡のように美しい洞窟を抜けてタワーストーンのある町を通っていき、ゲンキはジムリーダーのいる街に辿り着いた。
「付いたよゲンキ、ここがショウヨウシティだよ」
コルニがショウヨウシティについて説明した。ショウヨウシティはシャラシティと同じく海に面した、自転車、ローラースケート、ロッククライミングと言ったスポーツが盛んな街だと教えた。
「とまあ、こんな感じでスポーツが盛んなの。ゲンキはまだ旅したばかりだから、気長に自分に合うスポーツを探すといいよ」
「分かった、お姉ちゃん」
「うん、さあ、ザクロさんを探さなきゃ」
コルニはローラースケートを駆けてザクロを探しに行った。ゲンキは走ってその後を追いかけていった。ローラースケートで走るコルニだが、これが思った以上に早く、何とか後ろへ付いていくのがやっとだった。
「ふう、随分と走ったな・・・」
坂道を走ってその中間地点でコルニは止まった。
「はあ、はあ、疲れた・・・」
ようやく追いついたゲンキはぜえぜえと息を切らして立っていた。
「ゲンキ、疲れちゃった?」
「うん、追いつくのがやっとで、疲れちゃった・・・」
「そっか、じゃあ休憩しようか」
近くのベンチに座って休憩を取る事にした。一緒のベンチに座り、そこで一息吐いて落ち着いた。
「疲れたでしょう、ゲンキ。飲んで」
コルニがおいしいみずを差し出した。ゲンキはそれを一気に飲んで喉を潤した。
「はあ、喉に染みて気持ちいい・・・元気が出たよ」
「それは良かった・・・」
コルニはゲンキの頭を撫でて微笑んだ。
「ゲンキが回復してくれて嬉しいよ。無理は禁物だからね。まあ、あたしも探すのに張り切っちゃったかな。それにしても、ザクロさんはどこに行っちゃったんだろう・・・?」
ベンチからザクロがいないか探していく。
「あ、いた!」
見ると坂の上で空を見ているザクロがいた。
「ほら、あれがジムリーダーのザクロさんだよ、早速挨拶に行こう!」
コルニに手を引っ張られてザクロの元に連れていかれた。
「ザクロさん!」
「おや、コルニさんですか?ポケモン勝負を挑みに来たのですか?」
「ううん、挑むのはこの子なの」
そう言ってコルニはゲンキの方を指さした。
「成程、貴方ですか?」
「あ、はい、そうです・・・」
「それは素晴らしい、高い山を目指す挑戦意識が貴方から感じられますね」
「そ、そうかな・・・?」
「ええ、私には分かるんです。私に挑んだ人達は皆強くなりたいと言う気持ちがありましたから。さて、私のジムに挑戦しますか?」
「うん、やってみます」
「いい返事です。ではジムで待っていますね」
ザクロは上機嫌でジムへと戻っていった。
「いいね、ザクロさん、君の事気に入っちゃったかもよ」
「そうかな、まあ、そうだよね。じゃあ、挑んでくるよ」
「頑張ってね」
コルニに応援されてザクロのジムに挑んでいった。ジムに入るとまず目に入ったのは山のように高いステージだった。これを苦労しながら登っていくと、頂上でザクロが自分が来るのを待っているかのように立っていた。
「お待ちしていました、挑戦者さん。私と高見を目指すような勝負をしましょう。では、行きます!」
頂上に付いて早々に勝負が始まった。ザクロはアマルスを繰り出して来た。ゲンキはホープトレーナーからもらったサンドで勝負に挑んだ。