キッサキシティの広がる雪原、雪の降る街の中でスズナ達がポケモン勝負を始めていた。
「じゃあカロスのトレーナーさん。貴女達の強さをスズナに見せて!」
スズナ達がチームを組んで勝負をしていた。スズナ、ナタネ、スモモのシンオウ地方のチームと、ゲンキ、コルニ、マーシュのカロス組が三人でチームを組んでポケモン勝負を楽しんでいた。
「コルニさん、手加減無しで行きますよ!」
スモモが拳を振るってコルニに勝つと言った。
「うん、あたしも負けないよ、スモモ!」
コルニ元気よくスモモに勝負を挑んだ。ゲンキとマーシュもそれぞれの手持ちを出してシンオウ地方のジムリーダー達に勝負を挑んだ。
しばらくポケモン勝負を楽しんだ後・・・。
「負けました。流石はコルニさんですね」
スモモがコルニの強さを称えていた。勝負はゲンキ達の勝利だった。
「スモモ達も中々の強さだったよ。あたしも負けちゃうかもと思ったもん、ねえゲンキ」
「うん、そうだね」
コルニが聞くとゲンキは頷いた。スモモとスズナがよく健闘していたので、その気合いの前に負けてしまうかもしれないと思ったほどだった。
「マーシュ様、お見事でした!」
ふりそでのキリカが温めた美味しい水をマーシュに差し出して主の勝利を喜んでいた。
「いやあ、シンオウの皆さんもええポケモン持ってて、ええ強さやったわあ。人とポケモンが一つになって、一心同体になってはったわあ。こういうのいいわあ」
「ありがとう、カロスのジムリーダーさん。スズナ達もどんどん強くなっていくからね!」
スズナ達が互いの強さを称え合っていると、防寒着を着たトレーナー達がやって来た。
「スズナさん!」
「あれ、どうしたの?」
「大変です。キッサキ神殿に黒づくめの連中がやって来て、中に通せと迫っています!」
「キッサキ神殿に?」
トレーナーから話を聞いてスズナは驚いた顔をした。神殿でよからぬ事が起きているのは確かなようだった。
「何か大変な事が起きてるみたいだね。ゲンキ、手伝ってくれるかな?」
「うん、任せて!」
「あたし達も協力するよ!」
スズナのお願いにゲンキは頷いてコルニ達も協力してくれる事になった。急いでキッサキ神殿へと走っていった。
「おらあ、つべこべ言ってないで俺達を通すんだ!」
神殿の入り口では黒い帽子に黒いスーツを着た集団が門番を脅していた。
「だから言ってるではありませんか。このキッサキ神殿は立ち入り禁止だと!」
「口で言っても分からないなら、力ずくで分からせるしかないようだな!」
男達が手持ちのポケモンを繰り出して門番を襲おうとしていた。
「待った!」
「あ、スズナさん!」
そこへスズナ達が駆け付けた。
「こら、ここは許可なく入っちゃいけないんだよ!」
「何だこいつ等?」
「まあいいさ、軽く蹴散らしてやろうぜ!」
黒づくめの集団が襲い掛かって来た。
「ゲンキ、追い払うよ!」
「うん!」
スズナ達がポケモンを繰り出して黒づくめの集団のポケモンん達を蹴散らしていった。
「うわああ、つ、強いぞこいつ等!」
「俺達じゃかなわねえ!」
「そうだよ、スズナ達はジムリーダーだから。さあ、悪さは止めようね」
「く、畜生、このままじゃランス様に・・・」
「何をやっているのですか?」
そこへリーダー格の男が現れた。
「きゃあ~、ランス様~~~♡」
その男の登場に女性の人が喜んでいた。その男、ランスはスズナ達の前に現れた。
「やれやれ、時間がかかっていると思えば、ジムリーダーに敗れていたのですか?」
「貴方がボスだね!」
「違いますよ。私は、ロケット団の幹部にして、冷酷と呼ばれる男、ランスです」
「ロケット団?」
初めて聞く言葉にスズナは驚いていた。
「聞いた事がある。ポケモンを泥棒したりして悪さをしているんだって・・・」
コルニが聞いた事のある話をスズナに言った。
「こら、貴方のせいでここの人達が悪さをしようとしてたんだよ。謝って!」
スズナが謝るように言うとランスは薄笑いを浮かべた。
「人に言われて謝るようではロケット団の名に傷がつくもの。我々ロケット団は新しいビジネスの為にもこの神殿にいる伝説のポケモンが必要なのです。貴女、この神殿のポケモンを我々によこしなさい!」
「お断りだね。悪い人達には渡さないよ!」
「では痛い目に合ってもらうまでです」
ランスはボールを投げてゴルバットを繰り出して来た。したっぱの一人もドガースを出して襲い掛かろうとしていた。
「ゲンキ、一緒に追い払うよ!」
スズナがゲンキに共闘を頼んだ。
「うん、任せて!」
少年は頷いてスズナと共闘する事にした。スズナはユキノオーを、ゲンキはカエンジシを出してロケット団達に立ち向かった。
「ユキノオー、れいとうパンチ!」
スズナの指示でユキノオーがれいとうパンチをゴルバットに振るったが、ゴルバットは上空に羽ばたいてかわしてしまった。
「アクロバットです!」
ランスの指示でゴルバットがアクロバットをしてユキノオーを攻撃した。
一方、したっぱのドガースがヘドロこうげきをしてカエンジシを攻撃していたが、カエンジシは素早く動いてこれをかわしていきながら前進していった。
「フレアドライブ!」
少年の指示でカエンジシはフレアドライブをしてドガースを倒した。
「流石だよ、じゃあスズナも!」
ゲンキがしたっぱを倒した事でスズナもやる気を出してユキノオーにふぶきをさせてゴルバットを倒した。
「やったー、ゲンキ達が勝った!」
ゲンキとスズナの勝利にコルニ達は喜んだ。
「くう、小賢しいトレーナー達ですね・・・これをサカキ様に見られたら・・・」
「お前達、何をしているのだ?」
ランスが焦っていると、そこへ一人の男がゆっくりと歩いて現れた。