異世界のサーヴァントに救われたマスターの一幕 作:難攻不落顕如盤石岩山破竹
原作:Fate/
タグ:R-18 R-15 オリ主 オリ主サーヴァント × オルガマリー 所長 可愛い Fate/Grand Order FGO
起承転結がどこにも存在しない、ホントにタイトル通り一幕程度のもの。
所謂なんでも許せる人向け。
「んっ、んぅ、っちゅ…んむ……んんっ、ぷぁ……っ…」
ベッドサイドに備え付けられたライトだけが、淡く照らす部屋の中で………二つの影が混じり合いながら、情熱的な口付けを交わしていた。
覆い被さる女性は美しい肢体を隠そうともせず、むしろされるがままの男性に媚びるように卑しく肌を重ねている。
「ふぁ、れろ、んっ…?」
長い間、お互いの熱を確かめるように触れ合っていた二人。
だがそれは、男が女性の肩に手を置き身体を離す事で終わりを迎えた。
「ふぅ、少しがっつき過ぎじゃないか? マリー」
下に組み敷かれていた男が、自分の上で体を預けていた女性───オルガマリー・アニムスフィアに苦笑しながらそう告げる。
オルガマリーは会話の合間に銀の橋が途切れていくのを名残惜しそうに眺めながら、男の胸元へとしなだれかかった。
「…………イヤだった?」
そうして少し下がった目線からの上目遣いという、あざといポーズと甘い声で男に伺い立てる。
男はオルガマリーのそんな姿に強かさを覚えながらも、優しく微笑みながら首を横に振った。
「そういうわけじゃないさ」
「そう、なら続けるわね。んんっ、ちゅ」
言葉を待たずに、オルガマリーは再び男の唇を貪り始める。
男はまたもやされるがままとなった。
茶番劇だ。
男は絶対に断らないとオルガマリーはよく知っているし、わかっている。
また、答えずとも彼女なら強引にでも迫ってくるだろうと、男もわかっていた。
先程の問答はお互いの興奮を高めるための単なるポーズであり、スパイスである。
その事実を裏付けるように男の分身が猛々しく反り上がり、跨っていたオルガマリーの臀部を叩く。
「…っ! ふふっ、またおっきくなってる……えっち…」
「…………魅力的な恋人を前に抑えろという方が無茶じゃないか…? それに、エロいのはお前のほうだろう」
男は挑発的な言葉に触発されてか、そう言ってオルガマリーの蠱惑的な太股に手を這わせて、雪のように白い尻を遠慮なく鷲掴みにする。
「~~んぁ、くぅんっ…!」
昂っていた身体にいきなり強い刺激を浴びたからか、勢いよくオルガマリーの腰が跳ねる。
「あっ、あぁ……ぃ、ふうぅぅ…!」
派手に飛び散る水滴を彼女の痴態と共に眺めていた男は、意地の悪い笑みで優しく彼女の背を撫で続ける。
それは愛らしくも挑発してきた彼女に対する労いか、それとも単なる意趣返しか。
「………はぁ、はぁ……ふ、ふふっ、そう?」
どちらにせよ、オルガマリーにとって男の笑顔と慰めは、自身の興奮を高めるポイントにしか成り得なかったようで…。
「案外、女の子なら誰でもいいんじゃないの。貴方、節操なさそうだし」
ひと通り身体を震わせ終えたオルガマリーは、またも煽るようにして、男の分身に乙女の花園を厭らしく押しつけ前後に軽く動かす。
男の分身にとって弱点である裏から縦になぞられ、彼女の豊かな双丘が波打つ暴力的な様を間近で見せつけられた男はぶるりと震えた。
「う、あっ…」
「ふふっ」
男が小さく呻くのを逃さず聞き捉えた彼女は、まだ経験の少ない自分にしては及第点な返しだろうと仄かな満足感に笑みを浮かべながら、男の胸に再び全身を預けて──────突如、天地がひっくり返る感覚に目を見開いた。
いきなりなにを、と驚いて声をあげようとして。
「────あっ」
男と目が合った途端、そんな感情は即座に抜け落ちた。
「ふぅー…」
静かに細く息を吐く男の瞳には、確かな獣欲が宿っていた。
普段は冷静沈着で物静かな印象の彼が、いつも優し気に自分を見つめていた彼の瞳が、獰猛な雄の色に染まっているのを見て…………オルガマリー自身もまた、己が雌としての本能が刺激されるのを感じて瞳を潤ませる。
それはまるでか弱い草食動物が、圧倒的に強い肉食獣に捕食される寸前の様であった。
だがここで違うのは、お互いが捕食関係にあるのだという事だろう。
彼は見目麗しい乙女を食らい、その心を糧に強くなり。
彼女は強く逞しい雄の精を受け、その心を強くする。
そこにあるのは正しく愛だった。
「……………」
「……………」
二人の呼吸が重なり、徐々に影が近付いていく。
ピリリリリリッ、ピリリリリリッ、ピリリリリリッ。
ついに再び影が交わろうかといったタイミングで、無粋な通信音が二人の逢瀬を邪魔した。
「……緊急通信ね………少し出るわ」
「………わかった」
カルデアにおける緊急通信の重要性は、所長である彼女はもちろん、彼女の
故に、名残惜しさは感じつつも行為を中断した。
優先度を間違える事はない。
『一、人理の救済』
『二、お互いの身の安全』
『三、未来への展望』
これがあの日、二人が結ばれる前に定めた三つのルールだ。
ちなみに『 三 』に関してはオルガマリーのいじらしいお願いで追加されたモノである。
だが、それはそれとして通信先の者には少しだけ強く当たってやると、彼女、オルガマリーは密かに誓った。
男は傍から見てもわかるくらい不機嫌になったオルガマリー眺めて、どうやって宥めようかと思案し始めた。
「これを」
「ありがとう」
オルガマリーは男に渡されたバスローブを身に纏い、ベッドから降りて通信端末の元へと向かう。
コンソールを操作してホログラムに映ったのは、カルデアの苦労人ことロマニ・アーキマンであった。
『あぁ、やっと繋がった!』
「ドクターロマニ、用件を先に」
『わかった!』
無駄な事は省いて、速やかに用件を尋ねるオルガマリー。
ロマニも意気揚々と言葉を返して、書類から顔をあげる。
『えっと、まず新しい特異点が見つかって………えっ…?』
が、画面越しにオルガマリーを見たロマニが狼狽えたように、手で目を隠した。
心なしか、耳まで真っ赤にしているように見える。
ロマニの後ろで控えていた
「…?」
オルガマリーは一瞬、画面越しに映る面々の様子に疑問符を浮かべたが……冷静に、今の自身の姿と状況を思い返した。
現在、自分の恰好は無地のバスローブ一枚。
背後の暗闇の中でぼんやりと見える、肌色面積の多い男性の姿。
男性は下にシーツこそ被っているものの、暖色系の淡い光によって浮かび上がった美的なシルエットと、画面越しにもわかるくらい室内に漂った淫靡な雰囲気から、自身と彼がそういった事を致していたのは明白だった。
そしてなにより、オルガマリーが部屋に連れ入る男性など
自分を死から救ってくれた男であり、公私共に支えてくれるパートナーであり、彼女にとって唯一にして最高戦力であるサーヴァントの彼のみ。
自然、導き出された解答に表情瞬間湯沸かし器となったオルガマリーは、すぐさま通信をサウンドオンリーへと切り替えた。
「───ドクターロマニ、用件を先に」
『アッハイ』
『………………』
虎の……いや、龍の尾は誰だって踏みたくはないものである。
それが特大の雷を落とせる女性であれば尚の事。
ドクターロマニは、素早く正しい選択をした。
マシュ・キリエライトは、初めて見る生々しい大人の関係に赤面していたものの、どうにか気持ちを切り替えた。
『しょ、所長、ヤったんですか!』
一人、まったく空気を読まない一般人の好奇心に満ちたセリフだけが、通信越しに大きく響いた。
────────────所長はキレた。
ずっとログイン勢でFGOに関してほとんど知らないのに、何故ヒロインを所長にしたのか。
理由は電車の中でたまたま見た『所長の最後』の切り抜き動画で、おぉ可愛い、こういうのが救われて幸せになった後の一幕とかイイヨネ。
可愛いくて我慢できなかった、つまりはただそれだけであります(クソデカボイス)。
男性側を『オリ主』『異世界のサーヴァント』とかいう謎のキャラ付けにした理由は、FGOキャラの個性も性格も歴史も知らないのに、浅い知識のまま特定の誰かにしたくなかったから。
端的に言って有識者からの罵倒が怖ぇんじゃぁ…。
所長はどうなんだと? wiki見た上で書いたから許して……許して…。
何か思いついたらまた書くよい。