今を生きる美少女忍者ちゃん達が、散々イキった末に箱にされてイク逝くしちゃうお話です。
 意味が分からない人はそのままの君でいて欲しい。


 こちらの作品は、skebからの有償リクエストで執筆させて頂きました。
 ブレイズハートという凌辱エロゲが原作なので、色々と手加減しなくても大丈夫かなと思い、良い子は見ちゃいけない度がいつもより高めです。ご注意ください。
 原作を知らない方々でも楽しく読めるように、女の子の安否以外は気を使って書いております。

○内容の感想はこちらからでも受け付けてます○
https://odaibako.net/u/is_sousakuinnry

●有償リクエストについて、詳しくはこちらから●
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=254239&uid=257014
(ハーメルンの活動報告に飛びます)

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肉箱に加工される退魔忍少女たち ~汚れ潰れるブレイズハート~

 発達した文明社会がもたらした、眩い電灯たちに照らし出された深夜の埠頭。

 さざ波と潮風の音色に揺られ、今夜も脈々と貨物を乗せた船が往来し続けている。

 社会を支えるパイプラインは、言わば人々の暮らしを支える血管。

 しかし、それを血管と呼べるのならば、生物と例えられるのならば、

 

「お~い、さっさと女共を運べ~」

「助けて……誰か……!」

 

 忌むべき病巣がそこに巣食うのも、自然の道理と呼べるだろう……。

 

「ほぉー、随分さらって来たじゃねぇか」

「へへっ、だろ? 穴場があったんだよ」

 

 船着き場で到着を待っていた数名が、船員と船に積まれた貨物を出迎える。

 

「おら! さっさと歩け!」

「いや、いやぁ! 放してぇ!」

「どこ、どこなのよココ?」

「パパぁ……! ママぁ……!」

 

 到着した貨物船からぞろぞろと降ろされていくのは、年端も行かぬ少女達。

 皆が皆、後ろ手に縄で拘束されており、余りにも唐突に降りかかった恐怖と理不尽へと、表情を強張らせている。

 

「はっ、はは……これマジ? マジの……人身売買ってやつ……?」

 

 察しのいい一人が、冗談めかした口調で、現実から目を背けるような焦点の合わぬ眼を揺らして、呟いた。

 

「人身ばいっ……!? いやっ、いやぁぁぁぁぁ!!?」

 

 それを真に受けた、気の弱そうな少女が錯乱を起こし、群れから外れ、ここから逃げ出そうと地面を蹴り上げる。

 生存本能が限界以上を引き出したのか、駆けだした少女の脚力には目を見張るモノがあったが……、

 

「どこ行くんだよ、あぁん?」

「ぇ――ぎゃ!!?」

 

 少女の決死行は、速攻で頭を鷲掴みにされ、宙吊りにされるという無様な結末に終わる。

 例え限界を越えようが、絶対的に越えられない一線が、少女とこの――

 

「馬鹿女が、ちょっと考えれば『ヴィラン』から逃げられる訳ねぇだろ?」

 

 異形の化物共との間には、無慈悲に横たわっていた……!

 ヴィランと自らを呼んだ怪人は、シルエット自体は人間とそう変わりない。

 だが、丸太すら素手で砕けそうな筋骨隆々の四肢と、毒々しく紅い皮膚。

 猛獣を思わせる鋭い爪。歪な生え方をした太い牙。気色悪くうねる長い舌。

 そして何よりも、こめかみの両側辺りから生える二本の角が、自らが人知を超えた存在であることを禍々しく主張している……。

 

「何よアレ……コスプレか何かじゃなかったの……!?」

「こ、この人達……ほんもの……本物の、鬼……悪魔っ!?」

「あ……ぅぁぁぁ……」

 

 あまりに異常な見た目を、犯罪組織の只のカモフラージュだと思い込むことで正気を保っていた女達も、一斉に現実を突き付けられ、自分達が怪異の生贄に選ばれてしまったのだと否が応でも思い知らされてしまう。

 

「だっ、誰か助けてっ! 助けてぇぇぇぇぇ!!!」

「居るんでしょ誰か、警察、警察よんでぇぇぇぇ!!!」

「ほら、すぐに誰か来るわよ! その子放して、さっさどどっか行っちゃいなさいよ!」

 

 埠頭に響き渡る、助けを乞う大絶叫。

 いくら静寂が支配する夜中だとしても、数を集めた女たちがこれだけ叫び散らせば、どこかの誰かには届いてもおかしくない。

 乙女たちの叫びが、悪徳を白日の下に暴き出す――

 

「あ~、うっせぇ~……」

「良いじゃねぇか、活きが良い方が俺は好みだぜぇ?」

「ケケっ、違いねぇや。どーせすぐに、二度と口が利けなくなっちまうもんなぁ」

 

 ことは、出来ず。届かず。

 怪物どもは光を恐れず、裁きを恐れず、下らない雑談に興じて獲物共を嘲笑う。

 

「は~い、お馬鹿なおメス共に、お残念なお知らせがありま~す」

「ここはとっくに異界化してるんで、どんだけピーピー喚いても絶対に外には届きませ~ん」

「あぁ、もうネタバラシしちまうのかよ?」

 

 異界。

 それは、常世から切り離された、ヴィラン達が支配する異世界の名。

 どれほど見た目は変わらずとも、既にこの場所は怪物たちのテリトリー。

 悲痛な叫びは虚空に消え、闇を追い立てる筈の街灯すら、もはや主役を歓迎し祝福するかのように、ライトを浴びせ続けるだけなのだ。

 それを解せぬ、未だに喚き散らす下等な生き物共へと証明するかのように、

 

「あぎゃッ!!?」

 

 宙吊りにされていた少女の股に、ヴィランの人差し指が突き入れられた。

 指、といってもヴィランのソレは、成人男性の一物より遥かに太く、長く、そして鋭利だ。

 そんなものを、履いていたショーツごと捻じ込まれた割れ目からは、

 

「あ……あがっ……ぎゃぴ……ッ!」

 

 指伝いに地面へと、血が――破瓜だったのか、もっと大事な部分を突き破られたのか――滴り落ちていた……。

 

「んぎゃああああぁぁぁあぁぁあーーーーーーーーーーーー!!!!!」

 

 喘ぎ声と呼ぶには余りにも悲痛な、串刺しにされた犠牲者の悶絶叫。

 全身を強張らせ、舌が穂先のように飛び出し、眼球が裏返るほど壮絶な有様を晒す公開処刑。

 

「おーい、壊しても良いが殺すんじゃねぇぞ」

「わりぃわりぃ、つい好奇心が」

「おめぇ前もそう言って、一匹ぶちまけたじゃねぇか」

 

 女としての断末魔が埠頭中に響いても、返ってくるのは異常を察知した助けではなく、ヴィラン共の呑気な会話だけ。

 

「ンギイイィイイィィィーーーーーーーーーー!!! ぢぬっ、お股ぢぬっ、お股裂げでぢぬぅぅーーーーーーー!!!」

「お股じゃなくてマンコだろメス穴がよぉ。オラッ、ちゃんと言い直せ!」

「オ゛ッ、オ゛ひぃぃーーー!?!? マンコッ、マンコマンコメスマンコぉぉぉぉ~~~~~~~!!!? メズマンゴぢぬううぅぅぅーーーーーーーーーーー!!!!!」

 

 内蔵をグチャグチャにするように突き上げる指マンの苦痛に、眼球を裏返し、舌を淫猥に尖らせ、失禁を際限なく垂れ流しながら、言われるがままに淫語を口走り泣き叫ぶ少女……。

 助けを乞う悲鳴など小鳥の囀りのように掻き消す、縊られた生贄の喉から絞り上げられる絶望と苦悶の叫び……。

 そんなものが響いているのに、此処の他には何も存在しないかのように変化しない、凍り付いた世界。

 

「ひ……ぃぃ……!!!」

 

 この場に広がる全てが、自分達は人間から、怪物たちの性玩具へと貶められたのだと五感に囁いてくる、悪夢のような惨状であった……!

 

「おいおい、他のはコイツみてぇに逃げねぇのかぁ?」

「俺達とも遊ぼうぜ? なぁ、鬼ごっこだよ鬼ごっこ」

「別にヤっても構わんが、壊した分はしっかり報酬から天引きしとくからな」

 

 あらゆる抵抗が無駄だと悟らされた無力な子羊達に、それでも逃げ出そうとする気概を持つ者などいない。

 ただ身を寄せ合って、震える彼女達に出来ることなど、もう――

 

「……誰か……誰でもいいから……助けてぇ……!」

 

 ただ、居もしない誰か、何かに祈りを捧げる事ぐらいしか、残されていなかった。

 

「オイオイ、せめて誰か一人ぐらいは助けようとかしねぇのかよ? 可愛そうだろぉ?」

「オゲッ!!? ゲブッ、ぶっ――ぶぐぶぐぶぐ………――」

 

 とうとう完全に白目を剥いて、総身を人形の様にだらんと揺らし、口から泡を噴きながら痙攣するだけになった脆い肉人形に、舌打ちが一つ飛ぶ。

 

「もう壊れたのかよ。んじゃ最後は、モツでも盛大にぶちまけてやるかぁ!」

 

 内臓を引き裂くというあっけらかんと無惨な処刑宣告と共に、鼻を突くような鮮血の臭いが、ヴィランと女達の鼻腔に刺さった……。

 

「……おっ?」

 

 ただ。

 その鮮血は、可憐な少女の臓物から流れたのではなく、

 

「は? お前、指……?」

 

 風にでも吹かれたかのように、ハメ込んだ少女ごとフッ――と消えた、ヴィランの指の、

 

「………えあっ?」

 

 鮮やかに両断された断面図から噴き出す、穢れた悪鬼の血、ではあったが。

 

 

「あ――――アぎゃぁぁぁぁぁぁ!!?」

 

 

 喪失した指を押さえ、悲鳴を上げるヴィラン。

 あれだけ他者を侮蔑しておきながら、いざ自分の番となると情けない絶叫を上げる卑怯で惰弱な生き物に、心の底から軽蔑するような溜息が零される。

 

「これで少しは、他人の痛みが理解できた?」

 

 串刺し刑にあった少女を救い抱き抱え、秘部から引き抜いた人差し指を投げ捨てたのは――その少女よりも、更に年端も行かぬように思える、華奢な女の子だった。

 

「て……テメェ!?」

「何をしやがったこのアマぁ!?」

「ぶち、ぶち撒けてやる、こ、このメスガキがぁぁぁ!!!」

 

 流れ落ちる血を頭に巡らし、無事な方の手で生意気なメスガキに殴りかかるヴィラン。

 しかし、桜色のツインテールは微塵も臆せず、尾を引くようにふわりと視界から消え――

 

「て、てめ、避けんじゃね――ぇぽ……?」

 

 背後を取られた――それが、すれ違いざまに首を斬られたヴィランが認知できた、最後の光景だった……!

 

「この子を、お願い」

「はっ……はい」

 

 そして、悠々とした足取りで、二転三転する状況について行けず呆然とする被害者達に、白目を剥いてグッタリとした少女を預ける。

 桜色のツインテールに、あどけなさが多分に残る顔立ちを微塵も崩さず、燃え上がるように瞬く真紅の瞳が無表情の上から揺れている。

 身体つきも女性らしくはあるが、年相応に未発達な部分も多い、年頃の乙女――

 

「テメェ、調子乗ってんじゃねえヴぁッ!!!」

 

 の、様に見える外見とは裏腹に。

 背後から襲い掛かって来たヴィランの脳天を、振り向きざまの投擲で無感動に打ち抜く、戦士の振る舞いは、この乱入者が外見通りの美少女ではない事を、ありありと証明していた!

 

「こ、コイツ、この武器は……!?」

 

 土煙を上げて絶命した仲間の額に突き刺さった武器に、ヴィラン達の間に動揺が走る。

 それは、赤い光で編まれた短剣――フォース・ダガー。

 仲間二人の瞬殺した腕前に、象徴的なこの武器を目にした瞬間、無力な女性達に暴虐の限りを尽くしていた鬼たちは、

 

「嘘だろ、ど、どっから嗅ぎつけて来やガッ……」

 

 たった今、後頚部に蒼いフォース・ダガーを突き刺され旅立った一名を除き――今度は自分達が、圧倒的な暴威に晒される番だと覚悟せざるを得なかった。

 

「どっからって、こんだけ派手に女性をさらってたら嫌でも目に付くに決まってるでしょ?」

 

 今度はツインテールの少女とは別方向から。

 埠頭を照らす電灯の上に立つ、蒼いポニーテールを潮風になびかせるもう一人の少女の、呆れ返るような声が響いた。

 

「アンタ達が、最近海外から来たって言う連続失踪事件の主犯共ね」

 

 ハキハキと強い語気で、無表情なツインテールの戦士とは対照的に不愉快を隠そうともせず、外来してきた悪党どもを見下ろす彼女の手に握られていたのは、蒼い光剣。

 スパークする蒼き輝きが、組んだ腕に乗るたわわに実った乳房や、しなやかなカーブを描いた腰のくびれ、むっちりと引き締まった太股を照らし出す。

 

「ちくしょうが……!」

 

 たった二匹、それも特上のメスが増えた言えど、状況は秒刻みに絶望感を増していく。

 頭の回転が速い一体のヴィランが、自分達の盾へと、敵の良心への矛とするため、人質を取るべく駆け出し手を伸ばした、が――

 

「ぎゃあぁ!!?」

 

 恐怖に身を強張らせた女達に手が届く、その瞬間。

 両者を隔たるように雷光が弾け飛び、悪鬼の腕が消し炭と化した……!

 

「ふふん。ボクの結界、そう簡単には破れないよっと!」

 

 罠にかかった獲物の巨体を、容易く蹴り飛ばして倉庫の壁に叩き込んだのは、やはりまた魅入るほどの美少女。

 黄金色のショートヘアをした活動的な雰囲気の戦士は、胸も小さく一番の小柄ではあったが、裏腹に下半身は劣情を催すほどしっかりと育っており、特に大きく見事なラインを描くお尻は衣服の上からでも自己主張を止まない。

 

「いい結界よ、雷花」

「えっ!? えへへ、桜火さんに褒められちゃった……♪」

「こら、戦闘中よ。桜火もあんまり雷花を甘やかさない!」

「甘やかしたつもりはないわ、雪菜」

「はぁい、お姉ちゃん」

 

 桜、どこまでも淡々とした態度の少女――桜火。

 蒼、浮かれる妹に叱責を飛ばす姉――雪菜。

 黄金、しゅんとした表情を再び引き締めた妹――雷花。

 眩き三人の美少女達は、何気ない雑談のついでの様に、瞬時に姿を消し、倉庫の屋根で対敵を見下すように陣形を組み直す。

 

「舐めやがって……侵入者だ! てめぇら出会え、出会えぇぇ!」

 

 騒ぎを聞きつけ、倉庫の中から、船の中から、無数のヴィランが彼女達の立つ倉庫へ殺到する。

 

「うわぁ、すごい数だよ桜火さん、お姉ちゃん」

「ええ、間違いなく大当たりね。この期に一掃しましょ」

「そうね――」

 

 異界を照らし挙げる電灯の下に、悪逆非道の怪物たちが蠢く。

 しかし、強い光に支えられたモノほど、足元の影は、濃さを増すのが道理だ。

 世に蔓延る悪を裁く、正義の影が。

 

「行くわよ、雪菜、雷花」

 

 影と成りて、悪を討つ、それが今を生きる退魔忍である彼女達の使命。

 

「ええ、一掃してやりましょ!」

「フルスロットルだね!」

 

 桜火の合図と共に、雪菜と雷花も懐から、特異な形状をした石を取り出し、構える。

 そして――

 

「装影――シャドウジェネレート!」

 

 主の命令を受けた三つの石『シャドウコア』が光を放ち、三人を包み込んだ。

 それぞれが纏っていた衣服が一瞬にして弾け飛び、代わりに黒をベースにし、それぞれのパーソナルカラーをあしらった意匠が拵えられた、ピッチリと肌へ吸い付くようなボディスーツへと造り替えられる。

 

「しゃ、シャドウギア……!」

「こいつ等、BLADESじゃねぇかヤベェぞ!?」

「だからテメェ等まで呼んだんだろうが!」

 

――BLADES(ブレイズ)。

 シャドウギアを名乗り、闇夜に舞う、現代に生きる退魔忍。

 悪逆非道のヴィランすら震え上がらせるそれこそが、桜火達が背負う名と、宿業。

 

「じゃあ、悪いヴィラン達の国外進出は」

「シャドウギアが、水際で塞き止めさせて貰おうかしら」

「――行くわよ」

 

 影と呼ぶには、余りに力を漲らせた三つの嵐が、屋根上から散り散りに弾け飛ぶ。

 その暴威に生身で晒される事となるヴィラン達が、明日の朝日を拝むことは無い。

 桜火が最後の一体の心臓を穿つまでに、半刻の時間もかかることは無かった……。

 

 

 

               ○●○

 

 

 

「お待たせ、桜火さん、お姉ちゃん」

 

 静まり返った広大な倉庫の中。

 忍術で産んだ炎を灯りに、探索を続けていた桜火と雪菜の背へと、雷花が合流した。

 

「遅かったじゃない雷花」

「ご、ごめんなさい。この時間でもやってる病院が遠くて……」

 

 少し当たりがキツい口調で姉に詰められ、僅かに身を縮め、訳を話す雷花。

 雪菜なりの心配なのだが、それを上手く表現できていない彼女の代わりに、桜火が別の話題に切り替える。

 

「他の人たちは、無事に帰した?」

「うん、そっちは幻術もかけて、近くの警察署に」

「なら問題ないわ」

 

 これで連れてこられた女性達は、ヴィランに人身売買されかけるという、恐ろしい今日を忘れ、少々の不可解は覚えるだろうが、平凡な明日に戻れるだろう。

 ただ、到着した時には既に『乱暴』されていた少女の、大事な部分の負った傷までは消す事は出来ない。

 隙のない無言無表情を崩さない桜火だったが、内心では、もう少し早くヴィラン共の居場所を突き止めていればという後悔が――

 

「桜火っ!」

「ッ――大きな声を、出さないで」

「じゃあ切り替えなさいよ、まったく」

 

 軽く肩を叩いて、雪菜は手に持った短刀を油断なく握り直して先頭を行く。

 付き合いがそこそこ長いが故に、ポーカーフェイスが役に立たない事が、少し疎ましく、同時に頼もしい。

 すかさずフォローに入るように、雷花が駆け寄ってくる。

 

「ごめんね、桜火さん。今日はお姉ちゃん、いつもよりピリピリしてて……」

「……無理もないわ。こんな場所で気を抜いた私の落ち度よ」

「そう? でも確かに、桐枝さんはここで、だもんね……」

「そうね。ここの調査に出たのが最後……」

 

 六道桐枝は、桜火達をも凌ぐ実力を誇るシャドウギアであり、彼女達3人のリーダーを務めていた女性だ。

 本来は別の任務に当たっていた四人だったが、根本的に人手不足なBLADESから与えられた調査に、桐枝は部下に無駄な負担はかけられないと、独りで向かっていった。

 元の任務も重要であり、自分達よりも優れた桐枝ならば問題は無いだろうと、アジトから見送ったのが――二週間前の事だ。

 

(本当に、あの桐枝が……?)

 

 海外組織などとっとと壊滅させたが、当人はまた別の任務を押し付けられ、自分達への報告が遅れていた――などと言う、希望的観測はとうに破却。

 三人とも口にはしないが、最悪の可能性は覚悟せねばならない所まで、倉庫の調査は進んでいた。

 

「他は全部、偽装用の貨物……ってことは、もう『あそこ』しかないわね」

「ええ、どうやらそのようね」

「あそこって?」

「アンタが居ないと面倒くさい所よ」

 

 小首をかしげる雷花の質問に、答えるよりも早いと二人は、最初に目星をつけていたポイントへと向かう。

 

「あ、なるほど」

 

 そこを視た瞬間、雷花はなぜ自分が居ないと面倒なのかを一瞬で理解出来た。

 

「電子ロックだね。しかも、かなり厳重」

「ええ、明らかにここだけ設備が違うのよ」

 

 全体的に古惚け、不法侵入など気にも留めないようなオンボロ倉庫の荷物で隠すよう備えられていたのは、明らかに技術が違う近代的で真新しい一角。

 

「怪しいね、どう見ても」

「頼めるかしら。ヴィランの結界ならともかく、こういうのは貴女じゃないと」

「まっかせて、桜火さん」

 

 頼りにされる事を誇らしげに、意気揚々と雷花は扉の前のコンソールに手を伸ばした。

 大多数のシャドウギアと大勢のヴィランは、どちらかと言えばオカルト寄りな超常現象を得手としており、こういったハイテク技術に関しては不得手な者が多い。

 雷花も、正直に言えば今時の十代程度の知識しか備えてはいないが――

 

「えいやっ――っと」

 

 開けるだけなら、壊してしまえば問題ない。

 特技である雷遁の術を僅かに掌でスパークさせれば、電子機器など一瞬で誤作動を起こす。

 

「よし開いた。ナイスよ、雷花」

「私たちの術では、中の証拠ごと壊れる危険があったから」

「ふふん、お安い御用だよっ」

 

 百点満点の仕事をした最年少の退魔忍と共に、隔離スペースへと踏み込み、各々の武器を構える桜火と雪菜。

 

「なんかここ、冷えるわね……空調キツすぎない?」

「無事で居てね、桐枝さん……」

「――ヴィランの気配はしないわね、電気を付けるわ」

 

 探すのは連れ去られた女性達と、桐枝の動向を明らかに出来る何か。

 待ち伏せは居ないと判断した桜火が、横目に入った電灯の物らしきスイッチを弾いた。

 

「ッッ!!?」

 

 その、行動が――

 

「なっ!!?」

「ひっ……!!?」

 

 理性が理解を拒むような、禁忌の扉を開いてしまったとも知らずに……!

 

「な、何よ、コレ……!?」

 

 一番最初に、マトモな言葉を発せたのは、雪菜。

 理解できる範疇から、暴き出された眼前の景色を処理するならば、ここもやはり倉庫だ。

 見える範囲では、証拠になるような書類や端末の類は見当たらず、ただ『何か』が部屋中に積み上げられ、適当に陳列されているだけ。

 

「こ……これ、な、なに、何なの、桜火さん、お姉ちゃん……?」

 

 次に、瞳孔を揺らしながら、縋るように尋ねたのは雷花。

 積み上げられた『箱状の物体』は、女性の手のようなモノがあり、脚のようなモノがあり、尻のようなモノがあり、それらを骨格や内臓など無視して、強引に正方形へと凝縮。

 なのに頭と丸出しのオッパイだけは原型を留め、尻穴や女性器は後ろの、のしかかるだけで簡単に突き挿入れられるような位置に面されている。

 まるで女の尊厳など微塵も残さず、人以下、家畜以下の物品として貶め辱め晒し者にするかのような――

 

「人、間の…………箱?」

 

 卑猥な箱状にされた女性達のオブジェとしか、桜火には表現できなかった。

 

「は……ハハッ、何よコレ。最低……最ッ低ね」

 

 自分達よりも若く見える子供から、同年代ぐらいの学生、家庭を持っていそうな熟女まで幅広く、大量に、ビッシリと。

 脳が理解を拒んでいた大量の物体の事を、おおよその『当たり』を付ける事で、なんとか吞み込めた雪菜の頬が無意識に吊り上がる。

 不謹慎とは責められない。これは、未知が未知で無くなった時の、安堵からだ。

 

「ヴィラン共、ほんと最悪ね! 行方不明になった人達を、殺しただけじゃなくて、こんな姿に変えてただなんて……心底理解できないし、胸糞悪い。一人足りとも生かしておけないわ」

 

 箱にされた女性達の瞳は皆、輝きを失い、微動だにせず、虚空を見つめたまま。

 まるで本物の女性を使ったような真に迫るリアリティがあったが、このような姿にされて生きていられる筈も無いため、剥製のようなモノなのだろう。

 間違いない、これはきっと、ヴィラン達が作った悪趣味な剥製。

 そう考える事で、心の平静を保った退魔忍が、根拠や確証を求めて何気なく手近な、『熟女だったのだろう一個』の突き出た大きな乳房に触れ――

 

「――ッ!? 迂闊に触らないで雪菜!」

「ぇっ――」

 

 我に返った桜火に呼び止められたが、時は既に、遅かった……。

 雪菜のか細い指が、箱女の巨乳へ無造作に沈み込んだ瞬間――

 

「ン゛オ゛オ゛ォッ!!?♡」

「ひッッ!?」

 

 物だと思い込んでいた者が、突如として眼球を裏返し、特大のイキ声を上げた!

 

「オ゛オ゛オ、イ゛ギ、イグッ、イグゥーー!!!♡♡ ほ~、んほぉぉ~、ほぉぉ~! オッパイイグッ、乳イグッ、も゛うイギだぐっ、んおおぉぉぉ~~~~~!!!♡♡」

「あ……うぁ……!?」

 

 発狂。

 もはやそう言い表すことしか出来ないほど浅ましく、惨めで、凄惨にイキ狂う熟女の肉箱が、唯一自由に動かせる首を仰け反らせ、無様な舌出しオホ声を倉庫内に響かせる……!

 少し触っただけ所か、手を咄嗟に引っ込めたのに、常軌を逸したアクメに喘ぎ苦しむ犠牲者へと、かける言葉も、してやれる事も分かるはずがなく――

 

「おっ♡ イッ……逝くっ……たずげであな……た……――――」

 

 そうして雪菜と桜火が呆然としていると、肉箱はやがて電源か切れた玩具のように……再び虚空を見つめ、ピクリとも、動かなくなった……。

 

「なによコレ――どうなってるのよ桜火ぁ!?」

「わっ……私が知る訳ないでしょう!!!」

 

 あまりに悍ましく、ショッキングな光景は、戦士として幾つもの修羅場を潜り抜けて来た二人をしても、平静を保つことなど出来ず、声を荒げ合ってしまう。

 

「生きてる……!? 嘘でしょ、この人達、みんなまだ生きてるの!?」

「分からない……この人達、そもそも元は人間……? ヴィランの能力……? まさか私達は知らない間に幻術に……!?」

 

 異常事態中の異常事態に、自分達が何をすべきかすら見失い、困惑し続けることしか出来ない少女達……。

 

「ら、雷花……平気? 落ち着きなさい、大丈夫よ、お姉ちゃんが一緒に付いてるから……」

 

 そんな中でも、先程から終始無言で動かない妹を気遣い――どちらかと言えば、縋り寄ったと言うのが正しいが――背中から彼女の肩を抱いた雪菜の、

 

「お、お姉、ちゃん……」

「そうよ大丈夫。問題ないわ、こんなの元凶のヴィランさえ倒せば、きっとみんな元通りに」

「あ、あそこ……っ!」

「えっ……えっ?」

 

 視線が、震える雷花の指先に、合わせられた。

 雑に積み上げられた肉箱たちの、一つ。

 ふわりとしたウェーブのかかった紫のセミロングに、他とは一回り以上違う、下に積まれた肉箱の顔が埋もれ隠れてしまう程のボリュームに見合う乳輪から、乳首をビン♡ と尖らせたデカパイ。

 そして一人だけ、まるで口を利けなくするように、わざと唇を不細工に窄めるような形で固定したディルドを咥えさせられた……とても、馴染み深い、自分達を、いつも微笑みながら見守ってくれていた――

 

「あそこに、居るのって……!?」

「嘘……うそでしょ……こ、この人……」

「そんな――桐枝ッッ!!!」

 

 先輩シャドウギア、六道桐枝の余りに変わり果てた姿が、そこにあった……!

 

「手伝って雪菜、雷花ッ!」

「ぁ……りょ、了解!」

「う……うん!」

 

 茫然自失となっていた姉妹に活を入れるように叫び、飛び掛かるように積まれた肉箱に手を伸ばし、

 

「ひぎぃ!?♡」

「ごめんなさい、ごめんなさいっ……すぐ貴女達も助けるからね……!」

 

 やはり触れただけで、アヘ顔悶絶する他の肉箱を上から退かしながら、

 

「ごめんなさい、桐枝さんっ!」

「少し、我慢して……!」

「――ぶもっ!!?♡」

 

 なんとか桐枝を取り出して、床へと降ろすことに成功する。

 

「んもッ、んぐもぉぉぉ~~~~~~~~!!?♡♡」

「き、桐枝……さん……」

 

 ベテランのシャドウギアと言えど、襲い来る狂悦には耐え切れないのか。

 意識を取り戻した瞬間、いつもの余裕ある大人の態度など微塵も残さず吹き飛んだかのように、髪を振り乱しながら何かを叫び訴え続ける箱桐枝。

 

「ひ、酷い……酷すぎるよ、こんなの……!」

 

 しかも、桐枝はBLADESだからだろうか。

 それぞれの面には『イキり敗け豚』『年増ユルマン』『中古品www』などと、心無い罵倒が卑猥な落書きと共にビッシリとペン書きされおり、淫口とお尻には、穴が張り裂けそうなほど極太のディルドが深々と根元まで捻じ込まれている。

 

(……許せない……ッ!)

 

 大切な仲間をここまで辱めた連中に、食い縛った奥歯が砕けそうなほど憎悪の炎を滾らせる桜火だったが、それでも表面上は平静に、冷酷に、やるべき事だけ頭に残して実行する。

 それが今、目の前に鎮座する桐枝から教わった、忍びの戦い方だった。

 

「教えて桐枝、いったい何があったの?」

「んぷおぉ♡」

 

 桜火は手にした武器で、固定具を斬り、ディルドを引き捨てて尋ねる。

 二人からは冷血漢でも見るような眼を一瞬向けられるが、彼女の行動は正しいと論理的な部分で納得して、無言の同意を得た情報収集は、

 

「けほっ♡ んぉ、あ、貴方達っ、ら、らめっ!♡」

「落ち着いて桐枝、助けにき」

 

 

「らめっ、早く――ここから逃げてぇぇぇぇぇ!!!」

 

 

「……えっ?」

 

 桜火、雪菜、雷花の命運尽きる、致命的な失敗をもたらしてしまった……。

 

「桐枝さん、何をっ……!?」

「そうだよ! もう敵は全部やっつけ――」

 

 ブービートラップ、という罠がある。

 撤収した戦地などで、後からやって来る敵兵を陥れるため、彼らが手に取って興味を引くような物品に爆弾などを仕掛けておくという狡猾な罠だ。

 今回の場合、やって来た敵兵は桜火たち。

 興味を引く物品は、肉箱にされた桐枝。

 そして――

 

「なっ!? 扉が閉まった!?」

「う、うそ、まだシステムが生きてっ!?」

 

 仕掛けられた爆弾は、

 

「ごぷっ!♡ は……はや……口っ、鼻をんぐぷっ!!?♡×」

「桐枝、何を――」

 

 

「ぐぷげええぇぇぇぇぇぇぇぇぇ~~~~~~~!!!♡×☆」

 

 

 桐枝という箱の中に、大量に詰められた猛毒であった……!

 

「き、桐枝さんっ!!?」

「きゃぁぁぁぁぁ!!?」

「くっ!!?」

 

 一瞬、小動物のように頬がパンパンに膨らみ、それでも堪えようとした弊害か、鼻からまで液体を噴き出し、せっかくの美貌を間抜けアヘ面で台無しにしながら、ビチャビチャビチャ♡ と、止めどなく毒を吐しゃ。

 桜火は反射的に口元を塞いだが、ドギヅいショッキングピンクの原液が、ゴポゴポと泡を立てて床に広がり、靄となって室内に広がり、吸い込んだ者達の全身に、

 

「けほっ!? こっ、これは――んんっ!?♡」

 

 甘い痺れを誘発する媚毒として、広がっていった……!

 

「し、しまったぁ……♡」

「ヤバッ、これシャドウコアでも中和しきれて……んひっ!♡」

「や、やだよぉ……か、身体、勝手に、熱くっ……ぅぅぅ!?♡」

 

 未だに桐枝の口と鼻から垂れ流される毒は、僅かに呼吸器に入れるだけでも、神経に甚大な影響を及ぼす猛媚毒。

 頬を紅潮させ、爆音で高鳴り始めた心臓を鎮めるように、内股や腕を絞るように身を捩る桜火たち。

 ボディスーツからは、ぷっくりとフル勃起した乳首とクリが浮き上がり、下の口からはさっそく愛液が湿り滴り始めていた。

 

「桐枝はっ……これを、伝えようと……!♡」

「ごぺごぷっ♡ ぶべっ、ごぶべぺッ!♡ んぶげぇ!♡」

 

 もはや溺死寸前といった有様で打ち震えながら、完全に媚毒タンクと化した桐枝を責めることはできない。

 こうなっては犠牲者や桐枝の救出どころではなく、一刻も早くこの毒ガス室と化した隔離倉庫から脱出しなくては。

 意識を蝕む混濁と、子宮の内側から突き上げてくるような誘惑を、気力を引き絞って振り払い、桜火は行動指針を固める。

 

「扉……扉をっ……♡」

「そう、そうね――私がヤるわ、桜火っ!」

「雪菜っ!」

 

 弾け飛ぶように、閉ざされた出口へと駆けた雪菜の背中を、頼もしく桜火は見遣った。

 この隔離スペースには他に窓などは無く、脱出するには扉をぶち破るしか、もう道は無い。

 それを言葉にせずとも行動に移してくれた、死地を何度も共に潜り抜けた仲間の、

 

「任せなさい、この十乃川雪菜の――」

 

 

「『本気お下劣オナニー』で、道を斬り開くわっ!♡」

 

 

「…………………は?」

 

 ……まったく意味の分からない啖呵に、桜火の思考は、完璧に凍り付いた。

 

「見てなさいよ、このチンポ抜きに特化して育ったデカチチと、スーツ越しでもシコれるクリチンポでっ……♡」

 

 至って真面目に、真顔で、それがこの窮地を脱するのに必要不可欠といった口ぶりで。

 黒いピッチリスーツ越しに、持ち前の巨乳の先端に浮かんだ乳首と、ガバっ♡ と恥ずかしげもなく開いたガニ股に浮かぶクリを、共に指先で摘まみ――

 

 

「んおおおぉぉぉぉぉーーーーーーーーー!!!♡♡」

 

 

扉の前で、雪菜は、本当に雄叫びを上げながら恥部をこねくり回す、本気お下劣オナニーを敢行し始めた!

 

「おぉお~♡ ど、どう!?♡ これがっ、BLADESの退魔忍である私の本気っ♡ 本気オナニー!♡ 乳首オナっ、チクニーでは、そうそう右に出る者はいないんだからぁ~!♡」

 

 意味も意図も理性も、まるで感じられない。

 乳首をシコシコシコ♡ と指先で擦り続け、クリをもぎ取りそうなほどピーン♡ と引っ張りながら、聞くに堪えない淫語を撒き散らす、もはや狂人でもやらないような淫行に耽り続ける雪菜……。

 

「ふぐぅぅ~~!♡ チチクリイクっ!♡ メスの大事なとこ、恥知らずにシコりまくるのイイっ♡ んお゛お゛ッ、オホ声出るぅぅ……このまま最ッ低のお下劣アクメキメてやるんだからぁぁ~~~!!♡♪」

「――お……お姉ちゃん、だめぇ!!!」

 

 そんな痴態をもう見ていられないと、雷花が飛び掛かるように、腰をヘコヘコッ♡ と振り回し始めた雪菜へと向かう。

 獲物であるヌンチャクを取り出し、一刻の猶予もないと力任せに握り締めたソレを――

 

「オゴォッ!!?♡♡」

 

 メリメリメリィ!♡ と、姉のケツ穴へ、一切の躊躇なく捻じり込んだ……!

 

「ほごっ、お゛っ……お゛ッ♡ らい、か……!?♡」

「もう、駄目だって――オナニーなのに、ケツマンコががら空きだよぉ、お姉ちゃん♡♪」

「お゛っ――オ゛ッホオ゛オオォォォォォォーーーーーーーー!!!♡♯☆」

 

 妹の太く長いヌンチャクでアナルを破壊された雪菜の眼球がグルンと裏返り、自分の乳首とクリを力任せに引き延ばし、総身を末期の虫のように激しく痙攣させながらの、マジイキオホ声大絶叫。

 

「すっごーい♡ 流石お姉ちゃんのケツアクメ、本気汁ドバドバ出して、屠殺される豚でもそんな声出せないよぉ♡ 尊敬しちゃうなぁ……♡」

 

 マン筋から、鉄砲水の様に潮を床へ叩きつける憧れの姉に、陶酔しきったメスの笑みを浮かべる雷花……。

 彼女もまた、正気を失っているのは明らかであり、

 

「はぁ、はぁ……♡ そんなガンギマリ昇天アクメ見せつけられちゃ、ぼ、ボクももう、我慢できないぃ♡」

 

 ホットパンツ状のスーツの尻部分を自ら破き、ヒクヒク♡ と期待に窄んだアナルへと、もう片方の先端を当てがい――

 

「ン゛ッッッ!!♡☆ ほおおおぉぉぉ~~~~~~!!♡♡」

 

 ヌンチャクをアナルディルドにした、敵地での任務放棄オナニーをおっ始めてしまった。

 

「はぅうぅ~~~♡ ヤバッ、敵地オナニー凄いぃぃ♡ おケツ丸出しにして、ドスケベな声出しながら武器でケツオナしちゃってるよぉぉ~~~♡♪ 見つかったら終わるっ♡ 絶対ブチ犯し殺されて人生終わるのにっ♡ ケツマンホジホジする手が止まんないのぉぉぉ~~~~~!!!♡」

 

 まるで交尾中の雌犬のように這いつくばり、一心不乱に自分のケツ穴をほじくり返し、舌を放り出してマン汁と涎を垂らしまくる雷花の浅ましい姿……。

 信じていた仲間二人の、突然の乱心。

 何が起こってしまったのか欠片も理解できず、桜火は戦慄を隠せないまま、呟く。

 

「せ、雪菜、雷花……ど、どうして……?」

 

 眼前で突如、意味すら理解しきれない単語を口走りながら自慰し始めた姉妹の謎。

 それを解くためのヒントは既に、桜火の脳細胞をも蝕んでいた……。

 

「どうして急に、完全降伏自殺オナなんか……――ッッッ!!?」

 

 全くの無意識に、まるで常用しているかのようにスッと口から飛び出した、信じ難い淫語。

 

「な――なに、これっ? いやっ、知らないっ、だって、私たち退魔メス畜忍は、鍛えた身体でみっともなく無様に媚びて媚びて媚びまくって、ヴィラン様のために犯し潰され、アヘ顔晒して死ぬとこ晒して満足して頂くのが使命でっ♡ ……そんな訳、ない! そんな訳、これ、まさかぁぁ…………!!?」

 

 そう、今三人の若き退魔忍を蝕んでいるのは、ベテラン退魔忍の体内に詰め込まれていたのは、神経毒。

 それも一般的なソレとは異なり、この毒は脳細胞を犯し、卑猥な情報を流し込み、常に子宮を疼かせ発情させる――女を雌奴隷以下の性玩具へと陥れる、致命的な猛毒だった!

 

(まさか……こんな、こんな最高のっ……♡ くっ! 最低な罠が仕込まれてたなんて……!)

 

 桜火だけ症状がマシなのは、咄嗟に口元を塞いだからに過ぎず、その程度の防備では毒を中和しきれる訳もない。

 

(どうする……! やはり急いで、私も雪菜たちと一緒に、扉の前でオスチン媚びをっ――ええい、鬱陶しい!)

 

 いちいちマトモな思考を狂わせる卑猥な妄想に、集中力を搔き乱されながらも、武器である一対の釵を取り出して構える。

 

(今はとにかく、ここから脱出するッ……!!)

 

 身体中に力を漲らせ、釵に最も得意とする炎の忍術を纏わせる。

 

「邪魔、退いてッ!!!」

「んぃい!?♡」

「はぅう!?♡」

 

 そのまま、扉の前でイキ狂う二人を強引に背にやり、

 

「加速式殲滅爆炎走(ブラスト・グラインド)ッッ!!!」

 

 桜火の必殺技が、豪炎を巻き上げ、鋼鉄の扉を紙屑のように吹き飛ばした!

 鉄がひじゃける爆音や、毒と共に、隔離スペースの入口から黒煙が立ち昇る。

 

「よしッ!」

 

 これで退路は確保できた。

 あとは急いで二人と桐枝を連れ出し、バックアップに務めているエージェントと合流できれば――

 

「ほぉ~、なにが『ヨシ』なんだぁ?」

「ぁ……?」

 

 などと言う、甘い見通しは、一瞬のうちに打ち砕かれる事になる……。

 

「よう、ご苦労さん。正義のイキりメス豚ちゃん共」

「そん……なっ……」

 

 扉を開いた先に待っていたのは、希望などではなく――ガスマスクを付けたヴィランの群れ。

 全滅はフェイクで伏兵を潜ませていた事といい、仲間の桐枝に毒を詰め込んでいた事といい、自分達は始めから罠にかけられていたのだと、桜火が悟るには充分過ぎる証拠たち。

 

「へっへっ、充分天国は見ただろう、ええ? 次は地獄へ、ご招待だ」

「…………………」

 

 ボキボキと指を鳴らすヴィラン達の嘲弄される桜火だったが、武器を構えたまま不動の姿勢を崩さない。

 それは、絶望的な状況でも決して戦意を失わない、気高き退魔忍としての誇り――

 

(あ、あれは……チン……ポっ……♡)

 

 では、なく。

 その視線はたった一点――ズラリと並んだ、ヴィラン達の股間からそそり立つ、勃起した男性器に注がれていただけであり、

 

(ほ、ほぉぉ……チンポ、生チンポ、チンポチンポおチンポ♡ すごっ、あんなに沢山、パンパンに勃起して……んおおぉぉ~~~~~♡)

 

 グロテスクな形状と大きさ、むせ返るほどの性臭は、汚染された桜火の脳神経に響き渡り、彼女を律していた最後の枷が今まさに、壊れかけようとしていた……。

 

(は、早く媚びなきゃ、キスしてフェラして生ハメしてっ、無責任射精で孕んで♡ 産みまくって用済みになったら命乞いチン媚びで、最後の最後までヴィラン様のためにご奉仕しながらクッソ無様に殺――)

「なに見てんだよ、オラァ!」

「ぶげぇえッ!!?♡」

 

 大量のチンポを前に、犯し殺される妄想でだらしなく弛んだド淫乱の頬へと、容赦ない鉄拳が叩き込まれる!

 可愛らしい顔面を変形させ、桜火の小さな身体は、殴られた衝撃で簡単に宙を舞い、

 

「ふぎゃあ!?♡」

「あぐぅう!?♡」

 

 扉が開いている事すら気付かず、まだオナっていた姉妹を巻き込んで、地面に投げ出された……。

 

「へっ、へひっ!?♡ ヴぃ、ヴィラン様っ!?♡」

「ほ、ほんとうに……見つかっちゃったぁぁ~~……♡」

「な、何やってんの雷花っ!? メス畜の分際で頭が高いわよ、早くっ、早く!」

「は~い♡ 私たちの姉妹穴も命も、ヴィラン様に全部捧げちゃいま~す♡」

 

 ケツにヌンチャクが刺さったまま、そそくさと神でも崇めるかのように心から土下座する姉妹に、戦意など残っているはずもない。

 

「ぶぐっ……あがぷ……ぶくぷくぶぐ………♡♡♡」

 

 仲間だった二人に放置され、床に散乱していた毒溜まりに顔から突っ込んだ桜火のガニ股から、瀕死痙攣と連動してイキ潮と失禁がブレンドされた、完全敗北のメス汁が垂れ流される。

 こうして三人の影は、無様に敗北し、歴史の闇へと溶け消え逝く末路を辿る事となったのだった……。

 

 

 

                ○●○

 

 

 

(ぅ……ここ……は……?)

 

 鳴り響くような低音に揺さぶられるような中。

 桜火が意識を取り戻した先で広がっていたのは、真っ暗闇に閉ざされた場所であった。

 

(暗い……いえ、これは目隠し……?)

 

 自分の眼に何かが張り付いた感覚を与える、暗闇の理由。

なぜ、こんな物を付けられているのか、桜火は覚束ない意識を過去へと手繰らせていき――

 

「ッッ!!!」

 

 自分達が、どれほど無様で屈辱的な敗北を喫したのかを、鮮明に思い出した……。

 

(わ、私たち、ヴィランの前で、あんな、あんな変態みたいな……ッッ!)

 

 思い出すだけで頭が爆発しそうになるほどの激怒と羞恥が沸き起こり、今すぐにでもアレを見た者を全て消してやりたい衝動に駆られるが、

 

「くっ、身体が動かない……!」

 

 首から下がまるで言う事を聞かない。

 目隠し、拘束、放置。

 あの後、敵に捕らえられ拘束されてしまったのだと察するには余りある状況証拠の数々。

 

(この音と揺れは――恐らく、停泊していたヴィランの船の中ね……!)

 

 状況は極めて最悪だが、それでも目の前の現実を直視しない事には、何も始まらない。

 

「雪菜ッ! 雷花ッ!?」

 

 声を張り上げて、まずは仲間達が近くに居るのかを確認する。

 自分とは別の部屋に居る可能性や、もう始末されてしまった可能性……そしてまだ、『正気』を取り戻せていない可能性は、多分にあったが――

 

「桜火……? その声、桜火も居るのね!?」

「桜火さん! よかったぁ……」

「二人とも……!」

 

 どうやら、三人纏めて同じ部屋に、それもかなり近くで拘束されている様だった。

 

「その、二人とも……もう大丈夫、なの?」

 

 そこには、かなり言葉を選び、出来る限り傷を掘り返さないように気遣ったニュアンスが含まれていたが、

 

「もう? ええ、私たちは大丈夫よ」

「うん、二人とも目隠しされてて、首から下は動かないんだけど……やっぱり桜火さんも?」

「えっ……? あ、ええ、私も同じよ」

 

 二人とも緊迫感こそ滲ませていたモノの、あれだけの事をさせられながら平然としている風に思える桜火の脳裏に、猛烈な違和感が走り……

 

「……二人とも、どうして捕まったか、覚えている?」

「どうしたのよ、桜火。そりゃ……ええ、最悪だったわ。まさかヴィラン共、桐枝先生をあんな風に……!」

「お姉ちゃんもボクも、変な臭いを嗅いでからの記憶が無くて……桜火さんは、何か覚えてる?」

「記憶が、ない?」

 

――『本気お下劣オナニー』で、道を斬り開くわっ!♡

――ドスケベな声出しながら武器でケツオナしちゃってるよぉぉ~~~♡♪

 

 ……あの事を、本人たちが覚えていないというならば、その方が間違いなく幸せだろう。

 

「――そう、私も似たような感じよ」

 

 桜火は、未だ鮮明に思い出せる『その後』を、永遠に口外しない事を決めた。

 

「とにかく、無事でよかったわ」

「そうね、早くこんな所から脱出しないと」

「救援も期待できるか、分からないもんね」

「ええ、そのためには――」

 

 この拘束を、どうにかして解かねばならない。

 

(首から下の感覚が無いのは麻酔? フォース・ダガーで拘束具を斬っても、動けないなら捕まっているのと何も変わらない……)

 

 忍の基礎として、あらかたの縄抜けは履修している桜火達であったが、今回の状況はそのどれにも該当しない不測の事態だ。

 引力で、首がしな垂れる感覚はある――つまり、

 

(立たされた状態で拘束されている事だけは、間違いないのだけれど……)

 

 たったそれだけのヒントでは、桜火でも脱出はできず、雪菜と雷花も同じなのだろう。

 

(不味いわね……これは)

 

 絶体絶命の文字が、脳裏を過ったその瞬間――

 

「う~っし、休憩開けもテキパキ仕事すんぞお前らぁ」

『オッス、船長!』

「ッ!?」

 

 扉が開け放たれ、大勢の無造作な足音が室内に入り込んできた。

 

(船長? やはりここは船の中、仕事? 大勢で私たちに何を? くっ……!)

 

 とにかく、このままだと不味い。

 無言無反応を貫くか、苦渋の選択ではあったが、

 

「……仕事をするなら、この拘束を解いてくれたら退くけど」

「おぉう? 意識があるのか、シャドウギアはタフだねぇ」

 

 ここは、情報収集と時間稼ぎに徹するべきだと、ぼやくように口を開く。

 

「伊達に鍛錬してないの」

「おーおー、前の乳と態度が無駄にデカいオバサンもそうだったが、俺達のために辛い修行に耐えてくれるなんて泣けてくるなぁ、お前ら?」

『涙が出ます、船長!』

 

 謎のチームワークを発揮する船長と取り巻きに辟易しながらも、着実に現状は明らかになってくる。

 

「やはり貴方達なのね、桐枝をあんな――あんな風に、したのは」

「お! 気に入ってくれたか、俺達のアートは」

「アート……ですって?」

 

 仲間であり頼れる先輩だった桐枝への仕打ちを、言うに事欠いて芸術と評した悪鬼に、口を閉ざしていた雪菜が食って掛かる。

 

「おうよ。俺らの仕事は、大人しくチンポに媚びてりゃいいのにイキがる女って生物を、誰のオチンチンにも優しい無害な芸術に加工する――いわば慈善事業って奴よ」

「そんなの、どこが慈善事業なのさ!」

 

 このあんまりに身勝手な物言いには、流石に雷花も黙って居られず口を挟む。

 静聴している風に見える桜火の額にも、何本もの青筋が浮かび上がっていた。

 

「なるほどね、よく理解したわ。貴方達が、百害あって一利なしな屑共だってことが」

『んだとぉ、船長ぉぉ……!』

「ほれ見ろ、お前達メス共の相手を尊重しないヒスな言動に、うちの子分たちのハートはズタズタだ……」

 

 気色悪い声色で船長と呼ばれるリーダーに泣き縋る子分たちと繰り広げる茶番に、桜火は腕が動くなら額に手を当てて、深いため息をついて居ただろう。

 

「ふん、この拘束具を解いてくれたら、今すぐにでも全身ズタズタにしてあげるけどね!」

「雪菜っ……!」

「ほぉ、それは興味深い?」

 

 完全に頭に血が昇った雪菜の挑発に、事を急き過ぎだと桜火が窘めるが、

 

「では、どうやるのかお手並み拝見といこうか」

 

 船長は特に憤ることもなく、興味深いといった様子で、部下に桜火達の目隠しを外させた。

 開けた視界の先には、取り巻きに囲まれた、眼帯を付けた船長と思しきヴィランが自分達を見下して――

 

「……え?」

 

 その瞬間、吐き気を催すほどの悪寒が、桜火の全身を駆け巡った。

 かかる重力から想像するに、『立っていた状態』で拘束されていたはずなのだ。

 なのになぜ、相手はこちらを『見下ろし』ており、こんなにも床が顔に近いのか……?

 その答えは――

 

 

「箱になった、その状態でな」

 

 

 四角形の異形に加工された、自分達の肉体が物語っていた……!

 

 

「ひ――イ、いやあぁぁぁああぁぁぁぁぁーーーーーーー!!!」

 

 

 冷静沈着で気丈な桜火の口から悲鳴が引き絞られ、部屋中に響かせたのも無理らしからぬ――絶望。

 

「うそ、うそうそウソ嘘うそうそ、こんな、私の身体っ、こんなっ……!!!」

「ど、どうなって、身体どうなってるのコレぇぇぇ………!!?」

 

 雪菜と雷花も、自分達の肉体に襲い掛かった異常極まる変化に、敵前だろうと錯乱しながら狼狽えるしかない。

 先の桐枝や犠牲者達と同じように、魅惑の裸体を強引に四角形の箱状に凝縮し、顔や乳、マンコや尻穴といった性処理具だけは差し出すように突き出た、身動き一つできない女の肉箱。

 合意も覚悟も無い内に、そんな異物へと、シャドウギアの女戦士たちは成り果てていた……!

 

「も、戻してッ!! 戻しなさい! 今すぐに、私たちを、元にッッ!!!」

 

 もはや余裕の欠片も無い。

 必死の形相でヴィラン共に吼える桜火だったが、無様過ぎる今の姿では、凄みなどある訳もなく、ひたすら滑稽なだけ。

 

「んだよ、俺たちをズタズタにするのは、もう良いのか?」

「良い訳ないでしょ! 殺すッ! アンタ達だけは、絶対に殺してやるんだからッ!」

「ほう、じゃあ早速、『始め』ようぜ」

「はぁ!? アンタ、なに言って――」

 

 こんな何もできない状態で、なにを始めるというのか?

 雪菜のそんな甘っちょろい認識ごと、船長の足先が、

 

「オラァ!」

「んぎゃぃッッ!!?」

 

 床に垂れ落ちていた彼女の右乳を、横から思いっきり蹴り上げた!

 足先が深くしずみ込み、デカ乳をサンドバッグの様にくの字に変形させ、短い悲鳴を上げて横転する雪菜……。

 

「イいぃッ――ま、待って! ちょっと待って! こ、こんな、こんな姿のままじゃ無理、無理に決まってるでしょ!? 何にもできる訳……!?」

 

 ガードや防御どころか、横転してしまった自分の身体すら、元に戻せない。

 こんな有様で、戦闘など夢のまた夢であったが、

 

「どうしたんだよ、拘束具を解いたらズタズタに出来るんじゃなかったのか? もう何にも付けてねぇぞ、あぁ!?」

「ひぎいィィ!!?」

 

 船長は、箱から飛び零れた乳首を、何の呵責も遠慮もなく踏み潰す。

 

「いっっ、イ゛いぃ~~~~~……!!? あ、足どけっ、あし退けっ……! 潰れるっ、ぢっ、チクビ潰れるぅぅーーーー!!!」

「さっきまでの威勢はどうしたぁ! オラオラオラぁ!」

「ぐべッ! んギッ!? いだっ、ま゛ッ、や゛めっ、おねがっ、おごっ、あぎいいぃぃ~~~~!!?」

 

 何一つ纏っていない雪菜の顔を、乳を、側面を、底面を、何度も何度も罵倒しながら足蹴にしていく。

 美しい頬を蹴られ、張りの良い乳房を踏みにじられ、肌には痛々しい跡がくっきりと残るほど激しい暴行を加えられ――

 

「ホゴッ、ぢぬ、ごれほん、ぢ、ぢんじゃ――オ゛ッ……! ン゛オ゛ッ…………――」

 

 多くの男を振り向かせてきた美貌が台無しになるほど顔がパンパンに腫れ上がり、もはや物理的にも体力的にもマトモに前が見えなくなってきた所を、

 

「最後は、ここだオラァッ!」

「お゛っ」

 

 トドメの一撃が、いつでもチンポを挿入れくださいと自己主張する生娘マンコにぐじゅり♡ と、エグい音を立てて突き刺さる……!

 

「ン゛ オ゛オ゛オ゛ォォーーーーー!!! マンゴぢぬううぅぅ~~~~~~~……♡×#」

 

 こうして尊厳も性器も破壊された雪菜は、メス牛よりも野太くみっともない嗚咽を垂れ流し、ボコアヘ顔を不細工に引き延ばして、戦士としても女としても完全に終わった屈服失禁を垂れ流したのだった……。

 

「ほっ、ほげっ……げ……げごぇ……♡」

「へっ、イキるだけイキッておいて、もうアヘくたばりやがった。やっぱシャドウギアなんぞ大したことねぇと思わねぇか、お前らっ?」

『クソザコも良いとこっすね、船長!』

「――この…………もの」

「あん?」

 

 そんな戦闘とも呼べるわけのない、一方的なリンチを目の当たりにし、震えた声で一体感ある返事に食い下がったのは、

 

「この卑怯者ッ!!!」

 

 血肉を分けた姉を眼前でいたぶられた、雷花だった。

 

「お前達、あんな無抵抗な相手に勝ち誇って、恥ずかしくないの!?」

「いんや? むしろ、あんな人生終了レベルの痴態晒してるあっちの方が恥ずかしくねぇか?」

「……ほ、ぎょ……ぇ……♡」

 

 ピクッピクッ♡ と、箱状の身体を痙攣させ、ガバガバになったマン穴を自力で閉じる事もできず、文字通り転がされたボロボロの箱……。

 しかしそれは、こんな姿にされても、物おじせず、勇敢に敵に屈しなかった証だと雷花は誇らしくすら思う。

 

「負けない……!」

「なんだと?」

「たとえ何をされても、どんな姿になってもボク達は屈しない! 殺されたって、絶対に屈するもんかッ!!」

 

 悪に負けない志だけは、決して最後まで失わない。

 若く未熟で非才でも、たとえここで朽ち果てるのだとしても、シャドウギアとしての確かな誇りが、雷花の小さな胸に瞬いていた。

 

「ほう、何をされてもって言ったか? 言ったな?」

『確かに言いました、船長!』

「ようし、お前らも聞いたな! えらいぞ!」

『へへっ!』

 

 だが、そんな強がりは、時として自らの末路を哀れなほどに辱める……。

 憧れの男に褒められ、小恥ずかしそうに照れる部下たちへと、

 

 

「褒美だ、この黄色いのと汚ねぇ青いのは、お前らにくれてやる!」

『おおーっ!』

「へっ……?」

「仲良く喧嘩せず――好きにブチ犯しな!」

 

 

 雷花と雪菜への、使用許可を下したのだった……!

 

「よぉし、整列だ! 船長の言う通り、一列に並べぇ!」

「ひっ……!?」

「お゛っ…………?」

 

 そそくさと列を作り、それぞれの先頭に立ったヴィラン達が、クレーンのアームの様にガッチリと側面を抑え、覆いかぶさるように体重をかける。

 こんな形にされても、それが当たり前のように違和感を覚えなかった肉体が、悪臭が籠った大質量と、股座で怒張する圧倒的な存在感に、打ち震える。

 

「ふー! ふー! く、屈しないぞ……こんな、こんなのに、ボク達は……!」

「ほ~……ひゅ~……?」

 

 自分の膣口に亀頭が押し付けられた感触を前に雷花は、息荒く、歯を食いしばりながら、最大限の嫌悪感とプライドで己を奮い立たせていたが――

 

「おぎゅう!!♡♯」

「ぶひゅっ!!♡♪」

 

 一気に根元までマンコを打ち抜かれた悦楽は、覚悟で防備したはずの箱体が、たった一突きで呆気なく達するほどのアクメを、脳へと叩きつけて来た……。

 

「ふっ、ふぎゅぅぅぅ~~~~~~♡ う゛っ♡ ふうぅ~♡ んっ、うお゛おぉ~……♡♯!」

 

 本人はそれで絶頂を堪えているつもりなのだろうが、見開いた眼球をぐるんとアヘらせ、膣内をギュウギュウに締め上げる有様では、下品な余韻アクメにしかなっていない。

 チンポで捻じ広げられただけで、割れ目からドバドバと垂れ流される本気汁の洪水が、その証だ。

 しかも、雷花の変調は重度の発情だけに留まらなかった……。

 

「ち、チンポ……ヴィランのオチンポすごっ♡ 太さも長さもえっぐぅぅぅ……うっ!?♡」

 

 下品に口角を吊り上げ、倒錯しきった箱化セックスを歓喜してしまっていた……自分に、雷花は戦慄する。

 

「あっ、あぁぁぁ……いやっ、またおかしくなる……! な、治ってなかったの……!? 頭の中、また変態チン媚びワードでいっぱい……ひっ!? ひやぁぁぁぁぁぁーーー!!?」

 

 倉庫での記憶がない――というのは、雷花の嘘。

 姉を襲い、自らもケツマンコをほじくり返してイキ狂った挙句、ヴィランに犯してくれと土下座して頼み込むなど、シャドウギアどころか女として、今すぐ首を吊りたいほどの失態と悔恨と屈辱。

 それらを、記憶が無かったことにして自己防衛を図った雷花を、責められる者はいないだろうが――

 

「オラッ、ブツブツ言ってねぇでもっとマンコ絞めろっ!」

「あひいぃぃ!!♡ す、すみません、ユルマンもっと絞めつけさせて頂きますぅ!♡」

 

 四角いケツを引っ叩かれ、ずっぷずっぷ♡ と膣穴をピストンされる度に、そんな事はどうでもよくなるほど、ヤク漬けにされた脳が淫乱メス豚と化していく……。

 

「ど、どうですかぁボクの正義オマンコ♡ 普段から鍛えて、お、お前たちヴィランと戦うためにぃ……ボロ負けして敗北レイプされるために積んだ無駄努力♡ もっと、もっと激し、くっ、屈しなっ、屈しないぃ……まだまだ全然屈しないからっ、ハメ殺すつもりで雷花のぜんぶ、台無しにしてぇぇ!!♡」

 

 そこまで言われれば、下手な加減など不作法というもの。

 メス豚の屠殺懇願に応えるべく、ギンギンに硬さを増したペニスで、目の前の箱穴をぶっ壊すべく突き上げていく。

 

「おっ!♡ お゛っ♡ ん゛お゛おぉぉおおぉぉーーーーーー!!!♡♡」

 

 何度も脳天を直接ぶっ叩かれるような絶頂の波に、アヘりながら口を窄め、野太い声で膣を痙攣させる姿は、活動的な外見で三人の中では一番幼さを残していた雷花からは、想像も付かないほど淫らで無様。

 正気もプライドも女も蹂躙されながら、しかし――。

 

「まっ、まだ、負けない、ボクは負けないぃぃ……♡」

 

 雷花の心は、未だに折れてはいなかった。

 歯を食いしばって正気に縋りつく彼女を支えるのは、隣で同様に、自分と同じ苦境に晒され犯されている姉の存在……

 

「お゛っ……♡ ぐぉ……♡ んひぃぃ♡ んひいいぃぃぃぃ……!!♡」

 

 誰よりも憧れた退魔忍たる、雪菜の存在だった。

 

「お゛っ、お姉ちゃんも耐えてっ、耐えてるんだ……! ぼ、ボクも、この、こんなマン穴処刑ぐらいでぇぇぇ……!♡」

 

 追いかける背中の前で、不甲斐ない姿は見せられない、見せる訳にはいかない。

 何もかもを凌辱されても、最後の矜持だけは汚さない。

 ブシュ♡ ブシュ~♡ と、本気汁をピストンされる度に噴き、アクメ漬けに狂いながらも、未だ最後の一線だけは堅牢を保っていた。

 だが……その憧憬の価値は、雪菜にとっては、どれ程のモノなのだろうか?

 

「ふぎっ♡ んぎっ♡ お゛っお゛っお゛っお゛~~……♡」

 

 ほぼ気絶したような状態で、されるがままブチ犯されていた雪菜――その前面に、ヌッとごん太な肉棒がそびえ立った……。

 

「ぁぇ……?」

 

 横にされた状態で、ゆっさゆっさとスケベに揺れていたデカパイを絞るように両側から鷲掴みにされ、チンポの亀頭を乳首に突き立てられる。

 そして――

 

「ホぎょご!!?♡×」

 

 乳穴を肉槍でぶち抜かれ、肉箱から間抜けな悲鳴が漏れ出した!

 

「ふんぎょおおぉぉぉぉーーーーー!!!♡♡ オ゛ー!♡ お゛~♡ んッほお゛お゛ぉぉぉーーーーーー!!!♡×☆」

 

 滑稽なほど箱肉をビクつかせまくり、パイ穴に腰を打ち付けられ、最高潮のオホ声をあげて膣を出鱈目に締め付けまくる雪菜。

 乳を犯すという常軌を逸した性交がもたらす悦獄は、敗北に微睡んでいた意識を一瞬にして叩き起こした。

 

「ほんぎいぃぃぃ~~~♡ おぱっ、私のオッパイにぃぃ~~~♡ チンポ、チンポ刺さってえぇえぇぇーーーー♡ パコパコら、らめぇえぇぇ~~~~~!!?」

「お、お姉ちゃん……! お、落ち着いて、オッパイマンコ堪えてぇぇ……!♡」

 

 無様に腫れた顔面からでも分かるほど、眼球を昇天寸前まで上向けて、アヘ狂っているのが分かるほどの有様では、妹のエールは届かない。

 むしろ、自分が愛すべき妹の、最後の砦であるという自覚など、まるで無いままに――

 

 

「ご、ごべんなざいぃぃぃ~~~~~~~~♡♡♡」

「へぇッ…………?」

 

 

 自分達をこんな姿に変えてレイプする悪へと媚びへつらう、爆笑モノの命乞いを雪菜は口走り始めた……。

 

「はぁ♡ はぁ♡ わっ、私たちシャドウギアは、チンポしごくしか能が無いくせに、イキり散らした言動とドスケベな格好でオチンポ様をイライラさせた挙句、ぶちのめされるまでソレに気付けなかったバカメス集団でしたぁ♡」

「お、おねえちゃ……?」

 

 それは、決して彼女の本心だけでは無いだろう。

 しかし、異常に無抵抗な状態で死に瀕するほどの暴力を、一方的に受け続けたショックは雪菜の精神を再起不能に砕き、あまつさえ雷花と同じ神経毒に侵されている現状。

 蹂躙に折れた心が、乱れ狂った脳を通して変換された、ただひたすらに、あらゆる意味で無に帰す命乞いを垂れ続ける……。

 

「責任っ♡ ヴィラン様にハメ殺されて当然の責任取って、箱マンコも乳マンコも全部全部で、使い物にならなくなるまで無責任射精受け止めますぅ!♡」 

「うぁ……あ……!!!」

「十乃川雪菜ッ! シャドウギアも人間も辞めて、ドロドロのザーメン便所箱になりますからゆるぢてっ、もうボコボコやめでっ、どうかお慈悲くださいぃぃ♡」

「や、やめて、おねがっ、もうやめ……て…………!」

 

 瞳にハートすら浮かべて、完全に肉欲の虜へと堕ちた姉には、隷属できた至福の、妹からは憧れが崩壊していく絶望の涙が、ボロボロと零れ落ちていた……。

 

「仕方ねぇなぁ、そんなにチンポが大好きなら、最初からそう言えば良いのに、よ!」

「ンホオォォォォォオォーーーーーー!!! ありがっ、ありがとうございましゅうぅぅぅ~~~~~~~!!♡♡♡ ヴィラン様ちゅき♡ チンポっ、チンポしゅき♡ おチンポ様だいしゅきぃいぃぃぃいーーーーーーー!!!♡♪」

 

 迫真のチン媚びで、ガチガチに硬さを増したペニスで膣穴と乳穴を再びガン突きされ、歓喜の嬌声を叫ぶ雪菜……。

 箱になり、敵のチンポを天からの恵みのように狂乱して受け入れるメス豚の姿に、かつての凛々しくも気高い忍の姿は、面影すら残ってはいない。

 

「ひどい……ひどいよ……ボク、こんなに耐えてるのに、堪えてるのに……お姉ちゃん……」

「あ、泣いてる」

「可哀想に、姉がドン引きモノの淫売だったんだもんな……」

 

 抱いていた正義も誇りも、憧れすらもはや無意味。

 何もかもが瓦礫となり、二度と元には戻れない完全な終わりを悟った雷花に、抵抗の闘志など最早残されておらず、

 

「まあ、妹も同レベルだと思うけどな、ほら」

「ほぎゅぅッ!?♡」

 

 惨めな人生に幕を下ろすように、マンコから引き抜かれ愛液でテラついた肉棒が、そのままケツ穴へと滑り込むように突っ込まれた……。

 

「ほ、ほごっ――け、ケツだめ……ダメなの、ケツ穴っ……ほんどっ、ぞれだけは……!!!」

 

 口から空気が全て搾り出され、悲嘆に暮れていた表情が、一瞬でガンギマリのイキ堪えブサ面に変わる。

 雷花をまだ人間たらしめていた部分がポッキリと折れた以上、彼女に残されたのは植え付けられたメス豚としての本能のみ。

 即ち――

 

「ん゛お゛お゛ぉぉぉーーー!!!♡♡ ゲヅマンゴ無理い゛ぃぃぃ~~~~~!!!♡☆♯」

 

 全体重を乗せたアナルファックに、ケツ穴をほじくり返されメス吼えアクメを晒す、姉と同様の最底辺便所箱としての余生だった……。

 

「あ゛あ゛あ゛♡ ケツマンコずぽずぽイグッ!♡ 正義とか任務なんてどうでもいい、マンコよりケツをブチ犯されるの大好きなド変態だって完璧に分かられてる♡ 敗けアクメぢぬほど気持ちいいの分からせられるぅうぅぅ~~~~♡」

 

 もはや快楽を縛る枷などなく、ただぶっ壊れきった認識のまま、ケツアクメを甘受し続ける雷花。

 

「とぶっ♡ 意識ぶっとぶ♡ ケツ穴にオチンポ様で栓されるのやっべっ♡ 二度と絞まらないガバガバ肉穴にされるの最高なのぉぉ~~~♡ あっ、あ゛っ、あっへえぇぇぇぇ~~~~~~♡」

「こ、こらぁ雷花♡ ヴィラン様に許可なくアヘイキしてるんじゃないわよぉ♡ ちゃ、ちゃんとイキそうな時は言うのぉ♡ ほら私みたいにオ゛っ♡ お゛お゛~~……イグイグイグイグッ……また乳穴とマン穴イキますっ、イキ恥アクメ晒じまずぅぅ~~~……♡♡♡」

 

 ギュウギュウに男根を締め上げ、射精を催促し続けるドスケベ肉箱姉妹。

 その望み通りに、睾丸にパンパンに溜められたヴィラン達のザーメンが、悦獄に囚われた体内へとぶちまけられる……!

 

 

「アへえ゛えぇぇぇぇぇぇーーーーーーーーーーーーー!!!♡♡」

「イっぐうぅううぅぅぅぅぅーーーーーーーーーーー!!!♡♡」

 

 

 メスを一発で孕ませる、凄まじい悪臭を放つ特濃で大量の精子濁流。

 全細胞を狂喜に打ち震えさせながら、二人そろって雪菜と雷花は特大のメスイキをキメーー

 

「イグッ、イグッ、ほっ、ほげっ♡ ほ――ザーメンあぢゅ、お♡ ヤベッ、イグ、イクの止まんな、やばッ、ぁ゛、オ゛ほっ、ぽひッ……――♡♪」

 

 姉の方はイキ死んだかのように、口元を恍惚に歪めながらガクンと気絶し、

 

「ぐっ、ぐぷっ、お゛っ、ヴィラン様の射精す、すご、こ、ごれ、のぼ、昇って――ごぷげえぇ~~~~!!!♡」

 

 妹は体内に収まりきらなかった分の精液を、口から止めどなく吐き出していた……。

 こうして、無様を極めたような、完全に女として終わった痴態を晒した雪菜と雷花だったが――二人に安息や終わりは訪れない。

 

「お、やっと一発終わったか」

「チェンジだチェンジ、円滑な輪姦に協力しろ」

「ひ――おひぃん!!?♡」

「ぷげっ!?♡ げほっ、ごほっ、ほ、ぼヴぃいぃぃ~~~~~!!?♡」

 

 白目を剥いて放心していようと、まだザーゲロを吐いていようと、まだまだ性欲を肉棒に漲らせたヴィラン共の待機列は長いのだ。

 たった一回の射精で終わりはしない。

 彼女達の散華は、まだ始まったばかりなのだ……。

 

「まだまだ部下たちを慰めてくれよぉ、青いのと黄色いのよぉ」

 

 少女達が喰い散らかされるその有様を、船長は『特等席』に座り込んで悠々と眺めていた。

 

「さてと、そろそろ俺も楽しませて貰うとするかねぇ。なあ、赤いの」

「…………………」

 

 腕を組んで大きく股座を開き、いきり立った剛直を後頭部に乗せられる特等席の名は、桜火。

 仲間の凄惨たる有様を見せ付けられても、俯き、無言を貫き続けていた彼女であったが、

 

「ふっ――」

「あん?」

「ふふふっ」

 

 この絶望的な状況を前にして桜火が零したのは、悲劇に嘆くすすり泣きではなく、不敵な笑みであった。

 

「なんだ、気でも触れたかぁ? 状況分かってんのか?」

「ええ、分かっているわ」

 

 おそらく自分も、雪菜や雷花の後を追うのだろう。

 その証に、二人の凌辱を眺めていた秘部は、既に愛液で濡れそぼり、子宮が期待に跳ね踊っているのを感じてしまっている。

 箱にされた身体も、変態的に染まった思考も、おそらく二度と元には戻らない。

 

「私たちはお前達にヤリ捨てられて、これでお終い……けれど」

 

 だが、戦場に立つ以上、敗死は常に覚悟の上。

 唐突で理不尽な末路など当たり前で、今回は自分達の番が来てしまっただけであり――それは自分達と同じ場所に立つ、このヴィラン共にも当てはまる。

 

「こんな無抵抗な相手にしか粋がれない連中じゃあ、この先、底が知れるわね」

「なんだとぉ?」

「ふふっ、きっと姑息な小手先が通じない強者に、虫けらのように蹴散らされて死んでいくんでしょうね……その有様を見れないのが残念」

 

 有体に言えば、これは只の負け惜しみ。

 しかし、悪は必ず、自業自得に滅びるモノ。

 それが桜火の信じる、普遍的な事実だ。

 

「お前達も堕ちてくるのを……先に、地獄で待ってるわ」

 

 言いたいことは言ってやった。

 これで心置きなく――いや、

 

(………彼に書置きぐらい、遺しておくべきだったわね……)

 

 僅かな心残りはあったが、それでも敗者の運命を全うする支度は済んだ。

 あとは、ただ愚かで未熟な自分を恨みながら……犯し殺されるだけだ。

 

「てめぇ」

「うっ……」

 

 跨ったままの船長に、ツインテールをまるで馬の手綱のように引き寄せられ、頭を引き上げられる。

 痛みは感じたモノの、桜火の眼底で燃ゆる、己が歩んだ生き方を全うせんとする意志はまるで揺らがない。

 そのまま船長の亀頭が、後頭部の窪みに押し当てられ――

 

 

「なんか勘違いしてねぇか?」

「へっ――?」

 

 ずぷり♡ と、あり得ない音と柔らかさを以って。

 押し込まれただけで、チンポの先端が、桜火の頭へと、挿入り込んだ……。

 

 

「べぽッッ!?!?♡☆×」

 

 

 頭の中に入り込んできた、ありえない、あり得なさすぎる、異物感。

 粛々と己の末路を受け入れていたすまし顔が一瞬で崩れ、かっ開いた眼球の瞳孔が一気に縮まり、縦長に開いた口がパク、パクと勝手に動き出す。

 

「ほっ、ほひっ? ほえっ? えっ? ふえっ?」

 

 あれだけ理知的に、定めや地獄などを口走っていた唇から漏れるのは、困惑しまくった間抜けな呼吸だけ。

 なぜ、なにがどうして、チンポが頭に刺さっているのか、何一つ理解できずチョロチョロチョロ……♡ と本来挿入れられるべき箱マンコから失禁し始めた桜火に、船長が告げる。

 

「傑作だぜ。お前ら、そんな姿になっても、まだ『人間』のつもりだったのかよ?」

「は、はひ? だ、だって、だってわたし人間、人だから、こんな、こんなとこにチンポ、チンポ絶対ささったり……?」

 

 そう、人間ならば、脳を傷つけられて出血すらしない訳が無く、後頭部に男性器がアッサリと突き刺さることも当然無い。

 つまり、逆説的に言えば、彼女に襲い掛かっている悪夢は、もう桜火達は人間ですらないという、逃れられない証拠でもあった……。

 

「俺様の術は、人体を根本的に造り替える。喰らった時点でもうソイツは人間じゃねぇ」

「ふっ! ふひっ!? ふひーっ!? ふひぃぃ~~~っ!!?」

「全てがチンポをしごく為に改造された――」

「アッあっア゛ッ、うぞっ、やめ、もっと挿入ってき、これイヤ、あっあっあっこんなの以外なら何でも、おねが、たしゅけ――」

 

 

「ただの肉便所箱なんだよッ!」

「あ゛ヴぃい゛ィィッ!!?♡♯☆」

 

 

 メリメリメリィ!♡ と、一気に挿入できる所まで、桜火の脳味噌が肉槍で貫かれる!

 食い縛った歯の隙間から漏れる、意味不明の悲鳴と共に、飛び出しそうなほど開いた眼球がぐるんと裏返り、ブシャァァァ!♡ と、尿とメス汁が鉄砲水のように床を叩く!

 動けない筈の身体が反射で浮き上がるほどの、即死確定脳破壊ファック。

 しかし……、

 

「イ゛ーッ!♡♯ イ゛ー!×♡ プンギイ゛ィィィィーーーーー!!!♡×☆」

 

 豚でも上げないような断末魔を上げながらも、桜火はまだ、絶命していなかった……。

 

「ほれ、これで死なねぇような奴が人間か? 身の程を弁えろよ箱オナホがよぉ」

「抜いでヌイでぬいでごれぬいッ、い、ぬいぃッッ!?♡♪ ぬぴぽぉぉぉぉ~~~~!!!♡♯♡ お゛ぶぽヲ゛お゛ォォォ~~~~!!!♡×♡」

 

 涙と鼻水を際限なく垂れ流し、愛らしくも鋭さを保っていた美少女顔を開ける限り開いて舌を放り出し、脳をチンポで破壊される。

 犯し殺されるのも生温い、『桜火』という存在すらミキサーにかけた、壊れきった天国。

 ボコ顔で命乞いした雪菜や、快楽の汚濁に心から酔いしれた雷花とは、もはや比べ物にない程に無惨で無様な末路を、桜火は辿るのだ……。

 

「これで分かったろ、お前らは地獄なんぞには逝かねぇ。使い潰されることはあっても、死んだりはしねぇんだよ!」

「あ゛へっ!?♡ お゛あへっ!?♡ んぽっ♡ あっあっぽっ♡ ぽボほっ、オ゛ホぴいぃいぃぃぃ~~~~~~~!!!♡×☆」

 

 脳味噌をグッチャグチャにされるようにピストンされても死ねない箱肉は、桜火だった名残を砕かれつつも、まるで義務のように性感だけは送り続ける。

 もう名前すら喋れなくなった肉箱は、クリや乳首を破裂しそうなほどビンビンに勃起させ、出鱈目に転がる眼球で天国を垣間見ながら、ただ浅ましく惨たらしい脳姦メスイキアクメを繰り返していた……。

 

「ンゴおおぉぉぉ!!!♡× んごっ、ふごっ、ふんごぉぉぉぉお~~~~~~~~~~~!!!♡♯×」

「あ、船長、ソイツもうぶっ壊しちゃったんですかい?」

「おう、必要な情報はこの前の紫ババアが全部ゲロったからな。そっちも、コイツ等は用済みだし出荷もしねぇから、飽きたら潰していいぞ」

「へい! お前ら、〆の鋸でも電動ドリルでも、好きな得物用意していいぞー!」

 

 ガチャガチャと何人かが、雪菜と雷花に使うための工具を用意し始める。

 次は自分達の番だというのに、

 

「す、すっご♡ 何よそれ、桜火ぁ♡ お、おチンポ様で直接頭を処刑して貰えるなんて、う、羨ましすぎぃ♡ チン媚びでもアンタに負けるのぉぉ~~♡」

「さ、流石桜火さんっ♡ 脳天っ、チンポ串刺し♡ あんなクッソ無様で不細工に、もうすぐボクも、あ、あたまぶっ壊されて屠殺されるのお゛っほ♡ 想像しただけでケツマンコきゅんきゅん絞まるぅぅ~~~~♡」

 

 脳をほじくり返されている桜火の有様に、感涙すら浮かべて各々の性器をギュッと絞めつけて涎を垂らしている二人からは、逃げ出そうとするどころか拒む様子すら感じられない。

 不格好な肉箱にされた挙句、脳味噌まで性処理玩具にされて、自我すらもチンポで粉々にされる――桜火の覚悟など軽々と乗り越えて、三人のシャドウギアは、死ぬ事すらできない悦獄を永遠にさ迷うのだろう……。

 

「おっし、BLADESの本部を襲撃する景気づけだ! 濃いの一発射精すぜぇ!」

「あがっ、あが、あがあがあがあが……!♡♡×」

 

 その事実すら、もはや認知できないほどグチュグチュにされた頭を、一層激しくツインテールを紐代わりにして何度も何度もチンポで突き回され――

 

 

「あぐぺげぇッッっ!?!?♡♡」

 

 

 脳内に直接叩き注がれた白濁液は、桜火の口や目、鼻や耳まで、逝きアヘ顔の穴という穴から噴き出したのだった……。

 

「ぺっ……ぺげっ♡」

 

 ズッポ♡ とチンポを引き抜かれた後頭部からは、大量のザー汁がボトボトと滴り落ち、それでもなお、悍ましい悪臭を放つヴィラン体液が、顔面から止めどなく垂れ流しになっている。

 

「へ~……♡ へ~……♡ へ~……―――――」

 

 船長が髪から手を離すとガクン♡ と、拷問の末に果てた罪人のように力尽き、表情筋が全て垂れ下がった壮絶な逝き顔を晒す桜火であったが、

 

「ふぅ……クソ生意気なメスを処した後は、小便がしたくなるっ……」

「んびェ!?♡ おべべべべべっ……♡♪☆」

 

 新しく出来たてホヤホヤの穴に小便を注がれた拍子で、生き返ったように、また意味のない惨めな嬌声を上げ始め、こんな有様でも死ねないことをアリアリと証明していた……。

 最後の一滴まで、桜火の穴に流し込んだ所で、スッキリとした船長の脳裏に、とあるひらめきが浮かぶ。

 

「んんっ~、ん? お前らっ、天才過ぎる俺様が、良いことを思いついたぞ!」

『おおっ、船長が閃きをっ!』

「わりぃが一旦犯すのはストップだテメェ等! それと、前の紫ババアを倉庫から引っ張り出して来い! 再加工すっからよぉ!」

『へい、船長!』

 

 彼の得意とする呪術は、女をあらゆる法則を無視して、性玩具に造り替える事ができる。

 閃きと発想次第で、どのように冒涜的なオブジェでも作る事が可能なのだ。

 

「時代はやっぱりダウンスケールだよな、それでいて――大容量だ」

 

 彼がどのような悪魔的発想と着想を得て、桜火たちを加工するのかは彼以外には分からない。

 しかし――

 

「はっ♡ はっ♡ ヴィラン様ぁ♡ もしかして、ボク達を更にぶっ壊してくれるの?♡」

「んひぃ、お願いします♡ 次はもっと、もっ~と私たちを無様で最低なヴィラン様の玩具にしてくださぁい♡」

「ぷぎっ♡ ぷぎぎぎ、ぷぎひぃ……♡」

 

 もうどのような姿になったとしても、シャドウギアたちの未来は、影よりも深い闇に閉ざされ、未来永劫抜け出すことが出来ない事だけは、明らかだった……。

 

 

 

 

                 ●●●

 

 

 

 僕の生活から、彼女達が居なくなって、気が付けば三か月が経とうとしていた。

 朝起きて、学校に行って、帰って、寝るの繰り返し。

 別に本当にそれだけな訳じゃなく、他にもあるにはあるけれど、正直ハッキリとは覚えていないし、どうでもいい。

 それだけ、彼女達――桜火たちが居なくなった日常は、僕にとっては空虚でがらんどうな毎日だった。

 探せる範囲で探してみたけれど、もともとは住む世界から違い過ぎる彼女達の足取りを、ただの学生な僕が辿れるわけもない。

 だから、僕は待つ。待つしかないのだ。

 彼女達が確かに居た日常の中で、いつかまた、ひょっこりと帰って来ても良いように、たった独りで安寧を貪りながら、今日も校門を潜ろうと――

 

「ねぇ、何……アレ?」

「わ、分かんないわよ……気持ち悪っ」

「誰か先生呼んで来いよ……」

 

 した、その校門の前に。

 ウチの生徒達で、無数の人だかりが出来ていた。

 

「うっへ、悪趣味すぎだろ。誰だよ、あんなの校門に置いた奴」

「何かあったの?」

 

 このままでは学校に入ることも出来ないため、様子を見てきたのだろう、人混みを掻き分けて出て来た男子生徒に尋ねてみる。

 

「あ? いや、さぁ……」

 

 歯切れが悪く、少し顔を赤らめながらも――口元の下賤なニヤつきを隠せていない――彼は、僕の耳元に馴れ馴れしく近づき、

 

「へへっ、勇気があるなら持って行けよ。夜のオカズにピッタリかもよ……?」

「は?」

 

 意味の分からない台詞と共に、仲が良いのだろう他の男子の所へと駆けよっていった。

 

「夜のオカズ……ってことは」

 

 ああ、なるほど。と得心する。

 誰かが十八歳以下は読んではいけない本でも、校門の前に拡げたのだろう。

 度胸試しだとか言って、馬鹿な生徒がよくやる悪ふざけの一環だ。

 

「まったく、下らない」

 

 そりゃあ誰だって触りたくないだろう。

 興味など微塵もなく、片づけるつもりだったとしても、周囲からの目線は避けられない。

 あっという間にあれよあれよと、学校中の噂になるのは目に見えている。

 

「それでも無視して進めばいいのに」

 

 だからと言って、ここで大勢が足踏みし続ける意味は欠片も無い。

 

「人を襲う訳でもあるまいし……ヴィランじゃないんだから」

 

 最後の一言だけは、誰にも聞かれないように呟いて。

 こんなイタズラで遅刻にカウントされてはたまったもんじゃないと、僕は人混みの中を突き進むことを決めた。

 

「あれ、ウチの学生証と教員証だろ?」

「あんな子達と先生、ウチに居たっけ……?」

「でも、全員すごい美人だよな……」

 

 掻き分けていく生徒達が、口々にどよめく。

 

「じゃあ、アレって……あの人たちの、だったり?」

「い、言うなよ、グロいだろ……」

「で、でも、ちょっと興奮し、したりしない……?」

 

 なにか、聞いてはいけない、絶対に耳に入れてはいけない言葉たちを。

 

「お、おれ、は、初めて見たかも、女の子のアレ……」

「バッカ、作り物に決まってんだろ……めちゃくちゃリアルなのは、認めるけどよ」

「リアルって言うか……ヒクヒク動いてね? あの箱」

 

 全て、否定して否定して否定して、あり得ないと、絶対にそんな訳が無いと確認しないといけなくて、

 

「退いてっ!」

 

 気が付けば早足で、力任せに人だかりを突き破った先に、広がっていたのは――

 

「ぁ――」

 

 テーブルに並べられた、四つの小さな箱だった。

 機械的ながらも、指輪ケースほどの、しっかりした造りの箱。

 けれど、中に納められていたのは、指輪なんかじゃなく、もっと生々しい――

 

「ぇ――?」

 

 石を捻じ込まれた女性のアソコだけが、それぞれ収められていた。

 僕も実物は見た事ない。けれど、こっそりと手に入れたビデオや本で、女優さんが大きく股を開いた先に広がっていたアレと、目の前のコレは、余りにもそっくりで、

 

「そん、な……」

 

 四つあるアソコの傍には、それぞれ、まるでスーパーとかでよく並べられている野菜の生産者みたいに、顔写真がついた学生証と教員証が添えられていた。

 四人の顔と名前は、それぞれ、

 

――七瀬 桜火

――十乃川 雪菜

――十乃川 雷花

――六道 桐枝

 

 皆が知らないのも無理はない。幻術で、認識を狂わせて彼女達はこの学校に潜入していて、もう学校内でそれを知っているのは、僕だけだからだ。

 そんな彼女達が、まるで、コレが、こんなのが、僕がずっと探していた、彼女達から切り取りって箱に入れましたと言わんばかりの、置き方で……。

 

「なんだよ……コレ」

 

 よく見知った魅力的な女性達の、大切な女性器が、まるで晒し首のように。

 丸出しで尊厳の欠片もなく、衆人環視に辱められている。

 頭が、それを紛れもない現実なんだと認識した瞬間――

 

「う――あぁぁぁああぁぁぁぁぁぁ、桜火ぁぁぁ!!!」

 

 僕の両手は、桜火達の箱へと飛びついていた。

 

「どうして!? 雪菜さん、雷花も、桐枝さんまで、なにがっ、どうなってこんな、こんな……!?」

 

 号泣して狼狽しまくる僕に、他の連中が怪訝な視線を向けてヒソヒソと噂してくるが、そんなものはどうでもいい。

 誰か、病院か、何でもいい、彼女達を元に戻す方法を探さないといけない。

 

「どこのどいつだ……桜火たちを、こんな目に遭わせたのはッ……!?」

 

 桜火のを持ち上げた拍子に、膣の肉が揺れ、ツンと鼻の奥を突くが、不思議と不快じゃない臭いが漂う。

 

「うっ……!?」

 

 石――いや、これは桜火が変身に使ってたシャドウコアだ――を捻じ込まれ、ヒクヒクする肉ビラがパックリと開き、ピンと勃った肉豆が虐めて欲しそうに自己主張して濡れるグロテスクなコレが、本当にあの、可愛らしい桜火の……――

 

「っ! 何を考えてるんだよッ!!!」

 

 一瞬でも邪な考えが過った自分を心の底から軽蔑しながら、桜火からシャドウコアを引っこ抜いてやる。

 そんな浅はかな行動が、罪深い過ちだと、知らないまま……。

 

――オ゛ッ、ン゛ッホオ゛ォォオォ~~~~~~~~~~~~~!!!♡♡♡

「ヒッ……!?」

 

 聞こえる筈がない、聞きたくもない、まるで発情しきったケダモノのような嬌声が、桜火そっくりの声色で響いた気がして、思わず手放し、箱を手落してしまう。

 そのまま、地面に落ちた箱が、ビンビンに勃起した肉豆が、アスファルトの地面に擦りつけられた瞬間――

 

「う、うわぁぁぁぁ!!?」

 

 桜火の膣がビクビク痙攣し始め、いったいどこに入っていたのか、紫色の液体を勢いよく噴き出した。

 

「ちょ、ちょっと貴方、いったい何をしたの!?」

 

 周囲がドン引くほど気色悪いその有様を見て、ようやく到着した先生が僕の肩を、力強く掴む。

 

「なにこの卑猥な玩具……? 君なの、これを学校に持ってきたのは!?」

「ち、違う! これは玩具なんかじゃない! これは桜火達で」

「な、名前まで付けて……言い訳はあとで職員室で聞きますッ!」

 

 僕の言い方も正解じゃないが、これは相手も悪かった。

 額を見せるボブカットから覗く眉間に不快感を露にして、眼鏡を光らせるこの先生は、行方不明になった桐枝先生の後任。

 一応、桜火達絡みの事だったから、この人の事は僕もよく覚えている。

 モデルでもやっていけそうなほど抜群のプロポーションと美貌を誇りながらも、少し濃い目の化粧と吊り上がった目、そして見た目に違わぬ結構キツい性格から、生徒達の間でも恐れられているスパルタ先生だ。

 彼女がちょっとした校則違反でも、烈火のごとく女子生徒を叱っていた姿は、今でも鮮明に思い出せる。

 

「ああもう全く! 神聖な校門をこんなに汚して……これは没収しますっ!」

「や、やめろ! 待って、待ってください!」

 

 そんな相手に桜火達を奪われたら、彼女達は今度こそ二度と帰ってこない。

 ただ、その一心で僕は、桜火を拾おうとした先生を突き飛ばしてしまい――

 

「きゃあ!?」

 

 ばしゃりと、紫色の水溜まりへと尻餅をつかせてしまった。

 

「あ、あなた、きょ、教師である私に暴力まで……!?」

「ち、違うんです先生! 頼むから、僕の話を聞いて」

「もう許さないわよ! 教頭先生に掛け合って、貴方みたいな生徒は退学! 退学に追い込んでやぷぺっ」

 

 顔を真っ赤にして、記憶の時とは比べ物にならないほど怒り狂っていた先生の説教が、不意に、止まる。

 まるでオーバーヒートでも起こした様に、寿命を迎えた機械からオイルが飛び出すように、

 

「へっ? は、鼻血?」

 

 先生の整った鼻から、白いレディスーツが真っ赤に染まるほどの鼻血が噴き出した。

 

「だ、大丈夫ですか、先生?」

「あ、貴方、わ、私に、なに、いったい、何したの……?」

「えっ?」

 

 確かに突き飛ばしてはしまったが、顔には指一本触れておらず、倒れたのもお尻からでは、鼻血に繋がる原因など……、

 

「まさか、その液体……?」

 

 一つだけ、心当たりがある。

 桜火の中から飛び出した、謎の液体が先生のスカートから染み込んでいたのだ。

 

「嘘だろ、コレが……!?」

「だって、へん、へんなの……お、お股と、お尻がっ、やばい、ヤバいのコレ、ヤバイヤバイこれヤバ」

「せ、先生、大丈夫ですか!?」

 

 僕が先生の、綺麗な薄ピンクのマニキュアが塗られた指先に触れた――その瞬間、

 

 

「イ゛ピッッッ!?!?♡♪☆」

 

 

 整った容姿を寄せ集めるようにひじゃけさせ、ビクンと反射的に身体を悶えさせ、

 

「イッグゥウウゥゥゥゥゥーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!」

 

 囲んで成り行きを見守っていた生徒達どころか、学園中に響き渡りそうなほどの大絶叫で、絶頂を訴えた。

 

「イグッ♡ イグッ♡ あ゛あ゛ぁ~~イグイグッ、オマンコがイッッグゥゥ!!?♡ マンゴイギまぐるぅぅぅぅーーーーー!?!?♡♯☆」

 

 視界は上向き、もう僕も、誰も見えていないといった有様で、仰向きの腰をヘコヘコと見えない何かを突くように出鱈目に振り回す先生。

 直視憚られる凄惨な有様に――一部の男子生徒はカメラすら出して食い入るように見入っていたが――僕は桜火を拾う事も出来ないまま、立ち尽くす。

 

「んぎいいぃぃぃぃぃぃぃーーー!!!♡♯ こんなんじゃもうだめぇぇぇぇぇ!!!♡♯」

「う、うわっ!?」

 

 そうしている間にも、発狂する先生は更にボルテージを上げていくように、自分でブラウスのボタンを乱雑に引き千切り、スカートを力任せに引き裂く。

 そうして丸見えになった下着は、真っ黒でレースが付いた、乳首や女性器といった大事な所に穴が開いた――オープンクロッチと呼ばれる性交目的の代物。

 そんなものをなぜ、人一倍校則にうるさい先生が学校に付けてきているのかなどと言う疑問が、些事の彼方へと消え失せていくほど、

 

「ん゛お゛お゛お゛ぉぉぉぉぉーーーーーー!!!♡♯☆」

 

 限界まで大股を開いて大公開するように、自分のEカップはありそうな巨乳を揉み潰し、もう片方の手で自分の性器を激しく穿りだした姿は、あまりにショッキングだった。

 

「ほおぉぉ!? 指オナなのにすごっ、チンポよりすごっ、教頭チンポよりも゛おぉぉおおぉぉぉ~~~~~~~!!!♡♡ オナニーさいっごぉおおぉぉぉ~~~~~♡♡♡」

 

 自分の秘密も、裸体も、尊厳も全て放り投げてオナニーに没頭する先生の表情は、苦しそうでも悦びに満ち満ちており、一生をこのまま自慰に捧げてしまいそうなほどの気迫があり、そして実際――

 

「んぎっ!?♡ やべっ、おな、オナシコでもらめっ♡ ぎもぢっ、ぎもぢいぃのおざまんないぃぃ~~~!?♡」

 

 もはや股を開き切ったブリッジのような姿勢で、オナる手を早め続け、数え切れないほどの痙攣を繰り返し、尿を地面に叩きつけても、透明な汁を噴き出しても、彼女の中で燃え盛り続けるモノは満足できないようであり、

 

「は、はやぐっ♡ はやぐ誰でも良いがらヂンポッ♡ チンポをぶち込みなさいっ!♡ 無責任膣内射精しでいいがら早ぐッ!♡♯ おマンコ鎮めてっ、お、オマンコが、あ、があぁぁぁぁ……!!!♡♯×」

 

 僕も含め、誰も先生の言う事を聞けないまま、雪崩のように襲い掛かって来る快楽を発散できず、悶え苦しむ全身の筋肉が、限界を超えた異常な力みを作り出してしまい――

 

「あ゛っ、あ゛お゛ぉ゛お゛ぉぉぉ~~~~~~~……!!♡♯♯」

 

 野太い絶叫と共に、とうとうEカップオッパイのクーパー帯を自分でブチブチブチィと、嫌な音を立てながら引き千切り、更に聞くに堪えない排泄音を上げてスケベなオープンクロッチにモリモリモリ……と膨らみを作りながら、

 

「ぶぴぎっ♪ けへッッ…………――♡」

 

 脳の血管までブチ切れたのか、大量の鼻血を噴き出して力尽き――そのまま、先生は動かなくなった。

 

「え――せ、せんせ、い?」

「…………………」

 

 眼球をひっくり返して、片方だけダルダルの脂肪と化したオッパイを放り出し、下半身から出した諸々で、もう自分が注意した以上の汚れを校門に撒き散らしてグッタリと……先生は、呼吸すらせず、動かない。

 その姿はまるで、車に轢かれて屍を晒すカエルみたいで……、

 

「し、死ん……だ……?」

 

 率直に口から出てしまった僕の一言が、終わりの、始まりだった。

 

「うっ、うわぁああぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

「きゃあああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!?」

 

 自らの迂闊さを呪う暇など、もうない。

 見知った顔の壮絶で異常な死に様を見せ付けられ、一般人に過ぎない皆が正気を保てる訳が無いのだから、このパニックは必然以外の何物でもなかった。

 当然、状況把握という名の狂気にかられた、その混乱の矛先が向けられるのは、当然――

 

「て、テメェ、テメェだよな! 先生に何したんだよ!?」

「し、知らない、僕が知る訳ないだろ!?」

「嘘つけ! 俺は見てんだぞ、テメェのマンコ玩具から出た液体踏んでから、先生は……!」

「っッ!!? そうだ、放せッ!」

「うおぁ!?」

 

 たとえこの大混乱を引き起こしたのが僕だったとしても、今は、今だけは知った事ではない。

 彼女達を、桜火を、雪菜さんを、雷花を、桐枝さんを、どうにかして助けなければ。

 絡んできた生徒の腕を振り払い、出鱈目に逃げ惑う無数の身体と足に殴打されながらも――

 

「よ、よかった……桜火!」

 

 地面に転がっていた桜火の箱を、なんとか回収する事ができた。

 あとは、テーブルの上に乗せられていた他の皆も回収するだけ。

 そうして全部回収できた後の事は――後で、考える。今は、考えたくない。

 だから、きっと――

 

「君達だけは、何があっても僕が……ぇ?」

 

 桜火は、怒ったんだと思う。

 何も関係のない人を犠牲にしたことから目を背けて、自分達の事を救う事を免罪符にした身勝手すぎる僕に。

 

「桜火……?」

 

 僕の掌の上で、まるで軽蔑して唾でも吐き捨てるように、あの先生の最後を思い出すほど激しく膣を痙攣させて――

 

「おぶえっ」

 

 ホースから直接噴き出したような、先程とは比較にならないほど大量の毒液を、僕の顔面に吹きかけた。

 少し染み込んだだけでも、人間を快楽で殺せるような猛毒だ。

 そんなものが顔面に直撃した僕に、助かる見込みなど、ない。

 

「か――ぷは……」

 

 無様な悲鳴すら上げる暇なく、桜火を手放して倒れた僕の、ビキビキにいきり立った下半身から、命を丸ごと引っこ抜かれるような射精が始まる。

 ズボンの中に広がる液体と共に力が抜け、急激に二度と晴れる事のない白に染まっていく視界の中で、僕が最後に目にしたのは――

 

――ほぎいいぃいぃぃぃぃぃマンコ焼けるうぅううぅぅ!!!♡♯☆

――イグッ、イグイグイグッ、イッグゥゥゥゥーーーー!?!?♡♯♡

――やめでやめでやめでぇぇ、人生最後がレイプなんでい゛やあ゛あぁぁぁぁぁーーー!!!♡♯×

 

 桜火たちから止めどなく噴き出す四つの毒液噴水を浴び、暴虐的な性欲に飲み込まれて命を燃やし尽くされる――かつて、彼女達が護ろうとした人たちの、淫らで無惨な最後だった……。

 




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