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注意点
二次設定、独自設定、独自解釈等があります。
オリキャラ(名無し男)との絡みになります。
1.
車輪、柱、屋根、調理場、カウンター、その他諸々、全て異常無し。
「……終了、っと」
ある日の昼過ぎのこと。今日も庭に出て、木製の移動屋台を前に日課の点検作業を行っていた。
この屋台は、愛しの恋人であるミスティアの――本人は「今は二人のだね」と言ってくれているが――大切な商売道具である。なので出来る限り毎日の点検と整備を心掛けており、今し方それが終わったところだった。
唯一有った異常といえば少し緩んだネジが一本有った程度であり、勿論きちんと締め直した。
日課を終えて一度背伸びをした後、工具箱の前にしゃがみ、使用した工具を片付けていく。すると、自分の背後に位置する、ミスティア宅の玄関の扉が開く音が聞こえた。
「ミスティア? どうかしたのかー?」
作業中に来客は誰一人見ていないので、玄関を開ける人物といえばミスティアしかいない。しかし、ミスティアは今日の屋台で出す料理の仕込みをしていたはず。もしや食材や調味料でも切らしてしまったか思い、工具箱の蓋を閉めながら尋ねるが返答は無い。
不思議に思い振り返ってみれば、いつの間にか背後に立っていたミスティアの、俯いた姿が目に入る。
「ミスティア?」
自分も立ち上がって彼女の名を呼ぶが、やはり返答は無い。
しばしの沈黙が流れた後、ミスティアは倒れ込むように抱き着いてきた。
「……○○、あれ、来ちゃったから、手伝って……?」
こちらの胸に顔を埋めたまま、ギリギリ聞こえる位の声量でミスティアは言う。顔を見せないこの様子と、あれ、という言葉。
「……あれ、ね。分かった、それじゃ、一旦中に戻ろうか」
それらから事情を察し了承の旨を告げると、ミスティアは顔を離してこくこくと頷く。その頬はほんのりと赤く、瞳は熱っぽい。
そんな彼女を抱きかかえて、共に家へ向かって歩き出した。
2.
所変わり、場所は寝室に敷いた布団の上。そこに自分は足を広げて腰を降ろし、ミスティアはその股座に収まり、こちらに背を預けて座っている。
また、自分は先程まで着ていた作業着ではなく軽装に着替えているが、ミスティアは何も身に着けておらず、一糸纏わぬ姿となっている。時折肌に触れる、彼女の羽がこそばゆくも気持ち良い。
「○○、今日もお手伝い、お願いね」
「ああ」
振り向いたミスティアに頷きを返した後、彼女の下腹部を両手で撫でさすり、その手を上へと滑らせていく。
指で臍、鳩尾を順になぞり上げていくと、やがて柔らかい膨らみに触れる。それはミスティアの女性の象徴でもあり、男を夢中にする部分でもある。
小柄な体躯にしては大きめの双丘を、手の平で下から包んで持ち上げ、五指に僅かに力を込める。乳房は指に合わせて形を変え、しっかりとした弾力を返すと共にミスティアの口から微かな声が漏れる。
「ん、はぁ……」
そのままむにむにと柔肉を揉み、心地よい感触を堪能する。しかし、見た目はまだまだ少女と言えるくらいなのに、大の男の手で揉めるほどの大きさを立派に持ち合わせていることにいつも驚いてしまう。夜雀なのに鳩胸とはこれいかに。
「○○、何か変なこと考えてない?」
「……いや、何も」
「そう? ならいいけど……」
ミスティアの言葉にぎくりとしたが白を切り、不審がる彼女をよそに乳房への愛撫を続行する。絹を思わせるほどに滑らかな乳肉を外から内、内から外へとマッサージするように揉み解し、人差し指の腹で桃色の乳首を捏ねる。
「あぁっ、んんっ、おっぱい、気持ちいい……」
乳房から与えられる快楽を享受し、体を震わせるミスティア。次第に硬さと大きさを増す乳頭を指先で弄り、乳房を揉むのに合わせ先端をきゅっと摘まんでやると、ミスティアは美しい声を一際高く響かせた。
「っ、ひあぁぁっ!」
柔らかな乳房と硬く尖る乳首、二つの相反する感触を味わい、好き勝手に弄り回し、ミスティアに性感を与えていく。
徐々に艶を増していく彼女の鳴き声を聞きながら、左手を乳房から離し、下腹部の更に下、秘唇へと伸ばす。そして、指が割れ目に触れた瞬間、ミスティアは新たな箇所での刺激に全身を震わせ、翼をばさりとはためかせた。
「くぅん! ふあぁっ……」
陰毛もほとんど生えていない、まだ成熟しきっていない秘部を指先で緩く撫でた後、人差し指と薬指を陰唇に添え、大きく開く。くちゅりと小さな水音と共に剥き出しにされた膣穴に中指で触れると、指にはぬめる愛液が絡みつく。しかし、これからミスティアが行う“あれ”のためにはもう少し欲しい。
そう思い、右手も胸から離し、人差し指と中指をミスティアのぷるんとした唇の前に持っていく。
「あっ……、おっぱい、終わり……?」
手が乳房から離れ、残念そうな声を漏らすミスティア。だが、目の前に現れた指を見ると、何も言わずともすぐに口に含み、舐め回す。
「んっ、はふっ……ぢゅっ、ぷはっ」
丹念に、優しく舌を指に這わせてあっという間に唾液塗れにすると、ミスティアは口を離す。
「これくらいでいい?」
「ありがとう、お疲れ様」
感謝の言葉と共に彼女の頬を右手の手の平で軽く撫でると、ミスティアは嬉しそうにむふーっと息を漏らす。
その後、潤滑油に濡れた指を秘唇に近づけ、陰唇の上部に位置する陰核に唾液を塗りつけるように指先だけで軽く振れる。
「んっ、あぁっ!」
特に敏感な箇所を触られ、その強い刺激にミスティアは体と声を震わせる。羽もそれに合わせてぱたぱたと小さく羽ばたき、人間とは違う形をした耳もふるふると揺れている。
あくまでこれから行う愛撫の為に滑りを良くしているだけなのだが、これだけでも十分な快感となっているようだ。
陰核を十分に濡らしたところでまずは優しく、割れ物を扱うように撫でる。
「やぁ、ふあぁっ、んくっ……もうちょっと、強くても、大丈夫……」
ミスティアの言葉に頷きを返した後、愛撫する力を少し強め、更に陰核を指先できゅっと摘まむ。
「くひっ! ふあぁっ!」
その瞬間、ミスティアは一際大きく鳴いたが、続く声に痛みを訴えるものは無い。
「いいっ、よぉっ! クリ、もっといじってぇ!」
喘ぎながらのおねだりに応えるべく、指でぴんと弾いたりぎゅうと押し込んでみたり、触れるか触れないか程度に撫でてみたりと、変化と緩急を付けクリトリスを刺激する。
陰核を弄ぶ度に喘ぎ、快楽を享受するミスティアの様子に、そろそろいい頃合いではと考え左手を膣穴に伸ばすと、そこは既に蜜が洪水のように溢れていた。
「ミスティア、どうかな?」
「うん、もう良さそうだから、ちょっと手、離して?」
ミスティアに確認を取ると、もう大丈夫だと本人は言う。続く指示に従い大人しく手を離すと、彼女はこちらにもたれかかって体重を預け、傍らに置かれた枕を手に取ってぎゅっと抱きかかえた。自分も少しでも楽になればと、下腹部を優しく撫でる。
「ん……、ありがとっ」
すると、ミスティアは顔を軽くこちらへ向け、にこっと微笑んでくれた。
「じゃあ、いくからね……。んんーっ、んっ、くっ、はあぁっ!」
そして、ミスティアは枕を強く握り締めると、全身を強張らせ、下腹部に力を込める。
しばしそうして唸っていると、次第に彼女の膣穴から白い物体が姿を現し始めた。
「はぁ、はぁ……。んーっ!」
ミスティアは一息呼吸を整え再び力むと、膣穴は更に大きく広がり、粘液を纏った白い物体が徐々に押し出されていく。
「ふぁあっ、んっ、はあぁっ!」
やがて、ミスティアの拳より小さいくらいの楕円形をした白い球体が、膣穴からぬるりと零れ落ちた。
「はあっ、はあっ……」
ミスティアの体内から排出された白い球体。そう、これはミスティアの卵だ。彼女は月に一度、こうして産卵をするのである。
膣穴から排出されたばかりの卵を手に取り、顔先に持ってきてまじまじと眺めてみる。真っ白な卵にはミスティアの性液が纏わりつき、いやらしい匂いを放っていた。
そんな卵を予め用意しておいたタオルで拭いて、これまた用意しておいた籠の中に丁寧に収めておく。
「まず一個、と。ミスティア、大丈夫か?」
卵を排出し、脱力したままのミスティアの腕をとんとん叩く。
「あ、うん、平気。……その、気持ちよくってぼーっとしちゃった」
頬を染めながら恥ずかしげに言うミスティア。本人曰く、産卵の瞬間は相当気持ちいいらしく、産卵と同時に絶頂してしまうこともしばしばである。
「それじゃ、次行くね。……んっ、く、はぁっ……!」
ミスティアは身をよじって体勢を立て直すと、また先程と同じように下腹部に注力する。すると、今度は一個目よりもかなり早く卵が姿を現した。
「んっ、はあぁっ! あっ、ああぁぁっ!」
大きな声を上げ、ミスティアは二度目の産卵を終える。しかし、ハイペースの産卵に体力も相当消耗してしまったようで、ミスティアは肩で荒い息を繰り返していた。
「ミスティア、まだありそう?」
「……えっと、多分、後一個か二個かな……」
「そっか。……なら、一旦休憩しないか?」
これ以上無理に続けるよりも、一度休息を取った方がいいのでは。そう思い、二個目の卵を手早く籠に収めながら彼女に提案する。
「ん……そだね……」
すると、ミスティアも呟くような声で同意し、今まで以上にこちらへ身を預ける。
その間にミスティアの体中に浮いた汗をタオルで拭いておく。勿論、卵を拭いていたものとは別のタオルだ。
「……○○、お水頂戴……」
「水? 分かった。ちょっと待ってくれ」
次第に呼吸も落ち着き始めたミスティアから水分を求められ、体を手早く一通り拭いてから水差しとコップに手を伸ばす。コップに水を半分ほど注いで手渡そうとすると、ミスティアはふるふると首を横に振った。
「飲まないのか?」
「○○から飲ませて……」
そう言うとミスティアは振り向いて、軽く口を開ける。
「俺から? えーっと、疲れてる所悪いけど、もう少し口を開けてもらえると……」
「……もうっ! ○○から、飲ませて?」
こちらの要望にミスティアは不満げな声を上げ、もう一度繰り返す。特に、こちらからというのを強調して。
「……ああ、そういうこと」
その口ぶりと態度から何をして欲しいのか、やっと理解する。コップに入れた水を自分の口に含み、ミスティアの口を塞ぐように口付けする。
「んっ……」
続けて、口に含んだ水を彼女の口内に流し込んでいく。ミスティアは流入される水をごくごくと飲んでいき、全て飲み干すと唇をゆっくりと離し、妖しく微笑んだ。
「ふふっ、○○味でとっても美味しかったよ。……さて、喉も潤ったし、もうひと頑張りだね。ぱぱっと出しちゃおっか」
無邪気な顔に戻ったミスティアは、んーっと伸びをすると明るく言い放つ。
「とは言っても、まだもう少しって感じかな……。○○、また気持ちよくしてくれる?」
続くミスティアの言葉を受けて、産卵途中の陰唇へと再び指を伸ばしていく。
一息入れたとはいえ、未だにひくひくと震える花弁に左手を添え、陰裂を大きく開く。そして、右手の中指を開いた膣穴へ挿入していく。
「んんっ……、はぁ……くぅん……」
既に指以上に大きなものが通った後とはいえ、指の感触に馴れさせるためにも膣の浅いところを優しくさする。しばしそうして愛撫した後、一度指を引き抜き、次は人差し指も加えた二本の指を差し込んでいく。
「く、はぁ~っ、んんっ……」
慣らした甲斐もあってか膣穴は一切の抵抗も無く指をずぶずぶと飲み込み、ミスティアはそれを大きく息を吐きながら受け入れる。
心地よい締め付けを返す膣肉の感触を味わいつつ指を沈めていき、中ほどまで沈んだところで侵入を止め、指を曲げて掻き回す。すると、淫らな水音が響くと共に更なる潤滑油が溢れてくる。
「ふあぁっ、ぐちゅぐちゅ気持ちいいよぉっ! もっとしてぇっ!」
更に、左手で真っ赤になった陰核を摘まみ、指先で何度もしごく。その度にミスティアは大きく喘ぎ、膣穴は指をきゅうきゅうと締め付ける。
止めどなく湧き出る蜜は布団の染みを広げていき、既に性器はびしょびしょに濡れていた。それでも肉穴を弄り続け、快楽を与えていると、ミスティアの手がこちらの腕に添えられた。
「んっ、○○っ……そろそろ、卵、出そう……」
「本当か?」
「うん、だから、そこ、開いててくれる?」
未だに締め付けられている指を引き抜くと、ミスティアからは名残惜しそうな吐息が漏れ、愛液もとろりと垂れ落ちる。
彼女に言われるままに両手を使い、膣穴の奥を目の前の虚空へ見せつけるかのよう大きく開かせる。
そして、三度ミスティアは下半身を力ませる。
「んんんっ、くっ、ああっ、出る、出ちゃうっ、はぁっ、ふああぁぁっ!」
ミスティアの苦悶の声が一際大きな甘い声に変わった瞬間、膣穴から今までよりも一回り大きな卵が二つまとめて飛び出した。
「……はあぁっ、どっちも、おっきいね……。これで、全部出たよ……。ふふっ、最後に、イッちゃったぁ……」
「ミスティア、お疲れ様」
こちらに蕩けた笑顔を向けるミスティアに労いの言葉を掛けるとともに、最後の二つの卵も籠に収め、計四個の卵が入れられた籠をベッド脇の机の上へ置いておく。ついでに、蜜に濡れた自分の手をタオルで拭いておくのも忘れない。
その後、全身を預けてくる彼女の頭をよしよしと撫でる。いつだったか濡れた手のまま撫でてしまった時は、ミスティアの視線が痛かったものだ。
ミスティアは荒い息を整えながらなすがままにされていたが、呼吸の乱れが無くなると一度大きく息を吸い込み、にんまりと笑う。
「……ふふふっ、○○っ~!」
そして、跳びかかってきたかと思うとあっという間に押し倒され、マウントを取られてしまった。
「……えーっと、ミスティア、今日も?」
「うんっ、しよ?」
ミスティアは産卵を終えると、まず襲いかかってくる。あれだけ乱れさせれば当然かもしれないが。
「でも疲れてない? するのは構わないけど、もう少し休んだ方が……」
「気遣ってくれるの? でも平気平気! むしろ、今してくれない方が辛いかな~。ほら、見て? ここ」
そう言って腰の上で膝立ちになったミスティアは、己の陰唇を両手で目一杯開く。それと同時に粘度の高い淫汁がとろり、とろりと垂れ落ち、服に染み込んで水玉模様を作る。
卵が通ったばかりの膣穴は未だに閉じきらず、ぱくぱくと開閉を繰り返す。普段よりも奥まで覗く膣壁は真っ赤に色付き、まるで己を満たす物を探すようにひくひくと蠢いていた。
「ね? 凄いでしょ」
自らの秘部を見せつけたミスティアは、赤く上気した顔で可愛らしく笑う。
「それに、卵産んでるときから、○○のおっきいのが背中に当たってたんだけど? ほら、今もこんなに大きいし」
「……そりゃ、ミスティアのあんな姿を見れば、ね」
「それは、つまり~」
ミスティアは陰裂から片手を離すと下へ伸ばし、ズボンを張り上げる陰茎に触れる。ズボン越しの刺激に肉棒が無意識にびくんと跳ねた。
「いいってことだよね?」
「……無理しない程度にね」
「ふふっ、それじゃ頂きまーす。今日のお礼にいーっぱい鳴かせてあげるからねっ」
満面の笑みを浮かべて舌なめずりし、手をぱちんと合わせるミスティア。それに加えて羽を大きく広げた姿は、正に捕食体勢といったところか。
そのまま流れるような手つきでズボンごと下着を脱がされ、勃起した陰茎が飛び出すとミスティアは満足げに頬を釣り上げる。
反り立つ男根にミスティアは白く細い指を伸ばし、肉幹、裏筋、亀頭と撫で上げる。焦らすような手つきに、つい体が震えてしまう。
「ここは結構柔らかいのに、下はがっちがちだもんね、不思議ー」
亀頭をぐにぐにと柔く揉んでいたミスティアは、自らの弁を確かめるように指を下へ下げ、肉幹を指先で軽く摘まむ。
「硬いし、熱い……。鉄串みたいだね。ま、あんなに細くないけどねー」
ミスティアは楽しげに笑うと、肉幹を掴んでいた手を改めて握り直して陰茎の位置を固定する。そして、自らの恥部をあてがうとゆっくりと腰を下していく。
「ふっ、ぁっ、くぅ、あぁっ……」
「っ……」
ミスティアは自身の体に男根をずぶずぶと沈ませながら、その感覚を噛み締めるように大きく息を吐く。
産卵を終えたばかりの膣道は瞬く間に陰茎の形に馴染み、蜜に溢れたひだが絡みついては更に奥へ奥へと誘われる。やがて彼女の最奥に亀頭が達すると、ミスティアは体をぶるりと大きく震わせた。
「やっぱり、これっ、たまんないっ……」
秘洞に剛直の全てを収めたミスティアは、紅潮し蕩け切った顔で歓喜の声を上げる。その声色は普段の彼女からは想像も出来ないほど淫蕩に塗れていた。
しかし、すぐに「あ」と呟くと、懸念の混じった顔を向けた。
「その、○○も気持ちいい? 緩いなーとか、ない……?」
どうやら先の産卵によって弊害が出ているのではと心配しているようだ。押し倒してから随分嗜虐的に進めて来たのに、こういうところでは気を使うのがなんとも可愛らしい。
「大丈夫大丈夫。ちゃんと気持ちいいよ」
「本当? 良かったぁ」
不安そうに訊ねる彼女にそんなことは無いと伝えると、ミスティアは柔らかく微笑み、安堵の息を漏らす。
「それなら早速……と、その前に」
まだ何かあるのだろうか、そう思っていると、ミスティアの大きな瞳が一瞬輝いたように見え、これから起こるであろうことを推測する。
すると、予想通り視界が徐々に暗くなっていき、やがてミスティアの姿が闇に浮かぶのみとなる。やはり、彼女は自身の能力を使ったようだ。
「これでもう○○の眼に映るのは私だけ……。ふっふっふっ、もう逃げられないね」
「元々ミスティアしか見えてないし、逃げるつもりも無いんだけどなあ」
「ふふ、知ってるよ。○○は私にぞっこんだもんね。まあ、お互い様だけどっ!」
ミスティアは嬉々としてそう言うと、こちらの腰辺りに手を添えて体勢を整え、ゆっくりと腰を持ち上げ始める。
「私がしてあげるから、んっ、○○は動いちゃ駄目だよ」
やがて、蜜に塗れた陰茎が姿を現すとミスティアは腰を一旦止め、また緩慢な速度で腰を下ろす。
詰まった肉ひだでカリ首を丹念に擦り上げられ背筋が震えてしまうが、その動きに快楽を感じているのはミスティアも同じらしく、小さく揺れる翼と小さく漏れる嬌声が可愛らしい。
今日のミスティアはよほど昂っているのか、普段以上にとろとろの膣肉は物欲しそうに絡み、強烈な快感を送り込んでくる。
それに加え、幼さを残す陰唇が、がちがちに勃起し血管の浮いた陰茎を肉びらを広げて呑み込んでいく様は、視覚的にも非常に興奮を煽られる。
これは自分も長く持ちそうにないな、と頭をよぎるが、ミスティアはそんなことはお構いなしに腰を振り始める。
「んっ、ふあっ、あぁっ、あんっ」
快楽を貪るように徐々にペースアップしていく上下運動に合わせ、ミスティアの口からは淫らに彩られた美しい声が溢れる。
お互いの股間がぶつかる度に結合部からは粘り気のある水音が響き、彼女の秘部から休みなく新しい潤滑油が湧き続けていることを物語っていた。
「ちょっと、動き方、変えるね」
上下運動を繰り返していたミスティアであったが、そう宣言すると両手をこちらの胸につくと腰をより深く沈ませて亀頭を子宮口に押し付け、腰を前後に揺すってポルチオをぐりぐりと刺激する。
「はあぁあぁっ……、おくっ、いいっ……! 気持ちいいよぉっ……!」
「ぐっ、うっ……!」
子宮の入り口を苛める快楽にミスティアはだらしなく喘ぎ、真っ赤な顔を一層蕩けさせる。まるで子宮の中にまで挿入を求めるかのような動きに加え、更に高まった性感でぬめる膣の締め付けがより強くなり、つい呻いてしまう。
「はっ、あぁんっ、○○もぉっ、あぁ、気持ち、いい?」
「ああ、滅茶苦茶、気持ちいいっ……」
喘ぎ混じりに尋ねるミスティアにそう答えると、彼女は朱に染まった顔のまま喜色満面の笑みを浮かべ、胸についていた手をどかしてこちらに倒れ込む。
柔らかな胸が押し付けられ、その感触につい心奪われていると、ミスティアから唇を重ねられる。更に、舌が唇を割り開いて口内へ侵入してくるがそれを受け入れ、こちらからも舌を絡ませる。粘っこい水音を奏でながら互いの唾液を交換し、撹拌し、味わう。
たった数秒の濃密な絡み合いを終えて唇が離れると、銀糸がつうっと伸びて、やがて切れた。
「○○っ、もっと私を感じてっ! 私で、気持ちよくなってっ!」
羽根を大きく広げたミスティアは倒れ込んだままの体勢で、腰を上下に振りたくる。
激しいストロークで快楽を求め、そして与えようとする彼女に自分も応えるべく、ミスティアの動きの邪魔にならない程度に彼女を抱き締め、腰を下ろすタイミングに合わせ、こちらからも腰を突き上げる。
「ふあああぁぁっ!」
すると、ミスティアは目を白黒させ、悲鳴に近い声を上げて頭を仰け反らせる。それと同時にミスティアの膣壁はぎゅうと締め付け、肉棒から精を絞り出さんとその身を蠢かせる。
急速にせり上がる射精欲を抑えつつ体の上で跳ねるミスティアの子宮口を何度も叩き、更に快楽を刻み込んでいく。
「あぁあっ! 子宮っ、もっと突いてぇっ!」
ミスティアの希望通りに力強く突き上げ、彼女の体重も利用した突き上げにミスティアは大きく鳴き、その身を駆け巡る快楽の耐えるように翼をはためかせる。
子宮口を叩く度に膣壁が精を求めて食い締め、腰を引けば離すまいと絡みつく。蜜壺から生まれ、お互いに与えられる強烈な官能が二人を絶頂へと押し上げるまで、時間は掛からなかった。
「○○っ、私、もうイクっ、イクからっ、最後におもいっきり、突いてぇっ!」
「ああっ、俺も、もう、出るっ……」
「うんっ! 私の中っ、いっぱいにしてぇっ!」
彼女の希望に応えるべく、そして、極限まで高まった自らの射精欲を解放するべく、最後の突き上げの前に彼女の腰を掴み、ミスティアが腰を下ろすと同時に最奥を貫いた。
「ああぁああぁっ!」
「ぐぅ!」
それと同時にミスティアの子宮内へ目掛けて精液を送り込む。絶頂を迎え、震える彼女の体を押さえつけながらの射精はすぐには治まらず、産卵を終えたばかりの子宮を次は精液で満たしてやると言わんばかりに注いでいく。
「もっと、せーえき、もっとぉ……」
ミスティアは蕩け切った瞳と声で精をねだり、彼女の膣も同調するように収縮を繰り返し更なる射精を促す。求められるままに小さく腰を揺すって精液を追加し、やがて射精が終わると、ミスティアは満足そうに息を吐く。
「えへへ、私の子宮、せーえきでいっぱいにされちゃった……」
緩んだ笑顔で呟くミスティアを抱き寄せ、左手では背中をさすり、右手では人間とは異なる耳を撫でる。すると、彼女はこちらの胸に顔を埋めて頬ずりをする。
ミスティアしか映らない闇の中で、ただただ彼女の温もりを感じていた。
3.
「こっちの二つは今日の晩御飯にして、残りは明日に……」
産卵とその後の情事を終えて三十分ほど経った頃、すっかり体力も回復し、装いも改めたミスティアは自らの産んだ卵を手に取り、使い道をあれこれと思案していた。
そんな彼女を黙って見ていると、その視線に気付いたのかミスティアはこちらに顔を向け、不思議そうに首を傾げた。
「どうしたの?」
「すっかり料理人の目だなあ、って」
「まあねー。無精卵なら、食べないと損だし」
ミスティアは指先でくるくると卵を弄りながら、平静に答える。
そう、ミスティアの産んだこれらの卵は全て無精卵であり、もっと言えば毎回自分達で食している。
ミスティアの卵を食べることに最初は自分も抵抗はあったし、自らの卵を食すことに抵抗はないのか、そもそも鳥料理を嫌うミスティア的には大丈夫なのか、恋人のそういう物を食べるのはお互いに少々刺激が強くないか等々ミスティアにも聞いてみたのだが。
「そもそも鳥は自分の産んだ卵を食べることもあるよ?」
「無精卵だし、別にいいかなあ。屋台で卵料理も出してるし。あ、でも、この卵を出すのは絶対に嫌。○○以外に食べて欲しくない」
「私が○○の精液飲むのと変わらないと思うけど」
というミスティアの返答に、「……それならいいか」と結論付けて二人で食べ始めてからは、もはや当たり前のことになっていた。
「それにしても、もう……片手は超えたよね、卵産んだ回数も」
ミスティアは開いた右手の指を折って数えるが、全ての指を折ったところで正しい回数を思い出すのを諦めたのか、手を開いてひらひらと振った。
「最初が七、八か月前だからね。こっちも準備やサポートは段々慣れてはきたと思うけど」
「初めての時は色々大変だったねー。先生にいきなり言われたもんね」
軽く笑うミスティアにつられて自分も笑い返し、その『初めての頃』に記憶を巡らせる。
「貴女の胎内に卵が有るわね。今日中に産まれるでしょうから、ここで産んでいきなさい。個室を用意しておくわ。それに、貴女、産卵は初めてでしょう? 午前の診察は貴女達で最後だし、私達も手を貸せるから安心してね。と言っても、私も実戦は初めてなのだけど」
体の不調を訴えるミスティアと共に永遠亭を訪ねた自分達に掛けられた言葉は、余りにも予想外の内容だった。
最初は冗談だと思った。しかし、超が付くほど優秀かつ評判のいい薬師の彼女が、極めて平静なままだったので本当のことだと理解するのに時間は掛からなかった。
その後、宛がわれた個室で初体験となる産卵が始まった。「これからは貴方が彼女のお手伝いをするのだから、ちゃんと見ておいてね」と先生に言われ、自分もメモを片手に持っての産卵は計三個の卵を産み落とし、無事に終了した。
そして、ミスティアが落ち着いた後はこの産卵についての説明を二人で受けたのだが、特に大事だから忘れないようにと言われたのは以下の二つのことだ。
まず一つは、この卵は無精卵であり、有精卵ではないこと。もう一つは、もし貴方達の間に子供が出来たら、彼女のお腹が大きくなるだろうからその時は改めて来ること、の二つだ。
また、その講釈をしている間に卵の検査もしていたらしく、その結果、栄養価は非常に高く味も良し、一般に流通している卵と同じように食しても大丈夫なことも分かった。
因みに、これら産卵に関する知識の出所を尋ねたところ、「ある烏天狗からよ。貴女達の屋台の常連だったはずだけど」と言っていたが、やはりあの方なのだろうか。
そして、その一ヶ月後、二度目となる産卵がやって来たのだが、やはり色々とおぼつかず……。
「○○ー、おーい」
ミスティアの声にはっと意識を現在に戻す。あやうく、今までの記憶を全て思い返すところだった。訝しげな瞳でこちらを見るミスティアに苦笑で応答すると、彼女は顔をぐいっと寄せてきた。
「私がさっき言ったこと、聞いてた?」
「さっき? 初めての時は……って」
「その次」
「……ごめん、もう一度お願い」
上の空だったせいで聞き逃していたと伝えると、ミスティアは顔を離して呆れ顔で「もー」と口を尖らせる。
そして、こちらの右手を掴んで引っ張り、立ち上がるように促した。
「屋台の仕込みと晩御飯の準備、早くしないと開店に間に合わないよ」
「え? 体、大丈夫なのか? 今日は休んでも……」
「いやいや、待ってくれてるお客さんもいるだろうし、今日は声のノリがいいからね。いっぱい歌っちゃうよー!」
てっきり今日は休業かと思っていたのだが、ミスティアはやる気満々といった様子だ。
「タフだなぁ……」
「さっき○○からいっぱい精力貰ったからねー」
ミスティアはにやにやと笑う。確かに男の精を喰らう妖怪もいるらしいが、彼女にとって先の行為に意味があったのかは分からない。まあ、妖怪は精神に依る者が多いので、本人がそう言うなら本当に多少は回復しているのかもしれない。
「いっそ、響子も呼んで今日はライブもしちゃおっかな? ね、○○はどう思う?」
そう言って首を傾げて笑うミスティアの姿は、鳥目にならずとも彼女しか見えなくなるくらいに見惚れてしまうものだった。