だが、モンスターをレイプするものは?
モンスターを狩るものをモンスターハンターという。
だが、モンスターをレイプするものは?
それがモンスターレイパーだ。
モンスターレイパーは数こそ少ないが、どのレイパーも尋常ならざる力をもっている。
たとえば国ひとつを焼きつくしたとされる邪竜でさえも、彼らの1人に12分20秒で葬られた。
しかもそのタイムは彼らの中では遅いほうだというのだ。
しかも彼らは死なない。
比喩的な意味ではなく、本当にしなない。
焼こうが凍らせようが感電させようがなにしようが死なないのだ。
何度も、何度でも蘇る。
文字通り不死の存在なのである。
それほどの圧倒的な力を持つ彼らならば、女くらい自由に抱けるだろうと思うかもしれない。
だがだめなのだ。
強すぎるがゆえに、人間の女ではその身がもたない。
ようするに、普通の女とセックスしたら女のほうが木っ端微塵にはじけて死ぬ。
だから彼らはモンスターをレイプすることで、滾る情欲を解消することにしたのだ。英雄色を好むという。
英雄の中の英雄たる彼らだからこそ、常軌を逸する性欲に常に悩まされている。
常に滾るマグマの如き性欲は、彼らの精神を揺さぶり、多くのレイパーは相当な攻撃的メンタルとなっている。
それでも彼らは人間だけは襲わない。
乱暴で、攻撃的になってしまった彼らではあるが、ほんの一カケラの英雄としての矜持があるのだ。
■
「グゲエエエッ!?」
森の中、突然の悲鳴があがった。
そこには人間がいた。
全身をすっぽりと覆う黒いローブに身を包んだ男だった。
男は右手に持った短剣で、今まさにモンスターに襲われようとしていた少女を救っていた。
男の左腕は少女を抱えている。
約束摘みに森へはいった少女が、不運にも森のモンスターに襲われたのだ。
サラマンドラギガンティックオオトカゲはこの地域の森に少数生息しており、森の生態系の頂点に存在している体長4メートルの巨大なトカゲだ。
口から高圧水流ブレスをはき、その破壊力は巨木をなぎ倒すほどである。
普段は森の奥に生息しており、よほどの事がないかぎりはこのへんまでは出てこないはずだが…。
だが男にとってそんなことは関係はなかった。
「村へ逃げろ。ここは俺に任せておけ」
抱えた少女を降ろすと、無愛想に言い放つ。
男が短刀をゆっくり構えると、ビィィィーン…というなにかが細かく震動する音が聞こえる。
これが男の【殺し技】の1つ、ジ・エンド・オブ・ソニック・ヴァイブレーション。
ナイフを持つ腕を超高速で振るわせることにより、人力で超震動ナイフを実現させた代物。はっきりいうと過剰な殺傷力だし、なんだったら殴るだけでも十分トカゲを殺傷せしめることは出来るが、なんとなくノリで使った技だ。
「で、でもおじさん…」
少女が男を心配そうに呼ぶと、男は激昂して叫ぶ。
「俺はおじさんじゃねえ!さっさといけ!俺はガキと女が嫌いなんだ!」
だが聡明な少女にはわかっていた。男が自分を心配させまいとして乱暴にふるまっているのを。
見せている怒りはまやかしで、本当の彼はとても優しいのだと。
目じりにたまる涙を振り払い、少女は駆け出した。
ソレを見送り、男はニヤリと笑う。
「よぉぉぉやく、お楽しみの時間だな?え?」
男は圧倒的殺意を撒き散らし、オオトカゲを縛り付けた。
放たれた絶対強者のオーラはオオトカゲに逃走を許さない。
オオトカゲはその魂にまで恐怖が刻み込まれ、四肢がブルブルと震えていた。
「グ…ギャ…ギャ…ウ…ギ……」
おびえるオオトカゲをみて、男は舌なめずりする。
「動くな。この超震動ナイフでバラバラにされたくなかったらな…」
オオトカゲに男の言葉はわからない。
男にもオオトカゲの言葉はわからない。
だがこの瞬間、男とオオトカゲは確かに意思疎通をしていた。
男はオオトカゲの背後にまわり、尻尾を掴んで持ち上げる。
邪悪な笑み!!
「いいね、雌か。くくくっ!ぷりっぷりのモンスターマンコじゃねえかよ。そそるぜ…誘ってるのか?ん?」
「ウギ…っ!?ギッ…ギウ……」
オオトカゲが身もだえするが、男はすかさずオオトカゲの尻を叩いて恫喝する。
「うごくんじゃあねえ!殺すぞ!」
オオトカゲは突然の怒鳴り声に身をすくめ、一時的な金縛り状態に陥ってしまった。
この怒鳴り声こそが男の持つ【殺し技】のひとつ、スナッチドミネーション。
相手の心を掌握することに長けたこの男ならではの能力である。
でかい声で怒鳴りつけることで相手をびびらせ、行動不能にする。
「いいか、俺の許可なく動いたらどうなるかわかるよな?」
男はゆっくり下穿きをぬぐ。
すでに男のペニスは隆々と天を突いていた。
その長さは実に76センチ。
バキバキに勃起したペニスは筋肉の塊ともいえる代物で、ところどころ力こぶのごとくにコブが隆起している。
まさに肉の棍棒だ。
「おい。トカゲ野郎。いまからコレをてめえのトカゲマンコにぶちこんでやる。俺の子種をありがたく頂戴しろよ?」
おびえるオオトカゲの性器に、棍棒ペニスをあてがい、ゆっくりとねじ込んでいく。
「ギュアアアアアアアア!!」
絶叫をあげるサラマンドラギガンティックオオトカゲ。
当然だ。
人間のモノとは比べ物にならないどころか、同族の雄よりよほど大きなものが挿入されたのだから。
しかし男は容赦なくピストン運動を開始する。
ズパン!ズパン!と肉がぶつかりあう音が森に響いた。
「おらぁ!どうだあ?気持ちいいかぁ!?」
凶悪な笑みを浮かべながら、激しく腰を打ち付ける男。
もはやどちらが捕食者かわからない状況だった。
「グ……ガアアアアアアッ!!!」
オオトカゲはたまらず暴れ出すが、男にガッチリつかまれているため逃れられない。
むしろそれが男をさらに興奮させることになった。
「そうだもっと泣け!叫べ!いいぜぇ~最高だぜぇぇえええ!」
男の腰の動きが激しさを増す。
もうそろそろ限界が近いのだろう。
そしてついにその時はきた。
「…う…ぐおおおおおあああああ!!」
ドクッドクッドクン……!! 大量の精液が注がれていく。
あまりの量の多さに、逆流して地面に流れ落ちるほどだった。
オオトカゲの腹はみるみるうちに膨らんでいく。
まるで妊娠したように。
■
それから数日後。
とある村で、こんなうわさが流れた。
なんでもモンスターハンターの男が村に来て、モンスターを退治してくれたらしい、と。
しかも無償で。
モンスターハンターというのは、モンスターを殺すことを生業としている人間のことだ。
モンスターを殺して素材や肉を売って生計を立てているのである。
だが真相は全く違う。
彼は村を救うためにモンスターを狩ったのではない。
ただ単にモンスターを犯すためだけにモンスターを狩り、女を犯そうとしたところを邪魔されて怒っただけである。
だが村人にとってはそんなことはどうでもいいことだった。
モンスターの脅威にさらされなくなったことこそが重要であり、真実などどうでもよかったのだ。
男は今日もどこかでモンスターを犯し続けていることだろう。
だがそれはまた別の機会、別の場所でかたることにしよう。