風呂はユニットバスで、トイレの横に浴槽がある。かなり狭い。
シャワーのノブをひねる。
頭から湯を浴びながら、僕は亮の手紙の事を考えていた。気になる事が、いくつかある…
その時、いきなりシャワーカーテンが開いた。
そこに、ももちゃんが立っていた。
僕は、慌てて彼女から目をそらした。
ももちゃんは裸だった。
「な…何してんだよ!」
僕はかなり驚いたが、彼女は全く悪びれる様子もない。
「お礼だよ。背中流してあげる」
「そんなのいいよ!」
そう言ってるうちに、ももちゃんは浴槽に入ってきて、僕の後ろに立った。
「お兄ちゃん、恥ずかしいの?男のくせに」
「あ、当たり前だろ!ももちゃんこそ…なんで平気なの?」
彼女は、シャワーを止めてボディソープのボトルを取った。
「なんで?わたし、いつもお父さんと一緒に入ってるよ」
「僕は、お父さんじゃ…あっ!」
背中に柔らかい感触…
「ももちゃん…手で洗ってるの?」
「そうだよ。変?」
小さな手が…指が…
僕の肩から背中、腰を、優しく撫でていく…
ももちゃんは、僕の尻まで手を伸ばした。
「そこまでしなくても…」
「ダメ、じっとして」
そう言われても…女の子に尻を撫でられて、落ち着いていられるか?
「お兄ちゃんの背中、大きいね。わたしなんて全部隠れちゃうよ」
「そう…かな…」
「はい、今度は前ね」
さすがにそれはマズイ!
「も、もう大丈夫だから…ありがとう、もう出ていいよ」
「お兄ちゃん、やっぱり…わたし…ジャマ?」
また、これだよ…
仕方ない、相手は子供だ。気にするな。
ももちゃんと向かい合った。
僕はじっと正面を見据えた。
彼女の身長は僕の胸より低いから、こうすれば、ももちゃんの裸は見えないだろう。
その手は、胸から、だんだん下に…
そしてとうとう、チンコに…
ももちゃんは、それを両手で包み込むように、ゆっくり洗い始めた。
僕は声が上ずってしまう。
「そ、そこは洗わなくていいから…」
しかし彼女はお構いなしだ。
「ダメだよ。キレイにしないと」
そう言って、ゆっくり丁寧に洗っていく。
誰かがそこを触るのは、元カノと別れてから2年ぶりだ。
ももちゃんは、あくまで無邪気にチンコを擦り続けた。
「男の人って、不思議なのが付いてるんだね。面白い!」
僕は努めて冷静に答えた。
「そう?不思議かな…」
「歩く時とか、ジャマにならない?」
「いや、それはないけど…」
ヤバい…さすがにこれは…気持ちいい…ダメだ!勃つな!耐えろ!…でも…
ももちゃんの小さく細い指が、亀頭をサワサワ撫でる。下の袋を優しく揉んでいる。
ヤバいよ…これは…我慢できない…いや、ダメだ!
僕は必死で他の事を考えて、気を逸らそうとした。
でも無理だった。気持ちよすぎる!
でも、こんな小さな子供に風俗嬢みたいなマネさせるなんて、絶対許されない。
「あれ?ちょっと固くなってきたよ…」
ももちゃんが不思議そうに言った。
ヤバい!バカ!興奮するな!
「お兄ちゃん…わたし知ってるよ」
「な…何を?」
「きもちいいんだよね?」
「……」
「ガマンしなくていいよ」
!!
僕は思わず、ももちゃんの手首を強く掴んで、無理矢理チンコから引き離した。
しかも不覚にも、下を向いて…見てしまった。
怯えたように僕を見上げる幼い顔…微かに膨らんだ胸…小さな乳首…
「ごめん…」
ももちゃんを残して、僕は浴槽を出た。
そして取り繕うように付け足した。
「ありがとう。今度はももちゃんが使って」
服を着ながら、激しく後悔した。
初めから、キッパリ断ればよかったんだ。あの子は純粋に、お礼がしたかっただけなのに、勝手に興奮して…あんなに強引にやめさせて…怖がっていたじゃないか。
気がつくと、体にバスタオルを巻いた、ももちゃんが立っていた。
泣いていた。
「お兄ちゃん…ごめんなさい…わたしの事、嫌いになった?…お願い…嫌いにならないで…」
ももちゃんの涙に、僕は胸が痛くなった。
「嫌いにならないよ。僕が悪かったんだ。ごめんね。手、痛くない?」
「大丈夫だよ。ねえ、わたしの事、好き?」
「うん、好きだよ」
「わたしも好き!」
好きという僕の言葉に、深い意味はない。とにかく僕は、彼女の心を傷つける事だけは避けたかった。だから言っただけだ。
ももちゃんは、まだ子供だ。気持ちよくなるとか…どこでそんな事を知ったか、わからないが、意味も理解せず言ってるだけだ。
性的に誘惑してるみたいに考えるのは、大人の不純な発想だ。
僕は努めて明るい調子で言った。
「夕飯どうする?そうだ!今日は、外で食べようか。何が食べたい?」
「ハンバーグ!」