※この作品はR-18です。

8月のヒメゴト 〜僕と桃香の7日間〜   作:水無月零

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『だって、ふたりきりだよね』

僕は波打ち際に浮き輪を浮かべた。

ももちゃんを抱きかかえて、小さなお尻を浮き輪にはめた。

「きもちいい!フワフワしてる!」

防波堤に上がる事を想定して、バスタオルを浮き輪のロープに縛り付けた。

「よし、出発だ」

そして沖へと向かった。

 

海は次第に深くなり、僕はももちゃんの浮き輪を引きながら泳いでいた。

「お兄ちゃん、大丈夫?」

「まだまだ、全然いけるよ」

「離さないでね」

「死んでも離さない」

「やだ…死ぬなんて言わないで…」

なぜか、ももちゃんはその言葉に敏感なようだ。身内に不幸でもあったのかな。

 

僕はももちゃんの過去を全く知らない。彼女が話したこともない。

別にそれで、ももちゃんを好きな気持ちが揺らぐ事はないが、気にならない訳ではない。

「わたしね…本当はずっと、寂しかったの」

「お父さんとお母さんは?」

「いてもいなくても、同じだよ」

それは育児放棄か?やっぱり、親から愛情を受けずに育ってきたのか。

 

「ずっと、お兄ちゃんに会いたかったの。わたしが好きなのは、お兄ちゃんだけ」

以前と同じ疑問が、頭をよぎった。いつ僕の事を知ったのか…

しかしそれは、触れてはいけない気がした。なぜだか自分でもわからない。

「ありがとう。僕も、ももちゃんだけだよ」

 

防波堤は、少しずつ近付いていた。

僕はふと、ビーチの方を振り返った。

砂浜を女性が歩いていた。全身黒ずくめ、黒い帽子…旅館にいた、あの人か?

まさか…僕達を追ってきた?

いや、偶然だろう。ここは旅館からそれほど遠くない。たまたま同じ海水浴場に来てるだけだ。

 

しかし、もし偶然じゃなかったら?きっと、狙いは僕ではない。

「どうしたの?」

僕が岸の方を見てるので、ももちゃんも気になったのだろう。

「何でもないよ」

彼女は振り返った。

「あ…」

明らかに、驚いていた。

「ももちゃん?」

「……」

「あの黒い服の人、知ってるの?」

「知らない。見たことない」

「もしかして、お母さん?」

「違うよ」

 

ももちゃんは、何かを隠している。しかし、僕に言いたくない事を、問い詰めるわけにはいかない。

「ももちゃん」

「何?」

「もしも…いいかい?もしもだよ。もしも、誰か悪い人が、ももちゃんを連れて行こうとしても、僕は絶対渡さない!何があっても、ももちゃんを守るからね!」

「うん、ありがとう…」

 

防波堤に着いた。

切れ間を通って、反対側に回り込んだ。

階段状になったところにバスタオルを敷いて、ももちゃんを抱き上げ座らせた。

僕も隣に座った。

 

目の前には、遮る物のない、一面の海。

水平線が、どこまでも伸びていた。

「きれい…」

ももちゃんは、果てしなく広い海に見とれていた。

「来た甲斐があったよ」

僕もうれしかった。

 

静かだ。

ビーチにいる家族連れの声も、聞こえてこない。

防波堤に当たる波の音。時折、海鳥の声。それだけだ。

 

まるで、世界に僕達ふたりを残して、全ての人がいなくなったようだ。

そう、世界はふたりのものだ。

邪魔する者などいない。そんな事させない。

誰も僕達を引き裂けない。

絶対に。

 

「お兄ちゃん…」

ももちゃんが、僕の海パンの股間を擦りはじめた。

「ももちゃん?」

彼女は、熱に浮かされたように、ささやいた。

「さっきの続き、しよ」

「ここで?」

「だって、ふたりきりだよね」

たしかに、僕達の背後には防波堤の壁があり、ビーチから見えない。

海にも誰もいない。沖から船でも来ない限り、見られる事はないだろう。

 

「お兄ちゃん…わたしだけの、お兄ちゃん…」

ももちゃんが、僕の唇を求めてきた。

僕の頭を抱えて、舌を貪るように、吸っている。

こんな激しいキスをするなんて…

それだけで、チンコが反応していた。

 

彼女は海パンのゴムに指をかけた。

僕は腰を浮かせ、スルリと脱がされた。即座に解放されたチンコがピョコンと上を向いた。

「おちんちん元気だね。うれしい…」

ももちゃんは、身をかがめてチンコにキスをした。

 

「ももちゃん…いいの?」

見えないからといっても、真っ昼間の海だ。あまりにも大胆だ。

「わたし、ここでしたいの。すごく。お兄ちゃん、いや?」

「ももちゃんがよければ、僕はどこでも」

「うれしい!」

 

ももちゃんは、水着のブラを外した。小さなおっぱいが、真夏の太陽に見せつけるように、晒け出された。

立ち上がり、ためらう事なく、パンツも脱いでしまった。

 

雲ひとつない、抜けるような濃い青空。澄みきって穏やかな、煌めく海。

美しい風景の中、全く自然に堂々と、全裸で立っている可憐な少女は、何よりも輝いていた。

僕は圧倒されて、言葉もなかった。

 

大人に比べて凹凸の少ない裸体だが、強い日差しが濃い陰影を強調していた。

「きもちいいね…」

海に向かって全身で潮風を感じながら、ももちゃんは伸びをした。

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