※この作品はR-18です。

8月のヒメゴト 〜僕と桃香の7日間〜   作:水無月零

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『わたしね、結婚式したい』

その後、ふたりはビーチに戻った。

ももちゃんはまた清純な子供に戻って、無邪気に僕と遊んだ。そのギャップもまた、愛おしかった。

 

辺りが暗くなると、浜辺で花火をした。

暗闇の中、花火の鋭い光に照らされた、ももちゃんの笑顔。

もう二度と、この笑顔を曇らせる事はしないと誓った。

 

夕食を済ませると、また車を走らせた。

 

今夜はどこで寝ようか。

あの温泉旅館は、一泊しか予約が取れなかった。今からアパートまで帰るのは遅すぎる…などと考えていると、ももちゃんが嬉しそうに言った。

「あっ!お城だ!」

「えっ?」

 

窓越しに見えたのは、たしかにヨーロッパの城のような建物。

「キレイ…」

ももちゃんは、うっとりしていた。でもあれは…

「ももちゃん、あれはラブホテルだよ」

 

ももちゃんは、キョトンとした。

「それ何?ホテルじゃないの?」

「えっとね…恋人がエッチするために行くホテルで…」

「すごぉい!行きたいな!」

「大人しか行けないよ」

「大丈夫だよ!ねえ、行こうよぉ!お城でするなんてロマンチックだよ!」

 

かなり新しそうな、立派な造りだ。おそらく監視カメラとか付いてる。子供を連れて行ったなんてバレたら…

いや、大丈夫かな。多分、警察に通報とかしないだろう。どうせ見て見ぬフリをするさ。

 

それに、ももちゃんとラブホだなんて…想像しただけでチンコが固くなる。

「よし、行こうか!」

「やったぁ!いっぱいしようね!」

ももちゃんはもう、大はしゃぎだ。

 

車は、大きな門をくぐって入って行った。

 

部屋はほぼ満室だが、ひとつだけ空いていた。

最上階の、スペシャルルーム。豪華で、宿泊代がかなり高い。でも選択の余地はない。

 

「すごぉい!キレイ!お兄ちゃん見て!シャンデリア!」

部屋に入ると、ももちゃんは歓喜の絶頂だ。

たしかに、まるで宮殿の一室のようだ。

 

彼女は、キングサイズのベッドで飛び跳ねていた。

「すごいすごい!わたしお姫様になったみたい!」

こんなに喜んでくれるなら、やっぱり来て良かったな。僕も思わず笑顔がこぼれた。高額な宿泊代の事は忘れよう。

 

「お風呂行くね!」

そう言うとももちゃんは、急いで服を脱ぎながら、浴室に入って行った。

「こっちも広いよ!あ、お花がある!お兄ちゃん、このボタン何?」

 

僕が中に入ると、ももちゃんは浴槽の縁にあるボタンを見ていた。

「ジャグジーだね」

「じゃぐじぃ?」

「すぐにわかるよ」

 

ももちゃんが体を洗っている間に、僕は浴槽にお湯を満たして入浴剤を入れた。

彼女が浴槽に入ると、スイッチを入れた。みるみるうちに、お湯が泡立ってきた。

 

「何これ!面白ぉい!くすぐったいよぉ!」

ももちゃんは、キャッキャと笑っていた。

「お兄ちゃんも入って!」

「まだ体洗ってないよ」

「そんなのいいよ!泡がなくなっちゃうよ!早くぅ!」

 

僕も向かい合って入った。

「ほら、きもちいいでしょ?」

「ホントだね。僕も初めてだよ」

ももちゃんは、いきなり僕の体を、くすぐってきた。僕も笑いながら、くすぐり返した。

 

浴槽の中で、じゃれ合っていると、泡が溢れ出して浴室の床まで泡だらけになった。

僕はくすぐりながら、こっそり、ももちゃんの可愛いおまんこに触れた。

「キャッ!そこはまだダメ!反則だよ!」

叱られてしまった…

 

「面白かったね!」

ももちゃんは、体を拭くのもそこそこに、浴室から走り出た。

 

僕が部屋に戻ると、彼女は頭にタオルだけ巻いた裸のまま、テーブルの前でファイルのような物を見ていた。

 

「何見てるの?」

それはカタログだった。アダルトグッズとか、レンタルしてるらしい。

 

彼女は、ピンクローターやバイブなどの写真を不思議そうに見ながら、僕に尋ねた。

「これ、何?」

「おまんこに当てたり、中に入れたりするんだよ」

「きもちいいの?」

「そうらしいけど、僕は女の子に使った事ないから…」

「なんか変なの…おちんちんの方がいい」

「ももちゃんにはまだ早いよ」

 

さらにその後ろには、コスプレ用の衣装があった。こんな物まであるのか…

彼女は、そっちの方に興味を示した。

セーラー服…ナース服…これはCAかな?

そして最後のページに、ももちゃんは見入ってしまった。

 

それは純白のウェディングドレスだった。

かなり本格的だ。ベールやブーケ、手袋も付いている。エッチのコスプレ用だから、スカートの丈は極端に短いが…

 

「ももちゃん、着てみたい?」

「でも…わたしなんか、似合わないよ」

「そんな事ないよ!絶対可愛いよ!」

お世辞ではなく、本心からそう思った。

「じゃあ、お兄ちゃんも着て」

見ると、男性用に白いモーニングもあった。

 

「わたしね、結婚式したい」

「今ここで?」

「ホントの結婚式じゃないけど、したいの」

やっぱり、そういうのは女の子の憧れなんだろう。

「うん、いいよ。ふたりだけの結婚式しよう」

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