男性服の試着をしてほしいと頼まれ、ヘリーさんがデザイナーを勤めるアパレルショップへ向かったコーチ。二人は付き合っているのだが、初々しいカップルぶりを周囲にからかわれ、お互いを必要以上に意識してしまう。突然起きたエロハプニングにも抗えないまま、濃厚な搾精エッチが始まり……

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爆乳彼女なヘリー・ルイスさんにイチャラブ手コキとドスケベ淫語でこってり搾り取ってもらう話

 

 

「うんうん、やっぱり私の目に狂いはないわね! よく似合っているわ!」

「は、はあ……」

 

 俺はいま、アパレルショップの中で着せ替え人形のように遊ばれている。

 

 周りの女性客からの視線を強く感じるが、俺が向こうの立場だったら注目するのも仕方ないと思う。女性向けの商品が多いこの店では、俺のような男性客は珍しいからだ。しかも、コーディネートをしてくれている店員はよりにもよって店のメインデザイナー本人なのだ。

 

「アナタって普段はシンプルな服ばかり着ているけれど、たまには大胆なカラーリングに挑戦しても良いと思うのよ!」

 

 俺の不安をよそに、目の前のデザイナー……ヘリー・ルイスさんは嬉々として持論を語っている。

 

 人目を引いているのは、彼女の身分だけではなく、むしろその出で立ちによるものなのかもしれない。

 

 まず目立つのが、つむじを境にキッチリ塗り分けられた二色のショートヘアだ。右側は地毛の黄緑色で、左側はビビッドなピンク色で染められ、一目見たら忘れられない強烈な印象を生み出している。ただ奇抜にしているだけでなく、後ろ髪を綺麗に切り揃えてうなじを見せたり、サイドヘアを長めにして小顔感を出したりと、細かいアレンジまで余念なくまとまっているのが彼女の抜け目ない性格を表している。

 

 髪型だけでなく、服装も店内の明るくポップな雰囲気に負けない派手さだ。白地にスプラッシュ柄をあしらったキャミソールの胸元には、自らが率いるブランド名『Galatea』が大きくプリントされている。その上にはジャケットを羽織っているが、これも肘の部分を切り込み下腹部だけをファスナーで留めた独特なアイテムだ。色合いは明るいピンクと濃紫で彩られており、大胆に露出した肩と首元の白さや、しっかりと浮き出た女性らしいバストラインを引き立たせていた。

 

 視線を落とすと、黒いショートパンツの上下に小さなおへそとむっちりした太股がコントラストを作っているのが分かる。これだけだとセクシーに見えてしまうのだが、ガーターで吊ったニーソックスがワンポイントだ。靴下が白黒のストライプ柄になっており、可愛らしい雰囲気とあどけない少女っぽさを演出している。

 

 この見事な服装は、ヘリーさんなりの自己プロデュースでもある。彼女は常に周囲の目を意識しているのだ。その姿勢は、俺の服をコーディネートしながら語る内容にも表れていると言えよう。

 

「あなたはKIRISHIMAのコーチなんだから、いつチームのファンや記者に遭遇するか分からないでしょう? そういう時にしっかりとした服装で臨めれば、チームの株も上がるってものよ!」

 

 新興スポーツ「ジェットバトル」の関係者として、メディアへ配慮するよう説いてくるヘリーさん。もっともらしい気はするのだが、彼女の話がなかなか頭に入ってこない。というのも、俺は彼女の美しい顔を観察するのに夢中だったから。

 

 ヘリーさんはアパレルブランドを率いるデザイナーとして、誰よりもそのファッションを着こなしている。いつも歩く広告塔のような姿をしているし、思わず釘付けになってしまうほど魅力的だ。だが何よりも俺の心を奪うのは、その可愛らしい目つきだった。

 

 彼女の目は、いつも爛々と黄金色に輝いている。好きなもの、例えば今のようにファッションの話をしている時なんかは、特にいきいきとしていた。目は口ほどにものを言うとはよく言ったものだ。

 

 彼女はくりくりと動く大きな瞳で入念に衣服をチェックし、様々な角度から見え方を確かめ、視線を細めて満足げに頷いている。俺はその一挙一動をつぶさに観察してしまう。本当に、なんて愛らしい人なんだろう。彼女の目つきと振る舞いは、良い意味で成人女性とは思えない若々しさを放っている。

 

「……ちょっと、コーチさん? ワタシの話、ちゃんと聞いてるのかしら?」

 

 いや、本当に可愛いなヘリーさん。不満に感じたとき、じと~っとこちらを見てくるのもまた可愛らしい。

 

 って、これ怒られてるじゃないか!

 

「あぁっ、ごめんなさい! ヘリーさんに見とれてしまって」

 

 めちゃくちゃ正直な言葉が出てしまった。ヘリーさんはぎょっと目を丸くしたけれど、満更でもなさそうだ。

 

「あ、あらそう……ふーん……それなら、許してあげようかしら……」

 

 

 二人して目を落とし、ちょっとくすぐったい雰囲気になる。そんな初々しい空気を消し飛ばしたのは、突然現れた少女の言葉だった。

 

「あのさ、二人とも……お店の中でイチャつくのはどうかと思うんだけど」

 

「しっ、シオン!? いつからそこにいたの……!」

「ヘリーさんが一方的に喋り出したあたりかな」

「ひ……一声かけてくれたら良いのに……」

「いや、まぁ、二人ともデレデレしてたし、途中で邪魔したら悪いかなーって思っただけ」

 

「「デレデレはしてない!」」

 

「ほら、息ぴったりじゃん」

 

 フッと苦笑いをしたのは、Galateaの専属モデルである住乃絵紫苑だ。普段は正体を隠しているため、今日も白黒が中心の地味めなファッション。さらに帽子を深く被って目元を見せないようにしている。

 

 ヘリーさんは顔を赤らめたまま、紫苑に食ってかかった。

 

「ちょっと、シオンったら……ワタシをからかいに来たの!?」

「近くに来たから寄っただけだよ。まさかコーチがいるとは思ってなかったけどね。なんか用事?」

「えーと、ヘリーさんに男性向けの新作を試着してくれって言われて……」

 

 紫苑は怪訝そうな顔をしているが、別に俺はウソを吐いたわけじゃない。今朝、ヘリーさんのほうから連絡をくれたから店へやってきたのだ。曰く、

 

『店には男性向けの商品も置いているのだけれど、やっぱり女性向けのイメージが強いみたいでなかなかお客さんが来ないのよ。もし良かったら、アナタがコーディネートのテストに付き合ってくれたら助かるわ!』

 

 ということらしかった。

 

「ふーん……そういうこと……」

「シーオーンー……その目は、一体何が言いたいのかしら……!?」

「いや、なんでもない。なんでもないよ」

 

 口では否定しているが、紫苑はガラにも無くニヤニヤしていて、この状況を面白く感じているのを隠し切れていない。

 

「む~っ……ワタシ、ちょっとまた別の服を取ってくるから!」

「あっ、ヘリーさん!?」

 

 

 ヘリーさんが棚の合間に消えていき、俺は試着室が立ち並ぶ奥まった通路の中で紫苑と二人になってしまった。

 

 気まずい気分で彼女を見つめていると、紫苑はそっと耳打ちをしてきた。

 

「アンタさ、今度ヘリーさんとデート行くでしょ」

「は!? なんでそれを……!」

 

「雰囲気で分かるよ。ヘリーさんの表情、ハンバーガーの倍盛り食べるときより浮かれてたし。……選んでもらった服、ちゃんと着ていきなよ? ヘリーさん絶対喜ぶからさ」

 

 紫苑に指摘された事実が、恥ずかしさよりもドキドキを大きくさせる。ヘリーさんが楽しそうにしてたのは、ファッションを考えるのが楽しいだけじゃなくて、俺と出かける準備をするのが楽しかったから……?

 

「そ、それはもちろん……」

 

 心臓をばくばく鳴らしながら返事をすると、紫苑はくるっと辺りを見回し、意地悪な顔をした。

 

「もちろん、なに? もっと大きな声で、自信持って言いなよ」

 

「~~っ、もちろんヘリーさんが選んでくれた服なら俺は喜んで着るよ!!」

 

 思ったよりも大きな声が出た。

 

 しかもそれに反応を返したのは、目の前の紫苑ではなかった。

 

「あ、アナタ……なんて恥ずかしいこと言ってるのよ……!」

 

「えっ……?」

 

 振り返ると、いつの間に戻ってきたのか、ヘリーさんが顔を真っ赤にして立っている。

 

「ふふっ。じゃ、私はこれで」

 

 紫苑が小さく笑いながら去って行ったあとも、俺たちはしばらく立ち尽くしていた。先に口を開いたのはヘリーさんだ。

 

「……あの子ったら、もう……大人をからかうなんて、悪い子ね」

 

 いつだったか、父親みたいだと言われたときのことを思い出した。紫苑にとって、俺は体の良い遊び相手ということなんだろうか。それとも、俺たちの恋路を見守っているつもりなんだろうか。そもそも俺たちは先月付き合い始めたこととか誰にも言ってないはずなんだけどな。そんなにわかりやすいのかな。

 

 ……まあ、恥ずかしい思いをさせられてしまったけれど、ヘリーさんの可愛い照れ顔を拝めたのはラッキーかもしれない。

 

「え~っと……ヘリーさん、その手に持ってるのは?」

「あっ、ああ。これね。そのトップスに合うかと思って」

 

 気を取り直して、彼女が持ってきてくれた服の件へ話を戻すことにした。どうやらボトムスを選んできたようだから、照れ隠しも兼ねて自分から積極的に話をする。

 

「上が派手なグリーンになってるぶん、下は抑えめに白黒のチェックパンツにしようってことだよね! さすがヘリーさんが選んでくれる服はバランスが良いな」

 

 センスを褒めると、落ち着かない様子できょろきょろしていた目も嬉しそうにピントを合わせてきた。

 

「そうでしょうそうでしょう! 全体のカラーリングをしっかり意識して選ばないとね!」

 

 よしよし、調子が戻ってきたぞ。もう少し率直な感想も喋ってみようかな!

 

「あと、それヘリーさんのソックスと同じ色合いなんだよね。同じブランドで選んでるんだから当たり前っちゃ当たり前だけど、なんだかペアルックみたいで、うれ、し……?」

 

「…………そ、そうね……これ、ペアルックになるのかしら……」

 

 やばい。本当に同じ色だなって思っただけだったのに、ヘリーさんをまた照れさせてしまった。そういう顔されるとこっちまでドキドキするから困る。紫苑にからかわれるほうがまだマシだったかもしれない。

 

 ああもう、今日はめちゃくちゃ心臓に悪いことばっかりだな。こんなくすぐったい気分にはもう耐えられない……!

 

「と、とにかく試着してみるよ! ちょっと待ってて!」

 

 奪うような勢いでズボンを受け取り、すぐそばの試着室へ入ってカーテンを閉める。布1枚で隠されただけの空間だけど、狭い部屋の中で一人になっていると心が落ち着くのを感じられた。

 

 カチャカチャとベルトを外し、今まで着ていたズボンを下ろしていく。持ち込まれたチェックパンツへ足を通そうとしたところで、不意にさっき自分がした発言のことを思い出した。

 

「ペアルック、みたい……」

 

 ただでさえ分かりやすいカップルみたいなのに、こういうことしてたら余計バカップルっぽいのかな? ……そう考えたら、なんだか履くのに勇気が要るな。一旦外側から位置だけ合わせてみて、壁にかかってる鏡で確認しよう。

 

 うん。うんうん。改めて見たらわかったけど、これは思ったより緊張するぞ。ポケットとか裾口に紫とピンクの中間みたいな差し色が入ってるじゃないか。薄葡萄って言うんだっけ? 以前セレナさんのアトリエで色図鑑を見せてもらったとき、こんな感じの色合いに目が止まった記憶がある。

 

「明るいグリーン、白黒、薄葡萄……」

 

 カラーリングをつぶやくと、急速に心臓が高鳴る。

 

 その勢いは、カーテンの向こうから聞こえた言葉でますます膨れ上がった。

 

「全部、ワタシが身に付けてるのと似たような色になっちゃったわね」

 

 密着してるような、少し遠くから聞こえるような、距離感もわからないほどの小さな声。それなのに、ヘリーさんの声は俺の耳へダイレクトに入ってくる気がした。

 

 ズボンを手に持ったまま、振り返らずに返事をする。

 

「たまたま?」

 

「たまたま……だと、思うのだけれど。本当は、無意識にそういう服を選んでたのかもしれないわね」

 

「……どうしてなのか、聞いてもいい?」

 

 口を突いて出た言葉に対して、ヘリーさんは返事を少しためらった。

 

「それは……それ、は~…………アナタのことが、大好きで……大事な、恋人に、自分と同じものを、身に付けてほしいから……よ」

 

 返ってきたのは、たどたどしい愛の言葉。

 

 へなへなと倒れ込みそうなくらい、嬉しくなる。

 

 だけど、その幸せを噛み締めていた俺の沈黙は彼女に不安を生んでしまったようだ。

 

「その……イヤ、だったかしら? ワタシみたいに、奇抜な服を着るのは」

 

 彼女らしくない弱気さを感じ取り、俺は力強く反論してしまう。

 

「嫌なわけない……大好きなヘリーさんと同じものを着られるの、すごく嬉しいよ!」

 

「~~~っ♡」

 

 彼女は声にならないような音を出した。きっとまた、嬉しいのと照れるのとが混ざったみたいな表情になっているんだろうな。早くその顔が見たいし、今度こそためらわずにこのズボンを履くぞ──

 

 

 と思ったら、先に動いたのは彼女のほうだった。

 

「も、もうアナタったらバカみたいなこと言って……! さあさあ、それじゃ自慢の彼女が選んだコーデの結果を見せてもらおうかしらっ!?」

 

「え!? あ、待って、まだ──」

 

 まだ、ちゃんとズボン履けてないって!!

 

 止めるのも履くのも間に合わず、すでに試着が済んだものと勘違いしたヘリーさんはカーテンの端から中に入り込んできた。

 

「あっ!?」

 

 目を丸くするヘリーさん。下着を見せまいと身じろぎをする俺。慌てた二人は、試着室の段差につま先を引っかけ、履きかけの布地で足をもつれさせ、あっさりとバランスを崩した。

 

 飛び込むような勢いで転んできたヘリーさんをなんとか受けとめたけれど、そのまま俺も立てなくなったから意味がない。結局、彼女を上にして折り重なるような形で倒れ込み、狭い試着室のカーペットで密着してしまう。

 

「え、えと……ごめんなさいね……ワタシ、重くない……?」

「全然、大丈夫だよ……」

 

 大丈夫とは言ったものの、ただでさえドキドキしまくっていた身体にこれは……劇薬と言ってもいい刺激だ。

 

 キスできそうなくらい目の前に、ヘリーさんの整った顔が近づいている。天井についた暖色の灯りに対して逆光になっているが、それでも彼女の頬がポッと桃色に染まったのは分かった。普段は元気いっぱいの瞳も、今はしっとりした雰囲気で俺を見つめている。

 

 視覚だけじゃない。触覚や嗅覚だって、ヘリーさんに埋め尽くされているんだ。思わず抱き締めてしまったせいで彼女の華奢な体つきがはっきり伝わってくるし、ラベンダーみたいな甘い香りで鼻腔がいっぱいになってしまう。

 

 何よりやばいのは、低い身長に見合わない特大のおっぱいが俺の胸元へしっかり押し付けられてしまっていること。彼女の胸は、服の上からでも抜群の重量感だと分かってしまうくらいに飛び出していた。酒の席で「妹より大きい」と本人に自慢されたほどだ。彼女自身の胴体で圧迫されたその長乳は俺の上でむにゅっと潰れ、マシュマロのような柔らかさと心地よさを十二分に主張していた。

 

 

「……あ……」

 

 気付いたときには、もう遅かった。

 

 愛する人の気配に身も心も包まれたら、どうなるかなんて決まっている。

 

 全身の熱が一点に集まり、不格好にくっついた棒状のものへと血が流れ込む。やばいと思ったところで、そんなもの興奮を高めるスパイスになるだけ。公共の場でヘリーさんと密着し、今まさに股間の上へ彼女の下腹部が触れているという状況を理解したイチモツは、むしろ男らしい勢いで膨張のスピードを速めた。

 

 幸か不幸か、今の俺はズボンを履きかけて下着を露出させている。ヘリーさんの方も、ファッションの都合上おへそを露出させている。結果的に起きたのは、パンパンに腫れた熱い亀頭がトランクスから飛び出し、彼女のおへそにくっつくという情事だった。

 

「…………ご、ごめん」

 

 興奮と後悔がないまぜになる。

 

 正直、ハプニングで彼女のおっぱいを堪能できたのは幸運だし、すべすべのお腹に竿と裏筋が触れているだけでもたまらなく気持ち良くて幸せだ。

 

 ただ、本当はこんなところで汚らしい欲情を見せたくなかった。知り合いにからかわれるほど初々しいカップルである俺たちは、正式に性交渉へ及んだことがない。ときどき抱き締めあったり、キスをしたりすることこそあったが、それは互いの体温を確かめ合うようなもの。本能的な衝動をぶつけるだなんて妄想しかしたことがないし、お互いその気を見せたことすらなかったのだ。

 

 だから、彼女に情けない姿でセクハラしてしまったことがたまらなく恥ずかしかった。

 

「……」

 

 ばつが悪くなって目をそらす。壁の方へ視線を向けると、さっき脱ぎ捨てた地味なジーパンの青が目に付いた。

 

 しかし、その視界は滑り込んできたヘリーさんの肌に、髪に、赤面した顔に覆い隠される。彼女のことしか見えなくなる。無理やりに、直視させられる。

 

「謝らないでいいのよ……?♡」

 

「ヘリーさん……?」

 

 数秒間見つめ合ったあと、ヘリーさんは顔をぐっと寄せてきた。ちゅっ♡と柔らかいものが触れる。しっとりした桜色の唇が、俺の感触と熱を堪能した。

 

 

「ぷはぁ……♡」

 

 長い口づけを終えると、ヘリーさんは口角を上げて微笑んだ。

 

「ふふっ♡ ……男の子、だものね。女の子のカラダに密着したら、おっきくなっちゃうのも仕方ないわ♡」

 

「嫌じゃ、ないの?」

 

「ばかね……大好きな人に興奮されたら、嬉しくないわけないじゃない……♡」

 

 彼女はそう言うと、靴を脱ぎ捨て、器用に足を使って入り口のカーテンを閉めた。しばらく抱きしめ合ってから、彼女は俺の側へとゆっくり滑っていく。すべすべのお腹に擦れたモノがたまらなく気持ちいい。にぢゅ♡と湿り気を感じて、俺は本気でこの状況に興奮しているんだと実感した。

 

「あぁ、おつゆまで溢れさせて……逞しい熱を感じるわ♡ お腹が持ち上げられちゃいそう……♡」

 

 うっとりした囁き声を聞かされ、勿体ぶるような遅さで身体を動かされ、俺はますます昂ぶっていく。おへそからその周辺へ、脇腹へ。何十秒もかけて、ようやくイチモツが涼しげな外気に触れる。

 

「はい、ご対面♡」

 

 圧力から解放された肉棒が、ぬ゛りゅん♡と勢いよく跳ねた。窮屈で仕方なかったと主張するかのように、天井へ向けて一直線を作る。ヘリーさんは、その様子を嬉々として眺めていた。

 

「あぁっ……♡ ステキぃ……♡」

 

 怒張しきったモノは敏感で、褒められただけでも喜びに震えた。ぶるんと先端が揺れ、ますます沢山の分泌物が漏れてしまう。

 

 彼女の声を聞いただけで感じてしまうなら、あの細長い手で直接触れられたら、一体どうなってしまうのか──

 

「うぐぅっ……!」

「あはっ♡ 静かに、静かに……♡」

 

 脳裏を過った昏い欲望はすぐに叶えられた。彼女の人差し指が鈴口へ触れたのだ。ぴとぴと♡ぴとぴと♡ それはゆっくりと第一関節を曲げ伸ばし、亀頭を遊ぶような動きで刺激した。乾いた感触は、俺自身の液体ですぐに湿ったものへと変わる。

 

「ほ~ら♡ にちゃ、にちゃ♡ にちゃ、にちゃ~……♡」

 

 彼女は淫靡な水音を口に出して強調する。鈴口から指先へと、暖色の明かりに照らされた銀糸が伸びる。ぼんやりした視界でもハッキリと分かる粘性と太さ。その光景が、ムスコの悦び具合を痛いほど示していた。

 

 この責められ方は、やばい。まだ軽く触れられただけなのに、天にも昇れそうな気持ちだ。普段は同年代のような若々しさを放っている彼女だが、実際は23歳。自分よりも年上の、れっきとした大人の女性なのだということを思い知らされる。

 

 きっとこの様子なら、凄く経験豊富なのだろう。地味で情けない俺なんかじゃなくて、もっとカッコよくて男らしい元彼がいて、きっと、きっと──。喰われるかと思うような快感の中で、興味と疑問と嫉妬とがないまぜになって鎌首をもたげた。

 

「ヘリーさ、だれに、こんなことっ……」

 

 彼女は俺の意地悪な発言に、まず2本の指で応えた。

 

「んむっ……!」

 

 思わず大きな声が出ると見越してか、同時に口を塞がれる。ふにふにした心地よい感触と、亀頭の首をキュッ♡と絞める力強さのコントラスト。それはまるで、生意気な年下へのお仕置きみたいだった。そのまま、にぢにぢ♡と指の環が擦れ、敏感なカリ首にたっぷりと怒りを染み込ませてくる。

 

 やはり彼女は男性経験を持ったテクニシャンに違いない……と信じ込みそうになったが、唇を離した彼女の言葉は意外なものだった。

 

「ぷは、っ……♡ アナタったら、レディに対して失礼よ?♡ ワタシは……正真正銘、アナタが初恋の生娘なのに♡」

 

 ドクンと心臓が跳ねる。

 

「ワタシを誰だと思ってるの?♡ 告白されて以来、アナタの好意を勝ち取るために、こういうことだってキチンと勉強してきたんだから……♡」

 

「べ、勉強って?」

 

「ん~……♡ ちゃんとさっきのこと謝れたら、教えてあげる♡」

 

 スッ……と彼女の手が眼前へ持ってこられる。すっかり大量の先走りにまみれたソレは、テラテラと挑発的に光っていた。オシャレさを強調しているネイルも、今はどろどろの液体で汚れてしまっている。美しいものを自分が汚した事実に、どうしようもなく興奮する……。

 

 それと同時に、彼女が本気で怒っているのなら、この長い爪を突き立てることもできたのだと気付いた。あくまで指の腹で刺激するだけのお仕置きになったのは、ヘリーさん自身も俺の疑問を予期していたからかもしれない。そう思うと、魔が差した安心感もあっさり回復してきた。

 

 

「ごめん、なさい……ヘリーさんは魅力的すぎるから、きっと経験もあるだろうって思ってました……」

 

 ヘリーさんは、ペニスを握っていたのと反対の手で俺の手を握りこんだ。絡みついてくる指の一本一本が、心に暖かさを満たしてくれる。

 

「ふふ……褒め言葉として受け取っておくけれど、ワタシは若い頃から母の下でデザイナー業にチャレンジしていたから。男性とふれあう機会なんて、そもそもなかったのよ」

 

 彼女はそう言って、俺の目を覗き込んでくる。

 

「……アナタは、どうなの? コーチさんだって、とっても魅力的よ。他に……お付き合いした女性とか、いたんじゃないの……?」

 

「いえ……ヘリーさんは……俺にとって、初めてお付き合いする女性です……」

 

 正直に教えると、見つめ合った黄金色の瞳孔が開き、すぐさま目蓋と睫毛に隠された。長く美しい睫毛をしんと静止させ、彼女は小さくつぶやく。

 

「……うれしい……♡」

 

 それは脳みそまでとろかすような、うっとりした響きだった。恋した人に他の人間の影があって欲しくないというのは、男にとっては有りがちなワガママだろう。だけどそれはヘリーさんにとっても同じらしかった。一番が大好きで、他人を喜ばせるのが好きで、評価を受けるために努力を惜しまないヘリーさん。そんな彼女からすれば、『初恋の人』という立場もまた得難い悦びなのかもしれない。

 

「ふふ、ごめんなさい♡ ちょっと、浸ってしまったわ♡ ……ワタシも、謝らないといけないことがあるわね♡」

 

 たおやかな指が、今度は優しく竿を触ってくる。つつ……と根元から先端まで上下して、ゆっくり先走りを塗り拡げるような動きだ。

 

「実を言うとね。アナタの家で宅飲みするとき、スキを見て部屋の中を調べてたのよ。それでアナタの好みも分かっちゃったってわけ♡」

 

「えぇっ……!?」

 

 驚愕の声を押し殺すのに苦労した。ここでいう『好み』は、異性遍歴と同じくらい重大なプライバシーじゃないか……!? ああでも、そのおかげで気持ち良いことをしてもらえてるのなら良いのか?? ダメだ、指が……指が気持ち良くて、文句を言う気も起きない……。

 

「ごめんなさいね♡ でも、ワタシもびっくりしちゃった。棚の一番下、何の変哲もない救急箱の後ろに、たっ……くさんエッチなものが隠されてるんだもの♡」

 

 や、やられた……! ジェットバトルの選手たちがやたら家に訪れてくるものだから、アダルトなことにも配慮はしているつもりだった。そこで思いついたのが非常時しか使わない救急箱の後ろだったのに……! くぅっ……焦ってる間にも、タマまで、揉まれてる……!

 

「きわどい写真集に、グラビア雑誌の切り抜き♡ 官能小説も何冊かあったわね♡ でも、やっぱり一番多かったのは……アダルトビデオ、よね♡♡」

 

 本当にまずい……全部、知られて……!

 

「その中でもホコリを被ってなかった、お気に入りのタイトル♡ こんなだったかしら? 『無防備ノーブラで大胆誘惑してくる近所のお姉さんとゴミ捨て時間の時短交尾♡』『義理の姉は即尺と囁き淫語が趣味のドスケベ美女♡』それからぁ……『アナタだけに恋するロリむち新妻とのぬちゃどろエッチ5連発♡♡』」

 

 あ、あぁ……終わった……男の尊厳が……

 

「あぁっ、そんなにショックそうな顔しないの♡ おかげで、これからアナタの好きなことたっくさんしてあげられそうなんだから♡」

 

 ヘリーさんは添い寝して俺の肉棒を刺激しながら、もう片手で頬や頭も撫でてきた。これ、まさしく三本目のタイトルでやられる体位じゃないか……。気持ちいいのと恥ずかしいのと幸せなのとで、頭がバグりそうだ。

 

「んふふ♡ 気付いてくれたかしら♡ ……アナタ、こうやって甘やかされるようなエッチをしてみたかったのよね?♡ 特に、低身長なくせしておっぱいもお尻も出てる、ムチムチな女の子にされるのが最っ高に興奮するのよね……?♡」

 

 ふーふーと耳元に息を吹きかけられる。湿った吐息が理性を奪っていく。彼女が言う通りだ。俺はヘリーさんのような、優しくてしかもヤラしい身体のお姉さんと夜を過ごすことに憧れてしまっていた。

 

「はぁ、もうっ♡ そんな目で見られてるって気付いたら、ドキドキして大変だったわよ♡ 大好きなアナタのことだから、それも嬉しかったけれど♡」

 

「うぅ……優しい……すき……ヘリーさん、すきだ……」

 

「ふふっ……素直でよろしい♡ でも、他にも学んだことはあるわよ?♡ た・と・え・ば……アナタのおちんぽは、スケベなメスがチン媚びするために変態じみた淫語を連発してきたらどうしようもなくイライラしちゃう♡ とかっ♡」

 

 もはやまともな言葉が出なくなる。キュッ♡と亀頭を握りこまれながらの、普段のヘリー・ルイスから絶対発されることのないであろう下品な囁き。それだけで、野太い声で喘ぎながら俺だけに媚びてくるヘリーさんを妄想してしまう。

 

「あとはぁ、ビデオにも出てきてたオナホール?が無くて不思議だったのだけれども……それは、原因が今わかったわ♡ アナタのおちんぽ……大きすぎて、普通の商品じゃ入れられないんでしょ……♡♡」

 

 今度はオスとしての逞しさを称えながら、長いストロークで扱き上げてくる。ヌルヌルになった竿を指が上下していくたび、自分の大きさを彼女に確かめさせている実感で肉悦が込み上げた。いや実際、チャレンジしてみて何度も失敗したからオナホを使うのは諦めたのだが、世の中にこんなエロい謎解きがあっていいものなのか。

 

「これがきっと、オンナの悦びってものなのよね♡ 愛する人がワタシで興奮してくれて、しかもプロ顔負けのつよつよチンポをおっ勃たせてるなんてっ♡」

 

 ヘリーさんは、はっ♡はっ♡と発情した吐息を漏らしながら、俺を褒め続けてくれる。

 

「ビデオの中にはこんなデカちんぽ出てこなかったわよ?♡ 触った感じだと、20センチ以上はあるんじゃないかしら♡ 直径もワタシの腕みたいな極太っぷりだし、カリも返しみたいなエッグい高さだし、きんたまもグツグツのザーメンでりんごみたいにずっしりしてるし……♡ 本っ当にカッコいい、メス殺しの凶悪おちんぽだわぁ……♡ コーチさん、好き……♡ 大好き……っ♡」

 

 彼女はすっかりだらしない顔になり、ためらいなく淫語を口にし始める。いつもキリキリと動いているヘリーさんが、こんなスケベな雰囲気で俺のチンポに夢中になって、ぐちゃぐちゃ♡と手コキをしてくれているなんて……。

 

 

 俺はとうとう、自分からもこのドスケベな年上彼女に触れたいと思ってしまった。

 

「ぁ……♡ おっぱいガン見してる♡♡ 触りたいのね……??♡ 良いわよ♡ 触って♡ アナタの太い腕でパイ揉み処女奪ってぇ♡」

 

 添い寝の姿勢で片腕にデカパイを押し付けられつつ、反対側の腕を曲げる。誘われるがまま彼女の胸へ触れると、思った以上にあっさりと手が沈み込んだ。

 

「で、でっか……!」

 

 デカい、柔らかい、ハリがいい。ヘリーさんのそれは三拍子揃った究極のおっぱいだった。思い切って手を広げてみても、片乳が手に全く収まらない。夢にまで見た爆乳は、想像をはるかに超える至福の悦びをもたらしてくれている。

 

「ふあぁっ♡ そうでしょ?♡ 大きいでしょう?♡ んんっ、ん♡ もっときて♡ アナタ専用の長乳……もっと堪能していいのよ♡♡」

 

 可愛らしい喘ぎ声を聞かされ、チンポをこするのと同時に煽られたら、ますます我慢が利かなくなる。ぎゅっ♡と手に力を入れると、メロンのような膨らみがむにゅむにゅ変形した。

 

 何度も何度も手を開いては閉じ、愛する人の身体を味わう。愛撫する。その度に感じるのが、高密度な乳肉の弾力だ。触る指を減らして突っ込むように押してみると、とぅるん♡とプリンのような滑らかさで動く。しかし5本指全てを使って包み込むと、紅葉型のクレバスを作ったその胸は優しく俺の手を包み返してくれるのだ。ヘリーさんのおっぱいは、絶妙なハリで男を喜ばせる才能に満ち満ちていた。

 

「き、気持ちいい……♡ 大好きな人の手で触られるの、こんなに気持ちいいなんてぇ……♡」

 

「俺もっ、気持ちいい……! ヘリーさん、好きだっ……!!」

 

「んふぁっ♡♡ つ、強いぃ♡ 力いっぱいもみもみされちゃってるっ♡ デカ乳発情させるのダメぇん♡♡」

 

 口ばかりの抵抗は男を昂ぶらせる材料にしかならない。それはヘリーさん自身も理解しているようで、真っ赤に染まった顔は言葉とは裏腹な嬉々とした笑みに歪んでいた。

 

 俺はその表情を見て、巨根からますます濃い先走りを滴らせる。もっとオレに媚びろとヘリーの手に教え込む。ヘリー。俺のヘリー、オレだけの……!

 

「はぁっ♡ はっ♡ はぁ、んあっ、ぁうぅん♡♡ ちんぽ♡ ちんぽカタい♡ おてて大きいっ♡ しゅき♡ すきすきすきっ……♡♡」

 

 どろん♡と濁った瞳が俺を一心に見つめ、ついばむようなキスを交えながら二人だけの世界に堕ちていく。

 

 ヘリーさんはまだ誘惑し足りないのか、素早く手を動かして自らの背中へ這わせた。パチン! と音が聞こえた途端、下側から乳を揉み込んでいた俺の手にひときわ重たいものがのしかかってくる。

 

「ヘリーさんっ……こっこれ……!」

「まだよっ、そのままちゃんと支えててね♡♡」

 

 次いで、彼女はキャミソールの肩紐に添えられていた黒いヒモをつまむ。くんっ……と引っ張られたそれは、キャミソールの白色とコントラストを生んでいた黒の布地を引き連れていく。乳袋が浮いたと思った次の瞬間、驚くべき感覚が5本の指を蹂躙した。

 

 どたっぷん゛っ……!!♡♡

 

「おもっ……てぇ……!」

 

 見せブラの吊り上げを完全に失った卑猥な乳が、重力に負けて丸ごと手のひらへ突っ込んでくる。ずっ……しりとしたキロ越えの存在感は、彼女の魅力を存分に見せつけるものだった。こんなもの夢中にならないわけがない。ヘリーさん自身、大胆な行動に出たことではぁはぁ♡と荒く呼吸している。

 

「んふふ♡ ワタシのおっぱい、本当に大きいでしょう?♡ 公式プロフィールの数値はね、ちょっと逆サバ読んでるの……♡ ほんとは、90も超えちゃってるのよね……♡」

 

「きゅ、90……エロすぎ……!」

 

「あぁぁ♡ その目♡ うれしい……♡ もっと見て♡ ワタシの恥ずかしい下品おっぱいもっと見てぇ……♡」

 

 改めて触り始めると、ブラジャーの有無でこんなにも感触が変わるものかと驚かされる。固いカップを失い、キャミソール一枚にしか覆われなくなったデカ乳は、先ほどとは比べものにならない極上の手触りを与えてきた。90cm超えの巨乳を鷲摑みに……こんなの一生もののオカズだろ……!

 

 加えて俺の目を惹くのが、彼女の胸の先端! ブラをずらす前と後とで違いは明らかだ。ヘリーさんは……いま、俺の手に触られて乳首を勃起させてる……!

 

「んっ……バレちゃった♡ おっぱいに対して、そっちも大きいのよね……♡♡」

 

 そんなこと言われたら、虐めたくなるだろうが……!

 

「んぁ゛っ♡♡ だ、だめ♡ ちくび敏感なの♡ アナタのこと想ってチクオナ開発済みなのぉっ♡♡」

 

 甘く爪を立て、カリカリ♡とその周囲に指を這わせていくと、ヘリーさんは下品でそそる喘ぎ声を出しながら感じまくった。乳輪の膨らみも、乳首のツン♡と浮き出した部分も、デカくて長い……! 指で摘まんでシコシコできてしまうくらいに、男の手へ媚びてくる……!

 

「んほっ♡ お゛っ、おぉん♡ んはぁあ♡♡ ひぁっ、あっ、あっあっあっあっ♡♡ くひぃぃっ♡」

 

 彼女はもはや目に涙をにじませながら善がっていた。あのカッコ良くてオシャレなヘリーさんが、そんな変態だったなんて! 勉強しただけじゃなくて、もともとオレに犯されるための才能を持ってたとしか思えない……!

 

 だけど、ヘリーさんのほうも相手を気持ち良くする動きは負けてない。パイ揉みを激しくするにつれて、肉棒をしごく手がどんどん速くなっている。にぢゅ♡にぢゅ♡ずちゅずぢゅぐちゅっ♡そんな風に卑猥な音を立てて俺の精液を搾ろうとしてくる。

 

「ぷぁっ、んん、ふぅっ、ふっふっふっふっふ~~~っ♡♡ ほお゛ぉんっ♡ ちくびまけりゅ♡ まけちゃう♡ お姉さんなのにドスケベちくびシコられてイく……っ♡♡」

 

 信じがたいほどエロいセリフを吐いて登り詰めていくヘリーさん。同じように、俺もいよいよ限界が近付いてくる。全身のエネルギーが腰の奥に集中する。目の前のメスに男を見せつけるために、女の手をまんこと勘違いしたまま精液出そうとしてる……!

 

「うぁっ、あっ、あぁっヤバっ……!!」

 

 『ヤバい』と口にしたとき、ヘリーさんは一瞬目を見開いた。股間の方をさっと振り返り、硬直する。そんな違和感があっても二人の指は止まらない。お互いをイかせようと激しく動きまくる。愛情を確かめ合おうと必死になる。

 

 というか、彼女の髪が揺れて汗と香水の香りを撒いてきたせいで余計にヤバい。とうとう根元から濃いものがせり上げてきたと思ったら、ヘリーさんは突然ぐいっと身体を曲げ、俺の目の前から顔を離した。

 

「ふーっ、ふーっ……♡ ぢゅぶっ、んむ゛ぅぅうっ……♡♡」

 

 その目的地は、俺の肉棒。ぷっくりした唇をあっという間に亀頭へ這わせ、思いっ切りアゴを開けて呑み込む。スッポリと生暖かい口内に食べられたあとは、カリのくぼみにハマった淫唇がくぽくぽ♡とトドメを刺すような上下運動をし、唾液を擦り込んでくる。その上両手を余さず使い、爆発しそうな金玉を揉みつつ竿の根元を扱き上げてくるのだから空恐ろしいほどの射精欲に脳みそ全部が支配される……!

 

 俺は無我夢中になり、顔と一緒に逃れていった彼女の乳を渾身の力で掴んだ。プクッと張り詰める先端を探り当て、ひねり上げるようにして摘まむ。

 

 ブルンと震えた彼女の唇が、決定打になった。

 

「ぐぁあぁっ……」

「んん゛~~~~~っっ♡♡♡」

 

 ──どびゅるるるるるるるる♡♡♡ どぴゅどぴゅどぴゅどぴゅどぐっ♡♡ びゅるるるっ♡♡ どぽぽぽぽぽっ♡♡ びゅぐ~~♡♡♡

 

 

 自分の手でするのなんか、もう一生無理かもしれないと思った。散々エッチな言葉を聞かされながらヘリーさんの手でシコられて、念願のおっぱいを揉ませてもらって、挙げ句の果てに不意打ちのフェラまでされて。天国にも程がある。

 

 その証拠に、今までになく大量の精液が勢いよく飛び出していった。暖かい手と唇の動きに釣られて、ぶっ壊れた蛇口みたいにザーメンが漏れる。精子の濃度もいつもより高いのが分かった。ヘリーさんの口がすぐに精液で一杯になって、必死に吸い付いてきた唇の裏側で何とか押しとどめられていたから。

 

「ごきゅっ♡ ごくっ♡ ごくごくごぐっ♡ ぐぶっ、んん゛ッ♡ ごきゅごくごきゅぅ~っ♡♡」

 

 彼女は乱暴に乳首を引っ張られ、全身を震わせているのにも関わらず、俺の射精へ愛情たっぷりに応えてくれた。絶え間なく搾り出される精液を音を立てて飲み下し、便所のような従順さで喉に流し込んでいく。ときどきえづいても、なお必死に吸引を続けてくれる。見開いた黄金色の目が扇情的に俺を見つめ、「もっと出して♡ アナタ専用のとろとろ口まんこにぷりぷりザーメン流し込んで♡♡」とおねだりしていた。

 

 射精が続く。本当に、止まらない。ありえないくらい気持ちいい。気が遠くなるような快楽に包まれて、乳を揉み、空いた手でヘリーさんの頭を撫でながら精液をひり出し続ける──

 

 

「ごぎゅっ♡♡ ぷぁっ、はぁ゛っ、あ゛~っ、はぁ゛~……♡ げぷっ♡♡ ……じゅぷっ♡ じゅるるる♡♡ じゅるるるるるるぅ~♡♡」

 

 ようやく精液が止まったと思ったときには、ヘリーさんはゲップを鳴らし、白く透明な鼻ちょうちんを作るという惨状になっていた。それでも、一呼吸置いただけで再びペニスに吸い付き尿道に残ったものを搾り出してくれる。びゅぐっ♡どぷっ♡どぽどぽ♡そんな汚らしい実感を伴いながら、一滴残らず精液が呑み込まれていった……。

 

「はぁ……はぁ……ヘリーさん……だいすき……」

「ごっくんっ♡♡ ふぅぅ……♡ おいひぃ……っ♡ ごちそうさま、でしたぁ……♡」

 

 あんなに無茶な事をした直後なのに、ヘリーさんは俺を見つめながら淫靡に笑っていた。これが大人の余裕、なのか。それとも、ただ単に俺への愛情を示そうと頑張ってくれているだけなんだろうか。どちらにしろ、抱き締めたくなるような愛らしさだ。

 

「乳首と一緒に頭なでなでしてくれるなんて……嬉しすぎて、ごくごくしながらイっちゃったわ♡ アナタ、ちんぽは鬼畜なくせに優しいじゃない♡」

 

「うっ……いや、それよりなんでいきなり口を……?」

 

 ヘリーさんは俺の言葉を聞きながら、レロレロと舌で竿を舐め上げ、粘ついた汁を引き続き胃へ収めていく。二色の髪を汗と漏れ出た白濁液で顔に貼り付かせたまま、再び蕩けた表情で俺を見た彼女は、考えてみれば当然の理由を教えてくれた。

 

「ほら、こんなの外に撒き散らしたら服も試着室も大変なことになるでしょう?」

「あっ。あー……」

 

 上体を起こし、ポケットティッシュを出して顔の汚れを拭き取りながらおへそを見せてくるヘリーさん。お腹が心なしかさっきより膨れていた。それくらい大量の精液を飲ませたんだぞ、ということなのかもしれない。確かに、手でそのまま出していたら目も当てられないことになっていただろう。

 

「ごめんなさい……」

「あっ、謝ることないわ。それはその……ワタシが、盛り上がりすぎたせいだし……いや、でもアナタのソレが逞しすぎたせいでもあるのよね……♡ うん、ここはお互い様ってことにしときましょう♡」

 

 彼女はまたしてもドキッとするような笑みを浮かべた。口調はいつもの快活な雰囲気に戻りつつあるが、やっぱりあのドスケベな姿が忘れられない。そそくさとブラジャーを直す首元を見つめながら、俺は……性懲りもなく、また勃起し始めていた。

 

「やば……」

「えっ? きゃっ!?♡ う、うそでしょ♡ あんなに出したのに、またガッチガチになるなんて……♡」

 

 そんなエロい反応をされたら余計に毒だ。イチモツが一瞬でさっきと同じサイズまで戻ってしまった。蒸れた空気の漂う試着室に、再びムラついた気配が漂ってくる……。

 

 が、その直後、俺たちは現実に引き戻された。

 

 

「ヘリーさん! ヘリーさ~ん! どこ行ったんですか~!」

「試着室のほうじゃないの?」

「あ、そっか! あたし探してきます!」

 

 遠くから響いてきた店員の大声に、さっきとは違う意味で心臓が締め付けられる。やばい、バレる。店内でヘリーさんとエロいことしてたのがバレてしまう!

 

「とっ、とととりあえずヘリーさんだけ先出て! カゴでコレ隠したら会計までは何とかなると思うから……!」

 

 大慌てでチェックパンツを履きながら脱出のイメージを練る。もはやペアルックだとか萌える暇もない。そもそも長時間試着室にいたせいで、俺はいつ店員に追い出されてもおかしくないのだ。Galateaの店舗は試着したままの会計もオーケーだったはず。後は人目につかないよう誤魔化して店内を出て行くだけだ!

 

「……」

 

「へ、ヘリーさん?」

 

 一方、彼女の目は、じとっとした湿り気を帯びたまま俺の下半身を見つめていた。チェックパンツの白黒から突き出したテントのような張りが、やはり気になってしまうのだろうか。

 

「……よし♡」

 

 ──いや、えっ? なんでいきなり脱いでんの?

 

 彼女の腰から、黒のショートパンツがずるんと引きずり下ろされた。その裏側には紫色のサテン生地がべったりと貼り付いている。ヘリーさんは片足を上げ、また片足を上げ、瞬く間にそのセクシーなショーツをズボンから分離させた。

 

「ついでだから、これも預けておくわね♡」

 

 ソレをむりやり握らされた途端、驚くような熱気が手を刺激する。彼女の脱ぎ立てパンティは生地の芯までベチャベチャに濡れていて、絞れば水滴が溢れてきそうなほどの熱湯をたたえていた。

 

「え、え、え?」

「これ見て。そんなもの履いたままじゃ、余計にムラムラしちゃうし業務に戻れっこないじゃない♡」

 

 ヘリーさんはショートパンツを履きかけた太股を指差していた。よく見たら、アソコからあふれた汁がそこまで伝い、何本も糸を引いている。思わずそのドスケベな絵面を凝視しかけたが、ショートパンツがグチュッ♡と卑猥な水音を立てて腰まで戻っていったため中断となった。おまんこが濡れたままノーパンでズボンを直履きするのも相当やばいと思ったが、厚い生地と黒い見た目に阻まれているのかぱっと見では彼女の淫乱ぶりは外に漏れないようだった。

 

 硬直した俺に対し、ヘリーさんは紫の厚底シューズを突っかけると小悪魔的な笑みを浮かべて囁いてきた。

 

 

「今度の約束のときに返してくれたらいいわ。それまでは……それをワタシのおまんこだと思って、たっくさん精液ぶっかけておいて……♡♡」

 

 

「ヘリーさ~ん?」

「ハーイ! お待たせっ、ちょっとお客さんの相談乗るのに時間かかっちゃった!」

「なるほどです。実はヘリーさん宛てに電話が~……」

 

 

「……」

 

 さっと出て行ったヘリーさんは、すっかりいつも通りの声色を取り戻していた。それに比べて、俺はどうだ。彼女のとんでもない置き土産を手にしたまま、立ち尽くしている。

 

 ……えっ、ヘリーさんあのカラダのままで電話出るの? 乳首勃起させながら? ノーパンで愛液垂れ流しながら? 精液臭い息を吐きながら??

 

 マジかよ。……エロすぎるだろ。

 

 

「よし……帰ったら……いや、アウトレットのトイレで一発抜こう……」

 

 俺は購入予定のチェックパンツに開いたポケットへ、愛するヘリーさんの下着を捻じ込んだ。ぐちゃぁっ♡と鈍い感触がして、新品の生地に淫液が染み込んでいくのを肌で感じる。

 

 選んだのがヘリーさんなら、それにマーキングしていくのもヘリーさんってわけか。

 

 俺は被虐的な興奮と、恋人への深い愛情を抱きつつ、そっと試着室を抜け出した……。

 


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