「うぅ……はぁ……はぁ……」
葵の中での射精は今まで味わった中で最も深い快感だった。
葵の食欲が爆発し、何度も寸止めされて精液を濃くされた時より気持ちよかった。
僕が認識していたペニスが一度に味わえる快感の上限を軽く超えてきた。その上射精の快感そのものも、おまんこに吸引力があるのか精液を引きずり出されるような感覚があり、ペニスの内側をズルズルと刺激されて気が狂いそうになった。
今もなお僕のペニスを咥え込んだ葵の下腹部の中がどんな構造になっているのか検討もつかない。
本当に体中の力という力が、全て精液と共に葵の中に搾り取られたかのようで、酷い倦怠感に襲われている。
僕は今の一度の射精で力尽きたようでペニスが葵の中で柔らかくなっており、もう出る気がしない。
葵に鍛えられて何度か連続で出せる精力を得たはずなのだが、葵の女性器はたった一度で全てを持っていってしまうらしい。
やわかくなってしまったペニスは葵の中から抜け落ちるようなことはなく、葵の中で暖かく包まれたまま奥へ奥へと進もうとしている。
温かくて、奥へ吸い込まれるというだけで、途轍もなく気持ちよくて、本当にもう出ないほど一度の射精で搾り取られたのにペニスが固さを取り戻し始めている。
いや、それだけじゃない。
葵はサキュバスだ。
唾液には媚薬効果があり、ペニスにその唾液をかけて放置すればそれだけで射精するような代物だ。
当然、サキュバスの最も強力な搾精器官である女性器から分泌される愛液に媚薬効果がないわけがない。
ペニスに何かが染み込んでる感触があるが、きっと葵の愛液に違いない。
ペニスがどんどん熱を持って、快楽神経がズクズクと疼いてくる。
「抜いて……」
「んっ……くっ……そう言いながらお前腰あがってんぞ……うっ……」
ペニスを通る快楽神経に侵食してきた愛液が与えてくる快感を我慢するため、自然にお尻や全身に力が入り、腰が持ち上がってしまった。
気持ち良すぎてペニスを葵から抜きたいのに、快楽を我慢しようとすると腰が持ち上がってペニスを押し付けてしまう。
サキュバスを一度抱いてしまうと、男は一生そのサキュバスの虜になってしまうという。
サキュバスにとって精液とは食料だ。
単なる子供を作るための手段であれば極端な話、一年に一度の性交で受精できれば十分だ。それはあらゆる野生動物がそれを証明している。
だが食料であるならば必要なのは、
だからサキュバスは安定した精液の供給のために、男を狂わせ、自分の虜にしてしまう。
同族である人間の女より遥かに精液を搾り取るのに向いた女性器をもって。
葵にフェラをされるようになって、それが本当のことなんだと実感していたが、どうやら全くわかっていなかったようだ。
「…………くっ…………はぁ……あ」
葵が何かを我慢するような声を上げながら、僕の上で腰を前後に揺するように動かしはじめた。
休憩は終わりらしい。
僕は射精後で一瞬戻ってきた理性で葵を止めようと咄嗟に手を付きだした。
「うわぁ!」
だが僕は手に感じた感触に驚き、情けない声を上げてしまった。
直ぐに手を離したため、感触は一瞬だ。でも脳には手で感じた極上の感触がはっきりと焼き付いている。
僕の手が、丁度体を少し前に倒した葵の胸に沈んだのだ。
葵の胸は、僕の手を体内に取り込もうとしているんじゃないかと錯覚する程柔らかかった。
柔らかさのあまり、指がどこまでも沈んでいき、手の平には少しだけ他より反発が強い突起を感じた。
触れた部分だけが沈んでしまうため、指と指の間に肉がはみ出してしまう。そのためこの世のものとは思えない葵の胸の質感と、体温が手の平側だけではなく、指の横にまで伝わってきた。
今まで触れてきたものの中で一番柔らかいと思った。
生で初めて触る葵のズシリと重い胸の感触。
未だにその時、葵が何を思ったのかはわからないが、以前葵にフェラされて射精する瞬間、服の上から触らせてもらった時に感じた感触とは比べ物にならない。
それは明らかに男とは違う異質な物で、葵の女性の象徴だった。
「ほらな」
「わざとじゃ……」
いくら理性で葵は男だと自分に言い聞かせても、
自暴自棄な葵を止めたいと思ったのに。男として生きてもいいんだと伝えたいのに。
葵が腰の動きを再開した。
葵がクリトリスをこすりつける様にお尻を後ろに引くとズチュリと葵の奥にペニスが押し付けられ、尻肉を太ももに押し付けるようにお尻を前にずらすと、カリ首をニュポンっとヒダが刺激してくる。
ペニスの先で感じるコリッとした感触は、もしかしたら子宮なのだろうかと疑問が湧くが、それも葵が次の往復を始めた瞬間、快楽に押しつぶされた。
仰向けのまま葵の顔を見てみる。
本降りになった雨では頬を冷やしきれないようで、葵の頬が紅潮している。
僕の下半身から鳴るグチュリという音に合わせて、葵の荒くなった息が吐かれ、聞いたことのない切ない声が漏れ出ている。
目は僕の目をじっと見ている。
この目は僕のペニスを咥えている時と同じ目だ。
精液の味のせいでサキュバスの本能に脳を支配され、僕の表情と触れた皮膚から伝わる鼓動や熱、動き等を観察し、最も濃くて美味しい精液を作らせるためにどう刺激すればいいのかを見ている目。
成長し、幼さを残しながらもゾッとするような美しさを手に入れた葵の顔は、この世のものとは思えないほど魅力的で、僕はもう今後、この世すべての美しさの基準が葵になってしまう気さえする。
葵に魅入られた僕のペニスはガチガチになり、完全に力を取り戻す。
次の精液はまだ作られていないのにだ。
葵の細い足が僕の太ももの下に入り込み、僕を逃がさない様に絡みついてきた。
体をよじっても決して抜けず、ただ葵の膣にペニスがこすれて気持ちよくなってしまう。
いくら気持ちよくても金玉袋の中には精液がまだ作られていないため、射精することはない。
だけど葵はお構いなしに腰をグラインドしてくる。
射精はしないが、葵が動く度にイッた時特有の全身を突き抜ける快楽が襲ってくる。
体を芝生の上でよじって辛いほどの快楽を逃がそうとするが、太ももに絡みついた葵の足が解けることはない。
「っ!!! っ!!!」
やがてゾクゾクとなにかが僕の奥からペニスから吹き出した。
精液とは違う、もっとサラサラとしたおしっこのようなものだ。
「はぁ……はぁ……はぁ……」
「んん……」
僕は漏らしてしまったんだろうか。
放尿と射精を合わせたような感覚だった。
僕は動いていないにも関わらず、息が切れ、葵がまた声を漏らす。
今のも栄養になるんだろうか?
もしそうなら葵は満足してくれたんじゃないか?
葵が足を立てた。
立ち上がり、ペニスを抜こうとしてくれているようだ。
良かった。
満足してくれたんだ。
快楽の拷問が終わったと思った僕は、酷く今更な事を口に出した。
直前まで快楽に支配されていたため、本当に無意識に出た言葉で、話せたことに自分でも驚いた。
「葵には……日比野さんがいるだろ……」
葵は僕のペニスを入れたまま膝を立てると、腰を持ち上げた。すると葵の中で暖められたペニスが、雨で冷えた外気に晒される。
「もう別れたよ」
感情の乗っていない、思いもよらない葵の答えに、全身を打つ雨音が一瞬止んだ気がした。
「え? いつ……」
「どうでもいいだろ……」
その時、完全には抜けていないが、カリ首が抜け、チュポンと音を立てた。
ゾッとするような刺激が僕を襲い、ペニスがまた完全に硬さを取り戻した。
「それよりさっさと出せ……よっ!」
「あ……」
バチン!!
一気に僕のモノを葵が飲み込んだ。
目を白黒させながら下を見てみると、再び葵の大陰唇しかみえなくなっている。
バチン!! バチン!! バチン!!
葵が激しく腰を動かし始めた。
ペニスが抜ける寸前まで腰を持ち上げ、一気に振り下ろす。
バチンと肌同士がぶつかる音が空気を通してだけでなく、体内を伝って脳へ届く。
その衝撃で雨の水滴が葵の体から弾け、大きな胸の先端にある乳首が体から遅れて追従する。
雨水を弾く瑞々しい肌の上を、一筋の水滴が流れると桜色の乳房にぶつかって二つにわかれ、胸が弾むのに合わせて飛んでいく。
葵の肉厚の尻がバチンと打ち付けられるたびに、体が勝手に跳ね上がる程の絶頂感が、ペニスから脳まで貫いてくる。
精液が玉袋の中にあれば、既に射精している程の刺激を与えられ続けた僕のペニス。カッと熱を持っていて針でつつけば破裂してしまうんじゃないかという程パンパンになっている。
「もう……やめて……気持ちっよすぎて……辛っ……い」
「ふっ! ふっ! ふっ! ふっ!」
葵の杭打ち騎乗位は、当然僕の味わった最も強い快楽の記録を更新してきた。
僕は震える脳でなんとか声を絞り出して葵を静止するが、葵は聞こえていないようで夢中でお尻を打ち付けてくる。
あの葵のキツくて柔らかい膣を、僕のペニスが押し広げている。
そんな男としての征服感など味わう暇もないほど、僕は葵に貪られ続けた。
そして永遠にも思える快楽だったが、ついに射精する準備が整った。
ぶちゅ! ぶちゅ! ぶちゅ!
「………………………」
僕はもはや声がでなくなっていた。
体がビクビクと勝手に反応し、ペニスに与え続けられる快楽のせいで、感覚がぐちゃぐちゃになって自分でペニスの形がわからなくなっている。
「あっ! あっ! あっ!」
対する葵は押し殺していた声を、今では我慢しなくなっていた。
僕に腰を打ち付け、おまんこにペニスを突き刺したときに出る声は紛れもなく喘ぎ声だ。
葵もまた、僕と同様に快楽の渦に飲まれている。
「うああああ!!!」
葵が叫んだ。
ブチュ! っと一際大きな音が水音がなると僕のペニスがズゾゾと奥へ引き込まれ、締め付けられる。
別の生き物のように葵の中がうねり、葵の縦に割れた腹筋がキュッと収縮した。
ドクン!
その葵の体内にグツグツと煮えたぎるように作られたばかりの精液が吐き出された。
ドクン!
昔忙しくてずっとオナニー出来なかったときより。
ドクン! ドクン!!
葵に何度も寸止されて精液を濃くされたときより。
ドクン! ドクン!! ドクン!!!
初めて葵にフェラされたときより――――濃くて量が多い。
内側からは信じられないほど大量で濃い精液で押し広げられ、外側からは絶頂するサキュバスの膣壁に潰されてペニスが気持ちよさで滅茶苦茶だ。
「ひぃっ♡ ひぃっ♡ ひぃいい♡」
葵が精液をそそぎ込まれる度に、ただの女のような叫びを上げている。
精液を膣で吸収するのは酷い快楽を伴うらしい。
そして最後の精液が出る脈動の瞬間、僕は無意識に葵のくびれて持ちやすい腰を掴み、ペニスを葵の奥へと押し込んだ。
「うああああぁっ♡」
頭が真っ白になる。
快楽の波が引き、飛んだ意識が戻ってくると、葵が僕の体の上に倒れかかっていた。
恋人はいなくなり、友人の僕は葵を男として見ていない。
葵にとって葵を男として証明するものがなくなった。
こんな意志薄弱で葵の腰巾着の僕が葵にできる事……それを考えないといけない。
ぼんやりとしながら、意識を取り戻した葵が僕のペニスを抜いて立ち上がる姿を見ながらそう思った。
雨は降り続ける。
沢山の感想いつもありがとうございます。
書くための原動力となっています。