留雲借風真君「妾が育てた」
ピンばあや「なぁ方術じゃったか? これ方術じゃったか?」


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動けなくなった空を治すために方術を使う申鶴の話

 

 

 

 璃月での探索中に旅人たちがファデュイの部隊と出会ったのは決して珍しいことではない。戦闘となった後で彼らの荷物を調査することもそうだ。

 しかし荷物の中から粉塵のような物が空の顔めがけて舞い上がり、それを吸い込んだ彼が昏倒してしまったのは初めてのことだったろう。不注意というよりは不意打ちに近い事故だったため、罠ではなく偶機によるものだろうと同行していた申鶴は判断した。

 残留する疝気に似たものを察知した彼女がその場を取り仕切ると、仲間たちにてきぱきと手配を下しながら空の容態を調べ、近くの遺跡に仮床を作り、陣地を作った。簡易の結界も張り巡らせた頃には日も落ちてしまい、パイモンをはじめとする同道者たちが眠りについたあとも申鶴は旅人を看続けていた。

 

「……っ」

 

 ふ、と夜半になって覚醒した空の目に飛び込んできたのは、自分を見下ろす申鶴の顔だ。焚かれた火の薄い光を浴びる彼女の顔はいつものように玲瓏で、整い過ぎていて、寝たきりの彼に向かって落ちてくる長く白い髪も美しい絹のようだった。

 ここは? と聞こうとした空の口がわななき、言葉を紡げない。交わした瞳の動きで異変に気づいた申鶴が、相手の体に指を這わせる。

 

「ふむ」

 

 ずい、と女の顔が真正面から空を見つめてきた。

 

「耳は聞こえるか? よし。主はファデュイの荷物に混ざっていた粒粉を吸って倒れた。我の見立てだと、それは仙人に関する品に手を加えた物だったのだろう。いま主の肉体の中では陰と陽の気が乱れ、順逆が混沌としている。目覚めたということは多少落ち着いたのだろうが……どこか異常を感じる箇所はないか?」

 

 思慮深げに空の視線が泳ぎ回ると、ちら、と下を向いてすぐに戻った。それを見逃す申鶴ではなく、彼の身体を見渡してみると──。

 股間が大きく盛り上がっている。

 女の白い指が無造作に伸び、男の下穿きと下着を手早く剥がす。すると当然ながら、猛々しい屹立がビンッと跳ね出してきた。

 

「~~っ」

 

 恥ずかしそうに視線を逸らす空とはミスマッチの、成熟した立派なモノだったが、それにしてもオレンジ色の灯に照らされるソレが異様に漲っているのが申鶴にはわかったのだろう。

 

「歪みが陽根に集まったか。道理だな。先に聞いておくが、童貞か? 当節では貞操を捧げる相手を選ぶべしという価値観があると聞く。主は……」

 

 言葉を打ち切った申鶴と、羞恥に赤くなっている空の瞳が合う。物言えぬ状況だったが、それでも男の気持ちは彼女に伝わっていく。なにしろ付き合いの長い相手なのだ。

 どこか声音や顔つきに幼さを残したままの純粋な申鶴を、空は憎からず思っている。少なくともこういった形で肌を重ねてもよいと思えるほどには、だ。

 なぜか申鶴は、空の誕生日に凍った湖の上で話した時のことを思い出していた。

 

「わかった。体を楽にしておけ。はむ……」

 

 熱い肉棒の先っぽへ顔を寄せていくと、しっとりした唇の中へ申鶴はオスを収めていった。たらりと髪を垂らしっぱなしで、ちゅぷ、じゅぶっと音を立ててしゃぶりついていく女の舌は鈴口をほじくり回し、裏筋や竿にも余さず唾液を塗り付けながらうねっていく。

 

「っっ……!!」

「ん……ちゅぽ、ちゅぽ、ぐちゅ……。はぁ、ぢゅぷ、ちゅるちゅる……ぅ。んぢゅるっ、ぢゅぷっ、じゅぷうぅうぅ~~……」

 

 時おり、口から引き抜いて舌先でチロチロとくびれた所をなぞり上げてから、ふたたび深くまで迎え入れると女は頬を凹ませて吸い上げてくる。ろくに動かせない腰の中でも甘い痺れがピリピリと流れっぱなしになってしまって、どくどくと竿や金玉がみなぎって興奮していくのが空本人にもわかるくらいだ。

 仙人の気に関する技術に、男女の交合と関係あるものがあるとは彼も耳に挟んでいた。だがここまで的確というか、すごいというか、明らかに練習した動きをされるのは予想外だ。

 申鶴はどうやって覚えたのだろう。

 

「……っ」

 

 他の誰かのをしゃぶる申鶴を想像して眉をしかめる空を横目に、ふっくらしたカリまで女の口が引き抜かれる。

 そして濡れた唇が男の先端だけを啄み、食んでいった。

 

「えろ……んちゅ。れろ、れろ……んっ。ふぅ……、れる、れろ、れろ……っちゅ、ちゅる。ちゅぱ……ぁ」

 

 雄臭が強くなってきた先走りを吸い出しつつ、鈴口の中へほじほじと舌先を潜り込ませるような動きに空のうめき声が大きくなる。こらえるために男の尻がギュッと締まると、申鶴は顔を上げた。

 

「味が変わった。我慢する必要はないぞ」

「……」

 

(? 何故くやしそうな顔を?)

 

 ずずずっとアツアツちんぽを一気に根元までくわえ込むと、大きく申鶴の頭が前後して激しい水音が響きはじめた。

 

「んふっ、んふ、んふっ……。ぢゅぽっ、ぢゅ、ぢゅぽっ、ぢゅうぅぅ~~……。ちゅっ、ぢゅるる、ぢゅるるるっ」

 

 空の視界に映る、男根を出入りさせながら頬を伸ばしている申鶴のフェラ顔は夢ではないかと疑うくらい淫靡だった。しかし自分のチンポから広がってくる快感は疑いようもない現実で、腰がとろけそうなほど気持ちがいい。

 同時に、太腿へ垂らされて広がっている彼女の美しい髪はさらさらと柔らかで、くすぐったいほどささやかな触感を送ってくる。それがフェラチオと相まって、ますます空を追い詰めていくのだった。

 

「っ……! ふぅ……!」

「れろ……ぉ。なぜ耐えようとする。出さねば治療にならないぞ。ちゅる……ちゅ、んむ、ぢゅるるぅぅうう~~~っ!」

 

 ぬるい頬肉をぴったりと密着させて奥にコツリと亀頭をぶつけるたび、先端からにじんでくる苦味と臭いが申鶴の口内で広がる。それをものともせず、鼻息を荒げた申鶴の激しいストロークが空を限界に押し上げていった。

 

「ぉぐ……ぷちゅ……もぢゅぅ、じゅぽ、じゅぽ、ぢゅぷ……!  ぢゅぽ! ぢゅぽ! んふぅ……ぢゅぷぅんっ、んぶぢゅ、んぢゅるう……!」

「っっ!!」

 

 こわばった空の腰に手を回した申鶴は抱きしめるようにきゅっと締めつけ、一番奥まで雄肉を飲み込んでからレロレロと舌でしごいていく。ホールドフェラの密着感でついにオスのマグマがこみ上げ、爆発し、灼けるような官能となってメスの口へしぶかせた。

 

「っっ! ~~~~~っっ!!!」

「はむ……! んむぅ、んぅ……! こくっ……! ごく、ごくん……ッッ!!」

 

 びゅびゅ~っ! とネバネバの白濁が噴き出すと、空を口いっぱいに含んだまま申鶴がコクリコクリと喉を鳴らして飲み下していく。暴れまわる雄チンポを表情ひとつ変えず、物ともせずに口腔で受け止め、搾り取るように口マンコを強く締付けてくる彼女へ恋のような激しい興奮を覚えながら、青臭い滾りをとめどなく空は吐き出していった。

 

「んく……んく……んく……」

 

 ようやく肉棒が開放されたのは出すものをすべて出して萎えはじめてからだった。ずるうぅぅ、と引き抜くとき名残惜しそうに吸い付いてきた彼女の唇から離されて射精後の余韻に漂っている空の顔を、最初と同じように間近で見下ろしてくる申鶴の顔色は少しも変わるところがない。

 

「話せそうか?」

「うん。身体も少しは動くよ。……起き上がるのは無理かな」

 

 ふわ、と漂ってきた申鶴の吐息に自分の子種の臭いが乗っていたのを嗅いだ空の顔へ朱が昇る。先程までのぬくもりを思い出し、愚息が起き上がってくるのを彼は抑えられなかった。

 

「ごめん。変なもの飲ませちゃって」

「この類の味は薬草で慣れている。それより、余程だぞ。主」

「え?」

「まだ陽根が張り詰めて身体を起こせぬとなると、根深いところまで侵されていると見ていいだろう」

 

 どこからか取り出した式符を申鶴の指がぱしりと弾くと、甲高い音が鳴って札が消えた。自分の体に何かしたのだと身構えていた空だったが、なんともないので拍子抜けした表情を浮かべる。

 

「どうした」

「いや、俺に術をかけたのかな、と」

「いまのは周りの眠りを深くする術だ。先ほどの処置前にも発しておいたが、これで朝まで目を覚ますことはないだろう」

「え」

 

 空が視線を巡らせてみると、確かに旅の仲間たちが焚火を囲んで横になっているのが見えた。彼らを見ると途端に羞恥心が湧き上がり、小さく空は悶える。

 

「~~っ!」

 

「安心しろ。どれだけの呪であっても我が導いてやろう」

 何を勘違いしたものか、勇気づけるように真っ直ぐな瞳で申鶴は空を見つめた。揺れることのないその眼はいつも彼を見抜くのだが、今日に限っては男を惑わせるモノへと変わってしまっている。

 こんなに綺麗な目と冷たい美貌のまま、あんな淫らなことをする申鶴を思い出すだけでオスの劣情は燃えるように身体を駆けめぐるのだ。

 

 ちゅぷ……。

 

「ぁ……!」

 

 再び口の生温かい粘膜で肉茎が包まれると空の腰が小さく跳ねた。根元いっぱいまで呑み込んだ女の唇が大きく前後して、亀頭の膨らみを舌先がコリコリとしごく。

 

「ちゅぽ、ちゅぽ、ちゅぽ……。んぅ……ちゅる、ちゅぽっ、ちゅるるるる……!」

 

 刺激を受けて血が集まっていくチンポを舐めしゃぶる申鶴の目元は普段と同じように涼としたまま、それなのに性感を煽る動きをしているというギャップのせいで、空は新しい先走り液をとろとろ溢れさせてしまう。

 

「んむ……。れろれろれろ……っ。ちゅ、ちゅ、れぇろ……。おかひなところはないか?」

「ふぅ、ふぅ、ふぅっ……!」

「れろれろ……っ。また出てきたな。れろ、れろっ、れろぉ……。じゅぷっ……ぢゅぷぢゅぶ……。んっ。ちゅ……ぁ……ぢゅるるぢゅるるっ……」

 

 舌の腹で亀頭を磨くようにこすり回してくる責めで空は内股をぎゅっと締め、蓄積していく悦楽に顎を軽く突き出しながら耐えている。唾液と雄汁が混じったいやらしい臭いを嗅ぎながらも表情を変えずにいた申鶴の眉が、そのとき少しだけ歪んだ。

 

「ちゅ……。少しいいか」

「ふぅ、ふ……?」

「先ほど飲んだ主の陽瘴が肚の中を乱しはじめた。これは、まずい」

「申鶴……?」

「我は大丈夫だ。だが、これを主の中から早急に出さねばならなくなった。許せ」

 

 許せ? と空が疑問に思うよりも速く、申鶴が男の股を強い力で割り開き、するりと彼の肛門へ指を潜り込せてきた。

 

「は……!? あ……!?」

 

 反射的に締めてきた菊門をなだめるように回してこじ開けると、彼女の細い指が奥まで入り込んできてうねりはじめる。濡れているわけでもないのに摩擦の抵抗はなく、痛みは生まれないのが不思議だ。そして腸内で指が動くと、ちょっとした圧迫感と共に鈍い疼きが走ったので空が戸惑った。

 

「多少恥ずかしいかもしれないが、ここに門がある。男の精を根こそぎにするため、指を使う」

「申鶴……っ! でも、これは……」

「排泄はしていない。仙術で挿れた指がそれを促すこともない。主はただ、出せばいい。れろ……」

 

 空の返事を待たず、申鶴の舌が裏筋をなぞって上下した。

 

「ふ……ぁ!」

 

 とぷり、と新鮮な先走りが出てくるとそれを塗り広げるようにベロが鈴口からカリ、肉竿へと這い進んでいく。同時に尻の奥で指が、オスの前立腺をぎゅっぎゅっとマッサージしてくる。はじめは押し上げるような振動のついでといった程度の微弱な感覚が、徐々に無視できない快熱となって空の下腹部に浸透していった。射精の時ほど激しくはないが、チンポの奥で鋭い悦楽が積み立てられていくのを自覚させられる。

 

「ちゅぽ、ちゅぽ……。濃いのが出ている……ちゅ。もっと……ちゅちゅ、ちゅ……っ!」

 

 尿道からあふれ出た雄蜜をちゅうっと吸ってから、申鶴の頭が再び激しく動き始める。上下する肉棒への吸いつきで射精を促し、それと同時に尻奥のツボを押し潰す彼女のフェラテクがたまらない。

 

「あっ……!」

 

 思わず空が腰をくねらせて感じ入っていると、不意に陰嚢が握られ、軽く搾るようにして揉み回された。

 

「ぢゅぷっ、ぢゅぷっ、ぢゅぷっ!! ぢゅぞぞぞぞ……!!」

「っ……!…………!!」

 

 じんじんして切なくなってきた肉玉にまで舌を這わされ、声を出すまいと下唇を噛んだ空の腰から甘い痺れが背骨を駆け上がっていき、全身の肌を粟立たせる。

 理性が崩れはじめたオスはおよそ聞いたことのないようないやらしい音をあの申鶴が出していることが気になり、女の冷たい顔を拝んでやろうと股間のあたりを見下した。

 

「んふ……♡ べろ♡ ぢゅぽ♡ ぢゅぽ♡ ぢゅぷ♡ んぢゅく♡ ぢゅぷぅ……♡ ぐちゅ♡ぐちゅ♡ぐちゅ♡」

 

 申鶴の頬が赤く染まっている。火に照らされてる色などではなく、本当に彼女の頬ヘ血が昇っていて、激しくチンポにむしゃぶりついていた。オスの金玉をまさぐり、尻穴に指を突っ込んでほじり返しているのだ。

 あの申鶴が。

 

「っっっ!!」

 

 空の喉から低い唸りが漏れ出し、女の口中で灼棒がガチガチに張っていく。なにより肛内で圧されていた前立腺が下ってきたのが一番雄弁で、男が絶頂する予感に申鶴の舌の動きがよりいっそう激しさを増した。

 

「ぢゅぷぢゅぽぢゅぽっ♡ ぢゅる♡ れるれろ、れろれろれろ♡ ん……れろれろぉ……ちゅっ♡ ちゅ♡ んちゅるぅぅ~~……♡♡」

 

 ねっとりと絡ませた舌で根元も亀頭もすべて愛撫し、真空にした口腔でじゅぼっじゅぼん♡ とピストンしてやる。半固形のモノが混じった液体が鈴口から湧いたので、満足気に申鶴は鼻を鳴らした。ひとりでに陰嚢が縮んでいき、硬くなってきた前立腺をぐいぐい押し込むと、苦い生殖液がぴゅ……と女の口に広がる。

 空が腰を跳ねさせると、申鶴が舌先で雄肉を舐め回し上がら磨いて、射精を引き出していった。

 

「あ、く……! う……ぁ……! 出る、でる……!」

「ん……ちゅるる……ちゅるぅぅ……っ♡ くちょ♡ ぐちゅ♡ ぢゅぷ♡ぢゅぷ♡ んぢゅく……っ♡ は……出せ。ぜんぶ出せ……ちゅぅ♡ ちゅる♡ ぢゅぷぅ……ん♡ ぢゅぷっ♡ ぢゅぷっ♡ ぢゅぷぅ♡」

「ぁ……!! うぅぅ~~!!!!」

「っ! んくっ! んぅぅ~~~!! んく♡ んくんく♡ ちゅぅぅ~~~…………こく、こく、こく、こく……♡♡」

 

 絶頂を迎えた雄チンポからは再び大量の精液が撒き散らされてきて、空の股間に顔を埋めている申鶴の口内にどっと溢れてきた。初めのものよりもさらに濃く、熱く、気に満ちた新鮮な子種はなみなみと女へ注がれていき、彼女は鼻を鳴らしながらネトネトの液体を飲み下していく。

 射精している間ずっと尻奥のツボを愛叩されていた空は、目の前が真っ白になる射精の感覚が引き伸ばされるようになっていて、ふるふると腰を小刻みにしっぱなしで、長く長く、ぴゅっぴゅっ~~♡ と精液を申鶴に放ち続けていた。

 

「ちゅる、るる、るぅ~~……。ちゅぱ、ちゅぱ……はむ……。こく、こく……ちゅるるる……っ。ぷふ……」

 

 申鶴が尿道の中のものを全部吸い上げ、ちゅぽんと口を離すと、汗まみれになって余韻に浸る空の顔がある。

 さて、彼女の中に精液ごと取り込んだオスの悪気を体の中で巡らせてみれば、仙術を扱う申鶴にも影響をおよぼすほど強力なモノのようだった。

 だからだろうか。放心した空の顔に心をくすぐられるというか、体が火照り、特に股の間が熱くなっていくのを申鶴は止められなくなっていった。

 

「主に話がある」

 

 声をかけてきた申鶴を見て空が驚いた。男の瞳に写った彼女の顔が妙に上気しているように見えたからだが、それも当然だ。

 

「発情した」

「え……?」

「胎内の気が乱されて発情した。我と主の房中で気を輪転させ、正常に戻す」

「ぼうちゅ……?」

「任せろ。あむ……♡」

 

言うやいなや、空の唇が塞がれると申鶴の舌が割り込んできた。歯茎の裏をねちゃねちゃと軟体生物のように舐め回され、甘い唾液を流し込まれてしまうと頭の芯がとろとろに溶けるようになってしまい、無意識に男は相手の唇を食んでいった。

 

「ちゅ、ちゅむ♡ ちううぅぅ♡ えろ♡ れろ♡ れろれろれろ……っ♡ ちゅる♡ じゅる♡」

 

 申鶴に舌を吸い出され、彼女の香りと共に口の中をくちょくちょにされて気持ちよさと多幸感に圧倒された空の唇から、ぷくぷくと泡立った唾液がこぼれていく。

 

「はむ……はむぅ……♡ んふ、ぅ♡」

「う……!? んむ……ふ……!」

 

 尻穴に入ったままおとなしくしていた彼女の指が再び腸内で蠢いた。驚いた空が思わず腰を浮かせると、それを追うように深くまで潜っていった指がもう一度にじむような疼きを探り当てて揺らし、彼の背筋をびくつかせていく。そんな反応を楽しむようにして女は尻の奥底にあるオスのしこりを撫で回していったので、肉棒がじんわりと熱を持ち、むくむくと育ちはじめてしまった。

 

「んっ♡ ちゅむ♡ あむ♡ んんぅ~~……♡ んちゅ♡ ちゅ♡ちゅ♡ちゅ♡ ちゅぅ~~♡ ちゅぱぁ♡ んぅ……。善さそうだな」

 

 前立腺の張りを確かめるように強く圧されてたまらなくなった空の顔を静かに見定めると、申鶴の顔が離れていった。

 

「んぅぅぅ……! しんかく……っ!」

「陽物は張り、その根も指でわかるくらい凝っている。さすがに強壮だ」

 

 す、と申鶴の腰が男を跨ぐと、大きく股を開きながら下腹部に向けてゆっくりと下ろされていく。彼女のまとうピッチリとした服はそのまま、女の陰部が屹立へ近づくのを見て空の喉がごくりと鳴った。

 普段からその曲線美をあますことなく伝えてくる申鶴の肉体で、一番ひそやかな部分が彼の男性器を求めているのは明白だ。

 片方の手を男の肛門に入れているため、背中を反らしている彼女の乳房は突き出されてしまい空の目を興奮させたし、長い美髪の清らかさは性行為を後ろめたいような気持ちにさせるスパイスとして作用していた。

 そして申鶴の表情が涼やかなまま、しかし欲情したというのが嘘ではないとわかるほど紅潮していた。これが空の脳髄を一番揺さぶり、鼓動を早くさせていく原因だ。

 あの申鶴が燃えている。

 

「ふ……♡」

 

 ぴと、と秘裂と亀頭が触れ合った瞬間、女の鼻息が漏れる。いつのまにか彼女の衣服でその部分だけが割れていて、遮るものが何もないまま雄チンポを膣が飲み込んでいく。

 

「うぁ……ああぁぁ……!」

「んぅ……♡ は……あ……♡♡」

 

 コリコリと前立腺をなぞられながら温肉に包まれていく感覚に、空の腰がビクビクと悶えて左右に揺れた。さまよう男の手がむっちりとした申鶴の太腿にすがりつくと、熱い掌が掴んだ柔肌の感触で余計にチンポがそそり立っていく。

 

 にゅる、ううぅぅ~~~……!

 

 すでに潤んでいたホカホカの膣襞が、突き進んでくる雄チンポを吸い上げるように奥へと導いて蠢動していて、それだけで白いものを少しばかり漏らしたのを空は感じた。

 

「はぁ……♡ ん♡ 主のモノは熱いな……うぅ♡ こうも熱を持っているとは、知らなかっ……た。んんっ♡ まだ硬くなる……っ」

「っ……あ! そこ、また、押したら……出……!」

「ふぅ……っ♡ また精の根が下りてきた、な……。遠慮などせず、主の気ままに、放つといい。っ……♡」

 

 一切の容赦なく、直接的に搾り取ろうとしてくる申鶴の腰がゆっくりと上下しはじめ、えもいえぬ悦楽が雄棒から流れはじめる。それは女がいじる前立腺の刺激と増幅しあい、我慢できない漏れ汁が細かく吹き出しては膣肉をねっとりと汚していった。

 ぱちゅぱちゅっと小さな水音が立ちはじめたころ、はやくも瞼の裏で白い閃光をパチパチひらめかせ始めてしまった空が息を止めると、その様子を悟った申鶴が一番奥まで彼を迎え入れ、絞った。淫靡な腰つきで陰茎をこね回すと、前垂れに隠れた大きな乳房がぶるんぶるんと上下して男を堪能させ、それを見ながらあっけなく空は限界を迎えた。

 

「っっっ!!! あ……!! うぁぁぁぁ……!!!」

「んぅ♡ ふ……ぅ♡ は、あ……~~~~~~っ♡♡」

 

 尿管を通過していく白濁ゼリーがものすごい勢いで一気に腟内へ注がれていく。その肉襞へ余すことなく塗りたくられる大量の精汁を子宮口で吸い上げながら、オスを見下ろした申鶴の目元は心なしか潤んでいくようだった。射精している間中もずっと彼女の指先は空の菊門に潜り込んでいたが、そこに一滴も残さないよう絞り尽くしてしまうため、ぐにぐにと動かされている。射精しながらの責め苦がもたらす甘い疼きはオスの体を痺れさせ続け、体の中身ごと排出するような射精が終わってしまうと空はぐったりと身体を投げ出してしまった。

 

「は……あ……は……はあ……」

「よく出したな。これで気を循環させれば終わ……」

 

 結合したまま自分と旅人の気を操作していた申鶴の動きが止まる。それもそうだろう。自分の中でムクムクと元気になっていく勃起を感じては、さすがの彼女も言葉をなくしてしまうというものだ。

 

「主は強壮だな。驚いた。本当だぞ」

「申鶴が、悪い」

「我が? やり方を間違えたか?」

 

 息を整えながら絞り出してきた空の言葉に申鶴は首を傾げる。見惚れた上に信じられないほど気持ちよくされたので、すっかり虜になってしまったとはさすがに言えず、なんとか言葉を探そうとしている空を見下ろしながら女は頷いた。

 

「わかったぞ。いつものように我の理解できぬ機微があるのだな。では……」

「んぅ……!?」

 

 ぐりぃ、とすっかりイジられ方がバレてしまった前立腺を弄ばれて空の息が止まる。

 

「これは間違っているか?」

「……いいや」

「これは?」

 

 膣を絞られる。

 

「……正解」

「ふむ。……んちゅ♡ ちゅっ♡ れろぉ……これは?」

 

 唇をなぶられる。

 

「……合ってる」

「まだ精を出してもらうつもりだが、それはどうだ?」

「……やる」

「なぜ我が悪いのかわからない。前にも言ったが、齟齬があれば必ず教えてくれ。主の言葉は信じる」

「うん」

 

 空の返事を聞いた申鶴はわずかに、それこそ空がギリギリ気づけるほどの微笑みを浮かべると、前置きもなく彼の唇を奪って貪りはじめた。

 

「あむ♡ んぅっ♡ ちゅむ♡ れる、れろれろれろ♡ んちゅ♡ ちゅっ♡ ちゅ♡」

 

 口腔内をくまなく愛舐し、唾液を絡ませながら互いの舌をしゃぶりあうような口付けを交わすのが再開の合図になった。

 こうなると空の手は自然と、前かがみになって下がってきた申鶴の乳肉へ伸び、胸を隠すように垂らされている布地の中に潜り込むとそっと、優しくふにふにと揉みさすりはじめた。

 ずっと触ってみたいと思っていたおっぱいは想像以上の柔らかさで、服の上からでも指が沈み込むと錯覚するほどの心地よさだった。たっぷりとした重量感も伴う双乳を練り上げていく空の指は幸せすぎて、ついつい力が入ってしまう。

 その愛撫に申鶴は反応を見せず、ただ熱っぽい吐息ごとふたつの口を粘っこく、淫らにかき混ぜることに専念している。

 

「んんぅ、んちゅ♡ んっ♡ んっ♡ んっ♡ ちゅぅ~~~♡れろっ、れろれろ、れろれろれろ……っ♡」

 

 混ざり合った二人の唾で唇をベトベトに濡らしながら、申鶴は男の顔にひっ付いて生臭い口吻を押しつけてくる。独特の匂いがする彼女の体液を味合わっている空は陶酔して頭がぼうとしてしまい、舌をむさぼり返しながら柔乳をぐにぐにと握ってチンポを硬くしていった。

 下着をつけていない申鶴のふっくらとした乳塊は揉めば揉むほど柔らかくなっていくようであり、そうこうしているうちに硬くなっている先端部分を手探りで見つけたとき、空の心臓が高鳴った。

 つん、と形がわかるほど尖った乳首が男の指につままれる。大きな乳肉にふさわしい、ぷっくりとしたその場所を空は余裕のない動きで愛でていく。

 

(申鶴……申鶴……!)

 

 発情していると口にはしていたが、顔を赤くはしていたが、ようやく申鶴がはっきりと変化している部分を空は見つけたと思った。それだけに愛おしい。布地の上から乳先を摘み、こね、いじる。

 

「んむ♡ ちゅ……ぷ……っ。主はそれが好きなのか……♡」

 

 離された申鶴の口と自分の唇をつなぐ粘液の糸がきらきらと、薄い光に照らされているのを空は見た。こりこりと乳首をいじられている女の表情は静かなまま──のはずだ。だが自分を呼んだ時、声が少し濡れているように思えて男は仕方がなかった。それだけで彼の心は蕩けてしまい、肉棒が暴れそうになってしまう。

 オスの変化を申鶴も見逃すはずがない。

 女の細い腰がぐりぃ、と動いてずっぽりと嵌まりこんだ雄チンポを膣肉の一番奥で擦りつけ、ちゅぽちゅぽちゅぽっ♡ と小刻みに揺らしてきたのだからたまらない。亀頭と子宮口が密着し、狭い肉穴がオス全体をしごいてくるためペニスの根元で射精欲が熱く煮えたぎっていくのが空にはわかった。

 そうなって初めて空は、子宮口と亀頭が出会うほど申鶴の子壺が下りてきていることに思い至った。ちゅうちゅうと先っぽを吸ってくる生々しいメスのキスは、彼女のマンコも蕩けていなければしてくれないのではないか?

 

「申鶴ぅ……っ! あ……ああ……!!」

 

 相思相愛を妄想して、乳首と子宮口に八つ当たりのような愛撫を加えながら空はあっけなく果てそうになったが、察知した申鶴が前立腺を強く押しっぱなしにしてしまうと栓をされたように射精が少しだけ遠のいていく。

 まだ早い、と彼女は言いたいのだろう。必死に歯を食いしばりながら種付けしたいという欲求と空は戦いながら腰を振り、その様子を見た申鶴のまつげが小さく揺れた。

 

「ふ……♡ ふっ♡ んっ♡ もうしばらくだけ辛抱しろ。主は精を溜め、我の乳を、そうしていればいい。んっ♡ んっ♡ んっ♡」

「っ……!」

 

 あどけなささえ感じる申鶴の透った声が今この場所では淫らに空の脳を焼く。両手を使って左右の乳房を握りしめて絞り、跳ね上げる腰とチンポで肉壁をゴリゴリと削っていくと、オマンコはキュウキュウと引き締めて甘やかしてくる。

 先ほど吐き出した精液と次々に分泌されてくる愛液が混ざりあい、接合部でリズミカルに泡立ちながら互いの股間をびちゃびちゃにしていた。独特の臭気がするその液体に濡れそぼっていく申鶴の翡翠のように美しい手指は、オスの尻に指を突っ込んだままピタリと添えられ、その奥を丁寧に、しかし絶頂はさせないようにこねている。

 

「ふっ♡ んッ♡ は、ぁっ……♡ また熱くなっている。まるで本当につがっているような熱だ。それだけ高まっていれば、んぅ……♡ 術も為せるだろう……っ。 んは……ぁ♡ ふっ♡ ふぅぅ……っ♡」

 

 くりくりっとオスの奥にあるツボが優しく、促されるような動きで弾みをつけられる。そうなってしまうとグツグツとした精子の沸騰が止まらなくなり、雄肉が限界以上に膨張し脈打ちはじめたのがわかったものか、合わせるようにして肉壷もオスの精気を求めてねっとり絡みつき、うねった。

 

「うぁ……! しん、かく……!!」

「は……♡ いいぞ。全部を我に放て。はぁ♡ んっ♡ んっ♡ んうぅうっ♡ ふっ♡」

 

 女の名前を口走り、灼けるような快感の中で腰を振り続けていた彼はもう肉体の制御もろくにできなくなっていて、緩んだ尿道から少しばかり申鶴の中へ漏らしてしまう。

 そしてそれが分かっていても振りたくる腰は止まらず、彼女の子袋を何度も突きまくっては乳首をこね潰していた。

 ぶしゅぶじゅとおもらしを噴き出しながら前後左右にピストンしてくる必死な肉杭を受け止め、包みながら、申鶴は前に倒れてやさしく空の唇をねぶっていく。

 

「れろっ♡ れろ♡れろ♡れろ♡ ちゅっ♡ れろ♡ ちゅぅっ、ちゅううぅぅ~~~っ♡♡」

 

 熱く潤みきったメス肉ごと申鶴がパンパンパンッと腰をぶつけてくると、膣ヒダが吸い付きながら震え、精巣の中身が搾り出される感覚に空は全身を硬直させる。

 そしてついに、オスの一番奥で生殖欲求が弾けるときがやってきた。

 

「ふぅ……! 出……るぅ!!! ううぅぅうう~~~~!!!!」

「はむっ♡ ちゅるちゅるっ♡ れろ♡れろ♡れろ♡ ちゅ……る……っっ♡♡ んふぅぅううぅぅ~~~~~~~………♡♡」

 

 どぴゅどぴゅと濃厚な子種汁が肉洞を満たしていくのと同時に、ふたつの舌がぬらぬらと絡み、気持ちいキスハメをするためにヌトヌトと唾液を交換しながら空は快楽の極致に達していく。子宮口と鈴口ではむちゅむちゅ♡ ちゅぱちゅばっ♡ とキスをしながら粘っこい愛情を混ぜあわせていた。

 痙攣してこわばる空のベロを磨くようにして申鶴の粘膜がまとわりつき、じゅわっと溢れ出てきた唾液をすくっては飲んでいく。

 

「ふぅっ……♡ ふぅっ……♡ ふぅっ……♡」

 

 射精は長かった。

 二人の体で気を循環しているためか、汗が流れ落ちるほど熱くなった身体同士を強く重ねて、前立腺を搾られつつまだ終わらない射精の勢いにオスがいつまでも震えていると、申鶴の肉壺がきゅんと締まって男根を舐めしゃぶり、あやすように包んでくれる。

 上でも下でも、出したもの全てをごくりと申鶴が飲み干してくれているようで愛おしくなり、空は女の体をギュッと抱きしめて撫でさすってやった。

 

「んふ……。ふぁ……ちゅっ♡」

 

 いつの間にか自由になっていた申鶴の両手が空へ応えるように優しく抱き返してくると、彼女は男が眠りに落ちるまでずっと舌とチンポをしゃぶってやり、甘く甘くあやしてやるのだった。

 

 

 

 

 

 次の日、無事に空は旅を続けることができた。

 誰も目をさますことなく朝がやってくると、申鶴は処置をしたとだけ言葉にした。彼の身体に残る倦怠感の他は一切が浄化されたらしく、仲間たちは空の回復を喜びあうのだった。

 そしてまた日が落ちたころ、夕焼けの中でなんとなく申鶴の横顔を眺めていた空と彼女の視線が絡む。

 それだけだ。

 再び前を向いて歩きはじめた二人だったが、空の方は困惑していた。どうも薄い光の中で彼女を見てしまうと、淫らなところを肉体が思い出してしまうようだ。心臓がトクトク鳴っている。

 これからどうしよう、と彼はそっと溜息をついてから、勝手に盛り上がってきた股間を静めるため、すり足になりながら仲間の後ろをついて行くのだった。




 読了ありがとうございました。
 この話のオマケをFANBOXで公開中ですので、よろしければ御覧ください。
『動けなくなった空を治すために方術を使う申鶴の話 +パイズリ』
( https://c-rithul-hu.fanbox.cc/posts/4866515 )

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