設定の捏造あり、オリキャラが出張ります。
エロ度は低いですが、未成年者の合意のない性行為の描写があります。
苦手な方はご注意ください。
ベッドに押し倒され、ゆっくりとのしかかられる。嫌悪感で頭がどうにかなりそうになりながらも、黙って相手を睨みつけるしかなかった。
暗黒竜の撃破から半年、世界は落ち着きを取り戻しつつあった。ウルフら狼騎士団も本国に戻り、未だ落ち着かない状況に慌ただしい日々を送っていた。主君であるハーディンを失い、死に場所を求めるように戦うウルフを兄弟達は変わらずに支えていた。そんなある日のことだった。ある男がウルフの元を訪ねてきたのは。
「久しぶりだな、いい女になったじゃねえか」
「貴様…どうして…」
男の顔を見てウルフは顔色を変える。ほんの僅かに滲んだ恐れを男は見逃さなかった。
「おいおい、失礼な奴だな。騎士様なんだから少しは礼儀正しくしろよ」
「黙れ!!」
ウルフの激昂した様子に少しも怯むことはなく男は横柄な態度を崩さない。
「へえ、強気なところは昔と変わらないか。いいね、ますます気に入ったよ」
男は煙草に火をつけ、煙をウルフに吹きかけた。
「せっかく会えたんだ。昔みたいに呼んでくれよ…ご主人様って」
男のその言葉にウルフはますます声を荒げた。
「今の俺は貴様の奴隷なんかじゃない!」
「そうだな、立派な騎士様だもんなあ。オレルアンの精鋭、狼騎士団。まさかお前がその隊長だなんて、気づいた時は驚いたぜ。男装までしやがってよ」
男は先程からにやにやといやらしい笑みを崩さない。それが不気味で仕方ないがそれでもウルフは男を懸命に睨みつける。
「…何が目的だ」
「お、流石に物分かりは良くなったか。そうだな、まずやらせろ」
「なっ…」
あけすけな物言いにウルフが絶句するのも構わず、男は煙草をふかし笑う。
「ハーディンの野郎が奴隷解放なんて余計な真似してくれたもんでどこ行っても商売女か尻の軽い馬鹿しか抱けなくて困ってたんだ。お前がまた相手してくれたら最高なんだが」
「ふざけるな…」
ウルフの返事に男は煙草を消すと、吐き捨てるように言った。
「あ?何だその態度は。ったく、やる時になると殊更反抗しやがって」
男はウルフを睨み返す。その視線に耐えながらウルフは沈黙を貫いた。男は舌打ちすると、何か思い出したかのように笑い言った。
「ああそうだ。裸で外に締め出してやった時あったよな。通りすがりの奴らに囲まれて、助けて、中に入れてって泣いて叫んでた癖によ」
「…やめろ」
煽るように目を見て話す。動揺がウルフに見えたのを見て嬉しそうに言葉を続ける。
「結局やられちまったんだよな。まあ、あの後は従順になったからこっちとしては大助かりだ」
「やめろ!」
ウルフが逆上し手を上げようとした。しかし男に手を取られ、背後から抱きしめられてしまう。男はそのまま生ぬるい、脂ぎった手で肩を、背中を、細い腰を撫でる。
「放せ!」
「そんな目にあってよく男世帯の騎士団なんかにいるよな。昔のことが忘れられなくて、やられまくってないと落ち着かないとか?相手はあの緑髪の奴か?でかい赤毛か?女みたいな小僧か?それともハーディンのお手つきか?ひょっとして全員か?」
「ハーディン様を、兄弟達を侮辱するな!」
「へっ、あのハーディンをまだ庇うなんてよっぽど可愛がってもらってたんだな」
「黙れ!あの方も兄弟達もそんな下衆な真似をしたことなど一度もない!」
「へえ、じゃあ随分ご無沙汰ってわけか…」
男は不敵に笑い、ウルフの白い首筋に唇を当てた。一瞬動きがびくりと止まり、我に返ると男を払い除ける。
「何をする!」
「ってえ。どっちが上か分かってないみてえだな。まあいい、俺はこれでも成功しててね。顔は結構広い方だ」
「だから何だ!」
「お堅い隊長様の過去なんて言いふらされたら、ただでさえハーディンのせいで求心力が低くなってるお前らはどうなると思う?」
「…そんなこと我ら狼騎士団には関係ない」
絞り出すような声で言うのを男は嘲る。
「は、お前はそう思ってても世間はそうじゃねえんだよ。じゃあお前の周りの男共に言ってみろ。お前が何されてきたか」
その言葉にウルフは青ざめ、唇を噛み無言で俯いた。男はその表情を楽しんでいる。
「何だ、言えねえってのか。やっぱりな。後ろめたいことはお前が一番分かってんだろ」
男は小さな生き物を虐める子供のような目をして言った。
「今晩まで待ってやる。宿を指定するから遅れずに来い。来なかったらどうなるか分かってんだろうな」
誰にも見つからないようにフードを目深に被り、ウルフは男の待つ宿を訪れた。
男はウルフが約束通り来たことに満足げに笑うと、ベッドに腰を下ろした。
「咥えろ」
そう言うとウルフの手を引き、膝をつかせると自身の服に手をかけ、性器を露出させる。思わず顔を背けるウルフの長い前髪を掴み前を向かせると、性器を唇に当てた。
「早くしろよ」
そう言い、頬をはたくように何回も往復させる。ウルフは無言で口を開き、目の前のものを咥えた。
「舌絡めろよ」
そう言いながら男は更に髪を掴む手を強め、更に深く咥えさせる。
「ぐっ…う…」
「いいぞ、もっと強く吸え」
喉を犯されている感覚に嫌悪感が全身を駆け巡る。それでも男はウルフを離さない。先走りの露が滲んできた。
「は、いいぞ…もっとだ…」
男の息遣いが荒くなり、ウルフの口の中にあるものが、大きさと硬さを増していく。気持ち悪い。そう思いながらも口を動かすしかない。
と、男が腰を震わせた。ウルフの口の中に白い液体が溢れる。急いで口から性器を抜いたが勢いは止まらず顔にまでかかってしまった。
「!!」
「飲め」
固まるウルフに男は命じた。ウルフが身を硬くしていると男は舌打ちし、顔にかかった精液を集め、口をこじ開けるとそれを飲ませた。咄嗟に吐き出そうとしたがそれでも反射的に飲み込んでしまう。そのまま下を向き咳込むウルフを男は面白そうに見下ろし低く告げた。
「脱げ」
その言葉にウルフの動きが止まる。
「早くしろよ。それとも脱がして欲しいのか?昔みたいに」
最後は囁くように耳元で告げた。ウルフは男を睨みつけることしかできない。
「え、脱がしてやろうかあ?」
からかうように言うと男はベッドの上にウルフの身体を引き寄せ、押し倒した。身を捩るウルフに馬乗りになると服の胸元に手をかける。
「よせ!」
しかし抵抗も虚しくあっけなく服は破れ、白い胸元が露わになった。
「時間切れ。へへ、案外デカいじゃねえか」
そう言うと男は乳首を摘み上げた。そのまま何度も摘み上げては離し、爪を立てる。
「う…」
ウルフの身体がぴくりと動く。今度は白い膨らみに手が伸ばされる。揉みしだき、形を変え、柔らかさを楽しむ。必死に男と距離を取ろうとするが腰の上から押さえつけられているためにそれは叶わない。
男は下半身の服にも手を伸ばすと、足先まで一気にずり下げた。白い太腿が露出し、脚を閉じようとしたところに男が入り込む。そのままウルフの肩にかろうじて引っかかった上着を脱がし、全裸になったところで腹部を、縦になった臍を舐める。
「くっ…」
「へへ、いい眺めだな。こうやってると昔を思い出す。なあウルフさんよ?」
ウルフが唸るのをせせら笑うと、男は再度耳元で囁いた。途端にウルフの表情が変わる。
「その名前で呼ぶな。貴様にウルフと呼ばれる筋合いはない」
押し倒されたまま怒気を強めるウルフを見て男は可笑しそうに言った。
「それじゃ何て呼べばいいんだ?昔の名前で呼んでいいのか?まったく、勝手に改名しやがるなんてとんだ恩知らずだ」
「ふざけるな。毎日こき使って、何かあればすぐに手を上げて、仕置きだと言っては犯して…挙句の果てには金に困って売り飛ばした癖に」
言いながらウルフの瞳が怒りに燃える。
「貴様に呼ばれた名前など、草原の民の誇りにかけて生きると決めた時に捨てた」
そう忌々しそうに言うとウルフは男の顔に唾を吐いた。
「てめぇ!」
男はウルフの顔を殴った。その衝撃で身体がベッドに跳ねると髪を掴み距離を詰める。
「じゃあお前は誰なんだよ?今ここで俺にやられそうになってるお前は?こっちが下手に出てりゃいい気になりやがって!」
男は声を荒げるとそのまま下半身の衣服を下ろし、挿入した。
「おらっ!」
腰を動かしながら何度も殴りつけられ、あまりの早急な動きにベッドが軋む。殴られた箇所からの、秘所からの痛みでウルフが小さく息を吐くと顎をくいと引き寄せられ、上を向かされる。
「ちっ、全然濡れてねえじゃねえか。しょうがない、良くしてやるよ」
男はそう言うとそのまま口付け、舌を絡めてきた。口内を男の舌が蹂躙し、身を引くウルフを押さえつけ腰を抱き寄せる。口を離すと唾液の糸が引き、はあはあと息を吐きながら胸に顔を埋めると乳首をしゃぶり始める。ウルフが嫌々をするように頭を動かすと、それに逆上した男はますます強く吸い上げ、腰を動かす。
「おい、ご主人様って呼んでみろ。そしたら許してやるよ」
「…断る」
「分かった。じゃあ中で出してやる」
「な…!」
その言葉にウルフは目に見えて動揺する。腰を動かしながら男は笑った。
「嫌なのか?まあ、あの頃と違って中に出されたら、な。だったら分かるよな?」
「っ…うう…」
「もっと動けよ」
腰を持ち上げられながら奥まで突かれ、潤んだ目で命令する男を睨みつける。
男のものを受け入れるために秘所が濡れていく。この男を満足させるために動き、この男の行為で感じている。そう気づいた時、以前無理矢理抱かれていた時よりもずっと心が苦しかった。
「ああ、いいぞ…もっとだ」
男の声が興奮していく。それを聞かないようにしながら、ウルフは腰を振り続ける。
「イクぞ。もういいよな」
男は腰を押さえつけ、律動を早くする。まさか、これは。あの日々のことが頭をよぎった。
「待ってくれ、約束が違う!」
「はっ、言葉遣いがなってねえな。やめてくださいご主人様、だろ!」
その言葉にウルフは顔を顰める。それでも言う通りにするしかなかった。
「やめてください…ご、ご主人様…」
「もう遅えよ!」
ウルフの頬に屈辱の涙が伝う。その様子を鼻で笑うと、男はウルフの頬を張り、一際大きく腰を打ちつけ果てた。どくどくした液体が体内に満ちる。
「あ、ああ…」
身体の芯が冷えていくのを感じた。
終わった。オレルアンの騎士として、女として、何もかも。
性器を抜くと太腿に白い液体が伝った。男は震えるウルフを抱き寄せて笑う。ウルフはそれに抵抗せず、小さな奴隷に戻ってしまったかのように男に怯えた眼をしていた。
「また次も頼むぜ。今度は人数多くなるかもな」
俯くウルフを眺めながら、男は煙草に火をつけ始める。主君を失った時と同じような、今までの全てが無意味になっていく絶望感に目の前が真っ暗になっていった。