――――――
星雲色の布地にひらひらと飾られた丸出しの尻を震わせながら、清純でありたかったであろう淡色の花園を自ら差し出した女を見下ろし……顎の肉を撫でた男は、溢れ出した期待に口を歪めた。
鮮やかなサーモンピンク色。そのまったく使い込まれていない蜜肉は、視覚だけでも性欲をそそられることだろう。
既に男の手指をすんなりと受け入れるほどにほぐれ、今すぐにペニスを激しく突き入れても傷つかないぐらいに濡れそぼった秘裂。思っていたよりは我慢強かったそこも、今は快感と期待でクチを開き……ちゅっ♡ちゅく……♡くちぃっ……♡と、淫猥なハミングを口ずさんでいた。
男から特別な提示をしなくても、勝手に女から股を開いてくる。そんな世界で生きてきた男にとって、その光景は何ら特別なものではない。
「それじゃあ……個人レッスン、始めようか?」
「っ……♡ は、はい……お願い、します……!」
「うん、うん。1ピストンにつき5万だ。大切に味わうんだぞ」
個人レッスン。その仕事は、男にとって『勃起促進剤を飲んで、仕事と割り切って無駄なピストンを重ねるだけの作業』でしかなかったのだが……今は、クスリに頼らなくても勃起は勝手に暴れ狂い、今すぐにその蜜肉をほじくりたくて仕方がなかった。
表面上は複雑なように聞こえても退屈なことに変わりない音楽……それに支配された地上波……そして、大衆化したインターネット。かつてコアな魅力を孕む才能が発掘され、夢を見ることが許された場所すらも……こうしてバーチャルワールドと一体化し、かつての黄金時代すら虚ろになっていく。
……あの時代は良かった。世間の穢れを知らないほどに若かったり、枯れそうな夢を必死に守ったりしていた者たちが、売上重視の商業ベースでは理解されないだろう輝きを信じ……苦悩と努力で磨き上げた〝星〟を宙に打ち上げ、その価値を評価できる観測者らと強固に繋がっていた。
粗削りでも個性があった。技術を後追いで学んでいくような、その場しのぎ感も満載だった。それでも、自分が見た夢を信じたがゆえの〝強さ〟と〝自分〟を持っていた。
……それも、昔の話だ。世俗にまみれて周囲の耳だけを気にするクリエイターに、どぎつい金のニオイしかしなくなった世界……こんな状況で、満足いくモノなど作れるものか。クリエイティブとは、〝自分〟の個性で新しい市場を開拓することではなかったのか!
男は古びた栄華に思いを馳せてため息をつき、垂れ流しにしていた音楽番組に耳を傾ける――そこでたまたま見つけたのが、凡庸なカットを施された麗しい蒼の宝石だった。
――『もったいない』。そう思ったのは、久しぶりだった。そしてあのビビッ!と走り抜けた〝兆し〟は期待に応えるどころか、この錆びついた予想と感覚を越えていた!
まだ目覚めていないが……この歌姫が発する〝音〟は、この世界で唯一無二の才能となる可能性がある。会心の出来となる楽曲を書き上げ、歌わせたときの満足感……人生の醍醐味だと思っていたモノに勝るほどの甘酸っぱいくすぐったさを感じて、股間の猛りが収まらない!
手指で届く範囲だけで、既知を凌駕するほどの成果を見せている。その内部まで……少女の一番深いトコロまで、その魅力を発揮できる〝調律〟を施せるのだ。
涎のように湧いた我慢汁が糸を引いて床に垂れ落ちる……1滴……また1滴と……期待が床をすえた臭みで汚していく。
ぴくぴくと揺れている桃肉に手を触れると、活きのイイ果実が肉香を舞わせるように跳ね上がる。そのじゃじゃ馬を撫でて、すべすべでモッチリとした肉感を堪能してから……ぐちゅり……!と、濡れた粘膜同士を触れ合わせた。
――――――
ずぶっ……ぐ、じゅっ……♡ ぬじゅ……ずちゅぅっ……!♡
ヒクついていた少女の秘部に、跳ねて我慢汁を飛ばしていた男根が捻じ込まれていく。カリ首が派手に盛り上がった巨根は、狭い肉筒を割り開くようにヒダを掻き分けて亀頭を進ませる。
指で入念にほぐされていた淫肉は、ずろずろぉっ……♡と愛液を潤滑剤として、脈動するナマモノを呑み込むように受け入れた。
「お、っと……思ったよりキツいな……あんまり激しくしゃぶるなよ~? 僕を無駄にイかせたら、中出しキメることになるからね」
「ひ、ぃっ……!? そ、んな……ゴムっ……やっぱ、ゴムしてからっ……ぁっ♡あっ♡や、ぁああっ……!♡」
「ゴムなんて要らないよ、セックスじゃあるまいし。レッスンだってわかってる?舐めてんの?」
「あんっ♡んっ♡な、舐めてまひぇっ――んぇっ♡えぅっ♡ぅ、うっ……んぁああっ……!!♡」
男はペチペチと尻肉を叩いて、楽器のように軽快な音を弾ませた。うっすらと赤らんでいく白桃は熟して糖度を増したように、男根を咥える秘肉に果汁を滴らせ……にゅろろ……♡と肉棒を吐き出した口から愛蜜をこぼす。
「はい。これで5万円ね」
「ふぅっ……う、にゅっ…………え、えっ……!? い、今のだけで……ご、5まん……も……するんですか……?」
「そうだよ? さっきも言ったけど、途中でキャンセルとかできないから。ちゃんと全額明日までにキャッシュで払ってもらうからね」
「あ、明日なんて、き、聞いてないっ! そんなの、聞いてっ……あ、ぁっ……♡ い、まっ……待って、入ってこないっ……で、ぇっ……♡」
男はレッスン棒を馴染ませ、少しゆるんだ膣口に再び熱い刀身を突き入れる。浅い部分でちゅぷちゅぷと粘液を泡立て、じくじくと疼いていたGスポットも満足に触らないような浅い抽挿を繰り返した。
20万円……40万円……80万円……微弱な快感を与えられるだけで、先ほどの艶音を出せる気配はまったくない。終わりの見えないレッスンがいたずらに時間を使い……すいせいの呼吸を乱すほどの焦燥をよそに、支払い額だけが重なっていく。
「はぁっ……はぁっ……♡ こ、これ……ホントに、効果あるんですか……?」
「今は〝慣らし〟だよ。楽器のチューニング前の手入れみたいなもんさ」
「て、手入れって……んぁっ!?♡ あっ♡ま、ま、って……♡そこ、もう、いきどま…………ぁ゛ッ!?♡ ま、まだ……入って……う、ぁあああっ……!!♡」
「ほらキた。いやなんだこれ、半分より奥側は完全にオボコだな……そりゃあ時間も下準備も要るだろう! 星街くん、マ×コって君が思ってるほど浅くないんだ。人生と一緒だね」
すいせいが唯一経験していた男根の記憶。奥を刺激するテクニックも、大きさも……愛情すら足りなかった粗チン元カレの落ち度をゴツゴツと嗜める。
調律師は巨根をビキビキと張り詰めさせて、ぎこちなく閉じた未開の肉壁をじっくりとほぐすように……何度も、何度も亀頭を突き入れる。浅部のヒダをズロズロとめくるばかりだった腰遣いが、すいせいの胴体に真っすぐな剛直を通そうと開発を試みていた。
「うぎゅっ♡うっ……むぅっ……!!♡ し、知らないっ……そんなのっ♡おっ♡ぉおおっ……!?♡ こ、こわれっ……さ、さけっ、裂けるっ……おなか、やぶれ……ぅううううう……♡」
「むはは!どんな面白ボディだ?安心しなよ、そこまでの無茶はしないから。ちょっと『気持ちよすぎる』だけさ」
ずにゅううっ……ずじゅうッ!!♡ ずぱっ!ずぱんっ!ぐじゅっ!ずぷぷっ……ぐぎゅうッ!!
男が腰をグリグリと回し、すいせいの肉壁をこじ開けて……未開だった最奥を小突き上げる。神経を触られたように激しく痙攣した身体がピンと伸び、すいせいが強く握った拳でガラスをギュッと擦った。
「あっ……あっ……あ、あっ……♡ こんな……ふかく、までっ……♡」
「星街くん、わかる? ここね。ここが君の一番深いトコロ。ここから声を出すんだよ」
「はぁッ……♡ふ、ぅっ……ふーッ……♡ で、でも……声って……ん、くっ……♡ の、喉を震わせて……発するものでは……?」
「常識に囚われるな。僕はつまらないことを言って立ち止まるナマモノが一番嫌いなんだ」
「な、ナマモノって…………えっと、あの……ご、ごめんなさい……?」
「まったくだよ。僕らの仕事は気分が一番大事なんだから。あんまり僕の気分を削がないでくれ」
男はすいせいの尻を強めに叩いて、失言について叱りつけた。それから再び、剛直を深いストロークでゴリゴリと膣内を蹂躙していく。
お尻の内部までじんじんと響く理不尽な痛みに不満を抱きながらも、すいせいは男の抽挿を受け入れる。尻の弾力を使って男の腰を跳ね返し、ビクっ♡ビククッ♡と脚を快感に悶えさせながら、足元に愛液の雨を降らせた。
(……あ、れ……? これ……ほんとに、これ……レッスン……? こんな、ただのエッチで……さっきの音……ちゃんと、出るのか……?)
不安に思うすいせいの下腹部には、性交や自慰で得られる快感が確かに溜まっている……が、個人レッスンとしての成果を得られている気配がなかった。
身体はどうしようもなく興奮して、快感に喜んでいる……なのに『物足りない』。心はあの〝音〟を求めている。それは間違いがない事実のはずなのに――すいせいは息を短く切らして、膣内をキュンキュンと締め上げて、メスの本能的に快感を味わうことに集中してしまっていた。
「ん……マ×コがヒクついてる? おい星街くん、君……もしかして、勝手にイきそうになってない?」
「は、はぁっ……♡ だ、だって……こんな、エッチしてたらっ……ふうっ……♡ そんなの、当たり前っ……あ、ぅんっ……♡」
「当たり前じゃねえって。そもそもこれセックスじゃないよ?艶音を出すためのレッスンなんだよ?わかってる?」
男は、肉欲的に脱線しようとするすいせいの身体を、ごちゅっ♡ごちゅっ♡と内側からまっすぐに正そうとする。
しかし、未経験の膣内性感で情欲に火がついてしまっていた女体は、その厳重注意すらも快感として享受してしまった。
「あっ♡あ゛ッ♡あ゛~っ!!♡ はへっ……♡は、ぁっ……あ、く、ぅうっ……♡ ま、って……あっ♡あっ♡あひっ……まって、ホントに……今、ヤバいっ……!!♡ イ、きそうっ……あっ♡クるっ……イッ……あっ♡あっ……!!♡」
「…………なんだそれ。つまんな。レッスン中断。ここまでで355万ね」
「イッ――あっ――え……!? ちょっ、ちょ、っと……なんっ――ぁ、ぅうんっ……!!♡」
ずろろろっ!!♡と勢いよく引き抜かれた肉槍が、すいせいの白く濁ったメス汁を掻き出しながら顔を出す。粘液まみれのそれは、絶頂寸前のすいせいを置き去りにしてコントロール室に入ってしまった。
「ぜぇっ……ぜぇっ……♡ は、ぁ……!? あと、ちょっと……だったのに……意味わかんない……!!」
あまりにも突然すぎる奇行。一瞬だけ呆気にとられたすいせいだったが……すぐに襲いかかってきた、寸止めへの不満と股間のイラつきに髪の毛を搔き乱す。
「はぁっ……中断、とかっ……あ、ありえないだろ……! はぁっ……クッソ……ぉ……♡ あんのハゲデブっ……あ、んんっ……♡」
頭に血が昇って興奮したままのすいせいが膝を突く。そのまま異物感が残っている膣に、グローブが汚れることを厭わずに指を突き入れてまさぐり……ちゅくちゅくと蜜肉をほじくり回し、男に教え込まれた快感を再現するように自慰に耽る。
あれだけしつこく弄られたのだ、調律の感覚は身体が憶えている。弦を爪弾くような激しさで、鍵盤を撫でるような柔らかさで、秘部を擦っていただけのはずだ。自分の手指なら、もっと自由に快感を創出できるはず。
……そのはずだったのに……。
「あ、ぁっ……はぁああっ……♡ な、なんでっ……♡ さっきと、同じトコロ……ひっ……♡ふぃっ……♡ さ、触って、るのにっ……!!♡」
いつまで経っても、『気持ちいい』が訪れない。指を激しく抜き挿ししても、Gスポットを削る勢いでガシガシと掻いても、すいせいが望む快感は手に入らなかった。それどころか、激しいだけの手淫のせいで……忘れ去ったはずの男の陰がチラついて、不快さを想起してしまった。
「なんでっ……なん、でだよぉっ……♡ こっちの方がっ、あぁああっ……きもち、いい……はず、なのにっ……!!♡」
すいせいは不貞寝をする子供のように床でうずくまり、股間を弄る児戯に没頭する。刺激も、快感も……間違いなく〝調律〟より大きなものになっているのに……一度甘美な〝音〟を発してしまったすいせいの渇望は、耐えがたい飢餓のように全身と魂を蝕んでいた。
おかしい。間違いなくおかしい。なのに、『何がおかしいのかがわからない』。気持ちよくなりたくて、気持ちいいことをしているだけなのに、『気持ちいい』が膨らまない。指で膣内を刺激すればするほど、すいせいの心身に虚無の快感が満ちていく。
「ぁあああっ……あああああああああああああっ……!!♡ 先生っ……せんせ、ぇっ……!!♡ はやく……レッスン、再開してよぉおおおっ……!!♡」
すいせいは子鹿のようにガクガクと震える脚で立ち、湿った吐息でガラスを白く曇らせながら、絶頂を阻む〝壁〟を叩いて男の注意を引いた。
「なんだなんだ!うるさいな! 君はレッスンを受ける気がないんだろう?さっさと帰ったらどうだ?」
「で、できない……っ……あ、んっ♡あっ、はぁっ……♡ こんなにっ……マ×コ、指でズポズポしてもっ……♡さっきの声、が……で、出なくてぇっ……♡」
「あぁ?急になんだ…………あー、〝音〟の快感の中毒症状が出てんのか。まったく手がかかるマ×コだ。処女と何も変わらんぞ」
男はいつもと変わらないため息をついて、すいせいを手招きした。
……いつも『こう』なのだ。たまに素質がある女の子を見つけても、自分で発する〝音〟を制御するどころか快感に耐えられず、似たような快楽を得られる薬物にもハマっていく……それは、男が見てきた日常風景だった。
そんなことにも、自分が中毒症状に苛まれていることにも気づいていない少女は……ぱぁっ……♡と子供のように顔を明るくさせる。快感と脳内麻薬に支配された頭を重たそうに、フラフラと揺らしながら……衣服を脱いで部屋を移動した男に続いてベッドに身体を預け、汗臭いシーツに脚を滑らせた。
「はっ……♡はっ……♡ はぁっ……にゃふ……ぅうんっ……♡」
お尻から尻尾が映えていたら、それをピョコピョコと揺らしていただろう。いつもの強気をすっかり失った1匹のメスが、エサをくれるはずの主人の傍らで飢えを満たせる瞬間を待つ。
しかし、男はいつまで経っても、何をしてくれる気配もない。次第にモジモジと身体を揺らし始めたすいせいには目もくれず、寝っ転がってタブレットの操作に集中する。
「最近は便利だね。タブレット一つで、打ち込みぐらいなら寝ながらデキちゃうんだ。こればっかりは時代の変化に感謝してるよ」
「……え、と……あの……えへへ……☆ れ、レッスン……シて、くれないんですかぁ……?♡」
「ふぅ……まずはその媚びた顔をやめなさい。話はそれからだ」
にゃんにゃんゴロゴロと喉を鳴らしていたメス猫の眼前で、男が指をパチン!と鳴らす。その快音波が脳内麻薬で浸された脳髄を揺らし、グズグズによれた〝芯〟をピンと張らせ、澱んでいた瞳に星のきらめきが舞い戻る。
それは、よくある催眠の〝解除〟ではない。一度快感に負けてしまった少女を、『快復した』と思い込ませるための……再び夢を見せるための魔法だった。
その再起は一時的な奇跡で、二度目はない。業界の闇に足を踏み入れてしまったすいせいに残された、正真正銘の最後のチャンスだった。
「………………はぇ? わ、たし……あれ…………え、えっ……!? なんで……ええええええ……!?」
すいせいは真っ赤に染まった顔を隠そうとして――べちゃり、と手に付いていた自分の粘液で頬を汚してしまった。
自分からペニスを欲した。未開拓だった肉壁をこじ開けられ、ポルチオ性感でアクメ潮を噴き散らした。神聖なはずのスタジオで、周囲を気にせずオナニーに没頭した。
全て、『自分が致してしまった』粗相の記憶。下腹部のしつこい疼きと、濡れそぼって痒くなった股間の濡れ具合が、その悪夢であってほしい思い出を夢のままで終わらせてくれなかった。
「肉オナホまで堕ちた君は、レッスンの前にヤるべきことがある。課題が終わったらもう一回、1ピストン5万円で受けてもいいよ」
「お、オナホじゃねえよ……エロ同人じゃあるまいし……っていうか、課題……? な、何をすればいいんですか……?」
正気に戻った(ように感じている)すいせいは、男の言葉に逆らえない謎の雰囲気を感じつつ、肩を縮こまらせて尋ねた。
「有体に言えば、『自主練習』ってヤツか。自分でチ×ポに跨って、マ×コに擦り付けるんだよ」
「………………サイアクすぎ……冗談だとしても終わってんだろ……」
「そう言ってる君こそチ×コをガン見してるし、マ×コから涎垂らしてるけどね。正しく『終わってる』。君の無様な勝気は……うん、まあ、少しだけ面白いかな?」
「……っ……く、そ……! どうしちゃったんだよ、すいちゃんはっ……もぉおお……!」
頭の中に、いくつものクエスチョンマークを浮かべてもわからない……が、男による恥ずかしい指摘が的外れではないことを、他でもない自分が一番よく知っていた。
(あ、あんな……ぶっとくて、立派な……っ……♡ い、いや、デカすぎてエグいチ×コ……すいちゃんのナカに入れないといけないの……!? 絶対、気持ちよすぎて、すぐイッちゃう……いや!だからァ……!ナニ考えてんだ……私は……!!)
一時的にマトモな思考をできているからこそ、すいせいは混乱していた。まるで、深い夢から飛び起きた直後にとってしまう意味不明な行動のように、感情と思考、身体の感覚がまったく結びついていない。
今すぐに、気持ちわるいぐらいに上向いたグロテスクを、この疼きが止まらない膣に挿入しなければならない。イヤな緊張と興奮が、すいせいの喉をゴクリと鳴らした。
「そうだな……20分……いや、15分でいいや。騎乗位でオナって、快感の制御方法となるカギを探るんだ」
「せ、制御……それに、カギ……? それが……あ、んっ……♡ひ、必要なんですか……?」
すいせいは無意識に内ももを擦り合わせ、少しでも疼きを抑えようとしていた。
「当たり前だ。快感を貪ればいいんだったらみんなヤクをキメてイキまくれば終わりだろう? そんなんで個性とか身につくと思う?」
「い、いえ……そんなことは……。そ、それじゃあ……『調律しながら歌う』というのは……? それならきっと……」
「は? もしかして君……深夜バラエティーとかでヤッてるノリと、僕が書く楽曲の収録を同列に考えてる?本気?」
「あっ!?い、いえ、それは絶対に考えてないです……! すみません……今のは、本当に失言でした……」
「…………ま、いいけどさ。罰として、自主練中は一度もイくなよ。イッた瞬間に建物の外に放り出すから」
「う、えっ……!? そ、そんな横暴な……!!」
「安心しなよ。僕はノリノリで作曲しているとき、創作意欲が勃起し続けるタイプだから」
「また意味わからんこと言ってるよコイツ……しかもマジでキモいぐらいにチ×コが……っ……♡ び、ビンビンだし……あ、あり得ないんだけど……♡」
少女は頬をむくれさせて、ベッドに全裸で寝転がっている中年男を見下ろす。
どの角度から見ても、どう考えても、好みの男性像とは程遠い。それなのに……身体が、自然と男にすり寄ろうとしてしまう。
「あ、それと僕の腹上は着衣禁止だから。チ×コを使うなら衣服を全部脱ぎなさい。靴下と手袋だけは着けてていいけどね」
「なんだその禁止事項……!? で、でも……衣装、脱ぐ必要なんて……」
「ふうん?ルールを守れないか。ならいいよ。すぐに帰りなさい。帰れ。今すぐに。おうちの愛用ディルドでオナってなよ」
「っ…………わ、わかりました……脱ぎます、から……! そんな、キツイ言葉……っ……言わないで、ください……」
すいせいは泣きそうになりながら、今の事務所に入ってから仕立ててもらった大切な衣装を脱いだ。黒いレースが可愛らしいブラも外す……パンツを脱ごうとして、履いていなかったことを思い出し……これで、すいせいを守る物は何もなくなった。
胸も秘部も剥き出しで、発情しきった汗だくなカラダを……自分から男の下半身に跨らせて……今、自分が及ぼうとしている行為の意味に気づいてしまう。
(……私……自分から、恋人でもない人の……オッサンのチ×ポを……ナカに…………っ……♡)
我に返った(ような)今ならわかる。これは先ほどのように、流されながら及んでしまった性行為……記憶に残る、浅はかだった初夜と同じ過ち……それとは、大きく異なるものだ。
……『イケないことだ』。そうわかっている。それでも、自分の手で満たせないほどの飢えを埋めて、再び音の世界に浸るために……手で握った、ドクドクと脂ぎった血を巡らせる陰茎が必要だった。
「……う、くっ……♡」
何を期待しているのか……自主練習用に貸してもらったありがたい教鞭に、ごくりと喉を鳴らしてしまう。
「そ、それじゃ……チ×コ、借りますね……」
「ダメだねぇ。モノを借りる態度じゃない。ちゃんとおち×ぽと言いなさい?」
「下品すぎるだろ……っ……お、おち……おち×ぽ……お借り、します……! これでいいですか……!?」
「いいんじゃない? 僕に聞かれても困るな」
「こんのッ、クソオヤジッ……! あ、あとで覚えてろよ……!」
すいせいは悔しさに歯噛みしながら、男の反り返ったペニスを握って、自ら秘裂にあてがう。
鈴口と膣口は……ぐじゅり……♡と淫靡な音を立てながらキスを交わし、すいせいの花弁が怪しく蠢いて亀頭をくすぐっていた。
(う、ううっ……! ち、違う……違うのにっ……! 私は……こんなの、自分から入れたがってるワケじゃ……!)
「こら。チ×ポの試食してないで、早く自主練を始めなさい」
「あ、ちょっ――うぎゅうっ!?♡」
小陰唇がいやらしく亀頭をねぶる刺激に作曲を阻害された男は、不正を摘発するように少女の腰を掴み……ずぶ、ぐりゅうっ……!!♡と女陰に陰茎を捻じ込ませた。
「かっ――く、ぁっ……♡ や、あっ……♡ お、おち×ぽ、入って……ぁっ……♡はぁ~っ……♡」
「ふふ……むはは……! さっきの立派な反骨精神はどこ行った?今の一連のクソザコおま×こコント笑えるね。君の強みって歌じゃないの?」
「ば、バカにしないで、くださ……ぁっ……はぁっ……♡ ん、ぅうっ……なんでっ……こ、腰が……勝手にぃっ……♡」
すいせいの身体は本能的に動いて、子宮を疼かせる飢餓を満たそうと必死だった。
艶めかしく腰をくねらせ、不慣れな動きでペニスを抽挿させていく。男が金額をカウントし始めたところで、これが自主練習だということを思い出し……自分のスマホに15分のタイマーを表示させた。
「はぁっ……ふぅ、うんんっ……♡ 15分なんて……こ、こんなの……ぜんぜん、余裕っ……ぁ、んんっ……!!♡」
「むはは! なんか、もうイきかけてる気配もあるけどねぇ。ま、勝手に頑張りなよ」
「い、いひっ……♡い、言われなくてもっ……おっ……ぅうっ……ふひゅううっ……♡」
すいせいはスマホの時計をジッと見ながら、淫らに腰を上下させて自主練習に励んだ。
『快感を制御する』。男の雑な指導を守るように……自分をさらに成長させるために、耐えがたい恥辱と沸々と湧き上がる性感を必死に我慢し続ける。
「ふぅっ……ふぅっ……う、ぅううっ……!!♡ まだ、3分っ……♡ こんな、ところでっ……止まりたく、ないっ……!!♡」
「………………ふむ……」
男はメロディーラインが出来たフレーズに楽器音を打ち込みながら、騎乗位に没頭するすいせいに目を向けた。
快感に溺れて自分を見失っても、歌への情熱と執着が完全には消えていない。今も肉欲の荒波に揉まれながら、どうにかあの艶音を再現できるように、自分の膣内を肉棒でまさぐっている。
その向上心を支える〝歌姫としてのプライド〟は確かなもので、艶音に負けない強さを持つ〝自分〟の礎になっている。星のような煌めきは、男の厳しい目で見ても評価すべき加点対象なのだ……が、まだ弱い。まだ凡庸だ。
……『その輝きを阻害しているものがある』。すいせいとの深い接合を通じて、男は自分の期待をかすませる〝退屈な平凡〟に気づいた。
すいせいの中にあるそれは、人間として無意識に守ろうとしているもの。現代社会に産まれて、当たり前のように与えられてしまったもの。それを守り続ける限り、すいせいが一線を越えることはないだろう。
男は、すいせいの心身にまとわりついている、くだらない縛りに手をかける。腰を掴んでピストンを止めさせ……キュっ……♡キュウ~っ……♡と、すいせいの膣肉を切なそうに震わせた。
「あ、ぁあっ……んぅううっ……!!ま、た……寸止めっ……!! な、なんで……止めるんですか……!?」
「……ヒントをあげるよ、星街くん」
「ふぅっ……ふぅうっ……♡ ひ、ヒント……?」
「君のナカで生まれる艶音が快感を孕んでいても、その刺激を体内で独占するんじゃなくて、周囲に発しないといけないんだ。文字通りに『調子を律する』……その果てにあの〝音〟がある。手マンで君に見せた兆しは、その入り口なんだよ」
「はぁっ……は、ふぅっ……♡ り、律する……コントロールする……ってこと……?」
「そうだ。気持ちいい快感を貪るだけなら誰にでもできる。そこで満足しちゃいけない。君は、もっと〝高み〟を目指したいんだろう? だからこそ、絶頂を掌握するんだよ」
「……う、う……で、でも……私……もう、我慢できないのに……! い、今すぐ、イきたくて……気持ちよく、なりたくて……♡ お、おま×こ、こんなに……うぅっ……♡ ぐじゅぐじゅに、疼いてるのに……!!」
「…………なんだ。君も、所詮はそんなものだったか」
「………………え……?」
チラリと気怠そうに向けられた、男の失望に染まった瞳に……すいせいの胸が、焦燥と悲哀で満たされていく。
さっきと同じだ。この変わり者すぎる男の気まぐれに、ただ弄ばれて、振り回されているだけだ。身体も心も疲弊した自分が、オモチャのように弄ばれているだけだ。
……そう、わかっているのに。すいせいは、どれだけ悔しくても流さなかった涙がポロポロとこぼして……「やだ……やだ……!」と駄々っ子のように首を振ってしまっていた。
空で燦然と輝いていたはずの星は、自分が居た空よりも高い場所を知ってしまい……性臭の汚濁の中に、どっぷりと堕ちていた。
芸能生活で必死に尖らせてきた、宝石として磨かれたカット――培ってきた〝強み〟を削られ、肉欲まみれの原石になってしまったのだ。
少女は、自分が失ったものと、取り戻さなければいけないものを生命線のように見据えて、愛液まみれの手で目元を拭う。
それがどれだけ情けなくて、みっともない仕草だと理解していても、それ以外の道を選ぶことなどできなかった。
「が、我慢します……しますから……見捨て、ないで……! わ、私に……あの音を……気持ちいいの、たくさん……ずっと、出させてくださいっ……!! そのためなら……に、肉便器にでもなりますから……!」
「捨てるもなにも、肉便器なんて拾った覚えすらないんだがね。僕はべつに、女にも……お金にも困っていないんだよ」
「……え……っ……?」
「少し考えたらわかるだろう? 今の君と同じ状況に置かれた子は何人もいるし、それより下の地位から一発逆転を狙って、後先も考えずに『なんでもする』って言っちゃう子も多くてねぇ……そういうのさ……今の君と同じで『つまんない』のよ」
「…………そ、そんな……!? じゃあ、私……いったい、どうすれば……!?」
「――『〝自分〟を捨てず、〝当たり前〟だけを捨てなさい』。艶音に毒された君が前に進める、唯一の道だよ」
「…………ッ……!?」
「っと、ヒントをあげすぎだな、うん。あとは君次第だ。自主練が終わったら勝手に帰ってもいい。帰るときは、ちゃんとフェラで掃除しておいてね」
男は持ったタブレットを使って、ヘッドフォンを深めに着けて作曲に没頭し始めた。突き放した少女が、自分の力でレッスンを受けるに値する場所まで、肉欲の泥から這い上がってくることを期待しながら。
「……はぁっ……はぁっ……♡ それだけじゃ、わかりませんっ……お願い、します……っ……♡ 私っ……もっと、頑張りますからっ……♡ れ、レッスンっ……してっ……ぅ、ううっ……!!♡」
あの〝音〟を出せない、不満だらけの歌手生活など考えられない。そして、この地獄から救ってくれる唯一の存在に、もう見捨てられかけている。
絶頂を我慢し続けて、精神的にも追い詰められている。そんな限界を迎えて涙ぐんだすいせいが、どれだけ必死に腰を振っても、乳首で桃色の残像を結んでも……艶めかしい声を漏らして媚びても……少女の朱が差した健康的な身体に、男が目をくれる様子は一切なかった。
男の言うことは、全て事実だった。艶音の出し方について話したことも……先行投資としてお金を払って、自ら騎乗位に励む女体の乱舞が何も珍しくはない光景だということも。
「うぐ、ぅうっ……!♡ あ、当たり前って……なに……? はぁっ……こんな……お金払って、チ×ポ突っ込んでるのに……っ……♡ もう、当たり前なんてっ……残って……ぅううっ……♡」
……どれだけ考えてもわからない。男が何を言いたいのか。この自主練習に、いったい何の意味があるのか。何一つわからないが……この行為に意味を求めたすいせいは、レッスンを受け始めてから自分の心身を宙に浮かせるような焦燥感を覚え続けていたことを自覚する。
(……音楽と、全然関係ないけど……そういえば……これ、って……)
ソシャゲを嗜み、顔が良い推しのためなら金を湯水のように使うガチャ狂いのすいせいは、この感覚を心の底から理解していた。
短時間で多額のお金を注ぎ込む……大切なお金をガチャに吸われて、特に得るものもないのにグロ画像を生成する……その愚行には、シロップで出来た底なし沼に足を踏み入れ、身体を沈めていくような……危険で背徳的な快感があった。
ガチャやパチンコと同じだ。一度お金を突っ込んだら、当たる瞬間を求めて……欲しいものを手に入れるまで、どんどん深い沼にハマっていく。入れてしまったお金が多ければ多いほど『取り戻さなければいけない』と、後戻りできなくなるように強固な鎖に繋がれてしまう。
程度はあれど、お金を大切に思わない人間はいない。それを大量に懸けたものには同じだけの価値が生まれ、執着する気持ちが自然と湧き上がるものだ。
この、夢に狂って心がヒリつく感覚は、欲しいものを手に入れるためのギャンブルの醍醐味でもあった。大切な貯金を散財する、ストレス発散方法にも通じるものがある――〝自分〟をぞりぞりと削っていく焦燥感は、たまらなく『気持ちいい』のだ。
(……ガチャなんて比じゃない……もう、400万円以上使ってる……!ヤバい……ホントに、ヤバい……! でも、あの〝音〟の出し方をわかれば……この人がまた特別視してくれるぐらいの輝きを手にできれば……すぐに、回収できるからっ……!)
自分の中にあった感覚と今の状況が結びついた。セックスの快感に流されかけていたすいせいが、ようやく認識を正していく。
これは、大事な活動資金を大量に注ぎ込んでいる〝レッスン〟だ。レッスン以外のことを――〝音〟を出すこと以外を考える余裕など、どこにもなかったのだ。
前に進むためにも、この課題は絶対にクリアしなければならない。覚悟を決めた歌姫は、ほろほろと涙をこぼしながら……ずろろっ……♡と肉唇で咥えたペニスの抽挿を開始した。
(いつだって、そうだった……! 何をすればいいのか、わからなくても……っ……手と足を、動かし続けて……ここまで来たんだ……!!)
作詞、歌、イラスト、デザイン。自分にできることなら、なんでも自分でやってきた。
すいせいのプライドを根底から支えるのは、どんな苦境に立たされても絶対に曲げなかった信念だった。
それだけを意識して、それ以外を捨てる。恥じらいも、常識も、尊厳も……要らない……淫らに腰を振り乱して、恥蜜をぶじゅぶじゅと下品に鳴らしてでも、歌のために自分を貫いていく。
「ふぅっ……ぅ、ぅうううっ……!!♡ はぁっ……あ、ぁああっ……♡ ぜ、ったい……ま、けないっ……イっ……あっ♡あ、ぁあ~っ……♡ まげっ……な、ぁああっ……!!♡」
すいせいは、男のぶよぶよのお腹の腕に置いていた手で拳を強く握る。がに股で抽挿を繰り返す肉棒を吐き出さないように……そして、膣内イキをしてしまわないように、ゆっくりと尻を上下させ……へこっ……♡へ、こっ……♡と腰をグネグネさせながら、どうにか男根を咥え続けた。
「ん?なに楽してんの?その無様なへっぴり腰、不快だからすぐに止めなさい」
「えっ!?ふあっ――あひっ――ぃいいっ!?♡ あっ♡まっ、てっ……イっ♡あっ♡あっ――が、ぎゅううっ……!!♡」
突然、情けない腰振りを咎められ……どじゅうっ♡!!……と膣奥を突きあげられたすいせいは、絶頂を目前にして意識をトばしかけ――その寸前で、自分の手首を強く噛んだ。
血が滲むほどの強さで犬歯を突き立て、青アザを作りながら鼻息をふかし、どうにか踏みとどまる。緩みかけた尿道括約筋を引き締め、噴きそうだったアクメ潮を尿道で留める。
「フーッ……フーッ……!!♡ ぎゅ、ぐうううっ……うぐぅうう……♡ あ、あ……あ、ぶな……かった……ぁっ……♡」
「ほぉ……ほら、また腰が止まってる。さっきのペナルティもっかい行っとく? ちなみに突き上げ1回ごとに違約金として50万円だから。『イくな』って言ってんだよ、こっちは」
「ひっ……ぃ……!?♡ ご、ごめんなさい……っ……♡ い、イかずに……おち×ぽ、パコパコしてっ……♡あっ♡も、もらいますっ……♡ はぁっ……ぁ、ああああ~っ……!!♡」
すいせいはヤケになりながら、腰を前後にくねらせて乗馬運動に励んだ。感覚がマヒした膣口からは大量の粘液が溢れ、男の肉が折り重なる下腹部にメス汁の水たまりを作っていた。
スマホに映し出された、絶頂を禁じられた15分間。秒単位で計る時間の境目が、あまりにも分厚く感じた。怒られない速度と激しさでピストンを重ねるたびに快感が膣内で膨らみ続けていく。
あと8分……あと、7分……。下腹部でズキズキと痛むほどに広がる快感の爆弾が、張り裂けたくて叫んでいた。限界を超えた尿意よりも激しい波が視界に火花を散らし、失神まで引き込もうとしてくる。
「ぁっ……あっ、ぁああっ……♡ あと、3分っ…………は、はやくっ……おわっ♡あっ♡あっ♡――や、ばぁっ……!!♡ ふぁぐ……むっ、ぐうぅううっ……♡ふひっ……♡ひ、ぐぃっ……!!♡」
何度も、何度も危ない瞬間で限界を張り詰めさせながら、すいせいは暴発しかける衝動を抑え込み続ける。〝歌のトップ〟への執念と、男が与えてくれる艶音への期待だけが、すいせいの理性と我慢を力強く支えていた。
「あ、あと、いっぷん……イッ……あっ♡おっ♡ぉ゛ぉおっ……♡ いきゅっ……♡もう、だめ……だめっ……イッ……あ♡あああああっ……!!♡」
「むはは……!すごいぞ! ほら!あとちょっとだよ! 8、7……6っ!5ォ!」
「ふぎぃっ!?♡ いっ♡んぃいいっ……!!♡ や、め゛っ……ぉっ♡お゛っ♡ほぉっ……ふぉおおおっ……!!♡」
アイドルが決して晒してはいけない顔で鼻息を荒げるすいせいに、その顔を見て愉しんでいた男が、下からちょっかいをかけ始める。
白目を剥いて腰をガクガクと震わせ、絶頂と失神寸前で綱渡りをしている少女の身体を……ずじゅっ!ずちゅうッ!!と膣奥から突き上げた。
「4!さぁん!2ィ!1ッ――!ゼローっ!!」
「んぉ゛――お゛ぉおおおッ!!??♡ おぎゅっ♡らめっ♡んおっ♡おおぉおおっ♡!! イッ♡くぅううっ……!!♡イくっ♡イくっ……♡イッ――ん゛ぁ゛ああああああああ゛ああ――あああああ――ッ……!!!!♡」
時間終了のカウントとともに、どじゅんっ!!と子宮を突き上げた衝撃が、すいせいの視界を真っ白に染め上げた。
極限状態まで張り詰めていた理性が――大切にしたかった命の尊厳が――プツンッ!と音を立ててちぎれる。
世界と自分の境界線が、迸る快感によって曖昧に搔き乱される。その瞬間、断末魔のような――全身を震わせて発された嬌声が――空気を震わせて、ヒュィイン!と室内全体を揺らすように共振させた。
「おお……!今のは、間違いなく……艶音の処女膜が破れた音……!!」
「あーっ♡あーっ♡ああああ~っ……!!♡ れ、れひゃうっ……わらひ、のっ…………ぉおおおっ……!!♡」
全身が快感で埋め尽くされ、自分の中にあったものが押し出されていく。接合部から勃起を吐き出し、ガクンガクンと激しくのたうち回る女体から、ぶしゅうっ!じょろろろっ!と大量のアクメ潮が飛び散った。
「はへぇっ……はひ、ぃっ……♡ はーっ……は、ぁあああああっ……!!♡ ぉ、ぉお……ふぉおお……っ……♡」
しばらくブリッジをするように身体をしならせ、首筋を張ってガクガクと絶頂痙攣をしていたすいせいが……ぴゅうっ♡と白く濁った愛液を垂らした途端に体勢を崩し、ベッドに沈み込んだ。
「へ、ぇひ……ぇへぅっ……♡ はぇ……ひゅっ……ぷ、ひゅうっ……♡」
男の体臭が染みついたベッドを嫌がる様子も見せず、すいせいはカクカクと腰を振って余韻に浸っていた。残響が残っている秘部と下腹部、内ももが断続的に震えて、その膨大すぎた快感の総量を表しているかのようだった。
「……最後の最後で、出せたじゃないか。手マンで見せた片鱗だけじゃない……本物の〝音〟を……!」
仕事用の防水タブレットに大量の体液をかけた失礼すぎる少女を見下ろし……男は満足そうに笑って、その頬に自分のペニスを擦り付ける。そして、彼女の粘液で丸印を描いてあげたのだった。