顧問からの酷い言葉で失意のどん底に落ちていた軽音楽部の野上。
そんな彼が帰宅する途中、突然現れた女性の誘惑に彼は乗ってしまい…

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依存、愛、愛。

「うーん、ダメだね。これ」

いつもの穏やかな顔で先生が言う。

「…え?」

「君、向いてないよ。曲作るの」

「………」

「ほら、次のバンドつっかえてるから」

「…ありがとうございます」

絶望感が小骨のように喉につっかえる。

 

分かっていた。

俺なんかに才能なんて無いんだと。

努力しても報われないと。

だが…こんな仕打ち、ないだろう。

泣き喚き暴れたくなる衝動を堪える。

 

後ろで待っていたバンドが歓喜の声を上げる。

あのバンドは、俺なんかとは違った。

優れた楽器使いに、天才的な作曲センス。

1年生とは思えないほどのクオリティで、部活中の注目はそいつらに集まっていた。

そんなのと比べられちゃ、どれだけ積み重ねた物があったって霞む。

…現実とは、なんとも非情なものだ。

 

重い脚を引きづり駅へ向かう。

雨音が悲壮と共に水溜りで反射していた。

傘をさす気力すら湧かず、ずぶ濡れのまま歩き続ける。

自分でも、涙を流しているのかよく分からない。

 

ホームに着いた頃には、電車は行ってしまっていた。

一足遅かったか、と悔やむ。

普段の通学では必ずつける無線のヘッドフォン。

だが、今日だけはつける気になれなかった。

ボーッ、としながら幽霊のようにホームに佇む。

自分以外、人はいない。

自分が投身自殺をした学生の地縛霊、と説明されたってほとんどの人は納得すると思う。

いっそのこと、その通りにしてしまった方が楽なんだろうか。

 

そんな考えを頭に回らせているうちに電車は着いた。

珍しく、電車の中も人は少なかった。

普段は満員とは行かずとも席が埋まるくらいにはいるのにだ。

まぁ、こんな雨で外出する奴の方が馬鹿だろう。

電車に入り、一番近くの隅っこの席に座った。

 

 

ふと見上げると、自分の前で吊革に掴まって立っている人がいた。

席はいくらでも空いてるだろうに、なぜ立つのか。

風貌からして女性だろうし、ダイエットの一環だろうか。

とにかく、ミステリアスな光景であった。

 

「それにしても…デカいな」と頭に過る。

まさに女性の理想、のような体格だった。

高い身長に細いウェスト、豊満な胸、よく引き締まった尻…

なんというか、完璧すぎる。

顔はマスクでよく見えないが、きっと美人なんだろう。

そのショートヘアをかきあげて、ぜひその顔を見せて欲しいものだ。

 

…そんなこと考えるな、失礼極まりないだろう。

気持ち悪い目線を逸らし、下を向く。

勘付かれてなければいいが。

 

俯いたまま降りる駅を待っていると、誰かが隣に座ってきた。

こんなに席が空いてるんだし、わざわざ俺なんかの隣に座る必要はないだろうに…

少しだけ目線を左に向ける。

そして、狂愕。

さっきまで立っていた女性が座っていた。

とことんミステリアスだ。

慌てて目線を下に戻す。

ここまでくると、なんらかの幻覚を疑った方がいいのかもしれない。

ここまで電車に乗ってる時間を長く感じるのは初めてだ。

 

正直、嬉しい。

けどすごく気まずい。

この芳しい悪夢が終わることを祈りながら俯いていると…

「…………ねぇ、キミ」

不意に左から声がかけられた。

「ちょわっっ!?」

あまりにも唐突な声に、不甲斐ない声をあげる。

「……ごめん、ビックリさせちゃった」

案の定、声をかけてきたのは例の女性だった。

マスクで表情が読めない。だが、なんとなくニヤついてるような気がした。

「フフフ…ねぇ、そんなに濡れて、傘持ってないの…?」

露骨に距離を近づけてくる。

「そ、それは……」

「こんなびしょ濡れだと…風邪、引いちゃうよ…?」

「…別に、構わな…ひゃっ!?」

不意に首をなぞられる。

「…フフフフっ…あのさ、キミが良かったら…ちょっと、私のお家で…お話、しよ?」

「…はい?」

あまりにもいろいろなことが起こりすぎて頭が混乱する。

「そのまんまの意味だよ…私の家にキミを招き入れて…ほんのちょっと、お話…そう、お話するだけ、さ…いいだろう?」

じっくりと見つめてくる暗い眼に目線が吸い寄せられる。

まるでブラックホールだ。

だんだんと思考が溶けていく。

そして…

「……分かりました」

"お話"くらいならいいか、と軽々しくその話を承諾してしまった。

「……フフ…じゃ、次の駅で降りよっか…」

ニヒルな笑みを浮かべながら、その女性がまた首筋をなぞってくる。

「ひっ…」

くすぐったさで目線を上げる。

いつもの降車駅をとっくに過ぎていたことが分かった。

 

「ほら、乗って」

降りた駅で車の助手席に乗せられる。

「…し、失礼します…」

「フフ…そんなに改まらなくてもいいんだよ?ほら、リラックスリラックスっ…」

肩に手を乗せながら、まるで子供に言い聞かせるように囁く。

これから俺は一体何をされるのだろうか。

「…あの、俺、これから何されるんです…?」

「……何、するんだろうねぇ…フフフフっ…」

「えっ…?」

急に不安が込み上げてくる。

家か何かに連れ去られて監禁でもされるのかもしれない。

そうなると、少なからず学校や家族にも迷惑が…

「ま、そんな暗い顔はしなくていいよ…キミに危害を加えるつもりはないさ…フフフフっ…」

「…や、やっぱ降ろしてくださいっ」

「ヤダ。乗りかかった船ってヤツだよ」

 

エンジン音が止まる。

どうやら到着したらしい。

「ほら、着いてきて…あ、エスコートしてあげてもいいよぉ?フフフ…」

「結構です…」

「んぅ…つれないねぇ」

見上げると、そこには何の変哲もないただのマンションがあった。

女性が慣れた手つきでボタンを操作しフロントドアを開ける。

モニターに映った文字を見るに、3階に住んでるらしい。

ドアから少し歩いてエレベーターに乗り、少しの沈黙と乗り合わせる。

時々チラリと女性の方を見てしまう。魔性というか磁性というか、とにかく綺麗で可愛くて、目を離せない。

時々目が合うとこちらに笑いかけてくれるのも原因かもしれない。

「ほら、到着だ。ちょっと待ってね…鍵は…」

そんなことを考えてたらいつのまに女性の自室に着いていた。

「…あったあった」

鍵を差し、ガチャリ。

ドアが開く。

「先、どうぞ?」

「…お邪魔します」

「フフフ…礼儀正しいんだね、可愛い…」

 

中は綺麗だった。

きちんと物は整頓されてるし、掃除だって行き届いてる。

何より目に飛び込んできたのは、デスクの上のしっかりとしたパソコンだった。

コンポーザーのデスク周りによく似ている。

「…結構、立派なパソコン環境ですね」

「…フフ、そうでしょ。ちょっといろいろやってるんだ…」

少しだけ親近感が湧いた。

「とりあえず、お風呂入ってきな。そんなびしょ濡れじゃ風邪引いちゃう…」

「…でも、なんか抵抗感ありますし…」

「ダ〜メ…入んないんだったら、無理矢理にでも入らせるからね…?」

「………分かりました」

 

結局、風呂に入ることになった。

こうなることを見越していたかのように、湯船にはお湯が張ってある。

まぁ、仕事前に風呂を沸かしておくなんて話もたまに聞くし珍しいことでもないのかもしれないが。

お湯に浸かりながら今日を振り返る。

…本当に、とことんいいことがない一日だったような気がする。

何もかも否定されたあげく、こうして実質的に拉致されたような状況にまでなって…

このまま何事も起こらずに帰れればいいのだが、正直言って無事に日も跨がずに帰れるとは思えない。

バンドメンバーや先生のみならず、親にまで迷惑をかけてしまいたくはない。

…まぁ、自分一人でどうにかなる問題でもないのだが。

 

風呂を上がると、美味しそうなにおいがする。

「あ、上がったんだね…ちょうど良かったよ。ご飯できたし、食べよ?」

「は、はい…」

机の上には、実際美味しそうな食物が置いてあった。

茶碗に盛られた白米と、大きな皿にズドンと置かれたハンバーグとそのそばに置かれた緑色野菜。

味噌汁まであって、これが一家庭の食卓と言われてもなんら不思議でないほどの豪華さだ。

ただ…素直に食べてよいのだろうか。

例えば薬…「睡眠薬なんかでも入っているんじゃないか…」…

「…は?」

「…でしょ?そんなこと考えてる顔してる…フフッ、結構顔に出やすい性格なんだねぇ…」

「な、なんで…」

「まぁまぁ…安心しなよ。そんなことするわけがないじゃないか。そもそも入手自体困難なわけだしさ」

「……すいません」

「謝らなくてもいいよ、疑われたって仕方ないことしてるし…フフッ、じゃ、いただきま〜す」

「…いただきます」

なんだか、うまく言いくるめられた気もする。

ただ、空腹も割と限界に近かったし、本人が言ってるならとそのまま座り、食べ始めるのであった。

 

「ふぅ、ごちそうさまでしたっ…」

「ごちそうさまでした…」

「ね、どう?美味しかった?」

「…はい、美味しかったです」

実際、彼女の作った料理は絶品だった。

正直、母親にも劣らないレベルと感じる。

「フフフ、嬉しいね…そういってもらえると。それでさ、相談があるんだけど…」

「…なんですか?」

「…いや、取引と言おうか…とにかく、単刀直入に話させてもらおう」

さっきよりも少し低い声色で話す。

「今日から3日間、学校にも行かず、家にも帰らないで欲しいんだ」

「…は?」

「…ま、わかりやすく言えば『キミを軟禁する』って感じかな?別に強制じゃないけど」

「…いや、いやいや…そんなの飲み込める訳…」

「…その代わり、私からキミにささやかな"ご奉仕"をさせてもらう、これでどうかな?」

「…ご奉仕?」

「そう、ご奉仕…フフフフ、どういう内容かはお楽しみだけどね…ただ…」

気がつくと、彼女は俺の横にいた。

そして、囁く。

「…キミの事は、きっと満足させられる…よ?♡」

思わず後ずさる。

本当、とことんミステリアスな人だ。

このまま要求を呑んでいいのだろうか。

何か裏がありそうで怖いが…

「………分かり、ました…」

そんなちっぽけな理性で、増えていく欲望を抑えつけられる訳がなかった。

「…フフフ、じゃあ取引成立ってことでっ…とりあえず、パジャマに着替えたらどうかな?ベッドの上にあるよ…」

やる事なす事が全て、先読みされているかのようだ。

ここまでくると、全て事前に予定でも組んでいたんじゃないかと思う。

このまま彼女の言うこと全てに従っていていいのかとも思ってしまうが、結局は従ってしまうのであった。

 

ベッドに横になりながらスマホを弄る。

親には「友達の家にしばらく泊まる」と言っておいた。

だが、学校にはどう説明すればいいのだろうか。

「旅行にいく」なんて言っても親に確認されてバレるだろうし、「少し体の調子が悪い」と言っても3日も休めば嘘だとバレる。

どうしたものか、と悩んでいると、ちょうど風呂からあの女性が出てきた。

チラリとそちらの方を見る。

そして、すぐに目線を外す。

随分と刺激的な格好で、見ていられない。

「フフッ、どうしたのかなぁ?随分と、顔が赤いけど…」

「…なんでも、ありません…」

「…あぁ、もしかしてこの服装のことかな?そうだよねぇ…オトコノコには刺激的だよねぇ…フフフフッ…」

「べ、別に…」

実際、彼女の服装はかなり刺激的だ。

無地のスポーツブラにショートパンツ、かなりラフで体のラインが強調されるような服で、なかなか目線に困る。

「でもなぁ…これが私の部屋着でね。変えろって言われても、どうしようもないのさっ…」

「わわっ…!?」

そう言うと、彼女が急にベッドの空いてるところに寝っ転がる。

「ちょ、急に来ないでくださいよ…ビックリします」

「えぇ〜?いいじゃないか、そもそもこれだって私のベッドな訳だし…というか、自己紹介したっけ?」

「…してないですね」

「そっかそっか、じゃあ言っておかないとね…私、浦野。よろしくね?」

「…俺は、野上です」

「そっかぁ、野上くんって言うんだ〜…フフ、これでお互い呼びやすくなったね…?野上くん…」

「…そうですね、浦野さん」

こうしてお互い名前で呼び合うと、少し気恥ずかしい。

ただの赤の他人だというのに、なぜこんなことになっているのだろうか。

 

「それじゃ、少しだけやりやすくなったわけだし…始めさせてもらおっか、ご奉仕っ…」

そういうと浦野さんは、俺のズボンに手をかける。

「…うわわっ、浦野さんっ…?」

「分かってたでしょ…?こういう、えっちなことするって…ね、野上くん…大人しく、しててね…?♡」

「は、はい…」

パジャマなだけあって、あっさりとズボンを下ろされてしまった。

既に固くなりつつあるモノがパンツ越しに浮かび上がる。

「フフッ…もうおっきくしちゃってるね…♡かわいいっ…♡」

「…恥ずかしいです」

「そうかそうか…恥ずかしいかぁ…♡フフフフ…大丈夫、大丈夫だよ…じきに全部、どうでもよくなってくるから…」

そういうと浦野さんは一気にパンツを下ろす。

完全に勃起したモノが勢いよく飛び出た。

「ひゃっ…♡フフッ、すっごい元気…♡」

「う…」

「随分と溜まってみたいだねぇ…♡よしよし…♡…ん、れろぉ…」

突然浦野さんが俺のソレを咥え始める。

「わわっ…!?」

「んっ…んぅ…ふぇら、されるのはひへれぇ…?♡」

「…は、はい…初めて、です…」

「…ん、フフ…ほうかぁ…♡んっ、んふっ、む…」

「あっ…そこ、やばっ…」

的確に気持ちいい所を見つけ出し責めてくる。

これまででかなり経験値を貯めてきたらしい。

「んふっ…んっ…んぶっ…ん…」

「くっ…うぅ、やっば…」

10分と経たず絶頂の淵まで立たされてしまった。

「ダメ、ですっ…出ちゃいますよっ…」

流石に口に出しては不味いだろうと体を捩り抵抗するが、強い力で足を抑えられて思うように動けない。

浦野さんは変わらず俺のを咥えてスロートを繰り返す。

「浦野さっ…ホントにっ、出ちゃいますぅっ…!」

すると、浦野さんの動きが一瞬止まる。

そして…

「……ん、ん〜っ……♡」

上目遣いで俺の顔を見ながら、トドメと言わんばかりに喉の奥深くまでモノを咥え込んだ。

「うあっ…!?♡」

_びゅっ、びゅる、びゅぐぅ〜っ♡♡♡

当然、耐えられるはずもなく出してしまう。

コクッ、コクッ。

浦野さんが喉を鳴らす。

それが精液を飲んでいる音と分かった瞬間、興奮で余分に出してしまった。

射精中も、浦野さんはねちっこく尿道の中まで吸い取ってくる。

実際には1分もたってないだろうが、まるで10分間ゆっくりと搾り出されるような感覚だった。

 

「ん…あぁ〜…♡」

浦野さんが、射精しきって疲労した俺を向いて口を開ける。

「はぁっ…はあ…すいませんっ…我慢できなくて…」

「…フフフ、全然大丈夫だよ…♡むしろ、大歓迎だからねーっ…♡」

そういうと、突然浦野さんが唇を合わせてきた。

「んむっ…!?」

「んっ…♡ん〜…ちゅ、んむ…♡」

だんだん頭がボーッとしてくる、そんなキス。

唇を合わせただけでも、彼女すらできたことのない自分には刺激的すぎた。

「んっ…れる…ちゅ…ろ…♡」

「〜っ…!っ…〜!」

それなのに、今度は舌まで入れてくる。

徹夜した日の1時間目の授業のような気分だ。

最も、内にあるのは不幸ではなく限りなき幸せ。

幸せと愛情、そして酸素不足で意識がだんだんと薄れていく。

「…ぷは…♡♡」

「…はっ!…はぁっ…はぁっ…♡」

だが、意識を飛ばして逃げる事を浦野さんは許してくれなかった。

「フフッ…♡キスだけで意識飛びそうなんだ…♡可愛いっ…♡」

「ふー…♡ふー…♡浦野さっ…♡これヤバいぃ…♡♡」

「…フフッ、フフフフ…♡私も、ヤバいなぁ…♡」

「はーっ…♡ど、どうしてぇ…♡」

「…だってぇ、そんな可愛い顔と声したらぁ…」

視界が一瞬暗くなる。

気づくと、浦野さんが俺のことを押し倒していた。

「…私の方だって…♡我慢できなくぅ…♡♡」

浦野さんが、上に乗ったままパンツをズラして秘部を露わにする。

「なっちゃうじゃ…♡♡♡」

そして、俺のモノに浦野さんのソレを当てがい…

「…ない、かぁっっ♡♡♡♡♡」

一気に挿入した。

「うぅっ!?♡♡♡」

突如として襲う未知の感触に、体を震わせる。

「んんっ♡♡♡ふーっ♡♡ふーっ♡」

浦野さん自体も軽く絶頂したらしく、肩を小さく震わせているが、そんなのお構い無しという雰囲気だ。

「はぁ〜…♡おっ…♡これ…♡すっごぉ…♡♡♡」

「浦野さんっ…♡まずいですっ…♡入れちゃっ♡」

「別にっ…♡大丈夫…♡だ、よっっ♡♡♡」

「あぁっ♡♡」

ゆっくりと腰を上げ、引き落としてくる。

抜かれる時には中がささくれのように引っかかり、激しい快楽を与えてくる。

そして再び中に迎え入れる時には、包み込むような快楽をもたらす。

こんなに気持ちいいことを知ってしまっては戻れない。

「フフッ…♡♡野上くんっ…♡♡私だけのっ…♡♡可愛い野上くんっ♡♡」

それからも、ゆっくり、少しずつ腰を上げては落とし、抜いては入れを繰り返す。

快楽で頭がどうにかなりそうだった。

「浦野さんっ♡これダメですっ♡」

残った正気を振り絞り、浦野さんを引き留めようとする。

「んっ♡♡うぅっ…♡♡ダメなんかじゃっ…♡♡ないっ♡♡よぉっ…?♡♡フフッ…♡♡」

だが、聞く耳を持ってくれない。

どうやら、とっくに正気など失ってるようだ。

_ぶちゅっ♡ぱんっ♡ぺちっ♡

エロ漫画でしか見たことのない擬音が、部屋に飛び交う。

「あっ♡♡んっ♡♡うぅっ♡♡好きぃっ♡♡野上くんっ♡♡」

最初はゆっくりだった動きも、今じゃ嵐のような激しさだ。

お互い、とうに正気など吹き飛んでいたのだろう。

「浦野さん♡ヤバッ♡出ちゃいますっ♡まずいですってぇっ♡」

その一方で、こちらとしてはかなり限界に近かった。

口に出すならまだしも、中に出すのは本当にまずい。

「うっ♡♡フフッ♡♡野上くんっ♡♡すきっ…♡♡すきすきすきっ…♡♡♡」

だが、当の本人は全く動きを止めてくれない。

そろそろ俺のストッパーもはち切れそうだというのに。

「浦野さっ♡♡浦野っ…♡さんっ♡♡ダメっ♡♡イクっ♡♡イっちゃうからっ♡♡」

「野上くんっ♡♡大好きっ♡♡出してっ♡♡出してぇっ♡♡」

真反対の言葉が、反響する。

そして…

「うぁっっ♡♡♡♡♡」

_びゅーっ♡ぴゅ♡びゅるるっ♡

「んっ…〜〜〜〜〜〜♡♡♡♡♡」

ついに限界を突破してしまった。

「あ〜っ♡♡やばっ♡これ止まらなっ♡♡♡」

蛇口を捻ったように勢いよく精液が飛び出す。

「おぉっ…♡♡♡きたぁっ♡♡♡…〜〜〜〜っっ♡♡♡♡」

浦野さんの方は、絶頂の波に引き込まれて逃げ出せないようだ。

体をびくびくと震わせながら、嬌声を上げている。

間違いなく、人生の中で最も濃く、長い射精だった。

体力が尽き、瞼が閉じていく。

「…野上くん…♡♡だいすきぃ…♡♡」

意識の途切れ際に聞いたのは、浦野さんの甘い声だった。

 

 

 

電子音が鳴り響く。

どうやら朝のようだ…だが、かなり深い睡眠だったはずなのにどことなく疲労が溜まってる感覚がする。

というか、この場所自体見覚えがない。誰の家だここ。

思考をグルグルと回してると、台所の方から声が聞こえる。

「おはよ〜う、起きたかな〜?」

3秒で記憶を取り戻す。

この女性…浦野さんに自分は実質的に軟禁を受けているということを。

そして半ば強制的に浦野さんと俺はセックスをした。

そして今に至る、ということを。

というと、この疲労もあの激しい愛の押し付け合いが原因ということだ。

なんだか、嬉しいような困ったような、そんな感じだ。

「今朝ごはん作ってるからね〜…まぁ、暇つぶしでもしながら待っててよ。テレビもあるし」

「…はい」

にしても、なぜ浦野さんはこうも見ず知らずのはずの自分にこんな事をしてくれるのだろう。

なんだか謎が絡まり合って頭がボーッとしてくる。

ただ、悪い気は特にしないのでそんなに気にすることもなく体を起こし机の前に座るのだった。

 

ゲームのログインボーナスを受け取っていると、台所から浦野さんが出てくる。

相変わらず刺激的な部屋着だ、風邪を引きそうで心配になるくらいには。

少なくとも自分があのレベルの露出度の服で過ごしたら100%風邪を引く。

「お待たせ〜、昨日あれだけ乱れたからねぇ…お腹空いたでしょ?」

「…まぁ、そうっすね…」

そう言った瞬間、俺の腹が勢いよく合図のラッパを吹く。

「…あ」

「…ククッ、ハハハッ!キミのお腹は随分正直だねぇ…とりあえず、朝食を食べようじゃないか。話はそのあとでね…」

「…分かりました」

耳が熱い気がした。

 

机に並べられたのは、バターが既に塗ってあるトーストと、大きな皿に乗っかった目玉焼き4枚とベーコンが12枚。

まるでアメリカ映画のような、優雅で美しい朝食だ。

ますます、浦野さんの正体が気になってくる。

「いただきま〜すっ…」

「いただきます…」

浦野さんが器用な手つきで箸を使って目玉焼きを掬い上げ、トーストに乗っける。

一方の自分はというと、なかなか掴めずにドゥルン、と皿に戻って行ってしまう。

小さな白身の破片のみが皿を散らかっていくばかりで、なかなか取れない。

「…フフッ、随分と不器用だね…こういうのは苦手なのかい?」

「…そう、すね…」

悔しさと恥ずかしさで顔が赤くなった気がする。

「どれ…ちょっとその皿、貸してもらえるかい?」

自分のトーストが乗っている皿を指差す。

「はい…どうぞ」

それに応えて、皿を渡す。

「本当に、仕方のない子だ…フフフ、そういうところも可愛いけどねぇ〜…」

そういうと、浦野さんはさっきしてみせたように器用な箸捌きでトーストの上に目玉焼きを乗せる。

「あ、ベーコンも乗せるかい?私は普段乗せなくてね…」

「大丈夫です…」

「気を遣わなくたっていいんだよ?言ったじゃないか、"ご奉仕"させてもらうって…」

「いや、でも、なんだか悪いですし…」

「も〜う、そうやって気遣ってると却ってモテないぞ〜?野上くん…」

今度はベーコンを箸で掴み、綺麗に目玉焼きの下に挟み込んだ。2枚。

なかなかできる芸当でもないはずだが、相当手先が器用なのだろうか…

「…はい、召し上がれ」

「すいません…ありがとうございます」

「フフ、どういたしまして。トーストもう一枚欲しかったら言ってね、すぐに焼くから」

 

それにしても、このシーンだけ切り取るとまるでカップルの朝のワンシーンのようだ。

出会って1日どころか1秒も経っていない女と男同士、しかもその関係性でさえ実質的な軟禁の上に成り立っているというのに。

なんだかとても奇妙で、不可思議だ。

「なんか新鮮だなぁ、ここしばらく家に違う誰かがいるって状況も無かったし、ましてや一緒に机を囲んで食事をするなんて久しぶりすぎてねぇ…」

「…彼氏さんとか、いらっしゃらないんですか?」

「あぁ、いないとも。なんならできたこともないかなぁ…」

「え?できたことない?」

「なんだよ、笑うつもりかい?」

「い、いやいや、そういうつもりじゃないですけど…なんというか、意外で…」

「意外?」

「はい、その…浦野さん、すごい美人だし、スタイルいいし…性格だって、優しいじゃないですか」

「…」

「も、もし俺が浦野さんと同級生…とか、だったら…その…多分、一目惚れしてましたよ」

「……」

「………す、すいません、失礼ですよね…」

「………フフッ、そんなこと言ってくれる人なんて初めてだなぁ…私、嬉しくて泣いちゃいそうだよ…」

そういうと、浦野さんは立ち上がって自分の隣に座る。

「私ね…昔…えっと、キミくらいの頃かな…すっごく重い鬱になったことがあるんだ」

そして浦野さんは、衝撃のカミングアウトをする。

「鬱…?そんなのにかかるようには見えませんけど…」

「人ってのは案外裏に何かを隠しているものだよ…キミだって、私を初めて見た時はこんなど淫乱な女だって思わなかっただろう?」

「…それは…そ、そんなことより、なんで…鬱なんか、なっちゃったんです?」

そうして浦野さんの口から出てきたのは、意外な言葉の数々だった。

 

「私、高校の頃は美術部だったんだよ。絵描くやつね。

もちろん素人だし、他の人と比べたら見劣りしちゃったかもしれないけど…楽しいから、勉強だとかそんなことも全部ほっぽりだして絵ばっかり描いてたんだ。

スケッチに水彩画…色鉛筆画だったり…もちろん、普通のイラストだって描いてたよ。高校生なりに、いろいろ考えながらね…

でも、2年生になって後輩ができてから、全部変わった。

もちろん、大半は私と同じくらい…良くも悪くも、素人って感じの子だった。

けど1人だけ、異彩を放つ子がいたんだ。

その子は…どんな絵だって、完璧だった。

水彩画を描けばまるで写真のような景色が映し出されたし、色鉛筆画を描けば何もかもが完璧に絵に落とし込まれる。ただのイラストだって、高校生とは思えないほどの実力だった。

もちろん、みんなその子に注目した。

みんな、その子を褒め称えて、その子を崇めて、その子を育てた。

…もちろん、私のことなんて目もくれず。

なんならその子と比較されて、「やっぱ○○ちゃんは…」「それに比べて…」

だんだん嫉妬だかなんだかよくわかんない感情で胸がいっぱいになって…

必死に食らいつこうとしたよ。

褒めてもらいたいから。

注目して欲しいから。

「絵は楽しい」なんて感情すらもぶっ壊れて、ただひたすらに描き続けて…

でも結局、否定されちゃったよ。

全部。

最後まで、追いつくことすら叶わず、私の高校生活は終わった。

…高校生活っていっても、あくまで部活を引退しただけだけどね。結局その後は受験勉強しかしなかったし、実質終わりみたいなものさ…

今思えば、あの時は絵を描いてなきゃ自分を維持できないくらいにボロボロだったんだろうね。

もしあの時、絵が描けない状況になってたら…多分、死んでたんじゃないかな〜…って思うよ」

「…………浦野、さんっ…」

耐えきれず、涙を流す。

「…あまりにもっ…残酷じゃないですかっ…」

「…フフ、そんなに私のことを思ってくれるなんて嬉しいなぁ…涙まで流してくれるなんてね」

「そりゃ流しますよっ!…俺も、同じ状況だから…」

ここに来てからあまり考えてなかったが、俺も昨日、同じように世界を否定された。

だから、俺だって分かる。これまで汗水垂らして積み上げてきたものが最も容易くぶっ壊されることの絶望感を。

 

「それにしても…なんで、俺なんかにそんなこと話してくれるんです?そんな、他人に話すようなことでもない気がするんですけど…」

「……ただ、キミが嬉しいこと言ってくれたものだから、ささやかなお返しくらいはしておかなきゃなって思っただけさ。それに…私がキミをゆうか…連れ去った理由だって、ここにあるんだし」

「…理由?」

「あぁ、キミ、随分と悩んでただろう?そんなところが見過ごせなくてね…私と同じように、死んだ気持ちで青春を終わらせてほしくなかったんだよ」

「……浦野さん…」

正直、ビックリした。

浦野さんが俺のことを選んだのはただの偶然か気まぐれかだと思っていたし、いろいろと尽くしてくれるのもただの口実だと思ってた。

それなのに、そんな深く自分の事を考えていたとは…

なんだか、申し訳ない気持ちがするのと同時に、すごく幸せな気持ちが溢れ出してきた。

「…ありがとうございます、そんな、考えてくれてたなんて…」

「フフッ、こんぐらい大丈夫さ…」

「…それに、私だって色々と満たされるし…♡」

最後にボソッと何か言っていた気がしたが、きっと気のせいだろう。

 

「そうだ、アレがあるんだった…ちょっと待っててくれるかな?」

そういうと、浦野さんが再びキッチンに消える。

しばらくすると、甘酸っぱいような香りが奥から漂ってきた。

浦野さんが、湯気の立ったティーカップを2客お盆に乗せて持ってやってくる。

「私、こう見えてハーブティーとか飲むんだ…自分で配分とか考えてね」

机の上に置かれたカップには、ほのかにピンクの色をした茶が入っていた。

浦野さんが隣に座る。

「…いい香りです」

「そうだろう?こういう時のために取っておいたハーブをふんだんに使った特性ブレンドさ…あ、味はクセがあるかもだけど、できれば飲んでね?」

「…いただきます」

舌をすこし出して、先端で味見をする。

「あつっ…」

すぐに引っ込めて、息をふー、ふーと吹きかけて冷まそうとする。

「フフッ、そんなに急がなくてもいいよ…?」

浦野さんはというと、熱いはずなのに顔を歪めることもなく余裕綽々といった様子で飲んでいる。

「すいません…猫舌なもので…」

「へぇ…フフフ、何から何まで、仔猫みたいだなぁ…キミは…」

「…あんまり恥ずかしい事を言わないでください…」

…この顔の暑さは、きっと茶の熱が伝わっただけだろう。そうに違いない。

 

「…そうだ、このハーブティーの効能とか伝えてなかったね…」

そういうと、浦野さんは体を俺に寄せる。

「ベルベーヌ…レモンバーベナーなんて呼び名もあるけど…この子には入眠作用なんかがあるんだ。他にもジャーマンカモミール…この子も鎮静作用があるねぇ…あとは…」

淡々と喋っていた浦野さんが、急に俺にもたれかかる。

「わわっ、どうしました…?」

「…フフフ…生姜と、サフラン…この子たちの効果、知ってるかい…?」

「…いや、分かりません」

「……正解はねぇ…♡」

そういうと、浦野さんは急にキスをしてきた。

「んむっ!?」

「んっ…んふふっ、ん〜っ…♡ぷはっ…フフフ、正解は…媚薬作用…♡特にサフランって子は、たった1グラムでも効果が現れるくらい、強い作用を持ってるんだ…♡」

突然の出来事で頭が回らない。

媚薬の作用なのか、頭が混乱しているのか、それともハーブティーの熱さのせいか、とにかく理解が追いつかない。

「…フフフフ、理解できない、って顔してるね…♡じゃ〜あ…これから私たちがすること…ゆ〜っくり…説明、するからねぇ〜…♡」

そういうと、浦野さんが自分の上に乗り、対面座位のような体制になる。

「今から…私たちは〜…♡ハーブティーの効果でぇ…♡頭がボーっと、ハッキリしないまま…♡トロットロの…イチャイチャ発情スローセックスぅ…♡♡しちゃうんだよぉ…?♡♡♡」

ゆっくりと、かといって鈍いわけでもなく、確実に獲物を追い詰める動きで浦野さんは顔を近づけてきた。

_むちゅうっっ……♡

咽せ返るような甘ったるい匂いと共に、唇が触れ合う。

そのまま、浦野さんの舌が今日に自分の唇をかき分け、口の中に入ろうと蠢く。

体から質量が無くなったと勘違いするほどに呆けた脳では抵抗することすら考えられず、そのまま侵入を許してしまう。

「…んふふ…♡れるぅ…れろ…んむぅ…♡」

まるで、ゆっくりと獲物を貪るようなディープキス。

口腔内の何もかもが、浦野さんに染め上げられていくのを感じる。

「…ぷはっ♡♡クフフッ…♡可愛い…その初心な反応…♡まるで…仔猫みたいだ…♡」

昨日も見た、小慣れた手つきで浦野さんがパンツごと俺のズボンを下ろす。

媚薬の影響か、それとも浦野さんの影響か、自分のモノが一際大きくそそり立ってるような気がする。

それを見て、浦野さんが一瞬舌なめずりした。

まるで、目の前に出された豪華なディナーを吟味するように。

浦野さんが俺のモノの先っぽにドロドロの割れ目をあてがう。

「ん…♡♡♡フフフフ…♡やっばぁ…♡これ我慢できないかも…♡ごめんねぇ…キミのこと、もしかしたら壊しちゃうかも…♡」

ふーっ♡ふーっ♡と呼吸にもならなさそうな呼吸をする。

理性も人間性もはち切れそうな頭で、必死に浦野さんの目を見つめる。

というか、なんで浦野さんはあんなにも平然としていられるのだろうか。自分の状態から見るに、かなり効き目が強いみたいだが。

「あぁ…♡♡その顔にその目…♡たまらなく、愛おしくて…可愛い…♡♡♡」

「ぁ…うらの、さん…♡♡」

「…フフ…♡これ子宮に響くぅ…♡♡その声もっと聞きたい…♡♡」

ほんの少しだけ体重がかかり、くちゅ、と卑猥な水音が鳴る。

「うあぁっ…♡」

その一瞬の快楽だけでも射精に導かれるほどの快感が伝わってきた。

これだけでもこんな気持ちいいなんて、全部入ってしまったら…激しく、ピストンされてしまったら…

「あぅ…♡」

考えるだけで、脳がピンクに染まってしまう。

「あぁ…♡♡かわいい…かわいいよ…野上くん…♡♡♡」

浦野さんは今にも暴走しそうな顔をしながら、ハートの浮き出た目をこちらに向けている。

「まって…♡くださ…♡」

まるで女のような声で、赦しを乞う。

これから俺は…嫐られる。犯される。圧倒されてしまう。

快楽から逃げることもできず、ただただ融けていく。

もはや、それは期待を通り越して恐怖へと変化していった。

「……♡」

一方の浦野さんは、絶対に逃さないという強い意志で俺に組み付いている。

本来なら男側が主導権を握るべきこの体位。だがその実、この瞬間は浦野さんに完全に主導権を奪われてしまっている。

言うなれば…捕食。

獲物を糸で捉え、じっくりゆっくりと、少しずつ消化していく、蜘蛛のような捕食が、これから始まるのだ。

 

「ひぅ…♡♡♡」

想像するたびに、恐怖と期待が脳髄を染め上げていく。

「……ふーっ♡ふーっ♡…心の準備、大丈夫?♡」

坂道を転げ落ちようとする台車を必死に引き留めているような、限界スレスレの顔で浦野さんが問いかけてくる。

_心の準備なんて、できるはずない。

ここまで焦らされて、恐怖を植え付けられて、すぐ目の前までそれが迫ってきてるというのに。

「…まだ…です…♡」

せめて、慈悲を。

もはや悲観にすら聞こえるほどの声で、静かに言った。

…が。

「…まだ、かぁ…♡…フフ…♡」

_ぐぷ。

「っっ!?!?♡♡♡」

既に、限界など過ぎていたらしい。

「ごめんね…♡我慢、できないや…♡♡…っ!♡♡♡」

_ぶちゅっ♡♡

奥まで一気に突き入れられる。

散々焦らされ続けた腟内は、ドロドロに溶けたスライムのような感触だった。

ぐちゃぐちゃな熱と愛液が肉棒全体を隙間なく包み込む感触。

それが、準備もなしにゼロタイムで脊髄まで突き抜けてくる。

「〜〜〜〜っっっ!!♡♡♡♡♡」

_びゅ〜っっ♡♡びゅるるっ♡♡♡

そんな快楽の暴力のような感覚を耐えられるはずもなく、あっという間に果ててしまう。

「っ…〜〜〜♡♡♡きたっっ…♡さいっっっ…♡こ〜う…♡♡」

その上、浦野さんが身を震わせながらきゅん♡きゅん♡と腟内を締め付けてくる。

魂すら抜け出ていくぐらいの幸せで苦しい射精。

まるで時が止まったかのように錯覚するほど、その快感は凄まじかった。

「はぁっ…♡はぁっ…♡はぁっ…♡♡」

どれくらいの時間が経ったか…いや、実際は一瞬に過ぎないのだろうが。

やっと吐精が収まり、少し落ち着いた頃。

「…ふーっ♡ふーっ♡やっぱさいっこう…♡」

浦野さんが俺の顔の目の前でだらしなく舌を垂らしながら呼吸をしている。

俺のパジャマの胸に、舌を伝って涎が落ちる。

「うぅ…♡…ふぅ…♡うらのさ…♡」

男には思えないくらいの上擦った声で、絞り出すように話す。

「…なぁに?♡」

「…も、もう…♡やめ…あっ♡」

「…フフフっ…♡何かな〜?♡何にもっ…♡聞こえ♡ないよ〜?♡」

どうにかやめてもらおうとしたが、言い切る前に腰を打ちつけられてしまう。

_ぺちっ♡ぺちっ♡ぶちゅっ♡

深く打ち付けられるような、スローペースなピストン。

激しくない分、幸福感と快感が長く続く。

「もうっ♡ほんっと♡何でっ♡こんなにっ♡私好みっ♡なんだいっ?♡野上っ♡くんっ♡♡」

相変わらず、獲物を吟味するかのような眼をしているが…

その眼には、どこか母性や…愛情を感じる。

「…っ♡んっ…♡ふぅっ♡可愛いっ…♡マジっ…♡可愛いすぎるよっ♡」

最も、その愛情のような何かでさえ今は性行為のスパイスに過ぎない。

「すきっ♡すきっ♡かわいいっ♡愛おしいっ♡一生離さないっ♡」

ペースを落とさず、かといって上げることもない、脳が蕩けるほどのあまあまピストン。

「ひぅっ♡はぁっ♡やめっ♡浦野さっ♡」

「やだっ♡止めないよっ♡ほらっ♡出せっ♡高校生の元気たっぷりせーえきっ♡出せっ♡♡」

「はぁっ♡ダメっ♡出るっ♡出ちゃうっ♡」

_どぷっ♡どぽっ、びゅーっ♡

「んんっ♡おぉぉ〜…っ♡♡きたぁっ♡」

さっき出したばかりなのに、もう再び出してしまった。

さらに浦野さんは、まるでせびるかのように腰をねち♡ねち♡と捻って弱い刺激を加えてくる。

_ぴゅっ♡びゅくっ♡

そしてその度に、尿道に残っている精液が搾り出される。

「んっ♡おっ♡おっ♡おぉぉ〜っ…♡やっば…♡さいっこ〜う…っ♡」

「はっ♡はっ♡ふーっ♡もうダメっ♡やめっ…んむぅっ♡」

「ん〜っ♡やらっ♡ひぇんぶらしてっ♡」

キスで口を塞いでくると、射精の余韻も残ってるのにもかかわらずさっきより小刻みなピストンをしてきた。

「んっ、んっ、んっ、むっ、んむっ、んっ♡」

_ぺちっ、ぺちっ、ぺちっ、ぐちゅっ、べちゅっ♡

腰が打ち付けられる度に、子宮口が先端に吸い付き規格外の刺激を与えてくる。

余韻に浸る暇すら与えられず、より敏感になった肉棒を刺激して徹底的に精液を絞り出してくるのだ。

「んむっ…♡はーっ♡はーっ♡最っ♡高っ♡大好きっ♡野上くんっ♡もっとっ♡子種出せっ♡私にっ♡子供孕ませろっ♡」

「あ〜っっ♡♡っっ♡♡♡〜〜〜っっっ♡♡♡♡」

_びゅっ♡びゅるっっ♡びゅ〜〜っっ♡♡

…餓えた、サキュバスのような目で。

 

 

 

 

 

「………う、うぅ…」

目を覚ます。

壁にかけられた時計は9:12を指している。

どうやら、また眠っていたみたいだ。

…流石に、今回ばかりは記憶が残っている。

どうやら、腰が叩きつけられると同時に記憶にもしっかりとあの行為を刻み込んできたみたいだ。

媚薬の効能が入っていたとはいえ、恐ろしい。

 

かけてくれていたであろう布団を退けて、水分補給のためにキッチンに向かう。

キッチンにはラップのかけられた皿がいくつかあり、一番大きな皿には「おはよう野上くん、お腹空いたらあっためて食べてね 浦野より」とメモ書きが貼ってあった。

ありがたく頂くとしよう。

冷蔵庫からお茶のペットボトルを取り出してコップに注ぐ。

一瞬嫌な記憶が蘇った気がした。

 

電子レンジで温めた料理とコップをテーブルに置く。

「…いただきます」

スマホスタンドにYoutubeを開いたスマホを立てかけ、動画を見ながら食べ進める。

どうやら焼きそばとサラダみたいだ。

…とても美味しい。一度ラップをかけたとは思えないほどだ。

20分の動画が終わる頃には、サラダも焼きそばもほぼほぼ食べ終えてしまった。

料理も上手くて、紅茶も入れられて、それでいてとても綺麗で…

本当に、浦野さんは何者なんだろうか。

_ガチャ。

と物思いに耽っていると、突如鍵が開く音がした。

「ごめんね〜、野上くん。焼きそば美味しかったかな?」

「…浦野さん、どこ行ってたんです?」

「ちょっとした買い物だよ、料理の食材だとか、調味料だとかのね」

「……そうですか」

「フフッ、もしかして淋しかったかい?そうだよね…仔猫ちゃんに独りは耐えられないよね〜…」

「からかわないでください…」

正直、淋しかったのは事実である。

「ああっと、そんなに怒んないでくれよぉ…」

「怒ってませんよ…ただ、その…拗ねてる、だけです…」

顔が熱くなる。

つい勢いでとても恥ずかしいことを言ってしまった。

「……そっか…拗ねてる、かぁ…フフフ、野上くん…」

一瞬、浦野さんの目が普通の目から、ペットを愛でるような目に変わり、すぐに戻った。

「……後でしっかり慰めてあげるから…許してくれる、かな?」

「…あ、はい」

「あれ、案外アッサリだね…」

「慰め」が何のことなのかは大体察せるが、別に悪いことでもないので即答した。

よくよく考えなくとも、この状況…軟禁されつつ、夜通しセックスに励むこの状況…は、かなりおかしい。

だが、これまで何にもいいことの無かった俺にとっては、そんな状況だろうと大きな幸せであった。

 

「まぁ、とりあえずそれは置いといて、お風呂に入ろうか」

大きめのエコバッグをキッチンに持っていき、帰ってきた浦野さんがそう言った。

「じゃあ、俺が先に入りますよ」

用意してもらっていた着替えを抱えて浴室に向かおうとする。

…すると、浦野さんに腕を掴まれる。

「わっ…な、なんですか…?」

「…1人ずつ、なんて言ったかい…?」

「は?」

そのまま浦野さんは腕を掴む手を俺の肩に、そして胸へとスライドさせていく。

最終的に、後ろから抱きつかれるような形になった。

「…一緒に、入ろうってことだよ…♡」

そのまま耳元で、自分だけに聞こえるような小さな声で囁く。

「…一緒に…?」

「そう…一緒に、だよ…♡大丈夫…しっかり背中は洗ってあげるから…」

まるで、悪魔が人間を1人堕とそうとするかのような、風切り音のような吐息たっぷりの声。

耳に甘くて温かい息がかかる。

「さ、流石に…」

途切れそうな理性をなんとか正常へ傾け、誘いを断ろうとする。

「…どうして…?♡キミに断る理由なんて一つたりともないはずだよ…?♡」

「う…」

だが、その度に浦野さんが堕落への片道切符が目の前に見せびらかしてくる。

「ほら…ボディソープだらけのおててで、背後から…キミの可愛いおちんちんを…シコ…♡シコ…♡…って…♡されたいよね…♡」

「…でも…♡」

「あったかーい、ヌルヌルおっぱいでおちんちん挟んで…ゆっく〜り…たぱっ…♡たぱっ…♡ってされたら…きっと、気持ちいい…よ…?♡」

「…♡♡」

正常に傾けた理性が異常へと倒れそうになる音が響く。

「ね…一緒にお風呂…入ろう…?♡」

「……ふーっ…♡ふーっ…♡」

ダメだ、行くな、堕ちるな、俺。

これ以上浦野さんにのめり込んだら、二度と普通の生活なんてできなくなるぞ。

そう自分に言い聞かせる。

だが、その声に被せるように、浦野さんのイメージが耳元で囁いてくる。

_堕ちろ♡依存しろ♡ずっと私の性奴隷になれ♡

…もちろん、そんな事を口にしてる訳がない。

でも、浦野さんが囁く内容は、奥底にそういったニュアンスが含まれてるようにしか聞こえないのだ。

「…や、やめ…♡♡いやだ…♡」

「……そうやって、自分の欲望否定しちゃ…ダメだよ…?♡」

「ふーっ♡ふーっ♡♡」

この声で囁き続けられるだけで、暴発してしまいそうだ。

浦野さんの声には、そんな魔力のようなものが詰まっている。

頭の中の理性が、ボロボロと崩れていく気がする。

もう一欠片溢れてしまったら、一気に崩れてしまうだろう…

「浦野さ…♡やめ…♡♡やめてぇ…♡♡♡」

…だが、懇願しても聞き入れてもらえるはずがなく。

「…一緒に、入ろ…?♡♡♡」

より吐息を含んだ声で、より耳元に近く、より色気を含んだ声で。

全体に比べればただの風切り音にすら遮られるような音量で、それでいてしっかりと脳髄の奥底まで突き刺すような声で。

理性のど真ん中を、貫いた。

「……………はい…♡♡♡」

理性が音も無しに崩れ去っていく。

結局今回も、なすすべなく浦野さんに従ってしまうのだった。

 

「背中、流すよ…」

シャワーの刺激が背中に当たる。

そしてその刺激の一つ一つが、微小な快楽として脳へ送られる。

「あ…ビクッてした…こんなのでも感じちゃったの…?♡」

「ッ…♡」

正直、気が気でない。

普通異性と一緒にお風呂に入って、ましてや背中を洗ってもらっているというだけでも正気を保てるか分からないというのに、その異性は少し前には自分の精液を徹底的に絞ってきた淫魔のような存在。

なんならその淫魔に堂々と「風呂の中だとしても徹底的にイかせてやる」なんて宣言されてる。

恐怖と期待で頭がどうにかなりそうだった。

「はー…♡はー…♡」

そんな心情と浴室の湿気や温度も相まって、呼吸が荒くなる。

「はぁ…♡はぁっ…♡」

「息、荒いよ…?暑いのかな…それとも…」

不意に、浦野さんの息が耳にかかる。

「…期待、してるのかな…?♡」

そして、耳元でこっそりと囁きながら俺の肉棒を握った。

「ひぁっ!?♡♡♡」

「フフフ…♡本当に、可愛いね…キミは…♡」

まだ少しボディーソープの残ったヌルヌルの手で、ゆっくりと小さく上下に動かしてくる。

「う…♡♡やめ…♡♡」

それだけで、尋常じゃないレベルの快楽が傾れ込んでくる。

「よしよし…♡ちゃんと優しく洗ってあげようね〜…♡」

少しずつ泡立ってきたソープがグチュ♡グチョ♡と艶かしい音を立てる。

両手を使ってゆっくりと優しく上下されるその感覚は、まるで包まれる様な心地よさだった。

「うぁ…♡きもちい…♡♡」

あまりの暖かさに、脳が言語機能を失う。

こんなの、まるで手自体が性器のようじゃないか。

浦野さんは、とことん魔性だ。

「可愛い〜…♡♡よしよし…おちんちんシコシコしてあげようね…♡」

赤子に応対するかのような猫撫で声で呼びかけながらも、浦野さんはその手を止めない。

決して手は弛ませず、かといって強くするのでもなく、ただ一定のまま、射精ギリギリの感覚で寸止めされていた。

「…フフフ…♡キミ…もう出したい…♡おててまんこにドピュドピュ射精したい〜っ…♡…って顔してる…♡出したいよね…♡苦しいよね…♡」

「あぅ…♡うらのさん…♡」

実際、少しでも強く握られれば、少しでも早く動かされたら暴発してしまいそうだった。

でも、このままでもいいんじゃないかとも思ってしまう。

高温多湿の浴室内で、体ごとふわふわな感触に包まれながら生涯を終えたって、構わない様な気がしてした。

そんなこんなで、処遇を決めかねていると。

「…あ、でも…一番汚れてるところ、あるよね…♡しっかり、洗わないといけないね…♡」

浦野さんの様子が変わる。

ゆっくりと、しかし今までとは違った動きで、手を先っぽの方へと動かしていく。

「ふぇ…?♡」

とろけ切った頭は、それが何を意味するのかも理解できずに傍観していた。

「…ね、野上くん…男の子のおちんちんで、一番汚れてるとこ…どこか分かるかな…?」

手を止め、耳元で囁き問われる。

「ぁ…?♡」

最も、既に脳機能のほとんどは停止してるといっても過言ではない自分には到底分かるものではなかった。

「フフ…分からない…?正解はね…」

そういうと、浦野さんは手の形を変える。

右手はいつも通り握る様な形に、左手は亀頭を包み込む様な形に。

そして、一言。

「…カリ首と、先っぽ…♡♡♡」

その言葉で戦いの火蓋が切って落とされたように、手の動きが激しくなる。

「…!?!?!?!?♡♡♡」

握り込んでいた右手を搾り取る様に捻りながらカリ首付近を上下に動かし、左手が包み込んだ亀頭を撫でるように動かす。

_グチュ♡ニチュ♡グチ♡ビチュ♡

さっきまでとは明らかに間隔の違う水音が響く。

そんな責めに、さっきまで出る寸前だった自分には耐えられるはずもなく…

「〜"〜"〜"〜"ッ"ッ"ッ"ッ"ッ"!!♡♡♡」

_どぴっ♡びゅっ♡びゅるるるっ♡びゅぐっ♡

悶絶するような声を上げながら、射精した。

出ていく精液の勢いが強いのか、浦野さんの左手が尿道を塞いでいるのにも関わらず隙間から吹き出している。

「あっ…♡すご…♡見た事ないくらい出てる…♡♡」

射精している最中だというのに、浦野さんの責めは終わらない。

敏感になった亀頭を責め立てる、普通だったら痛くて耐えられないほどの快楽が、ボディーソープのお陰でちょうどいい具合に中和されている。

「ッ"ッ"!!♡♡や"め"て"ッ"!♡♡〜"〜"ッ"ッ"!!♡♡」

「ん〜…♡やだ…♡ちゃんと洗い終わってないからね…♡」

「ッ"ッ"ッ"ッ"ッ"ッ"ッ"ッ"ッ"ッ"!!♡♡♡」

 

「ッ………ふーっ…♡」

責めが終わった頃には、すっかり意気消沈してしまった。

「いや〜、出たねぇ…♡昼間にあんなに出したってのに…♡」

そんな俺を見て、浦野さんは小悪魔的な笑みを浮かべる。

「…まだ、終わってないよ…?♡」

そう言うと、浦野さんが立ち上がり俺の前に動く。

「野上くんがいっぱい精液どぴゅどぴゅしちゃって、おちんちんまだまだ汚れてるから…今度は、おっぱいで洗ってあげる…♡」

そう言いながら浦野さんは屈み、俺の腰に重い胸を乗せる。

「ふ…ふぇ…?♡…!まって…!♡もう出なっ…」

「フフ…出ないなら、もう勃たないはずだよね…?♡」

「え…」

見てみると、あんなに過酷な出し方をしたのにも関わらず俺のペニスは再び上を向いていた。

「ぁ…♡なんで…♡」

「…可愛いね…♡結局、負けちゃったね〜…♡

ボディーソープを谷間に出して塗りながら、浦野さんが続ける。

「おちんちん気持ちよくなりたーいっ…Gカップおっぱいにとぷとぷとぷ〜っ…て乳出し射精した〜いっ…♡って…思っちゃったんだね…♡」

ドスケベな淫語が浦野さんの口から出る度に、自分のソレがより一層上を向く。

「はーっ…♡はーっ…♡」

「フフフフ…♡もう、興奮と期待で頭の中いっぱいみたいだね…♡」

さっきまであったことが夢だったかのように、自分の気持ちが再び性欲へとシフトしていく。

「…ね…挿れたいよね…♡ソープでトロトロのおっぱいオナホに…♡おちんちん包んでふわふわぐちゃぐちゃのまま幸せ中出ししたいよね…♡」

「…ふーっ♡ふーっ♡」

「でも…♡さっきまで辛そうだったし〜…♡もう気持ちいいのやだかな…?♡」

「……や…♡♡」

「もう高校生だもんね…♡おちんちんくらい自分で洗えるもんね…♡」

「…っ…♡♡♡やっ…♡♡」

「…ねぇ、どっちなのかな?♡」

「はーっ♡はーっ♡はっ♡」

あまりにも無情な焦らし。

目の前に極上の乳オナホが無防備のまま置いてあるのに、触れることすら叶わない。

あれに包んでもらいたいのに、あれに射精したいのに。

それをするには、プライドをかなぐり捨てて無様におねだりしないといけないなんて。

「や…やだ…♡」

「ん〜?♡なぁに?♡」

「う…♡…気持ちよく…してほし…♡」

「ダメだよ…もっと大きな声で…♡」

「っ……♡うらのさ…♡の…おっぱいで…♡お…おちんち……♡」

「…♡」

ジッと俺の目を見つめられていることに気づき、目を逸らす。

「…どうしたの…?♡ね、こっち向いて…♡」

こんな恥ずかしいセリフ、言えない。

でも言わなきゃ気持ちよくなれない。

プライドか、実か。

答えは…

「……うらのさん、の…おっぱい、で…♡おちんちん…気持ちよく、してほしい…です…♡♡」

 

「…よく、言えました…♡」

_ブチュッ♡

「うぁっ…♡…っっ〜♡♡」

未知の感覚がペニス全体を包み込む。

もちっ…♡とした感触なのに、中はソープでぐちゃぐちゃになっていて…

なんだか、スライムに包まれてるような気分だ。

「よしよし…♡えらいね…正直に言えて…♡♡」

「はーっ♡はーっ♡うらのさん…♡すき…♡きもちい…♡」

「〜♡あぁ…野上くんっ♡かわいい…♡♡」

浦野さんが乳肉を下から持ち上げる。

横からの圧がないので刺激は弱いはずなのに、とてつもなく気持ちがいい。

「あ〜っ…♡♡それ、すきぃ…♡♡」

ずっと焦らされてたこともあって解放された時の反動が凄まじく、今の俺のIQは恐らくドベまで落ちている。

頭の隅から隅までが「きもちいい」「すき」「すき」「きもちいい」で埋まってしまっている。

「フフ…♡まだ、おっぱい上げただけだよ…?♡このままじゃすぐに限界迎えちゃうよ…?♡♡」

「♡♡♡」

「…心ここに在らず、って感じ…そういうところも、すき…だよ♡♡」

そういうと、上げてた乳肉を再び肌に落とす。

「ひぅっ♡♡」

緩急のついた快楽が、ペニスを襲う。

「気持ちいいね…野上くん…♡♡よしよし…♡♡ペース、上げるよ…♡」

一度持ち上げられ、再び落ちる毎に、大きな乳肉が腰とぶつかり音を立てる。

_たぱっ♡ぺちっ♡ぬちゅっ♡

「やぁっ♡はっ♡はぁっ♡きもちいいっ♡」

「…♡まだ、圧かけてないのに…♡」

さっきまでの残酷な手コキとは違う、甘くて幸せな快楽。

今のままでも、気持ちよくて死んでしまいそうだ。

それなのに、これに乳圧すらかかってしまったら。

「…♡♡ぜったい…♡きもちいい…♡♡♡」

期待でペニスがより大きくそりたつ。

それを察してか、浦野さんが手を胸の横に当てながらこう言った。

「…かけてほしい?♡横から、むぎゅ〜っ…て…圧…♡」

「…はいぃ…♡♡」

「…フフ、素直な子は好きだよ…♡」

_むにゅぅぅっっ…♡♡

そういうと、少しずつ、左右から手で胸を寄せ始めた。

「うぁっ…♡♡♡」

その感触だけで、あたかも膣内で搾り上げられるかのような快楽が襲いかかる。

「大丈夫…?♡もうイキそうな顔してるけど…♡」

「ふっ♡ふーっ♡はぁっ♡あぅ♡」

ほぼほぼおまんこと変わらないようなぐちゃぐちゃ具合と圧迫具合で、射精寸前だったペニスが爆発しそうなほど。

ただ、今射精すと、この幸せな時間が終わってしまうような気がする。

だから、どうにか崖際で踏ん張っている。

「…ね、野上くん…もしかしてだけどさ…」

「へ…?♡♡」

すると、浦野さんがじっとこちらの目を見つめて言う。

「…出しちゃったら、もう終わっちゃう…って」

「……♡」

的確に言い当てられた。

「ね…どうなの…?♡」

乳圧を強めながら、迫ってくる。

「…う…♡♡……ふぁい…♡♡」

「…そっかぁ…♡野上くん…可愛いね…♡気持ちいいから離れたくないんだね…♡」

「う…♡」

諭すような、愛でるような、そんな声でゆっくりと語りかけてくる。

「…フフフ…でも、大丈夫だから…♡」

…そして。

_ぐぐ、ぐちゅ、にちゅっ…♡♡

「うぁっっぁっ♡♡」

突然、圧をかけたまま胸を持ち上げる。

「…安心して出して、いいから…♡」

_たぽっ♡

そして、落とす。

「にゃっ♡あうぅっ♡♡」

急に始まった、本気のパイズリ に順応できず、思わず変な声を出してしまう。

「いくら野上くんが…惨めに、どびゅっ、びゅーっ…♡…って、射精してもっ…♡私は、許してあげるからっ…♡いくらでも、愛でてあげるからっ…♡」

_だぽっ♡ぱんっ♡ぐちゅっ♡たぱっ♡

「あっ♡うぅっ♡にゃっ♡はぁっ♡らめれすっ♡いぐっ♡♡」

幸福と激しい快楽がペニスから脳髄まで伝わる。

これまで必死に我慢してたのに、見限られたくないから頑張ってたのに。

…そんなこと言われたら、もう出すしかないじゃないか。

「はっ♡うらのさっ♡すきっ♡いくっ♡いきますぅっ♡♡♡」

「…いい、よ…♡♡」

_びゅっ、ぶぴっ、ぶびゅるるっっ♡

絶頂と共に、精液が谷間を掻き分けて出ていく。

射精自体が、強い乳圧のせいで上手くいかない。

そのせいか射精の感覚が長く続き、結果としてより気持ちよさが長くなった。

いわゆる「長イキ」というやつだろうか。

「あ〜〜っっ♡♡まっでっ♡これきもちっ♡♡とまらにゃいっ♡♡」

「イけっ…♡出せっ…♡ザーメン出し尽くせっ…♡」

「〜〜〜〜っっ♡♡♡」

乳圧をキツくしながら、搾り出すような動作で徹底的に、ゆっくりと精液を出し尽くされる。

「出せ…♡出せっ…♡おっぱいに着床確実無駄撃ち射精キメろっ…♡」

「っっ♡♡〜っ♡♡」

 

「ふ〜っ♡♡♡ふ〜っ♡♡♡はぁっ♡♡♡もうむりっ…♡♡♡」

「…フフ、これで出し切ったかな…?♡」

結局、魂が抜けるかと思うくらい搾り取られた。

流石にもう余力は残っていない。

「それにしても…すっごいいっぱい出したね…♡♡ヨシヨシ…♡かわいいね…♡」

「ひぅ…♡♡うらのさん…♡♡」

まるで小動物のような扱いだ。

だが、不思議と悪い心地はしない。

「…♡♡…あ、まだおちんちん解放してなかったね…ごめんごめん」

そういうと、浦野さんはおっぱいを持ち上げてペニスを引き抜く。

「ひゃう♡」

ヤる気を失ったソレが白い粘液の糸を引きながらだらんと垂れ下がる。

「わ…すごいよ、野上くん…♡精液いっぱい…♡」

浦野さんがおっぱいを開くと、谷間に大量の粘ついた液体がへばりついていた。

「いっぱい…♡これ、キミが1人で出したんだよ…?♡」

そういうと、浦野さんはへばりついたそれを人差し指に掬って口に運んだ。

その動作に、もう勃たないというのに俺は興奮してしまった。

「ん…うぇ、まず…♡やっぱりボディーソープ使ったからかな…♡ごめんね…全部飲めなくて…♡」

シャワーを手に取り、へばりつく粘液を流す。

その動作すら、妖艶で美しい。

流し終わると、シャワーを立てかけて再びこちらを向く。

「…ほら、お掃除してあげるから少しじっとしててね…♡」

そして、萎え切ったソレを咥えた。

「いぅっ…♡」

「ん〜…れろ、れろ…ん…」

いわゆるお掃除フェラというやつだろうか。

丁寧に隅から隅まで、舌を器用に使って舐め上げられる。

「…ぷは…ほら、綺麗になったよ」

「…♡ありがとう…ございまひゅ…♡」

「フフッ、本当に心ここに在らずって感じ…しょうがない、寝かしつけまで全部やってあげようか…♡」

頭をポンポンと撫でられる。

その扱いとセリフに、若干の小っ恥ずかしさを感じたのであった。

 

 

 

「……ん……ぅ……」

晴れやかな心地よさと共に目を開く。

まだ意識も視界も朦朧としていて周りの状況が掴めない。

「……おや、起きたみたいだね…」

聞き覚えのある女性の声がする。

目を擦って視覚を取り戻す。

そして、再び目を開くと。

「…おはよう、野上くん」

「うわっ!?」

浦野さんの顔が至近距離まで近づいていた。

「あ、ビックリしちゃった?」

「す、すみません、ちょっと驚いちゃって…」

「フフフ、ごめんね…それにしても野上くんの寝顔…やっぱり愛らしいね…」

「…うぅ…」

自分でも顔が赤くなるのが分かる。

恥ずかしいので近くの毛布を口元まで覆う。

「…本当、可愛い…あざとすぎる…」

浦野さんが手で俺の頬を撫でながら、愛おしそうな目でこちらを見る。

「…そ、そんなこと言わないでください…恥ずかしいです…」

嫌な気分ではない、というかむしろ嬉しい。

だが、正面からキッパリと言われると流石に照れてしまう。

真っ直ぐ見つめられるのも少し恥ずかしいので、目線を少し外す。

「…そういうところが、特にあざといんだよ…♡…よし、起きよっか」

「…そうですね」

こうして、二日目の軟禁生活が始まった。

 

「はい、今日の朝ごはん。ワンパターンなのもアレだし、今日はご飯モノにしてみたよ」

キッチンから浦野さんがお盆を2つ持って出てくる。

机の上に置かれたお盆には、茶碗に盛り付けられたご飯とパックの納豆、しじみの味噌汁と焼き鮭。

一般的かつ合理的かつ効率的な、日本の朝ごはんといった感じだ。

米の香ばしい香りが睡眠状態の脳を活性化させる。

「いただきます」

「いただきますっ…」

納豆のパックの蓋を開け、タレとカラシをかけて混ぜ始める。

「それにしても、よく昔の日本人は納豆なんてもんを食べようと思ったよねぇ。初見じゃ見るからに食えないって思うけど」

「納豆に限らず発酵食品なら全部に言えますよね、それ。チーズも正直最初に食べた人すごい勇気だと思いますし」

「確かに…昔の人の勇気ある行動で、今の私たちの生活が成り立っているんだねぇ、感謝しなきゃ」

そんな他愛もない会話をしながら、次々と箸を進める。

そして、それと同時に大きな幸せを感じる。

学校だかなんだかに縛られず、ただ生活するというのは、これほどまでに幸せな物なのか。

「それにしても、野上くんも随分と柔らかくなったよね。最初の家に迎えたばかりの仔猫みたいな顔とは大違いだよ」

「…そうですかね」

「うん。今は…そうだな、迎えてから半年くらいの人懐っこい仔猫みたいな顔」

「仔猫には変わりないんですね」

「だって実際そうじゃないか。昨日とか、幸せそ〜うな顔でにゃん、にゃん♡って鳴いてたし、シーツで顔隠すところとかも…」

「あーはいはい!仔猫でいいですから!だから…その、恥ずかしいんで、もう言わないで…」

「フフフ、そういうとこも仔猫そっくり…」

「…もう…」

 

「そういえば、初めて会った時のキミ、すごい落ち込んでたけどさ。差し支えなければ、何でか教えてくれるかな?」

朝食の皿を片付けて戻ってきた浦野さんが単刀直入に聞いてくる。

「あー…あれっすか」

「そうそう。ね?私だって昔のこと話したんだしいいじゃないか〜」

一理ある。

「…そうでしたね。仕方ない…俺だけ聞いてばっかりだと不公平ですし、話しますよ」

「あ、もし嫌だったらいいんだよ。無理に話すことじゃないかもだし」

「別に大丈夫です。

…あー、えっと…俺、軽音部に入ってるって話しましたっけ。とにかくその部活関係の話なんですよ」

「ほうほう」

「あの日は…いわゆる合同ライブってやつだったんです。他校もやってきて数バンドが演奏して意見を交換し合うって感じの。

そのライブに俺のバンドも出て、それで3曲くらいやったんです。その内の最後の曲で、俺が作った曲を演奏したんです。

…我ながら、完璧に演奏できたと思いましたよ。もちろんバンドメンバーも完璧にやってくれました。

『これで人気も評価も総浚い』…なんて思ってたんですよ。

でも、先生に評価を聞きに行ったら、それが間違いだったって分かりました」

「ふむ」

「…まぁ、端的に評価の内容を言うならば…『才能がない』ですかね。

もちろん、曲のことです。演奏の腕前は、良いって言われましたけど…」

「…そりゃ酷いね」

「しかも、もう一つのバンドのメンバーの1人が作った方の曲はお咎めなしでした。

しかも、その後に評価を聞きに行った、同学年のバンドはベタ褒め。

だから、尚更自分が劣っているというか…価値が無いって、見せつけられてるみたいで…

…その日は、傘も刺さずにさっさと学校を出ました。

音楽なんか聞きたくもないので、ヘッドホンもつけずに」

「……なるほどね、それで『同じ状況』かぁ」

「…浦野さんほどじゃありませんよ。俺なんかただ自己満で才能も無いのに音楽やってただけなんで…」

「ほら、そうやって自己嫌悪しないの。もっとダメになってっちゃうよ」

そう言うと、浦野さんは急に腕を広げて俺に抱きついてきた。

「わっ、ちょ…」

「…私は無愛想だから、キミみたいに涙を流すことなんてできないけどさ。代わりにこうやって、ハグして慰めることはできる…」

「…」

「キミは悪くない。才能があるかどうかなんて私には言えないけど…もしその先生とやらが、これからもキミに酷い事言うようなら言ってやりゃいいじゃないか。『テメーに俺の芸術が分かるもんか』って。音楽だって絵だって、そんなもんだろう?」

「…」

「もし、また酷い事を言われたなら私の所にまた来てもいいよ。また、こんな感じに慰めてあげるから…よし、よし…」

「…浦野、さん…」

ぽん、ぽんと頭を優しく撫でられる。

体だけでなく、心までもが温もりに包まれて、暖かい。

自分が本当に求めてたのは…こんな人だったのかもしれない。

「…ありがとうございます…」

自然と涙が溢れる。

でも、苦しい涙じゃない。

それは、体中の毒素が抜けるような、開放的で気持ちのいい涙だった。

 

 

「どう?落ち着いた?」

「はい…すいません、ここまで優しくしてくれて」

あの後、ダムが決壊したように流れる涙を見て浦野さんがホットココアを持ってきてくれた。

「フフフ、別に大丈夫だよ、私は。っていうか、私はむしろ野上くんに尽くす為に存在してるようなもんなんだし、どんどんワガママ言ってくれたっていいんだよ?」

浦野さんが横に座って机にコーヒーの入ったコップを置く。

「…じゃあ、とりあえず一つ、お願いしてもいいですか…?」

「んー?何かな?よっぽどのことじゃなけりゃ、叶えてあげるけど」

おもむろにスマートフォンを取り出す。

そして、少し小さな声でこう言った。

「その…連絡先とか、交換したいです」

すると、浦野さんがコーヒーを飲む手を止める。

「あ…だ、ダメってなら、大丈夫です…」

取り出したスマホをしまおうとすると、浦野さんが肩を震わせ始める。

「…フフッ、ククク…」

「浦野さん?」

「ハハ…あーっはっはっはっ!!」

そして爆発するみたいな音量で大笑いしだした。

「あーもうっ!深刻そうな顔するから何か重要な事でも言うのかと思ったら!そんな事かっ!」

「え、えと…え?」

すると、不意に浦野さんが唇を合わせてくる。

「っ!?」

「んっ…フフ、フフフ…本当、さいっこう…どうしてこうも可愛い?だ、キミっ…いいさ、連絡先なんていくらでも教えてあげるよ。だって、私たちもう恋人みたいなものだろう?」

「あっ…ありがとうござ…恋人?」

「あれ、違うのかい?だって両思いだし、あんなにセックスだってしたじゃないか…もしかして、これまでのこと、全部ウソだったのかい…?」

「いやいやっ、ウソじゃないですっ!た、ただ…その、告白とかもしてないのに恋人って言われて、ビックリしただけでっ…」

「あ、今ウソじゃないって言った」

「あ…」

「フフフ…もう逃れられないね〜…っていうか、告白だとかそんなこと気にするんだ、キミ。案外ピュアだね、可愛い…」

「…うぅ」

何だか、手のひらの上でタップダンスさせられてる気分だ。

「じゃ、告白してあげたら晴れて正式に恋人になれるねぇ、野上くん?」

そういうと、顔同士が擦れ合うほどの距離まで浦野さんが動いた。

ただでさえ近い距離がさらに縮まる。

「え…あ、あ…」

いろいろとありすぎて、頭が混乱する。

「…ね、野上くん。好き、だよ」

「…ぁ…」

お互いの手が絡み合う。

「恋人、なろ?」

「……はい…♡」

「…フフ、そうこなくっちゃ…」

_んちゅ。

唇が触れ合う。

_るちゅ、れろ、れる…

ゆっくりと、暖かな舌が口腔内に入ってくる。

これまで幾度となく浦野さんとはディープキスしてきたが、ここまで官能的な物は初めてだ。

「ん…ふ、フフ…ぷは。これで、晴れてカップル成立だね…」

「…♡」

「あはは、顔が蕩けちゃってる。そんなに気持ちよかった?誓いのキス…」

絡み合っていた手が離れ、今度は胴に回る。

「…浦野さん…」

自分も、浦野さんの胴の後ろに腕を回す。

「おや、何かな…?」

「俺も…好きです」

自分の身体ごと浦野さんに引き寄せて、顔を近づける。

そして…

「……ん」

今度は、自分からキスをする。

浦野さんの目がこれまでに見たことがないほどに開き、そして少しずつ狭まっていく。

「んぅ…れ、れる…」

不器用ながらも、頑張って舌を唇から入れようと奮闘する。

「…れろ、んろ…」

やっとの思いで舌を入れると、自分の舌と浦野さんの舌が触れる感触が伝わってきた。

「しゅき…ひゅきでふ…んぅ…れる…」

浦野さんは、ただ何も言わずに俺を受け入れている。

お互いに貪り合いながら、ただただ時間が過ぎていく。

 

「…ぷは…」

唇を離す。

「…驚いたね、キミがこんな積極的になるなんて…」

浦野さんは驚き半分嬉しさ半分のような顔をしている。

「すいません…でも、我慢できなくて…」

「…そっかぁ…フフ、別にダメとは言ってないけどね〜…」

そして、いつも通りの何を考えてるのか分からないミステリアスな笑みに戻る。

「私、嬉しかったよ…?野上くんが、初めて素面の状態で好きって言ってくれたんだもん…」

「…そうでしたね」

「それに、キスまで自分からしてくれて…私、嬉しすぎて泣いちゃいそうだよぉ…」

そう言う浦野さんの目は、少し潤んでいるようにも見えた。

 

「…クク、フフフ…ところで、今日はどうする…?」

「……へ?何がですか…?」

浦野さんが目を擦って涙を拭き取る。

「そりゃあアレだよ…ご奉仕…今日は気分良いから何でもできるよ…?」

「あ、あぁ…その、えっと…」

いつもの数倍くらい詰め寄る浦野さんに困惑していると。

_〜〜♪

スマホが電話が来たことを知らせる。

どうやらバンドメンバーかららしい。

「…えと、電話なので一旦いいっすか…?」

「…えぇ〜…その逃げ方はズルくないか〜い?別にいいけど…」

すごい残念そうな顔を横目に電話に出る。

「…何?どうしたの?」

『のがみん!お前、昨日からずっと学校来てないけど…どうしたんだ?』

「あ、あぁ…えっとね…」

流石に素直に「美人さんに軟禁されてます」なんて言えない。

かといって、生半可な言い訳は通じないだろうし…

どうしたものか。

『のがみん?おーい?』

「…あっ、ごめんごめん…えっと、実は家出しててさ…」

『は?マジ?家出してんの?意外だなぁ〜』

「ははは…いやー…少しね…」

すると、スマホを当ててない方の耳に急に息がかかる。

「ひゃっ…」

『…ん?どした?』

「い、いや…何でもない…」

今度は、別の声が耳元で囁く。

「…何でもなくない、でしょ…?♡」

「…ぅ…♡」

内心、勘弁してくれと思った。

でも正直めっちゃ興奮する。

『でもさ、なんで家出なんかしたのさ。親とも仲良いって言ってなかった?』

「…それは…えっと、進路のこと相談したら…やっ♡」

細い指が背中に触れる。

そして、そのままつつー…と、胸へと向かっていく。

「…そ、相談したらさ!その…いろいろと問い詰められて…んっ♡」

「…ね、キミの話す相手はそっちじゃないだろう…?♡」

「う…♡♡…そ、それでさ…」

『…のがみん、なんか変だぞ〜?』

「…ご、ごめん、野良犬と遊んでたら手舐められちゃって…あ♡」

「遊ばれてるのはキミじゃないか…♡」

「…ぅぅ…♡♡♡…と、とにかくっ、親と喧嘩したのっ…」

『そ、そうか…なぁ、本当に家出だよな…?』

「家出だよっ…本当、本当っ…ひゃうぅっ♡」

急に、服の上から乳首を擦られる。

「嘘つき…♡友達にバレたくないから嘘ついちゃう悪い子…♡」

_かりっ♡かりっ♡

弾くような指遣いで乳首を刺激されて、じんわりと快楽が広がっていく。

「ちっ…ちが…♡」

『え?何がちゃうん?』

「あ…♡な、なんでもないっ…♡」

「何でもなくないでしょ…?♡ほら、正直に言ったほうがいいよ…♡」

吐息がたっぷり含まれたハスキーボイスで、脳まで犯されている感覚だ。

『…なぁ、お前変だぞ?熱でも出てるのか?』

「べ、別にっ…♡大丈夫っ…♡」

「ほら♡言っちゃえ♡大好きな彼女に囁かれながら乳首カリカリして感じてますって言っちゃえ♡」

「…♡やだっ…♡やだ♡」

よくわからない感覚が体の芯から上がってくる。

_やだ♡乳首だけでイカされる♡電話の友人越しにイっちゃう♡

そんなことが頭によぎって、耐えようとして、もっと興奮してしまう。

『…おーい?本当、大丈夫か?もしかしたら、誘拐とか…』

「大丈夫っ!♡大丈夫だからっ…!♡♡」

『お、おう…』

「…大丈夫じゃないでしょ?♡本当は、今にもイっちゃいそうなんでしょ?♡」

「……♡♡♡…ごめんなさっ…♡」

『…?なぁ、正直に言ってくれよ。嫌なことなら他のやつには絶対言わないからさ…』

「…やだ…♡♡やだ♡♡ダメっ…♡♡」

なんだかフワフワとした感覚が腰から迫り上がってくる。

ダメだ、イっちゃダメだ。このままじゃ、本当に人間としておかしく…

「…イけ♡」

_ぎゅ〜〜…♡♡♡

「…んぅ〜〜っっっっ♡♡♡♡」

_ぴゅぐ〜っっ♡びゅっ♡びゅ〜っ♡

トドメと言わんばかりに、乳首を指先で強く押し込まれた。

あまりの快楽で盛大にイってしまった。

「ぅ〜っっ♡♡ふ〜っっ♡♡」

イった反動でスマホを落としてしまう。

『お、おい?どうした?』

そのスマホを浦野さんが拾う。

そして、スピーカーにしてこう言う。

「フフフ…野上くんのお友達かな?」

『…え?あ、はい…そうっすけど…』

「ごめんね〜、野上くん借りてるんだ〜。あんまり他の人に言わないでくれるかな〜?」

『あ…はい…』

「…ねー、野上くん…♡私から代わりに言っておいてあげたからさ…これからは心置きなくえっちできるよ…?♡」

「はーっ♡♡はーっ♡♡」

へたり込んでしまった自分を見下ろすような憐れむような目で浦野さんが見つめる。

「ねーねー…キミ、コスプレって好きかい?」

「…ふぁ、ふぁい…?♡」

腰を屈めて捨て猫に接するように話す。

「私、実は趣味でコスプレとかしてるんだ…ね、コスプレしてセックス…したくない…?♡♡」

「……っ♡♡」

誘惑に負けて、小さく頷いてしまう。

「…フフフ、じゃあ、しよっか…♡♡♡」

 

呼吸が落ち着いてきたころ、浦野さんが出てくる。

「ね、キミはこういうの好きかな…?」

メイド服を着た浦野さんは、普段より一段と可憐で、それでいてどこか淫乱な雰囲気を醸し出している。

特に大きく開いた胸元と短いスカートから覗くフリルがあしらわれたパンツ。

それに浦野さんの豊満な体型も合わさって、アニメのキャラがそのまま飛び出たようだ。

「あ…おっぱいすごい見てるね…♡フフ、そんなにがっつかなくたって後で見せてあげるから…♡♡よしよし…♡♡」

相変わらず、何を考えているのか分からない不思議な笑みを浮かべながらドスケベなハスキーボイスで囁く浦野さん。

本当に、サキュバスか何かと思うほどだ。

「浦野さん…♡かわいい…♡キレイ…♡すき…♡」

一方の自分はというと、脳がまたもや溶けてしまってまともな語彙が出てこない。

「あぁ…♡可愛い…♡本当に、子猫ちゃんみたいだ…♡」

愛おしそうに両手で頬を包まれる。

「あ…♡♡」

「…フフフ…ご主人様〜…♡」

今度は媚び媚びの声で、ゆっくりと腰を下ろして乗ってくる。

対面座位のような形だ。

浦野さんが俺の下のパジャマを下ろす。

そして、パンツから滲み出た無惨な精液を指で掬い取り舐めながら言う。

「…アハハっ…♡すごいですご主人様♡乳首カリカリ〜っ…♡ってされただけでこんなに精子どぴゅどぴゅしちゃうなんてっ…♡れろぉ…♡」

嬉しそうな、馬鹿にするような目で見下ろされる。

そして、手を背に回してきた。

「今日もぉ…収まりって言葉を知らない発情期おちんちん…♡この私が、しっかりご奉仕してあげますねぇ〜…♡」

スカートを片手で捲り上げ、もう片方の手でパンツをズラす。

顕になった秘部に亀頭の先が当たる。

「フフ、フフフ…♡♡じゃあ、始めますよ〜…♡しっかり準備してくださいね〜…♡♡」

「ぁ…♡うぅ♡♡」

ぐちょ、と一際大きな水音が鳴る。

そして、ぐぷぷぷっ…と吸い込まれるように中へ挿入っていく。

「んぅぅっ〜♡♡」

1日ぶりの感触で、嬉しくて腰が跳ね上がる。

「〜〜っ…♡ふーっ…♡ご主人様可愛いっ…♡…っ、動きますよ〜…♡」

_くぷ、っぷぷぷっ…♡

今日はなんだか締まりが強く、いつもよりも刺激が強い。

「あぁぁ〜っっ♡♡」

「っ…♡クク…♡ご主人様♡男の子なんですから♡へばんないでくださいよっ♡…んっ♡」

「うぁっ♡」

_ばちゅっ♡

だが、突き入れる時はそのキツさが感じられないほどすんなりと入る。

入る時はまるで吸い込むような入りやすさで、抜く時は返しがついてるかのようにキツく搾り上げてくる。

これまでとはまた違った気持ちよさだった。

「フフッ…♡♡ほらっ、ほらっ…♡出せっ…♡出せっ…♡わがままおちんぽイけっ…♡」

_ばちゅっ♡べちっ♡ぐちゅっ♡

「うぅっ♡ひっ♡あっ♡やめっ♡」

一般的なメイドが行う"ご奉仕"…とは似ても似つかない、拷問のようなセックス。

その気持ちよさで、また理性が吹き飛びそうになる。

「うらのさんっ♡♡これらめっ♡イきますっ♡」

「…アハハッ…♡ご主人様〜っ…♡もう限界なんですか〜?♡」

浦野さんは下等生物を見下すような、それでいて瞳の奥底には暖かな愛情が籠ってるような目で自分を見つめている。

「フフッ♡男の子として恥ずかし〜い♡みっともな〜い♡」

口々に罵られる。

エロいけど普通にちょっと悲しくなった。

「はっ♡はっ♡だめっ♡げんかいですぅっ♡」

「アハッ♡ほらっ♡イけっ♡イけっ♡みっともなくメイドさんに服従ザーメンどぴゅどぴゅしちゃえ〜っ♡」

掃除機で吸い上げられているかのような快楽に、精液が奥から迫り上がってくる。

「まって♡♡だめぇっ♡♡♡いっっ♡♡♡」

「…クフッ♡」

すると、浦野さんが耳元でこっそりと一言呟く。

「…そういう可愛いところも、大好きですよ…♡♡♡」

「…ッッ♡♡♡♡」

_ギュゥゥッ…♡♡♡

突然、強く膣内が締まる。

そんな、優しさと激しさが入り混じった快楽に射精寸前のペニスが耐えられるはずもなく。

_びゅっ♡びゅぐるるるぅっっ…♡♡

「んぅ〜っっ♡♡♡♡♡」

「ッ♡♡きたぁっ♡♡」

結局、いつも通り無様に射精してしまった。

「アハッ♡♡出てる出てるっ♡♡情けな〜いっ♡♡」

ねちねちと腰を小刻みに動かして、残りの精液まで搾り取られる。

「っっ♡♡やめっ♡♡もうイって♡♡♡」

「イヤですっ♡♡全部出し切ってくださ〜いっ♡♡」

そして、いつも通り頭が快楽で焼き切れるまでイカされてしまったのだった。

 

「はぁっ…♡はぁっ…♡もうだめっ…♡」

体感で2時間ほど経った。

「フフフッ♡お疲れ様です、ご主人様…♡5分もドピュドピュし続けられるなんてすごいです♡」

浦野さんが小悪魔的な笑みを浮かべ、鼻を擦り付けながら腰を引く。

_ぬぽっ♡

ペニスが抜けた音と感触がした。

「…クフフ…♡すっご…♡精液垂れてきちゃった…♡」

「ふー…♡ふー…♡つかれたぁ…♡」

「フフ、ごめんね…♡今日も我慢できなくて激しくしちゃった…♡よしよし、撫でてあげるからね…♡」

「あぅ…♡」

正直、仔猫なんて呼ばれても仕方ないような気がしてきた。

なんなら、浦野さんと一緒にいられるのだったら仔猫でもなんでもなっていいくらいだ。

「…あぁ、可愛い…♡ほんっとにキミは私好みの男の子だよ…♡」

「うらのさん…♡すき…♡」

「私も好きだよぉ…♡野上くん♡」

暖かい抱擁をしながら、お互いに好きを伝え合う。

なんだかとても幸せで、嬉しい。

「…と、そうだ。これ、落としてたよ…♡」

「ふぇ…?♡あ…スマホ…」

浦野さんが落ちてたスマホを拾い上げて自分の手に握らせる。

「…え?」

スマホには、電話をしていることを表す画面が表示されていた。

「あ…え、ちょ…」

「フフフ…どうしたんだい?そんなに顔赤らめて…ちょっとキミの友人くんにラブラブアピールしただけだよ…?♡」

「あ…あぁぁぁっ!!!」

速攻で通話を終了させる。

「なんてことをしてくれたんですかぁっ!!浦野さんっっ!!」

「クク、ハハハハッ!!ごめんごめん、ちょっとした悪戯だって…」

「ちょっとなんてしてないです!!次アイツにあったらどんな顔すればいいんですかぁっ!!もう!!」

「フフ、フフフッ、ちょ、ちょっと落ち着いてっ…悪かった、悪かったよ野上くんっ!謝るから!ハハハハッ!」

軽くぽかぽかと浦野さんを叩く。

恥ずかしすぎて死にそうだ。

あんな声で、しかも浦野さんに制圧されてるところを音声だけとはいえ友達に、しかもバンドのメンバーに聞かれたなんて。

「もうっ…本当、最悪です…」

「ご、ごめんよ野上くぅん…」

学校に対する不安と浦野さんへの怒りを抱えたまま、ふて寝した。

「…野上くん、どうしたら許してくれるんだい…?」

「……」

「悪かったよぉ…あんなに怒るなんて思わなかったんだ…」

「………じゃあ、ハグしてください。やましい気持ちとか無しで」

「え、そんなのでいいのかい?」

「…別に、そんな思ってるほど怒ってないですよ。ただ、その…」

「その?」

恥ずかしいので小さな声で言う。

「…浦野さんのハグ、暖かくて気持ちいいんで…」

「…♡♡」

後ろから抱きつかれる。

「野上くぅん…ごめんね…よしよし…これで、許してくれるぅ…?」

やっぱり、暖かい。

ふかふかしてるというか、モフモフしてるというか…

包容力があって、心の芯まで暖まる。

「…まだです…ずっと、このまま…」

「…ぎゅーっ…♡フフ…♡」

「……もっと…」

「…甘えん坊だなぁ…野上くん…♡よしよし…♡」

心も体も温まって、だんだん眠くなってきた。

「………うらのさん…」

「フフフ…♡なんだい…?♡」

「…………すきです…」

「…私もだよ…♡」

ゆっくりと瞼を閉じた。

 

「……ん…あれ…私まで寝ちゃった…」

目を覚ます。

寝る前には背中を向けていた野上くんが、今は私の胸に顔を埋めている。

いつまでも甘えん坊で可愛い子だ。

「…さて、もう18時か。夕飯の支度しなきゃな…」

ゆっくりと野上くんを離してから、起き上がる。

「あぁ…そういやメイド服のままだったな…シワついちゃうし、着替えなきゃ…」

ゆっくりと立ち上がってクローゼットへ向かう。

 

いつもの部屋着に着替えてまたベッドに向かう。

まだ野上くんは寝ているらしい。

「…それにしても、本当に可愛い…」

すぅすぅと息を立てながら熟睡していて、とても愛らしい。

なんだかこっちまで働く気力が無くなってくる。

「あぁ…どうしよう…今日は出前にしようかな…料理するのめんどくさいし…」

頬を撫でる。

全然起きる気配がない。

「…全然起きない…可愛い…可愛いよ…野上くん…♡」

可愛すぎて、少しいたずら心が湧いてきた。

「フフフ…可愛い…♡そんなに可愛く無防備に寝てるのが悪いんだからねっ…♡」

ゆっくりと上に乗っかる。

まだ起きない。

「…♡」

服の上から、軽く乳首の周りを指先で円を描くようになぞる。

「…っ…」

野上くんの身体が少しだけビクッとする。

寝てても敏感なところは変わらないようだ。

「…気持ちいいね…♡フフフ…」

シャツ越しにだんだんと乳首が勃ってきてるのが見える。

こんなに熟睡してても気持ちよくなってしまうなんて、なんて可愛い子なんだろうか。

「…これ…起きちゃうかな…♡」

そっと指先を乳首に持っていく。

そして、ゆっくりと押しつぶすように刺激を与える。

「…んぅっ…あ…」

声が漏れた。

野上くんの足が気持ちよさそうにもじもじと動く。

それでも、まだ起きない。

「…フフッ…♡まだ起きないんだ…♡悪い子…♡」

その後もカリカリと服の上から弾くように弄ったり、つまんでみたりしたが、まだ起きない。

身を捩ったり、もじもじと足を動かしたり、誘ってるような動きばかりをするだけだ。

ここまでくると、わざと寝たフリでもしてるんじゃないかと思えてくる。

「…野上くん…♡気持ちよくなりたいからって、お寝坊するのはダメ、でしょ…?♡フフフッ…♡」

いつの間にか自分の下でおちんちんが硬くなっている。

もう、ここまで来たらヤってしまったって構わないだろう。

「…悪い子には、しっかりとお仕置きしてあげないと…♡」

野上くんのパジャマをパンツごと下ろすと、勢いよくおちんちんが飛び出す。

相変わらず、その可愛さに見合わない大きさだ。

自分も、ズボンを膝まで下ろしてパンツをズラす。

既に濡れているおまんこごと身体をおちんちんに乗せる。

「これでも起きないのかな…♡フフフッ…♡ほらほらっ、起きないと犯しちゃうぞっ…♡」

ずり、ずりと腰を前後に動かす。

カリ首がクリトリスに当たって気持ちいい。

「……んぅ…ぅ…ぁ…」

自分だったらそろそろ起きると思うのだが、野上くんはまだまだ起きない。

眠りがかなり深いようだ。

胸の奥からだんだんと欲望が溢れ出てきた。

 

「……フフッ…♡♡もういいかなっ…♡♡」

腰を上げる。

それと同時におちんちんが上を向く。

それを手で動かして、おまんこの入り口にあてがう。

「ふーっ…♡♡野上くんが悪いんだからねっ…♡♡♡」

ゆっくりと腰を下ろす。

びりびりと気持ちいい感触が伝わってくる。

_ぶちゅっ♡♡

「あっ♡♡♡」

奥までおちんちんが来る。

いつ挿れても、やっぱり野上くんのおちんちんは気持ちがいい。

「っ…♡ふーっ…♡んっ♡あっ♡♡あっ♡♡」

_くちゅっ♡ぬちっ♡ぶちゅっ♡

肌同士がぶつかり合い、水音と混ざる。

結構大きな音だが、野上くんはまだ起きない。

ここまでくると心配になるレベルだ。

「うっ♡んっ♡♡野上っ♡くんっ♡♡起きろっ♡♡起きろぉっ♡♡♡」

_ばちゅっ♡♡ぱんっ♡♡どちゅっ♡♡

奥に届く度に、強烈な電撃のような快楽が理性を痺れさせる。

気持ちよくて、トんでしまいそうだ。

「はぁっ♡♡あっ♡♡お"っ♡♡ゔっ♡♡んぐっ♡♡」

かなりの衝撃と音のはずなのに、まだ野上くんは起きない。

かなり悪い仔猫だ。

「ふーっ♡♡んっ♡♡野上くんッ"…♡♡」

お仕置きしようにも、起こさなきゃ意味がない。

もし、起こす方法があるとしたら…

「…起きろっ♡♡♡」

_んちゅぅぅっ…♡♡♡

キス、しかない。

「……ん…ぅ…?あ…」

「…フフフ…♡♡おはよう、悪い仔猫ちゃん…♡♡」

「…ふぇ…?…」

「…悪い子には、お仕置きだよっ…♡♡」

_ごちゅっ♡♡

「うあ"っ!?♡♡」

「このっ♡♡野上くんっ♡♡キミのせいでっ♡♡ご飯作る気っ♡♡なくなっちゃったじゃないかっ♡♡」

_どちゅっ♡♡ぐちゅっ♡♡ぱちゅっ♡♡

「うっ♡♡ふぇっ♡♡なんでっ♡♡しらにゃっ♡♡」

「知らないじゃっ♡♡ないよっ♡♡キミが起きないのがっ♡♡キミが可愛すぎるのがっ♡♡全部っ♡♡悪いんでしょっっ♡♡♡」

「あっ♡♡はっ♡♡にゃっ♡♡あぁぁっ♡♡」

ようやく起きた野上くんに、徹底的に「お仕置き」する。

「ほらっ♡♡イけッ♡♡反省ザーメン出せっ♡♡」

「あぅ♡♡まってっ♡♡なんでぇっ♡♡いぐっ♡♡いくぅっ♡♡」

_びゅぐるるるっ♡♡びゅーっ♡♡♡

奥に精液が勢いよく届く。

この感覚が本当に気持ちいい。

「っっ♡♡お"〜っ…♡♡♡きたきたっ…♡♡♡フフフ…♡♡えいっ、えいっ♡♡」

_ばちゅっ♡♡ばちゅっ♡♡

「あ"っ♡♡まっれっ♡♡それむりっ♡♡」

イったばかりのおちんちんへ無慈悲に腰を振り下ろす。

泣き喚く野上くんもたまらないほど可愛い。

「イ"って"る"っ♡♡もうらめっ♡♡♡びんかんだからぁっ♡♡」

「ダメですっ♡♡これはっ♡♡お仕置きなんだからっ♡♡ほらっ、ほらっ♡♡」

「〜〜〜〜っっ♡♡♡♡」

_どぴゅっ、びゅぐ〜っ♡♡♡♡

間髪入れずにまた射精する。

快感が幸せと一緒に満たされて、腰の奥まで響く。

「まだっ♡♡まだ出るでしょっ♡♡野上くんっ♡♡♡」

「はぶっ♡♡ふぇっ♡♡にゃっ♡♡♡うぅぁっ♡♡♡♡」

もはや言葉にすらならない喚きだ。

「ほらっ♡♡♡出せっ♡♡♡イカせろっ♡♡♡♡イくっ♡♡♡♡イくよっ♡♡♡♡♡」

「はぁっ♡♡♡あっ♡♡♡にゃっ♡♡♡♡あぁぁっっ〜♡♡♡♡♡」

_ごぶ、ごびゅるるるるるる〜っっ♡♡♡

打ち付けるような射精が私を貫く。

「いぃぃっっっ♡♡♡♡♡」

体の芯から湧き上がる快楽に耐えきれず、自分も絶頂する。

意識が飛びそうだ。

「はっ♡♡♡はーっ♡♡♡さいっこうっ♡♡♡すきっ♡♡♡」

「〜っ♡♡♡っっ♡♡」

「すき♡♡だいすき♡♡全部許してあげる♡♡♡だいすきだよっ…♡♡…」

体力か脳が限界を迎えたらしい。

そのまま死ぬように野上くんの体に倒れ込んだ。

 

「……ん……う…あれ…?」

眩しい光で目を覚ます。

どうやら朝らしい。

かなり眠った気がするが、いかんせん昨日のことを全然覚えてない。

「…ん…あれ…」

体を起こそうとすると、違和感に気づく。

体が重い。

ふと胴を見てみた。

「………くぅ…ん…」

「…浦野さん?」

浦野さんが寝ていた。

手を俺の後ろに回して熟睡している。

なんだか珍しいなと思いつつ、起こさないよう慎重に体を起こそうとする。

「…ひゃっ…♡え…?♡」

すると、急に場違いな快感が下半身から響く。

暖かくて、気持ちいい…

「あ…♡もしかして挿入ってる…?♡」

何らかの脳の奥の記憶が呼び起こされようとしている。

「…ん…すきぃ…」

「……っ…!♡♡♡そうだっ…」

そういえば、昨日寝込みを浦野さんに襲われていたことを思い出した。

またしても記憶が飛んでしまうとは、なんだか情けない。

「…てか、この状況どうにかしないと…」

とりあえず、気持ちを切り替えて起き上がらなければ。

記憶が正しければ、俺も浦野さんも夕食を食べていない。

とりあえず朝食を食べなければ元気が出ないだろう。

「……んぅ…あれ…朝ぁ…?」

すると、浦野さんが眠そうに起きる。

「あ…野上くぅん…おはよ、珍しいねぇ…私より早く起きるなんてぇ…」

「…浦野さん…おはようございます…あの、とりあえず、私の上から退いてもらえます…?」

「ん…上ぇ…?…あ」

浦野さんがばっ、と飛び退く。

それと同時に挿入ったままだったペニスが勢いよく抜ける。

「ひゃっ…♡」

「んっ…ごめんごめん、寝ちゃってたよ。重くなかった?」

「あ…い、いえ、大丈夫っす…」

ぐっと身体を起こす。

「いやぁ、昨日は気持ちよかったなー…フフ、あの驚いた顔、可愛かったなー…」

「…なんすか、ジロジロみないでくださいよ恥ずかしい」

「いいじゃないかー、減るもんじゃないし…あ、撫でてあげよっか?それなら1:1交換で君のこと見ても…」

「成り立ちませんから」

「…ケチ、昨日は息もできなくなるほど気持ちいいって顔してたのに、今更澄ました顔したって騙されないんだからね〜っ」

「…う…」

勝ったようで負けた気がした。

 

「…あ、そういえば今日で3日目かぁ。時の流れって早いねぇ」

浦野さんがご飯を頬張りながら言う。

「……そうでしたね、そもそも私が軟禁されてること自体忘れてました」

「ずっとセックス三昧だったもんね〜…フフフっ…」

「…」

実際それも一因ではあるが、一番の要因となったのは浦野さんの優しさだ。

相談に乗ってくれたり気遣ってくれたり、軟禁されてるというよりは彼女の家に泊まっているみたいな感覚だった。

これで終わりだと思うと、少し寂しい。

「…どう?今日はする?それとも、最後ぐらい平穏に過ごしたい?」

「……」

そして何より、浦野さんが好きでたまらない。

浦野さんとずっと一緒に朝ごはんを食べてたい。

浦野さんとずっと一緒にくだらない話をしていたい。

浦野さんとずっと一緒にセックスしていたい。

離れたくない。

「…野上くん?」

「……浦野さん…浦野さんが、良ければ…」

重たくなった口を開く。

「…その、最後ぐらい恋人らしく、対等に…その、しません、か…?」

「……」

浦野さんの箸を進める手が止まる。

「あっ、べ、別に嫌ってなら、いいんですけど…」

「…野上くん」

皿を置いてこちらに歩み寄ってくる。

その気迫はまるで豹みたいだ。

「え…あ、あの、浦野さん?」

そして、突然抱きついてくる。

「……いいよ、野上くんがいいなら…」

「…それって…どういう…」

浦野さんが口をさらに耳元に近づけて、小さな声で言う。

「……恋人同士の、本気えっち…しよっか♡」

「…っ…!♡」

胸が熱くなる。

顔が近い。

鼻と鼻がくっつくほどの距離で、まっすぐと浦野さんはミステリアスな目で俺を見つめる。

「……浦野さん…♡」

「…フフフ、どうしたのかな…?♡」

「キス…♡♡」

_ちゅ。

そのまま吸い寄せられるように唇を合わせる。

「ん…フフフ…♡♡んーっ…」

_くちゅ、にゅる…

やがて、舌がお互いの口に入り込む。

暖かくて、蕩けるような感触が触れ合い、侵食してくる。

「うらのひゃん…♡♡ひゅき…♡♡れる、れろ…♡♡」

_れりゅ♡ぬちゅ♡

唾液や吐息が混ざり合って、媚薬のように心を奮い立たせる。

きもちいい、あったかい、すき、すき、きもちいい…

そんな不定形の文字が脳裏に浮かんでは消えていく。

「…ん…♡ぷは…♡」

何分か舌同士で愛撫し合った後、唇が離れる。

「フフッ…気持ちよかったよ…♡」

「はぁっ…♡はぁっ…♡浦野さん…♡俺も、です…♡」

「…フフフっ…♡ベッド、行こっか…♡」

「…はい♡♡」

手を握られ、引き寄せられるようにその場を立ち上がって浦野さんについて行った。

 

_どさっ。

浦野さんがベッドに倒れ込む。

「ふぅっ…フフッ、野上くんもたくましくなったねぇ…♡自分から誘ってくれるだなんて…♡」

「別に…ただ、やられっぱなしは嫌ってだけですよ」

「本当は…?♡」

「……浦野さんに…男らしいところ見せたいんです…♡」

「フフッ、随分素直だね…♡いいよ…おいで…?♡」

そう言うと、浦野さんは着ているスポーツブラをまくり上げる。

ぶるっ、と勢いよく解放されるように大きな乳房が露わになった。

まるで、飛び込んで来いと誘う食虫植物のようだ。

「…♡♡」

_ぽふっ♡

そんな見え透いた罠に、俺は飛び込む。

「フフッ…いらっしゃ〜い♡♡よしよし♡♡」

「あぅ…♡浦野さん…♡あったかくてふわふわ…♡♡」

赤子のように浦野さんの胸に顔をうずめる。

ずっとこのままでいるだけでも軽く射精してしまいそうなほど気持ちいい。

「アハハっ…♡こんなんじゃ、どっちが責めてるのか分からないね〜…♡♡ね、仔猫ちゃんっ…♡♡」

「ひゃうっ♡♡う…♡そうだ…♡俺がリードしなきゃ…♡」

なんとか主導権を取り戻そうと、うずめていた顔を上げる。

「フフフ…♡頑張れ、頑張れ♡野上く〜ん♡♡」

そして、媚び媚びの声と共に目をじっと見つめられて、意識が飛びそうになる。

「……ふーっ♡♡ふーっ♡♡」

投げ出してしまいそうな衝動を抑えながら、浦野さんのショートパンツの縁に手をかける。

「そう…♡そのまま下ろして…♡♡」

そのまま下ろそうにも、厚い尻肉が引っかかる。

もちっ♡むにぃっ♡♡という擬音が似合う感触だ。

今まで胸にばっかり目がいっていたが、尻もかなり魅力的、というかエロい。

「…フフ♡♡また余計なこと考えてる♡♡ダメだよ〜♡♡頑張れ♡♡頑張れ♡♡」

「…うぅ…♡♡♡」

本当は、今すぐにでもむっちりした太ももにペニスを挟んで胸に顔をうずめながらへこへこと情けなく腰を振って射精したい。

でも、そんなことしたらそれは対等なセックスとは言えない。

そんなの、浦野さんをただの性処理道具として使った独りよがりのオナニーと変わらない。

「…俺が…頑張んなくちゃ…♡♡」

参ってしまいそうな気をどうにか正常に叩き直して、ゆっくりとパンツを脱がす。

「……上手だよ、野上くん…♡♡♡」

そして、ある程度まで下ろすことができた。

ぐっしょりと濡れた秘部が露わになる。

「あ…♡♡」

「フフフ、野上くん…?♡♡まだ、下ろしきってないよ…?♡♡♡」

「…す、すいませ…♡♡」

浦野さんの言葉とは裏腹に、濡れたそれはいつでも挿入れてこいと誘うように開いている。

嗅ぐだけで発情しそうな匂いも相まって、理性が爆発しそうになる。

「……はー…♡♡ふー…♡♡」

なんとか呼吸を落ち着けて、ゆっくりとパンツを下ろす。

ゴム紐の締め付けが太ももの肉をむにゅぅ…♡と押し除けながら進む。

「…でき、ました…♡♡♡」

そして、ようやく、全て脱がすことができた。

「ん…♡ホントだ…♡フフフ…♡よくできたね〜…♡えらいぞ〜…♡♡」

優しく、浦野さんは微笑む。

「…もう…いいですか…?♡♡」

「フフ…♡いいよ…?♡♡挿れて…♡♡」

浦野さんの顔が、優しい笑顔から淫魔のような含みのある笑顔に変わる。

 

「私のこと、ぐちゃぐちゃに、して…?♡♡♡」

 

「ぁ…♡♡」

導かれるようにゆっくりと、浦野さんのソレにペニスを近づける。

ぐちゅ…♡♡♡と先端がぬかるみに当たる。

「ん…♡♡♡そう、そのまま…♡♡♡」

そのまま体ごと前に持っていって、奥へと進む。

_ぐちゅ、ぐにゅぅぅぅっ……♡♡

キツい膣内の肉をなんとかかき分けていく。

「は…♡♡あぁ…♡♡やばっ…♡♡♡締め付けすご…♡♡♡」

まだ奥まで達してすらいないというのに、気持ちよくて出してしまいそうだ。

「ふぅ…♡♡♡んっ、まだ…奥まで来てないよ…?♡♡♡頑張れっ…♡♡♡♡」

「はーっ♡♡♡♡はーっ♡♡♡♡」

それでもなんとか、半ばゴリ押し気味に腰を沈める。

 

_ごちゅっ♡♡♡♡

「あっ…♡♡♡♡」

 

そして、奥まで届いた。

ペニス全体が暖かいスライムに締め付けられてるような感触がする。

「これっ…♡♡♡♡やば♡♡♡♡」

「くす…♡♡♡野上くん…?♡♡♡♡早くぅ…♡♡♡♡動いてくれるかなぁ…?♡♡♡♡♡」

そう言いながら、浦野さんはねち、ねちと小さく腰をくねらせる。

「あっ♡♡♡♡待って♡♡♡♡それダメ♡♡♡♡♡」

膣壁を押し付けるような動きに、さらに追い込まれる。

「フフフ…♡♡♡♡じゃあ、早く腰振ってよぉ…♡♡♡♡リードしてくれよぉ…♡♡♡♡♡」

「はーっ♡♡♡♡♡はーっ♡♡♡♡♡」

既に限界寸前の体を無理矢理動かす。

ゆっくりと、ペニスを引き抜く。

_ずろろろろろろっ♡♡♡

返しのような肉が引っかかって、強烈な快楽になり襲ってくる。

「あ♡♡♡♡♡やば♡♡♡♡♡これ気持ちいい♡♡♡♡♡」

みっともない喘ぎ声を上げながら、腰を後ろに持っていく。

そして、できるだけ引き付けて、再び押し込む。

_ぺちっ…♡♡♡♡

自分にとっての精一杯のピストンをする。

体と体が力弱くぶつかり合う。

「んっ…♡♡♡♡♡フフフ…♡♡♡♡♡そう、そう…♡♡♡♡♡」

そんな、情けないヘコヘコピストンを繰り返す。

_ぺち、ぐちゅ、ぺち、ごちゅ…♡♡

「ふぅっ…♡♡♡♡♡うっ…♡♡♡♡♡んっ…♡♡♡♡♡ゔっ…♡♡♡♡♡頑張れっ…♡♡♡♡♡頑張れぇっ…♡♡♡♡♡」

自分が優位に立ってるはずなのに、主導権を全て浦野さんに握られている気がする。

だが、悪い気はしない。

むしろ、嬉しい。

愛しさ…というか、服従心のような感情が湧き上がる。

もっと浦野さんに支配されたい、もっと浦野さんに尽くしたい、もっと浦野さんに愛してほしい。

そんな気持ちで、一心不乱に腰を動かす。

「はぁっ♡♡♡♡♡うらのさんっ♡♡♡♡♡すきですっ♡♡♡♡♡すきぃっ♡♡♡♡♡」

_ばちゅっ♡♡♡ぬちゅっ♡♡♡ぐちゅっ♡♡♡ぷちゅっ♡♡♡

さっきよりも勢いのついた自分なりの本気ピストンをする。

「あ"っ♡♡♡♡♡しゅごっ"♡♡♡♡♡お"く"までっ♡♡♡♡♡」

先ほどまで余裕が残っていた浦野さんも、打って変わって余裕の無さそうな表情と声に変わる。

お互い、歓喜と快楽に染まった眼で見つめ合う。

「はぁっ♡♡♡♡♡すきっ♡♡♡♡♡しゅきっ♡♡♡♡♡うらのさんっ♡♡♡♡♡」

「ふぅっ♡♡♡♡♡ん"っ♡♡♡♡♡野上くんっ♡♡♡♡♡わたしもっ♡♡♡♡♡好きだっ♡♡♡♡♡ふっ♡♡♡♡♡」

自然と顔が近づき合う。

浦野さんが大きな手を俺の頭の後ろへやり、半ば無理矢理唇を奪う。

_んっちゅうぅぅぅっっっ…♡♡♡♡♡

「むっ♡♡♡♡♡んーっ♡♡♡♡♡れる♡♡♡♡♡れろぉ♡♡♡♡♡うりゃのひゃっ♡♡♡♡♡」

_ばちゅっ♡♡♡ぐちゅっ♡♡♡ぷちゅっ♡♡♡ぱんっ♡♡♡

酸素欠乏と愛情飽和で意識がぶっ飛びそうになる。

それと同時に、腰の奥から何かが競り上がってくる。

「んっ♡♡♡♡♡ひゅっ♡♡♡♡♡れりゅ♡♡♡♡♡ふっ♡♡♡♡♡ひゅきっ♡♡♡♡♡ひゅきだよっ♡♡♡♡♡」

好きの感情が段々と膨れ上がる。

「ぷはっ♡♡♡♡♡はぁっ♡♡♡♡♡うらのさんっ♡♡♡♡♡おれもっ♡♡♡♡♡すきですぅっ♡♡♡♡♡」

「野上くんっ♡♡♡♡♡わたしもっ♡♡♡♡♡好きだよっ♡♡♡♡♡好きっ♡♡♡♡♡ずっと一緒だよっ♡♡♡♡♡野上くぅんっ♡♡♡♡♡」

お互いが、最高潮へと高まっていく。

そして、突如。

_ぶびゅっ♡♡♡びゅるるるぅっっ♡♡♡♡♡

最高点へ、到達した。

「ぅ"っ"♡♡♡♡♡くぅっ"っ"っ"♡♡♡♡♡あぁぁっ♡♡♡♡♡」

「んぁっ♡♡♡♡♡あぁ〜っっ♡♡♡♡♡きたぁっ♡♡♡♡♡」

「すきっ♡♡♡♡♡うらのさんっ♡♡♡♡♡すきぃっ♡♡♡♡♡♡」

 

_びゅぐっ♡♡♡♡びゅる、どくどくっ♡♡♡♡♡

「のがみくんっ♡♡♡♡♡ふぅっ♡♡♡♡♡わたしもっ♡♡♡♡♡だいすきだよぉっ♡♡♡♡♡お"っ♡♡♡♡♡」

浦野さんが俺を抱きしめる腕を強張らせ、膣内をキツく締め上げている。

本気でイっているのだろうか。

もしそうなら、すごく嬉しい。

嬉しくて、もっと愛おしい。

愛おしくて、もっと従っていたい。

大好き、大好き、大好き。

好きが溢れて、とめどなく飛び出し続ける。

「う"♡♡♡♡♡だめだめだめっ♡♡♡♡♡とまらないっ♡♡♡♡♡♡」

「ん♡♡♡♡♡ふぅっ♡♡♡♡♡のがみくんっ♡♡♡♡♡〜っっ♡♡♡♡♡♡」

ようやく長い射精が終わり、強い倦怠感に堕ちていく。

「はぁっ♡♡♡♡はぁっ♡♡♡♡はぁっ♡♡♡♡」

「ふぅ〜っ…♡♡♡♡フフッ♡♡♡随分出したねっ…♡♡♡♡…ぁっ…♡♡♡♡お"っ…♡♡♡♡♡」

浦野さんが、猫を撫でるようにゆったりと手を動かし頭を撫でてくる。

「ぁ…♡♡♡♡」

「えへへっ…♡♡♡♡まだ絶頂から下りれないや…っ♡♡♡♡カッコよかったよぉっ…♡♡♡♡よしよし…♡♡♡♡」

「にゃ…♡♡♡♡♡」

撫でられるたび、熱したチーズのようにドロドロと多幸感が体を満たしていく。

「…ね、野上くん…♡♡♡まだ、イける…?♡♡♡♡♡」

「……♡♡♡」

その問いかけに、こくりと頷く。

すると、浦野さんが獲物を見つけた獣のような妖しい微笑みを浮かべる。

「…そうこなくっちゃ♡♡♡♡」

_んちゅ♡♡♡♡ぶちゅ〜っ♡♡♡♡れろっ♡♡れるっ♡♡

「んぅっ♡♡♡♡♡」

暖かい舌が口の中を掻き回していく。

それだけで、もともとふわふわとしていた意識が更に現実味を無くしていく。

その隙にと言わんばかりに、ゆっくりと浦野さんが俺の上に乗る。

「ん、んふふ…♡♡♡♡ぷは…いっぱい頑張ってもらったし、次は私がお礼しないとねっ…♡♡♡♡」

より不気味で淫蕩な、サキュバスのような笑みを浮かべながら彼女は言った。

幸福は、まだ続く。

 

 

 

 

 

 

「………くぁ…ぁ…んぅ…」

心地よい空気と共に目が覚める。

いつのまにか寝てしまっていたらしい。

窓から暖かな朝日が差し込む。

「…あ、おはよう、野上くん。随分と気持ちよさそうに寝てたね」

「…おはようございます…ふぁ…」

まだ眠気がボーッと体内に居座っている。

目を擦り、座布団の上に座り込んだ。

「とりあえず、お腹空いただろうし軽めに朝ごはんでも食べようか。はい、紅茶だよ」

「ん…ありがとうございます」

ふー、ふーと息を水面に吹きかけ、口に少しだけ紅茶を含む。

暖かくて、甘い。

それでいてスッキリするような感覚だ。

とてもゆったりしていて、幸せな気分になる。

…思えば、この生活も今日で終わり。

本当はもっと居座ってたい。なんなら一生ここにいたっていい。

でも、多分浦野さんはそれを望んでない。

「はーい、トースト焼けたよ。バターとジャムあるから、塗って食べてね」

「…はい、いただきます」

「おや、随分としおらしいねぇ。どうしたのかな?」

「……今日で終わりかぁ、って考えると、少し寂しいです」

「…あぁ、なるほど。そういうことかぁ。寂しいかぁ…」

そういうと、急に浦野さんがポンポンと頭を撫でてくる。

「…ふぇ…?」

「大丈夫だよ、大丈夫…少しだけ、別れるだけだよ。きっとまた会えるはずさ」

「……浦野さん」

「それに、寂しいっていうのならキミから会いに来ることだってできるだろう?別に、私は拒まないよ…」

「…」

なんだか少しだけ胸がホッとした。

いつか、また会える。

それに、自分から会いに行くことだって…

「…嬉しい、です…浦野さん」

「私だって、嬉しいよ。キミみたいな可愛くてカッコいい子と会えるなんてね…フフフ、よしよし」

その言葉は、優しく俺の背中を押してくれる激励にも聞こえた。

 

「準備はできたかな?」

「はい、いつでも出れますよ」

制服を着て、学校用のカバンを背負いながら歩く。

「3日間も悪かったね、学校とかもあっただろうに」

「大丈夫ですよ。ノートとか写させてもらえば追いつけるくらいです」

「フフッ、若いっていいねぇ…私なんか、講義一回休んだだけでついていけなくなるくらいだから…」

「…え、浦野さんってもしかして、大学生…?」

「…ん?あぁ、そうだよ。大学3年生。言ってなかったっけな…」

「だ、大学3年生…」

今時の大学3年生はこんなドスケベな体つきなのだろうか…という思いが一瞬チラついた。

「ま、とにかく今日からキミはある意味では新たな門出を迎えるわけだ。軟禁しといて図々しいかもだけど…」

「いえ、むしろお世話になりましたよ。すごく幸せでした」

「フフフ、そう言ってもらえると嬉しいな…本当、素直で可愛い…」

「あ…ちょ、撫でないでください…行きたくなくなるじゃないですか」

「おっと失礼。クフフ…」

相変わらず、浦野さんも浦野さんらしい。

「さ、このドアを開ければキミは自由だ。ほら」

「はい…」

玄関の前に立つ。

「…いつか、また会いましょう。浦野さん」

「うん、野上くん…」

ドアノブを握り、手首を捻る。

 

「…いってきます」

「いってらっしゃい」

 

そしてそのまま、前へと力を入れて、ドアを開いた。

 

 

 

 

 

「キミ、前も同じこと言われたよね?それなのに懲りずに…嫌な思いするのイヤだろう?やめた方が…」

合同ライブ当日。

あの軟禁された日から数十日ほど経った頃。

今回も煩い外部顧問がウジウジと講評もどきの憂さ晴らしを垂れてくる。

「…おーい、聞いてる?私はキミのために」

「黙ってください」

だが、あの時と俺は違う。

「…は?」

「貴方に俺の音楽を決めつけられる資格はありません」

"自分は自分らしく"。浦野さんが教えてくれた事。

「私の芸術は私の芸術です。貴方一人ごときに才能やらなんやらを語る事なんてできません」

「…キミ、誰に対して言ってるんだ?」

「貴方にですよ。分かりませんか?」

「失礼だと思わないのか!?私は藝術大学を主席で卒業した作曲家だぞ!私が正しいんだ!」

「芸術に正しいなんてありませんし、間違いなんてものもありません。芸術に求められるものは上手さなどではないと習いませんでしたか?」

「うるさい!君にそんなこと言えるほどの実力も才能もないだろう!」

「その実力やら才能やらって誰が定義したんですか?そんなもの存在するとは思えないのですけど」

「くっ…!」

「音楽の実力…強いて言うなら、他人の心をどれだけ動かせるかだと私は思いますが。きっと貴方はそういうことは言っておらず、ただただ音楽として洗練されてるかとか聴いてて不快にならないだとかうるさくないとか、そんなことを言ってるんでしょうね」

「…あぁそうだ!君の音楽は聴くに堪えないんだよ!変なリズムだし歌詞だってよくわからない!気持ち悪いんだよ!君の音楽が人を突き動かせるわけがないんだ!」

「…あぁ、そうですか。突き動かせるわけないですか…果たして、本当にそうですかね?」

ポケットからスマホをとりだし、YouTubeから自分のチャンネルに飛ぶ。

「…はぁ、あまりこういうやり方したくなかったんですけどね。なんか自慢してるみたいな感じで」

そして、相手に見やすい向きで机に乗せる。

「…っ…!」

「貴方に突き飛ばされた後、せめてもの承認欲求の足しにでもと思って投稿したんですよ。オリジナルの音楽」

…曲の再生数は上から、21万、16万、38万。

他も少しずつ伸びてきている。

「先ほども言いましたが、芸術というのはどれだけ人の心に届き、響き、動かせるかだと思っています。こういった再生数やグッドの数なんかは、その指標として大変分かりやすいでしょう」

「……くっ……!お前っ…!」

「貴方は間違っている。以上。二度とここに来ないでください。まだ若い芽を摘みかねない貴方は、ここに来てはならないんです」

「っ………」

「…よし、言いたい事言えたし、次の先生から講評聞きに行こうか」

「お、おう…」

外部顧問が悔しさと怒りに満ちた目で、こちらを睨んでくる。

バンドメンバーと共にその場を離れようとしたが、相手はこちらを睨んだままだ。

「…しつこい…」

「……お、おい?のがみん?」

ハンドサインでバンドメンバーに待っててと示し、再びヤツの元へ向かう。

「……お前っ…許さないぞ…」

周りの視線は自分らに集まっている。

「お前なんぞに…私の才能をっ…!!」

 

「…テメーに俺の芸術が分かるかよ、エセ作曲家」

 

そう一蹴した瞬間、相手の顔が怒りから驚愕へ変わる。

「っ…!?」

そして、再び怒りへ変わり、周りの目を見てから徐々に悲観へと変わっていく。

「…私…私は…」

「…じゃ。もう来ないでください」

今度こそ踵を返してバンドメンバーの元に戻る。

周りは驚きからか静寂に包まれていたが、やがてこんな声が聞こえてくる。

「……正直因果応報だよね…アイツ他の人にもあんな感じだったし…」

「しかもアイツ、聞いたところじゃ可愛い女子部員はベタ褒めして他は…」

「それにあの人、藝大出たって言うけど親のコネだったんでしょ?流石に無いわ…」

その声が聞こえるたびに、ヤツは焦燥したような顔で何かを呟いていた。

「…はっ、あんな態度してた癖に悪い噂話が蔓延ったらアレか…情けない」

「それにしても…のがみん。お前、そんなんだったか?なんか人が変わったような…」

「別に?もっと自我出してこうって決めただけだよ。ちょっと転機があってさ…」

「へぇ…そうなんだ。この前も家出とかしてたし…」

「…家出…したな。うん」

浦野さんの顔が思い浮かぶ。

思えば、浦野さんのお陰でここまで成長したのだ。

感謝してもしきれない。

「…よし、気持ち切り替えて次の先生のところ行こうか」

「…おう!」

少しずつ、部活全体もいつも通りの賑やかさを取り戻す。

あとは特にトラブルもなく、無事ライブは成功したのであった。

 

 

 

 

 

そして、数日後。

その後もいろいろと創作活動をしつつ、部活に励む日々が続いた。

外部顧問はその後、高校と大学に賄賂で不正に進学していたことを自身で告発し逮捕された。

新しい外部顧問はまだ決まっていない。

 

俺はというと、まず自作の曲の一つがついに50万回再生を突破した。

再生数が全てではないが、やはり嬉しいものは嬉しい。

それに、親がお祝いにPCと作曲ソフトとその他もろもろを買ってくれるらしい。

作曲環境がさらに良くなる。

心自体もなんだか晴れやかになった感じだ。

 

そんな後日談を空想の誰かに語りかけながら、スタジオを片付ける。

流石に合同後にあんなデカい声を出した事自体は先生に咎められ、2週間バンドの活動が停止されてたので、今日の練習は軟禁されてた期間も含めると実に3週間ぶりであった。

やっぱり、ドラムは、音楽は、楽しい。

それから、先生にいつも通り報告を終えて帰路につく。

 

軽い足取りで駅へ向かう。

ヘッドホンから流れる自分の楽園が、帰り道を豊かにしてくれる。

空は美しい夕焼けに燃えていた。

 

ホームに着いた頃には、電車は行ってしまっていた。

まぁ、10分も待てばまた来る、と楽観的に考える。

ボーッ、と立ちながら、メトロノームのように足でリズムを刻む。

自分以外、人はいない。

何故だろう?

…深く考えることもないか。

 

音楽が2つほど終わったあたりで電車が着いた。

電車の中も、人は少ない。

まぁ、そんな日もあるだろう。

電車に入り、一番近くの隅っこの席に座った。

 

 

ふと、ある思いが頭に過る。

そういえば、浦野さんと会った時もこんな感じだったな…と。

解放されて以降、俺は浦野さんを見かけていない。

多分乗り合わせる時間がズレてて、あの日はたまたま時間が合っただけだとは思うが。

 

『それに、寂しいっていうのならキミから会いに来ることだってできるだろう?別に、私は拒まないよ…』

 

「…浦野さん」

実を言うと、浦野さんと別れた日から自分には何かが足りないような気がしていた。

晴れやかである中、1箇所だけが黒雲で包まれていたような…

そんな気分だった。

それが、浦野さんがいないせいであるのだとしたら…

…

いつもの降車駅を、乗り過ごした。

 

マップアプリを開いて、あの場所の住所を入れる。

結局、俺は何かに縋り付かなければ生きていけないらしい。

ヘッドホンの電源を落とし、ゆっくりと確実にあの場所へと向かう。

夕暮れはすでに鎮火され、暗い闇へと姿を変えていた。

 

見上げると、そこには何の変哲もないただのマンションがあった。

記憶を頼りにボタンを操作し、インターホンを起動する。

しばらくの沈黙の後、ひとりでにフロントドアが開いた。

ドアから少し歩いてエレベーターに乗り、少しの期待と乗り合わせる。

 

「3階です」

 

エレベーターから降りる。

そして、あの部屋に向かう。

忘れもしない、あの部屋。

…インターホンを、鳴らす。

 

ノイズが走る。

 

カメラ越しに俺の姿を見たのだろう。

少しすると、足音が奥からだんだんと近づいてくる。

 

_ガチャリ。

ドアが開く。

 

「…おかえり。野上くん♡」

いつもの小悪魔のような笑顔で、浦野さんが言った。


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