初投稿です。問題があれば教えてください。
シチュエーション最優先で書いたので甘いところがあると思います。
◆原作無視 キャラ崩壊注意
◆白金会長視点
◆時系列は白金会長が四宮副会長と付き合った後、アメリカに行く前(22巻以降28巻以前)
◆伊井野が石上に振られたif
◆脳を破壊するために書いたので脳破壊に耐性がない方は読まないでください
もうすぐスタンフォードに行くのに後輩逹の仲が悪いままだと忍びないと思った俺と四宮は二人をくっつけることを画策する。
だがそれは失敗に終わった。
時間的余裕のなさによる焦りとようやく四宮と付き合えたことから来た楽観と驕りがあったのだろう。
俺が焚き付けた伊井野が告白し、それを石上が断るという最悪の結果に終わる。
だから俺はその責任を取るために俺にできることならなんでもすると伊井野と約束をする。
そして伊井野に二人きりで話がしたいと生徒会室に呼び出されたが……。
◇◇◇
『本当になんでもいいんですよね』
伊井野がそう言ってタイツとそしてパンツを脱ぎ始めたことに呆気にとられ、俺は気づけば馬乗りにされていた。
「い、伊井野、こんなことはやめてくれ」
「えー、会長が言ったんじゃないですか。俺にできることならなんでもするって」
伊井野が挑発的にスカートの端を持ち上げながら言う。その下を遮るものは当然何もない。
「確かに言ったが……。さすがにこれは違うだろ!?」
どうしてこんなことになったのか分からない。状況の解決のため頭を働かせようとする。だが先手を取った伊井野の動きの方が早い。
「ほら、会長のも出してください」
「お、おい待て」
慌てる俺を尻目に伊井野は俺のズボンのファスナーを下げ、さらにパンツもずらす。
俺の男性器が天井に向けて屹立する。頭が理解する前に俺の体は状況を理解していた。
恥ずかしい。健全な男子学生が同年代の女子に跨がられて反応しないわけないだろ!
「わあ、これが会長の……。大き……大きいんですかこれ?」
伊井野の言葉に少し引っ掛かりを覚える。―――いや、俺のが小さいとかじゃなくて。
だが、俺はすぐに答えた。
「俺も知らないが大きい方だと思うぞ」
前にやったネットの診断では平均以上って出てたし。
「へーそうなんですか」
伊井野が素知らぬ顔で答える。
「……それじゃあ」
伊井野はその秘部に俺の男根をあてがい、そのまま体重をかけて腰を下ろす。
「んっ、痛」
貫くような感覚。あまりにもいきなりの挿入に俺は反応できなかった。
破瓜の証である赤い血が滴る。
俺は真っ青になった。
「初めてなのにこんなことやるなよ!?」
……先程の引っ掛かりはこれか!伊井野の反応が他に男性器を見たことがないようなものだったせいか!
「っ……!初めてだから……やるんですよ。本当に好きな人に『こいつの初めてを奪ったのは俺だ』……なんてマウント取られ続ける恋愛って嫌じゃないですか。そうなるぐらいなら『この人なら大丈夫』って人にあげるのもアリだと思いません?」
「女子ってそういうものなのか!?」
男子と女子の思考の違いの一端を見た気がする。
「さあ?私もよく知りませんけど私みたいな考えの子は他にも居るんじゃないですか?……これで、石上にだって……」
「……」
「……」
気まずい沈黙が流れる。
……そういえばオタクは恋愛相手に強く処女性を求めるなんて話をどこかで聞いた気がするが石上はどうなんだろうか?
「恋人同士ならこういうときどうするんでしょうかね?」
「さあな」
伊井野に対して適当に答える。一般的には愛撫をして互いに気持ちを高めあうものだろう。だがそれを馬鹿正直に言う理由もない。
「会長のこれも少し元気がなくなってますけど」
「下腹部をさするな」
手の感触が体越しに伝わってきて意識しちゃうだろ。
「そうだ。キスとかしてもいいですか?私やったことないですけど絶対好きだと思うんですよね」
伊井野は薄いであろう性経験の中からも持ち前の頭脳でこの状況での正解を推測してみせた。まあ、そのぐらいはな。
だが、キスか……。
「……キスは……駄目だ」
四宮がキスを大事にしているというのは口にされなくてもなんとなく伝わってくる。四宮にとってそれは一種の契約なのだろう。この状況で今更だとは思うが……この一線は絶対に譲れない。
「そうですか……分かりました。会長を困らせるつもりはないので」
「今現在進行形で困ってるからやめてもらえるとありがたいんだが」
「嫌です。それじゃあこういうのはどうでしょう?」
伊井野がこちらに倒れかかってくる。先ほどよりも密着度が上がり、その小柄な身体に比して大きな胸とこちらの胸が接触する。
その行為の最中に緩められた胸元から漂ってくる汗の匂いに一瞬心を奪われたが―――
『私の
―――その耳元から囁かれるウィスパーボイスに思考を完全に破壊された。
「な、なんっ」
「ASMRってやつです。バイノーラル音声ならウチのクラスが去年の文化祭で使いましたが……こういうエッチな音声の方でよく使われてますよね。『それじゃあ今から動きますね』」
これはまずい。囁きが頭の中でリフレインされてしまう。その言葉を意識してしまう。いやが応でも思考が感覚に支配されてしまう。
言葉の合間の小さな呼吸音。四宮よりも大きな胸。四宮よりも体温が高いのか暖かい身体。四宮のものよりも締まりが緩く包み込まれるような膣内。
無意識に脳内で過去の行為と比較してしまう。当然気持ちが通じあっている四宮とのセックスの方が気持ちがいい。だが、それを抜きにした身体の気持ちよさだけなら……
「私の方が四宮先輩より気持ちいいですか?」
「!!」
「やったぁ。初めて四宮先輩に勝てた気がします」
「いや……それは違」
「何が違うんです?」
「あぅっ……」
うねる膣に翻弄される。返答しなければならないのに身体が快感に屈してしまう。
「そういえば……四宮先輩って貞操観念しっかりしてそうですけど、避妊具着けずにセックスしたことってあります?」
「!?」
言われてからようやく気づいた。俺は今、何も着けずに伊井野と繋がっている。四宮とは一度もしたことがないのに……。
「会長の初めて、私が奪っちゃいました」
「お前それ最低だぞ!?」
「えへへ、ごめんなさい」
「こんなの四宮にバレたら……」
「『会長が』バレないようにするんですよ?」
……悔しいがその通りだ。伊井野にとっても四宮との関係は重要だろう。だが、卒業した後、四宮とは関係が薄くなりそうな伊井野とこれからも関係を持ち続けたい俺では重みが違う。
クソ、四宮とは今まで長い間駆け引きをしてきた気がするが、付き合ってすぐにこんな大きな弱みを作ることになるとは……。
「暗い顔しないでください。もう、仕方ないですね。『膣内に出してもいいですよ』」
その声に俺の股間は無条件で反応する。だがわずかに残った理性が必死に反論を組み立てる。
「いやいやいやいや、さすがにそれはまずいって」
「今日は普通の日なので、妊娠する確率は確か14%ぐらいのはず。……多分大丈夫じゃないですか?」
「大丈夫じゃないだろ!?」
こいつ、雰囲気にあてられて理性のブレーキが働いていないのか!?
普段の伊井野からは考えられないほどリスク管理が甘い。
それでも、なんとか説得しなければ。
「わかった。伊井野、確かに確率は低いかもしれない。いや、俺は高いと思っているが。……だが重要なのは確率の高低よりもリスクの大きさだ。想像してみろ伊井野。妊娠したときのことを。きっと大変なことに……」
「……」
「なぜ黙る」
「え?だって会長の子供って絶対かわいいじゃないですか。私、会長のことはそんなに好きじゃないですけど会長の子供は欲しいな~。真面目そうだし賢そうだし、絶対可愛がっちゃいます」
まずい。なんだかよく分からないがまずいことだけは分かる。
「それにほら、会長もうすぐでアメリカ行っちゃうじゃないですか。こんな機会、もう一生無いでしょうし貰えるなら貰っておいた方がお得かなと」
伊井野の動きから迷いが消える。腰を打ちつけるような動きに変わった。
「人をコンビニで売れ残った期間限定商品みたいに扱いやがって……くそ、振りほどけない」
伊井野に強く抱き締められる。
「女の子の方がいいって言ってるんです『我慢しなくてもいいんですよ』」
体から力が抜けていく。俺の力を奪うかのように伊井野の腰の動きが速くなっていく。
『出して』『出して』『出しちゃえ♥』
普段よりもくだけた口調。その言葉の意味も理由も理解する前に―――
「うっ」
「んっ」
―――俺は伊井野の体内で白濁液をぶちまけた。
膣内射精してしまった。
「はあ……はあ」
「ふー」
二人の荒い呼吸だけが生徒会室の中に響き渡る。
「……」
「……」
二人の呼吸が落ち着いた頃、
「ん~……」
伊井野が腰を上げて俺の男性器から体を引き抜く。結合部から垂れる白い液体が先程までの行為が現実であることをこの上なく鮮明に示していた。
「……」
伊井野は恥丘を大切そうに押さえて移動した後、無言のままパンツを履き直す。着替えている最中はこちらからは見えなかったが、恐らくそのパンツには俺が出した液体によるシミが出来ていることだろう。
「あ~気持ちよかった」
着替え終わった伊井野が伸びをしてから声に出した。その声が少し大きかったため、思わず、近くに誰か居ないか確認するため見回してしまう。
「周りには最初から最後まで誰もいませんでしたよ」
「そうか……」
やっと終わった。今はその気持ちでいっぱいだった。心が晴れやかなのもきっとそのせいだ。
「これで約束は終わりです。ありがとうございました。今日のことはお互いにとって『なかったこと』という方が都合がいいですよね。私逹は何もしていない。今日、私は会長に普通に慰めてもらっただけ。そうですね」
先程までの溶けた表情が嘘のように伊井野は普段の仮面を被り直して言った。
「ああ、そうだな」
返答にも力が入らない。夢のようにも思えたが、伊井野はタイツを履き直さなかった。普段は見えない伊井野の素足が視界に入るたび、先程の行為が思い出される。
その思考の反芻を無理やりに振り払い次にやるべきことを考えた。
一刻も早くここから離れる必要がある。だがその前に証拠隠滅をしなくては……。
「それと最後に……」
「?」
「子供ができたときは、四宮先輩にバレない程度でいいので、責任取ってくださいね♥️」