「ああ……っはぁっ……だめっ……」
「そんなこと言いながら、こっちはもうこんなに濡れてるじゃないか」
耳元で囁く男の言葉に、女は羞恥に身をよじった。股の間に差し込まれた男の指によって秘所をまさぐられ、その花弁から出た蜜で男の指を湿らせながら、女は熱い吐息を震わせる。
「あっはああっ……そこっ、だめぇっ…!」
ヴァギナの奥にまで差し込まれた無骨な男の指が、その腹を使って女の膣壁の感触を確かめるように動く。ゆっくりと、奥から入口に向かってひだを擦り、ビリビリと走る快感にわななく肉壷は、快楽の滴りを女の太ももとシーツの上に溢れさせていく。
「気持ちいいんだね。まんこの中がすごくビクビクしてるよ……ほら、俺のも触ってよ」
「あっ……」
女の反応に気をよくした男は、そう言って女の手を自分のペニスへと導いた。手を添えるようにして握らされた肉棒の熱さに、女はビクンッと体を震わせる。
男が手を離しても女は男のイチモツから手を離すことはなく、手のひら全体から伝わってくる熱した鉄棒のような硬さと雌を求めて脈打つ雄の獣欲にゴクリと喉を鳴らす。
男のそれは子供の腕のように太く長く、ぐんとお腹に付きそうなほどにそり返り、黒々とした表皮には太く血管が浮き出て、カリはしっかりとカサを開き、女を悦ばす存在としての威厳をアリアリと放っていた。
「そう……そのままゆっくり扱いて……ああぁ、気持ちいいよ……」
男の言葉に促され、女はその怒張をゆっくりと上下に扱き始める。根元から亀頭の先まで皮をかぶせるような動きでゆっくりと手を動かすと、男はブルリと腰を震わせ熱い吐息を吐いた。男のペニスもまた、待ちわびたように鈴口からじんわりと透明な汁を滲ませる。
「――あっ、やぁっはああ……っ」
女が手淫に夢中になっていると、膣に入っていた男の指がまた動きを再開した。もう一本指を滑り込ませると、二本の指を使ってかき回すように膣内を刺激し始める。先ほどよりも激しくなった指の動きに、膣口からぬっちぬっちと粘着質な水音が辺りに響く。
「ああっ、そんなにっ……擦っちゃ、だ、めっ……んんんっ」
肉壷をかき回し続ける二本の指に甘い声をあげながらも、女は男の剛直をしごく手を止めはせず、むしろその速度を上げていく。カリに指で作った輪をひっかけるようにすべらせ、時折亀頭全体を手のひらで撫であげる。
互いに性器をまさぐりあい、腰を震わせながらその快感に酔いしれる。言葉はなく、熱く漏れる吐息と、愛液とカウパーの粘着質な音があたりに響く。
むわりとむせ返るような性の香りに脳が犯されたようにくらくらとする中、女は手の中の男のモノがビクビクと激しく脈動し始めるのを感じた。竿の下で揺れている陰嚢がゆっくりと持ち上がり、熱い奔流が男根の元からせりあがってきているのを察すると、女はゴクリと喉を鳴らし、さらに刺激を与えようと手の動きを激しくする。
「くっ、はぁ……そろそろイキそうだよ……ほら、君も――」
「あっやっはあぁぁっんっ……! お、くっ、かき回して……っ」
自分の絶頂を感じ取った男が指の動きを激しくし、女はさらに身をよじった。奥の最も熱を持っている部分を指先で引っ掻かれ、あっという間に高みへと上り詰めされる。
自分の意思とは関係なく痙攣し始めた膣と、そこから広がってくる絶頂の波の最中、男の鈴口からカウパーとは違うどろりとした液がにじみ出てくるのを見て――
そこまで読んで鷺沢文香は深いため息をついた。
仕事のオフ日の昼下がり、文香はいつものように誰もいない室内で読書に耽っていた。
……いや『いつもと同じ』というのは語弊があった。
それは、彼女が本を読んでいるのが自室や図書館ではなく、人一人いない事務所の彼女のプロデューサーの椅子に座ってという事。彼女が読んでいる本が何度も読み返した官能小説であるという事。そして――
「んんっ……」
彼女のゆったりとしたロングスカートの前を大きく盛り上げている、本来女性にはついているはずのないモノ――男性器の存在であった。
彼女の股間にテントを張っているそのイチモツは、スカートの上からでも男のそれとはくらべものにならないくらい大きく、太い。グンと天を仰いだその怒張は、本を持つ彼女の手に触れそうなほどになっている。
彼女にそんなものが付いているのには理由があった。
以前一ノ瀬志希が実験と称して飲ませた薬で、プロダクションのアイドル達の中にこうして男性器が生えてしまった者達がいた。その騒動自体は志希が薬を解毒する薬を作った事によって収束した……はずだったのだが、その時味わった男性器の快楽を忘れられず、そのまま男性器を付けたまま生活している者や――文香のように時折こうして生やしては情事に耽る者が後を絶たないのだった。
彼女が官能小説のページをめくりその世界へと没入していくほどに、彼女の怒張はビクビクと反応し、文章から伝わる性の情緒はムズムズと太ももを無意識に擦り合わさせる。
自室であるならば、このままスカートをめくり、くっきりとペニスの形に伸びきった下着ごと肉棒をしごき、小説の登場人物達と快楽の共有をしながら精を放っているのだが、今日の文香はその欲求に抗いながら、一枚また一枚とページをめくっていく。
内容をほとんど覚えてしまっている小説であったが、だからこそ一文一文読み上げるごとにその光景が鮮明に頭の中でイメージされ、文香は熱の籠った息を吐いた。興奮の熱は、怒張へとさらに血を送り込み、じんわりと我慢汁を滲ませる。
そうした本への没入とは別に、彼女には期待している瞬間があった。こうしてわざわざ事務所で、しかもプロデューサーの椅子に座って官能小説を読みふけっているのも、それを心待ちにしていたからであった。
本の中では、先ほどまでペッティングしあっていた男と女が、まるで獣のように交わりあっている。男のそり返った肉竿が女の膣をかき分け子宮を叩く度、女は甲高い悲鳴にも似た嬌声をあげ体をのけ反らせる。肉と肉がぶつかり合う音が響き、男の腰が女の尻たぶに力強くぶつかると、女の胸が大きく揺れる……。
女の痴態に己の姿を映しながら、文香は自分の下腹部からこみあげてくるものに限界が近い事を感じていると、カチャリと事務所のドアに手のかかる音がした。
ドクンッと心臓とペニスが跳ねる。が、それを表に出すことなく彼女は平静を装いまたページをめくる。
ドアの開く音がした後、その闖入者は一瞬足を止める。文香が己の猛りを隠すことなく本を読みふけっているのに呆れたのか、小さくため息をつくのが聞こえた。
静かにドアを閉める音、そしてカチャリと鍵が掛けられるが聞こえるが、それをかき消すほどに早鐘を打つ自分の心臓を気取られぬようにしながら、文香はその瞬間を今か今かと待ちわびながらページをめくる。緊張と興奮に満たされた頭の中に小説の痴情の入る隙間はなく、ただただ流れてどこかへ行ってしまう。
コツコツ、と革靴が床を叩く音が近づいてくると、心臓だけでなく怒張もまた待ちわびた瞬間を喜ぶようにビクビクと首を振り、下半身からはスカートの布がすり合う音が聞こえてくる。そして――
「――文香」
「っ! おおお”っほおおっ!」
名を呼ばれると同時にギュッと剛直を握られ、文香は太い声をあげながらグンッと身をのけ反らせた。本から顔をあげ、快感の走った方を見れば、彼女のプロデューサーが呆れたような表情をしながら、しっかりと彼女の肉棒をスカートの上から握っていた。
「ぷ、プロデューサーさん……帰って……きてたんですっ、ね……」
「帰ってたんですね、じゃないだろ? こんなにチンポ勃起させて待っててさ」
「んんお゛っほおお゛っ……そ、それはぁ……っ」
呆れた言葉と共に、ゆっくりと動き出した彼の手に、文香はガクガクと腰を震わせた。閉じていた足もだらしなく投げ出し、ガバッと足を開いた姿勢になって、プロデューサー――Pの手淫を受ける。
「おかしいと思ったんだよな、今日は事務所に誰もいないって言っておいたのに来てほしいなんて」
「ふうう゛っう゛っあっはぁっ……ぷ、プロデューサー……さんっ……すごっ……」
小説で焦らされていたのか、はたまた手淫の相手が彼だからなのか、スカートと下着越しだというのに、その刺激は普段のオナニーとはくらべものにならないもので、文香は体をピンとのけ反らせ、だらしなく開いた口からは涎をその端正な顔へと伝わせる。
「ほんとさ、あの事件から文香はスケベになったよな……こんな風に男を誘っちゃってさ。しかも、こんなでっかいチンポまで付けて……ほら、スカートに染みが出来てきた」
彼の言葉の通り、怒張の先端が押し付けられている部分にじんわりとシミが広がり始めていた。彼がそのシミの中心を指でぐりぐりと押すと、ビリリと電流が体を駆け抜けていき、文香は大きく声をあげて体を跳ねさせた。
「にしてもホントデカいよなぁ……ちょっと自信無くしそうだ……」
「んん゛っああ゛っ、ぷ、プロデューサーさんの、も……お゛っおお゛っ……立派だと……思いますよ?」
「…………」
「ああ゛っ!? もっとっ……はげしっ……いい゛っいいんん゛っ!」
無言で速くなった彼の手に、文香はギュッと目をつむった。快感に打ち震える手から滑り落ちた小説が、パサリと音をたてて床に落ちる。
「んんお゛っほおお゛っ、プロっ、デュ……はああ゛ああ゛っ!」
「タマまでデカいな、しかもすごいパンパンじゃないか」
ゾクゾクと迫ってくる絶頂の影に、少し手を緩めてくれるように抗議しようとしたところで、スカートの中のタマへと手をのばされ、文香はブルンと竿を大きくしならせた。
ソフトボール並にあるその二つの巨玉を、Pは片手でずっしりと持ち上げるように掴むと、精子を作るのを手助けするようにもみほぐしてくる。玉がコリコリと転がされる、竿とはまた違う甘美な感触は迫ってくる絶頂をさらに加速させる。
「あっあ゛あ゛っ! ぷ、プロデュ……イ、イグッ……あ゛っあああ゛っ」
「タマがギュッと持ち上がってきてるぞ……チンポもビクビクしてきて、射精したくてしょうがないって感じだな」
「は、はいぃぃ……も、もうで、ちゃいますうぅう゛っうう゛」
体を駆け巡る射精の衝動に、目に涙をためて文香はPを見る。ぐつぐつと怒張の根元で沸き立つ情動は、今にも竿を走り抜けたくてうずうずしている。
いつも自分で扱くときよりもずっと早い絶頂の訪れは、この場所が事務所だからだろうか。それとも官能小説に中てられたからだろうか。はたまた……剛直を握るのが彼の手だからだろうか。
そんなPは、少し考えるような顔をした後、まぁこのまま出させればいいかと呟き、しごく手の動きを根元から搾り上げるようなモノへと変えた。
「ほらほら、たっぷり出していいんだぞ?」
「う゛っうううう゛っ、い、イグッ……イグッイグイグッううう゛っ、あ゛―――ッ!」
彼の声と手の動きに促されるように尿道を駆け上って来た絶頂に、文香はひと際大きな声をあげながら、腰を突き上げるようにして体を反らし――
「あ゛っあああ゛っおお゛おお゛っほおおおおおお゛お゛お゛~~~~!!」
その獣欲を鈴口から解き放った。
Pの手の中で転がされる睾丸はギュゥと縮こまりながら中の精を竿へ竿へと送り出し、歓喜に脈打つ肉棒はしっかりと握る彼の手にその猛りのほどを見せつけながら、ドクドクと白濁を伸びきった下着へと撃ちつける。
「ほおおお゛っおおお゛っおおお゛っ」
普段の繊細な声からは想像できぬ、雄たけびのような声をあげながら、文香は体を駆け抜けていく射精の悦びに酔いしれていた。止まらぬ精液の濁流は下着を汚し、亀頭を中心にまるで水に浸したかのようにスカートの色を変えていく。それでも収まらぬ残滓の雨は、ボトボトと床にこぼれ落ちゼリー状の水たまりを広げている。
「おー、すごいな文香……けど、まだ出るだろ? ほら、ほらっ」
「んんほおお゛お゛お゛! だ、だめっ……まだっ、いっでっ…る゛ぅぅっんん」
涎も鼻水も垂れ流しながら快感に溺れる彼女が面白かったのか、Pはそう言いながらいまだに射精を続けるペニスをごしごしと扱きたてる。敏感な肉竿を荒っぽく布で擦りあげられ、その電撃のような刺激に腰をガクガクと振りたくる。
「ううう゛ぁぁぁあああ゛っあ゛っあ゛っあああああ゛ッ!!」
性器からせりあがって来たビリビリとした快楽に、文香はドクンッとまた心臓が脈打ち、精巣から精液を絞りださせるのを感じた。
射精中にまた射精する、という矛盾のようなその性の奔流は、先に迸る白濁の激流を下から押し上げ、彼女の足元へ降る粘汁の雨をさらに濃い物にしていく。
その間も、Pの手は広がるシミで汚れる事もお構いなしに肉竿を扱き続け、もう一方の手はタマをより激しく、それでいて丁寧にもみあげ彼女の射精をより長く、より気持ちの良い物へとしようと動き続ける。
男性器の下では、愛液ドロドロになったヴァギナが触れられぬ悲しみにワナワナとその身を震わせながら、時折おまけのような小さな絶頂をしてはプシプシと潮を吹いている。
「ああ゛――ぁぁ゛……あ゛っああ……ぁはぁぁぁ……」
……どれほどそうしていたのか、スカートの前面の色がほぼ変色しきったところで、ようやくPはその手を止めた。刺激されなくなっても、文香の怒張はしばらくビュルビュルと精を吐き出し続けていたが、次第にその勢いも弱まっていき、それに合わせるようにしてもたげた首を垂れさせ始める。スカートからはむわりと牡の香りが立ち昇り、文香に己の感じた快感の大きさを感じさせた。
椅子にぐったりと身を預けた文香は、怒涛の絶頂から解放された余韻に浸っていた。
顔は汗と涙、鼻水に涎とあらゆる体液でぐちゃぐちゃになり、普段の物静かな表情をかなぐりすてた淫靡な表情で荒い呼吸を繰り返していた。服の中も汗でドロドロに蒸れ、責められなかった胸の先端では痛いほどに乳首が勃起してブラジャーを押し上げている。
だらしなくがに股に開かれた足の間からは、ドロドロと白濁汁の滝が床へと流れ、ベチャベチャと水たまりを広げていた。
「すっきりしたか、文香?」
ぐったりとした竿から手を離したPが彼女の顔を覗き込んで聞いてきた。文香は、度重なる絶頂で真っ白になった頭のまま、ぎこちなく首を縦に振った。
「そいつは良かった……それじゃあ、次は俺の番だな」
その言葉は、霞みがかった頭の中にハッキリと響いた。力の入らない首をなんとか動かして彼の方を見ると、Pは自分のスラックスの股間部分に手を当てていた。
ジィィ……とジッパーの降りる独特な音がした後、開いたジッパーの隙間からブルンとそれは外へ顔を出した。
「こんなドスケベな文香を見せられたんだ、俺のチンポもこんなにギンギンになっちゃってるんだ」
「あ……っ」
そうして見せつけられた彼の怒張に、文香はゴクリと生唾を飲んだ。
グンとそり返るその肉棒は、文香のモノ程ではないが平均的な男性のそれよりもはるかに大きく、開いた肉厚な傘はテラテラと我慢汁に濡れ艶めかしい輝きを放っている。
彼は、無言で文香の手を取ると、そのままその剛直へと導いた。
しっかりと握らされた彼の獣欲の証は、彼女を犯したいと主張するように、文香の手の中でビクビク暴れている。
「……仮眠室へいこうか」
静かにそう言った彼に、文香は自分の中の雌が駆り立てるままに頷いた。
スカートの中ではペニスがまた首をもたげ始め、テントを押し上げるその下では、彼女の雌がゴボリと白濁った汁を溢れさせ、奥へと続く花弁をゆっくりと開くのだった。
* * * * *
彼の肉棒を触りながら連れ込まれた仮眠室で、文香は生まれたままの姿にされ、そのままベッドへと押し倒された。彼女を四つん這いにさせたPは、しっとり蒸れた牝の匂いを振り撒く花弁へと、はち切れんばかりに膨らんだ肉棒を差し込んだ。
「――ああ゛っあっはああっ、ああやっんん゛っぐ――ああっ!」
シーツを握りしめながら、文香は下腹部を襲う圧迫感と快感に喘ぎ声をあげる。前戯する必要すらないほど濡れそぼった彼女の花弁はすんなりと彼のペニスを奥まで咥えこみ、待ちわびたその獣熱に肉ひだをざわつかせる。
彼女のペニスも、打ち込まれた鉄杭に負けぬほどの硬さを取り戻し、彼女の腹の下でビクビクと喜びの舞を舞っている。垂れ下がった精液袋には、彼のそれがむっちりと重なり、彼もまた自分に負けないくらいに精子をそこに溜めこんでいる事を文香へと知らさせた。
悦びにわななく彼女の肉の食感を堪能するようにPは大きくため息を吐くと、彼女の尻たぶに添えた手にグッと力を込めるのが分かった。
――来る。
「う゛っああっ……ああっぐっ! んん゛っお゛っ、ほおお゛っい、いきなり……は、げしいい゛んん゛ッ!」
「当たり前っだろっ……あんな姿見せられて、こっちはもう我慢の限界だったんだからっなっ」
いつものように膣肉をほぐす動きではなく、竿を限界まで引き抜き、バチュンと接合部から飛沫が上がるほどの勢いで奥へと叩きつける。まるで膣を使ってマスかくような激しいピストンを始めたPの怒張に、文香は目を白黒させて声をあげる。だが、Pはきく耳持たずに激しく腰を文香の形のいい尻たぶへと打ちつけ、彼女の蜜壷と快楽を貪っていく。
「おお゛っほおお゛っ、こ、こんなっ、激しいのっ……すぐにっ、いちゃいます……う゛っあああっはああ゛っ、ああっ」
肉ひだを押しのけ突き入れられる彼の肉竿は、押し込まれたときはひだと共に最奥に座る子宮口をゴンゴンとノックし、引き抜かれるときはその高いカリでひだをゴリゴリと削るように引っ掻いていく。
ひたすらに自分が快感を得るためだけの荒々しいピストンだったが、その怒涛の勢いは一度射精の快感に浸った文香の体には十分な刺激で、玉のような汗をかきながら、彼女は彼に楔のように打ち込まれる快感にただただ甘い声をあげさせられる事になった。
シーツを握る両腕の間では、普段ゆったりとした衣類に隠れていた大きなバストがブルブルと揺れ、痛いくらいにしこり切った乳首をシーツに擦れさせ、びりびりと静電気のような気持ちよさを彼女へと流し込んでいる。
「チンポもすっかり元気になってるな、マンコ突くたびにペチペチお腹にぶつかってるじゃないか」
「やっ……言わないで……くださいっ……」
彼の言葉の通り、下腹部でいきり立っていた彼女の獣欲は、腰と腰のぶつかり合う激しい肉音に合わせ、文香の下腹部へ膨らんだ亀頭をぶつけている。まるで自分の事を忘れるな、と言わんばかりの彼女のペニスを、Pは尻たぶから離した手で握りしめた。
「あっはあああああっ……!!」
再び訪れた男性器からの刺激に、文香がひときわ大きな声をあげた。触れられた瞬間に走った電流は、彼女の肉棒をわななかせた後、止まらぬピストンを受け止める蜜壷へと駆け抜け、その肉壁を大きくうねらせた。
「ぐううぅ……締まって来たぞ、文香のマンコ……ッ」
お返しとばかりにPの剛直をぬめりと締めあげた文香の膣に、Pの怒張がブルルと悦ぶ。その鈴口から我慢できなかった汁がドロリと漏れ出したのを感じながらも、文香の意識はゆっくりと動き始めたペニスを握るPの手へ向かい始めていた。
先ほど自分で出したものでドロドロになった彼女の怒張は、にちゃにちゃと淫靡な水音を奏でる楽器のようにPの手で弄ばれている。
潤滑油を得たことで、先ほどよりも狭められた指の輪が、カリを引っかけながら竿を上下する感触に、カクカクと腰を震わせれば、その揺れに合わせてPがピストンで膣を責め立てる。
「お゛っおおお゛っん、あ゛っおおあ゛っはああ゛っ」
「気持ちいいか、文香?」
「はあ゛っいいっ……ぎ、ぎもち……気持ちいいい゛ぃぃんんああ゛」
二つの性器を同時に責め立てられ、文香は快感にしびれた喉からガラガラとした声をあげた。喋ろうとすればその声が嬌声へと変わってしまうほどの刺激に、シーツへぐしゃぐちゃになった顔を押し付けるようにして耐えていると、不意にずしっと背に重さがよりかかってきた。伏せて尻を突き出すような姿勢になった彼女は、背にいつも自分を抱きしめてくれる彼の熱をかんじ――そして、
「っ! ふああああっはあああっ」
急に乳首をつねりあげられ、文香は押し付けていた顔をあげた。
彼女の背に負ぶさるように身を寄せたPは、彼女のペニスをしごく手とは反対の手で、器用に彼女の両乳首をつまみあげ、指の間ですり潰すようにしてこねくり回す。
「ああ゛っはあああ゛っ、ら、らめ゛っですっ、そんなああ゛っああああ゛っ」
「何がダメなんだ? そんなに気持ちよさそうな顔しているのに」
三点責めに、バチバチと頭の中で何かが弾ける位の快感が走る中、耳元で聞こえるPの言葉がそれにさらに拍車をかけてくる。
荒々しかった彼のペニスのピストンは、体勢を変えた事で、深い所を短く行き来する物となり、膣壁を押し広げる感触が大きくなってきた。
「それじゃあ……そろそろ一発、出させてもらおうか、なっ……!」
「あああっああ゛っあああっ!!」
彼の宣言通り、押し広げる亀頭に熱がドンドンと集まってきている。文香のペニスもまた、その瞬間に向けグツグツと煮えたぎる白濁をその根元へと溜め始めていた。
「あああ゛っああああっぎっああっはあああ゛おおお゛っ、Pっ、Pさぁん! わ、わたっしもっ……お”っ、イグッ……」
ヌコヌコと子宮に狙いを定め種付けの姿勢に入った彼のピストンと共に、文香の体も絶頂へと上り詰めていく。
耳元で聞こえる彼の荒々しい息の音が、何度も何度も注ぎ込まれた彼の愛情の証を思い出させ、彼女の子宮へそれを受け入れるために口を開くように命じさせる。
「ふっ――――ううう゛っおおお゛っ」
一瞬、Pが大きくペニスを膣口限界まで引き抜き――重力と共に腰を振り下ろし、最奥へ限界まで膨れ上がった亀頭を叩きつけた。
「あっ――あああああ゛っおおおおお゛っいいぎいっ、イグゥゥウゥウ゛ウウウ゛!!」
ゴリッと打ち込まれたその一撃に、文香は自分の中で何かが弾けるのを感じ、今日一番の雄たけびをあげ、ペニスから精液を迸らせた。ぶりゅりゅと音まで聞こえてきそうなその射精の勢いはシーツへぶち当たれば飛沫が上がるほどで、その濃厚な白濁の粘質の中に、まるで自分の体の中まで解けてしまっているかのような感覚さえ文香は覚えた。
牡の絶頂を文香が感じる中、彼女の牝へ打ち込まれたPの獣欲はブルリと震え――
――好きだ――
その言葉は、ドロドロな快感の中でもハッキリと文香の耳へと届いた。
愛しい、彼の言葉。その言葉と共に雪崩れ込んできた彼の熱の奔流に、文香は牝の絶頂を迎えさせられた。
「あああ゛ああー……あああっああ゛っあああ゛っ……」
自分を掻き抱くように腕を回したPの熱さを感じながら、文香は声も上げられないほどに深い深い絶頂の波にその身を預け、いまだコッテリとしたザーメンを吐き出すペニスをそのままに、ぐったりと意識を手放したのだった。
* * * * *
……彼の腕の中で目を覚ました時、後の事を彼女は余り覚えてはいなかった。
彼のペニスの一突きによって目覚めさせられた後、ただただ互いを貪り有った事だけは、体の倦怠感とじっとりと濡れたシーツが証明していた。
目の前にはスヤスヤと眠るPの顔が有り、彼の腕はしっかりと自分の背中に回されている。先ほどまで獣のように求めあっていただろうに、その寝顔はとても穏やかで、思わず文香は笑みをこぼした。
「……ふみ、か……」
不意に自分の名前を呼ばれ、文香はドキリと心臓を跳ねさせた。
「寝言……ですか」
小さく自分の名前を呼んだあと、また寝息を立て始めたPに、文香は夢の中では自分を見てくれていると、内心喜んだ。
……彼と関係を持っているアイドルは自分だけではない。あの事件よりも後、彼と関係を持ったアイドルはこの事務所の大半を占める。事情の最中、彼は自分の事を好きだと言ってくれた、その言葉に偽りはないだろう。だが、その「好き」は自分にだけ向けられたものではない。
アイドルとプロデューサーという、本来結ばれるべきではない関係であったが、それでも彼は文香をはじめとしたアイドル達、その気持ちに応えたいと言ってくれた。その想いからくる言葉なのだ。
……独り占めしたいと思う事もある。けれど、それをしてしまえば悲しむ者が出てくるだろう。友人の悲しむ顔を見たくはない。
なによりも、そんな事をすれば彼の笑顔を奪う結果になるだろう。
「今は……このままで……」
そっとPの頬に触れる。
爛れた関係だが、今はそれでも良いのだ。
自分がPの事を愛し、彼もまたそれに応えてくれる。それで。
「Pさん……」
彼の名前を呼ぶと、それに応えるように彼の腕に力が入り、一層彼と密着する。触れる場所から伝わる、彼の温かさを感じながら、文香はまた静かに目を閉じた。
……その後、目覚めた文香はPのイチモツがまた首をもたげているのを見つけ、口で奉仕して彼を目覚めさせると、そのままシャワールームで事情へと誘うのだった。
「……好きという感情と……その……気持ち良い事をしたいという感情は、その……別腹、という事で……ああっイックゥゥ……!」