「97……98……99……100!」
ビシッと脚を伸ばし、大和亜季はスクワットを終えた。
彼女は一つ大きく汗をつくと、肩にかけたタオルでグイと汗を拭った。足元にはしたたり落ちた汗が小さな水たまりをつくり、上気した肌からはむわりと芳香が香るほどだ。
「大和、気合いが入っているな」
そんな彼女の様子をみて、トレーナーの青木麗が感心する。そんな麗に亜季はビッと敬礼をすると
「ハイっ、この後『特別訓練』を行おうと思いるのであります!」
「なるほど、待ちきれないといったわけか」
意気揚々とした亜季の様子に、麗はニンマリと笑うと、手にしたドリンクを差し出した。
「なら、このドリンクを飲んでおくといい。私特製の『特別』ドリンクだ」
「は、はっ! いただきます!」
一瞬躊躇ったが、亜季は麗からドリンクを受け取り、口をつける。
――ビクンッ、と顔を引きつらせるが、渋い表情のまま一気に中身を吸い上げていく。
「――っはぁ。ご、ご馳走様です!」
ズズズッと一気にボトル一本を飲み干すと、亜季は大きく息をついた。そんな彼女の表情をみて、麗は味はまだ調整しないといけなさそうだな、と苦笑する。
「まぁ、効果は保証する、しっかりと『特訓』してくるといい」
「はっ、ありがとうございます!」
そう言ってレッスン場を出ていく麗を、ビシッと敬礼して見送った亜季は、早速ロッカールームへと足を向けた。
そうして手をかけたのは、自分の着替えが入っているロッカーではなく、ロッカールームの一番端、『故障中』と張り紙のされたロッカー。開けばからっぽの狭い空間が広がる。
亜季はロッカーの奥の壁に手を当てると、上から下に向かってスッと滑らせる。すると、途中で何か引っかかるような感触があり、彼女は手を止めた。
そして、その部分をグッと手のひらで押す。
――ガコン、と何かが押された音がした後、奥の壁がスライドして開いていく。現れた通路へと、荷物置きを潜って亜季は入っていく。
薄明りだけの狭い通路の先は下り階段になっており、亜季は徐々に足の速度をあげながら下っていく。
やがて、開けた通路に出ると、亜季は周りを見回す。通路には無数の扉が並んでおり、丸い窓から中が見えるようになっている。
ちょうど誰もいない部屋を見つけた亜季は、勢いよく扉を開けて中に飛び込むと、後ろ手に閉め、大きく息をついた。
バクバクと脈打つ心臓は、トレーニングの後だからでも、階段を降りてきたからでもない。この部屋に入るたび、いつも亜季の心臓は期待に脈打つのだった。
部屋の中は実にシンプルな出来になっており、部屋の端にベッドと戸棚が一つ、シャワールームへの扉が一つ。そして――おそらく誰かが用意してくれていたのだろう――『装置』が部屋の真ん中に置かれていた。
「よしっ――目標は百回……今日こそは負けないですよ」
グッと気合いを入れて、亜季は自分の下半身へと目線を向けた。
黒いスパッツの中心、股間の部分がグンッと膨れ上がり、ビクビクと心音に合わせて脈打っている。
勃起した自分の男性器をスパッツの上から撫でると、亜季は甘い吐息を吐いた。
以前一ノ瀬志希が実験と称して飲ませた薬で、プロダクションのアイドル達の中にこうして男性器が生えてしまった者達がいた。
生えてしまった事によってか、性欲旺盛になった者たちもおり、ここはそうした者たちが己の欲望を発散させる施設の一つなのだ。
亜季もまたその一人で、時折抑えきれなくなった自分の性欲をこうして発散させに来ている。……もっとも、当人はただ発散させるだけではなく、それに耐えうる精神力と体力を養うではいるらしく、あくまで『特訓』としてここにきているが。
破れんばかりに伸び切ったスパッツを一気に脱ぎ捨てると、ブルンッと彼女の男槍が天を穿った。
太さはそれほどありはしないが、長さは20センチを軽く超え、剥け切った先端はカリ高で先が少し細くなっている。ピクピクと脈打つたびにヘソあたりを叩くそれの下には、スパッツの窮屈さから解放された睾丸がぶらぶらと自由に揺れていた。
「おお……これは、なかなか……」
グンと反り返った自分の物をしごきながら、亜季は麗のドリンクの効果のすごさを実感する。
普段よりも固く、大きく、そして敏感になったペニスにゴクリと喉が鳴る。
手淫の甘い刺激で漏れ出した透明な蜜が、生臭いような雄の香りをあたりへと漂わせる。
「――ハッ、いけないいけない。これは特訓なんだから……」
そう言いながらも、肉棒をしごく手を止めず、彼女は部屋の中心に設置された装置の前にたった。
装置、などと言ってもそれは実にシンプルだった。台座から伸びた棒の先に、丸く穴の開いたオナホールがついているという代物で、穴を覗けば向こう側が見える貫通型のものだ。穴の中はローションがにじみ出る仕組みになっており、テラテラとした艶めかしい光沢を放っている。
ドクンドクンと高鳴る胸と肉棒を抑えながら、亜季は足を開き、少し腰を落とす所謂がに股になる。
下品な姿勢だが、これも特訓の一環であり、なによりもこの姿勢にならなければ穴へと挿入できない。
そそり立ったブツの先端を、人工の膣の入り口にピトリと口づける。ぬめりで誘惑するその淫口に、これから先の快楽を想像し、ブルリと身震いする。
「いくであります――っ」
興奮を抑えきれぬように唇に舌を這わせると、亜季は両手を頭の後ろで組む。そして、腰を突き出し一気にオナホールへとペニスを突き込んだ。
「おっ、おおおおっほおぉ~~!」
亀頭を出迎えた肉厚なひだの群れが、敏感な部分を削るかのように撫で上げていき、亜季は快楽の雄たけびをあげた。
肉ひだの波を超えた後は大小様々な突起が肉棒にコリコリとした新たな刺激を与えていく。
剛直に伝わってくる二つの異なる刺激に腰を震わしながら、亜季はさらに腰を突き込み、ずるんとホールの反対側から自らのペニスを飛び出させた。
「ふぅぅ、おっ……はぁ~……こ、これはキクであります、な……っ」
ローションでぬらぬらとした光沢を放ちながら脈打つ己の肉棒に、亜季は深いため息を漏らした。
肉壷の中に残る竿からくる刺激に、このままがむしゃらに腰を振り、その獣欲を吐き出してしまいたい衝動に駆られる。
しかし、今日の自分はここに特訓に来たのだ。そう心中で言い聞かせると、亜季は呼吸を整えていく。
そうしている間もいきり立った股間は硬度を落とすことなく、亜季の額にもじっとりと汗が滲んできた。
「いっ……ち! にっ……! さ……あ゛っ」
そうして、亜季はゆるゆると腰を前後に振り始める。とはいえ、その前後運動は及び腰で、彼女の長物の竿部分をしごくだけで、カリ首から先は抜け出た向こう側で、自分も触ってくれとカウパーの涙を垂れ流しながらひくついている。
「な……なっ……は、ち……きゅう……」
竿をうねりながら包む快楽にに耐えながら数を数えていた彼女だったが、9まで数えたところで動きを止めた。
「ふぅー……ふぅー……」
荒い息の彼女が見つめるのは、先走り汁を滴らせ膨れ上がる己の肉兜があった。
ゴクリ、と彼女は生唾を飲む。自分の一物を包む肉壁の快楽を刷り込まれた体は、亀頭も慰めろとまくしたててくる。
「こ、こんなに引けた腰では、と、特訓にならないでありますな~……」
誰にするわけでもなく、そんな言い訳がましい言葉を宙に向けて苦笑すると、彼女はふーと息をついた。
そして、真剣な顔になって自分のペニスを見つめた。その瞳には隠しきれない期待と情欲がギラギラと燃えている。
「――じゅう!」
そして、彼女は先ほどよりも大きく腰を引いた。ぞるるっと竿が肉ひだを滑り抜け、そしてカリ首が反対側の肉穴口に引っかかり、ぬぽんと言う音と共に飲み込まれた。
「ほぉお゛お゛っ! おぅお゛っ」
待ってましたと言わんばかりに、肉壁に生えた突起からの甘美な刺激を貪る肉傘に、たまらず彼女は身をのけ反らせた。がに股に開いた太ももの肉がプルプルと震えるほどの快感は、ギュンギュンとぶら下がる陰嚢を責め立て精を吐き出す準備をさせていく。
「ま、まだまだ……ッ」
せりあがってくる性の濁流に脂汗をにじませながら亜季はグッと腹筋に力を入れた。
まだたったの十回。それも、まだ腰を完全に引ききってはいないのだ。
「じゅう……い゛っ……いちっ。じゅ……おひっ……にっ……。あ゛っ……ざっんっ」
意を決し、再び彼女は前後運動を再開した。先ほどよりも途切れ途切れになった彼女の声に、肉洞へと亀頭が呑み込まれていくにゅこにゅこという音が伴奏のように重なっていく。
肉門への侵入を許された肉兜は、今度は喜びの涙を流すように、顔を覗かせるたびにびゅくびゅくと鈴口から先走り汁をまき散らす。
「にじゅう……んひぃあっ、あ゛っ、よん……」
口端から涎が垂れ落ちるのにも構わず、亜季は熱の籠った目でその様を見つめ数を数えていく。額にはスクワット以上の汗が玉のように滲んでいるが、それを拭う暇さえ惜しんで彼女は腰を振るう。
汗が滲み、しみのない所の方が少なくなってきたタンクトップごしでも分かるほどに痛く勃起した乳首が、腰の動きに合わせてブルブルと上下する。
その小さな擦れる感覚でさえ、今の亜季には理性のタガを外すテコになっていた。
「お゛はぁあぁ……もう少し……もう少し、腰を、引かないと……」
欲棒からの絶え間ない快感と、それに耐え腰を振り続けてきた疲れから霞がかった頭で、ぼんやりと亜季はそう口にする。
それが特訓への自身の執念からか、はたまたさらに快楽を求める肉欲からくるものなのか分からないままに、亜季はお尻を突き出すように腰を引いた。
「いっ……ひっあっ…こ、これすごっ」
柔突の海にもまれていた肉傘が、その海域を抜けて今度は肉ひだの絨毯を這う感触に、亜季は声を裏返らせた。
つぶつぶとぶつかってくる触感から、ザラザラと引っ掻いてくる感触へと変わった刺激に、肉棒は貪欲に食らいついてさらにその身を硬くする。
「はぁー……はぁー……」
肉ひだの層へと抜けきり、くの字に体を曲げて彼女は動きを止めた。
剛直へと降りかかった新たな快楽は、容赦なく彼女から理性を奪っており、彼女の頭の中にはこれが『特訓』である事を占める割合はほとんどなくなってきていた。
「あ、あと……あとまだ70回……」
それでも、その残った部分をかき集めながら、彼女は砕けそうな腰に力を入れた。痙攣するように脈打つ肉竿の下では、ぱんぱんに膨れ上がった精嚢が持ち上がり、発射の時を今か今かと待ち構えている。
「ゆ、ゆっくりだとダメ……一気に……っ」
快楽を感じる暇なく抜けてしまえば大丈夫……白みがかった頭の出したその答えのままに、彼女は引いていた腰をグンッと固定された肉膣へと叩きつけた。
「っ!? ほお゛ぉぉお、い、イグッイグゥぁあああああっ!」
その判断がいけなかった。
ザラザラとした刺激からツブツブとした刺激への変化、二種の快楽の波を立て続けに浴びせつけられたペニスの堤防はあっけなく決壊し、亜季の意思とは関係なく鈴口から熱い白濁流を放出した。
「イヒィ! で、出るっ……精子ビュルビュル出てくぅっ!」
つま先から頭頂まで走り抜けていく射精の快感に、亜季はぐんとエビぞりになって体を痙攣させる。
グンッと萎縮するように持ち上がりながら震える陰嚢は、溜まりに溜まった情欲の証をギュンギュンと送り出し、ホールで絞り出すようにカクカクと振られる腰に合わせ、白濁の放物線を宙へと描いていく。
盛大に飛び出した一発目の後も、喜びに震える亀頭から吐き出された精液は、コッテリとした音を立てて床に白線を引く。
「イイッ、チンポッ! すごっ! おひぃっ! こんなのガマンできないッ」
堪えていた物が鈴口を飛び出す精液の勢いが弱まり始めているが、堰を切ってしまった亜季の獣欲は止まることなく、すでに特訓である事も忘れがむしゃらに腰を振り始めた。
「ああぁ、お゛ほぉっ! このオナホ気持ちよすぎっぃぃぃ!」
がに股のまま、腰を激しくグラインドさせ、グッポグッポとオナホールを犯しながら亜季は歓喜の雄たけびをあげてよがり狂う。
一度は精を吐き出した彼女のペニスだったが、特訓前に飲んだ麗の『特別』ドリンクのおかげで萎えるどころかさらにその硬度と感度を増し、彼女の脳髄へと快感を送り込む作業に徹している。
「んほぉ! へぇぇぇ、あっ。 こ、腰が止まらないぃ、で、あり、まあぅすぅ!」
カウパーを迸らせ震える亀頭の先から、精を作り出している睾丸の揺れる根元まで、ペニス全体を膣穴にくぐらせ洗うかのように腰を動かす。犬のように舌をだらりと出し、盛りがついたように腰を振りたくる彼女は、先ほどスクワットをやっていたときよりも汗の飛沫を飛び散らせながら行為に没頭していく。
むせ返るほどたちこめる、自分の汗の匂い。床に飛び散る獣欲の粘液から香る、雄の芳香と絡み合ったそれは、鼻孔から亜季の脳へとしみこんでいき、さらに肉棒へと血が集まっていく。
「……お゛ッ、また出るッ。ぐるっ、チンポ汁出るッ、あああっあ゛っ」
ブルリっと体を走った絶頂の兆しに、亜季は歓声をあげ、身をのけ反らせた。
本来女性の体にはついていない、肉欲の塊に酔いしれ、下品な言葉と姿で腰を振るうその姿からは、普段の軍人めいた口調で明るくふるまうアイドルの姿を想像できる者はいないだろう。
「おっおっおっおっおごっ、でるぅ!」
ばちゅん、と最後陰茎を深く突き込んだところで、亜季はまたその獣欲を迸らせた。
「ひぃいっ、出る、チンポ汁すごいでるぅ! 特訓なの、に゛っ。気持ちよさに負けて、ズコズコ止まらないあああっ」
白濁で床を染め上げながらも、亜季は腰の動きを止めるどころかさらに加速させ、脈打つ陰嚢の中身をさらに外へと放出させていく。
「おへぇ!? だ、出してるのにイグゥ、また追加のザーメンでるぅ!」
イキ続ける肉棒への刺激が限界に達したのか、先ほどよりもはるかに大きい絶頂の波が押し寄せてきて、亜季は頭の後ろに回していた手をほどき、ガッシリとホールを掴む。
足の痙攣はガクガクと立っているのもやっとなほどに大きくなり、顔は涎だけでなく鼻水や涙さえも垂れ流しのままに彼女はその瞬間を待ち望み、腰を叩きつけていく。
「あ゛ッ! ~~~~~ッあ゛あああああああああああ」
最後の一突きを打ち込んだ瞬間、ブツンと自分の中で何かが切れるような感覚があった。そして、直後に押し寄せてきた衝撃に亜季はこれまでで一番大きな雄たけびをあげた。
その雄叫びに呼応するかのごとく、彼女の開ききった肉傘の先からはゴブッと一層粘り気のある粘液が一筋のアーチを描くように飛び出した。
壊れたレコードのように声をあげながら体を痙攣させる彼女の獣欲は、おびただしい精子となって、渇き始めていた床の精痕の上へとまた打ち付けられていく。
「あ゛……はぁあぁ……」
長い長い射精は一分近くは続いただろうか。出がらしのような薄い汁をびゅっと最後に吐き出した後、深いため息をついた亜季は力尽きたように後ろへと倒れ込む。主人と同じようにクタクタに柔らかくなったペニスも、にゅるりと音を立ててオナホールから抜け出し、亜季の太ももの上へとだらしなく投げ出された。
「……また、チンポには勝てませんでした……情けないでありますぅ……」
言葉こそ悔しそうだが、恍惚とした表情で言う彼女の声色には、満足感と充実感が込められていた。と、
「――まったく、見に来てみれば情けないぞ大和」
ガチャリと扉が開く音がして、寝転んだままそちらを見ると、そこには麗が含みのある笑顔で立っていた。
乳首部分だけが露出した露出したピッチピチのトレーニングウェア、履いたスパッツは股間の部分がバッサリと切られており、その中心には男根がグンと空を向いてそそり立っていた。
「も、申し訳ありません、トレーナー殿……」
「せっかく私がドリンクを渡してやったというのに、目標回数の半分も達成できずに出してしまったうえに、ずいぶんと気持ちよさそうにペニスをしごいていたじゃないか」
ゆっくりと近づいてきた麗は、亜季の頭の上まで来ると腰を落とした。亜季の眼前に、麗の極太な剛直と、ぱんぱんに精を溜めこんで揺れる陰嚢が差し出される。
「そんなこらえ性のないお前には、私が直々にこれを使ってレッスンをしてやろうじゃないか」
にんまりと笑う麗の言葉に合わせ、彼女のペニスがビクンビクンと跳ねる。自分の物よりもはるかに強い雄の香りを放つそれに、亜季はゴクリと口に溜まった唾を飲み込んだ。下半身では、欲棒がまた首をもたげようとしている。
「さあ、地獄の特訓を始めようか、大和」
「はっ、了解いたしましたぁ……」
これから自分が体験する特訓に期待と興奮をしながら、亜季は突き出された麗の肉棒に舌を這わせるのだった。