「ふぅ……」
プロダクションビルの男子トイレで、Pは小便をしながら息をついた。閑散としたトイレの中にジョボジョボと水音が響く。
彼の所属するアイドル部門はプロダクションビルのフロアを最上階から数えて四つ使用していた。事務所が一番上の階にある造りになっている事や、この部門にいる男スタッフがP一人という事もあり、この最上階の男子トイレを使用するのはほぼ彼一人だった。
――キィィ……
……そう、つい先日までは。
「……お、Pじゃねーか」
ドアの開く音に振り返れば、彼の事務所に所属するアイドル、向井拓海の姿が有った。
ホットパンツに薄手のシャツ、その上にスカジャンを羽織ったいつもの格好の彼女は、ここが男子トイレだというのに、さも当然のようにそのまま入って来る。
「おいおい……俺しかいないからって、堂々と男子トイレ入ってくるなよ」
「Pしかいないんだったら別にいいじゃねーか。隣借りるぜ……よっと」
呆れるPの視線をよそに、拓海はPの隣の小便器の前に立つと、ホットパンツのジッパーを降ろし、その中へと手を突っ込んだ。
そうして彼女がひっぱり出したのは、本来彼女についているはずのないモノ……男性器であった。
「こっちに来た時点で解ってたけど、結局取ってないんだな」
「まーな……志希の薬でコイツが付いた時はどうしたもんかと思ったけど、こうやって出すだけで用がたせるってのは便利なもんだぜ」
そう言いながら小水を小便器へと排出する拓海。彼女もまた、志希の薬騒動で男性器の生えてしまったアイドルの一人だった。
その騒動で男性器の生えてしまったアイドルの中には、その後それを除去する事無くつけたままにしている者もいるのはPも知っていたが、
(まぁ、アレだけハマってるから、取らないだろうとは思ってたけどさ)
彼女と肌を重ねた時の事や、アイドル達から聞く彼女の様子を考えると、拓海は割とノリノリで竿のある自分を楽しんでいるようであった。
(いやまぁ、拓海だけじゃないけどさ)
あの一件――あの乱痴気騒ぎがあって以来、どうにも事務所のアイドル達は性に関してゆるく――もとい積極的になったようで、Pに対してもやれドリンクや弁当に精力剤を仕込んだり、仕事の合間に誘惑してきたりと、何かと誘惑をしてくるようになった。それだけでなく、肉竿を生やしアイドル同士でまぐわう事さえあるのだ(無論、そこへPが呼ばれる事もある)。
「…………」
彼女達との逢瀬を思い出しながら横で景気よく小便をする拓海を見ていると、ムクムクと自分の中で欲望と悪戯心が首をもたげてくる。
「ふぅ――って何覗き込んでんだよ!」
「いいだろ別に、お互い見慣れたもんじゃないか。おー、勢いよく出してるな」
拓海の男性器はやや黒ずんだ色をしており、Pのモノよりも一回りほど太い。彼女のしなやかな指につままれたその肉塊は、指を支点にえらばった亀頭をまるで麦穂のようにデロンと小便器へ向けている。肉厚なカリ部分に引っかかっている皮のたるみが、肉竿がそそり立った時の大きさを物語っていた。
「ムードってもんがあんだろ、ムードってもんが……ったく」
こちらの言葉に拓海はほんのりと顔を赤らめながら、小便を出し切ったモノを豪快にブルンブルンと振るって尿を切る。
「――隙ありっ!」
その一瞬の隙に、スッキリと出し切った拓海のペニスへと手を伸ばした。
「ひゃんっ!? て、テメェ! 何掴んでやが――おおっほおぉぉ……っ!?」
そして拓海に抵抗をさせる暇も与えず、手の中で太茎をグニグニとこねくり回す。
突然の性の刺激に、拓海は驚きの悲鳴とは違う、甘ったるい声をあげてたたらを踏んだ。
「おお……相変わらずの重量感だな。勃ってない状態でも並以上だ……」
手に乗せているのは竿だけだが、伝わる重さはまるで陰嚢までまとめてすくいあげているかのようで、こねくる事で伝わる肉厚な触感と滾り始めた熱さは、何度さわってもPに感嘆の声をあげさせる。
「おっおおっほぉ……んっ、テメッ……お゛ッ!」
グニグニと肉竿全体をもみほぐすように弄んでいると、じょじょにじょじょに棒の中に芯が入り始める。
「んひっおっふ、んんっほおっ……やめ、ろっ、この……んふぅぅぅっ」
必死で抵抗しようとする声を塗りつぶす嬌声を漏らしながら及び腰になってきた拓海を、もたげ始めた欲棒を鷲掴みにする事で無理やり便器へ引き寄せると、Pはさらに弄ぶ手を加速させる。
「おおおっおぅ……んお゛っおお゛ッ」
カリに引っかかっていた皮がゆっくりとのばされていき、Pの手の中で拓海の欲棒はその本性を現していく。
手の平で握りこめていた茎は指が回り切らなりそうなほどに太く、硬く膨れ上がり、麦穂のようにしなだれていた身をグンッと弓なりに便器の上へと向け、プリンッと艶やかに膨れ上がった亀頭を誇らしげに掲げていた。皮をひっかけていたカリは一層その傘を広げ、膣肉を掘削せんとするその凶器っぷりとまざまざと見せつけてくる。
「おー勃った勃った。すごいな、25センチ越えはダテじゃない」
まさに巨根。そえた手で調整してやらなければ、便器に先端がくっついてしまうほどの業物。事務所アイドル達についたモノの中でも、拓海の怒張は指折りのサイズであった。
「んほっおおっ、くっあっはぁ……! へっ……アンタのよりもっ、デカいから、なっ――お゛っお゛っお゛お゛っ!?」
「やかましいっ! お前らのがデカすぎなんだよっ!」
弱点を責められ続け息も絶え絶えな拓海の強がりに、Pは対抗して赤黒い光沢を放つ亀頭をぐるんと手の平で撫で上げる。敏感な部分を荒く撫でられた拓海は、獣のような野太い声をあげながら腰をカクカクと震わせる。そのまま鈴口周辺を重点的に撫でつけると、ねっとりとした物が手の平に伸ばされていく。
「ちょっと先っぽ弄られただけで我慢汁ドロドロ吐き出すくせに威張るなっての」
小水とは違う粘度の高い体液がPの手のひらによって拓海の牡兜に塗りたくられるたびに、トイレの中に濃厚な性臭が広がっていく。
「んんお゛っおおっ、あっはっんんんんっ!」
その臭いに中てられたのか、抵抗していた拓海の表情がしだいに緩み、肉竿から与えられる性感によがる声に、より一層艶が入り始めた。快感に酔いしれる上気した顔を正面へ向け、吐息に震える口の端からは唾液が一筋の線を作ってあご下へと流れ出ている。
カウパー汁はまるで壊れた蛇口のように鈴口からドクドクとあふれ出し、Pの手だけでなくその身全てをねっとりとデコレーションしていた。
「ちょっと扱いただけでほんっと拓海はおっぱいも、チンコもマンコも弱点だな」
「ほっお゛っんおおお゛っ!! う゛っふう゛う゛っ!!」
その粘度を潤滑油に、Pは血管浮き上がる怒張を根本から先端へしごきあげる。指で作った輪でカリを引っかけるたびにヌチャヌチャと淫猥な音が室内に響きわたる。
本格的な責めに、拓海の腰はさらにガクガクと痙攣し、膝ががに股に開いてくる。ホットパンツからスラリと伸びた肉付きの良い脚にはじっとりと汗がにじんでいる。
攻められているペニスだけでなく、よがる身体に合わせて揺れるその爆乳も、ホットパンツの中の形の良い尻も、そして恥部たる二つの孔も、どれも貪欲に快楽を貪るのだが、いつも拓海はそれに必死で抵抗し、Pに対抗しようとしてくる。今もまた、快感に流されているようにみえて、便器にしっかりと手をつき、崩れそうになりながらも自分の足で立っている。
そんな姿を見ていると、つい責める手にも力が入ってしまい、Pは空いている手で拓海のホットパンツに手をかけた。
「っ!? て、めっ、なに人のズボンッ……手っ、中に入れて――ひぐっ、いっひっ!? か、カリ筋引っ掻くなっ、おお゛んっおっほっ!」
不意な手の動きに我に返って抵抗しようとした拓海に、Pは剛直を扱いていた手で大きく開いたカリの裏側をカリカリと引っ掻いてやる。すると、敏感な部分に走った鋭い刺激に拓海はビクンッと大きく体を跳ね上げ、一層大きく声をあげた。カリカリと裏筋を掻き続けられる亀頭の先からは、ゴボリと白濁った我慢汁が噴き出し、ぼとりと便器の底へ垂れ流されていく。
「お゛っふっん゛っ……」
我慢汁の滝を肉の頂から流して拓海がおとなしくなったのを確認してから、Pは彼女の履いたホットパンツを、下着といっしょに一気にずり降ろす。
「――相変わらず、デカいキンタマだな。よくホットパンツの中に納まってるもんだ」
ずり降ろすと同時に、ブルンッと巨大な陰嚢が拓海の股の間に垂れ下がった。
そそり立つ剛直に負けず劣らず拓海の陰嚢も立派な物で、一つの睾丸がソフトボール級のデカタマが、膝で引っかかっているホットパンツにつきそうな程に玉の皮をのばしてぶらぶらと揺れている。
綺麗に手入れされた陰毛とプルンとした桃尻の下、ムチムチと程よい肉付きの太ももに挟まれた猛々しい牡の勲章二つは、拓海の女性的な肉体とは真逆にあるモノであり、相反するそれらが拓海の一つの身体に在る事に、いつものことながらPは情欲をかきたてられる。
その情欲のままに、Pは拓海の睾丸を一つ、ガッシリと鷲掴みにした。
「こーんなに重くしやがって、どんだけ溜めこんでるんだよ」
ズシリ、と重さを伝えてくるそれをグニグニとマッサージしながら、Pは呆れたようにつぶやく。コリコリと独特の弾力を持っている拓海の睾丸は、こうして弄ばれている最中にも子種をどんどん生産しているのか、ドクドクと脈動を手に伝えてくる。
「おぅふ、おっほっおっ……うっ、るせぇ……! いうんじゃ、ねー、んんっ!」
タマを転がされる刺激にも拓海の身体はつぶさに反応し、竿をブルンと振るわせる。
ふと、彼女の内またを見れば、汗とは違う透明な液体がつぅとすじを作って垂れていくのをPは見つけた。
Pは陰嚢を触っていた手を今度は拓海の大きな尻肉の間へと差し込んだ。
「んひっ!? やっあっ、んんっあっ!!」
胸にばかり目がいってしまうが、拓海はお尻も大きく、鍛えている分その張りも素晴らしい物であった。そんな肉山の間を押し広げていくと、ムレムレに蒸しあがった菊門が指先に触れる。そのまま指先を使ってこねくり回してやると、拓海の口から甘ったるい声が上がる。
そのまま淫門をほじくり返してもよかったのだが、Pはそこからさらに先へと指先を滑らせ、ぬれそぼった淫花へとたどり着いた。
「マンコも濡れ濡れだな、入り口からどんどん汁が溢れてくるぞ」
そのまま指先を浸し、肉花弁の中心へと沈めていく。ねっとりと膣肉が指先に絡みつき、待ってましたとばかりに膣洞をうねらせ奥へ奥へと指を引き込んでくる。指が沈み込むにつれ、奥からは熱い愛液が湧き出て、指を伝わりPの手を濡らしていく。
「んんっ、やっ、ああっくぅぅ……」
ぬっちょぐっちょとわざと大きな音をたてながら秘所を責めたてると、拓海は牝の快楽に腰を震わせながら、吐息のような声を漏らす。
便器にしがみつく拓海は、もう正面へ顔を向けるのも辛くなっているのか、扱かれ続ける肉竿の方へと向け苦悶にも似た表情で必死で腰からせりあがって来る快感に耐えているようであった。
そんな拓海の表情を見ながら、Pはふと思いついたことを口にする。
「……というか拓海、お前トイレ入ってくる時、若干期待してたんじゃないか?」
いくら用を足すのが楽とはいえ男子トイレ、しかも最上階にある男子トイレを選んだ事を考えれば、彼女がそこにPがいる可能性がある事を踏まえている事は想像に容易かった。
「――――っ!」
そしてそれが当たっている事を、快楽でではなく身を跳ねさせた拓海の様子で、Pは確信した。……何度も逢瀬を重ねているはずなのに、相変わらずお誘いのやり方は不器用なままである。
(……そういや、最近拓海とシてなかったっけか……)
仕事や他のアイドル達とばかりで、拓海の相手をしたのはだいぶ前である事をPは思い出す。欲求だけならアイドル達同士で発散する事が出来るだろう。けれど、こうして彼女は自分の所へ来てくれた。その事が嬉しくなり、Pは彼女を絶頂へと向かわせるため手の動きをさらに激しくする。
「ふぎぃ!? は、はやっ、い”っひぅ、おおお”っほおぉぉぉ!」
指で作った輪をすぼめ、カリをより強く引っかけるように怒張に手を滑らせる。それによって粘着質な音は更に大きくトイレに響き、ペニスの戦慄きも一層強くなる。ドバドバと愛液を垂れ流す膣はすでにPの指を三本も飲み込み、男性器の裏側の肉ひだを重点的に擦りあげれば、ゴボリと白濁った本気汁を太ももへと伝わせた。
「ふう゛ぅぅー……ふう゛う゛っうぅ」
すでに声にもならない荒い息で、目を白黒とさせる拓海。限界はすぐそこまでやってきているようで、先ほどまで股の間でぶらぶらと揺れていた陰嚢は、吊り上げられるように縮み上がり、ぴったりといきりたちにくっついて精液をその先端へ向けてポンプしているようだ。
「竿が震えてきたぞ。玉袋もどんどん吊り上がってきて……」
「う゛っうう゛っふぅうぅ……!」
頃合いとみて、Pは立ち上がると彼女を後ろから抱きかかえるように体勢を変え、フィニッシュへと向けて愛撫に力を注いでいく。
「そら、見ててやるから、思いっきりスッキリしろよ」
耳元でそう囁き、Pは扱いていた手を亀頭で止めると、絶頂直前で敏感に張れ上がっていたそれをしっかりと握り込み――一気に下へと手を滑り下ろした。
「ふああああぁ、い、一気に根本からぁ……ッ! あ”ッ、い”、イ”グッ! イ”―――ッんんっ!?」
ついに訪れた絶頂の瞬間に絶叫をあげようとした拓海の口を、Pは自分のそれでふさぐ。そして、唇の隙間から舌をねじ込むと同時に、
――ブビュルッ――ビュルルルルルルゥゥ
彼女は絶頂に達した。
ぐっぱりと開いた鈴口からひりだすような音を立て、ゼリー状などとは形容しきれぬほどの粘度を持った精液が便器に向けて噴き出した。
口の中を舌で蹂躙すればするほどに、根元をしっかりと握った肉竿からは射精に対する歓喜の胎動が伝わってきて、その脈打ち毎に勢いよく白濁汁が便器へ叩きつけられその飛沫を彼女の体やトイレへとまき散らしていく。
「――っぷは。おお、出る出る。小便器からすごい勢いで飛び散ってくな」
怒涛の勢いで噴き出す白濁汁にPは唇を離すと、感嘆の声をあげる。ザーメンをまき散らすホースと化した拓海のペニスを、さらに出が良くなるように根元から搾るように擦ると、彼女は獣のような声をあげながら背中をグンッとのけ反らせる。
「ほおお゛ひっ、い゛っ、いひっ! ひんぽっ、で、でひゃるのに、こくにゃぁ……! んほぉっう゛いいいい゛っっ!」
むせ返るような牡臭を漂わせる彼女の精液は、どぼどぼとまるで生クリームのように小便器の底へと溜まっていく。濃厚な白濁った山は、センサーに反応して流れ出した水でも排水される事なく、ギトギトとした峰をさらに高く盛り上げていく。
「ほーらほら、気持ちいいだろ」
「んほおお゛っ、先っ、さきっぽ触るにゃっ、んぴっお゛っ、ま、ま゛たっ、い゛、イグゥ……!」
体液の奔流に触れぬように亀頭をグニグニとマッサージしてやると、拓海の腰が大きく跳ね上がり、また塊のような精液が鈴口からどぼりと吹き上がる。
「イきながらイッたみたいだな。ほら、どんどんイけっ」
射精中の絶頂という激しい快感を味わっている彼女の竿を、Pはさらに責めたてる。
「んほお゛おお゛っおおお゛っ! だ、だめぇ、あ゛っはっ! チンポ、汁、止まらなく、な゛っ……~~~~ッ!」
重ねられる絶頂の波に、拓海はトイレ中に響き渡る絶叫をあげながら、さらに濃厚な精液を便器へ――いや、部屋中にぶちまけていくのだった。