駅前商店街の外れにオープンしたアクアヒーリングサロン鈴木。
 この物語はサロンに集う様々な女性たちが心と身体を癒されていくお話。

 ※章ごとに登場する女性主人公が変わる連作短編形式となり、大きな意味での物語性は本作品にはありません。
 タイトルに♥が入っているのはエロ描写があります。

 なお、更新はゆっくりです。

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プロローグ
第01話 機能動作確認試験 ー最終工程ー♥


 我々がOASISと呼んでいる部屋の中央に設置された水槽を、周囲を囲んでいる防水堤の縁に全裸で立ちながら上から覗き込む。

 直径3m、深さ3mの円筒形の水槽の壁面には青色LED照明が配置されており、水槽を満たしている水が青く幻想的に輝いていた。

 

 この青く光る水槽の光景は、初めてOASISを利用するサロン会員に結構なインパクトを与えるはずだ。

 水面の高さは部屋の床の高さと同じにしてあるので、扉からOASIS内に足を踏み入れたサロン会員の視線は計算通りに誘導され、青く光る水面が衝撃を伴って視界に入るようになっている。

 

「チーフぅ、見入ってないでさっさと水槽に入ってくださいよ。試験が始められないじゃないですか」

 

 OASIS内に小型端末を持ち込み、最終工程用のパラメータを調整していたオペレーターが背後から文句を言ってきた。

 

「いいでしょ、ちょっとくらい感慨に耽っていても。ようやくここまで漕ぎ着けたんですから」

 

「まあチーフの気持ちはわかりますけどね。でもこのままチンタラやってたら残業になっちゃうんですよ。オペレーター班はこの最終試験が終わったら居酒屋で打ち上げがあるんです。唐揚げと枝豆食いながらビールで流し込んで酔っ払う予定なんですよ」

 

 オペレーターが身も蓋もないことを言い出した。

 

「……私、打ち上げに呼ばれてないんだけど? オペレーター班のチーフだよね、私?」

 

「何言ってんです? チーフは職権乱用して最初の人柱役に自分をねじ込んだんですから、打ち上げなんかに呼ばれるわけ無いっす」

 

「ひっどいわね……」

 

 歯に衣着せぬ物言いに笑うしか無い。確かにちょっと強引だったかもしれないけど、この役目を他人に譲るような勿体ない真似はできなかった。

 

「あれ? もしかして鈴木オーナーも今夜の打ち上げに参加するの?」

 

「鈴木オーナーは大学時代の友人の佐藤さんと今夜飲むって言ってましたよ」

 

「佐藤さんて……もしかしてあのハーレム御殿の?」

 

「そう、その人です。有名ですよね、コレの出資者だし。朝まで飲み明かすって言ってました」

 

「ふーん」

 

 彼女が操作してる端末からピッピッピと電子音が鳴り響いた。

 

「あー、ホラ。早くしろって他のオペレーターからクレーム来ましたよ、チーフ」

 

「……仕方ないわね」

 

 でも確かに無駄話してこれ以上引っ張ったらスケジュールがずれ込んでしまう。

 脇に抱えていたフェースガードを頭に被ると、キュッと気密が確保される音と共に、フェースガードの内側に外の景色がタイムラグなしに表示される。

 

 まるで薄いガラスを被っていると勘違いしてしまうほどだ。

 内面のガラスのような表面にはコンソールがまるで空中に浮かんでいるように表示されている。フェースガードは装着者の視線を検知するので、コンソールに向ける視線で様々な操作が可能になっている。

 

 コンソールに表示されている自己診断機能のボタンを視線で押す。

 軽い電子音の後で結果が表示された。

 

「フェースガード気密異常なし、コンソール表示異常なし。入水(エントリー)します」

 

「どうぞー」

 

 水槽の縁からトンと軽く上に飛んで足の指先から着水する。

 ザブンっと水飛沫が上がる音をフェースガードのマイクが拾う。

 

 水槽の水面が波打つ中、フェースガードの内面には足元から立ち上る無数の水泡に青い光が煌めきながら反射して、1秒ごとに表情を変える光の幻想郷が映し出された。

 

「綺麗ねぇ……何度見ても飽きないわ」

 

 水中に没した後は、身体を動かさなくても自動的に水槽の中央に移動していく。

 磁気サポーターの設定は自由に変更できるので、自分で泳いでもいいしシステムの制御に任せるのもどちらでもお好み次第だ。

 

 水槽の中心に移動する時に肌に触れるお湯がほんのりと温かく、染み込んでくるように身体を温めていく。

 

 熱過ぎでもなく冷た過ぎることもない。

 一言で表すなら心地よい温(ぬる)さと言えばいいのだろうか。

 

 温水プールよりもはるかに温かい。

 一般的な温水プールは22℃から26℃に調整されているが、それは水泳という結構ハードな運動をする前提だからだ。

 

 OASISは水槽に浸かっている会員に心地よいくつろぎを提供することを目指しており、水温は36℃から38℃に設定されている。

 長く浸かっていても湯当たりせず、副交感神経を刺激して体の芯からくつろげるように計算している。

 

 もちろん、OASISを利用して水泳を楽しむことだって可能だ。

 その時は水温はもっと下げることもできる。

 

 その試験は昨日までで終わっている。

 今日の最終試験でやる必要はない。

 

 

 OASISを作り上げるための苦労を思い出しながら、ゆっくりと……水槽の中心に辿り着いた。

 

 ほどよく温かみを帯びた水が肌に触れる感覚は非常に心地よく、身体が完全に水中に没した状態で水に包まれる感覚は湯船のそれとは全く違う。

 見上げれば青く光る水面は頭上遥か上、水以外のものには何も触れていない、ふわふわと感じる浮力で身体が軽くなるこの状態は、ストレスから完全に開放された素晴らしい体験をサロン会員に与えることだろう。

 

 水槽内での移動が落ちついたところで、まずは深く息を吸い込んだ。

 フェースガードの機能確認は負荷試験も含めて既に終わっているので心配していないが、新鮮な空気が実際に肺に入ってきたらやはり安心する。フェースガードの後頭部側に仕込んでいるフッ化高分子フィルムは、水は通さないが水中に溶け込んでいる窒素と酸素は通すという最先端素材だ。

 

 つまり、このフェースガードを被っていれば水中で呼吸ができるのだ。

 

 そのまま水中の自分の身体を見下ろすと、体の各部に緑色のテープが張られているのが見える。

 

 水中に浮かんだ状態でくるくると手を動かしてみる。

 水流と圧力で手首に貼ったテープが剥がれる気配はない。

 

 足首と膝上、鼠径部、腰の両側、乳輪の周り、肩、肘、手首には自らも開発に携わった特殊磁気テープを予め貼り付けてある。正式名称は『磁気サポーター』となる予定だけど、この最終試験工程のために今は貼り過ぎなくらい貼ってある。

 

 緑色の磁気サポーターが水槽内の青い光と合わさって視界を彩り、目を楽しませるようにデザインしたつもりだったけど、計算通り視覚効果は抜群のようだ。

 

「チーフ、聞こえますか。当然ご存知でしょうけど昨日までの試験工程でOASISで提供される通常の全サービス、全コンテンツの確認は終わってます。今からチーフに確認試験をやって頂くのはいわゆるバグに見せかけた非公式サービスの項目です。この試験のために突貫で作ったメンテナンス用インターフェースを用意してますけど、見えますか?」

 

 ──これだな。

 やたら目立つ真っ赤な♥マークが通常のコンソール群の隅の方に置いてある。

 

「ねえ、この♥マークのメンテナンスモードをサービス開始時にわざと残さないでよ?」

 

「……そんなことしませんよ。ちゃんと消しておきます」

 

「今の間は何?」

 

 ……ちょっとだけ思ってたってことか。

 そんなことしなくてもこのサービスを一度受ければ、大抵の女性は間違いなく色々と試そうとするはずだ。

 

 そしてシステムの綻びを突いて裏技を見つけたと大喜びした後、思う存分快楽に身を浸しヨがりまくってくれるだろう。

 

 世の中、表向きは女より男性の性欲が強いことになってるけど、実際には女の方が男性の何倍も何十倍もエッチなのだ。

 膣肉を少し抉られただけで勝手に声が出ちゃうくらい快感に弱くて、全身を簡単に蕩けさせてしまう身体を標準で持ってるのが女という生き物なのだ。

 絶頂(イ)けば気持ち良すぎて気絶しちゃうような身体なんて、性の快楽を受け止めるためにあるようなものだ。

 

 そんな女が性に貪欲にならないわけがない。

 

 実際射精して気絶しちゃうような男性なんてほとんどいないし、ペニスを少し擦られたら腰から力が抜けて、へたり込みながら素で喘いじゃうような男性の話も聞いたことが無い。

 男性の身体は快楽を生み出す量も質も女と比べて極めて低いのだ。なので求めてしまう。だから一見性欲が強く見える。

 

 でも女であれば特別な性感開発なんかしなくても、生まれつき体中のほとんどが性感帯なのだ。肉穴(おまんこ)と乳首に限っても男性の何十倍も感じやすく、一度(ひとたび)絶頂すれば男性の何十倍もの高みに至れてしまう。

 

 女とはこんなに絶頂(イ)き易くて幸せな身体をしているのに、心は快楽に耐性がなく、いつでもどこでもすぐに発情しちゃって何度でも絶頂(イ)きたがる我慢ができない生き物なのだ。

 

 表に出さないだけでむっつりの欲しがり屋さんなんて山ほどいる。

 身体が感じ易すぎて、オナニーで少しクリトリスを弄るだけで軽く絶頂(イ)ってしまい、手に力が入らなくなっちゃう女の子の話なんかいくらでも転がってる。

 

 そういう、深く何度も絶頂(イ)きたいのに、感じ過ぎちゃって逆に絶頂(イ)けないような女の子。

 雌としての性能が高すぎて不満を溜めこんだ女がこのOASISを一度味わえば絶対にド嵌りする。

 

 だからこのOASISは絶対にヒットする。

 ビジネスで大勝利が約束されていると言ってもいい。

 

 

「チーフ? 早く起動してください?」

 

 おっといけない。

 余計なことを考えてしまっていた。

 

「では試験モード起動します」

 

「起動確認しました。ログ取りはじめますねー」

 

 

 

 ◇◇◇◇◇◇

 

 

 

 水槽の中心に浮かんだ状態で姿勢は安定している。

 人間の平均的な比重は肺に空気が入った状態で0.98なので実は水よりほんの少しだけ軽い。

 

 手足を動かさないでいたら、ゆっくり浮かび上がって頭の先が水面に出てしまうので、水中で安定的に居続けるには手や足で水を掻くか、肺の中の空気を減らすか、何らかの力で水中に引っ張り続ける必要がある。

 

 ダイビングなんかしたことが無い素人の女性でもそれを可能にするのが、磁気サポーターだ。

 水槽の壁面内部には水槽内に向けて磁束制御された電磁石が無数に設置されていて、身体に貼っている磁気サポーターを通じて水槽の中で自由自在に動けるように姿勢制御している。

 

 今の私は、踵は水槽の底から60cmの位置に、頭は水面から80cm下で静止していて、まるで地面に立っているような安定感で水中に浮かんでいられる。

 

 

「チーフ。まずは右胸のマッサージから始めてください」

 

 オペレーターから指示が出た。

 私は自分自身を人柱役に捻じ込んだだけで、機能確認試験では言われた通り実行するだけの駒だ。

 

 フェースガードの画面に浮かんでいるコンソールの中から、視線で『マッサージ』を選択する。

 するとその横に『叩く』『揉む』『ほぐす』『波(ウェーブ)』が現れたので、『叩く』を選択すると私の3D全身図がコンソールに表示された。

 

 両腕を左右に開いて大の字になった私の全身図から右胸の部位を選択すると、たちまち水槽内に水流が発生した。

 

 水槽の壁面にはパルスジェットのノズルが無数に格納されていて、水流を生み出すことで水槽内にいるOASIS利用者に様々なサービスを提供することができるようになっている。

 ちなみにパルスジェットで生み出したこの水流と衝撃波のことを私たちはアクアインパクトと呼んでいる。アクアヒーリングサロン鈴木という店舗名にちなんで分かり易く連想される呼称を選んだのだ。

 

「──んっ」

 

 私から見て正面の内壁に設置されたパルスジェットから、水の衝撃波が断続的に飛んできて、水中で軽くなって浮かんでいる私の胸に当たり始めた。

 

 軽く、トントントンという感じで、まるで水で胸が叩かれているような感触だ。

 当たり前だけど痛くもなんともない。ぶつかってきてるのは水だし、そもそもマッサージなので痛かったら困る。

 

 だけど水中に浮かんでいる私の胸が、叩かれる度にぽよんぽよんと揺れてまるでマッサージを受けている気分になる。

 ……いや、マッサージだから合ってた。

 

 トントントンとリズミカルに続く乳房への優しい刺激に頬を緩ませていたら、

 

「あっ」

 

 と、思わず声が漏れた。

 正面の内壁からだけじゃなく、右側面から水の衝撃波が飛んできて右胸で弾けたのだ。

 

 正面からの水の衝撃波が私の乳房を優しく押し潰したところへ、右からの衝撃波が潰れて変形した乳房を甘く包み込んだ瞬間、甘美な刺激に生まれ変わり胸から全身へ駆け抜けていった。

 

「うそっ、こんなに!?」

 

 立て続けに正面と右側面からの衝撃波が私の右の乳房を押し撫でるように包み込み、乳房の頂点で弾け周囲の水の中に消えていく。

 弾ける度に甘くて切ない疼きが乳首に溜まって刺激を敏感に受け止めてしまう。

 

「んっ、んっ、んんっ、うそっ? ずっと続くの、これ!?」

 

 水中に浮かんでいる乳房が衝撃波を受けて弾む度に乳首が水中で踊り、波のように次から次に飛んでくる衝撃波が水中で暴れる乳首を捻(ひね)り捩(ね)じって、捏(こ)ねていく。

 

「──あぁっ!? あんっ♥」

 

 声に勝手に甘いものが混じってしまった。

 

 こんな刺激は生まれて初めてだ。

 乳房全体が温かい水に包まれたまま、心地よく揉まれて乳首がブルブルと震えて止まらない。

 

 自分の指で乳首を刺激してもこうはならない。

 乳首をこんなに気持ち良く刺激することなんてできっこない。

 

「あぁっ、あっあっ、ああっ、あんっ♥」

 

 パルス状の衝撃波が前方と右から次から次へと右の乳房に叩きつけられて、甘い刺激が乳房全体を駆け巡り続けている。

 

「こんなにっ!? こんなに凄いなんて、あっ!」

 

 設備構築班がもの凄い時間をかけてパルスジェットの設計とプログラミング開発をしていたけど、ここまで凄いだなんて聞いてなかった。

 

 柔らかく跳ね回っていた乳房が充血し始め、水中でボリュームが増し弾力も増していく。

 膨らんだ乳房の頂点にも血液が流れ込み、堅く屹立して刺激を受け取るための準備が整ってしまう。

 

「あっ♥ ああぁあっ♥」

 

 水の衝撃波が途切れなく飛んできて、乳房を叩き、堅くなった乳首を包み込みながら弾けていく。

 乳首が水中で歪んで快楽を受け止めているのが目で見える。

 乳首が水中で踊る度に心地良さが乳首で弾け、乳房で収まりきらない蕩けるような刺激が後頭部を甘く焦がしていく。

 

 乳房が柔らかければ衝撃波を受けても、ぽよんと弾むだけで済んだのに、弾力が増せば衝撃波を全て受け止める羽目になってしまう。

 水中で弾み続ける私の胸が、乱舞する衝撃波の残骸に纏わりつかれながら乳首に刺激が集中していく。

 

「あぁっ♥ ちょ、ちょっと♥ あああっ♥♥」

 

 こんなにすぐに気持ち良くなっちゃうなんて聞いてない♥

 

 思わず水中で仰け反ってしまう。

 水の中で胸の位置が変わり、これで頭を痺れ蕩けさせ続ける刺激から逃れられると思ったのに甘かった。

 タイムラグなしで仰け反った位置にある乳房と乳首に衝撃波が叩き込まれてしまう。

 

「あああぁああっ♥♥」

 

 フェースガードの中で絶叫してしまった。

 

「動作予測追従性能もばっちりですねー」

 

「あんっ♥ な、何がっ♥」

 

 乳房の根元から乳首に向かって衝撃波が襲ってきている。体を捩じっても、俯いても水槽のあらゆる方向から私の右の乳房に快媚感で痺れるような衝撃波を送り込み続けてきている。

 

「人体モデルと磁気サポーターの位置情報から動きが予測できますからね。今日のチーフのデータもフィードバックして学習させてますので、アクアインパクトをミリ単位で予測位置へ当てることができるようになりますよ」

 

 右の乳房の頂点で尖り立った乳首に、三方向から衝撃波(アクアインパクト)が同時に叩きつけられた。

 

「ああああぁあああっ♥♥」

 

 乳首がぎゅっと押し潰されて、一瞬後に衝撃波が抜けていく過程で横に捻(ひね)られながら、リズミカルに摘ままれている刺激が叩き込まれた。

 

 人間の指では絶対生み出せないような刺激が乳首で炸裂した。

 

「ダメっ♥ 待って♥ これダメだから待ってって♥♥」

 

 私の乳首が10本以上の指先で捏ねまわされているような感じなのだ。

 水中ではどこにも逃げることができない。

 

「チーフ、どうしました? システムに異常は発生してませんが、トラブルでも?」

 

 フェースガードのスピーカーから落ち着いたオペレーターの声が聞こえてきた。

 

「ト、トラブルじゃないけど、ちょっと仕切り直しさせて。あんっ♥ あっ♥ あっ♥ あっ♥」

 

「トラブルは無しっと。では続行しますねー」

 

 度重なる水の衝撃波を受けて、右胸の乳首は激しく充血し今まで経験したことが無いほど堅く尖り立ってしまっていた。

 赤ちゃんに授乳させるための準備じゃなくて、気持ち良くなってしまうための準備が整ってしまった。

 

「──もっと、ゆっくりと♥ あんっ♥ もっとゆっくり気分を上げていき、あぁんっ♥♥」

 

 そこへ水槽の左側面と右側面から水の衝撃波(アクアインパクト)が飛んできて右胸の上で弾けてしまった。

 

 右からの衝撃波と左からの衝撃波が完全にタイミングが合った状態で右胸の膨らみの頂点に叩きつけられたせいで、勃起した乳首が指で摘ままれて甘く押し潰されるような刺激を受ける。

 

「んおっ♥ おおぉおっ♥♥」

 

 フェースガードの中に自分のはしたない嬌声が溢れかえる。

 こんな雌のような声なんて私は出したことがないのに。

 

「今は試験ですからねー。ゆっくり楽しむのはサロンの運営が始まってから、会員のお客さまに任せることにして、チーフはまず人柱役を全うしましょー」

 

「で、でもこんなにすぐ気持ち良くなっちゃうのならぁあああっ♥♥ あんっ♥ 調整がっ、んあっ♥ 強すぎてっ♥」

 

 だめ、絶頂(イ)っちゃう。このままだともう絶頂(イ)っちゃう♥

 

 視界が絶頂前の白いフラッシュで瞬く中、フェースガードにグラフが表示された。

 

「チーフぅ、グラフ見えますかぁ?」

 

「な、なにコレ? あんっ♥」

 

「フェースガードで装着者の脳波拾ってるのはご存知でしょうけど、チーフがフェースガードを被った時からの『興奮度』をグラフにしてみました」

 

「あんっ♥ い、いつの間にこんなものを……」

 

「興奮時や絶頂時の人体の挙動をデータとして蓄積するほど、アクアインパクトの精度が増しますからねー。より良いものを作る職人魂ってやつでオペレーター班総出して突貫で作りました」

 

 オペレーターの含み笑いがスピーカーから伝わってくる。

 

「で、グラフの左端見たら分かると思いますけど、フェースガード被った最初からチーフは興奮度50%超えてるじゃないですか。期待しすぎでしょー」

 

 からかうような声が続く。

 

「興奮度50%ってオナニーなら絶頂(イ)く寸前ですよ? 強すぎ? とんでもありません。こっちの調整ミスなんかじゃなく、最初っからチーフが発情し過ぎです。まるで雌猫じゃないですかー」

 

 オペレーターの意地悪そうな声がフェースガードの中で響く。

 

「雌猫ちゃんの期待どおりにすぐ絶頂(イ)かせてあげますねー」

 

 乳首にアクアインパクトの衝撃波が何度も何度も叩きつけられ、ピクピクと痙攣を始めた。

 

「あんっ♥ 待って♥ 待ってって♥」

 

「スケジュール押してるんで、左の乳房のマッサージも開始しますねー」

 

「そんなのダメっ♥ あっ♥ ああぁあっ♥♥」

 

 左の乳房の乳首もとっくに堅く尖り立ってしまって、気持ち良くなる準備が整ってしまっている。

 快楽で霞む視界でフェースガードのコンソールが勝手に起動するのが見えた。

 

 『マッサージ』『叩き』『左胸』とオペレーターが遠隔制御で起動させているのだ。

 

 あぁっ、そんなっ♥

 無理やり気持ち良くさせられちゃう♥

 

 

 パシュンっ パシュンっ パシュンっ

 

 水槽の上下左右のパルスジェットから動作音が響き渡った。

 

 すぐに数えきれないくらいの水の衝撃波が無数に飛んできて、期待に震えて疼いていた私の両乳首に衝突し、押し潰し、捏ねて、人間には不可能な暴力的な快感を送り込み始めた。

 

 気持ち良すぎて水中で反り返ると尖り立った乳首に水の衝撃波が集中して叩きつけられる。

 虐めて欲しいところへ望んだ刺激がさく裂し、快楽の海に流されてひたすら絶頂の頂に向けて駆け上がっていく。

 

「あああっ♥ もうダメっ♥ 絶頂(イ)くっ♥ 絶頂(イ)くっっ♥♥ 絶頂(イ)っちゃうぅうううっ♥♥♥」

 

「興奮度が100%超えましたねー。絶頂1回目お疲れ様でした、チーフ。この調子であと142項目の試験をちゃっちゃと終わらせましょう。心配しなくてもお望み通り死ぬほど絶頂(イ)けますよっと」

 

 水槽の中で生まれて初めて感じるような強い絶頂で痙攣している私の足が強制的に広がっていく。

 

 両足首に貼り付けた磁気サポーターをオペレーターが遠隔で操作しているのだ。

 

「あっ♥ 私、絶頂(イ)ってる♥ 絶頂(イ)ってる最中なのにっ♥」

 

 股間のクリトリスはとっくの昔に乳首に負けないくらい尖り立って、割れ目から期待たっぷりに顔を覗かせている。

 甘い絶頂に全身を震わせながら、次の機能動作確認試験を期待して私の肉の割れ目が綻び始めた。

 

 




 一応この話単体で短編として読めます。

 おちんちんプレートという作品で半年近くショタが搾られまくる話を書いてて、作者としても食傷気味になってしまったので気分転換に女性が絶頂(イ)きまくるオーソドックスなものを書きたくなってしまいまして。

 この続きはおちんちんプレート完結後(多分2ヶ月〜3ヶ月後くらい)に書く予定です。

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