今回も古戦場は地獄だった。その地では定期的に星晶獣が蘇り、その駆除のためにグランサイファー騎空団は駆り出される。もちろん報酬は出る。駆除すれば駆除するほど報酬は多くなるし、豪華にもなる。やらない選択肢はない。
果てしなく辛い戦いである、という点を除けば。
**********
「――灰も残さない!」
赤々と炎が踊るように古戦場に燃え盛る。
マーズという女戦士は凄まじい敵だった。彼女が
「マギサさん!」
「わかったわ、団長さん。――お嬢さん、痛いのはお好き?」
マギサの産んだ闇の魔力の奔流が、槍の焔を消し飛ばした。唖然とした顔のマーズに対し、姿を現した魔神モラクスが鉄拳を見舞う。豪槍でマーズはそれを凌いだが、体勢を大きく崩した。
「――デスパレイト・メイルストロム!」
「デッド・バッド・エンド……!」
「リヴァーサルフレイム!」
「エターナルペイン!」
「百子夜行!」
「烈破!」
そこへ騎空士たちの大技が襲い掛かった。膨大な闇の魔力が古戦場に吹き荒れ、渦を巻く。彼女ら(適正のある者を選んだら、偶然女性だらけになった、ということだけは申し添えておきたい)はいずれも百戦錬磨の強者ばかり、チャンスを逃すはずもない。槍や炎に臆することもなく、果敢にマーズを攻め立ててゆく。
「鬱陶しい……!」
業を煮やしたマーズが怒りの視線を向けたのは、マナダイバーのグランだ。槍をしごき穂先を真正面に据え、マーズが突っ込んできた。彼女は天性の戦士、怒りに任せた単純な吶喊ではないことはわかっている。グランは手にした杖で防御を選んだ。杖は幾多の戦いに耐えたマジェスタス、そう容易くは破壊できないはずだ。
槍と杖がぶつかった。
「うお……ッ!?」
刺突と見えたのは誘いで、下から上に掬い下げるように槍が揮われた。杖で受けたのはいいものの、恐るべき速度と膂力はグランの身体を見事なまでに浮かせた。
空高く、グランは宙を舞った。というか、打ち上げられた。
(――高い!?)
最高到達点は四十メートルか五十メートルか。そこから重力に従い自由落下していく。グランは種々の身体強化効果が消えていることに気づいた。マーズの能力に違いない。全く、古戦場に現れる敵がこんな悪辣な手管を使うようになったのはいつのころからだろうか……
(――って、冷静に分析してる場合じゃない!)
さしものグランも焦りを覚えた。空の底に落とされるよりはずっとマシだが、この高さから地表に叩きつけられたら戦線離脱しかねない。そうなれば団長としてあるまじき失態だ。
「モーさん!」
物理法則的に極めて正確な抛物線を描いて落下してきたグランを受け止めたのは、魔神モラクスの巨大な手だった。大地に降ろされたグランは荒い息を吐き、心拍数を落ち着けようと努めた。
「……あ、ありがとうモラクス」
『礼ならば主に告げるがいい』
マギサが心配そうな顔でこちらを見ている。グランは強いて元気を装った。
「僕は大丈夫。ありがとう、マギサさん」
「どういたしまして」
マギサは安堵した表情を見せ、にっこり笑った。抱きしめたいな、とグランは思った。
「でも、ちょっと休んでもいいんじゃない?」
「そういうわけにはいかないよ。皆が戦ってるんだ」
「愚問だったわね。でも、無理しないで」
労わるマギサの心遣いがグランには嬉しい。再び敵に向かってゆく彼に「ねえ、団長さん」と魔女は言い足した。
「よければ、だけど――後で『ご褒美』、お願いね♪」
「わかった。じゃあ後でね!」
二つ返事で駆け出す団長の背中を見つめながら、魔女は嬉しそうに笑った。
「聞いたわね、モーさん♪ 言質取ったわよ♪」
『……主よ、お前の好きにするがいい』
攻防は熾烈さを増してゆく。おかげでグランは、そのときのことなどすっかり忘れてしまっていた。
*******************
「――はぁぁぁぁ……」
ビュッフェスタイルの祝勝パーティー会場を早々に辞して、ひとりグランは深々とため息を吐いた。
団長たるグランに充てがわれた一室は広く、内装も立派で、個人用のバスルームすらある代物だ。大昔の王族が設えたものをそのまま使っているという。当初は恐縮して使用を辞退しかけたグランだったが、ビィ等の面々に「他の団員に示しがつかない」と諭されたため渋々使っている。
「終わった――ようやく終わった……」
ぐったりとグランはベッドに座り込む。
回復薬を補給しながら騙し騙し古戦場を走り抜けたが、もう限界だ。食欲すら湧いてこない。王侯のための大きなふかふかのベッドでこのまま寝てしまいたかった。あまりの疲労に股間もいきり立っているけれど、今は自慰すらしたくない。
「それでも風呂だけは浴びなきゃ……」
グランは誰はばかることなく服を脱ぎ捨て、バスルームに向かった。
バスルームもまた豪奢な作りだった。全裸のグランは傷ひとつない大理石のタイルが隙間なく敷かれた床を歩く。天井から吊るされたシャンデリアの光を金の調度がしとやかに反射して輝いている。事前にお湯を溜めていたため濛々と湯煙が立っている。グランは身体を洗うのも忘れ、身を投げるようにして湯船に浸かった。ざぶんと波が立ち、あと数人は楽に入れそうな浴槽の縁からお湯が溢れた。普段は他の団員たちと同じ兵舎で起居し、同じシャワールームを使う彼でも、古戦場の終わりの日だけはこの贅沢を自分に許していた。
「はぁぁ……」
お湯の水圧によって溜め息のような呼気が肺から溢れ出す。風呂には肩まで浸かるのが習いになっている。旅の中で学んだことだ。こうすると、疲れが早く抜けてゆく気がする。命の洗濯とはよくいったものだ。お湯の温度はまさに適温、その心地よさにしばらく何も考えずに浸かっていた。
……いつの間にか眠っていた。湯船が派手に波打つのに気づき、グランははっと目を覚ました。湯煙で見えないが、目の前に誰かがいる。ここまで接近されるとは、不覚としか言えない。
とはいえ、敵意を感じないのも確かだ。グランも歴戦の騎空士、殺意や害意くらい読み取れるようになっている。ビィあたりの悪戯かも知れないが、得体の知れない何か――例えば古戦場の亡霊などでもおかしくない。立膝になり、グランは声を誰何の声を上げた。
「……そこにいるのは誰?
「あら、気づいちゃった?」
聴き慣れた声にグランは警戒を解き、脱力し、湯の中に胡坐で座り込んだ。
湯煙の中から姿を現したのはマギサだった。彼女は悪戯っぽく笑って、グランのすぐ正面にまで近づいてきた。
マギサは長い銀髪をまとめ、身体にバスタオルを巻いただけの姿だった。グランは眼をそらした。濡れたバスタオル越しに超ドラフ級のバストの形状がくっきりわかり、乳頭の位置も一目で明らかだ。しかも眼の前、眼の高さにマギサの股間があった。マギサは敢えてそうしているのに違いなかった。見えそうで見えないマギサの秘部を思わず想像し、勃ち上がりそうになった股間をさりげなく隠した。
「マギサ……何でここに?」
「グランのところのお風呂は広いって聞いてたからよ。ほら、私、ここに来る機会がなかったし」
マギサも湯船に浸かり、向かい合う形になった。本来バスタオルは外すべきなのだが、グランは指摘しなかった。
二人は他の団員の前では「マギサさん」「団長さん」と呼ぶが、二人きりになれば「マギサ」「グラン」と呼び交わす。つまり恋人同士の関係である。何度も身体と身体を重ねているし、互いの身体のことなら隅々まで知っている。
今は疲れすぎていて、ただ入浴していたいだけの気分なのだが。
マギサは更にグランに近づき、湯船に身を沈め、肩を寄せてきた。グランも拒まなかった。
「いいお湯ね。生き返るわぁ♡」
マギサが長い手足を伸ばす。バスタオルの拘束が緩んだのか、豊満な胸が湯船に浮かぶ。タオルによって全容は見えないものの、グランは思わずそちらに目を向けてしまう。男としての哀しい習性である。
「本当にいいお風呂……ねえ、私がここに来たのはもうひとつ目的があるのだけど」
「何?」
「実は……団長さんから『ご褒美』を受け取りに伺いました♡」
「ご褒美、って――」
マギサがグランの股間に右手を伸ばし、鷲掴みにしてきた。痛みを感じるわけでもないが、男性最大の急所を掴まれたグランは「おうふッ」と思わず間の抜けた声を出してしまう。
「もう、ひどい団長さんもいたものね。古戦場で約束したでしょう?」
男性器全体を揉むようにしながらマギサが言う。そういえばモラクスに助けてもらったとき、そんなことを言われた気がする。いや、確かにした。
「それに、私張り切ったんだから。少なくとも『ご褒美』をもらうに足るだけの働きはしたと思うのよ」
今回の古戦場でマギサは八面六臂の活躍をした。控えめに言っても「万能の魔女」の二つ名にふさわしい働きぶりだった。マナダイバーの装束をまとったグランの隣にはいつもマギサがいたように思う。
湯船の下、マギサの手の中でペニスはビクビクと脈動している。マギサが絡めた指を動かし続ける。肉棒はますます大きさを、硬さを増していく。
「ふふっ……すっかり大きくしちゃって♡ 今まで我慢してたんでしょう♡」
マギサは親指人差し指で竿を抑えたまま、中指薬指小指で玉袋を玩具でも弄るように転がす。彼女の手が動くたびに快感が脳髄へと突き刺さる。睾丸は感触が面白いだけで自慰ではさほど感じないのに、マギサに触れられるとそれだけで性感帯になってしまうのが不思議だった。
「ま、マギサ、ちょっとッ」
いつもならもうちょっと余裕はあるはずだったグランも、一週間の禁欲生活によりかなり敏感になっていた。グランが音を上げるとマギサは手を止めた。
「このまま出しちゃうのももったいないわね……と、忘れてた!」
マギサは胸の谷間に手を突っ込むと、ガラス製の小瓶を取り出した。封を開け中身を呷ると、グランの唇を奪って流し込んできた。久しぶりのマギサとのキスだな、とグランは思った。
「……回復剤? いつものとは味が違うけど」
「私特製の回復薬よ。効き目は抜群だけど素材が入手困難で、おいそれとは使えないの」
確かに身体中の傷が癒え、筋肉の痛みや倦怠感が格段に軽くなった、というか消え去っていた。頭も何だか冴えてきた気がする。
「マギサが元気な理由はそれなんだね。でも、今僕に使っていいの?」
「グランだから使ったの。頑張りすぎる団長さんへの、私からのご褒美のひとつよ」
「じゃあご褒美がもうひとつあるの?」
「もう、鈍いわね……お風呂の縁に座ってくれる?」
グランが言う通りにすると、マギサが真正面にひざまずいた。マギサの口元にはちょうど上向いた亀頭があった。
「あ~……む♡」
彼女は大きく口を開けると、ペニスを飲み込んだ。グランは喘ぐように言った。
「これがご褒美か……!」
「正解♡」と言わんばかりにマギサが鈴口をチロチロと舐めた。
手でグランの腰を抱くようにして固定し、首をゆっくり動かし粘膜をこすり合わせる。ぬめぬめとした口腔が雁首から亀頭にかけてを包み込み、吸い上げるように唇と舌が竿を刺激する。かと思えば一気に深々と飲み込み、喉奥まで到達させた亀頭を首を引くことで唇まで戻す。グランの腰が震え、悦楽に呻き声が出る。
(やっぱりマギサ、上手すぎる……)
グランは恋人の舌技に改めて舌を巻いた。マギサの口の動きは絶妙で、グランのペニスを的確に攻めながらもすぐに射精に導いてはくれない。出来ない訳ではないことはグラン自身がよく知っている。グランを焦らしているのだ。
初めて結ばれた時はキスすら経験のない処女だったのに、よくもここまで上達したものだとグランは思う。
じゅぷじゅぷ、ぐちゅぐちゅ、ぶぢゅぶぢゅ――フェラチオの音が次第に激しくなる。マギサは奉仕に夢中のあまり、緩んだタオルから爆乳が半ば以上零れ落ち、綺麗なピンクの色をした大きめの乳輪さえ見えているのにも気づいていない。湯気が結露して水滴の玉を作るマギサの睫毛にグランはエロスを感じ、とうとう我慢ができなくなる。
「マギサッ、お願いッ、射精させてッ」
年下の恋人の懇願に、魔女も哀れを催したらしい。ちゅぽんっと音を立てて口からペニスを引き抜くと、マギサはタオルを解いて二つの乳房を完全に露わにした。
「じゃあ、これはどうかしら♡」
マギサの唾液とグランの腺液でどろどろになった亀頭を前に舌なめずりすると、魔女はこれを二つの爆乳で押し包んだ。マギサが持つ対グラン特攻兵器、パイズリである。完全に二つの肉がグランの決して小さくないペニスを隠してしまう。
マギサの胸は白く、円く、大きく、柔らかく、量感に溢れ、しかも弾力がある。おっぱいの美点たるすべての要素を完璧なバランスで併せ持つ、まさしく男の浪漫の結晶のようなおっぱいだ。マギサのおっぱいに匹敵するおっぱいの持ち主など滅多にいるものでもないだろう。またこのパイズリに及ぶ情景を見ることが叶う者など全空でもそうはいまい。持ち主自身の手で揺さぶられる左右の乳房が形を変え、海綿体全体へ波のような快楽を与えてくる。ぐちゃぐちゃぐちゅぐちゅとペニスとおっぱいが共に水音を奏でている。なんと卑猥な合奏か。触覚と視覚、聴覚によるマギサのパイズリに呻くグランを見て、マギサは上目遣いに微笑んだ。
「ねえグラン、聞いてくれる?」
「な、何の話?」
「私の服、最近またきつくなったのよ?」
「……また……おっぱいが? 大きくなった?」
「ええ♡ 一体誰のせいかしらね?」
マギサは悪戯っぽく笑って奉仕を続けた。グランは生唾を飲んだ。もしそうであれば、騎空団最大のおっぱいの持ち主の座に再び返り咲くことになる。それではすなわち全空一のおっぱいではないのか? 駆け巡る妄想にペニスが更に上向いた。
パイズリの最中、揺さぶられる乳房の上部から、亀頭がにゅるりという具合に飛び出てしまう。「――きゃ!」とこの思わぬ挙動に一瞬驚いたような顔をしたマギサは、次の瞬間には慈愛に満ちた表情を浮かべてそれに口づけした。それだけで電気のような快感が下半身全体を駆け抜けた。魔女は恋人の分身へ数度ついばむようなバードキスをしてから、そのまま舌で裏筋や鈴口をチロチロとくすぐる。その度にグランの腰の奥底からマグマのような欲望がこみ上げてくる。
恋人の限界が近いことを見て取ったマギサは再び亀頭を口に含み、今度は最初から激しく責め立ててきた。舌全体を使って亀頭全体を舐り、裏筋を、そして深く咥えこんで上面付け根の血管を責め立てる。弱点への連続攻撃に、グランは悲鳴を上げた。
「ま、マギサ! 射精るッ!」
今度こそ決壊した。どくっどくっと音が聞こえるような勢いで、 溜めに溜めた精液が一気に吐き出される。あまりの勢いにペニスが跳ねるほどだった。
「――ひゃんっ!」
口で受け止めようとしていたマギサも、流石に射精量を見誤っていたらしい。量の多さに飲みきれずに顔にまで飛び散ってしまっている。
「んん……っ♡」
それでもマギサはゆっくりと味わうように、白い喉を晒して嚥下した。一息吐くともう一度ペニスに口づけし、喉を鳴らすようにして尿道に残った分まで残さず吸い出した。あまりの快楽に目の前が真っ白になる。グランはマギサの頭を抱え込むように強引に自分の方へ引き寄せた。マギサが精液を飲み干すのを感じるなり、グランは深く息を吐いた。
「ああ……はあ……ッ」
「……ん――んふー……っ♡ 一番搾り♡ ご馳走様♡」
マギサは大きく息を吐きながら顔をあげた。ちろりと口の端の残滓を舐め取り、妖艶な笑みを浮かべている。
「やっぱりグランの精子ってすごい味だわ♡ 癖になっちゃいそう♡」
マギサの顔は欲望に満ち足りて、妖艶という以上に淫蕩で、それを見ていると萎えかけたペニスが元気になっていく。マギサもその様子に気づき、尖った乳首で亀頭をいじめるようにつついてきた。
「息子さんはまだまだ元気そうね♡」
「親としてはちょっと休憩したいかな……」
グランは湯船に戻り、その中で長く寝そべった。
「じゃあ……」
マギサはタオルを脱ぎ、グランの上に乗っかってきた。まるでグランが長椅子のようにマギサの裸身を受け止める形だ。硬さを保ったままのペニスが、マギサの肉できのいい太腿に挟まれた。
マギサの裸はいつみても完璧だとグランは思う。まるで女神みたいだ。
女神の身体に触れたくなって、グランは手を伸ばした。ヘアーを短く整えた下腹部を左手で撫で、大きくて柔らかなバストを右手で優しく掴む。
「もう、休むんじゃなかったの?」
マギサは文句を言いながらも嬉しそうだ。グランはバストの先端の乳首を弄り続けた。
「リラックスはしてるよ」
右手で乳房を揉みしだきながら、左手は腰のラインをそっと撫でてゆく。胸と尻が大きく張り出していながら腰はくびれている、砂時計を思わせるスタイルでありながら、奇形っぽさはちっとも感じない。胸が大きくなったことを除けばの話だが、体型も出会ったころと殆ど変わっていないという。今触れている白く艶やかな肌も、きっと彼女が努力して保っているのだろう。
まさしくグランだけの女神だ。
「マギサの身体を触ってると、凄く落ち着くんだ」
「ここは、全然落ち着いてないみたいだけど?」
マギサは太腿の間から覗く亀頭の鈴口を指でつついた。
「だって気持ちいいんだもの」
「嬉しいこと言ってくれるじゃない♡」
マギサは微笑んでグランの左手を取り、そのまま自らの乳房へと導く。グランも指と腕を連動させ、両手で大きく丸く白い乳房を揉みしだいた。柔らかな器官が外圧によって様々な形にひしゃげてゆく。
「気持ちいいわ、あなたの手……♡」
マギサの顔が淫蕩に笑み崩れる。とは言えまだ余裕そうだ。グランは囁くように言った。
「マギサはまだイってないよね?」
「グランはそのままでいいわ。私が挿入れてあげる♡」
彼の恋人は彼のやりたいことを察してくれた。彼女はそのままお湯の浮力を借りて腰を浮かせ、ペニスを掴み、自身の秘唇に導く。腰を下ろすと深々と、ずぶずぶと奥深くまで沈んでゆく。
「ん……っ♡」
マギサの喉が喘ぎを漏らした。
蜜壺はすっかり潤み、肉襞も肉棒を待ちかねていたというように締め付けてくる。きつくもなくゆるくもない締め付けの絶妙な心地良さに包み込まれ、グランは自分のものが溶けてしまったように錯覚した。
「やっぱりマギサの膣内は最高だよ……」
「お褒めに預かり光栄ね♡」
少し恥じらいながらマギサは答えた。実は挿入の瞬間達していたのだが、おくびにも出さない。例え肉体の隅々を知り尽くした関係であっても、あくまで優雅な淑女として矜持がある。
一方でグランも恋人が達していることは承知の上で、気づかないふりをしている。グランはマギサの誇り高さも愛しており、例え些細なものにせよ、その誇りを傷つけたくなかった。
グランは胸を攻め続けた。腰は動かさない。マギサの膣襞が蠢き、その中にいる海綿体が十分に気持ちいいからだ。マギサのヴァギナはグランによって開拓され、グランによって開発された、グラン専用の肉の孔になっていた。だから子宮が既に降りてきていて、亀頭が最奥に届いている感覚もわかってしまう。
けれど蠢くマギサの肉襞がペニスに淡く適度な刺激を施してくれる。射精して終わりにするのはもったいないように思えた。もっとマギサを感じていたかった。だからグランはじっくりと、ねっとりと、恋人の超ドラフ級バストだけを攻め続けているのだった。
そのうえ、マギサの身体はどこもかしこも柔らかくてすべすべで、触っているだけで気持ちいい。頬も、耳も、二の腕も、首筋も、脇腹も、臍も、お尻も、太腿の内側も、背中も、そして乳房も。
特にグランが好きなのは乳首だった。桜色をした少し大きめの乳首を指先で転がし、摘まむ。親指と人差し指で挟み込んでクリクリと動かす。軽く爪を立ててカリカリと引っ掻く。指で弾く。そのたびにマギサは敏感に反応をしてくれる。何百度も弄られている癖に、どうしても乳首への快楽に慣れることがないらしい。あるいは弄られるたびに性感が発達しているのだろうか。
そしてそんなマギサの反応が可愛くて、グランはつい執拗に攻めてしまう。
「やぁっ、 グラン、そこばっかりぃ♡」
「でも好きだろう? ほら」
「あっ、だめぇ、それダメッ♡」
グランがマギサの乳首を弄るのが好きなように、マギサもグランに乳首を弄られるのが好きなのだった。口ではだめと言いながら、快感に蕩けた赤い瞳が「もっと」というようにグランを見る。
「嘘つきには罰だ。いや、ご褒美になっちゃうかな?」
言いながら強く乳首ごと乳房を引っぱった。痛みと快感が入り混じると、それは時に相乗効果を生む。
「――ひぅぅぅっ♡」
マギサの身体が跳ねた。また達したらしい。同時にマギサの下腹部がうねり、膣の襞がペニスを締め付けてきた。グランはこらえた。まだ終わらせたくない。まだマギサの肉体を愛でていたかった。
ペニスが抜けた。正中を軸にして、マギサの肢体がくるりと一八〇度回転する。つまり、正対して抱き合うような姿勢だ。マギサの腕がグランの首に巻き付いた。一方、グランの手はしっかりマギサの骨盤を掴んだ。元気な赤ちゃんを産んでくれそうな立派な骨盤だ。腰を引き寄せ、勃起を保ったままのペニスで、達したばかりのヴァギナを、今度は正面から貫いた。
「あ―――っ♡」
マギサはグランにしがみついたまま快楽に身を震わせた。大きな胸がグランの胸板に押し付けられ潰れている。乳首同士が擦れ合う。互いの快感を高めてゆく。
「わたし……♡これ好きぃ…♡」
マギサは甘えるような声で囁きながら、自ら腰を動かし始めた。グランもそれに応える。ゆっくりと腰を動かし、円を描くようにグラインドさせる。
「はぁうぅぅ……♡」
マギサは気持ちよさそうに吐息を漏らした。二人の腰が完全に同調して動き、ぐちゅ、ぬちゃ、という水音を浴室内に合奏する。
膣内の愛液は湯よりも熱く、絡みつく襞は精液を搾り取ろうとするかのように吸い付いてきた。マギサはすっかり出来上がっていた。子宮口は愛しい亀頭にキスして離れず、濃厚な精液をねだるようでもあった。
グランも限界が近い。マギサを抱き寄せ、唇を重ねた。マギサもグランにぎゅっと抱きしめられる幸福を噛み締めながら、歯を割って侵入してきた舌を舌で出迎える。腰の動きは止まらない。グランは両手を腰から尻たぶへ移し、柔らかですべやかな肉へ五本の指を食い込ませるように掴んだ。その動作で最奥まで貫かれるようになったマギサは口からくぐもった声を漏らす。それでペニスはますます硬くなり、睾丸の奥底が発射態勢に入った。マギサの方も子宮口が反応し、更に深く亀頭をくわえ込む。肉襞がわななくように蠢き、ペニス全体に耐えがたい快楽を与えた。
最早止めようがないことを知り、グランは塊のような精液を解き放った。射精の快感は一度目よりもなお強く、濃厚で、長かった。熱く白濁した欲望がマギサの中へと注ぎ込まれてゆく。
「ああーーーーーーーーっ♡♡♡」
大量の奔流を受け止めたマギサは背筋を大きく仰け反らせ、身体全体を痙攣させた。グランは突き出されたおっぱいを前に、思わず乳首をしゃぶった。そしてそのまま力尽き、グランの胸に倒れ込んだ。
二人はしばらくの間繋がったままだった。栓をしていたペニスが抜けると、膣孔から白い体液が湯船に流れて溶けてゆく。ペニスはというと硬さを保ったままだ。
「グラン……まだ出来そう?」
マギサが赤い眼に淫蕩の光を宿している。まだ不十分らしい。
「そうしたいのはやまやまだけど……のぼせそう」
「大変! モーさんに手伝ってもらおうかしら……!?」
「だ、大丈夫だよ……」
マギサは思案していたが、恋人の使い魔に情事の後片付けをさせるのは気が引けた。グランは何とか一人で浴槽から這い出て、洗い場で横になった。
背中に当たる磨き抜かれた大理石の床が気持ちいい。身体のほてりを冷ましてくれる。
少し目を閉じながら、意識するのは股間のことだった。二度射精したというのに、ペニスはまだまだ元気に垂直にそそり立っているのだった。むしろ射精のたびに勃起は硬く強く、そして快感を増すようになってくる。マギサの特別製回復薬の効能は覿面だ。
唇に冷たいものを感じた。眼を開けると、横に座ったマギサが氷をグランの唇に当てていてくれていた。左手には大きな切子細工のグラス。そこは口移しじゃないのかとちょっとがっかりしながら、口を大きく開けて舌に乗せる。マギサはグラスを傾け、氷水を飲ませてくれた。
「……ありがとう。頭がすっきりしてきたよ」
「この分だと、」
「風呂はもういいかな…それよりマギサ、身体を洗ってくれるかな?」
「ふふっ♡」
マギサは唇に笑みを浮かべた。それからいい香りのする乳白色のボディソープをグランに見せつけるようにして、自分の大きな胸に垂らした。そのままゆっくりと、満遍なく塗り広げてゆく。
グランも身を起こしてマギサの真正面に座り、両の手を伸ばして塗りたくるのを手伝った。二つの乳房に指を食い込ませると、マギサがその手に手を重ねてきた。膨張したペニスがひくついた。円を描くように揉み捏ねると、白い泡をつけた爆乳が淫猥に歪みまくる。その手の動きが果たして自分のものなのかマギサのものなのか、グランには判別がつかない。
マギサの乳房は一つだけでも頭以上のサイズ、二つ合わさるとかなりの重量感になる。超ドラフ級のそれを下から支え持つようにしたまま、グランは揺さぶった。指が埋まりそうなほどの柔らかさがありながら芯に張り詰めた弾力も持つ、この世のものとは思えない至上の感触、全空一のおっぱいだ。泡の中から見え隠れするピンクの乳首は硬く勃ち上がっている。
「もう、サボっちゃダメよ」
マギサの手が伸びて、グランの胸板に触れてきた。細指がその乳首をつまみ上げる。マギサと出逢うまで夢にも考えなかった性感帯だ。グランの息が荒くなる。マギサは手を動かしてグランの胸板にソープを塗り広げながら、その乳首を攻めた。グランも負けじとマギサのバストを捏ね上げながら、その大きめの乳首をつまんだ。二人揃って身をよじり、声を上げる。ソープで肌の上を無数の泡が滑る。マギサの腰が悩ましく動くのに合わせて、彼女の秘部を覆う泡がいやらしく形を変える。
「あれを使いたいのだけどいいかしら……?」
喘ぎながらマギサが視線で指したのは備品のマットだった。意図を察したグランがその上に仰向けになると、マギサの身体がのしかかってきた。マギサの身長は一七〇センチ、体重は極秘であるものの推定Nカップのおっぱいを持つ。つまり相応の体重があるということだ。それをグランは逞しい体躯で受け止めた。重みよりもむしろ包み込まれるような心地の方が強いことを、彼は知っていた。
摩擦係数を下げるソープの力を借りて、マギサはおっぱいをスポンジのように使ってグランの身体全体を洗ってゆく。グランの腕、脇の下、胸、腹、裏返して背中、尻、膝裏、そして会陰部。グランを泡まみれにする過程のマギサは実に楽しげで、一方のグランはマギサの全身ソープ奉仕に屈服し、半ば恍惚としてそれを受けていた。
最後にマギサはグランの脚の間に入った。グランに背中を向けたまま、大きく足を開きつつ彼の上に座る。いわゆる背面座位の姿勢だが、そうではないことを既にグランは理解していた。ソープだけではない汁でぬるつく秘唇とソープだけではない汁でぬるつくペニスが摩擦する。
挿入しないままでマギサが指先をグランの亀頭に指を添え、己の腰を前後に動かした。グランが身を起こし、超ドラフ級爆乳を右手で揉みしだき、左手で膣口を掻き回した。ふたりは背中越しにキスをした。少年の手が恋人の乳首を捻り上げ、クリトリスを弾く。口づけしたままのマギサの身体が痙攣し、達したことを示す。と同時にペニスが脈打ち、鈴口から精液を虚空に迸らせた。
二人とも息を喘がせながら、なおも満足していないようだった。雄の肉茎は精液をしたたらせながら雄渾にそそり立ってひくつき、雌の花弁も愛液を流しながらくぱくぱと蠢いている。二人は本気の交尾を知った雄と雌、疑似では決して納得も満足も得られないことを肌身で理解していた。
ぐう、と腹が鳴った。
「……そういえば、あんまりビュッフェで食べてなかったな」
「実は私も、ちょうどお夜食が食べたくなったわ」
二人は笑い合った。
**************
ビュッフェの残り物で空腹を癒して、グランとマギサは同じ部屋にまた戻ってきた。
「――きゃっ!?」
マギサが驚いたような声を出したのは、彼女が意図するより早くグランから背後から抱き締められたからだ。服の横から手を突っ込まれ、乳首を中心に攻めながら胸全体を揉みしだく。餅のように柔らかで、絹のように肌理細かで、ゴム毬のように弾力があるおっぱいを、グランは存分に楽しんでいた。
「もう……っ、せっかちなんだから……っ」
「マギサのせいだよ……薬の効果がまだ残ってる……」
食事中はまだ大人しくしていた股間の分身は、再びマギサとふたりきりになった途端に暴れ出した。疲れたからと言って裸のマギサを直視出来なかったのが嘘のようだ。ズボン越しに反り返ったものをマギサのスカートに包まれた尻にぐりぐりと押し付けた。
そうしながら、マギサの服から金具を外してゆく。大きなおっぱいがまろび出た。乳輪を隠しているのは光沢のある真っ赤なニプレスだ。敏感な乳首を保護するためのニプレス一枚、それを剥がすことすらもどかしく、グランはそれごと乳首を左手でつまみあげた。「ん…♡」と甘い声が上がる。グランは前垂れタイプのスカートの下に右手を滑らせた。お腹に触れ、下腹部を撫で、さらに下を目指す。シフォンという生地の名前まではグランは知らないが、グレーのショーツの面積は小さく生地は薄くしかも透けており、マギサのような美女が身につければそれだけで男の性欲を掻き立てる代物だ。グランも下着の手触りにひどく興奮し、布の上から股間のクロッチのラインを何度も激しく執拗に擦り立てた。
「……んあああっ♡」
爪によるクリトリスへの集中攻撃が特に効いたらしい。立ったままマギサが達した。そのままふらつき、キングサイズのベッドに倒れ伏してしまう。グランは間髪を置かかった。服装が乱れしどけない有様の恋人の脚に、むしゃぶりつくように抱き着いた。そして脚を強引に開かせた。ショーツはすっかり濡れてしまっていた。
「ええっ? ちょ、イったばっかり……!」
恋人の抗議にお構いなどなしに、舌を性器に見立て、クロッチのラインを舐め上げる。布地の下で充血しきっているであろうクリトリスに軽く歯を立てると、マギサの腰が跳ね上がった。今度は股間の布をずらし、ボディソープの香りと湯気の立ち登る花弁への口撃を仕掛けた。舌を伸ばせるだけ伸ばして天井のあたりをこするとマギサの両手がシーツを掴み、潮を吹いた。
ほとばしりの直撃を受けたグランは自分の服を脱ぎ捨てながら、マギサが服を脱ぐのは許さなかった。彼女の左足をほぼ垂直に抱え、側位姿勢で、最大限にいきり立ったペニスをヴァギナへ一息に突っ込んだ。
「~~~~~ッ♡♡♡」
剛棒は膣奥まで押し込まれた。子宮口を突かれた衝撃と圧迫感でマギサは呼吸すらままならない。グランはその体勢のまま、ゆっくりと抽挿を始めた。ゆっくりと深く、じっくりと念入りに、雁首で膣道をぞりぞりこすり上げ、亀頭でポルチオをぐりぐりえぐる。その動きに合わせてマギサは声を上げる。
「やっ、あっ、やぁ……っ、それだめ……っ、グラン、それだめぇ……っ♡」
二つの爆乳を揺らしてマギサが悲鳴のように言った。その声には、側位姿勢であるために自由に動けないまま一方的に攻められていることへのもどかしさがある。
「『ご褒美』が欲しいんでしょ? ここをこうすると、マギサの身体は喜ぶんだ。僕は詳しいんだ」
グランはペニス一本で膣内のあらゆる場所を攻めた。Gスポットはもちろんのこと、入り口近くの浅いところ、そして一番深いところ、マギサの弱点をことごとく確かめ、洗い出し、徹底的にいじめ抜いた。その責めは執拗かつ的確だ。
グランはマギサの肉体を開発した当の本人であり、彼女の性感帯ならば知り尽くしていた。マギサと出逢うまでは童貞だったから、もちろん最初から性の技術に秀でていたはずもない。彼は恋人を悦ばせたいという一念で学び、己を鍛えた。結果として修練はドクターやレスラーのクラスを修める助けにもなったが、それはまた別の話である。
「あああっ! すごいっ♡ だめ、だめぇっ♡ だめなのにぃっ♡」
攻められ続けるマギサの顔は、随喜の涎と涙にまみれていた。抽挿の都度、結合部から間欠泉めいて潮が噴き出ている。
「ひうっ♡」
マギサの喉が鳴った。肉竿を包む膣襞がぎゅっと搾り上げてくる。絶頂の兆候に、グランもまた応えた。最奥へ突き込み、精液を強かに放った。亀頭でぐりぐりといじめるのも忘れない。
「あぁ……っ♡♡♡」
子宮口への直接注がれていく子種の熱さに、マギサは歓喜の声を上げた。グランは抱えていた脚をやっと手放した。ペニスが抜け、秘唇から白濁液がごぼっと溢れてくる。一度で出したとは思えない量だ。
グランが倒れ込むようにベッドに横たわると、マギサの顔がすぐ近くにあった。涙と涎にまみれた顔をグランは美しく淫らで、もったいないと思いながら拭ってやる。
「グラン――」
目が合った。情欲に潤んだ、蕩けた目だった。肉の交わりを望む目だった。
グランはマギサの回復薬を口に含んだ。今度はグランからキスをした。舌で口内を執拗に探り合う。液体が流れ込み、 何度でも交わる力が湧き上がってくるようだ。
横たわった状態から抜け出し、グランはマギサに覆いかぶさる姿勢になった。マギサは仰向けで、少し脚を開いて待ち望み。もう言葉は要らない。グランは反り返った陰茎を秘唇へあてがい、一気に貫いた。
貫かれた余韻で一瞬達しながらも、マギサが腕を胴に、脚を腰に絡みつかせてきた。グランは身体全体を使って前後運動を行なう。最早幾度となく行なってきたが、決して飽きることのない行為だ。抽挿のたびに肉が肉を、肌が肌を打つ。その激しい音に混じって、結合部からの淫らな水音が聞こえる。グランは腰を打ち付けながらも、手を乳房へと伸ばして捏ね回した。マギサの身体は敏感に反応した。背筋をびくんと跳ねさせ、膣がきゅうっと締まる。グランはその締めつけに耐え、抽挿を続けた。
この部屋と浴場を作らせたという王族は、きっと夜毎に美姫を集め、古戦場で昂った血を性欲の発散という形で静めたのだろう。
けれど美姫の中にマギサのような絶世の美女はいなかったはずだ。たったひとりで男のあらゆる欲望を叶え、満たしてくれる、最高の美女。マギサはグランにとってそういう存在だった。
マギサは誰のものでもない。けれど今だけは、自分のだけの女だ。
慈愛と欲情の奇妙に入り混じった表情で、マギサが言った。
「愛してるわ……グラン……」
愛欲に蕩けた顔でマギサが囁いた。グランもまた、誰のものでもない。でも今だけは、マギサだけのものだった。
「どうしよう……
「止まらないね、止まりそうにない」
「こうなったら……最高の『ご褒美』、作っちゃいましょう……私たちの……愛の結晶……♡」
「作っちゃおうか……!」
マギサの胎内でペニスに力がみなぎるのを感じた。これまでにないほどの力だ。睾丸の奥底で渦巻いたエネルギーが奔騰している。
マギサも子宮の奥底で快楽の波紋が全身に広がってゆくのを感じる。背筋が弓なりに反り、汗でてかる胸が小刻みに、しかし大きく揺れた。グランの手がマギサのおっぱいを掴んだ。膣全体が収縮し、肉襞がわなないた。子宮口が亀頭へディープキスしておねだりする。ペニスもそれに応え、グランはマギサの膣の最奥に肉棒を突き立て、射精した。
マギサがグランを抱き締めてきた。グランもマギサを強く抱き締め返した。結合部では二人の体液が溢れ返っている。しかしペニスが蓋をしたままだ。一滴たりとも漏らさない、とでもいうように。
「まるで物足りないわ――」
「もっと繋がりたい?」
「ふふっ、あなたもあれだけ出して、まだ硬くなってる」
「君の乳首だって……」
ふたりはまた動き出した。今度はマギサが上になって。『ご褒美』の夜は、まだ終わらない――