ハヤテのごとく!マリアです。
楽しそうな企画だったので短編ながら参加させて頂きました(N回目)。
ただかなり滑り込みだったので、自分がFANBOXとかで良く書く、ワンシーンネタです。
自分以外の素晴らしい作品を見たい方は良い風呂小説合同より、どうぞ。
某所、某街、某温泉街。
全てが不確かな情報ながら、そこは確かに存在するとされていた。
その旅館にある隠し湯に浸かれば、最高の体験と美貌が手に入る。
そんな、まことしやかな噂話。
それでも、美を求める女たちは皆、その湯を探し続ける。
淫魔ノ湯を。
「んっ♡あっ……♡」
ただ、この淫魔の湯には、ひとつだけ、誰にも知られていない秘密があった。
「ちょ……♡そこ……♡んんぅっ……♡」
それはごく稀に、ごく普通の温泉が、何の前触れもなく淫魔の湯へと変わるということだ。
「はぁ♡あっ♡あぁぁ……♡」
その日、その現象に巻き込まれたのは、伊豆の温泉地にある別荘へ、主人の付き添いとして訪れていたメイド、マリアである。
主人が執事と外出している間、ひと息つこうと浸かった伊豆にいくつもある温泉のひとつが、彼女の知らぬ間にただの湯から淫魔ノ湯へと変貌していたのだ。
(絶対……♡このお湯、生きて……♡)
淫魔の湯に囚われて約数分。
頭の回転が早く、柔軟な思考を持つマリアは、この湯の特性の一つに気付いていた。
それは、一見無機質に動いているように見える温泉に、明確な意志が宿っているという事実である。
「ふぁぁ……♡」
その事実に気付いた理由はいくつかあったが、最も大きな根拠は、湯が特に絡み付いてくるマリアの胸である。
本人は誇るつもりはないものの、マリアの胸は同年代の中でも群を抜いて大きかった。
90という、爆乳と呼ばれてもおかしくないほどの巨乳。
どうやらその柔らかな膨らみこそが、この意志のお気に入りのようなのだ。
「くひっ!?♡ あっ♡あん♡ひゃめぇ!♡そこぉっ……!♡」
だが、マリアにとって本当に問題だったのは、胸がお気に入りらしいという程度の話ではなかった。
それだけなら赤ん坊が乳房を求めるようなもので、嫌でも我慢はできる。
しかし、この存在は、マリア自身も自覚していなかった感覚を、まるで掘り返してくるほどに上手いのだ。
影に隠れていたはずの弱点が、次々と暴かれていくようだった。
「はぁ♡あぁ♡こんなっ、こんなの……あっ♡あっ♡あっ♡」
外から見れば、マリアはただ湯に肩まで浸かっているだけの、どこにでもある入浴者にしか見えない。
しかし白濁したその湯の下では、彼女の乳肉がグニッ♡グニッ♡といやらしい弾力を響かせながら、形が変わるほどに容赦なく捏ね回されていた。
視覚では確認出来ないせいか、柔らかな胸が蕩けるように揉まれている感覚だけは鮮明で、マリアの喉から、堪えきれない嬌声が溢れ続けていた。
「ふっ!♡ ああっ!♡ く、あっ!♡ やっ♡ダメ……ひやゅうぅ!!♡♡」
偶然なのか、それともこの湯がそう仕向けたのか、今この露天風呂には、マリア以外の利用者はいなかった。
それでも、露天である以上、ひとたび大きな声を出してしまえば、外にいる誰かの耳に届いてしまうかもしれない。
だからこそマリアは、必死に喉を押し殺して声を抑え込もうとしていたのだが、この湯の、正確に快楽のツボを突いてくる巧みさの前では、抵抗など意味をなさなかった。
「ふあぁああああっ!?♡♡♡」
また湯の思い通りに、マリアは唯一自由な首をぐいと反らして、天へ向けた姿勢のまま、卑猥な悲鳴を撒き散らしてしまった。
胸の根元から掴み、まるで乳搾りのように扱かれると極端に弱い。
そんな致命的な弱点が自分にあったことなど、マリアは生まれてこの方一度も知らなかった。
だが、この湯は、マリアのほんのわずかな反応の揺れだけで、まるで長年の関係でもあるかのようにその急所を探り当てたのだ。
乳房の根元から搾り上げるような感覚が走るたび、身体が勝手に跳ね、甘ったるい声がせり上がってくる。
最初に弱点を突かれてから、これで三度目。
マリアの意思とは関係なく、今のように無理矢理に喘がされていた。
(い、今の……ちょっとイッちゃったかも……♡)
前の二回は、どうにか絶頂だけは堪えてきたマリアだったが、今回は違った。
彼女自身がはっきり自覚するほどの波が、腹の奥からビリビリと身体中へ反響していく。
その余韻は、自分で指を使って慰めた時のそれと同じ種類の快楽。
ただ一つ、決定的に違うのは、マリアは胸で絶頂など、一度たりとも経験したことがなかったという点だろう。
「も、もう……♡やめてぇ……♡」
その自覚が、マリアの羞恥心に一気に火を付けた。
胸だけで絶頂してしまったということが、何より恥ずかしい。
このままでは、また同じように胸だけで絶頂させらされてしまう。
そんな確信めいた予感がせり上がり、言葉が届くかどうかすら分からない湯の意思を相手に、思わず懇願が漏れた。
「ぁ……っ!」
その瞬間、マリアの懇願が通じたかのように、全身を縛っていた圧がふっと消えた。
力は入らないが、これなら立ち上がって逃げられる。
そう思い、痺れる身体を無理矢理にでも動かして立ち上がろうとした、その瞬間だった。
「ん゛あぁあああ゛あッ!!?♡♡♡」
再び襲いかかった強烈な乳搾りに、マリアは抵抗する間もなく絶頂へ叩き落とされた。
気を抜いていた隙を狙われたかのように全く耐えられず、先ほどを遥かに上回る絶頂の衝撃が、内側から突き上げるように身体を貫いていく。
腰が浮き上がるほどの強烈な余韻の後、力の抜けたマリアの身体は、再び湯の中へと沈み込んでいった。
(弄んで……る……♡)
明滅する視界の中でも、マリアの頭は湯の意思の目的にすぐ気付いた。
先ほどと同じく、いまも湯からは圧力がかかっていない。
つまり、もうマリアを完全に拘束する気はないということだ。
けれど、それは決して自由を与えるという意味ではない。
あえて動ける余地を残すことで、抗おうとしても抗えない彼女の姿を楽しんでいる。
その事実が、何気に負けず嫌いのマリアのプライドを深く傷付けた。
(っ……バカにして……!)
湯の意思から伝わってくるのは、欲情というより、明らかにからかって楽しむ気配。
その気配を察した瞬間、マリアの胸をかすめていた恐怖は霧のように消え、代わりに熱い怒りがこみ上げてきた。
まるで悪ガキに好き勝手いたずらされているような、そんな屈辱的な気分が彼女の中を満たしていく。
(後悔させてあげます……!)
だからこそ、マリアはムキになってしまった。
湯の正体である淫魔の思惑に、気付かぬまま乗せられているとも知らずに。
「んああぁあッ!?♡♡ くううううっ!!♡♡」
そこからの展開は、まさに淫魔の望んだ通りだった。
「くぅっっ!♡ くっ、うううンンン!?♡♡」
マリアは必死に淫魔を出し抜こうと、ありとあらゆる手段で風呂から逃げ出そうとする。
「ふああぁぁあぁッ!!♡♡」
しかし、その度に、乳肉を激しく揉みしだかれ。
「ひうぅぅぅぅ!?♡♡♡」
揉みしだかれ。
「あふうぅぅぅ!?♡♡♡」
揉みしだかれ。
「イクゥゥゥゥゥッッ!!?♡♡♡」
そして時に、乳房の根元を搾り上げられる弱点を突かれて、また絶頂へと叩き落とされてしまう。
逃げ出そうにも、隙を突こうにも、結局は全てが無駄に終わる。
むしろ状況は悪化していくばかりだ。
なにしろ、その最中にマリアはあまりに大きな問題を抱えてしまったのだから。
「ハァーッ♡ハァーッ♡ハァーッ♡」
もう何度目かも分からない失敗をしたマリアは、湯に沈んだまま荒く息を吐いていた。
まるでそういうルールででもあるかのように、淫魔はマリアが湯に浸かっているあいだだけは手を出してこない。
だから今は休んでいるはずなのに、マリアの顔は、とても休めていると呼べるものではなかった。
(乳首……乳首♡乳首♡乳首ぃ!?♡♡)
湯の熱気だけでは説明がつかないほどの汗を流しながら、マリアの聡明な脳は今や異様な思考で埋め尽くされていた。
実は、これだけ長いこと巨乳を弄られているにも関わらず、マリアの乳首には一度たりとも触れられていなかった。
マリアの真っ赤に腫れ上がった乳首は、湯の白濁の揺らめきに合わせて、期待するように、ぷるぷる♡と震えてしまっている。
胸全体を弄ばれ続けた中で、乳首だけが取り残され、熱を溜め込み、疼きが爆発寸前まで膨れ上がっている。
ただ、触れられていないだけで、逆に猛烈な渇望としてマリアの内側に巣くっていた。
(乳首乳首乳首乳首ぃぃぃ……♡♡♡)
だが、それでもマリアは自分からは弄れない。
淫魔がわざと焦らしていることは、彼女にも分かっていた。
分かっているからこそ、手が出せないのだ。
自分の乳首に触れるという行為は、すなわち欲しがっていると認めること。
それはつまり、淫魔に完全な敗北を宣言するも同然だった。
絶対に負けたくない。
その意地だけが、今のマリアをギリギリのところで踏みとどまらせている。
「ふぅぅーーッ……!♡♡ ふぅぅーーッ……!♡♡」
そうして、どれほどの時間が経っただろうか。
もはや根比べの様相を呈し始めていた戦いは、しかし予想もしなかった方向へ転がった。
「ひゃ……!?」
息も絶え絶えのまま立ち上がろうとしたマリアの身体が、突然お湯へと強く引き戻された。
次の瞬間には、肩までしっかり浸かった入浴姿勢にきちんと整えられている。
まるで、基本に立ち返ろうとでも言うかのような、その妙に丁寧な体勢に、マリアは思わず戸惑いの声を漏らした。
だが、これはただの立ち返りなどではない。
新たな地獄、いや、極楽の始まりだった。
「〜〜〜〜〜ッ!?♡♡♡」
その瞬間、マリアは、鳴るはずのない、カリッ♡という音を確かに聞いた気がした。
そして、彼女の胸の奥で蓄積し続けていた疼きが、一気に爆発した。
「お゛─────!?♡♡♡♡♡」
いつの間にか首の角度まで少し下へ伏せられ、動かないよう固定されていたため、マリアの身体はどこへも逃げられない。
それでも、彼女の全身は発作のように激しく痙攣を繰り返し、唇からは、声とも悲鳴ともつかない断続的な音が漏れ続けていた。
(イグッ♡イグゥッ♡またイグゥゥ!?♡♡♡ お゛お゛おッッ♡♡♡ぎもぢ゛い゛いぃぃッ!?♡♡ こんなの初めてェ、お゛おうッ゛お゛お゛お゛おッッ!!♡♡♡)
もはや声ですらない叫びを撒き散らしながら、マリアの心の奥では、叫びたい言葉が、響き渡る。
(イグッイグッ乳首イグッ、イッグウウゥ~~~~~ッッ!?♡♡♡)
マリアは今、乳搾り途中のように根元からぎゅうっと引っ張られ、形を変えさせられている。
そのうえで、ピンと張り詰めた巨乳の頂点である赤く硬直した乳首だけを、硬質な何かがガリガリッ♡と削るように擦り上げてくるのだ。
研磨されるような強烈な擦り上げが、乳首から脳まで一撃で突き抜け、脳天を焼き抜き、マリアに容赦なく絶頂極楽を叩き込んでくる。
「〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッッッ!!?♡♡♡」
トドメとばかりにギュゥゥッッ♡と指先を思わせる圧で乳首を摘み上げられ、マリアは今日一番の絶頂へ叩き込まれた。
胸の根元から頂点へ、一気に絞り上げるような快感が駆け上がり、脳髄の奥をビリビリと焼き切る。
悲鳴を上げようとしても、唇は酸欠の金魚のようにパクパクと開閉するばかりで、声にならず、空気を掻き取ることしか出来ない。
視界が白く弾け、思考という思考が真っ白に塗り潰されていく。
「ぁ……♡♡♡」
「おっと。やり過ぎちゃったかな? 凄くエロくて可愛かったよ。またね、マリア……お姉さん♪」
ふらっと力の抜けた身体を、誰かの腕がそっと支えた。
その耳元へ、愉快に笑う声が直接吹きかけられ、マリアの鼓膜をかすかに震わせる。
けれど、それが誰なのかを認識する暇すらなく、マリアの意識はすうっと闇へ溶け落ちていった。
***
「……んぅ? あ、ちょっとぼんやりしちゃってたみたいですね。危ない危ない」
少しぼんやりし過ぎていたのか、カクンと首が前へ落ち、マリアは慌てて頭を振る。
軽くこめかみを押さえると、湯船から立ち上る温かな湯気が額をくすぐり、じんわりと心地よさが広がった。
そのままウトウト沈み込みそうになる意識を何とか持ち上げ、マリアはゆっくりと覚醒していく。
「もう出ますか……お嬢様たちも、そろそろ帰って来るでしょうし」
すっと湯から立ち上がったマリアは、湯を滴らせながらゆっくりと湯船を出た。
産まれたばかりの赤ん坊のほっぺのように瑞々しく艶めいた肌が、湯気の向こうでほのかに光る。
むっちりと張り出した爆乳と、そこから流れるように引き締まった腰回りが滑らかな曲線を描き、湯から上がっただけなのに女神の肢体のように視線を奪う。
そのバストは三桁目前の圧倒的ボリュームで、同性ですら思わず魅了されるほどの凶悪な存在感を放っていた。
「…………」
不意に視線を感じ、マリアはそっと湯のほうへ振り返った。
しかし、そこにあるのは透明度の高い湯面が静かに揺れるだけで、人影などどこにもない。
それでもマリアは、理由もなく胸の奥がざわつく感覚に従い、湯船へ小さく一礼すると、そのまま脱衣所へ歩き出した。
某所、某街、某温泉街。
全てが不確かな情報ながら、そこは確かに存在するとされていた。
その旅館にある隠し湯に浸かれば、最高の体験と美貌が手に入る。
そんな、まことしやかな噂話。
それでも、美を求める女たちは皆、その湯を探し続ける。
淫魔ノ湯を。