二児の母(独身)が家族サービスでキャンプ場に出かけ、そこで怪物の孕み袋にされてしまうお話です。


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本作には以下のジャンル,要素が含まれます。

・異種姦 ・汚チンポ ・臭いフェチ ・人質 ・異物挿入 ・母乳

・種付けプレス ・精液ボテ ・妊娠 ・出産


身体は堕ちようとも

さんさんと降り注ぐ眩い太陽の光。その輝きを浴びる一台のワゴン車が、静かな森林の中を快走していく。

運転席でハンドルを握る女性は、後部座席で座っている二人の子どもに明るい声色で言葉をかける。

 

「もうすぐで到着するから準備してよ~。今日は目一杯、楽しみましょうね~」

 

テンション高めな様子の女性――“蔵坂(くらさか) 春恵(はるえ)”は、有給休暇を利用して家族サービスをするために山のキャンプ場へと車を走らせていた。

 

「はーーいっ」

「うん…………」

 

母親の楽しそうな声に、元気よく答えるのは長男の信仁(のぶひと)、5歳。対して小さな声で頷くのは長女の優音(ゆうね)、7歳。二つ違いの姉弟である二人は、大人しい姉と好奇心旺盛な弟という真逆の性格ながら、大きなトラブルや喧嘩が殆ど起こらないくらいに仲が良かった。

そんな二人を育てている春恵は二年程前に旦那とトラブルが頻発し、最終的には性格の不一致という理由で離婚してから、シングルマザーとして家事と仕事を両立させていた。

 

「ほーら、着いたよ~」

 

目的地に着いて車を停めると、彼女は外に出て大きく伸びをする。

澄んだ空気に透明な川水、青い樹々に囲まれた自然風景は信仁の好奇心を早くも刺激していた。急いで車内から飛び出した彼は、両手を広げて無邪気に走り回っている。

一方で、優音は車から出るものの特に何をするでも無く弟の後をゆっくりと追いかけていた。

 

「ママはお昼の準備をしてるから、終わるまで自由に遊びなさい。ただし、あまり遠くには行かないでね?」

 

「はーーいっ」

 

元気な返事が返っては来たがテンションの上がりようを見るに、言う事を聞いてくれそうに無いだろう。彼はいつもそうだった。

 

「優音。信仁が危なっかしそうな事をしないように、よく見張っててね。あの子、すぐに無茶苦茶するから」

 

「うん、わかった」

 

母のお願いを聞いた娘が頷(うなず)き、走り回る弟のもとへと駆け出した。

 

(それにしても、良い場所を見つけたなぁ~)

 

綺麗な景色を前に春恵は深呼吸する。

旦那と離婚してから家計はかなり逼迫(ひっぱく)していたが、それでも子ども達の為に楽しそうな場所へ遊びに行かせてやりたくて調べていたところ、このキャンプ場を見つけることが出来た。

トイレが少し遠いこと以外に目立った欠点の無いこの場所は、破格の値段で使用出来るというのに他の利用客が全く見当たらなかった。何故ならば、そこは数年前に熊のような化け物を見たと口コミで広がった、訳アリのキャンプ場だったからだ。証拠の動画もインターネット上にアップロードされており、作り物か否かと議論が白熱するくらいに心霊スポットファンの界隈では有名な場所なのだという。

だが、そういったオカルト話には毛ほどの興味も無い彼女にとっては格安でキャンプが出来る好都合な場所、程度の認識だった。存在するはずの無い化け物の噂で出費を抑えられるというのならば、願ってもない話だ。

 

「……さて、さっさと準備を終わらせちゃいましょうか」

 

川で楽しそうに遊んでいる二人の姿を尻目に、彼女は微笑んでBBQの準備を始める。車から炭や器具,食材を取り出したり机や椅子を組み立てたりしている内に、彼女は二人から目を離してしまった。

 

◆◆◆

 

「これで良し」

 

全ての木炭に火を点け、煙が立ち上る網。そしてそれを囲うように組み立てた椅子を三人分配置し、後は肉や野菜を焼くだけとなった。

 

「信仁ーっ、優音ーっ。ご飯にするよーっ」

 

昼食の準備を整えて振り返りながら、二人の名前を呼ぶ春恵。だが、川で遊んでいたはずの二人は忽然と姿を消し、キャンプ場には彼女一人だけが取り残されていた。

 

「信仁? ……優音? どこに行ったの?」

 

信仁だけならばまだしも、優音までいなくなるのは彼女にとって想定外だった。物静かな性格ではあったが弟にしっかりと注意の出来る姉だったため信頼していた彼女は、あまりに突然の出来事で思考がフリーズする。

 

「――、信仁っ! 優音っ!」

 

しかし、彼女はすぐさま懐中電灯と護身用の木刀を握り締めて二人の捜索を開始した。

化け物の存在を全く信じていなかった彼女だが、熊や猪等の獣に襲われた時のために用意しておいたのだ。唯一の武器を手に草木の生い茂る深い森の中へと入っていく。

 

「…………っ、これって……」

 

暫く歩いていた彼女は地面の感触が変化したことを感じ取って足下に視線を向けると、そこには人の物とは思えない足跡が目に映った。形状はヒトや猿に近いが、それらより一回りも二回りも大きいであろう生物の痕跡は、山の方に向かって続いている。

湿気でぬかるんでいる地面に並んでいる跡を辿り、春恵は前に進んでいく。この先に我が子がいるという保証は無いが、それでも確かめずにはいられない。

 

緩やかな傾斜を登り、山の中腹あたりに差し掛かったところで彼女は洞窟を見つけた。大きな洞穴(ほらあな)とも言えるその岩陰に近づいて耳を澄ますと、微かな人の声が聞こえてくる。

音を立てないよう、慎重に中の様子を窺うと体長が三メートルはありそうな人型の生物に囲まれている子どもの姿がぼんやりと視認できた。

 

(間違い無い、優音だわ)

 

暗くてはっきりと見えたわけではないが、他に利用客もいなければ近隣の住民さえいない見かけなかった事から、彼女はそう結論付けた。

化け物に自身の存在を悟られないように忍び足で近づき、両手で木刀を構え直す。懐中電灯は点けず、手首に紐を巻き付けるだけにしてすぐ使えるようにだけ備えておく。

化け物との距離が少しずつ縮まるにつれて、心臓は早鐘を打ち始め、緊張で口の中が乾いていく。

 

「…………」

 

一歩、また一歩と彼女の足は化け物の背中に近づく。翳した武器の震えが大きくなり、それを懸命に抑える。

あと僅かで木刀を殴りつけられる距離に達する、その時だった――。

 

「――っ」

 

彼女が踏みしめた場所でジャリッと音が鳴り、化け物たちが一斉に彼女の方へと振り返った。奇襲が失敗し、姿を見られた彼女はなりふり構わず木刀を振り抜く。

 

「やああぁぁぁぁっ!」

 

化け物の横っ腹目掛けて振りかぶった彼女の一撃は容易く受け止められ、どれだけ力を籠めようとビクともしなくなる。

 

「くそっ、……このぉっ! 放せぇっ!」

 

自身の手元に視線を移した彼女は、咄嗟の判断で左手の懐中電灯のスイッチを入れて化け物の顔を照らした。暗い洞窟の中に目が慣れている相手を怯ませようとしたのだ。

 

「マブシイ」

 

彼女の目論見通り、化け物は眩い光から目を守るために木刀から手を離した。解放されて自由となった木刀を再び構え、彼女は思い切り振り下ろす。

 

「――くぅっっ」

 

だが、その軌跡は途中で止められた。彼女は化け物が一体ではないことをすっかり忘れてしまっていたのだ。彼女の振り翳(かざ)した木刀が受け止められ、背後からぬらりと伸びてきた化け物の手で首根っこを掴まれてしまう。息苦しさを覚えながら彼女の身体がゆっくりと宙に浮き、弛んだ手から唯一の武器が離れ落ちる。

 

「グフフ、ツカマエタ。コイツ、メス。ムネ、デカイ」

 

低い声が洞窟に響く。言語を発した化け物に驚きつつも、春恵は決して怯まない。両脚をバタつかせながら、巨大な手を振り払おうと藻掻き暴れる。

 

「放しやがれっ、このデカブツっ! 真仁と優音を返せぇっ!」

 

「……ソレハ、ムリダ。オデタチ、メス、ホシイ。コドモ、ハラマセル。ツイデダ、オマエモ、ハラマセル」

 

「……、何ですって…………?」

 

化け物の発した言葉を耳にした瞬間、彼女はピタリと動きが止まる。邪念の無い口調で放たれた台詞は、あまりにも恐ろしい内容だった。

 

「はらま……せる……、孕ませる…………? 私の、……子どもを…………?」

 

その台詞は彼女の逆鱗に触れた。到底許せるものではない。

愛娘の純潔を奪うだけでなく、相手の目的は妊娠させること。それも、まだ年端(としは)もいかない少女を。

全身の血液が沸き立つような怒りが、彼女の胸の内からふつふつと込み上げてくる。

 

「ソウダ、ハラマセル。コドモ、ホシイ」

 

「っ、ふざけないで! そんなの許さないわっ!」

 

言葉の意味を理解した彼女は激昂した。首を握り締めている化け物の手に、何度も殴る蹴るを繰り返しながら激しく反抗する。

 

「オマエノ、キョカ、イラナイ。ハラマセル、オデタチ、ジユウ」

 

「あの子はまだ7歳なのよっ、妊娠なんて出来るはずないでしょ!」

 

春恵が怒鳴ると化け物たちが互いの顔を見つめる。そして小声で何事か相談し合った後、彼女に質問を投げかけた。

 

「アノメス、マダ、コドモ、ウメナイ?」

 

「当然でしょう、まだ子どもなのよ! だからあなた達の望みは叶わないわ」

 

「…………ソウカ」

 

あからさまに落胆した様子を見せる化け物を前に、彼女は溜め息を吐いて僅かに胸を撫で下ろした。もしかしたら子ども達を解放してもらえるかもしれない、と考えたのだ。

だが、現実はそうならなかった。

 

「ナラ、シカタナイ。コイツラ、ソダテル」

 

「…………は?」

 

予想だにしなかった言動を耳にした彼女は己が耳を疑った。だが、それは聞き間違い等ではなく、また彼らの冗談でもなかった。

困惑している彼女に、化け物たちは更に言葉を続ける。

 

「イマハ、マダ、ウメナイ。デモ、ジカン、タテバ、ハラマセラレル。コドモ、ウメル。ソレマデ、ソダテル」

 

それを聞いて彼女の怒りが再燃する。もう我慢の限界だったのだ。

 

「いい加減にしてっ! 自分たちの都合ばっかり押し付けてきて、勝手な事言わないで! そもそも雌が欲しいなら同じ種族で探しなさいよ!」

 

「……オデタチ、メス、ウマレナイ」

 

「…………どういうこと?」

 

彼女が訊ねると化け物は拙い日本語で説明する。

 

「オデタチ、ムカシカラ、コノヤマ、スンデル。ナガク、イキル、オデタチ、スウジュウネンニ、イチド、ハンショクキ、クル。キタラ、メス、ツカマエル。ソイツ、コドモ、ウマセル。デモ、メス、ウマレナイ。チチオヤ、イッテタ、マチガイナイ」

 

彼がそう言うと他の個体が数度頷く。俄(にわ)かには信じられない話ではあるが、彼らの言葉には妙な説得力があった。

彼らの言い分を整理すれば、古くからこの山に棲み付いている彼らには雌という性別が存在せず、数十年に一度の頻度で訪れる繁殖期の間に雌を攫って生殖活動を行わなければ子孫を残せないらしい。

 

「…………」

 

彼の言葉を最後まで聞いていた彼女は暫し思案して、一つの疑問を投げかける。

 

「それ……、その話が仮に本当だとして……、あなた達の言う雌っていうのは人間じゃないと駄目なの? ここには他にも色んな生物がいるはずだけど」

 

「ウン、ダメダッタ。オデタチ、コドモ、セイチョウ、ハヤイ。ケド、ドイツモ、コイツモ、ゼンゼン、ハラマナイ。ナンド、タネ、ツケテモ、イミ、ナカッタ」

 

返って来た答えを聞いた彼女の表情に諦観が滲み出た。そして、彼女は玉砕覚悟で一つの要求を化け物相手に申し込む。

 

「私が、…………あなた達の子を産むわ。だから、信仁と優音には手を出さないで解放して。雌は一人いれば充分なのでしょ?」

 

普通に考えれば、化け物に彼女の要求を呑むメリットは無い。親子共々まとめて犯せばよいだけの話なのだ。そんな要求が通るはずがない。

しかし彼女は彼らと言葉を交わし、不確かながらも強い確信を抱いていた。彼らは質問すればしっかりと答えてくれる、話の通じる相手だ。この取引が成功すれば、少なくとも娘たちに危害が及ぶことは無いだろう。

化け物たちは再び小声で相談すると、後ろに立っている個体が優音を指さして彼女に問いかける。

 

「……コイツ、コドモ、イツ、ウメル?」

 

「少なくても十年ぐらいかかるわ。安全に出産しようとすれば、そのくらい必要よ」

 

「ジュウネン、……ナガイ…………」

 

彼女の返答を聞いて肩を落とす化け物。その反応を見るに、彼らはそこまで待つことは出来ないようだ。

 

「ワカッタ。コイツ、カエス。オマエ、ホシイ」

 

心底悔しそうな様子で、彼はそう言った。

ダメもとで持ち掛けた取引が成立し、今度こそ彼女は安堵する。一先(ひとま)ず我が子の安全を確保することが出来た。化け物と交わるなど耐えがたい苦痛だが、それ以上に愛する子どもに危険が及ぶ方が堪えられない。どちらか一方しか選べないのならば、彼女に考える時間など必要無かった。

 

「デモ、ヒトジチ、イル。コイツ、マダ、カエサナイ」

 

「っ、…………わかったわ。でも絶対に手を出すんじゃないわよ」

 

「オマエ、コイツノ、ブン、コドモ、ハラメ。イイナ」

 

春恵が頷くと化け物の内の一体が信仁と優音を縛り上げている細い植物を解き、両手でがっしりと握り締める。彼が手の力を緩めれば二人はすぐにでも逃げられる状態だ。

一方で春恵は二体の化け物に四肢を掴まれ、仰向けに身体が固定される。彼女の持っていた木刀や懐中電灯は、子どもを見張っている個体のすぐ近くに置かれた。

 

「……お母さん…………」

 

弟よりも先に目を覚ました優音が彼女に心配そうな視線を向ける。これから起きる出来事に直感的な不安を抱いたのだろう。

そんな娘に春恵は言葉を返さず、ただにっこりと微笑んで安心させる。

 

「――ぅっ!」

 

愛娘へのアイコンタクトをした直後、彼女の顔に強烈な悪臭と生温かい感触が伝わる。視線を戻した先には、化け物の男根が怒張していた。

 

(何……これ…………)

 

臭いもそうだが、何より驚くべきはその大きさだった。正確な数値は不明だが、推定でも二十~三十センチメートルはあるだろう。どこからどう見ても人間のそれとは比べるまでも無いサイズであることは明確だ。

 

「マズハ、シャブレ。オマエ、キモチヨク、サセル」

 

(舐めろっていうの? これを……?)

 

漂う臭気を少し吸い込んだだけでも鼻が曲がりそうになるそれを、化け物は口に含めと命令した。全身が鳥肌立ち、生理的な嫌悪が心の底から溢れ出す。

しかし彼女がここで拒否すれば、この毒牙が愛する娘に向けられる。

そう考えると彼女に尻込みしている暇は無かった。

 

「…………れろ」

 

恐る恐る舌を伸ばし、垢まみれの肉棒をペロリと舐める。

その瞬間、生ゴミか何かのような苦味が味蕾を刺激してきて咄嗟に舌を引っ込めた。

 

「うえぇっ! えほっ、げほっ」

 

唾を吐き出して口に含んだ恥垢を追い出そうとするが、一度味わった不快な味覚は中々消えてくれない。彼女の舌へとこびり付いたように残るそれは、本能的な拒絶を覚えさせるのに充分な威力を有していた。

 

(何よ、この匂い……。生肉の腐ったような、カビが繁殖しているような……あまりに臭すぎる)

 

「…シャブル、ムリ、カ?」

 

咳き込んでしまってしゃぶろうとしない彼女に、化け物は短く言葉を漏らす。その声は酷く冷淡で、彼女の背筋に冷や水のような怖気を走らせた。

 

「んっ、んぇぇっ……」

 

愛する子どもの顔が脳裏を過り、彼女は自分を奮い立たせて再度舌を伸ばす。

ビクビクと震える彼女の舌先がそっと男根の窪みに触れ、不快な味覚が彼女の脳髄に伝わった。二度目となるそれは先程よりも強烈に感じられて思わず引っ込めそうになる気持ちを、彼女は無理矢理に抑え込む。

 

「んぇっ、…れぉぉぉっ」

 

そしてゆっくりとした動きで肉棒の裏筋に舌を這わせた。蓄積していくように増幅する嫌悪感と苦味を堪え、化け物の陰茎を味わう。

だが――、

 

「んぐっ、おぇぇっ……」

 

流石に限界を迎えた彼女は激しくえずいてしまう。耐えがたい感触に晒され続けた彼女の精神が参ってしまったのだ。

咳が止まらない彼女を見て、化け物はゆっくりと首を左右に振った。

 

「モウ、ダメダ」

 

「っ! 待っ――」

 

娘にこれを味わわせるわけにはいかないと呼び止める春恵。なのだが、化け物の行動は彼女の想定の外にあった。

彼女の両腕を固定していた手を彼女の両頬に添え、腰を引いた後に勢いよく彼女の口内へと男根を突き入れる。

 

「んぐぅぅぅぅっっっっ!!」

 

チロチロと舐めるだけで吐き出してしまうような汚物を強引に喉奥まで穿(うが)たれ、彼女は目を見開いて激しい嗚咽を漏らす。一瞬にして脳がスパークする程の刺激が駆け抜けた。

口中に広がる激臭とエグ味から逃れようと懸命に化け物の身体を叩いて抵抗する。しかし彼女の力では大した反抗にもならず、どれだけ藻掻こうとも咥えさせられた陰茎を吐き出すことは叶わない。

暴れる彼女を気にも留めず、化け物はのんびりとした動作でイチモツの抜き差しを繰り返す。その表情には悦びすら浮かんでいる。

 

「コノアナ、キモチイイ。アッタカイ」

 

「んぶぅっっ、んぐっ……んぅぅぅぅっっっ!!」

 

(臭い臭い臭い臭いぃぃぃぃっっっ! もう、無理ぃ……吐きそうっ。吐き出したい……のに、出来ないぃ……)

 

長く、そして太い肉棒を喉の更に奥まで捩じ込まれては引き抜かれ、気道が塞がれた彼女は窒息してしまいそうな苦しみを感じた。僅かに吸い込めた新鮮な空気も陰茎の腐臭に穢され、まともに呼吸など出来たものではない。

絶え間なく染み渡る恥垢の残酷な風味を少しでも中和しようと分泌される唾液が、唇と陰茎の隙間から掻き出されて零れ落ちる。

 

「じゅぷっ、ぐぷぅっ、んおぇっ、んぶぅぅ」

 

目尻に大粒の涙を浮かべながら必死に抵抗する春恵。だが、息すら出来ない強引な口淫を続けられ、酸素不足になりつつあった彼女の身体から次第に力が抜けていく。

だらりと垂れ落ちる彼女の両腕を見て、異変を感じ取った個体がすぐに制止した。

 

「…オイ、コイツ、ヘン。イマスグ、ヌケ」

 

イラマチオを楽しんでいた化け物は仲間の忠告を聞き、暫し悩んだ後に名残惜しそうな表情で陰茎を引き抜いた。ズルリと音を立てて彼女の口から出て来た肉棒の先端は、絡みついた唾液で糸を引く。

 

「ぶはぁぁっ、えほっえほっ、う…げほぉっっ。おぇっ、……はぁっ、はぁっ」

 

白みがかった視界が段々と色付いていき、ぼぅっとしていた思考が正常に戻ってくる。

化け物の陰茎から解放された彼女は、だらしなく口を開けたまま虚ろな表情をしていた。その口内には不潔な男根の残滓(ざんし)が所々にこびり付き、異臭を漂わせている。

 

「オイ、イキテルカ」

 

意識が朦朧(もうろう)としている彼女の頬を化け物は乱暴に数度叩く。その度に彼女の身体はビクビク痙攣し、荒い呼吸を繰り返した。

 

「ダイジョウブ。コイツ、イキテル」

 

春恵の様子を観察していた個体が仲間を安心させるように声をかける。

 

「はぁ……はぁ……はぁ……。げほっ、げほっ…………」

 

休息を与えられて息を整えている彼女の豊かな胸がゆっくりと上下する。未だ口内に不快な臭いと味が充満しているものの、先程より幾分かマシになってきた。

寧ろ彼女の頬は紅潮して身体の芯から熱が広がっていき、悪臭の類は気にならない。正確に言えば、強烈な臭いを感じてはいるもののそれに対する嫌悪感が薄れていた。

 

(私、いったいどうなって――)

 

「コイツ、コウフン、シテキタ。アト、モウスコシ」

 

「んぐぅっっっっ!?」

 

自身の変化に戸惑いを感じた春恵だが、唐突に口腔へ突き挿れられた肉棒によって思考が全て掻き消された。相も変わらず乱暴で粗雑な動作を繰り返す化け物の陰茎が、粘液まみれの口と喉を蹂躙(じゅうりん)して回る。

再び訪れる強烈な悪臭と息苦しさを感じながらも、彼女の身体は驚いたことに心地よさを覚えていた。化け物から与えられるだけでなく、自らも求めたくなるほどに――。

 

(っ! 私…何を、考えて……)

 

突如浮かんできた異質な欲望に気づき、彼女はそれを否定しようとする。だが、無意識的に化け物の股座へ首を伸ばし、汚らわしい男根を肺が強く吸い上げ頬肉が張り付く。

自分でも理解出来ない行動を起こし始めた身体に疑念と困惑を抱いていると、徐(おもむろ)に化け物が腰を引いて彼女の口から陰茎を抜き出した。

 

「っ、ぁぁ…………」

 

急に寂しくなった彼女の喉から物足りなさそうな声が漏れる。

一連の彼女の変化を見ていた化け物は数度頷き、満足そうに言葉を紡ぐ。

 

「オマエ、ハツジョウ、シタ。コレデ、コドモ、デキル、カラダニ、ナッタ」

 

「発、情……? 私が…………?」

 

彼の放った言葉を理解できずに彼女が呆けていると、化け物たちは衣服を乱雑に破り捨てて彼女の身体を地面に寝かせる。そして、彼女との口淫を行っていた個体が仲間とポジションを変えて覆い被さり、彼女の割れ目へ指をかけた。

 

「あぁっ。ぐぅぅぅ……」

 

そのまま、秘部を強引に開かれて彼女は呻き声を上げた。処女ではないとは言え、化け物の膂力(りょりょく)でこじ開けられれば痛みも走る。

 

「ナカミ、カクニン、スル。ソレ、ヨコセ」

 

春恵の秘部を観察していた化け物がそう言うと、優音たちを捕えている個体が何かを蹴り上げて渡した。割れ目から手を離して化け物が受け取った物は、彼女の持ってきていた木刀だった。

 

「……ま、まさか…………」

 

これから何をされるのか理解した彼女は恐怖で凍り付き身動ぎをする。そんな彼女の生殖器へ無慈悲にも細長い物体がズプズプと侵入していく。

化け物の言葉通り発情している彼女の身体――特に秘部は強い異物感を覚えながらもしっかりと受け入れて、トロリと蜜を垂らす。

 

「あぁっ、ああぁぁっっっっ」

 

緩慢な速さで丁寧に膣内を弄られる彼女の身体がガクガク震えだす。膣肉の様々な深さを様々な角度から無機質な棒が突いて回り、甘く強烈な刺激が脳天まで駆け抜けてくる。

 

「だめっ、そこは……あぁっっっ」

 

ねちっこい刺激が続き、彼女は煽情的に腰をくねらせる。

穿(ほじ)られる部分によって変わる彼女の反応を化け物はしっかりと確認し、性的急所を探っているようだ。

 

「――~~~~っっっっ!?」

 

そうして木刀の先端がとある一ヵ所を押し込んだ瞬間、彼女は言葉一つも発せないままに絶頂してしまった。透明な液体が秘部から飛び出して地面を濡らし、濃厚な雌の臭いを漂わせている。

 

「ミツケタ、ココダ」

 

目当てのスポットを探り当てた化け物はその位置と角度を忘れないように、木刀による愛撫を数回繰り返す。

 

「っ、っ、っ~~。…ぁァっ……」

 

鋭い先端がその一部へと触れる度、彼女の腰が何度も浮き沈みする。

口を真一文字に結んで快感を堪える彼女。だが、秘部へ突き挿れていた木刀を乱雑に引き抜かれると蕩けたような吐息が漏れ出てしまう。

愛液でベトベトになった棒きれを用済みとばかりに投げ捨てると、化け物は両手で彼女の太腿を持ち上げてM字に開き挿入態勢に入る。彼女の唾液で濡れている肉棒が割れ目へとあてがわれ、絶妙な温度がじんわりと伝わってきた。

 

「あっ、ああぁっっ……」

 

鉄杭の如き凶悪なイチモツが濡れそぼった柔肉を押しのけるように、膣奥へと侵入していく。その長さが人間サイズとかけ離れている為か、全部収まることはないものの半分以上は彼女の蜜壺に受け入れられている。

 

「――あぐぅぅぅぅっっ」

 

やがて亀頭が最奥まで到達して彼女は小さな悲鳴を漏らす。

肉襞の一つ一つが化け物の陰茎とぴったり密着し、僅かな振動でも絶頂したばかりの身体は鋭敏に反応を示してしまう。脈打つ感触が伝わって小刻みに震え、意識していなければ乱れた呼吸は蕩けた吐息に変わる。

 

「っ! あぅっ、はぁっ、まっ…待っ、てぇっ…。ふぁぁっ!」

 

突き挿れる際はゆっくりだった化け物の動きが一転し、素早く引き抜くと真上から圧し潰すように強力なピストンを開始した。

腰の浮いている姿勢を強制され、天を向いた秘部への容赦無い抽挿。また、その度に全身へ重量感のある巨体が圧し掛かり、豊満なバストが自らの両脚で潰され形が変わる。

 

「うぐぅぅっ、くっ…るし……ぃぃっ。あぐぅっ、いぃっっ、ぃぁぁっ…」

 

自身の上で巨大な体が踊るように跳ねては沈み、力強い性行為で彼女の身体が悲鳴を上げる。全身の骨が折れてしまうのではないかという痛覚に襲われるが、すぐに女性器から送られる快感信号で上書きされ、結果的により強力な快楽で思考が支配された。

苦痛を塗り替える程の性的刺激を断続的に与えられ、表情まで蕩け始めた彼女の様子を見て化け物は言葉をかける。

 

「…コレカラ、ホンキ、ダス。オマエ、ゼッタイ、ハラマセル」

 

(ほ……、本気…………?)

 

今でも充分に激しい快楽に襲われている彼女には、化け物の言っている意味が理解出来なかった。しかし、彼は本当にまだ本気を出してはいない。

 

「――んほぉぉぁっっっ!?」

 

カリ首が大陰唇に触れるくらいまで腰を引き上げた後、化け物はある一点目掛けてイチモツを突き穿った。その場所は、先程木刀を用いて探り当てた彼女の性的急所。だが垂直に体重をかけて放たれた衝撃といえば、只の棒切れによる愛撫とは比べるまでもない。

強大な肉悦を味わうこととなった春恵の意識は一瞬にして吹き飛び、下品な嬌声が喉から押し出される。そして再度同じ箇所を責め立てられると、甲高い絶叫と共に彼女の意識が舞い戻る。

 

「はぁぁっ、はぁぁっ、はぁぁっ――」

 

「オマエ、ハンノウ、オモシロイ。モット、ヤリタイ」

 

目をパチパチとさせながら状況把握をしようとする彼女だったが、彼女のリアクションを気に入った化け物がお遊び感覚で肉棒を膣内へ押し込む。濁った意識を天高くまで打ち上げられ、そしてすぐに引き摺(ず)り落される。

化け物の身体と挟まれていた両脚はピストンの衝撃で位置がずれ、上体へ直接襲い来る絶望的な重量による圧迫感。しかし、その苦痛を感じる暇も無く彼女の思考は弄ばれるように明滅を繰り返させられた。脳神経を焼き溶かされる錯覚を起こす程の性的刺激を浴び続け、彼女の口からは野獣の雄叫びに似た喘ぎ声が吐き出される。

 

「ハラメ。ハラメ。ハラメ。ハラメ。ハラメ」

 

彼女の理性を失った反応を面白がっている個体が口角を吊り上げながら、呪詛にも思える言葉を連呼している。その光景は新しい玩具を手に入れた子供が無邪気に戯れているようでもあり、狂気染みた強姦魔の犯行現場のようでもあった。

化け物の種付けプレスによる快楽は、既に彼女の脳の処理容量から逸脱していた。常時絶頂しているに等しい状態となり、全身に力を入れられなくなった彼女の秘部からは噴水のように潮が噴き出る。その潮が陰茎に絡まり、膣壁との摩擦をよりスムーズにさせる。

 

「…ン? オマエ、ムネ、ヌレテル」

 

彼女の反応を楽しんでいた化け物はふと彼女の胸部から僅かな粘度を有した湿り気を感じ取り、上体を起こして観察する。そして彼が目にしたのは、苺色の先端突起から流れ落ちる数滴の白い液体――母乳だった。

 

「オイ、コイツ、ミルク、デル。オデ、スコシ、アジミ、スル」

 

その様子を一緒に見ていた個体――性行為をせず、腕を拘束していた方――が彼女の乳房を頬張り、片手で揉みしだきながら吸引する。分泌される量はごく僅かなものの、優しく甘美な味わいが化け物の心の琴線に触れた。

 

「コイツ、ミルク、ウマイ」

 

「ウラヤマシイ。オデモ、ノミタイ」

 

ペチャペチャと音を立てながら春恵の母乳を味わう個体を見て、子ども二人を捕まえている個体が羨ましそうな視線を送る。だが、その声に耳を傾ける仲間はいなかった。

 

「ソウカ。ウマイカ。ダッタラ、オデモ、ノム」

 

感想を聞いて興味が湧いたのか、ピストン運動をしていた個体は腰の動きを止めてもう片方の乳房を同じように揉みながら吸い上げる。

付け根から先端隆起へと押し出すように搾り、化け物の口内で僅かに飛び散る乳白色のシャワー。ほのかに感じられる甘い風味が口一杯に漂う液体は、何十年もまともな食事を経験していなかった化け物たちにとって、これ以上無い絶品の味わいであった。

 

「オイ、オマエ。コレ、ドウシタラ、ダセル?」

 

母乳を堪能して気分が良くなった化け物は彼女に問いかけた。だが、激しい快感で気絶してしまったためか返事がこない。だらしなく開いた口からは微かな呼吸音だけが聞こえ、脱力した身体は時折痙攣するだけだった。

 

「シカタ、ナイ」

 

彼女の意識が無いことを確認した化け物は溜め息を吐いて乳房から口を離すと、大きく腰を引いた後に思い切りイチモツを打ち付ける。

 

「――~~~~~~っっ!!??」

 

すると瞬く間に彼女の意識が覚醒し、目を見開いて声にならない絶叫を上げた。もう既に彼女の身体は弱点を突かれるだけで絶頂するのが癖になってしまっているようだった。

 

「オキタカ。コレ、ドウシタラ、ダセル?」

 

気絶から治って間もない彼女に、化け物は再び問いかけた。

まだ現状を整理できていない彼女は化け物の視線が向いている方を見て更に困惑する。

 

「…………ぇ、これ……母乳…………?」

 

「ソウダ。コレ、ドウシタラ、デル、ヨウニ、ナル?」

 

自分の身体に何が起きているのか理解できないまま、春恵は混乱した頭で言葉を返す。

 

「……多分、子どもが……出来たら…………」

 

「コドモ、デキタラ、ミルク、デル?」

 

子作りや子育てに関する情報が不足しているのか、どうやら化け物たちは母乳のメカニズムについて全くの無知らしい。恐らく、どうすれば子孫を残せるのかという方法しか父親から教えて貰っていないのだろう。

混濁している脳を働かせて僅かに思考し、彼女は頷く。すると、化け物は嬉しそうに笑った。笑うという表現をするのか不明だが、少なくとも彼女の眼にはそう映った。

 

「ヤッタ。ソレナラ、マタ、ノメル」

 

彼女の何気無い返答が、彼のヤる気を更に促進させてしまった。

柔らかな乳肉から手を離し、彼女の太腿を掴み直すと化け物は再び挿入態勢に入る。その時ようやく彼女の思考がクリアになり、自分の対応が過ちだったことに気づく。だが、それはあまりにも遅かった。

 

「んおぉぉっ、ぉっっっ!」

 

彼女の母乳を堪能した化け物は、彼女とのやり取りで生殖行為に対する熱が高まりイチモツの突き込みを再開した。それも、ラストスパートをかけるような激しさで秘部を犯している。

授乳を挟んだ彼女の身体は益々敏感に、そして淫靡になっていた。熱々に蕩けた割れ目から止め処無く愛液が分泌され、化け物の肉棒によって掻き出されていく。

 

「ま、待っ……んおっっ。はぁっ、もっ…とぉ……、ゆっくり…………いぃぃっ! 壊れちゃうっ。お…まんこぉぉ、壊れ……ちゃうぅぅっっっ!」

 

子宮口をこじ開けて、中にまで入ってきそうなほどの暴力的ピストン。

柔らかな乳肉を激しく揺らし、獣にも似た喘鳴が洞窟内に響く。化け物の種付け行為は、凡そ人間が経験して良い快楽刺激を凌駕していた。

 

「……。マ、マ…………?」

 

数分に及ぶ行為。幾度と繰り返した春恵の絶頂。それに伴う嬌声。

ショックで失神していた信仁が、今しがた目を覚ました。そして目の前で繰り広げられている肉の宴に言葉を失う。か細い声で母を呼ぶも、人智を超えた悦楽に身を焼かれている彼女の耳には届くはずもない。

 

「ああぁぁぁぁぁぁっっ、イくぅっっ! 化け物チンポォォっ、おまんこでパンパンに膨らんでぇっっ……イッちゃう。イッちゃうぅぅぅっっ!」

 

猥らな言葉を口にしながら、身体の奥底からせり上がってくる大きな波を感じていた。その一方で、化け物もまた高まる射精感を解放しようとしていた。

 

「デルッ。チンポ、アツイ。タイリョウニ、デルッ」

 

肉襞と擦れ合う化け物チンポがドクドクと脈打ち、煮え滾る子種汁で更に太く膨れ上がっている。元からぴったりと密着するくらいに余裕の無かった膣壁が、より一層押し広げられる。

 

「イクっ、イッちゃうぅっ。~~っっ!」

 

両者の身体が汗を撒き散らしながら音を立てて打ち付けられる。一心不乱に腰を振る化け物の表情が一瞬強張り、そして最奥までイチモツを捩じ込んだ直後――。

 

「んおぉぉぉぉぉぉぉぉぉっっっっっ!!」

「デルゥッッッッッッ」

 

精嚢に貯蔵されていた白濁液が尿道を駆け巡り、彼女の膣内へと放出される。

壊れた蛇口から溢れる水のように、人外精液が次から次へと子宮内部に流れ込んでいく。

 

「おっっ、おおぉぉっっ…………」

 

逞しく怒張している陰茎と春恵の膣内に隙間は殆ど無く、逆流することも許されない粘液が彼女の下腹部――子宮を段々と膨張させる。

永遠のように感じられた、実時間数秒の射精が終わって化け物の肉棒が引き抜かれた。

 

「――んおっっ」

 

それだけでも彼女は軽く絶頂し、小さな痙攣を起こす。ぱっくりと開かれた女性器からは僅かに白い粘液が見て取れた。そして圧倒的な存在感を放つ彼女のボテ腹を見れば、化け物の射精量がいかに桁違いであるかが理解できる。

快感の余韻に浸りながら深く息を吐く春恵の姿を、化け物たちは固唾を飲んで見守っていた。

 

「……ママ、……」

「おかあさん…………」

 

彼女の異常な様子をずっと見ていた優音は不安を隠しきれず、信仁に至っては大きな涙を流して恐怖していた。大切な母親が殺されてしまう、と考えたのだろう。震える手で姉の服の裾を掴みながら、じっとしていた。

 

数十分の時が流れ、意識を取り戻した春恵は自身の変化を目の当たりにして絶句する。

 

「……何…………、これ……」

 

膣内射精されてからまだ半時間も経過していない内に、彼女の腹部は臨月を思わせるくらいにまで肥大化し、――否、普通の人の子を孕んでいるとは思えない程に下腹部が膨張している。そしてその胎内からは確かな命の芽吹きを感じられた。

異変に気付いて唖然としている彼女へ、化け物は落ち着き払った様子で言った。

 

「ダカラ、イッタ。オデタチ、コドモ、セイチョウ、ハヤイ。コレガ、フツウ」

 

「これが……、普通…………?」

 

あまりに非常識な常識を押し付けられ困惑する。だが、そんな彼女を気にも留めず化け物たちは嬉しそうに声を上げた。

 

「ヤッタ。コドモ、デキタ」

「コレデ、ミルク、ノメル」

 

悲願が果たされる喜びに舞い上がる化け物。

疎外感を覚える扱いに釈然としない彼女だったが、暫し考えた後に恐怖で背筋が凍った。

 

「…、ねぇ。もしかして、これからこのサイズの子どもを産むの?」

 

化け物の体躯を見れば、そう考えるのも無理は無いだろう。人よりも巨大な体格を有する存在の胎児が、人間のそれよりも大きいという考えに至るのは寧ろ当然とも言える。

死を覚悟するような想像を口にした彼女に、化け物たちは喜ぶ声を一度止めた。そして顔を見つめ合って少し相談した後、首を振って答えた。

 

「イヤ、オデタチ、ウマレル、フタリ、ドウジ。ヒトリ、ウマレル、ゼッタイ、ナイ。ソレヨリ、オオイ、アリエル」

 

「同時に産まれる? ……、双子っていうこと?」

 

化け物は頷く。

彼らの発言を解釈すれば、産まれるのが一人っ子であることはあり得ず、双子か三つ子以上になるのが自然らしい。つまり、一度に産道を通るのは大きくてもお腹の膨らみを二分割したくらいのサイズになるようだ。

最悪の想定が外れて安堵する春恵。激痛を伴うことは必至だが、それでも産まれてくる子が人間サイズと分かれば、まだ安心できるというものだ。

 

「…アァ、モウスグ、ウマレル。ジュンビ、シロ」

「オウ、ワカッタ」

 

一息吐いている彼女を見てそう言った個体が指示を出し、それに従って彼女へと近づく別の個体。

 

「え? ちょっ…、何!?」

 

岩の壁に凭(もた)れ掛かっていた彼女の身体を軽く持ち上げ、化け物は腋下から腕を通して羽交い絞めにする。そして地面に腰かけると、両脚を彼女の太腿に絡めてしっかりと固定した。

唐突に自身の身体を拘束されて藻掻く彼女へ、指示を出した個体が説明する。

 

「コドモ、ウマレル、スゴク、イタイ。アバレテ、アブナイ。ダカラ、オマエ、コテイ、スル。ゼッタイ、ヒツヨウ」

 

「いや、まぁ……。そうでしょうけど…………」

 

既に出産を経験したことのある彼女には理解出来る話だったが、それでも他にやり方はある筈だろう。力加減されているとは言え、急に身体を締め上げられて嫌な思いにならない人間の方が少ない。

悪態を吐きそうになる心を堪えて平静を装う彼女。――だが、直後に堪えがたい別の感覚が湧いてきた。

 

「――ぃっ、いだいっっ。いだっ、あ゛ぁぁぁぁぁっっ!!」

 

割れ目から透明な水が勢いよく噴き出し、途轍もない激痛に悶え苦しむ。

破水した。

 

「オッ、ウマレル。ウマレル」

 

それを見た化け物たちの様子が一変し、そわそわと焦るような感情を露わにした。彼らが見守る先で、四肢をばたつかせながら春恵の身体が暴れる。

陣痛に苛まれる彼女は過去の経験だけを頼りに、浅い呼吸を繰り返す。

 

「…ひっ、ひっ、ふーっ。…ひっ、ひっ、ふーっ」

 

大粒の汗を全身に滲ませ、出来る限り全身から力を抜こうとする。決して産まれる子どもの道を塞がないように、命懸けで化け物の出産を行う。

 

「…ひっ、ひっ、ふーっ。…ひっ、ひっ、ふーっ」

 

まだ化け物の体液による発情効果が残っているのか、断続的に襲い来る激痛が気持ち程度に緩和され、多少の快感に脳が痺れる。身体を中心から引き裂かれているような痛覚も、その悦楽によって比較的マシになる。

メリメリと音が聞こえ、彼女の大きく開かれた秘部が更に大きく拡げられる。そしてその先から化け物と同じ色の肌を持った、小さな命が少しずつ姿を現す。

 

「…ひっ、ひっ、ふーっ。…ひっ、ひっ、ふーっ」

 

それを視認した化け物は彼女の股間に手を当てて、彼女の出産を手伝う。膣口が閉じないように押さえ、赤子が出てくるのを促した。

 

「…ひぃっ、ひぃっ、ふぅーっ。…ひぃっ、ひぃっ、ふぅぅーっ」

 

所々を血に染められている子どもの頭が、首が、肩が――。少しずつ少しずつ着実に彼女の膣道から産まれてくる。そして――、

 

「んあぁぁぁっっっっ!」

 

最後は滑るように彼女の体外へ抜け出てきた。臍から細い管を伸ばし、粘液まみれの赤子が今、産声を上げた。

途方も無い疲労感に襲われる彼女だが、出産はまだ終わっていない。休む暇も無く、二人目の胎児が狭い産道を押し広げて進む痛みに苛まれる。

 

◆◆◆

 

「はぁぁっ、はぁぁっ、はぁぁっ……」

 

凡そ三十分にも渡る出産を終えた春恵が荒ぶった呼吸を整える。

結局、彼女が産み落としたのは三つ子であり、身体の大きさは想像していたよりも一回りは小さかった。だが、それでもイチモツを抜き差しされるだけでヒィヒィ言わされていた膣を通って来るにはあまりにも大きい。化け物によって発情させられ、陣痛を快感で薄められていなければ気が狂っていたかもしれない。

 

「コドモ、ウマレタ。スゴク、ゲンキ」

 

母子共に無事な出産が終わり、赤子を手にした化け物たちが喜び回る。彼らにとって、これ以上無い喜びだったのだろう。彼らの足元には真っ赤な胎盤が無惨に転がっていた。

 

「……はぁぁっっ。……約束、はぁ…………守って、……よ……」

 

大きく肩を上下させながら、化け物に言い放つ彼女。その言葉を聞いて、化け物たちは激しく頷きながら言う。

 

「オデタチ、ヤクソク、マモル。コイツラ、カイホウ、スル」

 

そして、優音と信仁を掴んでいた個体が手を緩めて彼らに自由を与えた。すると二人は一目散に母親のもとへ駆け寄り、涙を流して喚く。

 

「ママーっ。怖かったよーー」

「おかあさんっ、無事で……良かった」

 

泣きじゃくる我が子の頭を優しく撫でながら、彼女は「大丈夫だったでしょ」と言葉をかける。そして、怖い思いをさせてしまった分だけ強く抱きしめた。

母と子の抱擁。だが、そこへ水をさすように化け物たちが近寄る。

 

「スコシ、ヤスメ。マタ、コドモ、ハラマセル」

 

そうして放たれた言葉に、彼女ら親子の背筋が凍り付いた。

怯える我が子を庇うように強く抱き寄せ、彼女が化け物へ怒声を飛ばす。

 

「…………ふざけないでよ。…っ、あなた達の子どもは産んであげたでしょ! これ以上なんて聞いてないわ!」

 

「……ソンナコト、ナイ。オデタチ、イッタ。コイツノ、ブン、オマエ、コドモ、ウム。オデ、イッタ」

 

「くっ…」

 

それは確かに、彼女の記憶にも存在している発言だった。言い逃れの出来ない現実に、彼女は必死に思案した。

 

(どうする!? 正直、私は疲れて逃げようにも逃げられない。どうせすぐに捕まってしまう。…………それなら、……)

 

現状の最善手を思いついた彼女は、娘と息子の耳を自身の口元へ近づける。そして、化け物たちに聞かれないようにお願いした。

 

「私のことはいいから、二人で逃げなさい」

 

「っ! おかあ――」

 

思いがけない言葉を聞かされた優音が口を開く。しかし、すぐに彼女の手がそれを塞ぐ。そして続けるように言った。

 

「この近くに交番があったはずだから、真っ直ぐそこへ行って出来る限り早く救助を呼んで来てほしいの。それと、車にスマホがあるから119番にも電話をかけなさい」

 

母親の意図を把握した娘は頷いて、弟の手を引きながら走り出した。

うまく理解の出来なかった信仁は母を呼びながら、姉の手に引かれて遠ざかって行く。

 

(これでいいの。…………これで……)

 

心の奥深くにある恐怖を噛み殺し、自分へ言い聞かせる春恵。そんな彼女のもとへ赤子を抱いた化け物たちが近寄り、見下ろして言う。

 

「マズ、コドモ、ミルク、ノマセル」

 

「……わかったわ」

 

いつか来る助けを信じて、彼女は彼らの命令に従う。

赤子を二人受け取り、彼らの口に自身の乳首を咥えさせる。

 

「んっ、ふぅ…………」

 

そうすると赤子たちがチュパチュパと懸命に吸い付き、自ら栄養を補給しようと頑張り始めた。人とは異なっている醜い容姿ながらも、その仕草には母親として感じられるものがあった。

彼女の心中には、化け物の子どもに対する確かな母性が芽生えていた。いつか人を襲うとわかっていても、今この時だけはこの子たちの母親として有りたいと心の底から思えるのだ。

 

「オデ、ガマン、デキナイ。コレ、クワエロ」

 

和やかな時間。それは優音と信仁の監視をしていた個体によって崩壊させられた。

仲間たちが彼女の身体を抱いて、母乳を味わっていた間も見ていることしか許されなかった彼の性欲は我慢の限界に達していた。

 

「んぐぅぅっっ!?」

 

異種の子に乳を与えていた彼女の口内へ強引に捩じ込まれる肉の槍。太くガチガチに張り詰めたそれは、他二体のものとは少しだけ異なっている部分があった。それは、亀頭の頂点近くまで皮で包まれている陰茎――包茎だった。

彼女の喉奥でその包皮が僅かに捲れて、その都度先程よりも強く濃厚な激臭が身体の内側から鼻孔へ突き抜けてくる。

 

(く、苦しい……。また、この臭いのが口に…………。ううぅ……)

 

授乳で両腕を塞がれ、化け物の両手でがっしりと頭を掴まれた彼女に逃れる術は無い。化け物は気持ちが良さそうな吐息を漏らしながら、腰を前後に動かしつつ彼女の頭を激しく揺さぶってイチモツを扱く。

 

「んぶっ、じゅるっ、じゅぶぶ…んうぅぅっっ。じゅちゅっ、ぐぽっぐぽっ」

 

「コノ、メス、キモチイイ。アッタカイ、アナ、コスレル」

 

もう嗅ぎたくなかったはずの匂いが口一杯に充満し、倒錯した快感で身体が痺れてくる。

彼女の口粘膜が気に召した化け物は抽挿速度を高めて、段々と露わになる亀頭の面積が大きくなる。するとそれに伴い彼女の口内では、化け物フェロモンが更に強まっていく。

 

「んんっっ! んん~~~っっ!」

 

このままでは危険だと感じた彼女は必死に首を振って男根を拒絶する。だがそれで止めるようなら、彼も強引にイチモツを突き込んだりはしない。化け物は初めて皮が捲れる痛みと、心地よい温もりに性器が包まれる快感で夢中になっていた。

 

「んっっ! んむ゛ぅっっ、んん~~~~っっ!」

 

強すぎる雄臭で我を失ってしまいそうな直感を得た彼女は、どうにかして逃れようと懸命に藻掻く。しかし当然と言うべきか、彼女の口腔から逞しいイチモツが抜き出されることは決して無い。

そして、化け物が一際強烈に彼女の喉へ肉棒を突き入れた瞬間に包皮がズルンと剥けた。亀頭が全て露出し、何十年分という恥垢が溜まりに溜まったカリ首が彼女の舌に乗せられる。その瞬間――、

 

「んんん~~~~~~~~っっっっ!!」

 

彼女は目を見開いて激しく絶頂した。浮いた腰がガクガクと痙攣を起こし、秘部からは透明な粘液をパシャパシャと噴き出している。赤子の口に咥えられた先端突起から母乳が弾け、イチモツで塞がれた口と喉からくぐもった悲鳴が上がる。

 

「ウ、グオオォッ」

 

絶頂の瞬間に窄まった喉が侵入してきた化け物亀頭を搾り上げ、敏感な肉竿を満遍(まんべん)なく刺激した。その快楽で化け物は顔を天に向け、身体が打ち震えるのを感じる。

そしてそれと同時に彼の男根が堰を切り、白濁の欲望を思いっきり吐き出した。

 

「――んぶうぅぅぅぅぅっっっっ!?」

 

絶頂したばかりの身体へ一方的に注がれるゼリー状の白濁汁。喉を塞がれて逃げ場の無い彼女の食道を通って、熱々の精液が胃袋へと打ち付けられる。その快感の凄まじさと言えば、直前から間髪入れずに連続で彼女を絶頂させるほどだった。

腰の痙攣はすぐさま全身へと伝わり、彼女の身体は化け物の股座へと寄りかかるようにして前傾したままビクビク震えている。

 

「コノ、アナ、サイコウ。トテモ、キモチイイ」

 

そう言って、満足した様子の個体が彼女の口から自身のイチモツを引きずり出した。唾液でベトベトのそれは彼女の口から糸を引き、口淫直前とは見違えるほどに包皮が剥けている禍々しい造形となっていた。

 

「はぁーっ、はぁーっ、はぁーっ。…んっ、…はぁーっ……」

 

大きく口を開いて空気を貪る春恵。その口内には黄ばんだ恥垢が残っており、化け物の濃厚なフェロモン臭が染み付いている。そのため、彼女は自身が吐き出した息が鼻孔をくすぐる度に言いようも無い快楽で身体が疼く。

 

「…ヨシ。コドモ、ミルク、ジュウブン、ノンダ。ツギ、コウタイ」

 

残された赤子一体を抱えていた個体が唐突にそう言った。見ると、いつの間にか彼女の乳房へ吸い付いていた赤子は二体とも口を離し、安らかな表情でぐっすりと就寝していた。イラマチオで意識をかき乱されていた彼女には、乳首を頬張る感覚が無くなったことに気づけなかったのだ。

 

「…マテ。コドモ、ヒトリ。ミルク、ヒトツ、アマル」

 

赤子を抱えた個体が彼女に歩み寄ろうとすると、傍に立っていた別個体が制止した。恐らくは、赤子一体に対して乳房が二つあって余りが出るから取り合いになると考えたのだろう。だが、そこで今しがた射精した個体が名乗り出る。

 

「オデ、マダ、ミルク、ノンデナイ。オデ、ノミタイ」

 

「オデモ、ノミタイ。マダ、タリナイ」

 

「オデ、サキ。マダ、ノンデナイ」

 

「…ワカッタ。オデ、ミルク、ユズル」

 

春恵をそっちのけで話しが纏まり、授乳席の交代が行われた。お腹一杯になって眠っている赤子二体が見守っている化け物の腕に抱かれ、お腹を空かせた一体が彼女の腕に抱き寄せられる。

間を置かず絶頂させられた彼女の思考は濁り、眼を虚ろにさせたまま赤子の顔を自身の胸に埋めた。そして、もう反対の乳房が化け物の口へ頬張られる。

 

「あっ。ふあぁっ…………」

 

左右から送られてくる質の異なった刺激に彼女が声を漏らす。赤子は拙くも愚直に求めるような力強さで、成体は飴玉を転がして弄んでいるかのような舌捌きで――。ただ、その両方ともが彼女の身体に鋭い刺激を与え、穏やかな性的興奮を促す。

 

「アマイ、ウマイ。コレ、サイコウ」

 

「はぁっ。…あっ、……んぅ。んふっ……ぁぁ…………」

 

化け物は彼女の母乳を口に含んで味わうと、簡潔で素直な賛辞を伝えた。

それに対して彼女は、目を閉じて敏感な器官から送り続けられる悦楽に堪えている。絶頂の余韻が引かないまま両方の乳首を舐られ、声が出ないように抑えるので精一杯なのだ。

 

「…オデ、カイフク、シタ。ツギ、コドモ、ハラマセル」

 

彼女の乳首から口を離すや否や、化け物はそう言って彼女の身体を抱え上げた。そして自身も地面に腰かけ、その上から座らせるように彼女を移動させる。

 

「ひっっ」

 

彼女の割れ目にしっとり濡れた男根が軽く触れた。天を突き上げるかの如く屹立しているそれは、今にも彼女の内部へ侵入しようと不気味に蠢いている。

 

「い、今はまだ待ってっ。まだ授乳中だし、さっきイッたばかりで……」

 

両手で化け物の赤子を抱え、彼女は訴える。何度も絶頂に導かれて、更には三つ子の出産も終えたばかりの疲弊している状態なのだ。そんな中で股下に聳えている男根を突き入れられれば、どうなるのかわかったものではない。

だが、その訴えは彼女を抱える化け物の知った事では無かった。

 

「少し休――んおおぉぉぉぉっっっ!!??」

 

彼女の腰へ手を回した化け物は一思いに力を加え、彼女の秘部を貫いた。

一瞬で子宮口を叩き付ける程の勢いでイチモツを突き入れられた春恵は、その衝撃で意識を飛ばされると同時に潮を噴いて絶頂した。出産で多少は緩くなったが、それでも彼女の膣壁は化け物の陰茎をきつく包み、細かな肉襞が脈打つそれを撫でている。

 

「お゛おぉっっ、おごっっ…休ま、あ゛あ゛ぁっっ。ずごじ……、休ませ……てぇ、……えう゛ぅぅっっ!」

 

譫言のように休憩を求める彼女の身体を上下に揺らし、容赦無いピストンで子作りに励む化け物。

カリ首で膣肉を削ぎ落としているかのような引き抜く動きから、子宮口をこじ開けそうな力強さで突き穿つ動き。そんな乱暴な抽挿でもしっかりと感じているのは、化け物のフェロモンで強制的に興奮させられた為か、それとも――。

 

「あ゛ぅっ、がぁぁっっ、イ゛イ゛ッッ! らめっっ、おまん…こぉっっ。ごわれるぅ、……壊れるぅぅぅっっ!」

 

気が狂いそうな快楽地獄に晒され、野太い呻き声を上げながら揺さぶられる彼女。その下腹部では陰茎の形に膨らんだ部分が激しく上下している。見てわかる凶悪なサイズで敏感雌穴を突かれて、彼女が正気を保てるはずがない。

 

「あ゛あ゛ぁぁっっ! しょれぇっっ、らメぇっっ! も…イ゛ッちゃう゛ぅぅぅっっ。あう゛ぅっっ、イぐぅぅぅぅっっ」

 

「キモチイイ、キモチイイ。コノ、メス、アナ、ゼンブ、キモチイイ」

 

自らも尻を弾ませて彼女の膣を擦り上げる化け物が感想を口にする。温かい温度と湿った柔肉が生殖器官と密着し、擦れ合う度に撫でられる部分が変化する心地よさは快楽神経を鋭く刺激してくる。絶え間なく分泌され続ける愛液で実現している滑らかな摩擦は、彼にとって至福そのものなのだろう。

そして、春恵もまたその快楽を享受している。膣壁の僅かな凹凸を凶暴な化け物チンポの亀頭が、血管が、大小様々な凹凸が引っ掻き回す。そんな刺激を受け続けている彼女の身体は常に絶頂させられて痙攣が治まらない。

 

「オデ、モウスグ、デル。オマエ、ハラマセル」

 

高まる射精感に身を焦がし、化け物の抽挿にラストスパートがかかる。彼女の両肩へ手を移動させた彼は、素早く小刻みに腰を打ち付ける。パワフルな動きから一転してスピード重視となったピストン運動。最奥まで突き上げる力は弱まったものの、その分だけ短いスパンで子宮口をノックされる。

 

「イ゛っでるぅ、イ゛ッでるからぁぁっっ。とめっっ、へぇぇっっ…」

 

化け物の鈴口と彼女の子宮口が何度もキスし、彼女の痙攣が大きくなってくる。一突き毎に潮を噴き、授乳している最中の赤子を強く抱きしめる。

 

「んぶうぅぅっっ! じゅるっ、ちゅっ…じゅぞぞっ」

 

感情が昂ったのか、化け物が唐突に彼女の唇へ口付けを交わした。肉厚な彼女の唇へと自身のそれを強く押し付け、更には口内へ舌を捩じ込む。恥垢だらけで激臭がするはずなのだが、彼がそれを気にする素振りは無い。寧ろそれも含めて彼女の口を味わっているようだった。

彼女の舌を絡め、吸い上げては自身の唾液を相手に送りつける。

 

「んううぅぅっっ、ん゛う゛うぅぅっっ! っん、ぷあぁっっ……ああぁっっ!」

 

洞窟中に響く水の弾ける音と肉同士がぶつかる破裂音。そして春恵の嬌声。

塞がれていた口が解放され、彼女の表情が次第に蕩け始める。頬を紅潮させて恍惚とした瞳を化け物へ向ける。その視線はまるで、彼との子孫を望み強請っているかのよう。

そして、それに応えるように化け物が咆哮を上げて彼女を抱き締め、その身体を自身の股座へと強く押し付けた。その瞬間、彼女の膣へと大量の精液が解き放たれる。

 

「っっ、んはぁぁぁぁぁっっっっ! でてりゅ……、でてりゅぅぅ…………」

 

彼女の女性器が最後の最後で化け物チンポを根本まで咥え込み、内臓を圧し潰されながらも白濁の噴火を受け止める。化け物の腹と密着した下腹部が段々と膨張し、つい一時間程前と同じ状態となる。

 

「コレデ、オマエ、ハランダ。コドモ、ウマレル」

 

大きくなった彼女のお腹を撫でながら、化け物は喜びの声を上げる。その表情には、どこかやりきった達成感を浮かべているようだ。

化け物が撫でている下――彼女の子宮内ではまだ実際に受精したわけではないだろう。何十、何百ミリリットルという単位で子種汁を注がれ、満たされているが彼女の卵子と結びつくにはまだ早い。しかし、恐らくはそれも時間の問題だろう。

 

「はっ、はっ、はっ、はっ…。んっ。はぁっ…はぁっ…はぁっ……」

 

行為を終えても絶頂の波は引かず、彼女の膨れ上がった蜜壺は小刻みな収縮を繰り返している。搾り取るかのような動きをしている膣内から化け物の男根が引き抜かれ、大陰唇がパクパクと開いては閉じる。

化け物に持ち上げられている最中、彼女は息を整えながらある思いを心中に秘めていた。肉悦に溺れた雌のそれとは違う、確固たる意志を。

 

(優音達が……、必ず…助けに来てくれるはず。…それまでは、なんとしても……耐えないと……。絶対に、……ここから…………脱出するんだから……)

 

◆◆◆

 

春恵が化け物の孕み袋となって一週間が経過した。既に出産回数は十を超え、洞窟には二十以上の化け物の子どもが走り回ったり、身を寄せ合って眠ったりしている。彼らの赤子は本当に成長速度が段違いであり、人の容姿にそっくりだが性質としては野生生物のそれに近かった。尤も、他のどの種族であっても彼らに勝るものはそういないだろう。

 

「はぁっっ、はぁっっ、……くぅ、……はぁっ」

 

そして現在、彼女は何度目か分からない妊娠をしていた。大きく膨らんだ腹部では新しい命が凄まじい速度で成長し、もう間もない出産に備えている。

人の赤子より一回りは大きな胎児を何度も産み落とした彼女の秘部は、筋肉が完全に弛緩して常時開きっぱなしになっている。閉じることを忘れた女性器の奥では子宮口がヒクヒクと動き、羊水が時折僅かに溢れた。

数日という時間の中で変貌してしまった身体を抱えながらも、彼女の意思が変わることは無かった。

 

(必ず……、助けが来てくれる…………はず……)

 

ただそれだけを信じている春恵。

だが、彼女が送り出した優音と信仁は警察に事情を話したもののまともに取り合っては貰えず、「母親を熊か何かに襲われて錯乱してしまった」と判断されて施設へと送られてしまった。一応、行方不明となった彼女の捜索隊も森に入ったが、遺体すらみつからず救助が難航していた。

そんな悲惨な現状を彼女が知る由も無く、いつの日か救助隊を連れて戻って来る我が子を信じた。――ほんの一秒たりとも疑うことなく――。

 

「タダイマ。タベモノ、トッタ。タベロ」

 

食料探しに出かけていた化け物たちが洞窟に帰って来て、両腕に抱えた木の実や小動物の死骸を彼女の傍へと置いた。ここ数日の間で、彼らはこうして彼女と自分たちの分の食料を定期的に確保してきた。

 

(いつか……、必ず……)

 

そして、それに手を付けることが無い彼女の態度はこの一週間で変わることが無かった。身体が化け物との性行為で得られる悦楽に溺れさせられようとも、心だけは吞まれまいと抗っているのだ。

 

「…………シカタ、ナイ」

 

その度に化け物たちは呆れた表情を見せる。

溜め息を吐いて木の実をいくつか口の中へ放り込み、しっかりと噛み砕く。咀嚼を終えてドロドロになったそれを、彼は彼女と唇を重ねて強引に押し込んだ。

 

「んぐぅぅっ。……んっ、んん~っ…………」

 

化け物から与えられる唾液混じりの口移し。特有の臭気と苦味を放つそれを拒みたい心を無視するように、彼女の舌は啄ばむように自ら受け入れて嚥下する。もしかすると、彼女の拒絶も口移しを要求するためのポーズなのかもしれない。

 

「んっ。んふぅっっ、…ぷぁぁっっ」

 

化け物の口の中が空になって漸く空気に触れた彼女の唇。ベトベトの唾液を無意識的に舌で舐め取りながら、彼らに向かって鋭い視線を刺す。

彼女の反抗心に対して何の反応を示すことも無く、化け物たちはそれぞれ採って来た食料を嚙み潰している。

 

「――あぐっっ!」

 

二度目の口移しをされそうになった瞬間、彼女の子宮口が大きく開いて大量の液体が溢れ出た。破水して、陣痛が始まった彼女の苦痛は――まだ終わらない。

 

 

  -END-

 


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