※この作品はR-18です。

ヘルマフロディーテの夜明け   作:黒須 一騎

19 / 52
みるく達は2年生になりました。
今回は、エッチは殆どありません。
生徒会メンバーも更新です。


生徒会と学院祭

 

 

 

 

季節は秋になっていた。

 

それでもまだ最高気温は22℃を超える日が有る。

10月の季節は衣替えと同時に学院際が行われる。

 

小等部だけでなく、中等部や高等部までもが、同日に行われるが、大学だけは別日程だ。

この時だけは、臨時のIDが保護者に発行され学院敷地に入れる。

 

もちろん、部外者には保護者だけでなく、一部の教育関係者にも発行されるため、保護者だけではないが、それ以外の部外者は、学院に入る事さえできない。

 

 

学院に雇われ常駐しているセキュリティだけでなく、外部からもスポット契約でセキュリティ会社から派遣されるが、外部委託している者はすべて学院外部の警備に回され、学院内に立ち入る事は許されない。

 

物理的に盗撮や忍び込むのは不可能に近いし、よしんば侵入できたとしても至る所に張り巡らされたセキュリティシステムに引っかかる。

 

 

生徒はIDで教諭や関係者は、ネームバッジがIDとなり、これを持たない者がセキュリティシステムに引っかかると、即座に警備室に警報が発せられ、最初は女性の警備員が初動を務める。

 

女性とは言っても武道の有段者、元国体のランカー、元オリンピック出場者などで占められており普通の男性ごときでは、とても太刀打ちでない。

 

その屈強な女性警備員が、法で許されるギリギリの装備をして駆けつけてくる、この者たちはれっきとした学院の職員であり外部の委託警備員とは異なる。

 

女性警備員の他、十数名の男性警備員がおり、この者たちは退官した自衛官が主で、その半数以上はS徽章を持っていたレンジャーで構成され、有事の際には防刃服と防弾装備を持つアーマーを着用、女性警備員からの要請で、数分以内に学院のあらゆる所へ出場できる能力が有った。

 

 

学院に入り込む者の多くの場合、侵入者の目的が更衣室、トイレ、部室などで有る事が、今までの事件が証明している。

もちろん目的が上履きだったり、体育用具などの特殊な事例もあるが、そんな事例は稀と言える。

 

つい最近も納入業者に成りすました、ベバレッジの業者の社員がセキュリティに引っかかり捕まった。

この22歳の男は、会社に勤めていた社員と結託し、社員に金を渡してまで、小等部のお漏らし対策用の貸し出し女児用ショーツを盗むために、社員に成り代わり忍び込んだ。

 

その男は、以前ベバレッジ会社に勤めていたため、行動に違和感が無かったが、実は学院のセキュリティシステムに登録された顔認証とは似てはいるが異なる人間だと、システムのAI認証か警報を発したものだ。

 

しかしながら、この状況では突然の急病などで変わったのかもしれず、念のため画像データを添付し納入業者に確認を取ったところ、かの本人は自宅で過ごしている事が判明した。

会社でもちゃんと出社システムで確認されているが、顔認証を含めたシステムではなく旧態然とした本人の生体認証の確認を含まないIDとシステムへの入力だけで行われるシステムだった。

 

当然、本人は急遽社へ呼び出された。

 

 

「はい、確認しました。

 お手数おかけしますが状況が確認できるまで、まだ動かないでください。

 偽社員につきましてはこちらで対応させて頂き、状況が判った時点でこちからご連絡致します。

 それまで外部への連絡は控え、こちらからご連絡するまで、待っていただけますようお願いします」

 

確認を取った警備主任は、即刻状況を学院の担当者に知らせ、そこから全職員に情報共有が行われた。

 

 

「で、まだその男は小等部内をうろついているんですよね。

 この時点で不法侵入として処理できるのでは?」

 

「はい、その通りです。

 しかし、まだその男の目的が判明ていません。

 単純に金品なのか果たして猥褻目的の犯行なのか。

 もしかしたら社員に成り代わっただけで単に侵入してみたかっただけなのか。

 すでに犯人にバレないよう、教員に扮した警備員が周囲を固めています。

 なにもしなくても不法侵入は確定していますので、納入業者口に出たとたん取り押さえる手はずです」

 

その後、不法侵入者は、教員室の隣にある小等部の備品室へと侵入した。

もちろんIDのシステムが職員用では無い為、警報が鳴るが、それは遠隔で無効化された。

 

ドアにはロックが掛かっていて、これは警報とは別のシステム体系で動いているため、ロックを解除することはできない。

ドアがロックされている事を確認した男は、服の中から小型のバールを取り出し、鍵を防御しているプレートの横に挟み込み力任せにこじ開けた。

 

この行動はカメラで完全に記録され、器物損壊の罪も追加される。

 

男は部屋に侵入するとすぐさま一つの箱を見つけ出した。

その箱には「小等部用貸し出し下着」と書かれており、男はそれを確認すると、クリーニング済とシールが張られた一袋だけを捕り、手早く一つを取り出した。

 

クロッチを広げて匂いを嗅ぐようなしぐさをし、次々とクリーニング済の袋を懐へと押し込んでいた。

この時点で窃盗罪も確定した。

 

すでに入口の両側には、屈強な警備部の男性が、手にスタンガンを持ち待機していた。

男は何食わぬ顔で帽子を被りなおすと、ドアを開けた。

 

「警備室までご同行願います」

 

とたんに走り出して逃げようとする男は、逃げる直線上に居た女性警備員に勢いよく背負い投げを決められ、犯人はもんどりうった。

 

 

「不審者、確保。

 15時21分30秒」

 

「確保確認、15時21分30秒。

 警備室へ連行する」

 

こうして男は警備室に連行され、懐から盗んだクリーニング済の6枚の女児用ショーツが、テーブルの上に並べられた。

ベバレッジを納入していた会社へ、すぐに連絡され同時に警察への通報も行われた。

 

 

事前に予備通報が行われていた警察には、警備カメラの動画データの複写と、簡易な学園側の動き、そして、証拠物件となる女児用ショーツが引き渡され、犯人と共にパトカーへと渡された。

こうして学院側では一件落着だが、警察での取り調べ中に、犯人のアパートを捜索したところ、多量の女児ショーツが発見された。

 

それは多くが綺麗な状態ではなく、実際に使用されたことが判る。

女児用ショーツのクロッチには犯人の体液が多量に見つかった。

 

その数は警察の教導室つまり柔道や剣道、逮捕術などが教練される体育館の様な場所にブルーシートが広げられ、一枚づつ証拠品として撮影された。

 

その数、驚くべき232枚、講堂に広げられた何枚もの大型のブルーシートの上は、少女たちが身に着けていた女児用ショーツで、花畑の様になっていた。

 

隣の市の住民であるこの男は、以前別のベバレッジ会社に勤めていたが、勤務評価が悪く改善されないため諭旨退職となっていた。

その後、男は自分の性癖と性欲を満たすため、夜ごと徘徊しては、干してある女児ショーツだけを盗んでいたが、アングラで高額取引されている端正女学院の貸し出し女児用ショーツに目を付け、犯行に及んだことが取り調べて判った。

 

お気に入りの女児用ショーツのクロッチを散々に精液で汚しあたと洗い、飽きた物はアングラへと売り払っていた。

 

その市場で見つけた物が「使用済み(クリーニング済)端正女学院小等部貸し出し女児用ショーツ」という物で、価格はオークション形式で5万円の値がついて落札されていた。

もちろん、この犯人は落札できず、その価格の魅力もあり、犯行に及んだことが警察から報告として学院に説明された。

 

後日かなりとは言っても1年以上経ってから警察から返却された女児用ショーツは、そのまま裁断廃棄された。

この男は、学院の物も含め大量の女児用ショーツを盗み、そして汚されており、押し入れには何個もの樹脂製衣料ケースに詰められて、保管されていた。

 

お気に入りの女児ショーツにはわざわざタグを取り付け、オナニーする時はそれを外し、クロッチの部分が亀頭に当たるようにペニスに巻きつけ、射精に至る姿が、自撮りのスマホ動画が大量にパソコンから発見され、確認のために全ての動画を見た担当者は、気分が悪くなる程だった。

 

なぜなら、最後に見た動画は、犯行直前の物だが、女児ショーツのクロッチの前の方の縫い合わせを解き、二重になっているクロッチ部分を袋状にして、それを自らのペニスに被せオナニーで激しく射精、そして射精した精液がべったりと付着したクロッチを精液ごと口に入れ、しゃぶりながらまた新しい女児ショーツをペニスに巻きつけ、射精に及ぶ姿がはっきりと映っていたからだ。

 

もちろん、最初に射精した女児ショーツを広げ、クロッチにわずかに残るシミまで映し射精後にそれを自らの口でしゃぶりだし、二枚目の女児用ショーツも広げカメラに存分に写した後、クロッチを亀頭に被せる様にペニスに巻きつけ、ひたすら手を動かす犯人の姿が鮮明に写されていた。

 

もちろん犯人の声も録音されており「んー、んー」と喘ぐ音や勝手に女児ショーツの持ち主に見立てて興奮していたのか

「○○ちゃん。君のパンティでオナニーするよ、たっぷり出したらクロッチの所しゃぶって良いからね。

 お兄さんのクロッチに沢山出した精液をしゃぶらせてあげる。

 うれしいよね。すぐ射精するからまっててね」

などと言う、完全に気が狂っているのではないかと思うほどの言動が記録されていた。

 

 

この状況は流石に内部資料のみに留められ、学院を含めた被害者には知らされなかった。

殆どが近隣の町や市から盗まれたものだが、一部県外まで足を延ばしており、このような犯罪では被害者も名乗り出たりすることは無く、被害届が出されている10数件だけは犯人が捕まったことが知らされた。

 

だが証拠品を返却するには、確認してもらう必要があるため、出所がはっきりとしている学院の女児用ショーツ6枚を除いた226枚の確認作業を、同意する被害者は皆無であった。

 

警察署では裁判で有罪確定後一定期間保管されたが、最後は端正の女性職員の手により裁断され、廃棄物処理業者へと渡されたが、女性職員が焼却炉に投入されるまで確認が行われた。

 

後日犯人が捕まった後、入れ替わった社員は懲戒解雇とされ、ベバレッジ会社は、引き続き取引を願い出て学院を訪れた。

 

 

言い渡されたのは、今回の事件に対する明確な防止策が行われない限りは、2度と納入業者として取り扱わない事が伝えられ、大幅な値引きを理由に継続を願い出たが、それも悪戯に学院側を怒らせ、永久納入停止となってしまった。

 

結果、新たに納入業者として決まったベバレッジ会社は、多少納入価格が上がったとしても明確なセキュリティ対策が義務付けられ、事前に顔認識用の画像つまり顔写真が登録された者でなければ立ち入れない様に変更された。

 

業界では下から数えた方が早い事業者だが、真摯にこれに対応し、年間に数億を超える納入業者としての地位を確保し、学院側が最も評価したのは、電動カートを導入した上で女性社員のみが、納入作業を行うという姿勢が高く評価されたことだ。

 

 

学院の大学の教授会でも話題に上り、犯罪心理学などの教授からもさもありなん、という反応で説明が有った。

 

「まあ、異常性欲や女児に性欲を起こすことは、ありふれた事と言えます。

 男性という生き物は、余程幼年者で無い限り、年齢に関係なく、普通に異性生殖器を見ると、性的に興奮することは解っていますし、女児だけでなく男児の生殖器でも、多くの女性が性的に興奮することが分かっています。

 

 特異的な事は、もともと小児特に女児に対する性欲、まして健康な成人女性を嫌い、15歳以下の女児にのみ性的興奮を覚える、平たく言えばロリコンという性癖を持って居た事です。

 

 特に初潮前の女児には、異常と言えるほどの性的興奮を覚え、盗んだ後に該当する女児が、生理が来ていると思われる場合、使用せずすぐにアングラ市場へと売り払っていました。

 

 これは回収されたパソコンの画像から解っています。

 普通の男性ならこの様な事件には至らなかったでしょうが、解雇されたことにより生活への不安から、生命への不安をえて種の存続条件として、性欲が亢進することは、人間の男として種の存続に則った性欲亢進と言えます。

 たぶん、真面に働いていれば、このような事件を起こさず済んだ可能性は高いのではと考えます」

 

 

「教授、疑問が有るのですが。犯人の性的嗜好として、初潮前の少女とありますが、本来種の存続としては、初潮を迎えた少女が、ターゲットとなるのではないでしょうか」

 

「ええ、一般的に考えればそう思う事が普通です。。

 しかしロリコンという人にとっては、既に生理が有る少女は"成熟した女性"という区分に分類されることが多く、逆に嫌悪対象ともなり得ます。

 そして無垢な少女を、育つことを待ちながら、性行為に至るという嗜好が有ることが多くあります。

 数多くの、成人向けロリコン漫画というカテゴリーでも、多く採用されるシチュエーションがこの分野です。

 その初潮前という少女を相手に行う性行為の半分以上が生理前に始められ、そして初潮を迎える寸前の排卵で、妊娠する性行為が行われるというシチュエーションが、多数散見されます。

 これは初潮自体に神聖性が持つと思い込む性的嗜好と言えます。

 実際、当学院も含め、全国の女児は初潮前の1年間だけで、初めての性交を経験するという女児が40%を超えている事がわかっています。

 12歳を迎える年ごろには、87%の女児がなんらかの性行為を経験しています。

 ですが、同じく男児ではこの数字はずっと遅くなり、二次性徴期を迎え生殖欲望が大きくなる15歳で有っても僅かに30%を超えません。

 これは女児の性行為相手が成人男性、もしくは成人に近い男性が、性交の相手であることが統計調査で分かっています。

 これは同年代の異性はまだ頼りなく、万一妊娠しても、責任が取ってもらえる相手を、無意識または意識的に選んでいるという結果が判っています。

 まあね今回の犯人については、ありふれた事件と言っても良いかと」

 

「ありがとうございました、治部教授。

 これにて今回の一件は完了したことを宣言します。

 

 学童、学生には詳細は伏せられ、唯一学術資料として治部教授のセミナーで使用されること以外は機密扱いとなります」

 

治部教授は男性ではあるが、多くの性犯罪を分析してきた専門家とも言える。

 

実は治部教授自身今でいう両性として生まれ、女性器を丸ごと外科的に切除され、長期間ホルモン剤を投与された日本国内での初めての両性であったことは有名で、今では男性に作り替えられてしまった。

 

本来なら国相手の訴訟ものであることだ。

 

しかし教授自身

「まあ、若いころそれを知って、勉学に励んだことは間違いないね。

 もちろんIQも高かったが、今では脳細胞の死滅と共に、普通並みだよ。

 まあ、それでも今までの経験が物をいう学術業界だからね。

 あと数年したら孫と楽しく老後を過ごすのが、楽しみな爺様だよ」

 

 

そんな事をよそに、みるくを含む生徒会は忙殺の一途だった。

 

二名いる副委員もフルタイムで招聘され、各学年のクラスから提出された催し物の内容や、予算管理など目を通して、適正なものであるかを確認していた。

 

この作業は今日一日で完了させる必要があり、ダメな部分は赤字で訂正案が書き込まれ、再度訂正したものが明日の17時までに提出されなければ許可されない。

 

お化け屋敷や手芸、ありふれた喫茶形式の出物などは、そう訂正案が書き込まれることは無いが、なかにはレオタード喫茶とか、水着喫茶など"おい、ちょっと待て"と言いたくなるような提案が出されることもある。

 

高学年では珍しい、水着喫茶なるものが5年のあるクラスから出され、美登里はアンダースコートまたはパレオを着用し、安易に股間や臀部、クロッチなどが見えない様にすれば条件付きで可。

と書き込み5年次のかごに入れた。

 

低学年であればある程、体操着喫茶やスク水喫茶などが出るわ出るわで、早々に訂正案を書き込み、終わった高学年をよそに低学年組は四苦八苦していた。

 

「そっちの未だの書類回して。

 なになに? ブルマ喫茶ぁ?

 保護者も来るの判ってないのかしら。

 これもスコート付きなら条件付きね。

 ダメなら不許可。

 大体保護者にだってロリコンは居るんだから」と美登里は赤ペンで書きなぐる。

 

「うわー、アンスコ喫茶って初めてのパターンかも。

 うう、どうしよう」と頭を抱えているのが2年の副委員だ。

 

「アンスコって言うのは初めてだけど、いわばブルマーと同じ扱いで良いわ。

 どうしてこうウチは、スケベな女の子ばかりなのかしら」と言う美登里を全員が反射的に見つめた。

 

「おまいう状態ですよ生徒会長。

 でも流石に保護者が来る時点でダメでしょう。

 これって知ってて書いてきてますよね。

 イジメだわコレ」と瑠衣が話す。

 

「絶対楽しんでるわよね、知ってるわよ。

 今までも訂正案捻って返したら、翌日すぐにまっとうな企画持ってきてその上第一案とは似ても似つかぬものなんだもの。

 毎年のことでいい加減解ってるの。

 でもこれが生徒会の仕事なのよ!

 ああっ! ストレス溜まるわ!

  いっそそのまま通して、クレームが有ったらその代表者に釈明させるってどうかしら」

とブチ切れながら美登里は吠えた。

 

「以前それやって、シレッと当日違う当たり障りのない内容に、変更されてたじゃないですか。

 なんかこの作業空しくなっちゃうんですが。

 帰って良いですかもう18時だしお腹も空いてきました」と宣うのは4年の副委員だ。

 

「そうね、もう止めましょ。

 でもピザ頼んであるけど、後10分位でここの屋上にデリバリーされるのよ。

 それ食べてから解散しましょ。

 残りの変な企画書は"クレーム等の対応は、全て責任者の自己責任において対処する事"って書いて戻して」

 

「え~っ! このノーパン制服喫茶もそれで返すんですかぁ?」と慌てたのが2年のあるクラスから提出された企画書だ。

 

美登里はその書類をひったくると、赤ペンで

"やれるものならやってみろ! 但しクレームへの対応と学院への釈明はクラスの責任者が行う事!"

と書きなぐって返却する2年のカゴに叩き込んだ。

 

そしてすぐにまたその書類を取り出し、赤ペンで追加の文を書き込む。

 

"マジでやったら生徒会役員全員で団扇、扇子、扇風機など総動員して、スカートを捲りに行ってやる!"

と書き足し、再びカゴに叩き込んだ。

 

それから届いた大判ピザを、皆で黙々とみんなで消化し帰途に就いた。

バスの時間は既に終わっている時刻なので、全員分のタクシーが呼ばれ、生徒会が運賃を負担するチケットが配られた。

 

翌年から企画書を提出する前に、没事例集というものを作成し、周知させた後、それでも果敢に出してくるクラスには再提出は不可の上、企画脚下によりそのクラスは、開催禁止となることを申し添えた。

 

もちろんそれをやったのは瑠衣だ。

そのおかげで翌年以降無駄な作業が激減したのは、みるくたち後輩にとって喜ばしい限りだ。

 

 

それから1年と言う時間はあっという間に過ぎた。

みるくにとってはこの一年間は濃い一年でもあったが、6年生に上がった瑠衣は美登里に押し切られ生徒会長の職に就いた。

 

瑠衣としては5年に上がった華燐に押し付け、自分は顧問的立場で楽をする事を画策していたらしいが、めでたく美登里にバレ、あっさりと瑠衣は引き下がった。

 

生徒会のメンバーは美登里が中等部へと進級、現在は中等部の生徒会役員として動いている。

6年生となった瑠衣は小等部の生徒会長となり、そのまま役員はほぼそのままスライドして生徒会の役員を重任した。

 

 

変わったのは、本来4年生の学年役員として在籍していた大沢瞳が、親の海外赴任に帯同してイギリスに行ったため、副委員を務めていた小園徹子が正役員となった事だ。

 

元々クラブ活動については、新しくなった担当教員とのソリが合わず、役員就任を理由にクラブを辞めた。

 

現在の小等部生徒会の役員は下記の様になっている。

 

6年次 八神瑠衣(生徒会会長)、三重さつき(副)

5年次 花山華憐(副生徒会長)、佐々木花(副)

4年次 小園徹子(副生徒会長補佐)、池中由里子(副)

3年次 周防 南(正役員)、浅田美紀(副)

2年次 高園みるく(正役員)、アーニャ・ガリツカヤ(副)

1年次 石泥アントネラ(正役員)

 

新しく1年次の役員となったアントネラは、スペイン系プエルトリコ人の母親とポルトガル系イギリス人の父親を持つミックスだ。

本当の名はアントネラ・イシドロと言うのだが3歳の時両親は離婚、その後日本の大学に招聘された母と共に日本に帰化。

帰化後の氏名は石泥アントネラとなった。

 

元は別の姓であったが、顔も良く覚えていない父親の事は、あまり良く思ってなく、いまでは殆ど覚えていない。

 

エキゾチックな美少女で、明るく理知的なフタナリちゃんである。

現在母親は隣の市にある国立大学の教授として教鞭を取る傍ら、古代ヨーロッパの専門研究家としても多様な業界に名がしれている。

 

物心ついた時点で日本で育ったため、日本語と英語、スペイン語はネイティブに話す。

性的にはあっけらかんとした姿勢で、自分が両性として生まれたことをマイナスではなくプラスとして捉えている。

 

性的な事にはとても興味があり、すでに5歳でペニスオナニーを覚え、小等部に上がる前に膣でのオナニーを覚えている。

しかしそれを母親に知られることが悩みだ。

 

「この度1年次の役員となった石泥アントネラと言います。

 両性です宜しくお願いします」とアントネラが言った。

 

「はいありがとうございます。

 今日は新しく迎えた新年度と言うことで、副役員も含め全役員に召集頂きました。

 1年生の副役員が居ないことは恒例ですが、慣れるまで上級生の事を見ながら覚えていってくれればいいでしょう」と瑠衣。

その後各役員から自己紹介が行われ、恒例のお茶会となった。

 

「先輩も幼等部にいらっしゃったんですよね」とアントネラはみるくに話しかけた。

「うん、そだよ。

 アントネラさんは私の一個下で、とっても可愛くって目立ってたから知ってるよ」とみるく。

 

「そんなに目立ってました?」

「うんうん、だってとってもエキゾチックな美人さんだもん。

 そっかぁ私と同じフタナリちゃんだったんだぁ、うれしいよ」

 

「みるくと同じ幼等部かぁ、いいなぁ」とアーニャ。

「小等部からですか、アーニャさんは」とアントネラ。

 

「うん、端正に入ったのはね、ところでいきなり不躾で悪いけど玉は外? 内?」

「アーニャ、いきなりすぎだよぉ」とみるく。

 

「構わないですよ高園先輩、睾丸は体内です、ここら辺に」

そう言いながら両手の指で臍の下あたりの下腹部を指した。

 

「そっかあ、みるくとおんなじだね」

「ガリツカヤ先輩はお外に?」

 

「アーニャでいいよぉ、普通の男の子みたいにぶら下がってるよ。

 見てみる?」とアーニャ。

 

「コホン・・アーニャさんそれはお茶会の後でね、今日は副役員も居るんだし」

と副会長の花山華憐は言った。

 

去年の騒ぎかの後から落ち着き、今ではすっかり瑠衣の恋人として過ごしている。

 

「ああ、ごめんなさい。アンて呼んでいい?」とアーニャ。

「はい、アーニャさん。

 アーニャさんは白系ロシアですか、とても日本語上手ですけど」とアントネラ。

 

「うん、父がロシア人、母が紛争で一時はボロボロになったウクライナ人でね。

 とは言っても、生まれは日本だから国籍も日本人。

 こんな容姿だけどね」とアーニャ。

 

「そうなんですか、私もこんな姿だから、街中ではなかなか日本人に見られなくって。

 母と買い物の時なんか、英語で良く話しかけられますよ」とアントネラ。

 

「うん、日本人の悪い癖だよねぇ。

 外国人見ると大体英語で話しかけちゃう。

 イタリア人だって英語話せない人いっぱい居るのにね」とみるく。

 

「高園先輩も純粋な、日本人じゃないですよね」とアントネラ。

「父親が日本人、母親がイタリア人のダブルなのよ。

 それより高園って呼ばれると固い感じで好きじゃないの、みるくと呼んでくれるかな」とみるく。

 

「高園乳業・・・」とぼそりと徹子が言った、途端に何人かはジュースやお茶を吹き出した。

「ああ、ごめんねみるくぅ。悪気はないの」と慌てて訂正する徹子。

 

「もう、何年引っ張るんですかそのネタ、牛乳の出荷止めますよ」とみるく。

「それは困るわ、私の重要なカルシウム供給源がピンチ!」

 

「はいはい、もうハラスメントギリギリのネタは禁止ですよ小園さん。

 話は変わりますが、今年から少し運営方法が変わります。

 

 と、言うのは通常時は正役員のメンバーで事足りるんですが、学院祭と体育祭の事前準備だけは今年からこのフルメンバーで行うことになります。

 で副役員の皆さんにも協力を宜しくお願いしますね。

 体育祭は先生たちも手伝ってくれるから問題ないけど、問題は学院祭なの。

 

 今年から申請方法と申請手順も変わったことで、前年よりは楽になるとは思うけど、主催は学院じゃなくて生徒会だからよろしく。

 

 特に学院祭前は2か月前から正副合わせて協力を願います。

 前日には殆どの業務は終了するけど、それまでは馬車馬の様に動かなきゃならないから覚悟してね。

 まあ、今年からは随分と楽に成るはずだから、そんなに気負う必要は無いと思いますけど」と瑠衣。

 

「去年は散々でしたよね。

 1年次は私一人だけだったし、副委員も協力してはくれましたけど」とみるく。

 

「ほんとにね、でも今年からはクラスの申請は1か月前で締め切り、再提出も3週間前までで締め切るから、去年までの様な事にはならないと思うわ」と瑠衣。

 

「そんなにひどかったの?」と6年の副役員である三重さつきが聞いた。

「そう、入院してた前任者の副委員には悪いけど、なにも一番忙しい1か月前に入院しなくてもとは思ったわよ」と瑠衣。

 

 

「入院なら仕方が無いと思うけど」とさつきが言う。

「それが卵管閉塞術でも?

 もっと早くやれって言いたいわ」と瑠衣。

 

「えっ? 彼女病気じゃなかったの?」

「ええ、私だって去年その手術は受けたけど、冬休み中に済ませたのよ。

 だいたい保健で負担なしだって言うのに、1年も引き延ばしてたの彼女だったんだから。

 なにが生理が安定してからよ、手術が怖かっただけじゃない。

 と言うことで貴方に代わってもらったのよ」

 

「へぇ~去年なんですか会長も手術したの」とみるく。

「知らなかったの?

 あなたのお母さんにお願いしたのよ、入院だって1日だけどしたのに」と瑠衣。

 

「いや~、両親の仕事上あまり詳しく知らない様にしてるんです。

 教えて貰ったら、お見舞いぐらいしましたのに」とみるく。

 

「別に病気じゃないんだし、良いわよ別に」と瑠衣。

「病気じゃない手術って?」と徹子はみるくに聞いた。

 

「私たち両性は思春期を迎えると、自家妊娠する恐れがあるんです。

 それでなくとも同時に、性欲が我慢できない程強くなりますし。

 だから現在政府は健保で両性の卵管閉塞術の保険適用が認められ、18歳までは自己負担0割なんですよ。

 生理が来る前でも施術は認められます、ただしそれはやはり最初の生理、つまり初潮を迎えてからの方が良いと学会では言ってるようですね。

 年々初潮年齢は下がって来ていますが、精通年齢はそんなに下がっていないんで、その間に施術を受けることが一番いいとされています。

 まあ、これについても未だ結論は出ていないんですがね」とみるくは説明した。

 

 

「女性は受けられないの?」と徹子。

「まあ、するとすれば健保は適用されませんので、10割負担になっちゃいます。

 20万くらいだったかな。

 施術自体は15分位で終わるけど、造影して確認するから」

みるくの話すことに両性だけでなく、女性である徹子やほかの役員も聞き入っていた。

 

「あのー私も両性なんだけど、費用はかからないってこと?」ひとりの副役員がみるくに尋ねた。

 

「はい、ただし保護者の承諾書が必ず要ります。

 費用は掛かりませんが、差額ベットつまり個室や、別食事を希望される場合は、自己負担になりますのでご注意を。

 なんでもかんでも健保が使えるわけじゃないので。

 あと、女性や両性に多い腹腔内の子宮内膜細胞除去は別です。

 ここの部分だけは、同時にすれば本来は良いんですけど、自費になっちゃいますね」とみるく。

 

「うん? 子宮内膜って子宮の中に有るのですよね」とアントネラ。

 

「3年になれば授業で習うけど、子宮内膜ってお腹の中に散らばっている事もあって、その場合ひどい生理痛に悩まされることも有るの。

 個人差が大きいけれどね。

 それって生理来る前でも解るのかしら?」と瑠衣。

 

「はい、今は子宮内膜細胞の染色方法が有るんでそれで染色して、レーザーで一個一個焼いていく方法ですね。

 ただ、会長が仰られたように個人差が激しく、場所によっては取れない場所にある場合もあります。

 

 最近では痛みを計測でき数値化できる方法もありますので、もう少ししたらひどい事例は健保で起用される可能性がありますけど、ご存じの様に、この国の医療費は相変わらず切迫しています。

 これは私見ですが、病的な事例以外は適用されないんじゃ無いかと考えてます」とみるく。

 

 

「ねえ、わたし結構生理が重いんだけど、どのぐらの費用なのかしら」と5年の副委員が尋ねた。

 

「幅は有りますが、入院日数3日、費用は10割負担だと30万ぐらいですね。

 だだし両性の場合は、卵管閉塞と同時に行う場合は10万くらいの負担で済みます。

 入院日数は伸びても3日ですね」とみるく。

 

「処女でも出来るのそれ」と徹子が尋ねた。

「別に膣からアクセスするわけじゃなく、腹腔に小さな穴を開けるだけですから問題なく。

 ただ、生理が来てからの方が判りやすいって言ってたかな」とみるく。

 

「いや、ごめん聞き方が悪かったわ。卵管閉塞術の方よ」と徹子。

 

「それは今まで通り女性の場合は10割負担ですよぉ。

 だって健保自体に疾患の無い場合の、避妊化手術は適用されないですしね。

 でも結構自費でも受けに来る人多いですよね最近は」とみるく。

 

「それって、二度と妊娠できなくなるんだよね」と徹子。

 

「徹子先輩が言ってるのは卵管結紮ですね。

 卵管を切って糸で結んで卵子が子宮に行かなくなるやつ。

 この場合は仰る通り妊娠は二度と望めなくなります。

 再び妊娠可能にするには大掛かりな開腹手術になります、出来ない事は無いですが費用が100万くらい。

 卵管閉塞術って言うのは、卵管に小さなプラグっていう栓を嵌めて、卵管の外側から緩く小さなクリップで止めるんです。

 この場合は妊娠を望む場合は、膣側からアクセスしてプラグに繋がっている糸を引っ張って抜けば終わりです。物の10分ぐらいですよ」とみるく。

 

「処女でもそれって出来るの?

 あ、卵管閉塞・・だっけ」と徹子。

 

「ごめんなさい、そこまでは知らないです。聞いておきます?」とみるく。

「い、いや良いわ・別に」と徹子。

 

「んふふ、聞いておいてあげますよ。

 ちゃんと。でも先輩、とっくに破れてると思いますけど。んふふっ」とみるく。

その通りだった。

 

 

既に華憐は瑠衣の恋人だし、南も去年セックスパーティで処女を失っている。

参加しなかった副役員とか徹子だけは不明だった。

 

徹子もすでに女の子としては早くにオナニーに目覚め、たぶん処女膜も、おもちゃで破れてしまっているだろう。

 

でないとみるくに教えた縄跳びを使った二穴のお外オナニーになんて出来るわけがない。

もちろん通販で買ってこっそり使っている、小さ目のディルドはお気に入りのオナニーグッズだった。

最近ではやっと膣の奥も気持ちよくなり、手放せない。

 

 

「さて、時間的にもそろそろお開きですし、お茶菓子も無くなったのでお開きにしましょうか」と瑠衣は終了を宣言した。

 

「ああ、言い忘れたけどエッチな事はこの執務室は禁止ね、

 隣の役員室もダメ。

 

 ここのメンバーでエッチな事がしたいとか、我慢できないとかの場合は、特別に奥にある休憩室を使える様にするけど、明日の放課後に生徒会室に来てください。

 もちろん副委員も含めてよ。では解散」と瑠衣。

 

 

皆音を立てて椅子を離れ、生徒会はお開きになった。

 

奥の部屋は、通常生徒会正役員のみがアクセスしロックを解除できる。

副委員のIDにはその権限が無く、正役員と一緒でなければ入ることができない。

 

もともと、生徒会の執務室と役員室には、ドアにロックは掛かっていないが、奥の部屋、口の悪い役員はセックス部屋なんて呼んでいるが、その部屋のドアはオートロックで施錠されている。

 

 

 

翌日の放課後となった。

「早く行こうよ、みるく」とせかすアーニャ。

 

「はいはい、ちょっと待ってあと少しで、データのアップロード終わるから」

 

みるくは時間を有効に使う為、幾つかの課題を休み時間を利用して行い、翌々日提出の課題のレポートを完成していた。

 

 

「ほい、終わったよ。行こうか」

二人は背中にバックパックとは言っても、小型で薄い物だが背負った。

 

「ねえ、みるく奥の部屋ってどんなとこなのさ」とアーニャ。

 

 

「まあ、平たく言えば、セックスしたりオナニーしたり、あと授業サボって惰眠をむさぼったりとか。

いろいろ使われているね。

 ベットも有るしエッチな小道具、端的に言えばディルドとかローター、拘束具、コンドームなんかね」とみるく。

 

「特殊研修室みたいなもん?」とアーニャ。

「ああ、近いかも。

 でもトイレは無いし、シャワーも無いけどね。

 いわば役員専用のストレス発散部屋かな」

 

 

やってきたのは、別棟となっている小等部だけでなく、中等部や高等部の生徒会室が集合している旧校舎だ。

どの学部からも同じような距離で、昔はこの校舎がメインだったらしく、結構な大きさが有る。

 

階段が3か所あるためそれぞれの学部で分けて利用されている。

中等部は北側、高等部は中央部、小等部は南側といった風に自然に分かれる使い分けができていた。

 

「へぇーここから入るんだ。

 旧校舎って魔窟かと思ってた」とアーニャは言う。

 

「この昇降口は昔、運動場への出入り口だったみたい。

 1階は部室だけど、二階に上がってフロアに入る所にセキュリティドアが有るの。

 入るのは自由だけど、出るときにIDが必要。

 だれも居ない時はロックが掛かって入れないよ。

 でも今年から副役員になったアーニャのIDでも、執務室のロックは解除できるわ。

 役員室も解除できるけど、その奥の部屋は正役員のみのIDが解除できるの」とみるくは説明した。

 

 

小等部の執務室を開けて部屋に入ってもだれも居なかった。

「誰も居ないんだね」とアーニャ。

 

「まあ、学年によって終業時間が違うしね。

 6年が終わるのは15時半ぐらいかな」とみるく。

 

「そんなに大きく違わないんだね」アーニャは意外そうな表情をした。

 

「1年の場合は学業に慣れさせるために短いけど、2年からはほとんど変わらないよ。

 とくに端正じゃ殆ど同じかな。

 まあ、普通の小学校より単位数が多いことも原因なんだけどね、それよりお茶しよっか」

 

みるくはそう言って、ミニキッチンでIHレンジに水を入れたポットを置き、戸棚から茶器とティーバッグを取り出した。

 

 

 

「みるくは入った事が有るの?」とアーニャは聞いた。

「ああ、奥の部屋の事? 何度か使ったかなぁ、去年はひどい目にあったけど」とみるく。

 

「まさかいじめ?」

「そんなんじゃないわ。去年ね徹子先輩から、あるお外オナニーを教えてもらったの。

 んふふっ、ほら縄跳びあるでしょ、おもちゃコーナーで売ってる、安っぽいプラスチックで出来て居るヤツ」

 

「ああ、あれね。僕も一本持ってるけど」

 

「あの握りって、コークボトルみたいにちょっと括れているじゃない。

 まあそのままじゃ使えなくって、バリ取りしたり不潔にならない様に、シリコンで穴を詰める作業も有るんだけど、取っ手の部分をお尻の穴と膣に入れて遊ぶの。

 最初は馬鹿にしてたけど、意外に気持ちよくってさ。

 なんて言うのかなぁ、私たちの普通の年代で遊んでる器具が体の中に入れてるって言う背徳感とか、ウェストに巻きつけた縄が体を動かすと、微妙にハンドルが引っ張られて、気持ちが良いの、で、カウパーで下着が汚れない様に小児用コンドーム着けてバスに乗ったの」

 

みるくはそこまで話し、紅茶に口をつけた。

 

「んー前と後ろに引っ張られて抜けちゃわない?」アーニャは疑問を口にした。

 

「だから、ハンドルの根元をゴムバンドで引き合うように通すのよ。

 サイズ的には170番かなあ、膣と肛門の間を繋ぐようにハンドルにかけるの。

 アヌスの方は軽い便意のような違和感が有るぐらいだけど、膣の方は私たちの膣長には長すぎるの、私たちの体だとまだ膣長は安静時だと6センチ前後で、成人と同じぐらいの膣長である11センチに達するのは15歳前後なの。

 対してハンドルは11センチぐらいあるから、大人なら膣で飲み込めるけど膣の外に数センチ出っ張っちゃうの、だからバスに乗って座席に座ったりしたら大変、ギュッて膣の奥の奥まで入り込んできて膣は伸ばされちゃうの。

 たぶん私たち両性の内性器って膣奥に子宮口が有るから、そこに当たったうえギュッウッ!

 って押し上げられるし」

 

「気持ちいいの? それって」とアーニャは聞いた。

 

「ううん、性的に興奮してなかったら普通に痛いよ。

 特に後から下腹が重っ苦しくなるの。

 興奮していれば気持ちいいけど、あの刺激って弱いムズムズした快感がずっと続く様な感じだから。

 でもあの時私凄く興奮していたの。

 初めての経験だったし、バスで座ったとたん振動と子宮口の押上げが来て、苦しさと快感が一緒に来て一気にイッちゃったみたいで、失神しかけたの。

 徹子先輩に抱きかかえられるように生徒会の奥の部屋につれて来られて、ベットに縛られて股の間にマッサージピローで攻められてさ。

 何度失神したか判らない程、そのまま放置されて、コンドームなんか射精液でパンパンになる程だったのよ。

 その後あまりに苦しいからマーマに診察と相談したの。

 もちろん体に合わないから止めなさいって言われて、無茶を怒られたけど、その後ちゃんとした器具を教えてもらったの。

 アヌスに入れるのはあまり制限は無いけど、膣の方は私たちなら膣長に合わせた5センチぐらいがいいみたい。

 だもんで、膣の方だけ短く切って成形しなおししたの」

 

「今でも使ってるの?」

「ううん、たまに気が向いたときに使うぐらい。

 異物感って大きさじゃないみたい。

 膣口から少し奥にある処女膜のあたりを広げられると、異物感があるみたいなのよ。

 だからといって、良く売られている膣用の拡張器やトレボールなんて呼ばれてるものとはちょっと違うのよねぇ。

 なんて言うの体の動きで軽く引っ張られたりしないから。

 お外オナニーする時はお勧めだよぉ」

 

 

「ね、私にも作ってよ」

「うん、いいよぉ。

 来週あたりまでには出来ると思う。

 ただ、慣れるまで一緒に付いてあげるね、感じすぎると危ないから」とみるくは言った。

 

 

「うん、期待してる。初めての時は着け方教えてね」

「もちろん、任せて。

 縄の長さも調整しなきゃだしね」とみるく。

 

 

「あら、早かったのね。

 ダッシュで来たのに」

そう言いながら瑠衣がドアを開けて入ってきた。

 

「私たちの方が早く授業終わりますしね。

 あ、アンちゃんいらっしゃい」とみるくはドアの方を見て笑顔で答えた。

 

 

「よ、宜しくお願いします」まだ硬そうにアントネラは言う。

「アントネラさんのIDで奥の部屋は開くけど、良いの?」と瑠衣。

「は、はい。

 まだ入ったこと無いですし、私オナニーが大好きなんです」と真っ赤になる。

 

そして副役員である6年の三重さつきが入ってきた。

 

「あら、さつき来てくれたんだ」と瑠衣が笑顔で答えた。

「うん・・まあ、嫌いじゃないし・・・エッチな事。

 ほら、あんたも入って」とさつきは4年生の池中由里子を連れてきた。

 

「あら、池中由里子さんね4年の副役員の、ようこそ」と瑠衣。

「はい、宜しくです」

 

 

「じぁあ見て貰いながらの方が、説明しやすいんで、付いてきて」

そう瑠衣は言うと役員室のドアを開けた。

 

「ここが役員室。

 正役員の会議、事務的作業なんかは此処ね。

 イベントの時役員が詰めているのもここになります。

 生徒会室は、広い作業机や副役員を含めた全体会議に使用します。

 

 ここ役員室には奥にもう一つ部屋があって、通常は正役員のIDが無いと入れないようロックされています。

 その部屋の正式名称は役員個室と呼ばれますが、なんかみんなは、エッチ部屋とかセックス部屋なんて呼んでるけどね。

 まあ、正役員の休憩室として作られたんだけどね、生徒会の仕事ってストレス溜まる事が多いの。

 で、この部屋でオナニーしたり、セックスしたり、人によっては惰眠を貪ったりと好きに使用できるの。

 

 唯一の禁止事項は、エッチな事はあくまで強要しないこと。

 ちゃんと同意を得てからね、あと、一人で占用したいオナニーなんかは内側からロック出来るから。

 占用しない場合はロックしない事、ただしオナニーを見られたりセックスを見られてもお咎めなし。

 嫌ならすぐに退室すればいいしね」と瑠衣。

 

 

「あれっ? あの平均台みたいなの無くなっちゃってる」とみるく。

 

「ああ、アレは美登里さん、つまり前生徒会長が欲しいって、中等部に持って行っちゃったわ。

 残念だけど。

 あとマイセンも美登里さんの私物だったから、持って行ったわね」と瑠衣。

 

 

「こんな大きな鏡有りましたっけ」と南。

 

「ああ、これ私が設置したの。

 大きいけどフィルムミラーだから安かったのよ。

 今まではちゃんとした鏡だったけど少し小さかったのよね。

 あと、撮影機材も古いタイプの8Kだけど家の機材が2台、それとジャーン!

 念願の85インチディプレイ。

 とは言っても今どきの12Kじゃなくって8Kだけどね大陸製の」

 

 

「買ったんですか?」と南。

「まさか。当たったの、懸賞で。

 でも家は既に12Kに入れ替えたばかりだし、自分の部屋には大きすぎるし持て余してたの。

 ここにはTV配線が来ていないから、テレビは映らないけどビデオなら可能ね。

 だれかあまっている機材が有ったら宜しく」と瑠衣。

 

「カメラってなんに使うんですか」とアントネラは尋ねた。

「性癖によって色々ね。

 コスプレしたり、オナニー動画を撮ったり、もちろんセックスの様子も撮れるし、三脚に固定しているカメラは8Kだけど、プロ用だから民生用の下手な12Kより綺麗よ。

 カメラはレンズが今でも命だからね。

 ハンディのは4Kだけど民生用だから大したことないけどね」と瑠衣。

 

「あと、ベットはキングサイズ、表面は人工皮革で覆われてるけど、熱には弱いから注意してね。

 以前先輩が、ローソクプレイやって、穴開けちゃって張り直してるの。

 睡眠用の毛布はベット右側の下に有るわ。

 エッチで汚したらクリーニングはその人がする事。

 あと、タオルや濡れティッシュ、コンドームなんかがその左側に入ってるわ。

 消費した場合は使用した人が後で補充しておくこと。

 反対側の下部収納には各種ディルド、膣やアヌスに入れるローターなどの性具、あとベットに固定するロープやソフト手枷ってところね。

 ああ、クスコもあったか。

 まあ性具は使用者がちゃんと綺麗にして、消毒後に収納すること。こんな所かしら」

 

瑠衣は話し終わってふぅと息をついた。

 

 

「お茶してたなら、生徒会室でお茶しましょうか」と瑠衣。

みるくはポットに水を足すと茶器を取り出した。

お茶のティーバッグはアーニャが出してくれた。

 

 

瑠衣は"小等部生徒会"と貼られたノートPCを取り出すと話し始めた。

「じゃ、登録する人はIDを貸してね」

 

「さつき、IDここに置いて」と瑠衣はPCに繋がっているカードリーダーを示した。

 

 

ピッと音がしてデータが読み込まれ、三重さつきのデータが表示される。

瑠衣は別画面を呼び出すと、データをドロップし"副役員"と入力し奥の休憩室のドアロックを解除できるようにした。

同じように池中由里子とアーニャのIDも読み込み解除可能にする。

 

 

 

その時突然ドアが開き、息を切らした3年の副役員である浅田美紀がやってきた。

「すみません! 遅れちゃいました!」

 

「浅田さんも、奥の部屋を使いたいの?」瑠衣。

「はいっ、お願いします。

 私兄と同じ部屋だからオナニーもちょっとできなくって・・・・ダメですかぁ?」

と美紀は眉を八の字にして言う。

 

 

「うふふ、その代わり事情は後で教えてね。

 登録する間、説明は・・・周防さんお願いね」

 

みなで、お茶をしながら雑談する間、南は美紀を連れ奥の部屋の説明をしていた。

顔を真っ赤にしながら出てきた美紀とは対照的に、飄々とした南が戻ってきた。

 

「と言うことで、好きに使っていいのよ。

 お昼はだいたい空いているし、誰かいるのは週一の会議が有る水曜日だけ。

 まあ、家でエッチできない人なんかは、月曜日と金曜日は込むから、気にしなければお互いに居る人とオナニー見せ合ったり、セックスしている人を見ながら、オナニーするのも良いもんなのよ。

 まあ私なんか、オナニー見てもらうと、凄く興奮するたちなんで、人に見てもらうために、わざわざ使用している可能性が高いときを狙ってくるけどね」とは南

 

 

「なに、南ちゃん性癖の話?」とさつきが言う。

「性癖と言うより性的嗜好ですよ三重先輩。

 オナニーは私が美紀に教えたんだけど、すぐに2日と空けずに、オナニー大好き少女になっちゃってね。

 でもこの娘、お兄さんと一緒の部屋だから、オナニー我慢してるんだよ。

 この前も帰ってこないなって思ってたら、トイレでオナニーしてて、授業に遅れそうになったでしょ」と南。

 

「ば、ばらさないでよぉっ!」と顔を真っ赤にした美紀が怒り出した。

 

「はい、お茶飲んで落ち着いて、美紀ちゃん。

 ここにはエッチが嫌いな人は居ないの。

 だれだって気持ちいいことは好きだし、止められないのよ。

 事実去年南ちゃんも処女をめでたく破瓜したし、みるくちゃんやアーニャちゃんだって、二人は恋人同士だからもちろんセックスしているしね。

 よし、じゃあここからこのメンバーの性癖暴露大会と行こうか。

 どんなエッチが好きだとか、得意なオナニーだとか、惹かれる物や性行為、してみたいエッチなど何でもいいよ」と瑠衣。

 

 

「じゃあ、言い出しっぺの私から。

 実家は市内の写真館ね。

 母は写真館専門だけど、父は半分ぐらい動物写真家として働いてるわ。

 兄弟は妹が一人。

 私は両性なんで、すでに生理も有るし卵管閉塞術も実施済み。

 精液はもう白い精子を含む精液が出るの、ちゃんと相手を妊娠さることができるわ。

 射精量はその日の一回目なら20ccぐらいかな。

 好きなセックスは膣にディルドやオチンチン入れて貰いながら、女の子や両性の膣に挿入して射精する事。

 いつかはたっぷりと射精されながら同時に射精してみたいわ。

 お気に入りのオナニーは、尿道ブジー入れながら膣にディルドを入れて射精すること。

 でも両性だから精液量が多くって大変なの。

 恋人は5年生の正役員である花山華憐よ。

 

 彼女とは月曜日なら、ここのエッチ部屋で放課後から夕方までセックスしている事が多いわね。

 そうそう、得意な事はセックスウェア作り。

 最近師匠と呼べる人が出来たんで、休みの日は教えてもらってるの。

 オマンコが広がったままにするパンティとか、オチンチンが捲れたままにする、水着の下に着るスイムアンダーとかを作るのが趣味。

 もちろんそれを着てするオナニーも格別ね。

 以上!」

 

瑠衣はふぅっ!と息を吐きお茶を飲んだ。

 

 

「次は私かな?

 今年から生徒会の副役員を賜りました、三重さつきっていいます。

 

 実家はまあそこそこ大きな会社の重役さん、母がね。

 父は小さな会社の社長。

 黒字少ないけど。

 性別は女性で、生理は先月からという少し遅め?

 でもまだ安定してません。

 セックスは一度だけ、去年両性の娘と経験してます。

 妹と弟が一人づついますのでオナニーは家じゃできないかな。

 

 好きなオナニースタイルは、エッチな小説を読みながら妄想して、まあごく普通の女の子のオナニーをします、あ、最近ディルド使うようになったかな、細めだけど。

 エッチな事は嫌いじゃないって言うか、ぶっちゃけ興味が凄くあるんで今回申請しました。

 というか瑠衣に引き込まれました」と話すさつきの顔は赤くなっていた。

 

「えっとぉ・・私かな?

 4年次の副役員の池中由里子です。

 実家はアグリスという農業生産会社を経営しています。

 高校1年になる兄が居ますが、仲は普通かな。

 部屋は別々なので兄に犯されずに済んでます(w)

 好きなオナニーはエッチな漫画を見ながら、クリトリスオナニーです。

 膣は何度か指を入れてみたけど入口擦るぐらいかな。

 いつかはオチンチンに突かれて、たっぷり射精を受けるのが夢、じゃあ次は高園さん」

 

「えっ、私正役員なんだけど。

 まあいいか。

 2年次の正役員で、2年目になる高園みるくです。

 両性で兄妹は居ません、一人っ子ですね。

 幼等部に入る前からオナニーを覚え、恋人のアーニャはその時からの付き合いです。

 あと、セックスフレンドが何人かと、女の子の恋人が一人、好きなオナニースタイルはエッチでコアな動画を見ながら、尿道にブジー入れて、膣にディルドでイクことかな。

 セックスも大好きだし、最近は自分やみんなのエッチな動画を撮影して、編集するのが楽しみ。

 まだ生理は来ていないので、生で中出しがデフォ。

 精液はまだ大人の精液が作れないので、透明で量も少ないのが悩み。

 ここのエッチ部屋はあまり使ってないけど、去年開催したセックスパーティ、つまり乱交パーティーが凄く楽しかったんで、またやりたいなーと考えてます。

 セックスの時はペッティングからシックスナイン、そして挿入セックスという流れ、いつかアーニャと同時に、膣にオチンチン入れ合って射精してみたいなと思ってます。

 ふぅっ」みるくは一気に話した。

 

 

「僕は今年から副役員になったアーニャ・ガリツカヤだよ。

 両性で一人っ子、みるくとは幼等部入る前からの付き合いで、オナニーもセックスも好きです。

 だいたい変態的な事は、みるくに教えてもらったのかな。

 あ、でも尿道ブジーは好きかな、無理したり長時間すると後でおしっこする時ヒリヒリ痛いけど。

 将来はみるくの精子で、フタナリを生むのが夢なんだ。

 子供の頃からエッチな教育をして、育ててみたいな。

 はい、次は浅田さん」

 

 

「んっうん。3年の副役員になりました浅田美紀です。

 高校3年になる兄が居るんですが同じ部屋なんです。

 毎晩の様にオナニーをする音が聞こえるし、私自身はそこでオナニーしたら兄に犯されそうでできないんです。

 ただ、兄がオナニーした翌日、兄のごみ箱からコンドームに入った精液を見つけました。

 流石に兄妹なので、それでオナニーしようとは思いませんでしたが、開いたティッシュに包まれたコンドームからはゴムの匂いだけでなく、ふんわりと独特な匂いがして、もっと嗅いでいたい衝動にかられました。

 ああ、ちなみにまだ処女です。

 最近そんなこともあり、初めては兄でも良いかと考えちゃう自分が怖くて、オナニーで発散できる場所が欲しかったんです」

 

 

「最後は私だね。

 1年の役員になった石泥アントネラです。

 先輩方宜しくね。

 見た通り私はスペイン系プエルトリコ人の母親と、ポルトガル系イギリス人の父親を持つミックスです。

 3歳の時両親は離婚、その後日本の大学に招聘された母と共に日本に帰化しました。

 両性です、玉は体の中でペニスは普通かな。

 帰化後の氏名は、石泥アントネラとなりましたが、イシドロは漢字の当て字なんで、本名も元々姓がイシドロ、名がアントネラです。

 母子家庭ですが母は大学で古代ヨーロッパの専門教授です。

 最近エッチな事に興味が出始め、ネットで母が居ない間に色々と覚えちゃいました。

 オナニーは週に2回ぐらいかな。

 だいたい午後から夕方までに、ネットでエッチな情報見ながら、ペニスや膣の入口をスリスリして満足しています。

 生理が始まる前には一度経験してみたいです。

 その・・・・中出しセックスを。

 これからいろんなエッチな事を覚えて行きたいと思ってます。

 先輩方、宜しくです!」

 

 

「まあ、今日ここに居ない人たちは、生徒会のデータがサーバーに入ってるから後で見てみてね。

 ただし個人情報なので、ここにある6台のノートPCじゃないと閲覧できません。

 まあ、気が向いたときに見てみればいいかな。

 内容は似たり寄ったりだけど、かなりエッチな画像や動画が添付されている場合も有るから、画面の写真なんかは特殊処理してスマホとかでは映らない様になっています。

 データが欲しい場合は本人に頼んでね。

 じゃあ、ほかにはないかしら」と瑠衣は言った。

 

ここのノートPCはアクセスポイントが物理的に固定されており、持ち出しても接続できない。

ハードウェアには何のデータも無く、全てリモートの仮想デスクトップ上で動くため、データの流出もなく、その為役員の性癖や画像データが多数紐付けされている。

 

奥の休憩室のアクセス権限は、このデータにもアクセスできる権限を持つこととなり、新たにアクセスできるようになった副委員や新入のアントネラは、日々時間を見つけでは生徒会室を訪れ、隅々まで確認していた。

 

それはとても淫靡で、会長である瑠衣の写真データには、けっして外部に出せない、勃起したペニスから射精される動画や、華憐相手に、挿入から射精に至るまでの20分以上に及ぶ動画データ、みるくに尿道ブジーを入れられ、後ろからアーニャにより、膣とアヌスにディルドを深く入れられて射精する姿など、ネットの有料サイトでもなかなか見られない淫靡な姿だった。

 

 

 

 

 

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。