渋とノクタにも投稿してます
目を覚ますとそこは仄暗い桃色の部屋だった。
ピンクのベッドに、ピンクの壁紙。部屋の隅にはピンク色の間接照明が淡い光を放っている。
壁に埋め込まれた大きな鏡はハート型で、桜色の美少女の裸体が映っていた。
腰どころか膝裏まで届きそうな撫子色の髪をベッドに広げ、大きな胸と桃色の局部を惜しげもなく晒している。
寝ぼけているようなぽんやりとした表情で牡丹色の瞳を歪めていてもなおわかるほど端正な顔をした、俺の中の淫乱ピンクのイメージがそのまま具現化したかのような少女だった。
俺が目線を向けると彼女と視線が合い、俺が愛想笑いをすると彼女もぎこちなく微笑む。
まるで自分がどこにもいないような錯覚に陥ったが、その鏡像の発生源が俺自身であると気付くのに時間はかからなかった。
「マジで、本当に……?」
澄んだ音が、耳に届いた。
そしてそれが自分の口から出た声であると理解した途端、全身から違和感が湧き上がってくる。
長い髪を支える頭と大きく膨らんだなにかをぶら下げている胸部に感じたことのない重みを感じる。
細くなった腕や脚だけでなく全身に力が上手く入れられない、それなのにずっと軽やかに動かせてしまう。
震える手で顔を触ると細指にハリのある肌の感触が返ってきた。
顔で感じる指と手の感触が、指で感じる顔のパーツが、形も位置もいつもと全く異なっている。
そのまま少し手を動かすだけで触れられてしまうほどに伸びた髪は、日常生活など全く考慮されていないほど長く、美しい。
輝くように艶めく毛髪に手櫛を通せば、どこにも引っかかることなんてなくするりとたなびいた。
全女性と、そして俺のような一部の男が憧れるロングヘアーだった。
目線を下に向けると、視界の大半が胸部から突き出た双丘で埋め尽くされた。
手を胸元に持っていこうとするも、いつもの位置よりもはるか手前で柔らかい肉塊に阻まれる。
手と胸の双方から、紛れもなく自分の体の一部であることが伝わってくるのに、普段とはあまりにも違う感覚だった。
手に返ってくる柔らかい感触と、胸の前の、空を切るはずの位置でなにかが当たる感触。
そのまま指を軽く曲げるとふよんとした弾力が指と胸から感じられ、表面積も体積も、質感までもが男のそれとは段違いであることが伝わってきた。
さらに胸を鷲掴むように揉みしだくと、手のひら全体に柔らかさが押し付けられると共に、膨らんだ胸が小さく華奢になった手から溢れるのが感じられる。
胸全体を包む心地良い圧迫感と、それと同時に胸の先端から生じてくる甘い痺れ。
手のひらで刺激された乳首がジンジンとした快感を胸全体に撒き散らしながら固くなっていく。
童貞の故の無知な、愛撫とも言えない愛撫で感じてしまう都合のいい身体の反応で、俺はこれが現実でないと確信した。
「堕ち夢アプリ、ガチだったのかぁ……ははっ、くふっ、うふふっ」
少女にしか許されない、透明でよく通る音が自分の喉から鳴り響く。
嬉しさのあまり、鏡に映る姿に似つかわしいようにわざとらしく笑い直しながら、寝る前の出来事を思い出した。
書き込んだ内容を夢で見てしまうという不思議なスケジュール管理アプリの噂。
曰く、1度でも使うと夢と現実の区別がつかなくなる。
曰く、使ったら最後、夢と現実が入れ変わってしまう。
曰く、使い続けると現実が夢に飲み込まれていく。
などなどの様々な尾鰭がついた、インターネットでそこらじゅうに転がっている都市伝説のひとつ。
寝る前に弄っていたスマホにいつの間にか入っていた妙なアイコンのアプリを見つけた俺はその噂を思い出し、今晩の予定に面白半分でこう書いたのだ。
『エロい美少女になった』と。
「マジならもっと書いときゃよかったなぁ……まぁでも初めてだし、んっ♡この身体を楽しむならこれが、あっ♡、ふぁっ♡」
これが1番良かったかもしれない。
手を動かす度に感じる快感を堪能し、脳を溶かす多幸感ままに嬌声を漏らしながらそう結論づけ、女体弄りへ頭を切り替えた。
快感で脳がピンクに染め上げられた、と言った方がいいかもしれない。
乳首が刺激される度に甘美な痺れが胸から脳に突き上がり、思考がふわっと星雲に舞い上がる。
男の乳首で擬似的に感じる女性的な快感とは桁が違う、本当の雌の快楽。
それなのに全然満足できない。
揉めば揉むほど快感の裏側に切なさが膨れ上がっていく。
どんどん大きくなる欲求不満がずっと触っていたくなる双丘から両手を引き剥がすと、ツンッと勃起した乳首が姿を見せる。
綺麗な桜色をしていたそれは先程までよりも遥かに大きくなっており、充血してほんのりと赤みがかっているように見えた。
あまりの淫靡さに思わず声が出る。
そしてジンジンとした疼きに誘われるようにその突起に手が伸び、摘んで、擦った。
「うわ、すっげぇ……俺のおっぱいえっろぉ、ぃい゛っ♡♡」
瞬間、頭が真っ白になるほどの凄まじい快感に襲われた。
まるで胸全体が性器になってしまったかのような強烈な気持ちよさ。
たった一掻きで絶頂してしまったのではないかと思う程の衝撃が走り、胸を苛んでいたもどかしさを彼方へと吹き飛ばす。
束の間の陶酔が胸を満たし、奥の闇へと吸い込まれていく。
そしてあとに残るのは、今まで以上の渇望。
あんな一瞬では満足できるはずもなかった。
「もっと、もっともっとぉ♡ぁんっ♡」
自分の口から漏れる情欲と劣情を煽る媚びた声に操られるように、更なる悦楽を求めて指が動く。
今度は人差し指と親指で、挟んだまま擦ってみた。
「んぁっ♡これいぃ♡ひぅっ♡」
くりくりと、ぐりぐりと、いじらしく疼く乳首を指の間で転がしていく。
その度に走る脳を溶かすような快感が、思考をピンク色に塗り潰す。
指を動かす度に甘ったるい気持ちよさが押し寄せてくる。
だがそれは力を入れ直す一瞬で溶けるように消え去り、次の瞬間にはまた新たな刺激を求める欲望に切り替わる。
どれだけ弄っても物足りない。
いくら触っていても満たされない。
快感と切なさが押し合いへし合い、津波のように大きくなっていき、ただひたすら、胸の奥底から湧き上がってくる飢えを癒やすことだけしか考えられなくなってしまう。
ぴんっと弾く。
気持ちいい。
きゅっと摘む。
気持ちいい。
ぐにっと抓る。
気持ちいい。
次は──つぎ?
思いつかない。
ただただ切なさだけが胸を締め付ける。
嫌だ、でもこれもそんなに嫌いじゃない。
次がもっと気持ちよくなるから、むしろ好き。
「すき?」
脳裏に浮かんだその言葉が無意識に口から漏れる。
蕩けかけの高音が鼓膜を揺らし、その音の意味を理解した途端、ゾクリと心臓が跳ねた。
好きというたった2つの音で、胸を締め付けていた切なさに罅が入る。
ただ触れているだけの乳首から生じる微弱すぎる快感が切なさの隙間から入り込み、ずっと届かなかったところを蕩かしていく。
今までの俺に足りなかったものが、今の俺が欲しかったものが、本能で理解できた。
「好き♡好きだよぉ♡好きぃ♡ふぁっ、あんっ♡だいしゅきぃ♡」
それはオカズだった。
今までの、男としての自分を興奮させるための女体ではない、女としての今の自分を昂らせるためのモノ。
女として愛され、雌として求められる、そんな実感が得られるナニカをずっと欲しがっていたのだ。
好き、大好き、愛してる。
女の子を夢に堕とす魔法の言葉。
その2音が心を揺らし、その4音が理性を削る。
愛しの5音が呪いのように頭の中に鳴り響いて染み渡り、受け入れてはいけないところにまで快感が届くようになっていく。
蕩酔しきった声でその言葉を銀板の中の少女に囁くと、言霊が反射してきて世界の全てを蕩かしていった。
鏡像の彼女と2人で愛を囁きあい、高めあいながら、再び胸を弄り始める。
乳房全体を優しく揉みながら、手のひらで乳首を転がす。
先ほどまでやっていた行為とほとんど変わらない行為。
むしろ刺激自体は生温いはずの行為なのに、得られる快楽が全く違う。
おっぱいを揉むだけでやってくるじんわりとした暖かさが身体を火照らせ、勃起した乳首が擦れる度に生じる甘い痺れが、心の髄まで侵していく。
さっきまでの、ただの女体が受けた刺激に対して返しているだけの条件反射的な反応ではなく、女が淫らな雌に堕ちるために行う自慰行為。
無秩序に暴れるだけの快感じゃない、指向性を持った快感が俺の身体を満たし、終焉へと導いていく。
優しく胸を揉む、ただそれだけ。
それだけなのに、雲の上に浮かんでいるような多幸感が心を歪めていき、快感の痺れが理性と知性を麻痺させていく。
柔らかくて、甘くて、触れたところがべっとりする、綿飴みたいな快感が女体の芯に絡みついて、どんどん大きくなっていき───
「あっ♡んぁっ♡くるぅ♡なんかくりゅぅっ♡♡♡」
ふわっと弾けた。
ただでさえ夢見心地だった思考が真っ白に染まり、身体がぴくんっと痙攣する。
溜め込まれていた快感が頭の中を駆け巡り、この感覚に浸る以外の全ての命令を絡めとっていく。
怖くなるほどの気持ちよさに溺れていた俺を夢の中に引き戻したのは、ポスッという気の抜けた音だった。
ベッドに腕が当たるその音でようやく身体が動かせることを悟った俺は、生まれたての子鹿のように身体を起こし、幸せなため息をついた。
「はぁ〜♡これがガチのメスイキかぁ♡すっげぇ……♡」
初めての女としての絶頂。
その余韻というにはあまりにもベッタリと残り続ける気持ちよさで未だに震えそうになる腰を落ち着かせ、改めて自分の胸を見下ろした。
そそり勃つ乳首は最初よりも大きくなっており、乳輪もぷっくりと膨らんでいて、よりいやらしさを増して見える。
今まで感じたことのない、胸の中いっぱいに広がる満足感に酔いしれたまま鏡に映る自分の顔を眺めると、そこにはだらしない表情を浮かべた美少女がいた。
半開きになった口からは唾液が垂れ、頬には涙の跡が残っており、瞳もトロンと蕩けている。
汗で張り付いた髪の隙間よりうっすらと透けて見える肌からは女の匂いが立ち込めており、鼻腔をくすぐる甘酸っぱい香りが脳を焦がす。
こんなに可愛い顔をいやらしく穢したという事実に興奮し、同時にこれが自分だということがたまらなく嬉しくて、口元が緩む。
鏡に映る自分と2人でひとしきり下賤な微笑みを交わし合った後、視線を下げていく。
目に映るのは鏡の中の美少女がはしたなく広げた脚と、その中央で控えめに口を開けている肉の花弁。
そこから滴る透明な粘液が太腿の内側をじっとりと濡らしシーツに染みを作っていた。
「こんなに濡らしちゃってぇ、やーらしぃんだ♡」
その女の子にとってはあまりにも恥ずかしい姿を覆い隠そうと立ち塞がっている発達した2つの膨らみを持ち上げ、艶めいた身体をじっくりと観察する。
淫らな痴態を晒した女の子しか目にすることができない最高の視点で、よがり狂った女の子しか感じることができない余韻の中で、しっとりした肌色と女体の曲線美が描き出す芸術を味わい尽くす。
そしてこの未完成の作品を完成させるべく、指が下へ下へと向かっていく。
自分の身体の形を噛み締めるように、胸のお椀型に、腰のくびれに、ヒップラインに、鼠蹊部に、内股に、ゆっくりと触れながら降りていき、ついに秘所に触れた。
「ひゃうんっ♡」
瞬間、ゾクッとした電流のような快感が背筋を駆け抜け、身体が跳ね上がる。
今までに感じたことのない、身の毛のよだつような快感。
未知の感覚への恐怖で一瞬手が止まる。
だが、高揚感と好奇心と、俺自身の性欲がそれを上回った。
再び手を動かし、陰唇の割れ目の周りに指を這わせる。
ぷにぷにとした感触と共に来るじんじんとした快感が身体を震わせ、時折差し込まれる強すぎる快感がビクンと身体を硬直させる。
秘所全体を撫で回していたはずの指が、渦潮に飲み込まれる小舟のように螺旋を描きながら、その強すぎる快感の源へと引き寄せられていく。
「ここがクリトリス……」
辿り着いたのは、爪の先ほどもない小さな突起だった。
「んぅっ♡」
皮に包まれたままのそれを優しく撫でる。
それだけなのに身構えていてなお声が漏れるほどの激しい快感が背筋を駆け上り、頭の中で火花を起こした。
「なに、これぇ……♡」
指を動かすたびに、気持ち良さで背筋が震える。
胸で感じた蜂蜜漬けにされるような快感とは全く違う、神経に直接快楽を流し込まれ、絶頂に突き落とそうとする暴力的な快感。
その快感が俺の理性を蝕んでいき、もう戻れないところまで堕とし込んでくる。
あまりの快感に対する恐怖と、この快楽をもっと味わいたいという欲求が、痴的な好奇心で混ぜ合わさり、今1番やってはいけない行為へと思考を誘導していく。
「直接いじったら──」
どうなってしまうのだろう、どれくらい気持ち良くなれるのだろう。
そんな狂喜的な不安と、破滅的な期待が入り混じり、言葉が詰まる。
想像してしまったらもう止められなかった。
恐ろしさと好奇心がないまぜになった感情に急かされ、人差し指と親指で摘んで皮の内側に隠れている女の子を雌に堕とす器官を引き摺り出す。
露わになったそれはぴょこんと可愛らしく顔を出し、外気に晒されたせいかぷるんっと震えた。
綺麗なピンク色をした、つるっとした表面。
威嚇するように精一杯膨らんでなお豆粒にも満たない大きさのそれを、優しくそっと、そーっと触っ───
「っっっ〜〜〜〜?!♡!♡♡!?♡♡♡!?!!♡♡♡♡♡!!!!」
突然襲いかかってくる、脳髄を痺れさせるほどの快感。
頭のてっぺんまで突き抜けるような強烈な刺激が全身を襲い、身体がひとりでにのけぞってしまう。
たった一擦りしただけで意識が飛んでしまいそうなほどの気持ちよさが身体中を暴れ回り、視界が白くぼやけた。
今までに感じたことのない、暴力的ですらある快感に思考すらできず、ただひたすらそれに身体を蹂躙され続ける。
「ぁっ♡♡♡あぁっ♡♡はぁっ……♡はぁぁっ……♡」
幸か不幸か、呼吸をすることすら忘れてしまうほどの女の絶頂はそう長くは続かなかった。
体感時間は信じられないほど長かったが、実際はほんの数秒程度だろうか?
10秒にも満たない、それでも男の射精なんかよりずっと、ずっとずっと長く重たい女の絶頂がようやく終わりを迎えたのか、真っ白に染まっていた世界に色が戻り始める。
「う、そ……だろ。こんな、こんな……♡」
余韻というにはあまりにも強烈に残響する快感に苛まれながら、霞がかった視界と思考で、とある女体に関する通説を思い出してしまう。
そして、それが真実であるということも身をもって思い知ることになったのだ。
それは、女の子はセックスの時イかなくても満足できる、ということ。
裏を返せば、女の子の身体はイくだけじゃ満足できないということでもある。
その証拠に、絶頂を迎えたはずの俺の身体は何一つ満たされていなかった。
むしろ、その逆。
身体の奥底から更に強い渇望が湧き出てくる。
お腹の奥が何かを求めて、締め付けられたように疼く。
子宮が切なく収縮して、きゅんと痛いほどの熱を持っていた。
その疼痛を誤魔化すようにお腹に手を当てると、人肌の温もりが少しだけ雌の情動を身体の奥にしまい込んでくれる。
だが、それも束の間のことに過ぎなかった。
身体の奥に追いやった衝動が、理性と知性を内側から食い潰し、原始的な欲求を剥き出しにしてくる。
ダラリ、と愛液が垂れたのがわかった。
雌の本能を司る器官が欲しくて欲しくて呻いているのだ。
何かを挿れて欲しくて、隙間を埋めて欲しくて、快感で満たして欲しくて、犯して欲しくて、子供が欲しくて、心を溶かして欲しくて、愛で溺れさせて欲しくて、欲しくて欲しくて欲しくて欲しくて欲しくて欲しくて欲しくて欲しくてたまらないと、肉欲でグズグズになった身体が泣き喚いている。
その慟哭に引き寄せられるように、お腹の上で子宮を慰めていた手が股間へ伸びていく。
蜜壷の入口はさっきよりも粘性を増した愛液でさらに濡れており、指先が触れただけでもくちっと淫猥な水音を立てた。
そのまま割れ目に指を這わせると、陰唇が迎え入れるべく口を開けている。
秘裂の入り口のヒダが指先に絡みつき、膣内に誘い込んできた。
ここに入れて欲しいと、膣が縋り付いているかのようだった。
その懇願に応えるように、中指をゆっくりと沈めていく。
ぐちゅりと音を立てて、指が飲み込まれていった。
「んっ♡くっ♡入ってる♡入っちゃ、あっ♡あぁぁああっ♡♡♡」
膣が意思を持っているかのように、易々と指を咥え込んでいく。
今まで存在しなかった場所に開いている穴から、体内に異物が入ってくる感覚。
自分の身体が内側から押し広げられる未知の違和感と圧迫感。
どう考えても気持ち悪いはずなのに、身体の奥底から湧き上がってくるのは全く別の感情だった。
膣壁が生み出すゾクゾクとしたクセになるような快感が背筋を走り抜けていき、脳髄まで溶かされるような甘い痺れが全身を支配する。
それと同時に身体の深部から吐き出される、怒涛のような多幸感。
雌穴に棒状の肉がねじ込まれ、自分の身体が雌として求められている高揚感で心が歓喜に打ち震える。
女としての幸せを感じさせる脳内物質がとめどなく分泌され、頭の中を満たしていく。
指がひとりでに膣を掻き回し快感を貪り、膣が指を咥え込み幸福を啜る。
そのたびに、甘美な快楽が全身に押し寄せて身体を震わせた。
「ふっ♡んぅっ♡んんっ♡すき♡すきぃ♡♡しゅきぃ♡♡♡」
口の端からだらだらと涎を溢しながら、うわ言のように愛の言葉が溢れていた。
自分を気持ち良くしてくれる存在が、自分を求めてくれる存在が、自分が求めている存在が、大好きで大好きで大好きでたまらない。
もっと愛するから、もっともっと愛して欲しい。
そんな想いを込めて、犯してくれる誰かに、自分自身に求愛する。
愛が募るたびに身も心もますます熱くなっていき、それに合わせて快感も強まっていく。
情愛と快楽に包まれること以外何も考えられなくなって、夢中で身体の内側を犯し続ける。
「うぁっ♡♡んぅっ♡♡すきっ♡♡これぇっ♡だぃすきぃ♡♡♡」
どんどんと勢いを増す多幸感に追いつこうと、快感を求める指がある場所に吸い寄せられていく。
それは膣の少し奥にあるザラザラした部分。
クリトリスの裏側、Gスポットと呼ばれている女の子が1番感じてしまう部分を重点的に責め始める。
おまんこのじんわり広がる快感とクリトリスの突き抜けるような快感が悪魔的に混ざり合い、脳に快感を叩きつけてきた。
「ひゃう♡♡♡ここぉっ♡♡♡しゅきぃ♡♡♡しゅきいいぃっ♡♡♡♡♡」
ただひたすら気持ち良くなるためだけに、そこを執拗に擦り上げ、掻き回す。
睦言はもはやただの宣言に成り下がっていたがそれでも構わなかった。
自分の身体を求めて、この女体で気持ち良くなって出してくれる音ならなんでもよくなってしまっていた。
魔性のような快感が襲いかかってきて、腰がガクンガクンと跳ねてしまう。
あまりの気持ちよさに頭がおかしくなりそうだったが、それでも手を止めることはできなかった。
少しでも犯すのをやめてしまったら、この夢のように幸せな気持ちも、浸り続けている気持ちよさも、全部なくなってしまうような気がして、手つきは激しくなる一方だ。
「ぁあんぅっ♡♡♡ひぅっ♡♡ひぐっ♡♡♡♡」
時折、行き場に詰まった快感が凝縮され、圧縮され、弾ける。
そのたびに身体がビクンと痙攣し、視界が霧に包まれたように白く霞む。
幸せの雲に包まれたように思考が浮き上がり、多幸感が膨れ上がっていく。
間違えようもない女体の絶頂だった。
身体中で快感が暴発し、何度も何度もイキ狂う。
そしてイくたびに子宮が蠢き、快感と幸せをぶちまける。
それが堪らないくらいに気持ちよくて、嬉しくて、幸せで、ただただその気持ち良さを享受し続ける。
気がつくと、空いている手がお腹の上を押さえていた。
この1番気持ちいいのがもっともっと欲しくて、子宮を直接刺激する、してしまう。
「お゛、んぅっ♡♡♡あっぁあっ♡♡♡♡ああ゛っ♡♡♡♡♡」
いままででいちばん深い快感がお腹の中から響いてくる。
快楽の塊を直接ねじ込まれたような気持ちよさがお腹から響き、全身を絶頂の海に引き摺り込む。
子宮がぎゅんと収縮して、膣がきゅうと締まり、指を締め付ける。
それでまた感じてしまう。
おまんこと、クリトリスと、子宮が生み出す快感が重なり合って響き合い、身体中に広がっていった。
膣壁が擦れるたびに、クリトリスの裏が撫でられるたびに、子宮が押し潰されるたびに、頭の中で星が瞬く。
「あっ♡♡♡♡ああ゛ぁん゛っ♡♡♡♡イ、くぅ♡♡♡♡♡くりゅうぅ♡♡♡♡♡」
身体が限界を迎えているのがわかった。
快感で嬲られ続けた全身が悲鳴を上げている。
これ以上は気持ち良くなれないと、身体が、理性が、本能が訴えていた。
それなら、やることはひとつしかなかった。
優しくそっと子宮を揺らしながら、下の口で咥え込んだ指をゆっくり動かし、膣のいろんなところに触れていく。
おまんこの入り口も、浅いところも、深いところも、気持ちいいところも、もっと気持ちいいところも刺激して、色んな快感を女体に溜め込み、お腹の深い快感で蓋をする。
「んくっ♡♡♡♡うぁっ♡♡♡♡ふ、ぁあぁっ♡♡♡♡♡」
僅かな刺激でさえイきそうになるのを必死で堪えながら、じわり、じわりと雌の快感を積み上げていく。
水を一滴ずつ器に垂らすように、少しずつ、少しずつ気持ちいいを溜め込み、最大の絶頂に至ろうとする。
だが、この蕩けきった身体でそんな器用なことができるはずもなかった。
積み上がった快感が決壊するのはすぐのことだった。
快楽と疲労で震える指は避けようとしてもおまんこの1番気持ちいいところを刺激してしまい、力のうまく入らない手は思ったよりも少しだけ強く子宮を虐めてしまう。
身体の奥底に溜まった快感がぐらぐら揺れた。
もっと欲しい、でももう我慢なんてできない。
限界を超えた理性が、快楽を解放しろと叫んでいる。
そして快感で満たされきっている身体に、最後の一滴が落とされた。
くっと弱々しくお腹を抑える。
それが最後の一押しとなった。
「あっ♡♡♡♡♡イクっ♡♡♡♡♡イ、ぁあぁぁあっ√﹀\_︿╱﹀╲/♡♡♡♡♡♡!!!♡!♡っっっっ︿_/︺╲▁︹_/﹀\_︿╱▔︺\/\︹▁╱﹀▔╲︿_/︺▔╲▁︹_/﹀▔\⁄﹀\╱﹀♡♡♡!!♡!♡♡♡♡♡♡!!!」
身体中に溜まった快感がひっくり返ったように溢れ出す。
今までの快感を全部煮詰めて凝縮したかのような、深く、熱く、激しく、長い絶頂。
おまんこから噴き出た突き抜けるような快感が脳天まで貫き、つま先まで反響した。
全身がビクビク痙攣しながらのけぞり、膣が指を締め上げる。
目の前が真っ白に明滅し、声にならない嬌音すらも一瞬で聞こえなくなってしまった。
身体がこの気持ち良さを受け止める以外の全てをを拒絶する。
イってもイっても終わらない快感の連鎖が止まらない。
気持ちいい、幸せ、嬉しい、大好き、愛してる。
意識が快感と幸福だけで埋め尽くされていく。
そしてそのまま、ぷつりと途切れた。
─────────────
────────
─────
──
─
気がつくと、俺は自室で横たわっていた。
普段目覚める時間よりだいぶ早いのか、聞きなれない外の音が響いてくる。
悪夢を見た時のように全身汗びっしょりで、夢精までしてしまっているのか服の下もベタベタしている。
信じられないほどの虚脱感に包まれ、眠っていたはずなのに疲れ果ててしまったかのようだ。
それでも、ちっとも悪い気はしなかった。
夢の余韻を噛み締めるように、暖かい陶酔が残る身体をゆっくりと起こす。
その時、くらっとした眩暈が俺を襲った。
ぱちぱちと数回瞬きをするだけで消え去るような軽い眩暈。
瞬いた一瞬、視界がピンクに染まった気がした。
「いまのは……いっつっ」
淫夢の余波で勃っていた乳首が擦れたのだろうか。
感じたのは鋭い痛みと、微かな快感。
ほんの少し身動きしただけで感じるにはあまりにも大きなそれを訝しみ服を捲ると、記憶にあるよりほんの少し大きくなっている乳首が目に入る。
大きさだけなら気のせいにも、夢で感じすぎたせいにもできただろう。
だがある一点が明らかに違っていた。
色が綺麗なピンク色になっていたのだ。
夢の中の少女と同じ、綺麗な桜色。
それを認識した瞬間、再び視界がぐわんと揺れる。
一瞬、だが確実に視界が切り替わる。
目にしたのは桃色の世界、そしてあの時と同じ視界。
自分の肩から伸びる綺麗な女の手が、胸部から突き出した膨らみが、はっきりと視認できた。
夢で見た、夢にまで見た光景を、見間違えるはずもなかった。
「夢に飲み込まれる、だっけか?ははっ、これなら大歓迎だ」
そうひとりごつ声も、少し高くなった気がする。
これがあの不可思議な現象のせいなのか、それともただ単に気分が弾んでいるだけなのかはわからない。
だが、そんなことはどっちでもいいだろう。
「次はどうしようかな……」
スマホを見れば、『堕ち夢アプリ』には昨日書いた内容がそのまま残っていた。
昨夜見た素敵な悪夢を思い返し、浮かれる気持ちのままにありったけの夢と欲望をアプリに書き連ねていくのだった。