タイトル通り。ドントシンク・フィール

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ふたなりにされたジータがシャトラのパイズリ求婚に応えてしまう話

 とある島の人影のない裏通り。

 ゴスロリ姿のハーヴィンが人目を警戒しながら歩き、何もない場所でくるりと回った。

 ヒューマンであればまだ10歳にもならない子供のような背丈であって、彼女は既に22歳の大人。

 

「団長? 確か待ち合わせはここだったはず」

「ルナールさん、やっと合流できた……」

 

 影がゆらめくと、金色のショートカットの少女が現れる。

 その姿は胸元のざっくり開いた大胆な白いホルターネックで、スカートも前面は足をざっくりと丸出しにした姿だが、これでもルナールよりも年下の少女である。

 団長と呼ばれたセクシーな少女はジータと言う、騎空団の団長だ。

 

「団長、あの子は撒いたの?」

「うん。それで詳しい話なんだけど……」

 

 二人がこそこそと密会をしている、その事の発端は、シャトラという少女であった。

 

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

「うしししし……♪ 私の王子様なの……」

 

 ドラフ女性の特徴のある低身長と人よりも大きな胸、そして十二神将の特徴のある『牛』をイメージさせる衣装の少女。

 牛の頭を象った帽子、どこかのんびりと眠たげなジト目、白のショーパンに牛柄タイツの間には肉感ある太腿が露わになり、白いコルセットの上には白いシースルー生地に黒いマーブル模様のマントを羽織っており、まるで牛柄の衣装のようになっている。

 そんな牧場の少女・シャトラを、ジータは自分の騎空団に誘った。

 

 ジータは親しみやすく心優しく、強い少女である。まだ17歳でありながら、父の後を覆い、空を旅している。

 その過程でたくさんの仲間を得て、数多くの冒険をした、もはやベテランと言っても差し支えない。

 10種類の武器を自在に操り、全空最強と言われる『十天衆』をも従え、空から島を落とす天司との戦いにも身を投じた。

 ――なので、シャトラという少女が仲間になったことも、ことさらに珍しいことでもない。

 

 ただ、問題があった。

 まず、シャトラが夢見がちな少女である。

 少女向け絵物語を愛好し、ジータを『自分と結婚する王子様』と思って接していること。

 ジータもシャトラも女性であるが、そんなことは関係ない。愛の前では些細なことである。

 だからシャトラは、『パンを加えて遅刻遅刻と言いながらぶつかる転校生』を演じたり、オーソドックスな恋の真似事をジータにしていた。

 その程度なら、ジータも軽く笑いながら受け入れたり、そもそもジータがそうと気付かなかったり、穏やかに共に過ごせていた。

 

 問題は、ルナールが漫画を書くことをたまたまシャトラが知って、その外出に出かけた結果……。

 パイズリ誘惑恋愛作品をシャトラが知ってしまったことである。

 どうなっているかは言うまでもないかもしれないが、きちんと説明しよう。

 シャトラは、ジータをおっぱいで誘惑し結婚するために、ジータを探し回っている。

 問答無用で抱きついて胸を押し付け誘惑する姿は、子供もいる騎空艇では教育に良くない。そもそもシャトラ自身が15の少女だ。

 ただ他の者にまで伝えることはせず、当事者のルナールとジータだけで解決しようとしている。

 他の団員も別の仕事などで多忙であり、せいぜいシャトラの誤解を解くためだけの作業であるからだ。

 

「じゃあ団長、私は胸で誘惑する話の悲恋を適当に描いてあの子を説得してみせるわ。それまで逃げてくれれば……」

「うん、それでお願い。私も別の方法を試してみる」

 

 こうして二人はシャトラに見つからないように対策を練り、再び別れるのであった。

 それが失敗するとは夢にも思わないまま……。

 

――――――

 

 ルナールと別れたジータがやってきたのは、シャトラの故郷である島であった。

 丑神宮がある12年に一度重大な厄払いを行う聖なる島でありながら、巨大牧場の娘であるシャトラは看板娘として、巫女として島の住人に愛されている。

 ジータはそこで、シャトラの両親に会うことを目的にした。

 シャトラが勘違いをしているため、誤解を解くのに手伝って欲しい、とこっそりお願いをするのだ。

 流石にその内容まで教えてしまうと、シャトラに恥をかかせてしまう、だから二人だけになり、じっくり話し合いできる場を設けられれば、と考えていた。

 それが大きな間違いであった。

 

 牧場で、シャトラの家に向かう途中、大量の牛がジータの体をさらった!

「えええええええええなんでぇ!?」

 暴れ牛の群れ、となると戦うとか逃げる以前で、ジータはあれよあれよと言うまに牛舎へと運ばれてしまう。

 そして、牛舎にはシャトラがいた。

 

「うしし……♪ 王子様が来てくれた……」

「シャ、シャトラちゃん! ビックリした……」

 

 満面の笑みのシャトラは、軽く舌なめずりをして牛舎入り口のジータに近く。背後には牛の群れ、牛舎を壊して逃げると言う選択肢は少し早い。

 

「シャトラちゃん、その、今考えていることは、なんていうかちょっと違うから」

「もぉ〜♪ 王子様、そう言って逃げようとしても無駄なの……」

 

 少し触れ合う程度なら、と油断したジータははるかに背丈の小さなシャトラに抱きしめられると同時に、言葉を詰まらせた。

 ただでさえ青臭く、どこか暖かい牛舎の中で、シャトラという少女の温もりと、女性の香りは妙に癒しの効果があった。のどかで平和な島なのに、この誰もいない空間で二人きりになったことを初めてジータは意識した。

 

「シャトラちゃん、私は……」

 むぎゅぅぅぅぅぅっ♡

「あぁぅ……♡」

 

 女ドラフのシャトラは、正面から抱きつけばちょうど大きな胸がジータの股間の部分に当たってしまう。強く抱きしめると、敏感な部分、卑猥な部分にシャトラにセックスシンボルとも言える柔らかな巨乳がむにゅりと押し付けられる。

 

「うしし……王子様、気持ちよさそう……」

「こ、このくらい、気持ちよくなんか…! ……!?」

 

 蕩けた表情を笑われて強がるジータだが、直後に体の異変に驚き、思わず硬直した。

 むくり、と立ち上がったのはジータの陰茎であった。

 無論、今まで生えていなかったはずのものである。

 

「なっ、なにこれ!?」

「それはぁ……おちんちんなの……♡」

「いやそれは! わかるけどなんで!?」

「それはねぇ……、この胸に秘密があるの♡」

 

 言いながらシャトラは少し離れて、豊かな胸を見せつけた。コルセットの上に纏ったシースルーを脱いで肌を露にすると、ジータは今まで感じなかった劣情を抱く。

 

「十二神将……、煩悩を打ち払う巫女として、それを少しは操る力があるの……。だから、王子様の体に少しの煩悩を使って、あの絵物語どうりになるように、私のおっぱいから注入したの」

「その、胸から……」

 

 シャトラが体をたおし、綺麗なI字の谷間を見せつけると、ジータは生唾を飲み込んでそれを凝視した。

 自分の体が変わってしまったこと、陰茎が生えて衣装に恥ずかしいテントを張ってしまっていること、それをシャトラに観察され、狙われていることさえ気にならず。

 今の今まで少女であったジータは、肉付きの良くて抱きしめやすいロリ爆乳の少女が、自分を王子様と慕っておっぱいで性的なことを率先してやろうとし、しかも二人きりで誰も止めることができない、という状況にどうしようもないほど興奮してしまっていた。

 歴戦の騎空士であるが、まだ17歳の少女が、未知の快楽と煩悩を植え付けられて抵抗することは難しい。

 

「シャ、シャトラちゃん…だめ、だめだよ…」

「うしし…♪ そういってもぉ〜、王子様、全然抵抗してないの……。逃げないしぃ……おちんちんは、抱きしめられたいってこっち向いてるの……♡」

 

 牛が入り口を塞いで逃げられない、という言い訳は立つ。

 だが、勃起した陰茎がシャトラを指指すように真っ直ぐ立っていたのは事実で、抵抗する気が薄れていたのも事実。

 シャトラがふたたび抱擁するのを、ジータは受け入れた。

 

 むにゅぅぅぅん…♡

「あっ……、あっ、あぁ〜……♡」

「えと……、次はこうやって……」

 

 優しくハグしていたシャトラが両腕に力を込める。ジータの陰茎がおっぱいに押されてそのままおっぱいとジータの腹部に挟まれると、押し潰されたおっぱいがジータの陰茎を包み込んだ。

 互いに着衣状態と言えど、この未知の快楽に少女はあっけなく、はてた。

 

 ぎゅうぅ、むにゅぅぅぅぅぅ〜♡

「あっ! しゃ、シャトラちゃっ……んんんんんんっ……♡」

 びゅるっ! びゅるっ! びゅるっ!

 

 シャトラに強く抱きしめられたまま、ジータは体を強く振るわせ、己の中の煩悩を吐き出す。力強く抱きしめるシャトラに手を伸ばそうとするも、シャトラはジータよりも年下であった。

 してはいけないことをしている。そうは思っても彼女を力づくで封じることの方が悪いことのように感じていた。

 ーー牧場の牛と結託し、罠を張っていた狡猾さにはジータも気付いている。

 だが、それだけ賢いシャトラだからこそ、話し合いで解決できると信じている。

 

「シャトラちゃん……、もう満足した? できれば、話を聞いて欲しくて……」

「……もぉ〜、王子様は満足してないの……」

「私は満足とか……はぅっ♡」

 

 むにゅ……♡ むにゅ……♡

 むにゅ……♡ むにゅ……♡

 

 ジータのお尻側に回した腕を動かして、シャトラは押し付けパイズリで責めたのだ。

 牛さんのようなのんびり屋のシャトラは、走ることさえできないほどゆっくりした動きをしている。

 だが力強さも牛さん譲りでジータを離さず、そしてこのゆるい動きがむしろジータを効果的に責めている。

 

 むにゅ……♡ むにゅ……♡

「しゃ、シャトラちゃんそれ……あぅぅ…だめぇ……♡」

「絵物語みたいにうまくできているの……♡ うしし……『ほらほら、早くイッちゃえ♡』なの……♡」

「ん゛ん゛っ♡ こんなの絶対……だめ……!」

 

 ジータが僅かばかりの抵抗に、シャトラの肩を掴んで引き離そうとする。

 シャトラの牛おっぱいで責められ、煩悩に支配されつつある体では拘束を解くことはできなかったが、その責めを緩めることはできた。

 余裕ができてようやくシャトラの顔を見たジータだが、その不満そうな顔に恐怖を覚えた。

 

「もぉ〜……、絵物語みたいに、もぉ〜っと、うまくやるの……」

 

 途端、シャトラは物凄い力でジータを抱きしめて体を持ち上げた。

 パイズリベアハッグとでも呼ぶべきか、20センチ近く背の低い少女に見事抱え上げられ、踵が浮いて前のめりになる。

 必然、イキリたった股間部分が、思い切りシャトラの胸に押しつける形だ。

 

 むっにゅぅぅぅぅぅぅぅぅんっ!

「んはぁっ!? お゛っ♡ ひゃとりゃっ♡ これらめっ♡ イっ♡ イってるっ♡」

 びゅくびゅくびゅくびゅくっ! びゅっぁびゅっ!

 

 持ち上げられた不安定な状況で、ジータは本能のままに腰を振ってシャトラに向かって煩悩を放ち続けた。

 それでもなおシャトラのパイズリハグは全く揺るがないままだ。

 もはや説得より脱出を優先すべき状態で、気づけばそれさえジータには到底思いつかない。

 射精で弛緩した体をゆっくりと降ろされて、シャトラの上目遣いがジータを詰るようであった。

 

「うしし……♡ とってもぉ、気持ちよさそうだった……」

「はぁ、はぁ……、た、たしかに、気持ちよかったけど……、これで、結婚なんて……、しないよ……」

 

 王子様と幸せになる、そのシャトラに夢をはっきり否定する。可能性としては低いが、これでシャトラが諦めてくれるならと思ったのだが、それさえ裏目に出てしまっていた。

 

「最初は否定……絵物語通りなの……。い〜っぱい、おっぱいでヨシヨシしてあげるとぉ……王子様もぉ、メロメロになるの……♡」

「そ、そんなこと……」

 むにゅぅんっ♡

「んぁぁっ♡!

 

 否定の言葉さえ、胸を押し付けられただけで黙らされてしまう。

 その脱力した体は、シャトラがハグを解放すると、そのまま仰向けになって倒れるほどであった。

 突然解放されたジータが何事かとシャトラを見ると、彼女はコルセットをゆっくりと脱ぐとっころであった。

 

「お互いに裸になるの……、と、とぉってもぉ…、恥ずかしいけど……大事なことなの……♡」

 

 牛さんのようにノロマな動きに、逃げようと思えば逃げるとか、服を使って縛るということもできたかもしれない。

 だがジータの行動は、その焦らすように肌を見せてくるシャトラの体を凝視するだけであった。

 たわわな胸がコルセットから解放され、ピンクの乳首が見える。まあるい胸がぷるんと揺れる。

 

「き……きれい……」

「王子様も脱ぐの……♡」

 

 怖気付くジータに覆い被さるようにして、シャトラはジータの服を、同じようにゆっくりと脱がせていく。

 シャトラよりも控えめな少女の体、冒険でついた筋肉質なところもあり、それは女としての魅力と考えると少しジータが恥じてしまう。

 何より、ジータは見慣れた自分の体以上に、目の前のシャトラの肉体が魅力的でかなわなかった。

 ただ、自分の体で見慣れないものが一つ。

 シャトラに体を、いたずらっ子のように笑う可愛らしい顔を、見て痛々しいほどに勃起した陰茎だけは、自分のものとは思えないほど恥知らずな自己主張をしていた。

 

「……う……恥ずかしい……」

「王子様……恥ずかしがらなくていいの……。私と王子様しかいないの……♡」

「でも、シャトラちゃんに見られるのも、こんなになってる自分も恥ずかしいよ……」

「……それって……、王子様も私が大好きってことぉ……?」

 

 シャトラが言った言葉に。

 ジータは、図星を突かれたような気がして、シャトラにに興奮した自分に自覚して強く赤面た。

 シャトラは、そんなジータが恋する少女のように赤面したのを見て、赤面した。

 マニアックなプレイをしていながら、二人はウブな少女のように恥じらいながら。

 ジータがシャトラの頭を撫でた。

 

「……ねぇ、シャトラちゃん。私、その気持ちは嬉しいよ。でもシャトラちゃんが無理してこういうことするのは……あんまりよくないんだ。だから、ね、普通にお友達になろう?」

 

 呼吸を整えながらシャトラを撫で、ジータは本心を告げる。

 それを心地良さそうに受け入れながら、けれど、シャトラはジータを解放しなかった。

 

「王子様……私……私がぱいずりしてあげて、王子様がとろぉ〜……って気持ちよさそうな顔をするのを見ると、なんだか心がぽかぽかするの……」

 

 言いながら、シャトラはゆっくりとジータを座らせて、正座した自分の太ももの上にジータの足をつ掴んで体を腿の上に乗せた。

 シャトラの爆乳に、ジータの陰茎がゆっくりとはいっていく。

 

「あっ…うぅ……シャトラちゃん……♡」

「王子様……私……王子様にもっと、もぉ〜っと嬉しそうな顔をして欲しいの……」

 

 膝上パイズリが始まり、ジータはピンと足を伸ばし快楽に反応した。

 先程の抱きしめられる形のパイズリとは比べ物にならない快楽。あまりの気持ち良さに体がえびぞりになってシャトラの胸から亀頭が出るほど腰を振ってしまったほどだ。

 

「わわ、暴れないの……んちゅ、じゅる、ぺろ……♡」

「ん゛ん゛ーっ❤︎」

 どぷどぷどぷっ! ぶびゅるるるっ!

 

 陰茎を胸の中に閉じ込めようと、咄嗟にシャトラが口を使ってパイフェラをしながら押し込めようとしたところで、再びジータは限界を迎える。

 溢れ出す白濁に、シャトラは苦しそうな顔をしながらもジータの煩悩を咀嚼し、ゆっくりと嚥下していく。

 

「んぅ……こくん、こくん……。くぷ。喉に絡むの……」

「はぁ……はぁ……これ以上は本当に……どうにかなっちゃう……から……」

「でも……」

 

 ジータの請願するような声と表情に躊躇があり、ジータはすかさず手を伸ばしてシャトラのからだをおそうとした。

 しかし、それはシャトラが許さない。簡単にその手を掴み返すと同時に、ジータを苦しみから解放する術まで思いついた。

 

「あ〜、うしし……じゃあ王子様が自分で気持ち良くなったらいいの……♡」

 

 どういうことか、尋ねる前にシャトラが掴んだジータの手を自分の胸に押し当てた。

 むにゅぅ、と柔らかくジータの五指がシャトラの胸に沈み込む。

 同時に、圧迫されたシャトラの胸が両側、全方向からおっぱいに包まれたジータの陰茎を優しく丸め込んだ。

 

「うぁぁっ……♡」

「これなら……王子様、気持ちよさそうなの……♡」

 

 シャトラが先導するように、ジータの手を掴んでむにむにとおっぱいを揉ませると、ついジータは自分から腰をピクピク動かし、指は揉み揉みと胸を愛撫してしまう。

 もう言うまでもなく、シャトラの肉体が極上の逸品であるとジータは悲しいほどに自覚してしまっていた。

 女性としての憧れではない、男のものが生えた自分の体に奉仕してくれる、交尾相手の女性として、これ以上ない。

 団員を、仲間をそう言う目で見てしまう。それがジータは悲しい。

 メーテラやキャサリンのようなセクシーな女性もいれば、シャトラ以外にもドラフの女性と何人も仲良くなった。

 だが、それは彼女らと同姓であり忌まわしい陰茎がなく、そして共に冒険をし、悩みを話し合い解決してきたからだ。

 シャトラとは、そういうものを培うことがなく、爛れた行為に及んでしまった。

 

「シャトラ……もう、本気で……止める」

「……じゃあ私も終わりにするの……♡ 本当は、こうやってぇ……王子様の手を握れるの、嬉しいけど……」

 

 名残惜しそうに、シャトラはジータをの手を強く握りしめ、シャトラ自身の胸に強く押し当てた。手ごとおっぱいに沈み込む感覚、そして制圧欲だけではないシャトラの想いがこもった手の力に、一瞬気が引けてしまう。

 このまま、こういう方向でシャトラと仲良くなってもいいのではないか……、と考えてしまうほどに、シャトラの寂しげな表情と、暖かな肉体は魅力的だった。

 

「……絵物語では、次のシーンで王子様が主人公のことを大好きになるの……。だから……」

「……やらせない、から!」

 

 ジータは、決断をした。

 全空で最強といっても過言ではない彼女が本気を出せば、シャトラであっても逃げることくらいはできる。

 そうしなかったのは、絶対にシャトラを怪我させてしまうと分かっていたからだ。

 ーー今、ジータは戦うことを決意した。

 

 ジョブチェンジ・ベルセルク。

 シャトラが胸で陰茎を弄ぶよりも早く、シャトラを跳ね除けて牛舎の中を縦横無尽に駆ける。

 その手には干し草を動かす大きなフォークが握られていた。

 さまざまな武器を操るジータは、それを斧と見立てて構えると、シャトラに向けて叩きつける。

 シャトラはそれをふらつきながらも避ける。

 そこまでがジータの計算通りであった。

 転んだシャトラを仰向けに転がし、馬乗りになってシャトラの顔の横にピッチフォークを突き立てた。

 

「テメェ……わかったか? これ以上は変なことするんじゃねえぞ……」

 

 ジータが怒りを殺すように、静かに呟く。

 ジョブチェンジによって戦法が変わり、性格までなりきりで変わるのがジョブチェンジである。

 攻撃的な野性を持つベルセルクの力に、シャトラをものの数秒で圧倒してしまう。

 まさに狼のようなジータに組み伏せられてーーシャトラはにやけた。

 

「ーーうしし……王子様、絵物語の通りなの……♡」

「……あ? それどういう……っ!?」

 

 シャトラは、馬乗りになったジータの体を引き寄せて、強引に馬乗りパイズリをさせたのだ。

 

「あふっ♡ あぁっ♡ てめ……こっちには武器が……んおぉっ♡」

「……王子様は、私を傷つけないの……。脅かすだけ……優しい人だから、カウンターパイズリで私と結ばれるの……♡」

 

 シャトラが胸を寄せるだけで、防御の弱いベルセルクのジータは快楽に力が抜けて一切抵抗ができなくなった。

 何より野性の強いこのジョブに、オスの陰茎が加われば『おあずけ』など到底できない。

 シャトラをこかし、脅しかけるまでジータは何もかも予定通りだった。

 だがシャトラの方も、ジータの優しさ、そしてこの展開まで予想して、仰向けに転がされた時、パイズリしやすいようにジータに合わせて体を動かしていた。

 

「てめ……うぅんっ♡ んっ……くぅぅ……♡ ま、まじで…ゆるしゃねぇ……♡ あっ♡ ぅんっ♡」

「王子様……こうなったら、ぱいずり勝負なの……♡」

「な、んだそれ」

「主人公を好きになっちゃいそうな王子様はぁ、おっぱいとおちんちんのどっちが強いかで勝負を決めるの……。先に参ったと言わせればいいの……♡」

「そんな勝負……んっ♡」

 

 抵抗しようにも、既にシャトラの両手は胸にあてがわれ、ジータの陰茎を逃すつもりはない。

 無理に引き抜けば、圧倒的な乳圧に快楽で溶かされ、この牧場でいくらでも延長戦することになるだろう。

 

「問答無用、ってんなら……やってやる」

「うしししし……それでこそ王子様なの……♡」

 

 すっかり乗せられた形であるが、ジータ自身もうどうでもよくなってきたというのが本音である。ベルセルクの彼女は快感に争い続けるつもりもないし、自分がシャトラに一矢報いることができるなら本望だとも思っている。

 それに、これだけ気持ちいいのなら自分から降参することはない、とも考えている。

 

「やってやる……この……っ!」

「きゃふぅっ♡ あ、荒っぽい……」

 

 黒い手袋越しにシャトラの乳房を鷲掴みにし、陰茎を包むように谷間に寄せて、ジータは腰を動かした。

 柔肉に沈み込む指に、じんわりと温もりが伝わってくる快感に身が震える。

 

「……ぁ♡」

「どうしたの? 動きが止まったの……」

 

 シャトラは挑戦的な笑みを浮かべるだけで、両手は降参を示すように顔の横に置いている。この、剥き出しにしたおっぱいだけで勝手に自滅する、と思っているような余裕だ。

 

「こ、このっ……」

 

 ぱちゅんっぱちゅんっぱちゅんっ!

 

 勢いよくジータは腰を振る。

 シャトラの爆乳から何度もジータの陰茎が顔を出し、シャトラの顔に接近しては、また引っ込み肉の海へ戻る。

 そのたびジータは快楽に溺れそうになりながら、勢いを止めずに腰を振ろうとした。

 

「んっ……んっ……♡ 王子様のおちんちん、可愛い……♡」

「あ……はぁぁ……うぅぅ……♡」

 

 ずり……ずり……ずり……

 

 だが先に息を荒げて動きを止めてしまったのはジータであった。

 興奮に耐えかねて溢れ出る我慢汁はシャトラの乳間に広がり、負けを認めないように意地でも動くせいで、シャトラの乳肉をより深く、覚え込むように感じてしまう。

 

「気持ち……いぃ……気持ちいぃ……♡」

「王子様ぁ……♡」

 

 シャトラも、うっとりとした表情で愛おしそうにジータを見上げている。まだ余裕はありそうだが、感じてムードがよくなっているのも事実だろう。

 それでも、ジータの限界の方が遥かに早い。

 

「あっ……シャトラ、もう……」

「王子様、降参……? だったら結婚するの……♡」

「そ、それは……」

 

 既にベルセルクとも関係なく、興奮と理性の狭間で止まったジータは、とにかく射精しないように動きを止めている。

 降参もせず、みっともなく引き伸ばすジータに、ついにシャトラがその手を動かし、パイズリを再開させた。

 左右から挟んで揉みこむような優しい動きに、ジータは背を仰け反らせて快楽に打ち震える。

 馬乗りになって襲うではない、奉仕。

 いや――愛撫。

 最初からずっとシャトラの動きは全てジータを気持ちよくさせるためのものだった。それなのにジータは勝負ということで強引に、自分が気持ちよくなることさえ考えていなかった。

 元はと言えばシャトラから襲ってきたのだが――朦朧としているジータはそれに気付かず、ただ自分勝手な気がして罪悪感まで覚え始める。

 

「うあぁっ……シャトラ、ごめん、ごめんなさいっ……き、気持ちいいよ……」

「うしし……王子様、降参を認める……?」

「み、認める……シャトラと、結婚、結婚するぅっ……!」

 

 びゅるるるるるっびゅるびゅるびゅるびゅるっ……!

 

 シャトラの重ねた手に、手を合わせて、胸を抑えるようにしてジータは思いきり射精した。

 婚約を宣言しながらに絶頂に、ジータは達成感と虚脱感のまま安堵した。

 シャトラはジータの精液で汚れた顔を軽く拭い、再びそれを自分の口に運んだ。満足そうな笑顔のまま、ゆっくりと体を起こし、ジータを体の上に乗せる。

 

「王子様……結婚決定のパイズリするの……♡」

「しゃ、シャトラ、これ以上なんてされたら……はぅぅっ……♡」

 

 またジータの体に煩悩が注ぎ込まれる。一度や二度では萎えないほどの力に恐れながら、ジータはうっとりと、愛おしそうにシャトラと見つめ合うのであった――

 

――――――――――――――――

 

 その後、一途な剣豪少女と十二将の少女が仲睦まじく騎空士として活躍したという――


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