湊友希那が浮島ケイスケのことを発見したのは一週間前のことだった。
自分のライブに足繫く参戦し、いつも最前列で友希那の歌声を享受するその姿はまさしく『熱狂的な信者』だった。友希那はその、ケイスケの純粋な信仰の心に注目していた。彼ならきっと、友希那が内に温めていた『作戦』に良い反応を示してくれると確信していた。
友希那はインターホンを押した。軽い鐘の音が鳴り響いた。それから数秒して、遠くの方から「いま出ますうっ!」という声がした。それは中に居るケイスケの声だった。
ここはケイスケの家だった。安いアパートの一室で、ケイスケが一人暮らしをしている家だった。
友希那は白い扉が開くのを待った。
数秒後、扉が勢い良く開かれた。中から出てきたケイスケは白のシャツに黒の長ズボンだった。
「お、お待ちしてました……! ゆ、友希那さんっ」
ケイスケは見開いた目で友希那のことを見た。極度の緊張状態にあるようだった。ケイスケの鋭い眼光は友希那の全身を素早く見つめたが、その目は友希那のすぐ後ろで止まった。
「え、えっと……」
「やあやあやあ! こんにちは! はじめましてえっ!」
友希那の後ろには男が立っていた。でぶで、白のランニングシャツはぱつはつに張っており、下半身には同色のブーメランパンツだけを履いていた。露出してる四肢は太く、濃い体毛が覆っていた。
友希那の左隣後方に立っている男は右腕を友希那の右方向に回し、肩を素手でゆっくりと撫でていた。
「えっと、あなたはご主人様、ですよね? 肉便器である友希那さんの、所有主さん」
「正解!」男が叫びながら両手を叩いた。ぱちぱちという音が響いた。「頭が良い君には、僕が友希那ちゃんとセックスするところ、見せてあげるよ!」
「い、良いんですか? 憧れの友希那さんに会えるだけじゃなくて、生セックスまで見れるなんて、ファン冥利に尽きます!」
ケイスケが淀みなく反応した。
「うんうん。そうだろうそうだろう。君たちファンは、そうやって僕の友希那ちゃんの歌声だけを信仰していれば良いんだよ」男が頷きながら呟いた。「なんというか、いつも僕の肉便器の友希那ちゃんが、お世話になってますって具合だな!」
男はにやけながらケイスケを見た。自分専用のオナホールが本職である音楽家として本当に活躍していることを実感し、娘を見守る父親のような感情に浸っているようだった。
すると友希那が驚いたように男の顔を見た。「ちょっと、お世話にって、私、この人に厄介になった記憶は無いわよ?」
「そう? でも友希那ちゃん、こういう熱心なファンのおかげで音楽やれてるんでしょ? ちゃんとお礼は言わないと、伝わらないよ?」
男が友希那の目を見つめた。
「……あなたがそう言うなら、そうなのかもしれないわね」
素直に呟いた友希那はケイスケの方に向き直った。自分のご主人様であるこの男にそう言われれば、もうそれ以外の何でもないような気がしていた。
「ええと……、いつもありがとう。今日はよろしく」
友希那はツンとした態度で礼を述べた。さらっとした簡潔で短いものだった。氷のような声色を聞いたケイスケはその途端激しく高揚し、笑みを浮かべた。
「は、はい……! それじゃあ友希那さん、とご主人様、どうぞ上がってください」
ケイスケは二人を自宅に招き入れた。
ケイスケの自宅は友希那のグッズで溢れていた。
まず全ての壁にポスターやタペストリーが飾られており、何も無い場所など無かった。連なる棚やテーブルの上にはアクリルパネル系の立体物が所狭しと置かれており、生活スペースが極小だった。
「これは……、すごいわね」
部屋を見渡した友希那は言葉を失っていた。どこを見渡しても自分のグッズが見えており、腹の底からこみ上げてくる恥ずかしさがあった。しかしそれだけではなく、ここまで自分を『信仰』してくれているケイスケに確かな嬉しさを感じていた。
「ううわ……、これは確かにすごい」
友希那の隣に立つ男も友希那と同様の感想のようだった。しきりに室内を見渡し、そのグッズの数々に目が釘付けだった。
「え、えへへ。好きで集めてたら、いつの間にかこんな量になってたんです。でもこれって、僕の友希那さんへの愛の証明だなって思うんです。もちろんお金をかけることだけが愛ではありませんが、こうして実際にグッズを集めることで、その愛を物理的に示すこともできると思うんです」
ケイスケが早口でまくし立てた。
「そう……。熱心に集めてくれたのは嬉しいわ」
友希那はケイスケを見ながら微笑んだ。その瞬間ケイスケの頬が高揚した。どうやら友希那本人に褒められたことで興奮が最大限に達したようだった。
「うんうん。何かに夢中になれる人生って、すごく良いと思うよ」
男が腕を組みながら呟いた。
「それで? 私たちはどこでセックスをすればいいのかしら?」
友希那が冷静な口調で誰に言うともなく呟いた。
「ええと。こっちの方に少し広いスペースがあるので……」ケイスケが室内を案内した。そこはちょうどテーブルとテーブルの間だった。ケイスケは壁に目を向けた。そこには巨大なタペストリーが飾られていた。「ここに両手をついて、お尻を突き出す形でやれば、できるんじゃないでしょうか?」
「いいね!」男は明るい表情だった。「それじゃあ友希那ちゃん、さっそくセックスしようか!」
友希那はさっそくスカートを脱いだ。すらっとした細い両足が現れた。ファンの人の前で素肌を晒すのは少しだけ恥ずかしかったが、ご主人様である男の言いなりでありこの男の発言が絶対であるため躊躇は無かった。
友希那はパンツを履いていなかった。それはもちろん男の命令だった。友希那の全てのパンツは男の家にあり、そのため普段からパンツを履かずに過ごしていた。
友希那は室内の壁に両手をつき、大股を開いて中腰になると男の方に尻を突き出した。ケイスケが提案した体位を忠実に再現していた。股間の膣口がしっかりと見えていた。
「うわあ……。友希那ちゃんその体勢、女の子が絶対やっちゃいけないやつだよ……」
男が友希那の尻を見つめながら呟いた。友希那は確かに、この、尻を強調して雄の性欲を煽りつつ、性行為をするためだけに懸命に媚びている体勢は女性の尊厳を踏みにじっているような気がした。しかし、大切なファンであるケイスケが提案してきてくれたこの体勢をしっかりと執行することで、普段の声援に答えることになるのではないかと思っていた。
「友希那ちゃん、恥ずかしくないの?」
「そうでもないわ。……たとえ恥ずかしくても、ファンの人の要望に応えるのがプロだと思っているわ」
友希那は壁を見つめながら答えた。その位置にはやはり自分のタペストリーが貼られていた。タペストリーの中の自分は煌びやかで威厳があった。今の無様な自分の姿とひどく対称的になっていた。
「そっかそっか。友希那ちゃんはプロの音楽家だもんね」
「そうよ。私はプロとして、ファンの人の前でご主人様のオナホに徹するのよ」友希那は傍らで見つめているケイスケのことを見た。「あなた、私が媚び媚びケツ突き出しガニ股でセックスしてるとこ、しっかり見ておくのよ?」
「は、はいっ。大好きな友希那さんが催眠でご主人様に絶対服従のメス奴隷になってるとこ、しっかりと眼に焼き付けさせてもらいます!」
「うんうんうん。君は目の前で憧れの友希那ちゃんを取られて、でもそれを自覚することすらできなくて、悲しいだろうけど、実際に友希那ちゃんが僕の精液タンクになってるとこ見て、それで我慢してね!」
「我慢だなんて滅相もないです! 僕みたいな催眠堕ちの無自覚雑魚男子には、オナホ友希那さんとご主人様のラブラブ交尾に立ち会えるだけで光栄です!」
「そっか」
男は適当に答えると自分のパンツを下げた。すでに勃起している陰茎が立ち上がった。その太さはとてつもなく、浅黒い竿の至るところに血管が浮き出ていた。先端の牡丹色の亀頭も巨大で、その先端からはすでにカウパー汁が滲み出して垂れていた。
男は竿の根本を握ると尻を突き出している友希那に歩み寄った。そして先端を友希那の割れ目に押し付けた。
「んぎいっ!」
すでに十分にぬめめっている友希那の膣口をぬっぷりと押し広げると、その瞬間に友希那には灼熱の快感が走った。咥え慣れた男の陰茎に全身が反応していた。精神の次元で男の陰茎を受け入れていた。もう我慢できなかった。はやくご主人様の陰茎を奥まで咥えたかった。友希那はたまらず自分から腰を押し付けた。陰茎がねっとりと中に入っていった。
「おおっ! おおおおおっ!」
陰茎が膣を掘り進む度に友希那が喘いだ。それは普段の高貴な歌声からは想像もできない野太い喘ぎ声だった。その本能からこみ上げてくる声がファンであるケイスケに聞かれていると考えると羞恥と共に興奮が持ち上がってきて脳を焼いた。
野生動物の唸り声のような低い喘ぎ声を放つ友希那は自分からさらに尻を下げて陰茎を飲み込んだ。今の友希那は完全に男の所有物となっているため、膣は陰茎の形に歪んでいた。そのため膣の弱い部分にちょうど良く陰茎が接触し、少し蠢くだけで友希那は一々喘ぎ声を漏らした。
「ううっ。ふう……。やっぱり友希那ちゃんのおまんこ、極楽だなぁ……」男が友希那の腰を両側から掴んでにやけた。「最高の肉便器だよ。友希那ちゃんに催眠かけて、正解だったなぁ!」
「は、はいぃっ……。ご主人様にたくさん犯されて感じまくってる雑魚まんこ使ってもらえて、私も嬉しいですうっ……」
友希那がひねり出した声で礼を述べた。陰茎の熱く硬い感触が膣壁に擦れ、そのたびに身体の細胞が喜びの声を上げていることがはっきりとわかった。生物の根本的な所から男との交尾を、陰茎が膣に擦れる感触を賛美していた。
「それじゃあ動くよっ! 君もしっかり見ときなよっ!」
「はいっ!」
ケイスケは前かがみになって叫んだ。
男が腰を高速で動かした。肌と肌が擦れ合い、膣の粘液が弾ける音が室内に響いた。
「おおっ! おおおおっ! ご主人様ちんぽキくっ! おまんこずりずり擦られて感じちゃうっ!」
「ははは。友希那ちゃんはやっぱりどすけべな子だなぁ……」
「だってぇ……。ご主人様のちんぽが気持ち良すぎてっ……」
友希那は膣の中の男の陰茎を感じながら必死に弁明した。自分がこんなにも男の言いなりになっているのは男が仕組んだ常識改変の力であって、決して自分の理性や意志が弱いということではなかった。すでに脳内では音楽よりもご主人様とのセックスを優先するように思考しているが、それもやはり男の常識改変の力であって、自分が淫らというわけでは決してなかった。
(そうよっ……。今ご主人様のちんぽでよがってるのも、全部この人の催眠の力のせいなのよっ……。だから私は悪くないっ。私はいたって健全で、でもご主人様の力に圧倒されて……。だからしょうがなくこんなに喘いでいるのよ……。しょうがなくっ、しょうがないのよっ……!)
「ねえ君、憧れの友希那ちゃんがこんなに乱れてるとこ見て、どう思う?」
「そ、そうですね……。こんな、女として完全に終わってる体勢に喘ぎ声をまき散らす友希那さんは確かにみっともないですが、でもご主人様の性奴隷としては完璧なんじゃないですか? 友希那さんは音楽においてプロですが、オナホとしても一流なんだなって感じます」
「そっか」
男は笑いながらさらに腰を加速させた。友希那の腰を左右からがっちりと掴み、連続で打ち付けると中の陰茎が膣を絶え間なく擦って友希那に快感が流れた。それはとてつもなかった。脳の中の思考力が一気に消し飛び、友希那はもう膣で蠢く陰茎と、そこから発射されるはずの精液のことしか考えられなかった。いつもは冷静沈着な音楽家だったが、一皮剥けばご主人様である男とそのたくましい陰茎に従属するだけのただのメス奴隷であり、ファンに見せていたあの威厳ある歌姫の貫禄など、どこにも無かった。
「そういえば、君名前はなんていうの?」
男がケイスケの方を見て質問した。
「ケイスケです」
ケイスケは冷静に答えた。しかしその下半身はもっこりとしており、憧れの友希那の淫らで野生的な性行為を前にして完全勃起していることが窺えた。
「じゃあケイスケくん。君が大好きな友希那ちゃんが、知らないおっさんの性奴隷として汚く喘ぎながらアクメ決めて、その上きっちり無責任中出しされてるとこ、しっかり見ときなよ!」
「はいっ! 憧れの友希那さんがメスとして完全敗北してる姿、絶対見逃しません!」
「ははは! それがいいさ!」
男が叫びながら腰を強く打った。中の陰茎はすでに限界らしく、より強く勃起すると同時に熱を放った。その灼熱が膣を通して友希那に伝わると、それだけで脈拍がさらに上がり、子宮のあたりがじんわりと熱を帯びた。まだ見ぬ男の射精を肯定し、それらを受け止めるために、子宮が準備を始めていた。
(私のおまんこ、完全に妊娠する気になってるっ! ご主人様のねっとりザーメン求めてるっ! ご主人様の腰遣い、さらに激しくなってる……。もう絶対に孕ませるつもりなのねっ……。このまま中出しで、濃い精子注がれて、ファンの人の前で完全に屈服アクメさせられちゃうわっ!)
妊娠した自分を想像した友希那は壁についた両手をぎゅっと握りしめながら、全ての意識を子宮に集中させた。そこは自分のご主人様である男だけのものであり、男の濃厚な精液で満たされるべき場所であると友希那は激しく思っていた。つまり今の友希那は他の何よりも男の精液を求めていた。全身の細胞が動物的な『交尾』の果ての『中出し』を渇望していた。すでに男の激しい射精を受け止める準備が完了している膣は、男の陰茎の形に歪み、拡張された肉の壁がどうしようもなくうねっていた。
「ああー、出る出るっ。催眠奴隷友希那のエロまんこで中出しするっ……」
男はうわごとのように呟きながら腰を振った。
「私もっ、イくっ! ご主人様ちんぽでイくうっ! ファンの人の前で下品にアクメするうっ! おほおっ、おおおっ!」
友希那は腰を男の方に擦り付けながら、腰の奥で何かが炸裂する感触を覚えた。同時に男が呻きながら腰を友希那の方に持ち上げた。中の陰茎の先端からぬるい衝動が弾けて染み込んでいた。それは男の射精だった。男の溜まりに溜まった黄ばんでいる精液が友希那の膣と、その先の子宮に浸透していた。
膣の中でびくびくと震える陰茎に応じて友希那は絶頂していた。それは全身の筋肉と細胞が一気に弛緩する勢いだった。子宮に精液が流れていくどろどろとした感覚がはっきりとわかった。それは何よりも甘美な感覚で、友希那は天井を仰ぎながら言葉にならない声を上げた。長い長い絶頂と、男の射精に対する恍惚とした嬌声だった。
「あああっ。まだ出るっ……」
男が何度か腰を動かして、膣で陰茎を擦った。すると睾丸に溜まっていた最後の精液がひねり出され、友希那の子宮に放出した。微細な射精の感触が現れる度に友希那は軽い絶頂を迎えた。男の射精に合わせて果てている友希那は、その『同時絶頂』によって自分と男の精神的な距離が極めて近いように感じ、ほんのりと心が温かくなった。
男の長い射精がようやく終わった。友希那の尻から手を放した男はそのまま陰茎を抜いた。陰茎は友希那の粘液と男の精液でぬめめっていたが、少しも萎れてはいなかった。それは男の凄まじい性欲の象徴だった。
「すごい……」
男の圧倒的な性欲に驚いたのはケイスケだった。一度膣の中で射精したにもかかわらず一切縮んていないどころかこの友希那との『交尾』によってさらに激しく勃起している陰茎を目の当たりにし、オスとして敗北した感覚と通り越して男の豪快な性欲を崇めたい衝動に駆られた。
対して友希那は完全に萎れていた。男との激しい性行為によって下半身の筋力が弛緩し、くたくたになって床に倒れていた。その膣口からは男の黄色がかった精液がどろりと垂れており、このケイスケの自室の床を汚していた。
「なにしてるのさ友希那ちゃん。まだまだこれからだよ?」
男は友希那を見降ろしながらにやけた。
「は、はいぃ……。ごめんなさいっ。す、少し休ませてください……」
友希那はへたり込みながら途切れ途切れに懇願した。ご主人様である男の性欲についていけない自分の不甲斐なさに何よりも強い絶望を感じていた。
「ファンの前なんだよ? もっと気合入れろよ」
男がしゃがみながら棘のある声を出した。友希那のくたびれている身体を掴むと簡単に組み伏せた。
「ちょ、ちょっと待って……」仰向けにさせられた友希那は自分に覆いかぶさる男に吐息を漏らした。「本当に、今は、駄目っ……」
「そんなの知らないよ。友希那ちゃんは僕の性奴隷なんだよ?」
男がにやけると友希那に接吻した。ファンの人の前で本気の接吻をするのは少し恥ずかしかったが、迫り来る舌になす術も無く、貪られた。口内を自由に蠢く男の舌に友希那は必死に対応した。しかし男の分厚い舌は友希那の力の無い舌を蹂躙し、身勝手に蠢いた。友希那はその豪胆な舌遣いにただ屈服するしかなかった。すぐに窒息感がこみ上げてきたがそんなことは関係無かった。完全無欠の性欲処理係である友希那の役割は自分の所有主であるご主人様をひたすら気持ち良くすることだけだった。そのため自分の事情など二の次であり、心底どうでもよかった。これまでファンの人たちのために歌を届けていた大切でかけがえのない舌は、今現在はご主人様のための都合の良い『性器』だった。そして友希那はそのご主人様専用の『性器』に徹する瞬間が何よりも幸福だった。はっきり言って音楽よりも重要で恍惚とした瞬間であり、もはやこの長い接吻を見つめているであろうファンのケイスケのことなど眼中に無かった。
男の口がようやく離れた。その分厚い唇と友希那の小さな唇の間にはいくつもの唾液の糸が引いていた。友希那にはそれがご主人様と自分を結びつける主従関係を比喩した、ひどく卑猥な鎖のようなものに見えた。
「二回戦目、やるぞ」
「はい……。ご主人様のちんぽ、私の奴隷まんこに無遠慮で突っ込んでください……」
友希那はふやけた笑みを男に向けた。完全に男の性欲にひれ伏しているメスの顔だった。
男が友希那に覆いかぶさったまま陰茎を挿入した。熱のある感触が背筋に駆け巡った。一気に奥まで到達すると友希那が「んおっ!」と喘いだ。膣を通り越して身体の芯の部分に陰茎が到達しているような不思議な感覚だった。
「おおおおっ! 気持ち良いっ! ご主人様の極太ちんぽっ! ちんぽ気持ち良いっ!」
男が腰を動かしていた。陰茎が前後する度に膣のひだが蠢き、それが快感となって友希那の全身の細胞に流れていた。脳がぼうっと熱を帯び、すでに思考は真っ白だった。一度目の性行為によって膣が弱っているため、すぐに絶頂してしまうような気がした。
「んおおっ! もうイっちゃうっ! ご主人様っ! ご主人様のちんぽでまたアクメしちゃうわっ!」
「ええ、もう? 友希那ちゃん雑魚まんこだからって速すぎない?」
「ごめんなさいいっ! でもご主人様のちんぽ気持ち良すぎてっ! もう我慢できませんっ!」
「それじゃあ、せっかくだからファンのケイスケくんに、自分の状況説明してからアクメしてね」
「わかりましたあっ!」
友希那はケイスケの方を見た。ケイスケは前かがみになりながら二人の性行為を眺めていた。その目には露骨な嫉妬が浮かんでいたが、それを必死にかき消そうとしてる理性も垣間見えていた。
「私、湊友希那は……、催眠で簡単に常識改変された雑魚メスでっ、底無し性欲のご主人様のちんぽで簡単にアンアン喘ぐただの肉奴隷なのよっ! 大事な音楽なんかよりもよっぽど気持ち良くて夢中になれる生ハメセックス……、コンドームなんて使わない、ファンの人には到底できない激しい交尾をご主人様に教え込まれて、自分の精液便器としての最底辺の身分をわからされちゃったの! だからイくうっ……、イきますうっ! ご主人様ちんぽで二度目のアクメきめますっ! イグッ、もうきちゃううっ! おおおっ! んおおおおっ!」
叫ぶ友希那の声に合わせて、男が腰をぴったりと合わせた。同時に友希那が両脚を男の腰に回してがっちりと掴んだ。二人の下半身は完全に合わさり、そこに一ミリの距離も無かった。膣の中の陰茎が小刻みに震え、その先端から大量の精液が発射された。それは強い粘度を帯びた精液で、激しく友希那の膣を流れて子宮へと到達した。下半身でそれを感じ取った友希那は悲鳴のような喘ぎ声を上げた。二度目の激しい絶頂によって腹の底から吐き出た絶叫だった。
(アクメ止まらないいっ! ご主人様の精液で連続アクメしてるっ……。気持ち良いっ! ご主人様の精液っ、子宮で直飲みで私もイってるっ……。ああ、幸せ……)
激しく蠢いて精液を取り込んでいく子宮から、全身にかけて電流のような快感が流れていた。一度目よりも強い絶頂だった。脳の機能が停止し、強制的に下半身の子宮と膣だけに意識が集結していた。
(こんなのっ……、完全に妊娠確定よっ……。でも嬉しい。私、ご主人様の赤ちゃん生みたいっ)
友希那は妄想した。男の子供を腹に宿し、緩やかな妊婦生活をしている自分の姿を激しく想像した。それは何よりも甘美な日常だった。そして妄想する傍ら、友希那は自分の人生が、ご主人様の性奴隷になるためにあるのだと確信した。音楽という偽りの人生を捨て、ご主人様に完全服従の奴隷としてこれからも必死に奉仕をしていこうと自分自身に誓った。
「ご、ご主人様……」
「ん? 何?」
友希那の膣から陰茎を抜いた男が答えた。その陰茎はやはり少しも萎えていなかった。
「あの、愛してます……。私、湊友希那は、いつでもあなた専用の動くオナホです……」
「そっか」
男は顔色を少しも変えずに答えた。