何人かの彼女と交際して胸を取って、それから男である俺と付き合い始めた。
俺は女が好きなはずだったけど、そいつの思いを受け止めた。
そして初めてその「彼氏」がうちに泊まりにきた日、体を重ねることになった。
例外だらけの関係が一線を超えた夜の話。
今日は初めて彼氏が泊まりに来る日だ。
俺にとって初めての彼氏。というのもそもそも俺は女が好きなわけで、男と付き合う事を考えたことがなかったし今でも男の体で興奮することはない。
俺の彼氏というのがFTMというやつで体は女で心は男。大学では男子学生として過ごしている。
俺とはもともと友達で高校の頃からの仲だ。当時は女子高生だったわけだが、ボーイッシュで女っぽさが全然ないので男友達とあまり変わらない感覚で友達をやっていた。
実際、俺も彼氏も女と何人か付き合ったわけでお互い恋愛関係になるなんて考えもしなかったわけだ。
大学に入ってから普通に格好も男のようになり男として振る舞うようになって、ホルモンは打ってないそうだが胸も取った。
そのあたりから気兼ねなく男の友達として扱うようになったが、ある時期から中性的な格好もちらほらするようになり大学入学当初していた「無理に男らしい振る舞い」もしなくなった。
一人称も高校時代の「わたし」から大学入学当初の「俺」を経て今は「僕」に落ち着いている。ちょうどいい加減を見つけたんだろう。
だが、そこら辺で俺とあいつは少し距離感が変わり始めた。あいつがスキンシップをやけにするようになったし、俺も中性的だったり青年というより少年という印象に変わったあいつをかわいいと思うようになった。
要は脳がバグってきた。そのバグは少しずつ俺の気持ちを変えてどちらから言い出すことなく俺たちは付き合い始めた。女が好きなはずの俺にとって初めての彼氏になった。
彼氏の方はというと自分は男だという自覚に対して女と付き合うことやセックスすることに違和感を覚えていたらしい。
嫌ではなかったらしいが女の体にそれほど興奮をしない。体は女だからセックスは女同士のやり方――彼氏の方が手や舌で女を愛撫する――をしていたので相手は気持ちいいけど自分気持ちよくないというところに対する不満だと思っていたがそうではないとある時気がついたんだそうだ。
それからたまたま検索を間違って見たゲイのセックスの動画で男の裸を見て興奮したところから男が好きなんじゃないかとわかったんだそうだ。本人はFTMでゲイ寄りのバイだと言っている。
そして、今日、俺と彼氏はセックスをすることになった。
お互いに風呂に入って部屋着で俺たちはベッドの上に腰掛けていた。その間、キスをしたり抱きしめ合ったりしていた。
体は鍛えているようだが、ホルモンを打っていない事もあり抱きしめた時の感覚は女そのものだった。取ったからだが、胸に膨らみはない。それも過去の彼女の中に真っ平らに近い貧乳がいたのでそれとあまり変わらない感じだ。
男として見ているけど体がほぼ女だから恋愛が出来ているっていうの正直ある。そこには罪悪感もある。だけど、彼氏もそれを承知の上で付き合っているし、彼氏自身もホルモンを打たない理由に完全に男になるには違和感があるのもあると言っていた。だから、この関係は嫌じゃないとも。
「するか?」
「あ、うん。どうすればいい?」
「服、脱がそうか?」
「わかった。あ、そうだ。すぐ始めるの?」
「愛撫したりはする。本番まで前戯するつもりだけど」
「その前にしたいことがあって」
「何?」
「ちんちんを見せてほしいんだ」
「いいけど」
「実は僕、ちんちんって見たことなくて。動画ではあるんだけど、母子家庭だったし、高校まで女子だったし。だから興味があって」
「いいよ。パンツおろして見せるか?」
「裸になってからがいい。脱がしてくれるんだよね。君に脱がされたい」
そう言うと俺はまず自分が上半身裸になったあと、彼氏の上半身を脱がした。
初めて裸を見るが、やっぱり華奢な体だ。腰のクビレがあるから女にも見えるし、胸がないから実年齢より若い少年にも見える不思議な感じだ。
それから俺は彼氏をベッドに寝かせた。ズボンとパンツを脱がせやすくするためだ。
ジーンズに手をかけてそっと脱がせた。下にはトランクスを履いている。トランクスの股間部分には膨らみがなく平らなのが布の感じでわかる。ジーンズもトランクスも男物なのにくびれのある腰に平らな股間というのは不思議な感じだ。
それからトランクスも脱がせた。そこにはちんこはなく平らな股間に割れ目があった。彼氏の股間には陰毛がなくパイパンだった。
「剃ってんの?」
「いや、僕、なんか毛が生えてこなくて少し産毛はあるんだど」
そう顔を赤くして言う彼氏の顔を見た後、もう一度股間を見た。たしかに産毛は生えている。
触っていいのか? こいつは性自認が男なわけで女の部分を触られるのはストレスじゃないか?
「触りたい?」
「あ、いや…」
「いいよ。抵抗ないよ。元カノとかも触ってたりしたし」
「いいのか?」
「うん」
俺は女と初めて付き合ったのは高校の頃でその頃に童貞を捨てたけど、過去の彼女は全員陰毛が生えていた。毛のない女の股間は初めて触る。女の、という言い方がいいのかは疑問だが。
そっと指でつついた。柔らかい。その指で割れ目をなぞって下の方に向かった。すると少しヌルヌルしている。
「濡れてる」
「うん。キスしてる時に君のちんちん想像してたら濡れてきちゃって。」
「スケベ」
「君だって股間盛り上がってる」
「そりゃ、まんこ触ってたらなるよ」
「その前からだよ」
「キスしたらな。ちんこって簡単に勃起するんだ」
「そうなんだ。ぼくのクリも多分勃起してる。どうかな?」
「触っていいのか?」
「もちろん」
股間の割れ目に指を埋めてクリトリスを探した。すぐに硬い突起に指が当たった。
「固くなってるな」
「やっぱり」
「自分じゃわからないものなのか? 勃起してるとか」
「わからないよ。だって存在知らない女子だって結構いるんだから。前の彼女、僕とするまで股間の中に付いてるものの事何も知らなかったくらいだから」
「そうなのか。もう少し濡らしたほうがよさそうだな」
「その前に君のちんちんを見たいよ。見せてくれるんでしょ?」
「ああ、そうだったな」
俺はジーンズとトランクスを脱いで下半身も裸になった。彼氏はそれを見ると身体を起こして股間を覗き込んだ。
「すごい、これがちんちん……」
「見た事ないんだよな?」
「一応、女子だった頃に温泉で母親と一緒に入ってる小さい男の子のは遠目で見たことはあるけど、大人のを見るのも間近で見るのも初めてだよ」
こいつ、母子家庭育ちの一人っ子だもんな。今までの彼女はみんな父親のとか兄や弟のとかを見た事があったけど、女のものである股間を見たり触ったりした後でも「彼氏」から「ちんちん見るの初めて」と言われるのは奇妙に思える。
「僕が見た事ある子供のは下むいてたけど、大人になると上を向くんだね。血管が浮いててすごい。あと、想像してたよりもずっと大きい」
「普段は俺のも下を向いてるよ。勃起したら上を向くんだよ。こんな風に」
俺は腹に力を入れてちんこを動かしてみせた。彼氏はものすごく驚いた顔をする。
「動かせるの!?」
「勃起した時に腹に力を入れるとこんな風に動く。普段の時は単にぶら下がってるだけだけどな」
「触ってもいい?」
彼氏は顔を赤らめながら上目遣いで俺を見た。妙にかわいい。本人には申し訳ないけど女の子に見えてしまう。
「いいよ。ただ、そっとな。あと、先っぽはできれば触らないでくれ」
「わかった。先っぽって皮が剥けてる部分で合ってる?」
「合ってる」
彼氏は俺のペニスの側面をそっと撫で始めた。少しくすぐったいし、その部分の血の巡りが良くなってくる感じがする。
「先っぽにある細長い穴がおしっこ出る穴?」
「そうだよ」
「精子もここからだよね?」
「ああ」
「丸い穴だと思ってたらこんな裂け目似たいな形してるんだね。あと、何か濡れてない?」
「ちんこも濡れるんだよ。ションベンの穴から精液の液体の部分だけがちょっとずつ出るんだ」
「射精とは違うの?」
「違う。少しずつ表面を濡らす程度の少量が出るくらいだ。ガマン汁って言うんだけどな」
「へぇ。思ったよりちんちんってまんこと似てるんだね」
「似てるか?」
「クリトリスも勃起するし、愛液もおしっこの穴の近くから出るし」
「言われてみればそうか」
俺は彼氏の言葉に納得していると彼氏は自分の股間を触ろうとした。
「ちょっと待て!」
「何!?」
「ガマン汁ついた手でまんこをさわるな。ガマン汁にも精子が含まれてるからな。少しだけど」
「そうなの?」
「だから触るなら手を洗うか……それより俺が触るから横になれよ」
「あ、うん。わかった。でもちょっと待って」
「どうした?」
「たまたまも触りたい。なんか垂れ下がってるの面白くて」
「ああ、いいぞ」
彼氏は下から手のひらでキンタマを持ち上げた。
「なんか不思議な感触だね。こんな風に垂れ下がってるんだ。比較対象がアレだけど子供のちんちんはもっとコンパクトな袋だった気がするけど」
「竿もだけど思春期にデカくなる。保健で習わなかったか? 玉は熱に弱いから身体から離れる必要があるんだ。だから袋は伸びてくる」
「よく覚えてない……。けど、よくできてるね。まぁ、ぼくのまんこも子供を生むための仕組みがよくできてるけど……」
彼氏は落ち込んだ顔をする。身体は子供を生むように出来てるけど性自認は男って辛いんだろうな。正直、想像がつかないんだがこの様子にはこっちも心配になる。
「えっ……!」
俺は彼氏は押し倒した。彼氏はびっくりして俺を見ている。
「俺のちんことお前のまんこ、本来の使い方しようよ。お前に触られて正直もう限界だ」
「あ、そ、そうだね。僕もあそこがムズムズしてる」
「じゃあ、いくぞ」
「うん」
俺は彼氏の乳首を舐めつつ、中指でクリトリスを愛撫した。
平らな胸とヌルヌルの女性器。男だって言い聞かせてるけど、どうしても貧乳な女に思えてしまう。
胸を取った以外は完全に女だからしょうがないとは思うんだけど。
やっぱり俺はノンケだから、女だと思うと興奮する。ちんぽをつける気はないとは聞いているけど、このままの体でいてくれた方が俺としては好みだ。
「女みたいでしょ?」
「え、いや…」
「正直に言っていいって。ホルモン打ってないし、胸がないだけだから貧乳な女だよぼくの体は」
「それだとさ」
「女の体で生きるって決めたんだし、この体が僕にもちょうどいいからね。だから、君が女として僕に興奮するなら嫌じゃないよ」
「そっか…。でも、お前は俺の彼氏だからな。セックス以外では男だ」
「セックス以外はね。うん、僕もそのつもり。だから、男である君が僕に無いものを教えてほしい」
「それって、挿入していいってことか?」
「うん。初めてだから優しくはしてほしいけど」
「わかった」
俺は体勢を変えて彼氏の脚を持ち上げてまんぐり返しの形にした。
「ホントにこうするんだ。はずかしいな…」
「じゃないと挿れづらいだろ? 後ろからがいいか?」
「いや、これでいいよ。顔を見ながらできるし」
俺は彼氏の股間をまじまじと見た。
これまで付き合ってきた彼女たちと同じだ。さっきも見たけど完全に女の股間。
俺がクリトリスを刺激したのもあってかなり濡れてるし、膣もひくひくしてる。
「多分痛いと思うから、ゆっくり挿れてほしい」
「うん。わかってる。俺も処女とするのは初めてだからうまくできないかもしれないから痛かったら遠慮なく言うんだぞ」
「僕は男だから察してなんて言わないよ。きちんと言う」
「そう言えばさ、元カノは股間触ったりしてたんだよな? その時はクリだけ?」
「最初はクリだけだったけど、挿入とかもしてたよ」
「その時は?」
「痛くなかった」
「なら」
「でも、ちんちんと女の子の指って全然太さが違う。あんなに太いと思わなかったよ」
「そっか。処女膜は健在だろうな」
「だと思うよ。ぼくは実際にはまだ処女だと思う」
「大丈夫か?」
「うん。ここから見える君のちんちん、見てるとムラムラしてヤバい。痛いのも覚悟できてるし、中でちんちんに触れたい」
「わかった。挿れるぞ」
「うん」
俺はちんこを指で掴んで彼氏の膣の入口に合わせた。そしてぐっと中にゆっくりと押し込んだ。
「…! 痛っ…!」
「止めるか?」
「続けて! はぁ、はぁ、今入ってるんだよね」
「ああ。じゃあ、もっと奥に挿れるぞ」
「うん」
彼氏は痛がりながら深呼吸をして俺のちんこを受け入れた。
俺はある程度入ったところで止めてピストン運動を始める前に一息つく時間をとることにした。
「大丈夫か?」
「痛いよ。でも、今、君のちんちんが中に入ってる感じがする。気持ちいいとかじゃなくて異物感なんだけど、その異物感がいいかも」
「最初は気持ちよくなれないっていうけど」
「それは分かってるよ。でも、今、すごい嬉しい。僕、男としてちんちんがないのが嫌でしょうがなかったけど、今はちんちんがないのがすごく嬉しい。無いからこうして君のちんちんを自分の中で受け入れていられる」
「腰、動かして大丈夫か?」
「痛いけど耐えるから。それより君に気持ちよくなってほしい」
「俺だけ気持ちいいけど」
「それは元カノで慣れてる。こっちはただいじるだけの事も多かったんだから」
「わかった」
俺は彼氏の痛みがせめて小さくて済むようにとゆっくりと腰を動かした。今まで女の指しか入ったことのない彼氏の膣は締まりが良くて気持ちよかった。
彼氏は痛みに耐えてたようだったが、俺の股間には快感が増していた。
「……!」
しばらく腰を動かしていると俺は射精した。陰茎と腰に感覚が広がったあとそれが急激にフェードアウトしていく。
俺は慌てて彼氏の膣からちんこを引き抜いた。
中で萎えたらコンドームが外れて精子を中でこぼしてしまう。
俺その時は完全に賢者タイムでさっきまでの興奮が嘘のように冷静になっていた。
「イッたの?」
「うん」
「ちょっと待って!」
頭の中が冷静になった俺は元カノとのセックスのときにそうしたようにコンドームをティッシュでくるんで捨てようとした。そこに彼氏がたまに入った。
「コンドーム、僕に見せて」
彼氏は起き上がって言う。
「汚いし別に見るようなもんじゃ」
「コンドーム自体見たことないし、精子もどんなのか見てみたいんだけど」
彼氏は少し真剣な顔をした。思い返すとシャワーを浴びてからここまでの会話でこいつのちんこに対する思い入れというか関心というかは大きい気がした。
自分は男だという自認と女の身体の間で悩んでる中で、自分はつけることの出来ないコンドームやどんなに望んでも自分の身体からは出てこない精子に興味を持つのは不自然なことじゃないのかもしれない。まして男が好きだと気付いたのなら尚更。
「いいよ、ほら」
俺は彼氏にコンドームを渡した。
彼氏は受け取ると付け口のところを持って中に溜まった精液がぶら下がるように持った、
「本当に白いんだ。こんなのがおしっこの出る場所から出るんだね。ぼくがクリトリスをいくらいじってもおしっこの穴からはこんなの出てこない……。男ってこういうことなんだ」
彼氏はそう言うと立ち上がってコンドームの付け口を自分の股間に当てた。
「ちょっと待て、流石にそれはまずいだろ付け口にも精液付いてるぞ」
「ちゃんと拭くし、割れ目なら大丈夫だよ。ここなら膣まで距離があるでしょ?」
確かに割れ目の立った状態で見える部分の中は何もない。女性器で一番上にあるクリトリスももう少し下だ。
とはいえ、まだ大学生で仮に子供が出来ても育てるアテもないし、彼氏の性自認は男だ。そうでなくても妊娠は大事だ。妊娠なんてさせるわけにはいかない。
「拭いてシャワー浴びて来いよ。思い出したくもないだろうけど俺らがセックスしたら子供が生まれる可能性だってあるし、お前が持ってるコンドームの中身がお前の中に入っても一緒だからな」
「分かってるよ。とりあえず、捨てるね。ゴミ箱でいいの?」
「キッチンにある蓋付きのにしてくれ、というか俺が捨ててくる」
「いいよ。捨てさせて。ティッシュで包めばいい?」
「口の方を結んでからな」
「こうかな? すごい、こんな伸びるんだ。最初、ちんちんが入るのか疑問だったけどこれだけ伸びるなら余裕だね」
楽しそうにコンドームを伸ばして遊ぶ彼氏。一通りふざけた後、コンドームの口を結んでティッシュで包み立ち上がった。その様子はかなり楽しそうだ。
彼氏は俺の住む狭い1Kの部屋のキッチンへ向かった。
その後ろ姿は華奢な肩と丸みを帯びた腰から尻にかけてと完全に女にしか見えなかった。
ジムに通って鍛えた筋肉だってスポーティな女の子というくらいだ。
髭や声が変わるのは違和感があると言って男性ホルモンを打ってないんだよな。
それでも性自認は男だ。さっきコンドームで遊んでたのは自分にもあったらいいと思ってるのか、それとも男が好きだから興奮してるのかはわからないが自分の性と向き合ってるように見えた。
彼氏はキッチンでゴミ箱にコンドームを捨てるとトイレに入ってからこちらに戻ってきた。
小便をしたようだ。便座を下す音、女の放尿特有のシャーという勢いのある音とそれに続けてトイレットペーパーをカラカラと回す音が聞こえた。それに続けて水を流す音も。
ベッドの前まで来ると彼氏は俺の前に立ってじっと見た。
腰から上を見たら幼さの残る少年、腰から下は割れ目のある平な女の股間。
賢者タイムで冷静な頭でもその姿は愛おしかった。
俺は壁側にずれて布団の空いたスペースをトントンと叩いた。
「抱き合って寝るんだよね?」
「お前、今までの彼女にもそうやって聞いてたの?」
「僕が初めてっていう女の子がそう言ってた」
彼氏は俺の横に寝転がった。俺たちはどちらとも言わずキスをした。
「痛いか?」
「すごく」
「早く治るといいな」
「それより早く気持ちよくなれるようになりたい」
「それもだな。今度は手でしごいてイッてから入れるか?」
「体力がまたなさそう」
「なら慣れるまで頑張るしかないな」
「そうだね」
俺たちは無言で天井を見ていた。
「僕って男なのかな?」
「それはお前しかわからない」
「さっき、初めてコンドームと精子見て少し自信がなくなったんだ。どっちも僕の身体には関係ないものだから」
「コンドームはあるだろ、少なくとも今は」
「そうだね」
「とりあえず、気持ちよくなることと合わせて時間かければいいよ」
「うん」
「寝るぞ。射精は体力使うんだよ。腰動かすのもな」
「おやすみ」
「あと、ちんこは触るなよ? 賢者タイムにエロいことされるの苦痛なんだ」
「そうなんだ。わかった我慢する」
「する気だったのか」
「知らなかったから。しないから安心して」
「おやすみ」
「おやすみ」
俺は彼氏と向き合って目を閉じた。彼氏は俺の手を握った。俺は握り返した。