大体タイトル通り。
一線を退いた元騎士団長の爆乳エロ女が、若い騎士の姦計によって二人きりのエロ空間でハメられて旦那様と認めちゃう話です。

pixivとかにもアップしています。


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性欲を持て余した爆乳未亡人騎士団長をセックスで堕とす話

 この世界に黄金時代を築いたとされる皇帝が最も信頼するマードン大公、そんな皇帝よりも世界に名を轟かせるのが、『平和の守護者』と呼ばれるマードン大公国の騎士団。

 もはや国内外問わず憧憬の目で見られる騎士団長の中でも異彩を放つ存在、それが――

 ――先代騎士団長フィオリネ・パルメル。

 この国の初の女の騎士団長であり、圧倒的な実力で国の地位と力を示した英雄。

 彼女の夫も、既に戦死したが切り込み隊長でありフィオリネ以上の剛力を持つ戦士であった。

 またフィオリネは騎士を引退しているが、いまや娘が騎士として活躍している。

 騎士の一家として国に従事する大貴族というわけだ。

 騎士団長として適格な指示を出しながら本人の実力も高く、国の女騎士の立場を高くしながら、家族を支えるためにと引退。

 夫を戦争で失いながら、ご意見番として後進の育成と国の屋台骨となりながら、どこか寂しげな日々を送る――

 

―――――――――――――

 

 当時のフィオリネの結婚というのはなかなかの事件であった。

 夫となるバルゴンに力づくで負けて、強引に婚姻を迫られ、何度も殺してやると言い返しながら、結局は仲睦まじい夫婦になったとか。

 実際、娘のマナにはよく冗談めかして「お父さんいつか殺すからね~」なんて言っていたとか――

 

 ところで、フィオリネは美女である。

 バルゴンと強姦同然で交尾をし、マナを出産した時でさえ十七歳。

 その時から金糸のような髪に、年齢不相応なムチ肉女騎士、バストもヒップも100センチを超える、見るオス全て魅惑する美女であった。

 現在は実務活動も減って、三十五歳。

 全身についていた筋肉も程々落ちて贅肉となり、身長は161ながら体重68キロ、B135、W69、H119の実用からは離れたムチ肉メスボディになっていた。

 

「で、本気で母と結婚したいんだね?」

「はい。いいですか?」

「言っているじゃないか。寂し気な母には、少し強引な男がいた方が良いと。君だからって気にしないさ」

 

 フィオリネの実娘のマナは言い切った。

 後輩の男が、自分が様々な剣技や魔法、戦闘術を教えた男は出会った時から言い続けていた。

 フィオリネ元騎士団長って美人ですよね。結婚したいです。大好きです。あなたのお義父さんになりたいです。

 マナは、そんな男の発言を真に受けた。認めた。そして許した。

 

「そろそろ都合もつく。明後日に私の家に来るといい。失敗したら庇わないし、知らんぷりするぞ」

「はい。失敗したら死刑で良いです」

「そこまでは……まあ、その時は庇うが。刑務所で頭を冷やすと良い」

 

 男はロット・マイネルと言った。

 彼は、バルゴンと同様に、レイプ紛いの方法でフィオリネを自分の妻にするつもりであった。

 

 

―――――――――――――――――――――

 

 

(……ここは……)

 

 フィオリネにとって、全くの油断であった。

 見知った、久しぶりに休みを取った家で、使用人や家族もいない中で二人きりになったのは、娘の後輩であるという男。

 栗色の髪の、騎士として名を挙げつつある勇士。

 それが今、見慣れぬプロレスリングの中で、下着姿で対面していた。

 

「二人きりになる特殊な結界ですか。……目的は?」

 

 冷静を装いながらフィオリネはロットに問う。

 おそらく暗殺や拷問に使用する、人払いの結界術。

 もうフィオリネは暗殺が必要なほど重要な身分ではないが、部外者に知られては困る情報の一つや二つは知っている。だがロットがわざわざこんな、一対一の危険な状況にしてまで隠すようなことはない。ロットとて同じ騎士団の人間なのだから。

 フィオリネにとってそんな不意打ちの必要性も意味も理解できないが、ロットにとってはこの状況こそが最も望んでいたものである。

 

「フィオリネさん……、フィオリネ元騎士団長、貴女を、この結界の中で犯して、俺の子を産んでもらいます」

「……はぁ? 何を言って……」

「本気ですよ、俺は」

 

 ロットの凄みに気圧され、フィオリネは後退(あとずさ)るが、リングのロープに阻まれて自らの体を抱く。

 着替えの途中に結界に襲われたため、その豊満な肉体を包むのは白の下着しかない。普通サイズのブラジャーからは爆乳が乗っており、パンツは意味をなさないほどにデカケツが見えている。

 見るだけで勃起不可避な雌肉を晒していることに気付き、フィオリネは思わず胸と股間を隠すように腕を伸ばす。

 

「っ! 興奮させてしまったのなら、謝ります。今すぐこんなことはやめて……」

「やめません。最初から……この騎士団に入る時から、俺の目的はこれだったんですから」

「……でしたら、遠慮する必要はありませんね。……ロット、あなたを捕らえ、直接牢にぶち込んであげる」

 

 あまりにまっすぐな態度のロットに、フィオリネは啖呵を切る。目先の欲望で襲ってきたのなら若さゆえの過ちと言って見過ごすこともできる。

 だが、ロットは丹念に計画をして、邪魔が入らない段階で、互いに下着姿で結界に入るような真似をしたのだ。

 彼が若く、たとえ国に叛意がなくとも、その過ちを正す必要がある。

 戦闘態勢になるフィオリネは、わずかに羞恥を覚える。下着姿で戦ったことはないのに、それを性欲を押し付けてくるような若者の前に晒すのだから。

 互いに武器を隠すこともできない徒手空拳、素手と素手での取っ組み合い。

 フィオリネとてかつては最強にも迫る騎士団長だ。自信がないわけではないが、現役で、しかも自分よりも体格に勝る現役の騎士が相手。

 

(こんな、娘よりも年下の子に負けるとは思わないけれど……マナがわざわざ家に呼ぶくらいの子、警戒するに越したことはないわね……)

 

 戦闘態勢を取るロットを見つめる。腕も足も背丈も、フィオリネより長く、太く、逞しい。

 特にフィオリネの気を引いたのは、その目と、股間だ。

 下着を突き破らんばかりに膨らんだ勃起チンポ。まだ触れもしていない、ただの先輩の母親という立場の女を見ているだけで、今にも孕ませ射精しそうなほどに興奮しきっている。

 サイズは軽く見積もっても30センチ近くあるだろう、亡くなったバルゴンも性欲は強かったが、若くして彼に匹敵するほどの肉棒、それが女体に触れもせずにこの有様である。武器もなく、衣服もない同然の空間でロットに組み付かれたなら――フィオリネがロットに屈服するまで、亡き夫への愛を失うまで、新しい子供を授かるまで――ロットの言う通り、敗北し、妊娠させられる可能性は高いだろう。

 そう思わせるのは、ロットの目のせいだ。

 フィオリネがかつて戦った狂信者の目に似ている。どこまでも間違った方向に正しいと信じ切る、自分が正しいと信じているからこそどこまでも無理ができる可能性の獣。

 その濁った純粋な目がフィオリネの肢体に絡みつく。

 

(国を守るとか、神のために、っていうような目……、よく私一人なんかに向けるわね。マナは知っているのかしら……)

 

 あの目のせいでフィオリネは簡単に信じた。嘘を吐く人間の目ではないのだ。

 ロットは、本気でフィオリネを孕ませて結婚しようと思っている。それ以外に考えていない。

 そして、話し合いも無駄だ。

 

「これでも、死んでしまった夫をまだ大事に想っているの。腐っても元騎士団長……簡単に勝てるとは思わないことね」

「腐ってなんていませんよ。フィオリネさんは美人です」

「何を……もう」

(私なんかより、マナの方が痩せているし、若くて綺麗なのに)

「こんなおばさんより、マナの方が良いでしょう?」

「先輩も綺麗ですけど、フィオリネさんの方が美人です。絶対に、俺のものにしてみせますから」

 

 正面からそう言われ、照れる。

 自分の体がだらしなくなったというのは周知の事実であるし――夫が亡くなってからそれほど気にすることでもなかった部分だ。

 戦士であっても、自分を女として見る人間すらいないと思って過ごしていたフィオリネには――その純粋な言葉は赤面に値する。

 

「行きますよっ!」

「あっ、ちょっ……!」

 

 その隙を見てか、襲い掛かってきたロットと正面から手と手で組みあう。

 下手をすれば即座に押し倒されて決着もつくところであったが――

 

「ふふ、力比べは私の勝ちみたいね」

 

 純粋な腕の力のみであれば、軍配はフィオリネに上がった。逆に押し倒せるかもしれない、どうやって彼を無力化するか。

 そんな風に、掴んでいない勝利を見てしまったためだろうか。

 押し倒そうと力を込めたところで、不意にロットは手を引いてフィオリネのバランスを崩す。

 右足を軸に、フィオリネの体を中心にぐるっと回りこんでロットはフィオリネに背後から抱き着いた。

 

(は、速いっ! くぅっ……!)

 

 両腕を拘束する形で抱きしめられ、なすすべもなく立ち尽くす。

 それだけじゃなく、ロットは金色の髪に顔を埋め、その白い首筋に唇を――かぷ♡

 

「ひゃっ!」

 

 甘噛みされた首筋の、くすぐったさに悶える。

 さらにロットは、腰を低くして、背中のブラジャーの留め具にかみついた。

 そしてそのまま、思いきり引っ張った!

 

「きゃああああっ! な、何をっ!? お、うぐぅっ!」

 

 ロットは両手で背中を押しながら、ブラジャーを噛んで体を仰け反らせる。

 むにゅぅぅぅううううっ! みちみちみちぃっ!

 

 体を固定されたままブラジャーを引っ張られ、メートル越え爆乳が押しつぶされて広がっていく。

 

「ひぐっ! オ゛ッ! おっぱい潰れるぅぅぅっ!」

 

 感じたことのない痛みにみっともなく叫ぶフィオリネは金色の髪を振り乱しながら首を振る。自由になった両腕も、引っ張られているブラを掴むこともできないでバタつかせているだけだ。

 抱き締め拘束から解放されたように見えて、ブラジャーとロットに挟まれておっぱいが押し潰される状態は先ほどよりも劣勢だ。痛みのせいでろくに逃れることもできない。

 

(こんな……ふざけた攻撃なのにっ……! おっぱい痛くて泣きそうよぉ……!)

 

 ギリギリと締め付ける万力のような痛みに、せめてブラジャーを前に引っ張って逃れようとすると、その雌肉を支える衣はあっさりと限界を迎えた。

 

 ブッチィィィンッ!

 どったぷぅんっ♡ ぶるるるるんっ!!

 

「くっ……はぁぁぁぁ……」

 

 ブラジャーが壊れて、締め付けられた爆乳とともにフィオリネはやっと解放された。

 だが、一気に解放されたおっぱいは暴れて、しかも締め付けのせいで――

 

(ウソっ、母乳出ちゃってる……)

 

 娘に呑ませたのが最後である母親の証が流れる姿をまじまじと見つめてしまう。

 そして、ふらつく足をなんとか奮い立たせる。

 同時に、背中から再び抱き締められた。

 

「あっ! しまっ……」

「フゥーっ、おっぱい丸出しですね、フィオリネさん!」

 

 せっかくの逃げるチャンスを不意にして再び同じ姿勢で拘束されてしまう。

 ロットの腕は丸出し爆乳の上下を挟み込むように抱き締めており、刺激でまた母乳が零れる。

 

「くぅっ、離してっ! 離しなさい!」

「はぁ、く、やっぱ強いですね、フィオリネさんっ!」

 

 逃れようともがくフィオリネだが、決して何もできていないわけではないのだ。

 ロットは何度も、右に左に、前へ後ろへ、抱き締めて投げ、押し倒そうとしている。

 それをフィオリネは強靭な足腰でこらえ、自ら上半身を振ってそれに抵抗している。捕まってはいるが、この脱出戦において優勢なのはフィオリネだ。

 自分より体格の良い男に密着される形で後ろから抱き締められ、おっぱいを丸出しで振り乱しながら、しかも中腰で下品なくらい足を開いているが。

 

(体力勝負なら、負けないんだから。このまま振り解いてしまえば……!)

 

 だが、フィオリネの動きが徐々に鈍くなる。

 体が熱い。拘束されているにせよ、この程度の疲労で普段の彼女が音を上げることはないのに。

 

「くっ、ふ、はな、れろっ!」

「離れません、よっ!」

 

 ぎゅぅぅぅっ♡

 ぴゅ……♡

「はぁぅっ♡」 

 

 ロットに強く抱き締められると、上下から押しつぶされたおっぱいから母乳が滴る。逞しい男に背後から抱きしめられ、その熱を帯びた吐息で首元をくすぐられ、甘い声が漏れる。

 

「はぁ、フィオリネさん、好きだ」

「うる、さいっ。この……」

 

 耳元で囁かれた言葉に、反論しようと振り向き、目が合う。

 純粋な若い男の、瞳に映る愛に思わず、すぐに目を背けた。

 にらみつけてやることもできずに、むしろフィオリネは弛緩してしまい、拘束からますます逃れられなくなる。

 

「力が入らなくなってきたんじゃないですか、フィオリネさん」

「……! 何か仕掛けがあったのね! この結界に魔法を……」

「ご名答です。ここでは、男も女も性欲が増進する。セックスしたくなるんですよ」

「くだらない! 変な魔法を覚えて、そんなに私をどうにかしたいと!?」

「はい」

「っ……! ば、バカ!」

 

 常にフル勃起していたのは、自分の魅力ではなかったのか、と一瞬フィオリネは落胆していた。憎き相手であろうと、自分の女性としての魅力に少し喜んでしまっていた。

 それがこの空間魔法のせいだと分かり、同情もなく暴力を振るおうかとも思ったが――それでもなお愛を呟くロットから顔をそらしてしまう。

 せっかく拘束から逃れられるチャンスも、ロットは無理矢理犯そうとするバフ、フィオリネはセックスしたくなるデバフのフィールド効果によって無に帰ろうとしていた。

 それどころか、ロットの抱き締め拘束は更にパワーを増しており、無意識で若い肉棒を求めるフィオリネはついに踏ん張りが効かなくなる。

 右に、左にと振り回されると足元がふらつき、投げ倒されそうになる。

 

「うぁっ! あうぅっ!」

 

 揺さぶって体力を消耗させる、その攻守すら逆転し、ついにロットは雄叫びと共に、フィオリネを抱き上げた。

 子供を抱っこするみたいに体を持ち上げると、ロットはそのまま下着越しに勃起したチンポをフィオリネの股の間に挟み込む。

 足をばたつかせ暴れていたフィオリネも、その存在感のある熱気に気付き、腰を上げて避けようとするが、ゆさっゆさっ、と揺さぶられると下着越しにチンポとマンコが何度も触れ合う。

 

(まさか、このままやる気!? ムードも何もあったものじゃない!)

 

 互いにまだ下着をつけているため、このままとは行かない。だが勃起チンポの逞しさは既にありありと示され、フィオリネは確かな危機感を募らせる。見るだけとは違う、触れて分かったことだ。

 

(もしも、挿れられたら……。性欲の増強に加えて、夫並の大きさ、最近忘れていた女の部分を刺激されて……挿れられただけでイク。そうなったら、本当に……)

 

 夫への愛を貫きたい気持ちは確かにある。だが優秀な指揮官でもあるフィオリネは冷静に状況を分析できる。

 挿入された時点で我慢などできない。今の昂った肉体は、一度でも若い性欲の暴走に巻き込まれれば、自分でも抑えが効かなくなる。その勢いになすすべもなく、絶頂し、前も後ろもわからないまま、妊娠を覚悟するほど中出しされるだろう。

 それなら挿入させなければいい。

 だが既に誤算が生じた。

 

 ビンッビンッビンッ……!

 と、チンポがまっすぐに勃起し、パンツを限界まで引き伸ばしたまま――

 ピィーンッ! スパァン!

 その凄まじい勃起力で天を貫く。パンツが元に戻るまでの速度で、だ。

 

 ロットのチンポは勃起が極限にまで達し、ついにはひとりでに下着から出てきたのだ。

 

(そんなっ! パンツを押し上げて出てきたのっ!? こんなの、バルゴンのより大きすぎるわよぉ……!)

 

 自分の股の間のロットのチンポは、もはやフィオリネの知っているものではない。何度も交わった夫のそれが慣れ親しんだ子供の玩具あるならば、カリ高も、サイズも、浮き出た血管の脈動も、フィオリネすら見るのに躊躇う刺激的な大人の玩具。このチンポを見て、自分が食べられちゃう、なんて考えてしまうほどに恐ろしい。

 それが素股するように挟まれた太腿の間で、ドクンドクンと一匹の獣のように拍動する。

 

(こ、これぇ……どれだけ我慢汁出してるのよぉっ! もう、びちゃびちゃよぉ……)

 

 ロットの興奮の証が、フィオリネの太腿に、マンコがすぐそばの下着に、塗りたくられる。

 何度も何度も、自力でパンツから抜け出るスーパーチンポの勃起力で、柔らかなパンティー越しにマンコを叩き続ける。

 

「んっ♡ くぅっ♡ くだらない真似は、あんっ♡ やめなさいっ」

「やめないっ! 絶対にセックスする! 結婚するっ!」

「あなたはっ、自分の魔法で暴走してるだけよっ! んっ♡ 馬鹿な真似は……」

「俺が暴走してるかどうか、ここで何度も抱いた後にじっくりベッドで教えてあげますよっ!」

「ふっ、くぅぅっ! 聞く耳、持たないのねっ!」

 

 どれだけフィオリネが仰け反ろうと、ロットに体を預けるようにしても、長大な勃起チンポからは逃れられない。何度もオマンコを叩いて刺激を与えてくる。

 我慢汁を塗られているといっても、その秘部への刺激に加えて、揺さぶられるたびにおっぱいから母乳が出ているのを見ての通り、若い男に抱き締められ続けている状況も相まって、フィオリネも充分に濡れていた。

 元騎士団長で、夫に操を捧げる貞淑な妻の姿はどこへやら。フィオリネ自身、セックスに抗い切れない一人の裸のメスであるという自覚が芽生えている。

 それでも、彼女は真に強く、そんな状態では流されない。

 仰け反ってもジリ貧である以上、フィオリネは逆に、前に倒れようとした。

 持ち上げられる前の、抱き締められただけの状態だ。低い中腰の姿勢は振り回されても持ち上げられても踏ん張れて耐えていたし、あの姿勢ならばロットのチンポは姿勢が高くて届かない。

 前に、足を踏ん張らせるというのはロットと真正面からの力比べになる。先程までと違い左右に揺さぶらず、ロットの動きが持ち上げる一辺倒になっているのは、フィオリネには追い風だ。

 力と力の純粋な勝負、性欲の膨らむフィオリネであっても、まだ負けてはいない。

 フィオリネが前方向へと姿勢を変えると、徐々に前傾姿勢にと傾いていき、体がゆっくりと地面に近づく。

 足さえつけば、きっとなんとかなる。

 そう考えていても、この方法には大きな障害があった。

 勃起チンポだ。

 一方的にチンポにぶたれまくっていたマンコから、ぐいぐいと押し付けるように近づいてくるのだ。刺激は減ったが、その存在感、それに自ら押し付けるという状況に、フィオリネも気付いてはいた。

 

「フィオリネさん、自分からっ! フーッフーッ! す、好きだっ! セックスしてくれる気に……」

「う、うるさいっ! 誰があんたなんかとっ!」

 

 フィオリネの体が前に傾く。

 そのたび、オマンコを叩く勃起チンポの往復は短くなる。ぺちんぺちんと我慢汁を振り乱しながら、何度も何度もオマンコに刺激が走る。

 

(ふんっぐぅ~! 耐えろ、耐えろ私! こんな、んひィッ♡ んっぎぃ~!)

 

 跳ねチンポの衝撃を騎士団長の矜持で耐えきり、なんとかつま先が地面に触れる。

 既に唇の端から零れた唾液が、紅潮しきって震える頬が、その激闘を思わせる。

 後は、少し体をずらせば地面に足が着く。

 もう少し、もう少しだけ……。

 だが、敗北とは勝利の目前で起こるもの。

 

 ずっとフィオリネのパンツに密着していた勃起チンポが、沈む。

 

「ひっ!?」

「こ、ここっ! ここがフィオリネさんの……!!」

 

 ずぷっ……♡

 下着を押し込むようにして、ロットの肉棒が徐々に押し込む――

 ――敗北とは勝利の目前で起こるもの――

 

 フィオリネが思いきり、爪先の力だけで跳ね飛ぶと、勢い余ってロットを後ろに押し倒した!

 

「んなぁっ……」

 

 フィオリネと、抱き抱えていたロットの体まで宙に浮き……

 仰向けに倒れたロットの顔面に、フィオリネのデカケツがのしかかっていた。

 

「ふっ、うぅ……。って、……大丈夫?」

 

 木刀などで実践をすることはあるが、思いきりヒップドロップをして顔を圧し潰すなどやったことがない。もし死んでいたら、それは自業自得だが、流石に寝覚めが悪い。

 その心配はすぐに杞憂となる。

 

 じゅぞぞぞぞぞぞっ!!

「はぁん……っ♡ ちょっとぉ!」

 

 下着越し、顔面騎乗でロットはクンニをし始めたのだ。激しく舌を突き入れ、愛液を全て吸い取る勢いで。

 フィオリネは体を起こそうとしたが、ロットは太腿を掴んで離さない。腰を上げようにも抑えつけられてしまっているのだ。

 

「くひぃンっ♡ な、舐めるなぁっ♡ すするなぁっ♡ あ、おぉんっ♡」

(だめっ♡ 愛液どんどん溢れてるぅ♡ 逃げなきゃダメなのに、腰押し付けちゃうわよぉっ!)

 

 愛撫というダイレクトな快楽を与えられ、フィオリネの心がついに揺らぐ。

 とはいえ太腿を掴まれて立ち上がれないのも事実だ。体を揺さぶっても、ロットは顔を動かして、ますます下着に顔を埋めて決してクンニを止めない。

 

「いぐっ♡、このままだとイっちゃうぅん♡」

 

 もし絶頂すれば、僅かに勝っている腕力さえも、ロットが上回るだろう。絶頂疲労の先にあるのは、なすすべない快楽地獄。

 その予感の前に、フィオリネの目にはロットのチンポが映った。

 目には目を、歯には歯を。

 快楽には快楽を。

 クンニには。

 

「うふっ、うふふっ。んふぅっ♡ 気持ちよくしてくれたのなら、たっぷりお礼してあげないとねぇ♡」

 

 クンニ快楽の続く中、太腿を抑えつけるためにフェラとは言わないが、いまだに剣を握ることもある女性にしては少し硬い指が、手慣れた様子で勃起チンポに巻き付いた。

 瞬間、ロットの体が大きく震えて、クンニが止まる。

 

「妊娠して孕ませるなんて言っていたけど、私とセックスする頃に精子は残っているかしら?」

 

 そしてフィオリネは、片手に収まるわけもない剛直デカチンポを、高速でシゴき始めた。

 性剛のバルゴンを唸らせる、人妻の熟練の技術。

 負けじと一瞬、ロットのクンニが再開するが、それもすぐに止まる。

 手コキで黙らせた。

 フィオリネの挑発に乗ったロットは、射精しまいと耐える方に集中したのだ。

 

「我慢できると思っているの? 泣かせてあげる!」

 

 シコシコシコシコシコシコッ♡!!

 ぴゅっ! びゅ! びゅ!

「はあい、ぴゅっぴゅっぴゅ~♡ 可愛いものね♡ あんな強気でこんな薄い精液……」

 

 勢いよく手にかかった液は、白濁というよりも透明に近い。バルゴンの精液たるやゼリー状に固まったものであったくらいだ。

 この程度で、フィオリネが満足など――と思ったところで、ようやくフィオリネは気付いた。

 精液ではない。チンポの脈動はなおも射精寸前で激しく、今にも続きが出そうなのだ。

 今のは精液ではない。ただの先走り、我慢汁、カウパーだ。

 

「うっ、嘘っ、うそうそっ……」

(あ、あんなおちんちんから勢いよく……本当に精液だったら、いったいどんな……!)

 

 フィオリネが呆然としている中、ようやくロットが動いた。

 この姿勢ではむしろ不利。そう分かったのなら抜け出さない理由がない。

 

「え……、きゃっ!」

 

 顔と腰の力で立ち上がったロットは、フィオリネのパンツを噛み占めていた。そのままフィオリネから下着を脱がすと、愛液をじゅぅぅ~っと啜り、その場に落とした。

 

「くっ、人の下着を、そんな風に……!」

 

 倒されたフィオリネは胸とアソコを隠しながら、座った姿勢で離れようとするが、このリングの外へは逃げ出せない。

 

「ふぃ、フィオリネさんっ! もう、もう!!」

 

 ロットが、おぼつかない足取りでフィオリネの方へと歩く。

 クンニで腰が抜けて立てないフィオリネを追うのは、もう射精寸前で激しく動けないロット。

 いずれ追いつかれる。あの精液を子宮に注ぎ込まれたら、もう抵抗できなくなる――。

 目前に、ロットが立つ。

 目の前に、その勃起チンポがそびえる。

 ――その行動は本能だった。

 

 フィオリネは髪をかき、チンポにキスをして、思いきりその爆乳で挟み込んだ。

 

「あっ……ああぁぁあああああああああああああああっ♡!!」

 どぶぅっ!!どびゅるるるるるっ! どぐんどぐんどぐんどぐんどぐんっ……!!

 

 哀れロット、確実に孕ませる段階で、自ら屈服した人妻の爆乳奉仕に耐えられず。

 

「はあぁぁぁぁっ! しゅごいっ♡しゅごいわぁっ♡ おっぱい爆発しちゃうわよォ~♡!」

 

 凄まじい精液はフィオリネのおっぱいの谷間から溢れ出し、爆乳を白く染めていく。

 

「んんんっ♡ 残念だったわね♡ んっ♡ 特別に、今やめたらさっきまでの無礼は不問に……」

 

 うっとりとザーメンを舐めているフィオリネは余裕たっぷりにしていたが。

 ロットは、フィオリネの脇の下に手を通し、彼女の体を持ち上げた。

 

「きゃああっ! 何をっ……これ以上したら本当に……んむっ!?」

 

 そのまま、激しく抱き締め唇を重ねる。

 全裸の男女が互いに、立ってまぐわうように体を密着させる。

 

「んひゅぅぅぅ~♡ ん、ちゅ、ちゅぅ~♡」

 

 逃げる。抵抗する。それもできずに、もうフィオリネはキスを甘受していた。

 押せ押せのロットのせいで、もう背中はリングロープに押し付けられ、なおもキスされて喉にまで舌が届く勢いだ。

 何より、こうしていると腹部に当たった、ロットのチンポが先ほどまでの力を蓄えているのが感じられる。

 これだけの射精をしてなお、まだ射精が続くというのだ。

 

(あんな量バルゴンだって出したことないのに、まだヤレるなんてぇ……♡ 若い子凄すぎよぉ……♡)

 

 ついに、フィオリネはロットの背中に手を回し、片手でロットのチンポを優しく扱き始めた。

 

「っ、フィオリネさ……んっ♡」

「らぁめ、キス続けて? んっ♡」

 

 リング結界の効力も最高潮、既に二人は、セックスすることに抵抗のない状態だ。

 舌を絡め、肉体を絡め、ロットのチンポがフィオリネの肉食手コキでみるみる力を貯めていく。

 そして、もう先ほどのように勃起して、フィオリネが手を離すと同時にキスも終わり、互いに見つめあった。

 

「……俺がフィオリネを幸せにする」

「ん……♡ そ、それは……、や、やっぱり駄目よ……♡」

「なんで!」

 

 フィオリネは首を縦に振らない。

 セックスも問題ない、ロットのチンポだって欲しくてたまらない。

 けれど。

 

「こ、こんなおばさんと結婚なんて……娘の方が若いし将来も……」

「関係ないです! 俺がフィオリネが好きなんだから!」

「もう35歳なのよぉ!? 子供だって、できるかどうか……」

「俺の精子がそんな弱そうに見えますか!? 俺のチンポの凄さはわかったでしょう!?」

「でも、でも、ダメよ! マナになんて説明すれば……」

「先輩は……」

 

 困ったら名前を出してもいい、とマナは一応事前に釈明していたが。

 

「俺が土下座でも何でもします! 先輩の分もフィオリネの分も何倍も働きます!!」

「でもっ、でもぉっ! バルゴンが、あの人が……」

「お墓参りでもなんでもします! その人は、フィオリネの幸せを望まないんですか!? そんな人だったんですか!?」

 

 フィオリネは思い出す。

 今は亡き夫ならどう思うだろうか。

 きっと全然気にしないだろう。

『クソ生意気なガキだ。俺たちもこんな男のガキを作りたかったがぁ……そんなんがお前を守ってくれるってんならいいじゃねえか!』

 

「でも……」

「挿れますよ」

「えっ……」

 

 有無を言わさず。

 散々暴れたロットの凶悪マラがフィオリネの膣内に入り込んだ。

 

「ひゅオッ!? なんでえぇぇ……♡」

 

 互いに抱き合いながらの立位、フィオリネの体が少し持ち上がる姿勢で子宮にぐりっ♡ と亀頭が押し付けられる。

 夫が死んで以来、誰の侵入も許さなかったフィオリネのメスの部分に、無遠慮なかつての主人以上のオスが、甘いキスを繰り広げる。

 蕩けた疑問の表情でフィオリネはロットに媚びるような視線を送る。

 

「旦那さんとの馴れ初めは知ってますから。もう、問答はいらないと思って」

「ふぉぉ……♡ で、でも、こんなのぉ……♡」

 

 とっくに折れた心に、追いうちをかける最高のチンポ。

 子宮は完全に受精を求めて降りて、子宮口は開いてザーメンは今か今かと待ちわびる。

 快楽から逃れるように、フィオリネの両腕はロットの背中に回して強く、強く抱き締めている。この逢瀬の相手が夫そのものであると言わんばかりに。

 そして、ロットを見つめる顔は、既に無意識にキスをせがむように何度も口をすぼめていた。

 

「フィオリネが悩むこと全部、俺が解決する」

「ほぉおっ♡ そ、そんなこと言ってぇ……♡ 簡単なことじゃ」

「俺が騎士団長になって、全部約束します」

「うぅぅぅんっ♡ も、もう♡ からかわないでっ♡」

 

 まるで夢みたいな話だと、素面で言われれば馬鹿にするくらいなのに。

 フィオリネは既にロットに惚れ込んで、極太デカマラに穿たれて子宮を愛されてメロメロになっている。

 一つ一つの真摯な表情が、その夢を、本気だと、思わせる。

 これほど頼もしい男に抱かれている自分が、幸せでたまらないと。

 フィオリネはこれでもかというほど体を押し付けてロットに媚びまくる。ロットの厚い胸板いっぱいにフィオリネの爆乳が柔らかく潰れ、たまらず首筋に何度も口づけをして、舐めて愛撫をする。

 口だけは反論しているが、体はもう堕ち切って、いまだ挿入しただけで動いていないロットに不満すらあるのだ。

 

「はぁ……ん、ちゅっ♡ あむ……れろぉ……♡ 騎士団長なんて、んふっ♡ 簡単じゃない、のよ♡ 一人でなるなんて、ん~ちゅぅ♡ できる、ことじゃ♡」

「じゃあ、その方法はじっくり教えてください」

「それは……」

 

 騎士団長を経験していたから。なのに目の前のオスから頼まれるのがあまりに嬉しくてぱぁっと表情を明るくする。

 ようやく、ロットはフィオリネの腰を掴むとそのまま抱き上げた。

 

「あっ♡ あっあっ、ああぁぁぁぁぁぁっ♡」

 

 駅弁の体位で、一度フィオリネの体をロープにもたれさせ――反動で、強く抱き締める。

 軽々と抱き上げた体で、間近に迫るロットの顔は、この時を待っていたのだ。

 フィオリネの下品な愛撫に、オマンコの中でしっかりと熟成され、フィオリネの体にチンポを慣れさせることを。

 この巨大チンポを思いきり動かしても問題ない時が来るのを。

 

 ドヂュンッ!!

 

「ほゴぉっ♡!? い、ッグぅぅぅぅううううううううううっ♡!!」

 

 たった一突き、ロットのわからせピストンで、完全にフィオリネはわからされた。

 ロットの体にアクメ潮を噴きまくり、舌を出して絶叫しながら、足を絡めて決して離れまいとしがみつく。

 

「今度こそ中に出す! 孕ませて俺の嫁になれ、フィオリネェ!!」

 

「ひぃぃぃぃぃぃぃっ♡ イグっ♡! 嫁になるぅぅうううううううううっ♡!!」

 ドヂュンッ!! パンパンパンパンパンパンパンパンッ!!

 ぶしゃぁああああっ!! ぷしゅっぷしゅっ!! 

 

 激しいピストンに合わせて、何度もイキ潮を噴く音が、フィオリネの歓喜の叫びが、肉と肉がぶつかり弾ける音が響く。

 

(イイところ当たりまくりよぉぉっ♡ 気持ちよすぎてイクの止まんないっ♡ こんなの、初めてよぉぉっ♡!!)

「キスしてぇっ♡ ロットぉキスしてぇっ♡」

「っ! フィオリネっ! キスしながら射精するから絶対孕めよっ!!」 

「んおおォぉぉぉっ♡ 孕むっ♡ こんなの絶対に孕むわよぉっ♡」

 

 口と口を、互いに貪るようなキス。腰と腰もぴったり密着させてもはや一つの生物のようですらあった。

 やっと、何も気にせずに交尾ができる。

 二人の、そんな気持ちが一致したからだろう。

 

 どっびゅぅぅうううっ!! びゅるびゅるびゅるびゅるびゅるびゅるぅぅぅっ!!

 

「んぐっ、あっはぁぁぁぁぁあああああっ♡ ンお゛っ……んふぅ~♡ 射精、なが……♡」

 

 腰を掴まれたフィオリネは、ロットの首に手を回してしがみついているが、ドクドクと子宮に精液が注ぎ込まれる感覚に頬が緩む。

 

「あ゛ぁ゛ぁ゛ぁぁ~♡ これ以上……うわ、はい、らない……♡」

 

 いまだ結合しているのに、ごぽ、と精液が逆流して僅か零れる。

 

「もう、ちゃんと、オチンチンで蓋しなさい……♡」

「フゥーッ、フゥーッ、わか、った」

 

 ゆっくりとフィオリネを下ろし、お尻を掴んで持ち上げる。

 まんぐり返しの姿勢で、フィオリネにもよく見えるように、ロットの肉棒が再びフィオリネの膣奥に、真上から突き落とされた。

 ズンッ!! 

 

「コほっ♡! これっ、子宮に響くっ♡ 強いぃっ♡」

「フィオリネっ、もう、最後だっ……、俺の精液で……孕めぇぇぇ!! くぉおおおおおおおおおおっ!!」

 

 びゅるっびゅるっびゅるっびゅるっ!!

 ズチュンッズチュンッズチュンッズチュンッ!!

「かハッ♡ ピストンしながら、射精してっ♡ これパワー凄くてっ♡ オマンコ、壊されるっ♡」

 

 最後のトドメ、と言わんばかりに精液を出しつくしたロットは、真上から串刺しピストンで子宮を貫く。

 

「んへぇぇぇっ……♡ しあ、わしぇ~……♡」

 

 フィオリネは、だらしないアヘ顔でそんな風に意識を失うのであった。

 

――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

 数分後、フィオリネの寝室。

 ほとんど帰ることもできなかった私室であるが、使用人が掃除など手入れを欠かさないためにホテルの一室のように豪奢なものだ。

 騎士らしく鎧など装飾があるが――今重要なのは、数年、男がいなかったベッドに今ロットがいること。

 そして、その傍には裸のフィオリネもいた。

 

「本気、なんだな。ロット」

「勿論です。触ってみてください、俺のチンポ。さっきまでフィオリネの中に入って……」 

 

 結界から出て少し冷静さは取り戻したものの、子宮はロットの精子が元気に泳ぎ回っている。目の前の若い男を見る目も、恋慕と愛欲に塗れたものに近い。

 それでも、だからこそ。

 

「き、騎士は、大変だぞ。政敵を作ることになるし、派閥や、厳正な判断が必要で」

「そういうのは教えてください」

「それは、もちろん、私の夫となればかつて私が懇意にしていた者は……いや、そもそも、そんなことを考えなくてもいいんだ。私と結婚などしなければ」

「結婚すれば、逆にその派閥とやらに組み込まれるってことですよね。だったら、騎士団長目指しましょう。それがスムーズだ」

 

 騎士団長にならねば結婚できない、というほどではないが、フィオリネという存在を手中にするにはそれだけの覚悟が必要だ。

 それをロットは平然と言う。今は、フィオリネにとっては不安の方が大きい。

 

「き、君、それは夢見がちな……」

 

 なんて話していると、扉を開けて闖入者。

 マナ・パルメル。フィオリネの娘でロットの先輩。

 

「ベッドに二人とは只事ではないですね、母上。その男に、無理矢理襲われたのでしょうか?」

 

 言いながら、マナは剣に手をかける。

 ノックをしろ、だとか言う状態すら過ぎ去った。元騎士団長である女を手籠めにした騎士などいれば、処刑は免れないだろう。

 この場を丸く収めるには、フィオリネが言える言葉は一つしかない。

 

「はっ、早まるな、マナ。彼は……実は、ロットとは懇意にしてもらっている。正式な私の恋人で、は、伴侶になる心づもりだ」

 

 騎士たるもの不貞行為が多数あってはいけない。一夫多妻制、その逆もあるが、とりあえず婚姻関係にある相手ならば何も問題はない。そういうことにしておこうという流れ。

 無論、こうなるだろう、とマナが予想してあえてやってきたのである。

 

「ロット、上手くやったな。では私はこれにて失礼する。使用人たちもいくらか気付いていたが私から説明しておく! いやあ、やっと新しいお義父様ができるとはめでたい、めでたいなぁ!」

 

 マナから何の追及もないことにフィオリネは肩透かしをくらい、ようやく自分がハメられたと気付いた。

 

「……ロット、君は」

「いいじゃないですか。もう過ぎたことです」

「いいや、ただでは帰さん♡」

 

 フィオリネの腰はまだ抜けているが、腕の力だけでロットを押し倒し、布団の中に引きずり込む。

 こうして二人は仲睦まじく暮らしたとか。


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