湊友希那は今井リサの自室に入るなり彼女に抱き着いた。
「友希那っ……」
目指すところはリサの口のようだった。友希那は素早くリサの背に腕を回すと、顔面を接近させてリサの唇を食んだ。リサの抵抗は無かった。リサは友希那の、性欲によって暴走している情緒そのものを完全に受け入れていた。それはリサ自身が、付き合い始めてから判明した友希那の性豪たる激しい具合を肯定している証拠だった。このまま友希那に主導権を明け渡し、自分の全てをしゃぶり尽くしてほしいと懇願していた。
そんなリサの被虐的な欲求を察しているかのように、友希那は途切れ途切れに呼吸しながらリサの唇を味わった。強引であったが乱暴ではない口遣いだった。そこでリサが腕を動かし、友希那の背に絡めた。二人は自室入り口付近でまぐわった。そこに一ミリに隙間も無く、当然他人が介入する余地など皆無だった。
友希那がリサの口に舌を進めた。リサはそれを甘んじて受け止めた。ゆったりと友希那の舌に自分の舌を絡めた。もう何度も味わった友希那の肉厚な舌はやはり美味だった。この舌によって数多の音楽を奏で、多くの人々を魅了してきたのだと考えるとより深く友希那のことを愛することができた。
「……友希那っ、ベッド、いこ?」
口と口が離れた途端にリサが囁いた。互いの唾液の糸が引く口で喋った。
友希那は声で答えることはぜず、しかし代わりに強く頷くとリサを抱きしめたままベッドに向かった。
リサはやはりされるがままだった。友希那のか弱い腕力によってふかふかのマットレスの上に押し倒されていた。眼前に友希那の顔があった。その頬は赤みを帯びており、目と目が合うと二人は微笑んだ。目の前の友希那が何よりも愛おしく、こんな甘い時間がいつまでも続けば良いと思った。
友希那がリサの服に素手を入れた。夏という季節のため、今日のリサは薄着だった。シャツに無遠慮に腕を突っ込んだ友希那はそのまま下着の上からリサの乳房を揉んだ。その瞬間リサは身震いした。愛する者の手が乳房に触れていることによる衝撃は凄まじかった。友希那の素手はそのまま、リサの乳房の形を確かめるように執拗に蠢いた。五指が自由自在に躍動すると、リサは身体をよじらせて喘いだ。しかし友希那の乳搾りは止まらなかった。
「ゆ、友希那っ……、激しいよ……」
リサが甘い声を出すと友希那はすぐにその手を止めた。
「ご、ごめんなさい……。久しぶりだったから、つい……」
友希那の言い訳は真実だった。大学生になったばかりの二人は、大学という新しい環境に慣れるために右往左往し、そのせいで最近はろくにデートもできていなかった。性欲的なことを言うのなら、溜まっていたのはリサも同じで、しかしだからと言ってがっつく友希那に、若干の恐怖を感じたのもまた事実だった。
「落ち着いて、友希那。私は逃げないからさ」
リサはまさに獣のような眼光の友希那をなだめるように微笑んだ。
「え、ええ」
それでも再開された友希那の乳搾りは大胆だった。限界まで広がった五指で乳房全体を鷲掴みにし、そのまま深く、強く揉んでいた。やがて友希那はたまらなくなったのか、自分からリサのシャツをはだけさせた。
「綺麗、ね」
リサの今日の下着の色は花柄の桃色だった。もちろんこれは友希那に見せるために選んだもので、リサの歴代の下着の中でもお気に入りの部類だった。
「リサ、今日は私が――」
ガチャリ、という金属的な音で、二人は一気に冷静になった。そこまで室内に繁栄していた二人だけの甘い世界が急速に崩壊していき、現実の冷たい雰囲気が瞬く間に二人を包んでその存在感を厳しく放っていた。
二人はゆっくりと扉の方を見た。至高の瞬間を邪魔されたためリサは頭に血が巡っていた。その邪魔の対象が何であれ、理不尽に阻害されたことに対する純粋な怒りが全身をわなわなと震わせていた。
閉じられていたはずの扉は開かれ、そこに一人の男が立っていた。
「だ、誰っ……?」
リサは上半身だけを起こして男を注視した。
男は全裸だった。当然のように布一枚身に着けておらず、右手にはスマートフォンを持っていた。腕も足も腹も肥えており、体毛がもっさりと生え盛っていた。
身長が低いため、樽のような印象を受けた。
男はリサと友希那を見つめてにたりと笑っていた。歯列は黄ばんでいた。
(なっ……、誰なの、この人……)
リサは男を見て身体が動かなくなるのを感じた。全身の筋肉が硬直し、脳からの命令を一切受け付けていなかった。というよりは脳そのものが思考能力を喪失し、リサの人間のとしての全ての能力が喪失したような感覚だった。それは明らかに眼前の男の影響だった。立っているだけだというのに強烈な刺激を感じた。刺激はリサの脳に直接侵入し、そのまま脳細胞の機能を妨げていた。圧倒的な存在感だった。この男は生物として、間違い無くリサや友希那よりも勝っているようだった。
そんな男は数秒静止した後に室内に入った。
「へへっ、リサゆきみーっけ!」
男は叫ぶと右手のスマートフォンを前に突き出した。白色の画面がリサと友希那の前に現れた。
画面を注視したリサは、全ての思考が停滞していきやがて脳が無へと還っていくのを感じた。
男の股間の陰茎はすでに巨大化しており、その赤黒い先端はピンと上を向いていた。時おりびくびくと竿全体が震えており、それを目の当たりにした友希那は男の男根がまるで別の生物のようだと思った。
全裸の三人はベッドの上に居た。
大の字で寝転ぶ男の股間の位置に、友希那とリサが顔を埋めていた。猛る陰茎から放たれる異臭は、それを嗅いだ二人の脳をくらつかせるほどの激臭だった。しかし友希那はなぜかこの臭いを嗅ぐのを止められなかった。全身の細胞がこの臭いを求めていた。それは隣のリサも同様のようだった。二人は鼻で呼吸を続け、少しでもこの男の臭いを取り込んで脳に刻もうと必死になっていた。
「ははは、二人ともがっつき過ぎだよ」
男がにやけながら豪快に笑った。
「だ、だって、ご主人様の臭いがっ、凄すぎるからっ……」
隣のリサが鼻先を陰茎の根元に擦り付けながら呟いた。完全に男の陰茎の臭いの中毒になっているようだった。しかしその意見には友希那も完全に同意だった。自分たちのご主人様であるこの男から発せられる臭いは、自分たちにとってかけがえのないものであり、いつまでも嗅いでいたい極上のものだった。脳に取り込むと途端に発火したような衝撃が全身を駆け巡り、股間の辺りがじんわりと湿っていくのを感じていた。
「そうかい? でも臭い嗅いでるだけじゃあ、僕は気持ち良くならないよ。ね、わかってるよね?」
「も、もちろんっ……、だよね、友希那?」
リサの視線に友希那は無言で頷いた。この男の性奴隷である自分たちの役目はわかっているつもりだった。そのため友希那はまず陰茎の先端に接吻をした。これから始まる奉仕の最初の行為だった。友希那は竿の部分とは違い牡丹色で、丸々と肥えた弾頭に長い口づけをした。唇を離すと亀頭と自分の口の間に唾液の糸が引いていた。
「いいね、友希那ちゃん。もっとやって!」
「わかったわ」
友希那は冷静に答えると連続で亀頭に接吻をした。一回一回唇を当てるとその度に陰茎はびくんと跳ねた。接吻がよほど心地良いらしく、それを察した友希那はより強く、唇の形や感触を押し付けるように接吻した。
「ふぅっ……、良いぞっ。レズのチンキス、キくうっ……」
(そんなに気持ち良いのかしら、こんなのが)
友希那は男の目を見つめながら亀頭に接吻をし続けた。唇が震えるだけで陰茎は震えていた。脳裡にあるのは隣のリサとの結婚式だった。愛を誓い合った二人で発生する情熱的で儀式的な接吻が過っていた。しかし自分が今しているこれも、ある意味では誓いの接吻だった。自分が性奴隷として男に忠誠を示し、絶対服従を真剣に執行するための始まりの行為だった。こんなにも熱烈な接吻はリサとしたかったが、すでに奴隷として覚醒している自分にはもうどうすることもできず、ひたすら男の亀頭に唇を当てていた。
「ね、友希那ちゃん。今、きったいな男のちんちんにキスしているわけだけど、気持ちはどう? リサちゃんとのキスと、どっちが気持ち良い?」
「それは……」友希那は男の陰茎から顔を上げた。「最悪よ。それに、これとリサとのキスとじゃ、比べるまでも無いわ。こんな汚らしいものに口づけなんて、どうかしてるわ」友希那は棘のある声質で呟くと陰茎に唇を押し付けた。強く密着させると竿が跳ねた。
女同士の恋愛に目覚めていた友希那にとって、男性の性器など汚物以外の何でもなかったが、やはりご主人様である男の命令は絶対であり、逆らうことなどありえなかったため、奴隷に徹して接吻を続けた。
「そっかそっか。やっぱり催眠で奴隷にしたこと、怒ってる?」
「当たり前じゃない。せっかくリサと久しぶりにいちゃいちゃできるって思ったのに、勝手に乱入してきて……。心底憎たらしいわ」
友希那は本気で殺意の類を抱いている強い眼力で男を睨みながら、亀頭の先に唇を押し付けた。すると陰茎はびくっ、と大きく蠢いた。
「怖いねぇ……、でもそう言うわりには、しっかりチンキスしてくれてるけど」
「私たちは二人そろってあなたのオナホなのよ? あなたの汚いおちんぽに媚びるのは当然じゃない。そうよね、リサ?」
「う、うん。でも友希那っ、さっきからチンキス激しすぎだよー? ちょっとはご主人様のこと、考えなよー」
「いいえ。この人にはこれぐらいがちょうど良いのよ。それに、これは私たちレズカップルを催眠で強引にオナホにした罰でもあるのよ……」
「そ、そういうものなのかな……?」
「そうよ。だからリサ、あなたも見てるだけじゃなくて、ご主人様のおちんぽにキスしなさい」
「わ、わかったよ……」
リサは呟くと陰茎に顔を近づけた。少し躊躇していたがすぐに唇を竿の右側に触れさせた。それを見た友希那も同様に竿の左側に唇を押し付けた。その途端陰茎は大きく跳ねた。
竿はぶよついており、同時に熱が籠っていて不快な感触だったが、奴隷である自分たちに拒否権など無かった。
二人はそれぞれ唇の肉厚な感触を竿に流し、そのまま水けのある弾けた音を出しながら竿から離れた。二人の唇の感触を受けた陰茎は快感に震えていた。また、二人のうち友希那の方には何も無かったが、リサの方にはリップの跡が付いていた。
「おおっ。これっ、思ったよりキくなっ……」
男のうわごとをよそに、二人は再びそれぞれ竿に唇を接触させた。二人が唇を接触させる度に陰茎は大きく動いた。連続する快感に悶えているようだった。
「リサゆきのレズチンキス、最高っ……!」
「ふふふ。私たち二人からのチン媚びを受けられるなんて、あなた運が良いわね……」
友希那がにやりと微笑んだ。そして再び亀頭に口で触れた。それに返答するかのように竿は跳ね上がった。
「そうだよー、ご主人様っ! こんな極楽のことなんて、中々無いんだからねー」
リサも同様に亀頭に触れた。こちらも同様に、まるで返事をするかのように竿が大きく震えた。
左右から同時に亀頭を刺激した二人は、そのまま舌を出して亀頭を舐め始めた。男の竿にさらなる『媚び』をするには直接舐めるのが一番だと思っていた。二人の舐め方は丸っこい亀頭に舌のぬるついた感触を刻印するような激しいものだった。友希那は水を飲む猫のように高速で舌を動かした。それを見たリサも真似た。唾液を擦り付けるような素早い舌の蠢きだった。
「ああっ! 駄目だっ! もうイっちまううっ!」
男が腰をびくつかせながら叫んだ。すると友希那とリサの二人がそれぞれ男の乳首に指を伸ばし、素早く摩った。男の三つの急所を同時に攻めることで最大級の快感を与えていた。二人はそのまま男の緩んだ顔を見つめながら左右から舌を動かして陰茎を刺激した。
次の瞬間陰茎の先端から精液が炸裂した。その白濁は二人の顔面に飛び散り、べっとりと絡みついた。唐突に現れた男の熱量を顔面の肌で感じた友希那は、一瞬で股間の辺りがじっとりと敏感になっていくのを感じた。
「すっごい……。男の人って、こんなにたくさん出るんだね……」
リサが驚愕の顔で頬に絡みついた精液を拭い、その指を口に運んだ。先ほどまで友希那の唇が覆っていたリサの口に男の汚液が触れていた。友希那のだけのものだったはずのリサの至高の口に名前も知らない男の体液が付着しているという事実は、腹の底からこみ上げてくる最悪の灼熱の憎悪として友希那を内側から焼いていたが、すでに催眠で自分たちのご主人様になっているため逆らうことなどできなかった。そのため友希那もリサ同様に頬の精液を指で拭った。もはやリサへの想いなど二の次で、今一番大切なのはご主人様に奉仕することだけだった。
指先にねっとりと絡みつく白濁の粘液は見るからに不潔でおぞましかった。しかし友希那はその液体が付着した指を躊躇することなく口に入れた。ご主人様である男の体液をすぐに口に含み、神聖な乙女の身体に取り込むのは性奴隷として常識だった。
「友希那ちゃん、僕の精液、美味しい?」
「そんなわけないでしょう。もうどうしようもなく不味いわよ」
口に広がるのは想像通りの不味い風味だった。それは舌に染み込んで離れなかった。
「でも嫌な顔せずに舐めてくれるんだね……」
「当然よ。私たちはあなたの奴隷、オナホなんだからあなたが喜ぶことを全力でするのよ」友希那は少しも崩れていない冷静な顔つきで宣言すると、男の陰茎を握った。一度射精したというのに竿は少しも萎れていなかった。「ほら、私たちとセックスするんでしょう? この太いおちんぽで私たちの新鮮なおまんこ、身勝手に突いて中出しするんでしょう?」友希那は陰茎をゆっくりとしごいた。飛び出した精液やカウパー汁、そして二人の唾液が全体に絡みついたためぬちゃぬちゃと音が鳴っていた。
「ははは。流石、友希那ちゃんには全部お見通しってか」
にやける男の顔を見つめながら友希那はゆったりと微笑んだ。
素手の中で、陰茎が大きく跳ねた。
リサと友希那の二人のうち、最初にどちらがセックスするかはじゃんけんで決定した。
リサがグーで、友希那がパーだった。
「残念ね。一回目は私が独り占めしたかったのに……」
自分の素手を見つめながら友希那は本当に落ち込んでいるように呟いた。
「えー、友希那、意外と独占欲あるんだねー!」
「ち、違うわよっ……」友希那は一気に頬を高揚させてリサから目を離した。「ほ、ほらっ、最初だとまだご主人様の性欲が有り余ってるから、リサだと負担になるかもって思って……」
「そうなの? でもアタシ、大丈夫だよ。ちゃんとご主人様の全部、受け止めるからさっ!」
リサは隣の友希那に笑顔を見せながら腰を一気に下ろした。先ほどと変わらずベッドの上で大の字に寝転んでいる男の、股間の位置に跨っているリサの膣口に陰茎の先端が触れた。その瞬間亀頭から流れる熱が身体に触れて駆け巡り、リサは短く喘いだ。驚いていた。性器同士が触れているだけだというにもかかわらず、すでにとてつもない快感が流れていた。友希那と二人きりでいちゃいちゃしていたところに割り込んできたことに少しだけ腹を立てていたが、その先に待っていたのがこんなにも心地の良い行為であることがわかると、その怒りも自然と消えていた。
(催眠受けて、良かったかも……)
リサはさらに腰を下ろした。膣口の割れ目が開かれ、男の陰茎を飲み込んでいった。次の瞬間プツリという感触が股間から迸った。それは明らかに破瓜の感触だった。女同士では、友希那とのセックスでは絶対に感じることができない背徳的な快楽だった。リサはそのまま最奥地まで陰茎を咥えた。
「はいっ、たあっ……」リサは大きく呼吸をしながら男を見つめた。「ふふふ。どう? ご主人様、アタシのナカ、気持ち良い?」
「ああっ……、最高だよ、リサちゃんっ」
「それはよかった……。じゃあ、アタシが動くから、ご主人様はそのまま、この揺れるおっぱいでも見て、おちんぽでしっかりアタシを感じてね?」
リサは宣言するなり腰を動かした。その度に膣の中の陰茎が擦れ、筋肉が弛緩する快感が流れた。男の陰茎は巨大であり、それがいちいち蠢くと身体を動かすほどの体力すら持っていかれたが、それでもリサは懸命に腰を振るった。それは当然のことだった。自分はご主人様の奴隷であり、奴隷はその身体の全ての部位を完璧に使用して奉仕するのが当たり前だった。奴隷ごときの体力の問題などを考えること自体が許されず、当然それを言い訳にして奉仕を疎かにするなどありえなかった。だからリサは腰を動かし続けた。これによって身体が壊れても良かった。むしろその故障はメス奴隷である自分にとっての勲章だった。
今の自分は男の陰茎を快楽で埋め尽くすことこそが喜びであり、そこには少しの邪念も無かった。
「どうかなっ? アタシのナカ。もうイっちゃいそ?」
「うーん。ちょっと腰振りが弱いかなぁ……。もっとさぁ、こうやってさ」
男が一気に腰を突き出した。
「んおっ!」不意打ちを食らったリサは呻き声のような嬌声を漏らした。
「ほらっ、こうやって、さ……!」
男が激しく腰を突き出すと膣の中で陰茎が奥まで進み、それによってリサは今までに無い快感を味わった。それは自分で感じるのではなく男によって強制的に感じさせられている快感で、つまり男から与えられたご褒美だった。それまでの友希那とのセックスでは一切届かなかったツボを刺激する男の陰茎によって、自分がただの一匹のメス奴隷であることを改めて自覚し、その上で絶頂という最大の喜びに到達しようとしていた。
「ご、ご主人様っ! アタシもうっ……」
すると男が上半身を起こし、逆にリサを押し倒した。男はすぐに腰を振るった。それは今ままでのリサの腰振りとは比べものにならない激しく高速で野生的な腰遣いだった。抱き心地の良い肉塊であるリサの貧弱な膣をごりごりと削り、子宮にまで響く性器の波動を感じさせた。
「ご主人様っ! ご主人様あっ!」
リサは男に両手を伸ばした。男はリサの胸に飛び込んだ。リサはすぐに男の背中に両腕を回し、より深く男の身体を密着させた。二人の汗が滲んでいる身体はゼロ距離で触れ合った。
「こんな男のきったないちんちんで喘いじゃうなんて、リサちゃんはレズ失格だねぇ……」
「失格で良いよおっ! もうっ、もう女の子同士なんてしないからあっ! アタシ、一生ご主人様のオナホになるうっ!」
リサは心の底から感じたことを叫んだ。すぐ隣に友希那が、かつてどうしようもなく愛した女性が居たが、そんなことは関係無かった。すでに自分はこの男の玩具であり、それこそが人生の喜びだと確信して膣の中の陰茎を感じた。
「出してえっ! ご主人様の精子ちょうだいっ!」
「って言ってるけど、友希那ちゃんはどう思う?」
「ど、どうって……」友希那は男とまぐわうリサを見つめた。「さ、最悪よ。せっかくリサと恋人になれて、これからたくさんセックスしようって思ってたのに、あなたの下らない性欲の催眠にはまって、もう何もかもがぐちゃぐちゃよ。……で、でも私たちはご主人様の催眠の奴隷だから、私の意思なんて関係無いというか、なんというか……」
「パッとしないなぁ……。もっとはっきり言ったらどう? 大好きな音楽みたいにさ」
「……本音を言うならあなたにさっさと消えてもらって、私のリサを返してほしいわ。でもあなたの催眠で私たちはすっかりただのメス奴隷だから、もう極太おちんぽで喘ぐだけしかないのよ。結局、私たちがしてたのっておままごとセックスでしかないのよ。レズっていうのは気の迷いみたいなもので、本来女は男の肉便器としてひれ伏すしかないの」
「そうだねぇ。君たちみたいな勘違い女は、僕がしっかりと使ってあげなくちゃねぇ……。ほら、もう出すよぉっ……、リサちゃんのレズまんこに中出しするよっ」
「来てえっ! 私の新品まんこに精液出してえっ!」
リサは男の精子を懇願した。子宮が激しく精子を求めていた。しっかりと中に射精されることでこれまでの同性同士という紛い物の性行為を払拭し、本当の女になることができると確信していた。
男はさらに激しく腰を動かした。腰と腰が合わさり、膣の壁を竿の硬い物質が擦っていた。
「おおっ! イくっ!」
男が叫びながらリサに腰をぴったりと合わせた。膣の中では竿がびくびくと震えていた。その先端からは灼熱の粘液が飛び出し、リサの体内に散っていた。強烈な熱を感じたリサはそのまま絶頂していた。快楽で火達磨になった脳が一気にくらつき、股間から全身に痺れる快感が流れていた。友希那の指ではなく男の射精によって最高の快感の境地に到達していた。
リサには、自分の膣の中に流れ込む精液の感覚がはっきりとわかっていた。それは子宮まで到達し、しっかりとこびり付いていた。
「ご主人様あっ……、女同士しか知らなかった無知まんこにっ……、ご主人様の濃いザーメン注いでっ、本物のセックスの気持ち良さ教えてくださりありがとうございますうっ……」
それは女同士では絶対に感じることができない不思議な感覚だった。リサはその、湿った熱量とおさまらない果ての感覚を腹の底でしっかりと享受ていた。
「くぅーっ。レズまんこに中出しっ! 最高っ!」
子宮の位置で迸る感触を抱いたリサは夢見心地でまどろんでいた。激しい性行為とその先の絶頂によって脳も筋肉も弛緩していたが、そんな中でも男にしっかりと『中出し』されたことで恍惚としていた。これで自分は紛い物の女から完全なメス奴隷に昇格したのだと思うと、果てたはずの膣がより深い欲求を生み出して脳を焦がしていた。
「ご主人様っ、もう一度――」
「よし! 次は友希那ちゃんだぞー!」
男は横の友希那を見て叫んだ。指名された友希那は覚悟を決めたような険しい顔で男の股間を見つめた。
「あ、あははっ……、だよねー……」
リサは男から目を反らして無理やり笑みを作った。
「はっきり言って、易々と洗脳されたリサとは違って、私はまだあなたに嫌悪を抱いているわ」
友希那は今まさに自分に迫っている男に毒を吐いた。
「ほう。それは具体的に、どんなふうに?」
「……こんなの間違ってるわ。いくらあなたの催眠の技術が凄くても、それを無理やり執行して私たちをただのオナホにするなんておかしい。私たちにだって人権があるのよ?」
「それ、本気で言ってる?」男は友希那の股を見つめた。「こんな格好で?」
友希那はベッドの上で仰向けで寝転んでいたが、その股は大きく開かれていた。いわゆる『M字開脚』というやつで、自分の大切な純潔を完全に相手に明け渡しているこの恰好が友希那は嫌だった。男に対する不審感も相まって、煮えたぎる憎悪として脳に蔓延っていた。しかし、自分はすでに催眠で精神的な自由を奪われており、そのため仕方なく、どうしようもなく男の性欲を煽るだけの都合の良い玩具として尽くしていた。
「しょうがないじゃない。結局はあなたの勝ちってことよ。私たちはメスとして、もう完全に敗北してるのよ。……人権なんて、無いのよ」
「だから僕とセックスするって? 彼女の前で?」
友希那は強く頷いた。「負けてるんだから、当然でしょう?」
「ふーん。そっか……」
男はそそり立つ陰茎を友希那の股に押し付けた。友希那の膣はすでにぐっしょりと濡れており、男の硬い亀頭を簡単に受け入れた。割れ目はぬっぷりと開いていき、そのまま男が腰を突き出すと、まず膜を貫く感触が友希那に触れ、同時に温かい膣口が竿を柔らかく咥えた。
「んんっ……」
友希那が嬌声を上げた。濡れているとはいえ男の強靭な陰茎が与える快感は並み大抵ではなく、股間に現れた異物感はそのまま神経に衝撃を与えて全身を震わせていた。
(思ったより、大きいっ……!)
本来この穴に入るのはリサの指か、性的なオモチャだけだったが、今は催眠によって全ての情緒を支配されており、そのためこの性行為にも当然友希那の意思は無く、男のどこまでも独りよがりで豪胆な性欲によって執行されているはずだった。
(仕方なくっ、仕方なく、よ……)
友希那は胸中で叫んだ。自分に言い聞かせるような口調だった。
「友希那ちゃんっ……、口ではあんなこと言ってたけど、おまんこヌルヌルじゃんっ……」
男がゆったりと腰を動かしながら呟いた。
「うるさいわねっ。それも催眠のせいよっ」
「はは。そうだね、全部催眠が悪いんだもんね……。友希那ちゃんは彼女のリサちゃんを大切にしてるから、本音では僕とのセックスも嫌なんだよね」
「そうよ。だからこんなの、さっさと終わらせて……」
「わかったよ! ほらっ!」
男がより強く腰を突き出した。膣の奥まで亀頭が進み、友希那の弱点を強く刺激した。それは高圧電流のような痺れる感覚だった。神経を駆け巡り、脳を弛緩させる快楽だった。まさに自分はただのメス便器であることを思い知らされる蹂躙の感覚だった。
「ちょっとっ……、やめなさいよっ……」
「でもこうしないとイけないからさ……。ほらほらっ」
男がさらに強く腰を突き出した。途端に友希那の冷静だった顔色が崩れた。頬はさらに高揚し、両目の焦点が合わなくなった。脳裡では灼熱の快感が流れていた。それは強烈な目眩を引き起こし、思考能力がまっさらになるほどのものだった。友希那は歯を食いしばって意識を繋ぎとめた。そうしないと女としての矜持も、リサへの純粋な想いも、全てが男に奪われるような気がしていた。意識という意識が膣と、その中で蠢く陰茎に集中し、否が応でも男との性行為のことだけを考えさせられていた。
「はやくイきなさいよっ。この、遅漏……」
「じゃあ好きって言ってよ」
「は……? いくら私があなたのオナホでも、それは言えるわけないでしょ。リサの前よ?」
「でもリサちゃんってさ、もう僕とのセックスで完全に奴隷になってるよね? 今さら友希那ちゃんが好きだって言っても、もう振り向いてくれないんじゃない?」
「そ、そんなわけ――」
「リサちゃんはどう? 僕と友希那ちゃん、どっちを選ぶ?」
「え、えっと……」唐突に話しかけられたリサはまごついた。しかし数秒後、意を決したように口を開いた。「それは、ご主人様、かな……」
「リ、リサ!」
「だって私は! もう催眠でメス奴隷になっちゃったんだもん……。友希那だって薄々わかってるでしょ? ご主人様のおちんぽ、凄すぎるんだよ。これでおまんこ突かれて、堕ちないメスは居ないよ」
「リサ……」
友希那は絶句した。愛するリサの奴隷宣言を聞いて、胸の辺りにぽっかりとした穴のようなものが出来上がったような感覚だった。しかしそれも仕方がないのかもしれないと思った。男の催眠と陰茎は強烈で、自分たち二人はそれにひれ伏すしかない貧弱なメスのような気がした。また、このまま自分も男に宣言をすれば、リサと同じ奴隷になることができ、それはそれで幸福であるような気がした。
「わかったわよ……」
「え、何?」
「私もあなたの奴隷になるって言ってるのよ」
友希那は男の顔を見つめながら叫んだ。
「そっかそっか! それじゃあちゃんと好きって言ってくれないとね!」
男は楽しそうににやけた。
「す、好きよ……」
友希那は男から目を反らして呟いた。その声は自分でも驚くほどに極小だった。
「聞こえないよ……」
「好きよっ!」友希那は男の顔を見つめて告白した。「好きっ! ご主人様のことが好き! だからこのまま、私の中に精液出して! ご主人様の極太おちんぽで私のこと妊娠させて!」
友希那は叫ぶと両足を男に絡め、男にしがみついた。それを受けた男はそのまま高速で腰を打ち付けた。友希那のか細い身体を破壊する勢いだった。二人はそのまま接吻をした。舌と舌を触れ合い、互いの唾液が混ざった体液を吸い合った。まさに恋人同士の性行為だった。これで本当にリサとの関係が終結し、代わりに男との『ご主人様と性奴隷』の関係が始まるはずだった。
「ううっ! イくうっ!」
男が叫ぶと同時に友希那に腰を合わせた。中の陰茎の先端から精液が飛び出して友希那の体内に流れた。それは窒を我が物顔で占領し、すぐにじっとりと浸透していった。その飛散する衝撃によって友希那は果てていた。全身が一気に弛緩し、脳の能力がまっさらになっていった。まさにリサとでは到達できなかった極楽の快感だった。
「ふうっ。友希那ちゃんのナカも悪くないね……」
男が陰茎を友希那から抜いた。その竿はようやく萎れていた。流石に三度も射精をすれば、その大胆で底の無い性欲も枯れているようだった。
くたくたになった身体を投げ出す友希那は、腹の辺りでいつまでも発せられるぬるついた感触だけに集中していた。それは男からの最大級の刻印であり、自分が完璧な性奴隷になった何よりの証拠だった。体内では子宮が精子を吸引し、そのまま新しい生命の誕生に従事しているはずだった。それはとても嬉しかった。女同士では決して味わうことができない正真正銘の女としての、奴隷としての極楽だった。
「ふふふ。私たち、本当に負けちゃったみたいね……」
こちらを見つめるリサを見上げながら、友希那は自分の股間から精液が垂れていくのを感じた。