地球温暖化と少子高齢化の影響で、媚薬成分を含んだ雨が降るようになった。
そんな異常な雨の降るとある週末のこと。
実家暮らしの私の家に、一人の男が訪れた。

1 / 1
初投稿です、よろしくお願いします。


大きな男

 本日は 曇り のち 媚雨となるでしょう。

 外出される方は傘を忘れないように。

 雨が降ったら決して無理をせず、近くの建物に避難してください。

 

 しとしとと降る淫靡な雨が大地を濡らすのを窓越しに見ながら、今朝のニュースでそんなことを言っていたのを思い出す。

 降り出す前に家に帰れて運が良かった。午後から『雨』が降るという理由で「今日は帰って良い」と言ってくれた課長に感謝だ。そうじゃなきゃ、これから数日間会社で寝泊まりすることになるとこだった。

 そんなことを考えながらぼぉっとしていると、ピーンポーンと電子音が鳴る。

 

「はい」

 インターホンの映像を見ると、見覚えのない男が傘を閉じながら立っていた。

 誰だろう……ラフな服装をしているから、営業の人ではないと思う。大きな荷物を持っている様子もないから、宅配でもなさそう……父か母の知り合いだろうか。

 実家暮らしだから、子供の頃から父や母の知り合いが来ても不思議ではない。いい加減一人暮らしをしたい気持ちはあるけれど、実家暮らしの便利さから、なかなか抜け出せない。

 ……とはいえ今は二人とも家にいない。というかこの『雨』だから、今日は二人とも帰ってこないんじゃないかな。

 声をかけてからしばらく待つと、スピーカーから「えーと」と、渋い声が鳴った。

「どちら様でしょうか?」

「すいませんが、雨がやむまでここで雨宿りをさせていただけないでしょうか」

「あー、まあ、どうぞ」

 どうやらこのおじさんは、急に雨が降ったのでうちの庇(ひさし)に避難したってことみたい。

 この天気だから外に出ることもないけれど、玄関を開けたときにばったり出会っても大丈夫なように、丁寧に挨拶までしてくれたってことなのかな。

 バリトンボイスで「ありがとう」とささやかれ、通話が切れた。

 

 カタカタと、雨粒が窓を叩く音が部屋に反響する。

 スマホに『今日は帰れない』と、両親それぞれからメッセージが届く。

 ここ数日で秋が深まり涼しくなってきた。雨が降る日は薄ら寒いぐらいだ。

 テーブルに温かいインスタントの紅茶を置いて、椅子に座ってなにもせず過ごす。

 いつも通りのことなのだけど、玄関先にいる人のことを想像すると、どうにも落ち着かない……

 仕方がないので風呂場からタオルをいくつか拝借して、私は玄関をそっと開けることにした。

 

 玄関ポーチで立っている男との胸元と目が合った。

「あの、これ。使ってください」

「え、ああどうも、ご丁寧にありがとう」

 不思議そうな顔で見下ろす男は、タオルを受け取ると、吐息混じりの声で感謝した。

 丁寧に広げたタオルで顔や首を拭く男から、男臭い汗のにおいがつんと鼻に刺さる。

 

「あの良かったら……中で休んでいきますか?」

「いえそんな、ここを使わせてもらっているだけで十分ありがたいですよ」

「その、外に人を立たせてると思うと、落ち着かないんです。せっかくなのでシャワーも浴びていってください」

 私は何をしているのだろう。半分は本音だ。だけど半分は……

 普段と違う状況で、混乱していたのかもしれないけれど、私は男を家の中に招き入れた。

 風呂場に案内して、脱衣所から声をかける。

「服は洗濯機に直接入れてください。着替えは……父の物を出しますので、それを使ってください」

「何から何まで、本当にありがとう」

 風呂場の中で服を脱ぐ気配があり、シャワーが流れる音がする。

 私は父の服をクローゼットから取り出して、脱衣所のわかりやすい場所に置いて外に出た。

 

 リビングで紅茶を飲みながら待つと、脱衣所の扉が開く。

 父の服は小さすぎたようで、腕や胸元がパンパンに膨れ上がっている。まるで大人が子供の服を着ているようだ。うちの父だって、周りと比べて大柄な方だと思っていたのに。「どうぞ」と椅子をすすめると、座られた椅子がぎしっと鈍い悲鳴をあげた。

 

 ……

 

 特に話すこともなく、気まずい空気が充満した。こういう時に、気さくに話せる人は本当に羨ましい。

「あの……、洗濯機、回してきますね」

 居た堪れなくなって、椅子から立ち上がり脱衣所へ向かうと、なぜか彼も後ろについてきた。

 洗剤を入れ、洗濯機のスイッチを入れる私の真後ろに立ち、少しずつ距離が近づいてくる。

 ピッと音がしてドラムが回転し始めると、私の肩に後ろから、優しく両手が添えられた。

「……あの?」

 怖くて、振り返ることができない。

 少しずつ後ろに引き寄せられて、お尻の付け根に、太い棒が押し付けられる。

「……あの、離して……ください」

「あ、ああ、そうだな、済まない。俺は何でこんなことを……雨のせいか、くそっ」

 口では謝りながら、肩を掴む握力は一向に弱まらない。

 それどころか、押し付けられた腰が上下して、何度も擦り付けられる。

 

 振り解こうとしても、男の人の力に逆らえず。恐怖で体が動かない。

 だというのに私の身体は少しずつ熱を帯び、お尻がくねり、まるで彼を誘っているかのようだ。

 彼の手が私の胸元に降りてくる。

 シャツ一枚の薄布越しに、ゴツゴツとした手の感触が伝わる。ブラが上にずらされて、優しくふわっと私の胸が、彼の両手に包まれた。

「あっ……」

 普段の自分からは決して出ない、小さく甲高い息が漏れた。ぐにぐにと力強く揉まれ、身体がクネクネと逃げようとするのを、両腕でがっしりと捕まえられる。

「やめ……て、ください」

 うっすらと涙が目に浮かぶ。

 振り返ると彼は苦しそうな顔で、それでも手の動きは止まらずに、片腕が胸から下へと降りていく。

 お腹をなぞり、ジーパン越しに股の間を指先がなぞる。

「済まない、済まない……」

 謝罪を聞きながら遠慮は薄まり激しさが増していく。

 下着が食い込み胸が押しつぶされ吐息が耳に吹きかかる。

「んぁ……っ!」

 こんなの、私の声じゃないっ!

 秘部をなぞる手を両手で掴んで離そうとしても、私の倍は太い腕はびくともしない。

 太くたくましい指が、やさしく繊細に、私の突起をほじり出そうとする。

 だめ、だめっ! くる、きちゃう、こんな知らない人にイカされちゃうっ!

 びくぅ! 背中が痙攣して、快楽が電流となって脳に届く。力が抜ける、ふにゃりと崩れて倒れそうになるところを、ガッシリとした胸板に支えられる。

 

「脱がして、良いですか、脱がしますね……」

「駄目に、決まってます!」

「そうですか、そうですよね……すまん」

 彼の両腕がパンツのゴムを掴み、ずるりと下げる。下着まで一緒にずるりと下がる。

 汗と汁でびしょびしょに濡れた毛まみれの陰部から、むわっと湯気が上がる。

 恥ずかしい……見ないで……こんなことならちゃんと処理しておけば良かったのに。

 両手を当てて隠そうとすると、大きな手のひらで捕まれて、無理矢理に頭の上で組まされる。

「……見た目に寄らず、というのか? 思ったよりも、毛深いんだな」

「いや、いやっ! やめて、やめてよぅ……」

 さっきよりも鋭敏に、お尻に当たる太い肉棒の感触が伝わってきて、恐怖でじわりと液が溢れ出す。

 こんな状況のはず、なのにどこか、何かを期待している私がいて。

 誘惑するように腰を上下して彼の肉棒をこすり、反応を楽しんでいる私がいる。

 

 片手で私を吊したまま、もう片方の手は彼自身のベルトを器用に外し、おそらく凶器を取り出した。

 ピタッとお尻に、熱いなにかが触れた。体が三十センチほど持ち上げられて、開かれた股が巨大な塊の上に乗る。

 呆然と見下ろすと、500mlペットボトルほどの太さがある巨根が待ち構えていた。

 ゆっくりと視界が下がる。めちめちと膣壁を押し広げながら、ずりゅずりゅと私の中に入ってくる。

「あ゛あ゛っ! や゛め゛て゛っ!」

 痛い……無理矢理に私の形を変えられるような。ああ、これが男の人なんだ。怖いのに、怖いぐらいに気持ぢいい……現在進行形で膣を押し広げるちんぽのことしか、考えられなくなるぅ……

 あたま、おかしくなるぅ……

「んぁがっ! あが、ひぎぃぃぃ!」

 獣のような声が、腹の底から湧き上がる。抑えきれない、何度も絶頂して、びっくびっくと魚のように身体が跳ねる。

 

 やがて、侵入が止まった。私自身、信じられないけれど、あの巨根が私の中に収まったらしい。

 おなかがぼこりと膨らんで、外からでも形がわかる。

「おふっ、おふっ……」

 余韻を逃がすように肺から空気が漏れる。きっと私は今、めっちゃ不細工な顔で白目をむいている。

 彼の手が離れ、私の両腕がだらんと垂れる。空いた手がシャツの下から入り込み、無防備な胸をぎゅっと締められる。

「おぉぉ……、おっふぅぅぅ……」

 こんな感覚知らない。意味がわからない。脳がチカチカと明滅するような、それでいて温かい優しさに包まれるような。体が持ち上げられて、堕とされる。膣の中が乱暴に荒らされて、その度に意識を手放しそうになり、快楽で無理矢理覚醒させられる。

 

 太い指に乳首が摘ままれる。きゅっと挟まれてぐいっと引っ張られ、反応して膣がぎゅぅっと締まるのが、私にもわかる。

「ぅ、きっつ……」

 ぐりぐりと私の最奥に押しつけられるそれが、限界を迎えるように震えだした。

 ああ、出そうなんだ。彼の限界も近いことがわかる。きっとこのまま出されちゃうんだ。

「いや……膣内に出さないでっ」

「うっ、うぅ……ん、んぐぅ!」

 彼のちんぽがびくっびくっと痙攣し、飛び出した精子が私の膣内を満たしていく。

 にゅぽっと私から彼が抜けて、力の入らない私はガタガタと回る洗濯機に覆い被さった。

 ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛……振動が私を心地よく揺らす。膣からとろりと、液が溢れ出すのが気持ち悪い……

 

 彼を見ると、両手で顔を隠して嘆いているようだった。だけど股間を見ると対照的で、ビンビンと突き立って二回戦に備えている。

 そりゃそうだよね。あの雨の媚薬効果は強烈で、一回絶頂したぐらいじゃ治まらないって聞いたことがある。

 後ろの穴に、ぴとっと添えられる。出すための穴に少しずつ異物が入ってくる……ああきっと、私はこれから何度も何度も犯されるんだろう。

 

 だけどどこかそれを期待している私は、きっとどうしようもなく変態なのだと思う。


  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
点
※参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。