▼なおそのうち腐向けver.も書く予定 男がひとりでアナル攻められてるのってBLに入る??
pixivより転載
保美はその宅配便を待っていた。この日の16時から18時の間に時間指定したのだ。クール便で届くと言うそれを、彼女は待っていた。
――やがて、インターホンが鳴る。シャチハタ片手に扉を開くと、宅配人が冷えた段ボール箱を差し出していた。
ハンコを押して宅配人を帰す。その後足音が遠ざかってから扉の鍵を閉め、家中の窓の鍵を確かめ、カーテンを閉めて、そしてリビングのテーブルに向かう。ガラステーブルに乗せられた冷えた箱。カッターで開封しながら、保美は胸が高鳴るのを感じていた。
今回届けられたこれは、保美がテスターとなった新しい「大人のおもちゃ」だ。彼氏いない歴5年。大学の時に処女を卒業してから彼氏がいない身としては忙しい仕事の合間に火照った身体を慰めるものが必要だった。
ディルド、電マ、吸引バイブ――今のところ最大のお気に入りは最後のそれだが、保美はさらなる快楽を求めた。結果、行きついたのが「試してみませんんか」というそれ。
箱を開くと、緩衝材に包まれた太い何かが転がっている。開いてみると、それは――見た目は茶色いディルドだった。
違うのは、本物のペニスのように脈打っていることである。
驚いて取り落としそうになったがなんとか冷静になり、観察する。
ディルドのようなペニスのようなそれは、蓋のように何かが先端に被せられていた。恐らく紙。下の方を撫でていると血管がビキビキいきり立つ。それを片手に、説明書を読んだ。
――曰く、これは半生物であると。
寿命は1か月。その間に1週間に3回は人間の体液(血液は厳禁)を与えること。
元はとある密林の奥地で発見された「SHOKUSHU」から品種改良された結果生まれたものらしい。
色々胡散臭いが、保美はとりあえず試してみようと服を脱いだ。キャミソールとパンツ1枚になる。
「えーと、被せられている紙の先端を刃物で切る……と」
説明書の指示のままに紙を裂く。
途端、何かが飛び出て来た。思わず悲鳴を上げなかったのは保美にとって幸いだったか。
――紙が暴れる「それ」によって破かれていく。その真の姿はやはりディルドで――そして、ディルドの先端からは肉厚のピンク色の舌が3枚這い出ていた。
端的に化け物である。しかし保美は、その舌の動きにそそられてしまった。説明書を読む。
「……そして、出て来た舌たちとディープキスして体液交換。お互いに認証される……と」
「ぴきぃ」
いつの間にか「それ」は甲高い声を上げていた。そして持っていた保美に舌を伸ばしてくる。保美は、ええいままよとその舌に唇を絡めた。
唾液と体液が絡み合う。3枚の舌は保美の口中を蹂躙し、息もままならなくさせる。ぐちゃぐちゃと体液が絡み合うのを感じながら、保美は目眩を覚えて来た。硬口蓋と歯列をなぞられ、身体がもぞもぞと熱を持ちはじめたところで――突然、保美の口中に甘い液体が噴き出された。
「んっ!?」
説明書には「体液(「彼氏くん」の体液は甘いです)」とある。そう、そういえば彼氏くんという名だった。そんなことを今更思い出しつつ、保美は、ごっくんと呑み込んだ。身体がさらに火照る。
その間にも「彼氏くん」は、手元近くにあったキャミソールを舌先で器用にまくり上げ、ちゅうちゅうと乳首を吸い上げる。
「あんっ♡」
肉厚な舌は容赦なく保美の乳首を吸い上げる。彼女はびくんびくんと体を跳ねさせた。――この「彼氏くん」の体液は媚薬効果でもあるのだろうか? 感度が上がるのを保美は感じていた。
やがて乳首が解放されると、今度は手から降りた。そしてぐいぐいと、股間のパンツの布を舌先で引っ張る。保美も待ちきれなかったので、自ら脱いだ。そして「彼氏くん」の舌先を、開いた股間に突きつけた。
「彼氏くん」は待っていたと言わんばかりに――ぬらぬらに濡れた秘部に吸い付いた。クリトリスを凄まじい勢いで吸い取る。
「んん~っ♡♡♡」
吸引バイブの数十倍気持ちいい。肉厚の舌がクリトリスを舐め、謎の吸引力で吸い取る。がくがくと腰を揺らしていると、突然それが止んだ。
「え……もう……?」
保美が失望の声を上げたが、事態は進む。
保美の、自分で開発した膣口。そこに――「彼氏くん」は突っ込んできた。
「ひうっ!」
なにせ大きさは普通のディルドだ。しかし「彼氏くん」は舌先でナカを弄りながら突き進んでいく。蠕動運動で奥へ奥へと進む。ピストン運動が保美の子宮を揺らした。容赦のない力強い動きに、終いには床に仰向けに倒れてしまう。
その途端、「彼氏くん」は最奥を突いた。
「~~~~っ♡♡♡♡」
……何の体液だろうか。あの甘い白濁した液だろうか。保美の膣からは白濁した液が垂れ流されていた。
その途端、ひらりと紙切れが舞い落ちてくる。説明書だ。最後まで読んでいなかった。
「……寿命は1か月。週に5回は体液(愛液推奨)を与えること……?」
表情は見えない。しかし、「彼氏くん」は笑ったように見えた。
それから1か月「彼氏くん」に肉体を翻弄されつくすのを、このときの私は知らなかった。
了