有償依頼86件目です。ご感想くださるとうれしい です。
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晴くんが気持ちよくなってしまうのがメインのお話です。




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ビートシューターがおじさんを枕営業で元気づけるうちに気持ちよくなってしまうお話

 

「アンタそうするとけっこうオトナっぽく見えるわね」

「そりゃアップにしたらオレだって……って梨沙、オマエ」

「どしたの?」

「よくまとまるなぁ、あんだけ髪の毛あって」

「慣れよ、慣れ」

 

 男は現役アイドルである結城晴と的場梨沙の後ろ姿を見る。ライブのとき、晴が肩までショートヘアを垂らし、梨沙が腰まで届くロングをツインテールに結んで揺らしている姿を思い起こす。その姿と比べると、白いタオルを巻いて髪をトップにまとめている2人は、細く白いうなじがなまめかしく、“オトナっぽく”見える。

 

 彼女らの首より下に目を向けなければ。

 

「おい梨沙、もうすぐ海から日の出が見えるぞ!」

「そんなにはしゃぐこと?」

「地元や東京じゃ、早起きしても見られないからなっ」

 

 晴が指す向こうに、薄紫色の澄んだ空と青く霞む水平線が見える。男は『滑らないようにゆっくりしてくれよ』と晴に声をかけつつ、露天風呂の模造石タイルをゆっくりと踏みしめて歩く。洗い場から湯船に入ってざぶざぶとヒザ下まで浸かると、温泉水がじんわりと肌に染みこんで温まる。秋にしてはぬるい潮風を浴びて、ヒザより上がいまさらのようにかすかに震える。

 露天風呂は海辺の小高い丘にあった。浴場の柵と波打ち際とのあいだに木や草が植えられているが、風呂近くだけ落葉しきって枝だけになっている。その枝とこずえが海側だけ明るくオレンジ色がかっていて、日の出が本当に間近だと察する。

 

 男は海から視線を移して、もう一度彼女らの首より下を見る。

 ようやく少女らしい起伏が出てきたどうかという肉体が2人ぶん、潮風と湯気と夜明けだけをうっすらまとって見えた。

 

 

 

 太平洋沿岸の某温泉地において、この男が晴、梨沙と朝の露天風呂を貸し切りで堪能するまでのあらましは、次のとおりだった。

 

『また新しくめんどう見てやって欲しいのがいるんです』

『プロデューサーくん、その、ぼくは最近』

『お疲れぎみだそうですね』

『そこまで察してくれてて、誰のめんどうを見てくれって……』

 

 男は芸能界において非常に大きなカネ、コネを持っており、それらに飽かせて女性アイドルやモデルなどを献上させる性欲も持っていた。しかし最近はハードワークがたたってか気力・体力の衰えを感じセックスを控えていた。その変化を「弱腰になった」「早々に老けこんだ」と見るか「ようやく落ち着いた」「年齢なりの分別が出てきた」と見るか評判が割れていた。

 とはいえ彼の影響力は健在であり、“プロデューサー”のように関係強化を目論んで“営業”を持ちかける向きも多かった。

 

『ゆっくり骨休めできる温泉、用意しましたよ』

『温泉はいいね』

『あと気楽に相手できるのにしましたので』

『思わせぶりなことを』

 

 彼がプロデューサーの提案に乗って某温泉地まで案内されると、そこで娘と言えるほど年下のアイドル2人から“営業”としてもてなしを受けることを知らされた。

 

 

 

※

 

「なんかこの風呂のお湯、海水みたいな匂いがしないか? 舐めたらしょっぱいかも」

「アンタ脱衣所で読まなかったの?」

「へぇへぇ教えてくださいな梨沙センセイ」

 

 男は2人の体をじっくりと眺める。セックスはOKだが夜更かしはNGと注意されたので、昨夜は同じ部屋で指一本触れず眠った。移動の疲れもあっていつもより早く寝て早く目覚め、せっかくだからと2人を朝風呂に付きあわせている。

 

「えーと、確か……ナトリウムえんかぶつせん(塩化物泉)、って言うんですって。お肌をきれいにしたり、脳を刺激して女性ホルモンを出したりしてくれるそうよ、アンタしっかり浸かってもっと女らしくなったらいいわ」

「梨沙だってオレのこと言えたクチかよ」

 

 “女らしくなったら”と言われた結城晴は確かに活発な少年のような顔立ちと口調をしている。言った梨沙の大きな目や長いまつげなどといった少女らしい趣と異なる。ただ晴の裸体は梨沙より少女らしい起伏を描いている。背丈がどちらも男の肩に届くかどうか、バストも揃ってふくらみかけ、ウエストは肋骨が透けそうなどんぐりの背比べだが、ヒップと太ももは晴のほうがわずかに肉づきがよい。晴のうっすら日に焼けた肌が夏の名残のように見える。

 男は晴の特技がサッカーのリフティングであると思い出す。

 とはいえ太もものいちばんふっくらしているところが男のふくらはぎほどの太さしかなく、首や腕はもっと細く骨ばっている。こんな人形のような体でよく走ったり踊ったりできるものだと感心する。

 

 男が洗い場であらためて体を流そうとすると、梨沙が湯面をしゃばしゃばと横切って近寄り、晴もすぐ後を追ってくる。

 

「こーらー! パパっ、ここで自分で体を洗おうなんて水臭いんじゃないの?」

「日ごろのねぎらいを込めて、洗わせろよ、ぱ……ぱ、パっ」

 

 2人の舌がつむぐ“パパ”のなじみ具合は天地の差だった。梨沙はふだんから実父を“パパ”と呼んでいるが晴は違う、と一聴にして明らかである。男が『“お父さん”のほうが言いやすい?』と晴に言わせてみると“パパ”よりましななじみ具合だった。“お父さん”も外れか、と苦笑いしてしまう。

 

「ふふふ、やっぱりアタシがついてたほうが安心ね!」

「オレは梨沙が勝手にパパ呼ばわりしたのに合わせてやってただけだよ」

 

 男と対面したときから2人はこの調子だった。お互いが『アタシ(オレ)がいなきゃうまく“営業”できないだろうな~しょうがないな~』と言葉には出さず態度に出して箸が転ぶたびに応酬する。ケンカのように言いあいもする。男がなだめると素直に矛を収める。『この程度はケンカのうちに入らない仲なのか、ぼくになだめさせるまでが“営業”なのか』と男は考える。

 

「それに、オレには秘策があるんだ、梨沙は、オ……お父さんの背中を洗ってやってくれ」

「はいはい……パパ、それでいい? 晴の秘策なんて想像つかないけど」

 

 男はうなずいてバスチェアに腰を下ろす。梨沙が後ろに立ってナイロンのボディタオルを泡立て、男の背中をぐいぐいとこすってくる。手慣れているようすと、ボディタオルごしの手の触られ心地や“ぐいぐい”の力加減とで、梨沙の未成熟な体をいま一度痛感する。父性や庇護欲のようなものが、触れられていない胸元のほうから呼び起こされてきて戸惑う。枕営業の最中だというのに、実娘に背中を洗ってもらっているようにほのぼのと和んでしまう。

 

 男が『アイドルの仕事って、たいへん?』と聞くと、梨沙は男の背中や肩や頭を洗ってやりながら仕事と関係がある話題もない話題もこまごまと聞かせてくる。『トレーナーにチクチクしごかれる』『ファンをなじるとなぜか喜ばれてしまう』『パパがプロデューサーに狙われているかもしれない』――男は自分が例のプロデューサーから狙われていると勘違いしかけた――『牧場でのレポートで馬に髪をかじられた』『晴に服を薦めてもなかなか着てくれない』――『いきなり流れ弾打ちこむなよ!?』――『服装でよく学校の先生に叱られる』『自家製ミックスジュースがうまく作れない』『早く総理大臣になりたい』――男はそばで立ち聞きする晴が必死で笑いをこらえているのに気づいた――などなど。

 男は和みすぎて『もし勃起できなくても、ぼくはロリコンじゃなかったので、と言い訳できるところが“気楽”なのだろうか』と邪推してみる。

 

「ところで晴、アンタの秘策ってなんなの、さっきからごそごそしてるけど」

「準備がいるんだよ」

「パパに何してあげるの?」

「タワシ洗い」

「なにそれ?」

 

 男の気楽さが消し飛ぶ。

 男は念のため聞く――『それは、晴くんのあそこでぼくを洗ってくれるってことかい?』――晴がローションでぬるぬるさせた胸や下腹部や太ももを見せながら笑う――『まぁ待っててくれ』『いったん泡を流さなきゃひりひりしちゃうんじゃない?』――梨沙が平然と体を洗いつづけてくれていると気づき、めまいに襲われる。

 

「アンタこのあいだはお兄さんのエッチな本で読んだだけのを見よう見まねだけで」

「勝手にパソコン使うわけにもいかないし、ありすの使うと怒られるし」

 

 男の前に晴がローションでまんべんなく照り映えるフルヌードでたたずむ。うなじの後れ毛より下から、敷石風のタイルを踏みしめるつま先まで何度も視線を上下させる。ヒジ、ヒザの近くにぼんやり消えかけた日焼け跡を見つける。体毛が見つからず『タワシとはなんだろうか』と考えてしまう――『そもそもこの子のあそこをいじっていいものか、目を向けるだけでうっすら後ろめたいのに、けれど無下に断るとそれはそれで気の毒というか、プライドを傷つけそうだ』――と男は心中ぼやき、ある提案を持ちかける。

 

「壺洗い? へぇ、先に指で洗ってくれるのって、そう言うのかぁ」

「パパは物知りねぇ」

「本番前にはアップしないとならんし」

「わざと笑わせようとしてる?」

「言ってろ、ったく……」

 

 男は眉毛近くの汗をぬぐって、晴の表情をうかがう。まだ首より下を直視する気になれない。見てどういう反応をするのがこの場に相応しいかわからない。

 

「じゃあ、お……お父さん、ヒザ借りるぜ」

「滑っちゃわないでよ、気をつけてよ、ほら」

 

 晴が男のヒザのすぐ上に自分の秘所を近づけている。

 男は、ヒザ頭に乗せている右手を拳2つ3つぶんももたげれば、アイドル・結城晴の太もものあいだに届く。その事実が信じがたくて、自分の指を無意味に伸ばしたり手のひらに爪を立てたりする。『爪が伸びちゃってたら悪いから』と言い訳しながらあえて余計に手を持ち上げて、晴のうっすら透ける胸郭からアンダーバストにかけて右手を添える。

 

「んっ……ぉ、父さん……?」

 

 しっとり熱っぽい反発に息を呑む。肌が茹でたように男の手に吸いつく。これまでまさぐってきた女と比べるべくもなく薄い肉と細い骨の向こうに、彼女の芯から伝わってきたような弾力を感じる。その弾力が、晴のふぅ、はぁという息遣いに合わせて指先で届かないすぐそこを行ったり来たりしている。人間の横隔膜も焼肉のハラミのようにここまでぷりぷりとしているものか、と思考が迷走するのをなんとか抑える。『あそこも、触らせてもらうよ』――『遠慮するなよー?』『パパは紳士なのよ、親しき仲にも……って言うでしょ』――指先が恥丘でためらう。指の腹でざらざらした剃り跡を探す。左右の鼠径部のあいだを一往復、二往復して指先から掌底まですっかりぬるぬるになる。ざらざらがあってほしいのかほしくないのかもわからなくなる。

 

「へ、変じゃないかな、オレの、あそこ……?」

「うわぁ晴あざとい~!」

「言ってろっ」

 

 晴の無毛の下腹部が梨沙に負けず劣らずまぶしい。こぢんまりとしていて壺というよりお茶碗がせいぜいだ、と自分に冗談を聞かせて冷静ぶる。

 つるりとした女陰に一本線のような溝が見える。これが本当に陰唇なのか疑ってしまって、何度も指先でなぞる。“マンコ”や“ヴァギナ”と呼ぶのすらはばかられる。

 

「ひゃ、ぅ、んっ……!」

 

 溝に指を入れられるかどうか探る。ほころんだ溝でサーモンピンクが誘うようにすぐそこでチラチラする。これが昇りかけの朝日に背を向けて見る結城晴の色か、と内心でつぶやく。代わりに『きれいだよ、晴くんのあそこ』と口にするが彼自身の耳へ空疎に聞こえる。晴が前から、梨沙が後ろから上機嫌そうに小声で笑うのも聞こえる。自分の手が汚れた凌辱者に思えてしまう。

 

「じゃあ、こんどはパパがアタシにぐちをこぼす番ね」

 

 梨沙が、まるで父親と健全なスキンシップをとっているかのような声音を男の耳奥へ注ぎ入れる。

 

「パパ、夜遅くまで仕事して……忙しいの? 寝不足は美容、健康、いい仕事の敵なんだから控えて。それに、パパにおやすみって言ってから寝たいの」

「ん、んっ……その、すじ、だけじゃなくって……クリも、洗って……?」

「それに、お偉いさんとのお付きあい? のせいかしら、体があちこちぷにぷにしちゃって……してるわよぷにぷに~、えいっ、えいっ……ふふ、こんどアタシのレッスンにも付きあいなさい、きっとやせちゃうわよ~?」

 

 梨沙と仲の良い家族のような会話をしながら、晴の秘所をもてあそぶ。恥丘に近い端の小さな突起で指先を止めると、晴が腰をよじってくすぐったがる。アイドル・結城晴のボーイッシュな目鼻立ちやら、口角を釣り上げてニカッと笑う表情やらが揺らぐ。目を挑戦的に細めて立ったまま男を見下ろしてくる。それが妙に色っぽくて見るのが怖くて、さっきと逆に晴の恥丘へと視線を移す。指を2本に増やして浅く探るうちに、汗や温泉水にしてはぬるぬるした気配を感じ取る。晴もだんだん頬をますます赤くしていく。

 

「ねぇ、パパ、のぼせちゃったの?」

 

 晴に意識を呑まれて言葉を失っていると、梨沙が後ろからささやいてくる。本当に気遣わしげな声音に、梨沙の手でなでられながらの背筋が震えて、かろうじて『まだだいじょうぶ』とつぶやく。前で淫らな雰囲気を、後ろで親子水入らずのような雰囲気を醸し出されて頭がぐらぐらする。このギャップで振り回す趣向か、と強いて冷静ぶる。

 晴のいちばん大事なところをもてあそんでいる最中の濡れた指先が敏感になっていく。大人のようにぴくり、ぴくりと反応したり果肉のようなつぶつぶをこすりつけてくる粘膜も、すべすべした肌も、男自身の指の腹がふやけてきているのさえも感じる。

 自分の指が“娘の性器”に深くうずまっている、という意識に胸を締めつけられる。

 

「んきゅっ、ふ……ふふっ、なんだか、洗ってる側なのに楽しそうだな、お・と・う・さ・ん?」

「いま交代してあげてもいいわよ? パパの背中、手で触ってるだけでどきどきするし、頬ずりしたくなっちゃう」

 

 晴の腰がふりふりと小さく揺らされる。肉穴は小さいくせに、男の指ぐらいであればしっかりしゃぶれる、と言わんばかりに吸いついてくる。クリトリスが小さくてもぽってりと感じられるほどしこりたってきている。指でちょうどいいならペニスにはきつすぎるかと疑う。

 

「ん、ぁ……これ、オレが……ええと、あれ、あれ」

「壺洗い」

「それ、してやる準備なんだから……違う、壺洗いじゃなくてタワシ……ああもう、とにかく、交代したら意味が……ん、っ……」

 

 晴の体や声はボーイッシュなままなのに、まとう雰囲気がすっかり湿っぽくなる。さながら衣装を着替えて様変わりするアイドルにも似ている。どう考えてもこんな少女が出してはならない色気のような何かを晴から浴びせられる。

 晴が指を膣口にあてがわれたまま、腰をゆっくり浮き沈みさせる。糸のような何かが引いた気がして男の指先が力むと、それを増幅させたように晴がぴくぴくと腰を震わせる。男が残りの手で支えてやると、晴が照れくさそうに微笑む。

 

「ちょっとあそこをなでなでされただけでそんなふにゃふにゃになっちゃって、壺洗いなんてほんとにできるのかしら」

「ふぅ、は、ぁ、あっ……! なんだよ、自分が……んっ……ほったらかしに、されてるからって」

「……そんなにふにゃふにゃになっちゃう?」

「んっ、ぅ……あ、ええと、その……」

 

 不健全な晴と健全なようだった梨沙の均衡が、徐々に傾いていく。梨沙の熱い吐息が男の首筋をくすぐる。男も淫らに意識を引っぱられ、『梨沙も試してみたい?』と問いかける。

 

「そうね! じゃあ、2人いっしょにパパに壺洗いしてもらって、先にふにゃふにゃになっちゃったほうが休憩、残ったほうがパパを洗ってあげるってことにしましょ」

「……梨沙、オマエそれずるくね? オレさっきからずっと……んっ、ん」

「別に~? 勝負ってわけじゃないんだから、ずるいもなにもなくない?」

「あるっ、オマエの顔に、ある、って書いて……んんっ、ぁ、っう……!」

 

 やっぱり不健全と健全のあいだでわざとぐらぐらさせる趣向なのか、と男は確信した。

 

 

※

 

「なんだか、こういうポーズってさ」

「おう」

「ゲーセンのダンスゲームみたい」

「そういえば後ろ手でバーを握るもんな」

 

 男は梨沙の“2人いっしょにパパに壺洗いしてもらって”という提案に乗ると宣言しつつ、2人を浴槽のうち海側の端に立たせている。2人はすっかり青々となったオーシャンビューに並んで背を向けて、腰より少し上の手すりに両手を載せて体を支えている。

 

「でもオマエはあんまり握らないよな」

「だってアレずっと握っちゃうと見た目がワンパターンになっちゃうじゃない。アレは音ゲーであるだけじゃなくダンスゲームなのよ?」

「はぁ」

「足で踏むから体重移動を考えてステップしてバランスとるのに腕や肩も動かさないとバタバタしちゃうじゃない? よくよく見ればノーツだってそれ前提で流れてきて自然にプレイしたらダンスっぽく動くようゲームが作られてるってわかるし、まぁハードな譜面なら握るけどあのゲームはハイスコアよりギャラリーの歓声が――」

「――悪いなお父さん、コイツはダンスのことになるとたまにこうなっちゃうんだ」

 

 男は2人の手より下に目を向ける。浴槽内の段差に足を載せて、ふくらはぎまで温泉に浸かっていてその風景だけ切り取れば足湯のようにも見える。

 ただし2人は全裸のままだった。布は髪をまとめるバスタオルだけで、素肌に一糸もまとっていない。『寒くないかな』と声をかけると、2人が揃って顔を赤らめながらこくりとうなずく。

 

「晴がずるいっていうから、アタシが利き手を引き受けるわよ。パパは右利きよね」

 

 梨沙が柵によりかかりながら、男の指の挿入を促す。利き手を教えた覚えはない――ペンかなにかを握っているところを見ていたのだろう――と、右手をもたげる。

 人差し指と中指を見ると、晴の壺洗いでふやけたままだった。しかし梨沙に重ねて促され恥丘をなでる。晴と同じくつるつるでうっすらふくれている。

 

「っ……っん、ふ、ちょっと、くすぐったい、かな……」

「ところでオヤジ……じゃない、お父さんが両利きだったらどうしよう」

「がんばりなさい」

「なんだそりゃ」

 

 続いて左手を晴の秘所へ、こちらもあらためて恥丘をなでてから溝をうかがう。2人のジュニアアイドルを並べて同時に手マン比べ。ここまで倒錯的にすれば雰囲気も淫らなほうへ流れっぱなしになるだろう、と開き直る。

 いまさらになって、まじまじと2人の下腹部や太ももを見比べる。成長途上で、細く小さいくせに肌と肉の弾力だけはぷりぷり強くて男の手が気圧される。2人がこちらを見下ろしながらかすかにくちびるを緩めている。もう初潮が来たかと聞くと2人が首を横に振る。

 

「さっき気づいたかもしれないけど、晴が弱いのはクリよ、ナカのほうもクリの根っこ近くの浅いあたりが……」

「おい」

「教えちゃいけないってルールはないわ」

「……梨沙には、オレよりもっと奥に突っこんでいいぞ」

「あらあら」

 

 男はヒザ下を温泉につけているだけだが、両手の指先からのぼせそうな気分にさせられる。それぞれのクリトリスと膣口をなでる。

 クリトリスをつままれているだけで晴が腰を動かし始める。柵に体重を預けて重心が後ろになっているせいか、さっきより腰を露骨にかくかくと揺らして、まるで敏感になったように見える。梨沙も似たような体勢だが、内ももの筋の凹凸がうっすら浮き上がるほど積極的に太ももを開いて、ほとんどガニ股の構えになる。

 

「……こんなとこ見られちゃったらどうしよっか」

「だいじょうぶだろ、ここ、貸し切りだし」

「でも、海からなら、遠くからでも……」

 

 梨沙のつぶやきに背筋を震わされる。振り払うように、男は両手それぞれの手マンに意識を集中させる。指をゆるゆると前後させると、ほどなく手の甲までがぬるぬるしてくる。

 

「んっ、ふぁぁっ……そ、そこっ……クリ、クリっ……」

「んくっ……!? や、ぁ……お、音、立てちゃ……っ」

 

 梨沙、晴が暴露しあった弱点が本当らしい、と男はいつのまにか信じこむ。

 聞かされてすぐは冗談半分と思って、未成熟な女性器を気遣うふりをしながら弱点を探っていた。腰を浮かせ足を開いた女は、感じているふりができても感じていないふりは難しい、と“営業”の経験で知っていた。敏感な場所ならすぐにわかる。そこを悪くない力加減でいじれば、頃合いでどちらかが音を上げて“くれる”と見込んで手マンを続けていた。

 

「んっ、ふぁぁっ……ふ、ふふ、晴、アンタ、ずいぶんしんどそうね……?」

「梨沙こそ、さっきまで見てるだけだったくせに……んんっ……盛り上がるペース、早そうだなぁ……?」

 

 晴は言われた通りクリトリスが弱点のようで、中指で腟内のクリトリス裏を押さえながら親指で外側からクリトリスをくいくい押し倒されると、中指を締めつけながら愛液を垂らして喘ぐ。腟内に合わせて尻肉や下腹部の肉もきゅうきゅうと張りつめたり緩んだり、頬をすぼめてフェラチオしている女を連想させる。男がクリトリス責めを緩めると、晴は内ももで手首を挟んで先を促す。『手加減じゃないよ、勝負が長く続いてくれると楽しいから』となだめる。

 対して梨沙も言われた通り膣奥でよく反応する。中指をめいっぱい膣内に埋めて先端の第一関節をごそごそさせてやると、梨沙は膣壁どころかヘソ近くまで見えるほどぴりぴり反応して短い絶頂のように息をつまらせ、それが終わると熱っぽい息を吐く。男はその吐息の甘ったるさを嗅ぎ取る。それを知ってか知らずか、膣肉がキスのようにねっとりと男の指を抱擁する。

 2人とも処女ではない、と確信する。初潮が来ていない、という申告は疑いたくなる。気づけば3人とも汗だくになって、浴槽の水面をぴちゃぴちゃ波打たせている。

 

「晴、パパの左手はどう……?」

「気になるなら、途中で交代してみるか? コートチェンジみたいに」

「ぷ、ふっ……アンタどうしてそういう発想に――あっ、きゃ、おなか、きゅって」

 

 梨沙が笑って下腹部を引きつらせた瞬間、男の右手中指がなにやら妙にすべすべとした部分を探り当てる。どちらかと言えば“数の子天井”気味の晴に対して、梨沙の膣内はざわざわした細かい肉ひだがしごいてくる“ミミズ千匹”に近い趣だっただけに、すべすべしているところが目立つ。

 

「あぃっ、ひ、ぁ、おぉぉ……っだ、め……っ」

「だめ?」

「……っあ、だめじゃ、ない、わ……これは、あの、気持ちいいけど、ちょうどいいくらいで……」

「ふーん……」

 

 梨沙の腰が宙に吊られたように浮いたり、かと思えば男の手首にすがるように沈んだり忙しくなる。

 

「く、ふぅっ♥ あぁん♥ んきゅぅぅ……♥」

 

 男が梨沙の膣内ですべすべしたポイントを控えめにこすると、梨沙は喉奥から絞り出したようなかすれた悲鳴で応じる。梨沙の両もももマンコも――男はいつのまにか梨沙のそこを“マンコ”と抵抗なく呼んでいた――ひくひくと動揺する。腟奥責めに必死で耐えて体重を支えて震える手やふくらはぎやつま先が健気だった。どちらも年齢に不釣り合いだった。

 

「あ、梨沙、子宮降りてるなぁ」

「っ……っっうぅー……ぅ……! なによ、それ……!」

「知らないのか? 女って感じると、妊娠しやすくなるために子宮が降りてくるんだぜ」

「んきゅっ、ふ……!? は、はァ……? それ、ぜったい、エロ漫画の読みすぎ……ぃいっ……♥」

 

 形勢は明らかに梨沙不利になっている。それでも男は梨沙に賛辞を送る――『梨沙、とてもセクシーで素敵だ』――梨沙が目を合わせて、とろけた瞳のまま笑っている。セクシーを潮風に吹かれているとすれば、この梨沙の痴態は海水を直にぶっかけられているぐらいの差がある。

 

「はぉ♥ おっ♥ んぁぁぁっ♥ んっ♥」

 

 梨沙の腟内は、深く愛撫すればするほどしっかりと男の指をくわえこみ、指を浅く退かせるとなまめかしくしゃぶりついてくる。やがて指をはめこんだかのようにみちみちと密着して、男が指を前後させるたびに、そのわずかな動きだけで梨沙の体全体を震え上がらせる。あまりの反応の激しさに晴への愛撫がおろそかになってしまうが、晴も梨沙に見入ってそれどころではないらしい。

 

「ほぇ、アあっ♥ ぱ、ぱぱぁ……♥ パパの、気持ち、ぃ、い……っ……」

 

 男はすっかりペニスを勃起させている。指を梨沙の膣肉に刺激されるとペニスまで反応してしまう。ピストンのように膣奥責めを強く深くする。梨沙の細い足がひどく揺れる。指にまとわりつく襞のひとつひとつが泣き叫ぶように痙攣する。指の行き来のたびにじゅぶじゅぶと水音が響いて、もう泣いているようにしか思えなくなる。

 

「あ、ヒッ♥ あ♥ はっ♥ ……パパに、されて……♥ ひ、ぅ……も、ぅ、アタシ、ぃ……!」

 

 明らかに膣イキしている梨沙が、一際べっとりした白濁液を男の手首や前腕に幾筋か垂らす。間もなく秘所からぴゅ、ぴゅっと勢いよくさらさらした体液を噴き出して男の腹部や胸元を濡らした。

 

「は、ァ……う、う……っ……」

「試合終了、だな」

「ふ、ふんっ……ノーサイド、よ……」

「それはラグビーだ」

 

 晴の頬も、梨沙に負けず劣らず真っ赤に染まっていた。

 男はのぼせかけの体に鞭打って、晴を背負いながら梨沙を抱き上げて脱衣所まで運んでやった。2人同時に運ぶなんて無理だろう、と思いつつも体が軽くて運べてしまった。それほど小柄な少女たちへ興奮していた自分に動揺した。

 

 

 

 湯上がりの火照りを冷ましながら、部屋に運ばせた朝食を3人で囲んだ。3人で使うにはやや広い長方形のちゃぶ台に並んだ料理のうち、まず男は一人用ミニかまどの固形燃料3人ぶんに着火した。晴と梨沙は髪を下ろして乾かして揃いの浴衣姿を着て、昇りかけの朝日より少しくすんだ炎を見つめていた。まるで誕生日ケーキのキャンドルを眺めるような目つきだった。

 男はそれからミニかまどの上に金網とアジの開きを載せてやった。ほかは平皿にサラダと卵焼き、やや厚切りになっているハム、小鉢に漬物、冷奴、小粒納豆、大根おろし、おひたし、ヨーグルトのかかった桃のコンポート。さらにまだ蓋を開けていない汁物、空のお茶碗。飯櫃を開けると芳しい白米の湯気に心が洗われ食欲で塗りつぶされる。

 アジの開きが香ばしく色づいてくる。

 

「無理にお箸だけで皮を剥がさないようが良いわ、指で尻尾の方をつまんで、ずるって」

「おぉ……! オマエって焼き魚好きだったっけ」

「パパがこういうのしっかりするといい女になれる、って」

 

 自分にはちょうどいいが晴、梨沙には物足りないメニューか、と男は思ったが、2人から食欲旺盛ぶりを見せられ微笑ましくなった。

 食後、晴がポットからほうじ茶を淹れてくれてたものを何杯か飲んだ。

 

「あら、似合ってるわよ晴、お茶の先生についてもらった甲斐があったわね」

「茶道は抹茶だって」

「でもほら、おもてなしの精神とか言う、えぇと、いっきいっかい……」

「あれ一期一会(いちごいちえ)って読むんだよ」

「むー、晴のくせに……あっ」

 

 梨沙が気づくまで、晴も男も“営業”の最中であったことをすっかり忘れていた。

 

※

 

「うう、なんだか恥ずかしくなってきたぞ」

「さっきより恥ずかしくないわよ」

「さっきはオマエもいっしょだったし、風呂場で裸になるのは当たり前だろ」

 

 露天風呂での手マン比べの結果から、晴と男がセックスする成り行きとなる。

 男は、敷き直した布団の上で浴衣をはだけて横たわる晴を見つめる。晴の頬が、“さっき”と同じぐらい赤らんでいる。胸のふくらみやウエストのくびれはささやかだったが、しかしアイドルとして映るための体であり、幼児性愛者ならぬ男も見惚れさせる。しかも本来なら映されてはならない乳首や女性器までさらしていて背徳感を煽る。『さっきはイカせてやれなくてすまなかったな』と声をかけると、晴が手足やくちびるをもじもじさせる。年端も行かぬ少女を抱こうとしている、とさらに自覚させられる。

 

「や、優しくして、ほしいな……な、なんちゃって」

「“お父さん”なんだから優しくしてくれるでしょ、ねぇ?」

 

 男はまだ触っていない晴の乳房に手をのばす。男が手を近づけただけで、晴の細いデコルテがびくりと反応する。

 

「む、胸は、その」

「さっきはあそこまでいじらせてあげたのに」

「……おっきくなって、サッカーやりにくくなったら困る」

「アンタやっぱりエロ漫画とかの読みすぎよ、それでおっきくなったら苦労しないわよ」

「で、でも」

「愛梨とか見てみなさいよ、あれで平然とテニスやってるわよ?」

「……いやあそこまでおっきくなるかどうか」

「ならいいじゃない」

 

 男はあらためて晴のバストを観察する。控えめな乳房のふくらみに比べて、乳輪や乳首は少しばかりぷっくりと主張が強く見える。声をかけてから、女陰と同じぐらい薄いピンク色を軽くつまむ。

 

「は、ぅ……っ! とうさ……乳首、はぁ……!」

 

 晴が背中を弓なりにそらしながら、掠れた声を漏らす。クリトリスを愛撫されたときのように下腹部や女陰を震わせているが、男自身の手が退かされていてさっきよりずっと鮮やかに見える。

 

「乳首が敏感なのか、って……? いや、まんこ眺めながら聞く質問じゃ……あぃっ、ひ、ぁっ! ちょ、いったんストップ、と、とめてっ」

「それにしたって敏感ね……実は、ごはん食べてるときも、パパに続きしてもらうのずっと期待してた?」

「そ、そんなんじゃ……ふうあ、あっ……!」

「偉い女優さんが言ってたのを聞いたわ、食事は前戯! って」

「それオマエの聞き違いじゃ……ふくっ、う、うあ、んんあ、あ……っ!」

 

 晴の乳首をこりこりといじりまわすと、興奮しながら可愛らしく反応されて愛撫する手がいっそう鼓舞される。同時に自分の指先が、小動物を蹴飛ばしてしまったような罪悪感にも襲われる。晴の額や鼻に汗が浮いて、嬌声とともに転げ落ちて頬や髪を湿らせていく。ただの溝のようだった女陰がしっとりうるんで、もぞもぞと口を開きかけてよだれのように愛液をこぼす。

 

「ん、んふっ……ん、んんんっ……!」

 

 晴が両手で口を覆って嬌声を押し殺しているが、汗と赤みがどんどん肌に広がっていって感じっぷりを男へ雄弁に知らせてくる。

 

「乳首こりこりされるの、気持ちいいんでしょ?」

「はぁっ、はぁっ……そ、そうだけど、これ、恥ずかしすぎ……っひぃ!」

「気持ちよくしてもらいながらおっぱいおっきくなるなら、サッカーやりにくくなるの差し引いても一つお得ね」

「そんな算数みたいに言うなよ!?」

「だいたいアンタ、ガサツすぎて心配だってお父さんに心配されてアイドルにされたのよね。おっぱいおっきくされちゃったら、そうそうガサツなことできなくなるわよ、色々な意味で」

 

 梨沙の口にした“お父さん”が晴の実父を指していると理解して、男はますます晴の乳首に執着してしまう。誰とも知れぬ男が自分の娘をプロデューサーに差し出して、それを自分が引き受けて乳首性感を開発している。その倒錯が、男にとっても晴にとっても毒となる。

 男は乳房を指先で集めて鷲づかみにして、乳首を乳輪に沈めるようにぐりぐりと押しこむ。晴が腰を浮かせて喉を反らす。さらに乳首の先端を爪でかりかりとひっかくように責める。

 

「あ゙……っ……! そ、それ、ぐりぐり、や、ば……!」

 

 女陰から漏れ落ちる愛液の筋がじくじくと増えている。ヘソの下に肺と心臓がもう一組あるかのように大きくふくらんだり縮んだりを繰りかえす。『乳首、きつい?』と問いかけると、晴は涙目になりつつ首を横に振る。

 男はさらに乳房を揉みしだく。晴の胸が汗でべっとりと濡れる。乳首が充血してさらにぷっくりと膨れ上がる。男の指でもにゅもにゅと形を変えて、晴の細い体つきからは想像もつかないほど豊かに反応する。

 

「ねぇパパ、晴のおっぱいいじるの好き? 満足できそう?」

 

 梨沙の呼びかけを受けて、男は晴の乳房と秘所からやっとの思いで意識を引き剥がしてうなずいてやる。

 

「プロデューサーに報告入れておくわ」

「……ぇ……は?」

「言ったじゃない、アタシはアンタがうまく“営業”できるかどうかのお目付け役なのよ。朝に連絡すっぽかしてるから……」

 

 そのとき男に妙な考えが浮かぶ――『ぼくが晴くんにどれだけ満足しているか、このままプロデューサーくんに伝えてあげたい』――晴がとたんに顔色を変える。男の手を押しのけようとじたばたするが、片足の太ももとヒザを男にまたがれてのしかかられ責めから逃げきれない。乳房を揉みしだきつつ乳首も爪でつねって責め立てられる。

 

「あっ、あい……い、いく…ぅ゙………ッ!」

 

 晴が男に背を向け、その背筋を丸めながら絶頂を告げる。男はそれを無理やり反らさせる。晴のアクメを、梨沙がスマートフォンを構えて捉える。シャッター音が鳴る。男は撮られた瞬間の顔を見逃したが、晴が絶頂に反らした背中をぶるぶる震わせながら耳を真っ赤に染めていることはわかる。男が乳首をきつくつねりあげてやると、晴はまた腰を浮かせて痙攣する。同じシャッター音が再び鳴るが、晴がもっと低く苦しげな声で応える。

 

「……あ、ここWi-Fiあるんじゃん」

「ぁ……は、あ゙うっ……そ……ぇが……どうか……したの、か……?」

「いま通話すれば早いと思って」

「ちょ、オマ……まさか、いまプロデューサーに……っひぃ!? 父さんも止めてくれ、いまは、ぁ……ん、んっ! こんなの、さすがに……ああっ、あっ……んあああっ!」

 

 逃げようとする晴の背中を押さえつけ、尻をつかみなおし、猛り狂ったペニスをあてがう。男が腰を突きだすと、勢い余って亀頭が愛液でぬめってずるりと滑る。

 

「こ、こんなでかいの入るかぁ!? や、あ、んぎゅっ、ううゔんっ!」

「もしもしプロデューサー? ごめんね連絡忘れてて、いまちょっといい?」

 

 入れ損なった瞬間にペニスが生であったと気づく。初潮が来ていないとの自己申告を信じるなら、晴はある意味で“安全日”だが、半信半疑のまま後背位で突っこむ。

 

「は、ぁ……あ゙うっ……お゙ッ……!? こ、こんな、お、く……ちが、ぁ、オレは、おく、は……ふかいっ、ふかい゙いィ……っ……!」

「晴がうまくパパに気に入られてる感じよーって報告ー、ちょうどいまがっつり入れられてるわ。見る? 話す?」

 

 四つん這いで刺し貫かれ息も絶え絶えの晴の顔に、梨沙がスマートフォンをあてがう。男の目にも通話アプリが起動されていると察せられたが、モニタが晴の吐息で曇っていて通話相手までは不確かだった。

 

『梨沙? 晴?』

「ぷ、ぷろでゅ……ぉま、なんだ、話が……オレは、梨沙が妙なことしないように、ってぇ……」

『気持ちよさそうだなぁ』

「そ、そんな、こと……お゙っ、ひ!? ゃ、やめ、いれながら、ちくび、なんて」

「晴ー、“お父さん”でしょう?」

 

 晴を奥まで串刺しにしてそうそう抜けなくなったと見るや、男は手を伸ばして晴への乳首責めを再開する。逃げ場をふさがれた晴が、汗を散らしながら顔や腰を左右に振る。

 晴の薄い尻を押しつぶすように体重をかけてさらに深くつきこむ。

 

「ぜぇっは、ぜはっ……はーっ、はひ……も、も゙、むぃ……とぅ、さん……や、め、おね、が、ィ……っ……」

「なんだアンタも奥でけっこう感じるじゃない」

『ご堪能のご様子で』

 

 

 男はスマートフォンに向かって作り笑いするのがせいいっぱいだった。ただでさえ晴に背徳感や嗜虐心を煽られつづけているのに、腟内が指で触ったときのようなつぶつぶでペニスを締めつけてきて期待以上の名器である。射精をこらえるのに歯を食いしばっている。

 

「うゔっく、くはぁあっ! ああ、あ……とう、さんっ、せめて……どっちかは、やめ、ぇ……!」

『どっちかって?』

「いま晴は、パパにおまんこずっぽりハメられながら、乳首こりこりされてるのよ」

『おい晴~、俺には胸なかなかいじらせてくれないのに~』

「だ、だって、ちょっと触られただけで、ぴりぴりって――ぁ、あァ、ぉおおお゙っ……!」

 

 晴が声を殺そうとするが手すらまともに動かず、くしゃくしゃのシーツと浴衣に顔を突っ伏す。雌吠えとも言うべき低い喘ぎを薄布と布団に吸わせる。足や肩や腰がぐにゃぐにゃともがくなかで、男のペニスを締めつける膣肉と、男の指にぷりぷりと反発する乳首だけが気勢を上げている。

 男は晴を後ろから抱きすくめて挿入したまま持ち上げ、ヒザの上に乗せる。背面座位――『のしかかってしまってすまなかったな、楽になったか?』――晴の両足が開かされたままヒザを曲げて、つま先と足裏でシーツをバタバタ叩く。晴が秘所を押しつけられていた部分に失禁したかのようなシミが広がっている。それを晴が踏みつけると足音がべしゃべしゃ鈍く聞こえる。

 

「はっあ……ああっ、ああぁぁ……!」

「おーい、晴ー、もしもーし」

『うわわ、晴ってそんなに濡らすのか、知らなかったよ……いちおう処女のときからの付きあいだが』

「ち、ちが……こ、ぇ……こんな、オレ……いっくいく……だ、ぇ……ィきゅううゔ……っ!」

 

 男が晴の子宮口をとらえながら乳首を揉み潰すと、晴はぶるぶると痙攣しながら絶頂する。バタバタしていた両足がつま先までピンと伸び切って、晴の胎内が男のペニスを食いちぎらんばかりに締めつけてくる。

 

「晴って乳首そんなに感じたのねぇ」

「ぅ、う、そだ……こんな、ぜってぇ……おかし、ぃ、って……」

「謝っておきなさいよ?」

「な、なんで……いっ、いひいいっ!」

「パパにうそついたでしょ、クリが弱いって。うそつき、だめよ」

「そ、それはオマエが言っ……や、やめっ……んんん゙、いくっ! い゙……ッ!」

 

 晴は突かれながらのけぞって痙攣し、濁った嬌声を振りまきながら、上下左右に腰を揺らす。男の責めから逃げようとしているが、あえなく引き戻されて膣奥を叩きのめされたり乳首やクリトリスをしごかれたりして、くちびるをぱくぱくさせながら目を白黒させる。ぶじゅ、ぎゅじゅ、と果物を絞って潰したような音が結合部から飛び散りだす。

 

『晴ー、たくさんイカせてもらってるようだけど、それで“営業”になってるのか?』

「ぜ……ぇ、は……ぁ、あ……し、しらね、え、よ……」

『知らない、じゃ困るんだが』

「そん、なの……父さんに、聞いて、くれって……」

『晴は……ご奉仕、してやってますかね?』

 

 プロデューサーの問いに、男は首を横に振る。この“営業”で2人からの能動的な“ご奉仕”として思い浮かぶのは梨沙の体洗いぐらいだった。

 

『だめじゃないか』

「え、ちょ……オレ、そんな、あのっ、あ゙、ああ゙!? まだおくっぅ……!」

「むしろパパに気持ちよくさせてもらってばっかりね」

「じゃあほら、いまちょうど上に乗ってるから、騎乗位で」

「な、ぉ、い、勝手な……あっ、はっ! あお、あ……んああ……!」

 

 晴が健気にも足を踏ん張って、背面座位で犯されている体勢から、なんとか背面騎乗位に持っていこうとしているらしい。男は腰の動きを止めてそれを待っているふりをしつつ、晴の足裏がシーツをつかんで自ら体重移動できそうな具合になると、晴の死角から腕をもたげる。

 

「あぐうっ!? や、め……い、ああああぁ……っ!」

 

 晴の乳首やクリトリスを責めて、騎乗位の体勢を崩してしまう。何度か続けると、男は自分が晴と同年代の男子として、彼女に幼稚ないじわるをしている気分になる。それでいて幼い膣肉でペニスを絞られる快楽に溺れる。晴の膣肉はますますペニスをぐじゅぐじゅとやかましく受け入れていく。

 

『俺があれだけ仕込んでやったのに、あんまり意味がなかったみたいだなぁ』

「ぷろ、でゅ……! だ、だって、こ、れ、ぇ……ホント、まじで、ぉ、あ……んぐうっ!? また、おく、おくまで……んぐっ、んくぅうあ……!」

「プロデューサーにもごめんなさいしなきゃいけないわねぇ」

「梨沙オマエっ、オマエも、なんとか」

「なにかお手伝いすることある?」

 

 男はふと、プロデューサーが晴に“仕込んでやった”ことが気になり、それを梨沙に『知っていたら教えてくれ』と聞く。

 

「全部は知らないけど……とりあえず、はじめてはプロデューサーだったらしいわね、ええと、それから」

「もう、もうむぃ、むりぃぃいっ……おかじぐ……なる、ぅ……っ!」

『晴、晴、おーい?』

 

 男は梨沙に聞いておいて、声以上の内容など頭を素通ししてしまっている。プロデューサーが表向きにも裏向きにも人々を魅了させようと磨いてきたアイドル・結城晴を、快楽と羞恥でぶち壊しにしている。その状況に酔いしれるだけで意識がいっぱいになる。

 晴のほうも変わり果てている。美少年とも見紛うきりりとしていた顔が汗や涙やよだれや鼻水にまみれて、極度の興奮のせいか瞳孔が開ききって深い色に沈んでいる。桜色だった乳首は木の実のように赤く尖り、陰唇はペニスに蹂躙されびらびらと腫れ上がっている。

 

「ほら、晴、素直に謝っときなさい」

「あぐ、く、ぁ……も、ぅ……ごめ、ぇ……ゔっ、ゔっあ、いっ……」

「パパのテクにメロメロにされて“営業”できません、って。あとパパに、クリ以外も敏感のよわよわだって黙ってた、ってのも」

「あ、あっあ!! ぎぃっ、い……いくーっいく、ぅ……!」

 

 男が膣奥を一突きすると、また晴がのけぞり、男のペニスを締めつけて絶頂する。こんどの膣アクメがひときわ深かったのか、絞りだすように何度も小さく潮を噴いて漏らす。梨沙がスマートフォンを濡らさないよう手を避けて男の笑いを誘う。

 

「……っく、イ、グイ……! あ゙あっイグ……ぉ、おろし、て、ゃ、す、ま……お゙ッ……!?」

『晴ー、聞こえてるかー』

「ご、ごめ、ぇ……あやまる、から、ぉ、ぉろし……ぃ、ひっぐ……うぅ゙っ!」

 

 晴は男のペニスに串刺しにされたまま、とぎれとぎれに梨沙のスマートフォンに向けて謝りだす。そうしたところで晴がアクメに達して膣肉を何度も引きつらせて男に快楽を貪っているままだった。プロデューサーがさらに何度か晴を叱咤するも、足や腹が痙攣して奉仕のふりすらままならなかった。

 

「あア゙っ……ぁく、くひぃ、いっ……おくがっ、おくが、しびれ……いっぎぃい゙い゙っ……イく、ゥッいぐっ、だめええ゙え゙……っ!」

『なんだか寝取られちゃったみたいだ』

「そうかしらねぇ」

『とにかく話はわかったから、あとは梨沙にもろもろ頼んだ』

「はぁ」

『はぁ、じゃないよ。こうなったら梨沙がしっかりしてくれなきゃ』

「はぁ~い」

「はお、おおお゙……っ! いぐっィぐ……んひぉ゙ぉ゙お゙ッ……!」

 

 プロデューサーから通話を切られた後も、晴はしばらく彼に向かって謝ろうとしていたが、男に邪魔されてけっきょく失神してしまった。

 

 

 

※

 

 後日、男が遅い夕食をとろうとしていると、スマートフォンに通知が入った。

 梨沙からのメッセージだった。

 

『パパ、眠れないの』

 

 一糸まとわぬらしい梨沙の写真が添付されていた。はっきり見えるのは濡れそぼった女陰ぐらいだった。背景が妙に暗く素肌に闇を羽織っているようだった。顔が的場梨沙と判別できるかどうか、という具合にぼやけていた。自宅かどこかのベッドで敷布団かなにかをかぶって、密かに自撮りしたらしかった。

 男は『夜更かしはだめだよ』とだけ返信した。

 

 数秒で着信の通知。

 

『誰のせいで眠れないと思ってるのよー!』

 

 “営業”が終わった後、男は2人それぞれから別々に“反省会”に誘われプロデューサーに黙ってセックスしていた。

 晴は例によって例のごとしだった。

 梨沙は最初、晴のように厳しく犯されたがったが――横から見ていて興味を持ったらしい――途中で『あれ晴がマゾなだけだったようね、やっぱり』と撤回した。

 そのあとぐちをこぼされ――『プロデューサーったらL.M.B.Gとかの“営業”もアタシにフォローさせるのよ、まったく……』――露天風呂でこぼされた内容とえらい違いだと思いながら男が優しく抱いてやった。梨沙は気絶するまで『すきっ、すきぃっ♥』と甘くとろけた嬌声でねだりつづけた。

 

『このあいだみたいにしてくれないなら、代わりに……』

 

 梨沙が満足して男を解放したころ、男の夕食はすっかり冷めきってしまっていた。

 

 

(おしまい)

 


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