主人公はとても理性が強いため、えっちな展開にはなかなかなりません。
なのでその理性を弱めてしまいましょう。
幻想郷の住人たちなら、理性を操作するぐらい簡単簡単。
主人公は大妖怪ですが、大勢に、一度に、様々な方法で理性を弱められたら……いくら大妖怪でもかなわないのです♪
……真? おい? おーい……。
ふむ……眠ってしまったのか……。ということは、今回の異変でもいろいろ頑張っていたんだな。お前も紫様も、能力が強すぎるのか何度か使うと眠くなる副作用があるんだろう? まったく、そんなに心配しなくても、霊夢たちならあんな異変くらいなんなく解決したさ。心配性だな、お前は……。
しかし困ったな、せっかく久しぶりに酒を飲んだ真と二人きりになれたのに、眠られてしまっては予定が狂う……。お前とやりたいことがあったのだが……。
もしお前が起きていたらきっとこう言うだろうな。『わざわざ酔ったタイミングで誘わなくても、藍の頼みごとを俺が断るはずないだろ』って。
それならじゃあ、あえて言わせてもらうがな……私と
ああ夫婦って言うのは……数年前、根無し草だったお前に私たちが伝えただろう? ふらふら旅をしてもいいから、私たちをお前の帰る場所にしてくれ、と。お前のことが好きだ、愛している、と。
私たちって言うのは当然、私と勇儀のことだぞ。先に言ったのは勇儀だったかもしれないが……まあそれはタッチの差だろう?
そして真も言ったな。俺もお前たちが好きだ、大切にしたい、と。俺なんかに大切にさせてくれるなら、と。
お互いに思いを伝えた両想いだったわけだ。ということは、その時から私たちはお前の妻だろう? これは誰が聞いても間違いないと思うが……
まあお前はたまに、変に偏った考え方をするときがあるからなあ……。
例えばだが、『人間たちが一夫一妻が主流だから、それでいいのかと迷ってる』、とか?
もしくは、『思いを伝え合っても夫婦になるには時間がある。俺に愛想を尽かす可能性だってあるし、今はお試し期間だろう』、とか?
まあ一つ目は少しわかるが……二つ目の、お試し期間とはいったいなんだ? 両思いなのだろう? 時間を置く意味など無いではないか。
それに、だ。仮に私が、お前のことあんまり好きじゃなかったみたいだからやっぱり無しで―とか言ったとして。
それでお前は諦められるのか? 手こそ出してこないものの、真は私のこと大好きだろう?
豆腐屋の主人と話していたら嫉妬していたこともあったしな。……ふふっ、あれは嬉しかったなぁ。真が嫉妬してくれてる! って思ったよ。
……ああ、なるほど。これなら一つ目も得心がいった。お前が嫉妬する性格だからこそ、私たち二人も同じだと。一人に絞ってほしいはずだと考えたんだな?
いやあ、納得だ。
まあ確かに独り占めしたいという欲求は確かにあるが……お前の妻になれるなら、そんなものささいな我が儘だ。我慢というにも大げさすぎる。
なにより優秀な雄ならば、種を多く残すのが道理だろう?
……ほら、これで分かったか? 真が私たちに、手を出さない理由は無いだろう?
興味がない、とは言わせないぞ? 気づいているんだ、お前が私の胸をたまにこっそり見てることはな。人間の里を歩いていると結構見られるから、そういう視線には敏感なんだ。
どうやら男というのは、大きい胸を見てしまう傾向にあるようだな。まあ、赤子に乳をやる重要な部分だからな、そういう本能もあるのだろう。
だが大昔には小さい胸が好まれていたと聞いている。かぐや姫が絶世の美女とか呼ばれてた時代だな。だが、ちょうど私が
まあ当然ながら個人の好みというのもあるし、何が好きかはそいつ次第だが。とにかく、お前が私の胸が好みだというならなによりだ。ふふふ……
……おーい、真ー? 今起きたらぁ……私の胸を、お前の好きにしてもいいんだぞー♡
……なんて、起きないよな♡ まあ疲れてるなら仕方ないんだ♡
お前は酒をあまり飲まない分、飲んだ時は開放的になるからなぁ♡ 今日は狙い目だと思ってたんだ……♡
……ま、失敗だったけどな。起きてても成功するとは限らないし、お前の理性は鋼並に硬くて厄介だ。
私は、お前がいつも我慢しているのを知っているぞ?
今日の宴会だってそうだ。皆が料理や酒を好き勝手食べる中で、一人全体の様子を気にしながら余りそうな料理だけ食べてただろう? 自分の食べたいものを食べればいいのに……
……うむ、決めた。私はお前を、我慢できない性格に変えてやる。
理性が邪魔しても、やりたいことができるように協力する。もし気恥ずかしくて遠慮してることがあるなら、背中を押してやる。やりたいことが変かもしれないときも、私だけは肯定してやる。
といっても最初は難しいだろうから、少し強引にでもさせないとな。真が我慢できないように、まだ酒が残っている今ならあるいは……
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……おぉ、目が覚めたか。ずいぶんよく眠っていたな……といってもまだ夜中だが。
あいにくこちらは女の細腕なものでな。お前を寝室に運んでいくのは無理だったよ。
代わりと言っては何だが……ほらこのとおり、私の膝を貸し出している。頭を持ち上げるくらいなら、こちらも容易にできるというわけだ。
……おやどうした? そんなに慌てて起き上がって。別に私がしたくてやったのだから、負担に感じる必要などないんだぞ? 無論、謝る必要も全くない。
……うつぶせだった? ああそれは、寝ているんだから寝返りくらい打つだろう? 呼吸はできていたようだから私も気にしていなかったんだが……まあ、お前の吐息が直接当たって少しくすぐったかったかな……♡
それよりも、外はまだ暗いだろう? 今から起きてしまうのは早すぎる。だからほら、私の膝でもうひと眠りしていいんだが……♡
いつもは橙優先の私の膝だが、今ならお前の貸し切りだ……♡ 好きに使い放題だぞ……♡
どうした? 使いたいという目をしているのに、身を委ねるにしてはずいぶんと動きがゆっくりだな……♡ 私の膝に頭を乗せるころには、日が昇り切ってしまいそうだぞ♡
ふむ……♡ もしかして前掛けが邪魔だったか……?
だったらほら……♡ 邪魔な部分はたくしあげて……♡
よいしょっと♡
私の太ももがあらわになったぞ……♡
ここに頭を乗せるといい……♡ 柔らかさなら保証しよう♡
……おやおや♡ どうした真? さっきより視線がこちらに釘付けじゃないか♡♡♡
動きも止まってしまって、早く来いと急かしたつもりが、これじゃあ全くの逆効果だな♡
見ているのは内股? それとも奥か? ふふ♡
幻想郷では見慣れない、ドロワーズでない下着は新鮮だろう♡
お前の気の済むまで見てていいんだぞ♡
そんな遠くじゃなくて、近くでも、な♡
ん♡
そうそう♡ 別に膝枕は仰向けで、なんて決まりはないんだ♡
このまま幸せな光景を見つつ、私の膝に飛び込んでくるといい♡
私の太ももを手で押さえて……♡
そのまま顔をゆっくり降ろして……♡
うん♡
上手に私の膝に飛び込めたな♡
んんっ♡♡♡
……どうした?
そこでしゃべってもよく聞こえないぞ……♡
……幸せだ?
ふふふ♡ ならよかった♡
でもお前が望んでいたら、こんなこといつだってしてやったのに……♡
……んっ♡
ちょ、ちょっと真……♡
そんなにモゾモゾしたらくすぐったい……♡
お前の、鼻? が当たって、声が漏れてしまう……っん♡ じゃないか……♡
って、なんで今のでお前の鼻息は荒くなっているんだ……♡
お前の息が荒いせいで、太ももの奥が熱くなっていく……♡
……あ♡
いま私の太ももにキスしたのか?
んっ♡
んっ♡
そ、そんな何回もキスするなんて……♡♡♡
私だってお前にキスしたいのに……♡♡♡
……奥? 奥の方にもキスがしたいのか……?
……いいよ♡
お前が私を愛している証拠を、そこに残して……んんんんっ♡♡♡
っ♡
っ♡
っっ♡♡♡
(……藍。あなた一人でなにしてるわけ?)
っ! はぇい!!? ゆ、ゆかり様!? いつからそこに!?
わ、私が、『ずいぶんよく眠ってたな』って一人芝居を始めたとき……って、ほぼ最初からじゃないですか!!
いくら主でも式のプライベートを覗くのはどうかと思いますよ!?
……はい、そうですね……いまのはただの逆ギレです……ここは私たちの住まいですし、自室ではなく居間で盛り上がった私が完全に悪いです……
……え? そんなに真の理性が鋼なら、境界をいじって本能の比重を増やしましょうか、ですって?
い、いや別に、そうまでして手を出して欲しいだなんて、七割くらいしか思ってないですし要らないですよ……
それにそんなことしたら真の、私に対する欲
……真は妖力が桁違いすぎるから、境界をいじったところで大して効果はない? 欲に忠実になるのは少しだけで、後は藍の腕次第……ですか?
……それならまあ別に、境界を操作していただいてもいいですが……本当に真に悪い影響はないんですよね?
大丈夫大丈夫って、本当かな……?
紫様に匹敵する能力をあと三人が真にかけて、やっと生活に支障が出るくらい……?
……なるほど、なら安心ですね。私みたいに変なことを考える輩は多々居れど、紫様みたいに実際に行動する輩なんてそうはいないでしょうし……
……どうしました? 『どことなく馬鹿にされたような気がするわ』って……気のせいですよ。
紫様は私の主で、私は紫様を尊敬しています。
……ええ、もちろん。ろくでもないことをする主だなんて思ったことありませんよ。たまにしか。
……『私以外にも面白いことを思いついたらすぐ実行する輩なんて沢山いると思うけどね』って……いたら真に迷惑がかかるって話だったじゃないですか。
そこはいないって言い切ってもらってですね……