娯楽の少ない人里において、住人のガス抜きは重要だ。稗田が主導し、三ヶ月に一度、祭りが開かれている。
神事ではないので、神輿や山車は出ない。それでも大した賑わいで、露店が通りを埋め尽くし、人がひしめいている。夜は妖怪の時間である幻想郷において、日没後もこれだけ活気があるのは稀だった。
ちょうど大暑に差し掛かるころなのも手伝い、立っているだけで汗ばんでくる。涼をとるためとばかりに、あちこちで酒が酌み交わされている。酔っ払いの声は大きく、喧噪を極めていた。
子供たちも、普段はサッサと寝ろと親にどやされるところ、今夜だけは夜更かしを許されている。とはいえ、ほとんどは大人達に手を引かれていた。
楽しい時間であると同時に、ごろつきのたぐいも表に出てくる機会なのだ。保護者がつくのは当たり前だった。
そういう事情を踏まえると、彼女はいささか無防備に思える。両手に水風船や金魚すくいの袋をぶら下げながら、一人でそぞろ歩いている童女。太腿が半ばまでのぞくミニの浴衣で、ややカールしたボブヘアに狐面を飾っている。
一見すると、出店に夢中で親とはぐれた里娘だ。悪漢に狙われてもおかしくない。
実際には、不要な心配だった。なにせ彼女は、地霊殿の主人にして、悪名高き種の末裔なのだから。
その名を、古明地さとり。祭りには、気分転換に訪れていた。
旧地獄の鬼どもをまとめ、怨霊を管理し、行政を成り立たせるのが彼女の仕事だ。ストレスフルかつ激務だ。ときには息抜きもしたくなる。
そんなとき、彼女は今のように地上を出歩く。地底では誰もに恐れられているが、こちらにおける知名度はわりあい低い。サードアイさえ手荷物に紛れさせてしまえば、まず気付かれることはなかった。
そぞろ歩く。油断するとすぐ肩がぶつかるくらいの混雑っぷりゆえ、流れ込む思念もやかましい。とはいえ不快ではなかった。地底と違って、直接的に負の感情を向けられないからだ。
だからこそ、稀に混ざるそうした想念には、敏感になる。タールを思わせる、粘っこい欲望を感じた。さとり妖怪にのみ感じられる、一種の悪臭を放っている。
思考の主は、路地の隅のほうで露店を開いている中年男だった。ガマガエルの化身のごとき潰れた顔つきで、頭頂は心許ない。でっぷりとした体格で、ときおり手ぬぐいを懐に差し入れて汗を拭いている。
地べたのゴザに子供向けの玩具や小物、アクセサリーを並べ、人通りをぼんやりと眺めている。他の店と違って客引きをするでもなければ、金を欲しがっているふうでもない。商売そのものが目的でないと、さとりは得意の読心術により見抜いていた。
店に来る子供たちを、視姦しているのだ。特に、年端も行かぬ女児が好みらしい。
棚を設けず、商品をゴザに直置きしているのにも理由がある。見るためには当然、屈む必要がある。そのとき浴衣の襟元からのぞく胸元や、屈んだだときに裾から覗く下着を目に焼き付け、帰ってからのオカズにしているのだ。
いささかタチの悪い小児性愛者だった。かといって、実際に手を出しているわけでなし、自警団に突き出すのも難しい。せいぜい、無視するのが関の山だ。
「おじさん、見せてもらってもいいですか?」
「おっ、もちろんいいとも」
彼女はむしろ、近づきにいく。人の良さそうな口調とともに、男の目がニッコリと歪む。くろぐろとした瞳の奥から、へばりつくような性欲の色が覗いている。
無垢な童女なら気付かないのだろうが、彼女は外見年齢どおりの存在ではない。男の下卑た欲望など、お見通しだった。だからこそ、声をかけたのだ。
「へえ~っ、これかわいい……」
しゃがみ、ゴザに並んだ商品をためつすがめつする。いとけない声色と、稚気にあふれた仕草。地底の住人が見れば、爆笑するか気味悪がるだろう。「あの」古明地さとりが何をやってるんだと。
とはいえ、男は彼女の正体を知らない。その瞳に映った少女は、見目整った理想的な性愛対象でしかない。振る舞いも、彼のツボを突いていた――読心能力をもってすれば造作もない。フホッと鼻息が漏れ、口元が歪もうとするのを、男はどうにか抑えているようだった。
見知らぬ男、それも異常性愛者に、性的にまなざされている。普通なら嫌悪するところだろうが、さとりにとってはむしろ望ましかった。
彼女も女であり、性欲だって溜まる。ただ困ったことに、地底には漁れる相手がいない。恐れられている種族で、本人も嫌われているからだ。
だから、地上に繰り出すのだ。妄想の中から飛び出したような、無垢で無防備かつ都合のよい幼子を演じれば、あちらから手を出してくれる。彼らの存在は、ありがたくすらあった。
「どれにしよっかなぁ……」
「ぉっ、ほ」
屈んだ姿勢で、上体を倒す。帯が少し緩んだ風を装いながら、襟元を広げる。
「房」と接尾語のつかぬ乳が、ちらりと覗く。なんなら、先端の桜色まで。彼にとっては、とんでもない大収穫だ。奇妙な声が喉から漏れていた。喜色のあまり溢れた歓声を、どうにか押し殺したのだろう。
物色するフリをしながら、身体をわずかに揺らす。緩んだ前合わせが、蠱惑的に揺れる。内側に秘められた、丘とも呼べぬなだらかな膨らみを、ちらちらと窺わせる。
粘つく思念と視線が注がれている。浸るのは、他者を手玉に取る優越感だ。
――そんなに好きなら、もっといいものを見せてやろう。
合わせていた膝を、ゆっくりと広げる。彼女が纏っているのは、普段の洋風装束ではない。彼のごとき男どもが空想するのに近い、ミニの浴衣だ。屈んで脚を開けば、当然、見える。
「ォホッ……」
――この子ノーパンだァ!
衣服の内を守るべき布――ショーツは、存在していなかった。外見年齢に相応の、つるりとした三角州が、剥き出しになっている。異常性愛者どもへの、サプライズプレゼントだ。
祭りは三ヶ月に一度。少ないチャンスにおいて、女児下着を拝めただけで彼からすれば大収穫だろう。生の無毛地帯ともなれば、望外であるに違いなかった。
視線が、身体を行き来する。襟から覗く平らなる胸と、裾の奥に隠れた無垢なる恥部を、交互に凝視される。蛞蝓に這われるような感覚が、甘美なるものをもたらす。
目の前の餌に夢中すぎて、自分がどれほど露骨な目を向けているか気付いていない。変態にお似合いの、滑稽な姿だった。内心で嘲笑いながら、楽しませてもらった「礼」をする。
「あれっ。おじさん、これってなんですか?」
陳列されているのは、いかにも子供向けな、安っぽいアクセサリーやオモチャだ。それらに紛れて、とんでもない品物が並べられていた。
子供の低い目線でないと気付かない位置に、巧妙に混ぜられていたソレは、いわゆる張型だ。えげつないカーブを描いた、黒光りする上級者向けの逸品。
「ああそれは。オトナ向けのインテリアだよ。お嬢ちゃんにはちょっと早いかなぁ?」
「ふぅ~ん」
形を確かめるフリをしながら、これ見よがしに撫でさする。根元から先端にかけて、玉の形も確かめるように。男は、たいへん奇妙な顔になっていた。性欲に基づく笑顔を、どうにか抑え封じようとしているのだ。
言葉にするのも穢らわしい、さとりからすれば好ましい妄想が、サードアイを通じて流れ込んでくる。
『わ、すっごい大きい。これなぁに? ……』
あどけなく無垢な少女が己に跪き、下品な語彙と甘ったるい声色で、その勃起したペニスを褒め称える。下卑た肉槍に口づけの雨を降らしながら、小さな掌で擦りあげる。ぶちまけられた白濁にまみれた表情は、可愛らしくも淫靡であった。
『あっあっ、おじさん、何するの、やだぁ……』
組み伏せ、ひん剥く。窃視で満足するしかなかった宝物が、目の前にある。うっすらとあばらの浮かぶ平らかな胸へ、思い切りしゃぶりつく。
『あっ、あっ、あ、これ何ぃッ……』
ネバつく唾液を塗りつけながら、先端の桜色を舌で舐め回す。まだ固く閉ざされている快楽の扉を、無理やりにこじ開けていく。初めこそ気持ち悪がっていただけの少女が、次第に甘い声を漏らし始める。
「く……んっ、は、んぅ」
しょせんは頭の中で繰り広げられている光景だ。現実に影響を及ぼすなど、普通ならありえない。
さとり妖怪は、まさに例外だった。濃厚な想念は、肉体にフィードバックを及ぼす。全身にゾクゾクと巡る官能に、彼女の身体が小さく震える。
『んぅッ!? ンッ、んぅッ、んーッ……!』
本人をよそに、男は空想の中でさとりを犯し続ける。瑞々しく柔らかい唇を強引に奪い、唾液を啜り上げる。涎を送り込みながら、舌をねじ入れて口内を味わう。
『ちゅっむっ、んっ、んっちゅっ、んぅう……ッ』
少女は初めこそ抵抗していたものの、抱きすくめられ逃げ場を失い、やがて受け入れる。おずおずと自らも舌を絡めはじめ、人生初のディープキスの法悦に浸り始める。
「あはぁ……」
口腔を蛞蝓のごとく弄ぶ異物の感覚に、生理的嫌悪感と表裏一体な快感を覚える。腹の奥が、きゅうきゅうと疼き始めている。
空想の中でなら、どれほど大胆な行動にでも出られる。男はとうとう、少女の秘めやかなる園へと指を伸ばした。
男を知らぬどころか、初潮すらまだのピッチリ閉じた二枚貝を、太い指がなぞる。触れられることの悦びを教え込むかのごとく、ゆっくりと焦らしてまわる。
「くっ、はぁ、あぁ……、あぁっ、ん」
官能の味を覚え始めた胸も、撫でまわされる。見えざる愛撫に、さとりの腰が軽く浮く。まるで、透明人間に嬲られているかのような感覚だった。
いつの間にか、胸元は大きくはだけられていた。肋骨をうっすらと窺わせるほとんど平坦な乳が、姿をうかがわせている。脚も大きく広げられて、ストンと落ちる腰や、無毛の恥丘が曝け出されていた。
口を閉ざしていたはずの秘裂は、不可視の前戯によって解され、綻びつつある。とろりと、透明な蜜が滴っていた。腹の奥が、きゅう、きゅうと疼いてしかたない。
「あんっ……はっ、あ、あっ」
小さく身動ぎする。ちらりと見ただけでは何ということもない、しかしよく観察すれば、実に悩ましげな仕草だった。
――この子、見られて感じてるのか? とんだエロガキだな。
男も、流石に気付く。無垢だと思っていた少女が、淫乱の本性を抱えていた。想像と異なる気質に、侮蔑と好奇を向ける。そんな思考にすら、マゾヒスティックな快感を見出してしまう。
「はぁ……あっ、あっ、あぁんっ」
へばり付く視線で見つめられている。頭の中で、しつこく、ねちっこく汚されている。すぐ後ろを何人もの通行人が行き交う、雑踏のなかで、性的官能に溺れている。
「あっ、あ、あぁ、ああ」
ひときわ大きいエロスの波が、近づいてきている。とっさに、髪に飾った狐面で、顔を隠す。通行人からは気付かれない一方で、目の前の中年男からは丸見えだった。
「イ……っくぅ……ッ!」
跳ねる筋肉を、震える身体を、どうにか抑え込む。喉の奥から、引き絞ったような声が漏れた。外見年齢からは想像もつかない、切なく色っぽい声音だった。公衆のど真ん中で、アクメを迎えたのだ。
よがり狂う童女の姿を、男はニタニタと、気色の悪い笑みを浮かべながら見つめていた。無垢なる少女に、変態的な性癖を植え付けてやったとでも思っているのだろう。下卑た欲求が満たされ、下服には一目で分かるほどのテントが浮かんでいる。
「はぁっ……はぁ、あぁ……っ」
脱力する。カモフラージュでぶら下げていた手荷物が放り出されて、サードアイが露出している。正体がばれてもおかしくない状況だが、男はまるで気にしていなかった。はだけられた浴衣・露わになった白い肌を目に焼き付けるほうが、彼にとっては重要だった。
「どうしたんだいお嬢ちゃん、具合でも悪いのかい?」
この子はイケる。治療と称して悪戯してやる――悪辣な発想が聞こえてくる。頭の中では、後戻りできない官能に少女が溺れている。そうして生じる甘やかな快感は、絶頂したばかりの肉体にはいささか強烈だ。話すこともできず、ただ首を縦に振る。
「おお、それはいけない。薬をあげるからこっちにおいで」
わざとらしい言葉とともに、ぐいぐいと手を引いてくる。ふらつく足を支えながら、ついていく。
混雑から離れ、裏路地を抜ける。連れ込まれたのは、人目につかない雑木林だった。表通りの喧噪が、遠くに聞こえてくる。
「汗をかいてるねぇ。そのままじゃいけないから、脱ぎ脱ぎしようねぇ」
「あっ、あぁ……」
強引に、服を奪われる。滑らかな肌が、月光の下に晒された。
能力と性格ゆえ地底では忌み嫌われているが、それさえなければ誰もが振り返る美少女だ。くせっ毛のボブヘア、眠たげな瞳と長い睫毛。柔らかな頬と、瑞々しい唇。快活とは言いがたい雰囲気ながら、目の前の男のような変態を引き寄せる魅力に溢れていた。
体付きも、貧相と断じがたい可愛らしさを秘めている。平たくなだらかなボディラインには、この外見年齢でなくてはありえないチャーミングさがあった。
ほっそりした首から鎖骨のライン、未発達な乳に、珠のごとき汗が浮かんでいる。一つ一つを舐め取り、唾液を塗り込める妄想が、男の脳裏をよぎる。
寸胴な輪郭、内臓位置が低くがゆえのイカ腹、くりっと窪んだ臍は、小児性愛者垂涎の代物だ。頬ずりしたいと、心の声が聞こえてくる。
そして何より、下腹部。骨盤は広がっておらず、ストンと落ちる腰回りを形成している。無毛の恥丘は思念越しの愛撫によって解され、官能に濡れている。とろとろと愛蜜を滴らせ、無垢さと淫靡さを両立させる様は、あらゆる男を勃起させる。
「おっほ……」
目の前の少女が人ならざる存在であると、男もいい加減察している。あまりにも都合が良すぎるし、もはや隠すもののないサードアイからも明らかだ。
が、痛いほどに張り詰めたイチモツの衝動を前にしては、まったくの些事だった。眼前の少女の狭穴にソレをねじ込んで封切りし、ズボズボとほじくって無責任に種をまき散らす空想が、思考を捕らえて放さない。もうすぐ現実になるのだという思いが表情筋を収縮させる。ニッタリと、気色の悪い笑みを形作っていた。
「おじさん、お薬ください……」
はあ、はあと荒い呼吸を繰り返しながら、目の前の男に媚びた視線を向ける。彼の下半身に、血流がさらに集中する。
「ああ、おじさんのお薬はちょっと変わっててねえ……この棒をナメナメおしゃぶりしてくれれば、お薬が出るからねぇ」
言って、下服をおろす。ギュッと締められた六尺褌を緩める。バキバキといきり勃つ男根が、バネ仕掛けのごとく飛び出した。
自分のしていることの馬鹿馬鹿しさを、彼自身理解していた。しかし同時に、空想の中から飛び出してきたがごときこの少女であれば、望み通りの行動に出るだろうとも確信していた。
「わ、すっごい大きい。これなぁに……?」
思い描いていたとおりを演じる。彼の前に跪き、突き出されたモノのサイズを讃える。
実際、御立派と称するにふさわしい業物だった。全長にして二十センチ近く。亀頭が力強く張り出す様ときたら、戦国武将のもつ槍を思わせる。褌の中で蒸らされたカリ首からは、むわむわと雄のフェロモンがまき散らされている。太く反りかえった幹はまるで太刀だ。老若を問わず、斬られた女はよがらずにいられない――さとりのような童女でも。
「硬いし熱い……これを舐めればいいの?」
「そうとも、さあ、ほら、早く」
形を確かめるように、やわやわと撫で回す。本能的な期待の籠もった目線を送る。そうした仕草一つ一つが、男の欲望を苛つかせた。猫撫で声の後ろに、隠しがたい凶暴な獣欲が覗いている。
「はぁい……んっ、ちゅっ」
「おっ!」
顔を近づける。蒸れた汗の香りに、鼻孔がヒクつく。うっとりと、目尻が垂れ下がる。
唇をすぼめて、先端に口づける。小さく、リップノイズが鳴る。
無垢な少女に、自らの下卑た棒へ口づけさせた。その事実が、肉体的な快感以上の感動を彼へもたらす。下賎な快感に、腰がぶるりと震える。
「ちゅ、んちゅっ、んちゅ、ぺろ……んちゅぅんんっ」
「ほっ、ほッ、ぉお~ッ……」
そんなにいい反応をされると、サービスしたくなる。リップの雨を竿全体に降らせる。舌を這わせながら、根元に顔を埋める。陰毛の茂みをかき分け、玉袋を唇に挟む。やわやわと食んでやれば、内部でグツグツと精子が急造されていくのを感じられた。
「ぉ、お、いいよ、すごくいいね。その調子で、おしゃぶりもしてみようか」
「はぁい――おじさんのおちんちん、おっきすぎて咥えられないかも――えぁ」
賞賛の言葉を挟みながら、大口を開ける。正面から見れば、口蓋垂すら窺えるだろう。
「あむぅっ」
咥え込む。口内に塩気と苦味、男性器特有の臭気が広がる。決して快くないはずのそれらは、官能に炙られる今のさとりにとっては甘露に感じられた。思わず表情が蕩ける。浮かんだのは、牝犬の貌だった。
「……ッ」
それは当然、彼からも見える。比類なき美童女の、だらしなく乱れた様に、もはや言葉もないほど昂ぶっているらしかった。男根の勃起することときたら、唇を通じて拍動が伝わってくるほどだった。
「んふぅ、んちゅっ、ぷ、くぷっ、んぅ、変な味ぃ、くぽっ、んっ、んぅ、ンッ……」
頭を緩やかに前後させる。くぽっ、くぷっと、口端から空気の抜ける音が響く。口内では舌が踊り、肉竿をレロレロと舐め回す。
「うぉ、おッ、おッ、ぉおおおッ!?」
外見は幼くとも、人よりはるかに長い寿命をもつ妖怪だ。高級娼婦でも持ち合わせていないテクに、男は激しく腰を震わせる。鈴口からとろとろと溢れる、粘っこい先走り汁を、舌で穴ごとほじくるように舐め取っていく。
「おぉッ、ほっ、ひ。うぉ、ッ、上手だね~ッ、お父さんにでも教わったのかな、ッ!?」
想像をはるかに絶する魅惑の口技に、男はすっかり夢中らしかった。腰をカクつかせながら、わけのわからない言葉を喚く。男根に纏わり付く快楽を堪能しているのは、誰がどう見ても明らかだった。
「んぢゅるッ、ぢゅぅう……ッ。かぽッ、くぷ、ぢゅぷぢゅぷぢゅぷぢゅぷぢゅぷ……」
そんなに良い反応をされると、こちらとしてもやりがいを感じる。もっと気持ちよくしてやろうと、ひょっとこのごとく頬を窄めて内圧をかける。激しく頭を前後させて、雄棒を追い詰めていく。口端から涎が滴り、顎まで伝っていった。
「うぉッ! おッ、ぉお、おお、お嬢ちゃんっ、出るよぉ、お薬が出るよ、ちゃぁんと全部呑んでね、ぉッ、おッ、おぉッ……!」
口内で魔羅が膨れ上がる。力強く脈動し、いまにもはち切れんばかりだ。男のやかましい宣言がなくとも、何が起ころうとしているかは明白だった。射精しようとしているのだ。
「んぷはっ、えぁあ……」
寸前に、口を離す。顔を上向け、唇を大きく開き、舌を突き出す。目を閉じ、手を添えるおまけ付きだ。精子を受け止めるための、牝犬のお作法だった。
「ぉッ、おッ、おッ! 本能か、本能でやってるのか!? とんでもないビッチガキだ、アッ、アッ、出る出るッ、ザーメン出るぅうう~ッ」
「あはぁあんっ……」
狸よろしく膨れた睾丸が、会陰とともにギュゥウッと収縮する。溜め込まれた種汁が、尿道を通じて鈴口から勢いよくぶちまけられる。
濃厚極まる雄のリキッドは、物理法則に従って、彼女の口腔へ注がれていく。勢い余って、顔まで汚していった。煮えたぎるマグマほども熱く、ヘドロのごとく臭う汚泥に、官能の溜息が漏れた。
「ん……っく、んく、んぅ、んんぅ……」
白く汚れた唇を、舌でぺろりと舐める。口を閉じ、白濁をゆっくりと嚥下していく。童女が己の精液を飲み干す、夢にまで見た光景を、男は半ば放心しながら見つめていた。
「んはっ。全部呑みましたぁ……」
飲み終え、再度口を開く。口内を、彼に見せつける。コーラルピンクの粘膜に、白くネバつく濁液は存在しなかった。全て彼女の体内だ。
「おじさん、まだ身体が熱いの……おまたがジュクジュクして、どうにかなりそう……」
甘ったるい、媚びた声色と目で、男を誘惑する。どれほど現実にありえない、都合の良すぎる振る舞いだろうが、もはや彼にとっては関係なかった。長年戒められてきたペニスの衝動に、抗えるわけはないのだから。
「それは、よくないなぁ。おまた……おまんこにも、お薬を注いであげないとね」
「うん、おまんこにおじさんのお薬ください、おまたの穴におちんちん入れてぇ……っ」
近くの木に手をつき、小ぶりながら形のよい尻を突き出す。ほんのりと汗の浮かんだ肌が、月光に煌めいている。
両脚の狭間、肉貝はしとどに濡れて、ネトついた愛蜜をとろとろと滴らせている。とても、幼き子供の下半身とは思えない、卑猥きわまる姿を晒していた。
閉ざされた二枚貝へ指を伸ばし、自ら割り開く。にちぃ……と、愛液が粘っこい音をたてる。
曝け出された膣粘膜は美しいコーラルピンクで、外気に触れて恥じ入るかのごとく蠕動している。トロついた汁を分泌しながら、ヒクッヒクッと収縮を繰り返す様は、あらゆる男を惹きつけてやまない。
「おぉ、おおお……ッ」
まして彼のような小児性愛者には、効果てきめんだった。行灯に惹かれる蛾のごとく、ふらふらと吸い寄せられる。たった今射精したばかりであるはずのイチモツは、ふたたび痛いほどに勃起し、ギンギンと天を衝いていた。
野太い肉刀の切っ先が、鯉口に押しつけられる。狭すぎるほどに狭い肉貝へねじ込むのは容易でない。くにっ、ぐにっと、唾液に濡れた亀頭は淫貝を滑る。挿入できたときの締まりを想像させる有様に、男の期待は否応なしに高まっていた。
「フーッ、フゥーッ、フーッ」
荒い呼吸を繰り返しながら、再度亀頭を押し当ててくる。入口に対し垂直に、しっかりと狙いを定める。次の瞬間に、勢いよく腰を突き出してきた。
「アッ、あぁああああああんッ……!」
小さな身体で受け止めるにはあまりにも野太い魔羅が、さとりの体内へとねじ込まれる。ぼぢゅんッ! と、えげつない音が響く。
めりめりと、体内が押し広げられる。肉襞がめくり返され、蹂躙されていく。ごぢゅッと、肉の潰れる音が響いた。未熟な、子を成すための聖域――子宮が、思い切り叩き潰されたのだ。
喉から上がるのは、たまらないとばかりの嬌声だった。甘く蕩けきった、とても外見年齢十歳にも満たぬ少女があげるそれとは思えなかった。
「うぉッ、うお、うぉお、なんてエロいんだこのロリマンコ、ヤバッ、ぉおおッ……!」
グゥウ、と、男の喉から奇妙な呻き声が漏れる。雄竿にみっちりと絡みつく、ヌルついた感触に、酔いしれているのだ。鼓膜を愛撫するかのごときキャンディボイスが、情欲をさらに煽り立てた。
「ぉお~ッ、止まらん、止まらんッ、ォアッ、ぉッ、うぉおッ!」
「あぁんッ! アッ、あぁッ! くぅんっ、はぁ、ああんッ!」
どっしりとした腰を、取り憑かれたかのごとく振りたくり始める。相手に対する気遣いなど欠片もない、性衝動に乗っ取られたピストンだ。立木に身体を預けてなければ、吹き飛ばされてしまいそうなほどだった。
ごりごりと、体内から音が聞こえる。狭き幼女穴が、下卑た雄棒の形に拡張されているのだ。快楽神経が嬲りものにされ、強烈なエクスタシーが彼女を狂わせる。ストロークのたび身体を跳ねさせながら、ただただ喘ぐしかない。
「ぉお~ッ、ぉおッ、おッ、ォオッ」
「ひぃッ、あぁッ、あぅッ、はぁあッ、ひぃ、ひうぁ、あぁあッ」
女性最大のプレジャー・ポイントといえば、ポルチオであるのは間違いない。ひと突きされるだけでよがり狂わずにはいられない弱点を、サンドバッグにされている。眼球の裏でチカチカと火花が散るような感覚を前にしては、ただ嬌声を垂れ流すしかなかった。
「あ~最高だこの肉オナホ、絶対俺のモンにする、ぉッ、おおッ、ぉおおッ」
どちゅどちゅとイチモツを突き入れながら、低く詰まった声で唸る。頭の中には、気持ちよく精をぶっ放すことしかなかった。
「あはぁ、して、してぇ、おじさんのおっきいおちんちんでおまんこほじほじして、おじさん専用の肉オナホにしてぇっ」
ばすんばすんと打ち付けられる下腹の動きにあわせ、さとり自身も腰を振る。牝汁をまき散らしながら、結合部を擦り合わせる。寸胴がくねくねと踊る様は、なんとも退廃的で猥褻だ。
童女が、オナホなどという語彙を持ち合わせているわけがない。が、男がそれを気にすることはなかった。耳に垂れ流される心地よい言葉と嬌声に、ただただ情欲の炎を燃やしていた。
「ぉッ、ぉうぅ、出るッ、出る、ぉお、出るよぉお嬢ちゃん、おじさんのくっさいくっさいザーメンお嬢ちゃんのロリ子宮にぶちまけてオナホにしてあげるからねぇ、ぉッ、おおッ、ぉおおッ」
「出して、だしてぇ、おじさんの濃ゆいお薬ちょうだい、中にびゅるびゅるってしてわたしのことオナホにしてぇえっ」
ストロークはどんどん乱雑になり、暴力的の域にすら達しつつある。小ぶりな平たいヒップは、何度も下腹を打ち付けられ赤く染まりつつあった。
ゴリゴリと肉洞を抉る男根が、次第に膨れ上がりつつある。限界が近いのだ。すぐに訪れるだろう瞬間を心待ちにしながら、彼の好む言葉そのものを並べ、射精欲を煽り立てる。くいくいと、童女ではありえない腰使いを繰り出す。
「ぉおッ、出る、ッ、おッ、オッ、ぉああああああッ!」
「アッ、イくっ、あッ、あぁッ、あああああああああああ……ッ!」
そんな風にされて、堪えられるわけもない。やかましく喚きながら、腰をいっとう深く突き出してくる。子宮口と鈴口が熱烈なキッスを交わした瞬間、男は限界を迎えた。
風船のごとく膨れた雄棒が、弾ける。睾丸に溜め込んでいた白濁を、勢いよくぶちまけ始めた。
本日二回目で、さほど間を開けずの射精とは思えぬほど濃厚な種汁が、未熟な子宮を埋め尽くす。無数の精子が泳ぎ回り、彼女の胎を堕落させていく。
雄の欲望そのものなリキッドを注がれて、正気を保っていられるわけもなかった。裏返った声をあげながら、アクメに至る。思考も視界も、白いスパークに埋め尽くされる。全身を駆け巡る官能の波に、ただただ押し流される。
背筋を反らし、筋肉という筋肉を痙攣させる。彼専用の性玩具として生まれ変わったヴァギナが、きゅぅうっとキツく収縮する。結合部から、熱い悦びの潮が噴き出した。
「ぉお~ッ、ぉ、お、ぉお、……ォッ、お。出た、出た」
下腹をぐりぐりと押しつけ、最後の一滴まで吐き出してから、ようやく男は腰を引く。役目を終えて半萎えになったイチモツが、ぶぽんと音を立てて体内から引き抜かれた。
散々ほじくられたさとりの穴は、ぽっかりと大口をあけて閉じなくなっている。雄の形に作り変えられた襞が、官能の余韻でヒクつき続けていた。入口からどろりと滴る白濁は、彼女が種を植え付けられた無二の証拠だ。
「はぁ……あぁ、あぅ……はぁ」
膝から力が抜け、かくりとその場に崩れ落ちる。全身にかいた汗が、月光を浴びてきらきらと輝いている。肌はすっかり紅潮し、えも言われぬ色気を醸し出している。彼のような小児性愛者でなくとも、興奮を煽られずにはいられない姿だった。
「ふぅ……お薬をずいぶん注いであげたけど、お嬢ちゃん、立てるかな?」
息を整えながら、男が言う。その頭に浮かんだ悪辣なる発想は、彼女に薄暗い悦びを抱かせる。
首を横に振った。彼のたるんだ唇が、にぃっと吊り上がる。
「そりゃいけない。まだ薬が足りないみたいだね? おじさんの家でたっぷり治療してあげようじゃないか。さあ、来るんだ」
流れ込んでくるのは、目の前の少女を好き放題に弄ぶ妄想だ。肉穴ばかりか尻穴まで穿ち、全身という全身を白濁で汚す。目隠ししたうえで拘束し、玩具で嬲りものにする。尻尾をそんなところに着けさせて野外散歩など、一体何をしていたら思いつくのか。
「はぁい……もっといっぱい、治療してください……」
甘ったるい、淫猥なる幼女の声とともに、媚びた視線を送る。まだまだ楽しめそうだった。