資産家ハーフ未亡人が若い男に恋をして孕まされてしまう話 作:紫苑院さざんか
オリジナル:現代/恋愛
タグ:R-18 純愛 イチャラブ 孕ませ 膣内射精 種付け 未亡人 淫語
2人の男女の秘められた恋の行方は。
──────ごめんなさい、あなた。私、幸せになります。
ぽつぽつ、とガラスを叩く雨の音を聴きながら、葉森アナスタシアは目を覚ます。
時刻は午前5時ちょうど。欠伸をひとつ消化し、ベッドから抜け出す。
カーテンを開けてみれば、小雨といった模様であるが、確かに雨が降っている。これでは洗濯物は干せないな、なんて考えながらぺたぺたと足音を響かせながら、まだ暗い部屋を出る。
冬になりかけのこの時期は、部屋を出るとほんの少しだけ身震いをしてしまう。
雨が降っているということもあるだろうけれど、それでもしっとりとしたこの冷気には何年経っても慣れない。
「おはようございます、あなた」
毎日こうしてルーティンワークのように、部屋を移動するのにも慣れてきた頃だ。
リビングを飾る亡き夫の写真の入った写真立てに挨拶をする。
写真の中の彼はずっと笑顔のままで変わらない。そのことに少しだけ羨ましさを感じながら、洗い物に手をつけなければと気合いを入れ直す。
夫が亡くなってからもう7年が経つ。
彼の息遣いはもう忘れてしまった。体温も、仕草も。
覚えているのは、優しかったことと声だけ。
一人で7年、かわり映えのしない生活は思い出を忘れ去るのには十分だった。
いや、きっと忘れ去りたかったのかもしれない。幸せだった時間が唐突に消え去ってしまったから。
あれほど命の軽さを感じた葬式は無かった、と思ったのは覚えている。
現実味がなくて、まるでふわふわと宙に浮いているかのような錯覚。
もしかしたら、結婚したことすら幻だったのかもしれない。
彼が残した資産が無ければ、全くそれを否定できないことが恨めしいくらい。
冷えた水が手を伝う。
まるで今の自分の空虚さが、温度になっているかのような、そんな感覚。
「いただきます」
家事を終えて、暗い部屋の中でひとり朝食を摂る。暖かいパンにバター、サラダ。それに紅茶。
あまり食欲は無い。けれど食べなくては生きていけない。
サラダにかけるのはシーザードレッシング。アナスタシアはこれが好きだった。野菜がそこまで好きでは無い自分に、唯一野菜を美味しく食べさせてくれるから。
野菜の青臭さを上書きしてくれることにありがたさを感じる。
サク、と音を立ててパンを噛む。もぐ、もぐ、も咀嚼する度に音が鳴る。
バターの味と香りがふんわりと口内を満たす。小麦とバターは相性がよい。
こちらは好きだ。炭水化物が嫌いな人間などそうはいない。
バターもいいけれど、メープルシロップをかけてもいい。明日はそれにしてみよう、などと考えながら咀嚼し終え、嚥下していく。
それを十数回繰り返して完食。
〆に紅茶を飲む。コーヒーも嫌いでは無いが、苦いものよりはそうでないものの方がいい。
暖かい紅茶に蜂蜜を入れて甘くしたものがお気に入りだ。カフェインの含有量はたかが知れているが、それでも紅茶を飲むと心做しか頭がスッキリとする。
食道を伝う熱に、ほう……と感じ入りながら今日は何をしようかしらと考えを巡らせる。
雨の音を聴きながら本を読むのもいい。
音楽を流しながらストレッチをするのも良い。
今の世の中なら、サブスクリプションがあるから映画を見るのも悪くない。
けれど、今ひとつ物足りない。そんな鬱屈を感じるのもまた事実で。
でも、テレビは論外。賑やかし程度にしかならないし、賑やかしは好きでは無いから。
「……まずはゴミ出し、しないとね。」
誰に聞かせる訳でもない独り言。
今日は燃えるゴミ出しの日。このマンションの決まりではそうなっている。
こんな雨の日にしなくても良いかもしれない。けれど、ズルズルと先延ばしにすることの危うさは侮れない。何かと理由をつけて先延ばしにすると、いつかが未定になる。
アナスタシアはそれが嫌だった。
パジャマに軽くカーディガンを羽織って玄関を出る。
やはり薄ら寒い。ゴミ袋がガサリと音を立てる。
時間は6時頃だろうか。薄暗い廊下に、自分以外の人影はない。
エレベーターの方へ移動しようと身を翻した瞬間、ガチャリと音が鳴る。
「あ、おはようございます。寒いですね」
「おはようございます。ええ、ほんのりと」
隣の部屋の住人だ。
神楽坂悠介。20歳、大学生。
この近くにあるアパートが取り壊しになったため、先月隣室に引っ越してきたとのこと。
このマンションは彼の親族が経営しているらしく、そのコネで入れたんですよと彼は笑っていたように思う。
この青年は人好きのする朗らかな青年で、アナスタシアも悠介と時折交流をするようになっていた。まだ環境の変化に慣れない頃だろうに、笑顔でこちらを見るなり挨拶をしてくる。
アナスタシアとしては、その快活な人柄が嫌いではなかった。むしろ好感を持っていると言っても良い。
「葉森さん、ゴミ持っていきますよ俺」
「あら……そんな。悪いわ」
「どうせ下に行くならついでに持っていった方が無駄がなくていいじゃないですか」
これくらいの気遣いはさせてくださいよ、と笑う悠介。
アナスタシアは逡巡していたが、好意を無下にするのは躊躇われる。結果として、ゴミは奪い去られることになってしまった。
「ありがとう、けれど何か……そうね、お礼させて欲しいです」
「ん……それじゃあ……何か今度ご飯とかご馳走してください。厚かましいかもしれませんが、一人で食べるご飯が寂しくて」
「ええ、もちろん。……私も、一人で食べるご飯は寂しくて苦手ですもの。うふふ、リクエストがあれば教えてくださいね」
「じゃあ……オムライスとかお願いできますか?俺あれが好きなんですよ」
願ったり叶ったりだった。
アナスタシアにとっても一人で食べるご飯は寂しく感じるものだ。
彼の提案は、少なくともアナスタシアにとって嬉しく思う。
オムライス、なるほど可愛らしい。彼の体格の良さ……しっかりと肩幅もあるし、筋肉も相応に搭載されているその体からすればギャップも良いところ。
アナスタシアはくすりと微笑んで承諾した。
「あらあら、それくらいで良いのなら喜んで。今夜……待ってるわね」
「分かりました、では失礼します」
手を振って踵を返す彼の背中を見送りながら、自らの内に熱いものが灯るのを、アナスタシアは感じていた。
困ったことに、段々と彼が魅力的に見えてくる。
この間、外で買い物している時に雨に降られて困っていた時に、傘を貸してくれた時などは彼と自分の体の大きさの違いにドキドキしてしまったものだ。
(……いけない。私もいい歳なんだから。若い子には若い子が1番よね)
しかし、そんなうっすらと湧いて出てきた慕情を彼女は振り払う。
今年でもう34になるだろうか。自分のようなおばさんより、若い女の子に好かれた方が彼も嬉しいに違いない。
彼も自分のことをそんな目では見てこないだろう。
であれば、自分のやるべきことは丁寧に彼を持て成すことだけ。
それでも、ほんの少しの期待を抱いてしまう。
自分もいまだ女なのだ、と感じたい。その燻りは、年々強くなっていく。
夫が亡くなって7年経つ。肌の温もりを感じることの出来る触れ合いなんて、はるか過去のことだ。
満たされない飢えというものはあるのだ。それを押さえつけながら、彼女は自室へと戻ることにした。
◆◆
冷えた体を温めるべく、アナスタシアはシャワーを浴びることにした。
熱く、肌を打つ湯を浴びる瞬間は何ものにも変え難い快楽を与えてくれる。
けれど、それだけではない。シャワーを浴びるということは、『後処理』が楽な場所に行くということ。
今は、ほんの少しの疼きを発散しても許されるだろう。
ブラジャーとショーツを脱ぎ捨てる。ブラジャーは最近キツくなってきたので買い替え時かもしれない。
全裸になったアナスタシアは、鏡に映る自分の体を見る。
均整の取れた女体。しかし、そこに加えてむっちりとした下半身に、大きな胸。
男好きのする体である、と自覚してはいる。
「……誘惑すれば、襲ってくれるかしら」
ぽつり、と出た呟き。
アナスタシアはそれをふっと笑う。
浅ましい。少し若い男に優しくされたくらいで、こんなにも嬉しく感じてしまっている自分の女の部分。
それを痛感しながら、風呂場の戸を開き浴室の中に入る。
シャワーの栓を捻る。熱い湯が体を叩く。
その熱と、体の内側から発露する熱が渾然一体となって、言葉にし難い気持ちよさをアナスタシアに与えた。
それでも、やはり物足りない。
体を洗いながら、自らの腹に手を当てる。
もうずっと使われていない子宮の上あたりを撫でながら思う。
自分の胎は諦めているのだろうか。
いや、諦めていたら発情などしない。
むしろ年々増していく、男に屈従したいという欲望。
誰でも良いわけではない。自分がこれと決めた男にめちゃくちゃにされたい。そう願っていた。
元夫は、優しかった。けれど……。
「ん……はぁ……❤」
秘所に指が触れる。
妄想をしてしまう。
あの大きな体に組み伏せられて、抱きしめられて、女として見て貰えたのならきっとどれだけ満たされるのだろう。
誰にも満たして貰えない疼きと乾き。
それだけが欲しい。
熱く、固くそそり立つペニスを前にして生唾を飲み込みたい。
生娘のように恥じらいながら、それを吹き飛ばすようなオスの剛直に無理やり触れさせられて、怯えたい。怯えながらも、期待したい。
「あっ……❤❤はっ……❤❤いっ……❤❤……ダメ……❤❤ダメなのに……❤❤」
自慰をする手が止まらない。
くちゅ、くちゅと水音が鳴り響く。
シャワーから流れる水の音では無い。自分の女陰がオスを求めて濡れているのだ。
犯して欲しい。満たされたい。使われたい。
その念だけが渦巻きながら、アナスタシアを一心不乱に自慰行為にふけらせていた。
「気持ちい……❤❤……ち、んぽ……❤❤おちんぽ……❤❤欲しいの……❤❤」
淫らな言葉を口にする。
今までそのような言葉を口にしながら自慰行為をすることは無かった。
初めての試み。
彼の股間はどうなっているのだろう。大きさは、太さは……。舐めたい、しゃぶりたい。触りたい。
その念を淫らな言葉に秘めて、口にする。
ああ、なんて気持ちが良いのだろう。本心を冷え切らせて、諦めていたはずのアナスタシア。
けれど、今ここで……いやらしく体をくねらせながら男を求める言葉を口にすることで、体が準備を始めてしまっている。
指をペニスと誤認しているのだろうか。きゅうきゅうと膣肉が指を舐めしゃぶって離さない。
クリトリスを爪でカリカリといじめるたびに甘いしびれが背筋を走る。
その度に奥がきゅーっと痺れて、もっともっと欲しくなってしまう。
そうだ、名前を呼んでみよう。彼の名前を呼んでみたら……どうなるのだろう。
そんな思いつきが頭をよぎる。
一抹の罪悪感が、彼女にそれを踏みとどまらせようとする。
あんな素敵な子を、浅ましい三十路女が性欲を発散させるためのオカズになんてしちゃいけない、と訴えかけてくる。
でも、もう遅い。止まらない。
膣穴を掻き回す指も、張り詰めた乳首も、快楽にふわふわと蕩けている頭も。
そんなことはもう通り過ぎてしまっているのだから。
「……ゆ、悠介、くん……❤❤……ごめんね……❤❤私……❤❤あなたが……❤❤はっ、あっ……❤❤」
効果は覿面だった。
曖昧だった、自分を支配する男という妄想に形が与えられてしまった。
ほんのりと考えていたことに、しっかりとした形が与えられてしまった。
もうやめられない。朧気に自分を組み伏せているとだけ考えていたものに、彼が置き変わっていく。
それだけで脳が沸騰するような感覚を憶えてしまう。
身近な男をオスとして認識して、想起しながら自慰行為のオカズにすることのなんと甘美なことだろう。
アナスタシアは恥知らずだと自分を罵りながら、その甘い快楽に没頭してしまう。
鼻にかかるような声をきゃんきゃん上げながら膣穴をいじめることの良さといったらない。
胸が疼く。無駄に大きく育ったバストの頂点に咲く、小さな花に目を向ける。
乳首がじんじんと疼きだす。こちらはあまり使ったことは無いけれど……。
膣穴から指を離し、両乳首に指を近づける。
カリ、カリと優しく触れると小さな痺れが乳首から走る。もどかしさの詰まった電流が流れるような感覚に、アナスタシアは悦びを見いだした。
カリカリ……カリカリ……クリクリ……クリクリ……
爪の先っぽでいじめていたのが、人差し指と親指で挟んでつまむかたちになる。
「ぁ……❤❤おっぱい……❤❤……ん……❤❤っ……❤❤はっ……❤❤」
ぷるん、とハリのある乳が快楽に打ち震える。
つまんでくりくりと弄る、快楽の総量で考えるなら膣やクリトリスに然るべくもないけれど、じれったさや物足りなさをあえて楽しむというマゾヒスティックな快感として捉えるのならば、むしろアナスタシアの性に合っていた。
快楽にふけり、溺れながらアナスタシアはこう考えていた。
いざ、悠介くんに襲われた時のために自分の体を明け渡せるようにしておこう。オスに奉仕するために、しっかりとほぐして準備しておこう、と。
冷静に見れば色ボケ以外の何物でもないアナスタシアの思考は、彼女にとってみれば素敵な発想であるとして疑うべくもない。
オスに差し出す女の体はしっかりと下ごしらえをしてから差し出すべきである、と。
絶頂を迎える。プシャリと潮を軽く吹きながら、彼に抱かれて征服されることを思う。
それだけで、嬉しくなってしまう。今は自慰のネタでしかないけれど……
ほんの少しだけ、それを実現させるために努力をしてみてもいいかもしれないと思い始めてしまっている。
「………❤❤ごめんなさいね……❤❤私、もう限界です……❤❤」
ちょっとだけ……そう、ほんの少しだけアプローチしてみるだけ。
きっと、迷惑だろうし見向きもされないと思う。でも、ほんの少しだけ、試してみるだけなら……許されるよね。
言い訳をいくつも重ねながら、アナスタシアは快楽でぐちゃぐちゃになっていく。
ごめんなさい、ごめんなさいと謝りながら自分を慰めていく。
自分を浅ましいと思いながらも、本能は騙せない。
浴室に響く水音は、既に粘着質な色を孕んでいる。
自分も未だにメスであることを忘れてはいない。その事実は彼女をよりいっそう燃え上がらせるスパイスになっていた。
それから1時間経って、ようやく風呂から上がった時には既に雨は止んでいた。
◆◆◆
神楽坂悠介にとって、葉森アナスタシアはとても魅力的な隣人であるように思える。
年頃の男子として、つい目で追ってしまうような……そんな女性だ。
黒く、射干玉のような長髪に蒼い瞳。タレ目に、泣きぼくろ。
おっとりしたような雰囲気で、笑顔を見せるととても可愛らしい。
そして、男好きのするむっちりとしながらもしなやかな美しさを持つ体。
悠介は彼女に対して好意を持っている、と言ってもいい。下心を抱いていないと言えば嘘になる。しかし、それは彼女を抱きたいというよりは一人の人間として好きだから仲良くなりたい、というところの欲望に基づいていた。
とはいえ、20になったばかりの若い男だ。彼女からしてみればきっと弟や子どものようなものとしか見られていないだろう。
だからこそ、今回のお誘いはある意味渡りに船であった。
アナスタシアの手料理を食べさせてもらえる、というのだから悠介からしてみれば嬉しいお誘いという他ない。
今は意識してもらえないかもしれないが……少しづつ、少しづつ仲良くなっていきたいと思っているのは間違いない。
(アナスタシアさん……何度会っても綺麗だよな……もっと仲良くなりたいな)
大学の講義を受けながら、そんなことを考える。今夜が楽しみすぎて、頭に話が入ってこない。もしかしたらハプニングのようなものもあるかもしれない。
未亡人の一人暮らし。2人きりの部屋で……なんてことがあってもおかしくは無い、とか。
(いやいや、さすがにそんなことは無いだろ。あまり希望を持ちすぎると落胆する羽目になる)
待て待て、と自分を落ち着かせる。
性欲を暴走させてあの人に嫌われるのは嫌だ。あくまでオムライスを食べさせてもらうだけの話。
それだけの話しだ。うん、そうに違いない。
まかり間違って「悠介くん……不潔」とでも言われてみろ。自分は爆散してもおかしくはない。
そんなふうに自分を納得させるために時間を費やしていると、講義終了のチャイムが鳴る。
マズいな……あまり話を聞いていなかった。痛恨のミスと言える。
まあ、まだ初めの方だしなんとか挽回も可能と言え無くはないが……それでも普段はこんなことは無いので珍しいことだ。
「はー………帰るか」
「オッス、どうした悠介。今日は珍しく身が入ってない感じやったやん。どないしたの」
「直也……あー、ちょっとな。風邪気味というかなんというか」
「ああ、風邪かあ。せやなあ、最近寒なってきたしなあ。朝起きたらビックリやで。うわ、寒っ!って。こないだまでめちゃくちゃ暑かったのにこれは温度差で風邪ひくで」
「そうなんだよな。落差が酷くて困っちまう。お前は風邪とかは大丈夫なのか?」
「問題あらへんで。普段から体にええもんたくさん摂っとるし。生姜とか結構体の芯から温まるからオススメ」
「へー、助かるわ」
そんな様子を見かねたのか、同じ講義を取っていた友人が、悠介に話しかけてきた。
左町直也。コテコテのエセ関西弁を話す、同級生の青年だ。
曰く、幼い頃から関西圏のあちこちに引っ越ししまくったせいでちゃんぽん弁になってしまったとのこと。
「せや、悠介。今夜空いとる?合コンがあんねんけど……数合わせで来て欲しくてな。無理やったら無理でええねんけど」
「今夜はちょっとな。用事があるから」
「おっ、珍しい。悠介こういう誘いあんま断らへんやんか」
「まあ、な。夕食に誘われててさ。そっち優先したいからまた今度誘ってくれ」
「了解。……彼女か?水臭いやん、そんな気配無かったやろ」
その指摘にドキリ、とする。
まあ確かに、いつかはそういう関係にはなりたいが。
けれど、今はそうではない。誤魔化し笑いをしながら訂正をする。
「そういうのじゃないよ。……でも、いつかはって思ってるけど」
「ヒューッ、ええやん……それなら合コンやっとる場合ちゃうな……あ、そや」
「どうした?」
「コレ、コレ。先輩からもろてんけど、風邪の引き始めとかにええらしいっていう栄養剤。やるから飲んどき」
直也が取りだしたのは、薬局やコンビニで見かける瓶タイプの栄養剤に似たモノ。
貼られているラベルの商品名には見覚えが無いものの、渡されたそれを検めてみると確かに栄養剤と記載されている。
「へぇ……見たことない奴だな。メーカー品じゃないのか?」
「らしいで。なんでも試作品、とか言うとった。試して見て欲しいから使っとって〜って」
「ふーん……なるほど。ありがたく貰うわ」
「おう、んじゃまたな」
「ああ、またな」
手を軽く上げて去っていく直也を見送る。
その姿が見えなくなってから、しげしげと栄養剤を眺めてみる。
たしかに最近冷え込んで来ている。飲んでみても悪くはないに違いない。
悠介はキャップを開けて一口で飲み干す。
味は少し薬液臭さがあるものの、マズくはない。むしろ少し美味しいかもしれない。
悠介は少しそのことに驚く。
「薬なのにマズくないんだな……珍しい」
いずれにせよ、いいものを貰ったので後でお礼はしておこうと決めた。
ふと時間を確認してみると、ちょうど12時になったくらいになっていた。
午後の講義もある。なにか腹ごしらえをしてから挑むことにしよう。
そのまま学生食堂の方へ向かう。
「今日は何にしようかな……軽めのものにしておくか。アナスタシアさんのオムライス食べられなくなったら困るしな……」
夜の楽しみに思いを馳せながら歩く。
心做しか、その足は軽かった。
◆◆◆◆
「ふふ、待ってました 。こんばんは」
「こんばんは、お邪魔します」
「いらっしゃい、悠介くん。上がってくださいな」
ガチャ、と玄関のドアが開けられる。
アナスタシアと悠介の目が合い、そのまま挨拶を交わす。
午後18時、悠介はアナスタシアの部屋に来ていた。時間は特に指定されなかったものの、これくらいの時間帯なら大丈夫だろうか?と思って呼び鈴を鳴らす。
ドアを開けた瞬間、アナスタシアは破顔した。
午前中にしてしまった危うい遊びの余韻がまだ残っている。
彼の顔を見るだけで、嬉しくなってしまうのだ。あまりそういうところを漏らすのも良くないと自制しているものの、それでも態度には出てしまう。
一方の悠介も、笑顔で出迎えてくれたアナスタシアを見て一層胸を高鳴らせてしまう。
ただでさえアナスタシアは美人だというのに、その人が自分をとても嬉しいですといったような雰囲気と笑顔で出迎えてくれるのだ。
これはもう男としてたまらない。
ドキドキと跳ねる心臓を押さえ込みながら部屋の中にお邪魔する。
「今日はお招き頂いてありがとうございます。楽しみにしてたんですよ、俺」
「あら、そうなのですか?うふふ、嬉しいです。私のような女に誘われて迷惑じゃなかったかと心配だったのですけど」
「そんなことは無いです。アナスタシアさんは……お綺麗で、美人ですから。そんな人に誘われたんですよ。むしろこっちが喜びたいくらいです」
直球の褒め言葉にアナスタシアは照れてしまう。まさか、そういう風に言ってくれるとは思ってもみなかった。
ふと、彼の顔を見ると少しだけ顔を赤らめながら目を伏せて恥ずかしそうにしている。
その姿にキュンと胸を打たれてしまう。
私のような女に魅力を感じてくれているんだ……そう思ってしまうと、はしたなくも期待してしまった。
数秒ほど互いにモジモジとしたあと、ハッとアナスタシアは我に返る。今日は私がお礼をしたくて招いたのだから、私が色ボケになってどうする。
おほん、と一声出して気持ちを切替える。
「もう、お上手なんだから。おばさんでも本気にしちゃいますよ?特に……悠介くんはかっこいい男の子なんですからね。こちらにどうぞ」
誤魔化し切れたとは思わないけれど、一旦はこれで仕切り直しといこう。
彼の手を引いて部屋の中へ誘う。
テーブルを見ると、ちょうど出来たてのオムライスが安置されていた。
席を引いて誘う。
アナスタシアはその対面の席に座ることにした。
「おお……美味しそうです!頂いてもいいですか!?」
「ええ、どうぞ。召し上がってください」
キラキラと少年のように笑顔を浮かべながら目を輝かせる悠介の仕草に、アナスタシアは可愛らしさを感じていた。
彼はこんなふうに笑って、無邪気に反応するんだなあ……だなんて。全く知らなかったことだから。
ここに来て、新たな一面を発見してしまったアナスタシアの心のうちは、まるで嵐のように感情が渦巻いていた。
ふと、美味しそうにオムライスを口にする彼の顔を見てイタズラを思いついた。
手元にあるもう一本のスプーンを手に取り、オムライスを掬い上げる。
その仕草に、ほんの少し戸惑うような様子を見せた悠介をよそに、アナスタシアはそのスプーンを差し出して、
「はい、あーん」
「えっ、あっえっ!?あ、アナスタシアさん!?」
「美味しそうに食べてくれるものだから嬉しくなってしまいました。それとも、私のあーんはご迷惑でした?」
ニッコリと笑顔で冗談めかしながらアナスタシアはそう言う。
悠介はそれを聞いて、少しの間逡巡したものの……顔を赤くしながらもありがたく受け取ることにした。
あーん、と口を開いてアナスタシアの差し出したオムライスを口にする。
もぐもぐ、と口が動く。
先程までの快活な気配は微塵もなく、むしろ気恥ずかしさや照れの入ったような顔で口を動かす悠介の仕草に、先程よりも強い情念が動いた。
忌憚なく、間違いを恐れずに言うのならばそれは一種の恋のようなものであった。
34にして、20の男に抱く恋心。並大抵の情熱ではない。ドロドロと溶けたマグマのような粘度でもって、彼女の心の中を支配しつつある。
(ああ……可愛い……❤❤何でかしら、この子の顔を見てるだけで嬉しくなっちゃう)
認めることは出来ないけれど、それでも僅かに自覚したその情熱に、彼女は無自覚ながら見を任せた。
ちょっとだけ、ご飯を食べ終わったら帰ってしまうだなんて勿体ないから……。
だから、できる限りのことをしなければ。
「ご馳走様でした。ありがとうございます、こんなに美味しい夕食を頂けて嬉しいです」
「こちらこそ、お世話になったお礼ですもの」
うふふ、と笑いながら悠介の言葉に返事をする。
そして、今思いついたというかのような素振りで彼に提案をする。
「あ、そうだわ。……お風呂も入っていかない?お部屋に戻って沸かし始めるのもひと手間でしょう?入ろうかしらと思って沸かしておいたの。悠介くんさえ良ければ、なんですけど……ね?」
その提案に、びっくりしたような表情をする悠介。
「え、良いんですか?俺、男ですよ?その……嫌では無いんですか?」
「あら、なにか悪いことでもしようとお思い?」
「いや、そんなことは無いですよ。無いですけど」
「なら問題はありませんね。私としても、まだ……悠介くんとお話とかしたいですから」
アンニュイな雰囲気を漂わせ、潤んだ瞳で流し目を送りながらそんなことを言うアナスタシア。
まるで誘うようなその雰囲気に悠介の喉がごくりと鳴る。
結局、悠介はその誘いに乗ることにした。
「じゃあ……お言葉に甘えて……お風呂に入らせていただきます」
◆◆◆◆
びちゃびちゃと水を叩く音がする。
あのあと、バスタオルをアナスタシアから受け取って浴室へと来た悠介。
シャワーの使い方は全部屋共通であるため手に取るようにわかる。
しかし……
(心なしか、風呂場もいい香りがする……)
男一人暮らしと女一人暮らしでは明らかに違う。
シャンプーもメンズ用の安いものではなく、女性が使うようなお高めのもの。
少し手に取ってみれば甘ったるい香りがする。
落ち着かなさを覚えながら、頭をガシガシと洗っていく。
けれど、やはり普段とは違った香りに環境。それに……アナスタシアの存在。
この浴室で彼女が裸体を晒しているのだと思うと、にわかに想像してしまう。
「はは、いけないいけない……そんな目で見られても迷惑だろうし……」
煩悩退散、そんな言葉を思い浮かべて頭を流し終えたその時。
後ろからガチャリと音が鳴る。
浴室の扉が開いた音だ。
え?と悠介が思ったその時に、浴室に声が響く。
「お背中、お流ししますね」
ぴとり、と背中に何かが触れる。
手、のような……モノ。なにかがいる。
語るまでもない。この空間に侵入出来るような可能性があるのは……
「あ、アナスタシアさん……?」
「はい、アナスタシアですよ。いかがいたしました?」
つまりは、そういうことであった。
悠介の後ろには全裸のアナスタシアが存在している、ということになる。
そのことに気づいた瞬間、悠介は声を上げそうになる。
「えっ、ええええ………その、何で?」
「これも……お礼、ですよ……❤❤」
そのままアナスタシアは悠介の体をぺたぺたと触る。背中、腰、そして……腕。
そのたくましさに感じいったのか、彼女は甘い声を上げて褒め称える。
「すごぉ……❤❤かたい……❤❤ね、トレーニングとか……なさっているんですか?❤❤」
そのままそっと身を寄せるようにして、胸を悠介の背中に押し付けてみる。
それにびくりと身を震わせる彼。
その様に、にっこりと微笑みながらさらに声をかけていく。
「どうしたんですか……?❤❤」
「え、ええ……人並みに、ですが……筋トレを……」
「ふふ……❤❤だから、こんなにもたくましい体をしていらっしゃるのですね……❤❤」
ウィスパーボイスで囁くようにして声を出すアナスタシア。悠介はそれに反応しないようにこらえるので精一杯だった。
「あ、あの……」
自分で体を洗いますので、という言葉を紡ごうとしたが声が出ない。
不思議なことに、浴室にいるというのに口の中がカラカラだ。緊張どころの話では無い極限状態、悠介は理性を保つのに必死だった。
「私が……手で、洗わせていただきますね❤❤」
そうこうしているうちに、アナスタシアは壁際の置き場に置かれているボディーソープのトップをカチカチと2回プッシュして手にまとわせる。
そのまま、悠介の体をその小さな手で洗い始める。
なぞるように、揉みほぐすように。緊張をほぐしていくように。
その刺激に声が出てしまう。
「ぉ、おお……、あッ……アナスタシアさん……ッ……」
「おかゆいところは……ございませんか……?❤❤」
無い。あるわけが無い。
むしろ身悶えするような快楽さえ覚えていると言っても過言では無い。
普段の生活の中では欠片も感じ取ることはできない、インモラルな感覚。
非日常のそれに正常な感覚がオーバーヒートしていく。
しかも、むにゅ……❤❤と柔らかい感覚がさらに追加されるものだからたまったものでは無い。
背中に当たるアナスタシアの爆乳の感触、しかもその頂点にあるだろう蕾のコリコリとした感触すら、今の悠介の肉体は感じ取っていた。
「……最後は……こちら、ですよね……❤❤」
「だ、ダメですよ……そこは自分で……」
「だぁめ……❤❤私に任せてくださいね……❤❤」
力が入らない。
こちらを向いてくださいね❤❤、という声に従って体が自然と後ろに回っていく。
そして……
「あら……❤❤こんなに……大きく、なってますわね……❤❤」
ガチガチに勃起した逸物がアナスタシアの目に入る。
大きさで言えば、20センチはあるだろうか。太さもしっかりとあるその逸物に……アナスタシアはうっとりと見蕩れてしまう。
トロトロと我慢汁が流れ出し、オスの香りを無遠慮に垂れ流すそれに、アナスタシアは我慢できなくなる。
恐る恐る手で触れると、びくんびくん跳ねて……主張してくる。目の前の不埒なメスを孕ませたい……産ませたい……犯したい……と訴えかけてくる。
その様子に、おずおずとアナスタシアは口を開く。
「硬くて……大きくて……熱い……❤❤私で興奮してくれたんですか……?❤❤」
ね、答えて……と甘い声で強請るアナスタシア。そこには普段のおっとりした雰囲気は欠片もなく、情欲にまみれたメスの雰囲気のみを漂わせている。
「そうですよ……!アナスタシアさんのような綺麗な人に……こんなことされたら……興奮するに決まっているじゃないですか……っ」
限界ギリギリ、性欲に負けそうなほどに張り詰めているのを努めて無視し、アナスタシアの裸体をなるたけ見ないようにしながら……悠介は答える。
確かに、ほんの少しえっちなハプニングがあるかもしれない……と期待していたところはある。
だが、ここまで直接的なアプローチをされるとは思っていなかった。
一方のアナスタシアは、それを聞いてとても嬉しくなった。
女として見られていない、と思っていたらそんな自分で興奮してくれているのだから。
女冥利に尽きる、と言えようか。
だから、これは仕方の無いことなのだと自らに言い聞かせながらガチガチに張り詰めた逸物を軽く握り、そのまま上下にしごきだす。
「あッ……だ、ダメですよ……そんなこと……ッ、くっ……」
「ダメなんですか……?❤❤教えてください……❤❤私が、おちんぽシコシコしたら……ダメなんでしょうか……?❤❤」
「だって……!アナスタシアさんがそんなことをしなくても……ッ……我慢が、できなくなる……!」
「我慢できなくなっちゃっても、いいんですよ……❤❤」
こんなに張り詰めていて、可哀想……❤❤私がスッキリさせてあげますから……❤❤と、それがまるで自分の責務であるかのように主張をする。
それを免罪符にして、目の前のオスに奉仕をしようというわけだ。
そのいやらしい目論見に、アナスタシア自身でさえも気づいてはいない。
表面上は真面目に、そうしなければならないと股を濡らしながら思っていると言うだけ。
「はっ……あっ……❤❤」
手で握っているだけでこんなにも雄々しくて、強くて硬いのに……動かしたらますますオスの香りが強くなった。
頭がくらくらする。
7年ぶりの男の香り、自分に興奮してくれている、オスの体……❤❤
そんなもの、貪りに行かないわけが無い。
胎がキュンキュン❤❤と疼く。泣きわめく、早く種を付けられろと叫んでいる。
「手だけじゃ……ダメよね……❤❤ごめんなさいね……❤❤あの、私、頑張って奉仕するから……❤❤」
手だけで済ませるなんてなんて勿体ない。
本能はそれだけで終わらせるつもりは無い。
丁寧に楽しみ尽くさないなんて、そんな話があるものか。
張り裂けそうな程に高鳴る胸を震わせながら、口を開き……その屹立した逸物……いや、チンポを口にする。
吸い付くや否や、激しく音を立ててしゃぶりあげる。
我慢していた性欲が解き放たれたから。
腹の奥底で押さえ付けていたものが緩んでしまったから。
もうダメだった。悠介のチンポにしゃぶり付かずには居られなかった。
「んちゅ……❤おいひ……❤んっ、んっ❤ちゅっ、ずじゅるっ❤」
「ッあ…………ッ!!どこで、こんな技術を……ッ……!」
まるで熟練の娼婦のような手管。
吸い付き、舐り、扱く。
ぐち、ぐち、と音を鳴らしながら口をまるで膣のように縦横無尽に扱う。
ここに出して❤ここに出して❤と強請るメスの強欲さ。既にアナスタシアの口は、口ではなかった。
いうなれば、マンコである。メスマンコとして彼女の口は凄絶なまでに悠介のチンポをしゃぶりあげるための適応をしていた。
元よりメスとして上等な肉体を持っていたが、それまでそのポテンシャルを発揮することは無かった。
前夫は性的な行為そのものは丁寧にしてくれたものの、丁寧すぎて物足りないところがあった。男としては合格点であっても、オスとしては落第点。
無論、アナスタシア本人はそんなことを考えたり思ったりするほど酷い女では無い。
しかし、体というものは正直だ。
どこまで行こうと人間の体は動物と変わることは無い。理性を獲得し、社会を構築し、高度な文明を築いたとしても、個々人に立ち返ってみれば所詮はオスとメス。
チンポとマンコ。その原則から逃れることは出来ない。
だからこそ、己の欲望を満たすことが出来ないオスに対してメスは確実に落胆をする。
ああ、ダメなんだこの番は……というように。
だからこそ、今アナスタシアの体は満たされていた。匂いから大きさまで、前の番とは比べ物にならない。
このチンポは自分をメスに叩き落としてくれる素敵なチンポであると。
その持ち主であるオスに屈服せざるを得ない、いや自ら進んで服従するべきだと正直に感じていた。
そして、アナスタシアのフェラにそれは顕れていた。
種を乞うかのごとく、エグい吸い付きでチンポを舐めしゃぶるメスの顔。
「おいひぃ……❤じゅずるるる〜〜っ❤ずじゅっ❤ぐぽっ❤ぐぼっ❤ん……❤れぇ……❤出して……❤こゆぅいの……❤くださいな……❤」
カリ首を擦りあげるように舌で舐めまわし、チンポ全体をしゃぶり上げながら、根元に指で輪っかを作り、精液が出るように扱き上げる。
全てが全て、アナスタシアによる悠介への種乞いであった。
無論、悠介はその刺激に耐えられるわけがない。
「あっ、ッ……出る………!出るッ……!」
「じゅるるっ❤ずじゅっ❤……だひて……❤」
ぶびゅるるるるるるるるるるッ!!!!!
ぼびゅるるるるるるる〜〜〜〜ッ、どくっ、どくっ……ぶびゅっ……ぶびゅるっ………❤
まるで濁流のように流れ込むザーメン。
無意識のうちにアナスタシアの頭を両手で掴んで押さえ付け、射精するためだけの穴として使ってしまう。
こんなに気持ちが良い射精は、したことが無い。まるで魂の奥底から引っこ抜かれているような射精に、極上の快楽を覚えてしまう。
「…………っ❤ぎゅ……❤っぷ……❤」
そして、それ以上にアナスタシアの惨状は悲惨であった。ぺたんと浴室に女の子座りをしながら、喉奥までチンポを押し付けられ、胃に直接ザーメンを流し込まれていると言っても過言では無い状態。
びくんびくんと体を跳ねさせ、射精するためだけの玩具のような扱いを受けている。
(あ……❤しゅき………❤いぅ……❤かっこよ……❤)
しかし、その力強い射精にアナスタシアはむしろメロメロになってしまっていた。
かっこよく射精してくれる理想のオス。種をつけてくれるであろう強いオス。
口からチンポが引き抜かれた瞬間、じょろろろろろ……と尿を漏らしてしまう。
力が入らなくなって、無様な様を見せてしまっている。
頭にもやがかかったような感じがする。ただ1つ分かるのは、オスに奉仕しなければという使命感だけ。
「………ッ!アナスタシアさん……大丈夫ですか……!?」
「ふぇ……?❤あ、ゆーすけくん……❤あは……❤」
我に返った悠介が声をかける。自分はなんてことを……と自責の念に駆られるが、アナスタシアはそれを意に介していない。むしろなんでこんなに気持ち良いことをしてくれたというのに、謝るのかな……?とすら考えていた。
そうしてほんの少し、そのままふわふわと動かない頭を働かせて思いつく。
そっか……❤そうだよね……❤男の子だもんね……❤メスを孕ませたく、なっちゃうよね……❤
うん、そうだよね……❤私、”お礼”しないと、いけないから……❤
そんなまとまりの無い思考から導き出された結論は……誘惑、であった。
オスに種を強請らなければいけない。オスに媚びなくては行けない。
だから、悠介に背を向けて、顔を床にぴとりとくっつけ、メス尻を高く上げてマンコを見せつける。
そのままふりふり❤と腰を振って、チンポをイラつかせようと必死に誘惑をする。
ねぇ、私はこんなにも優秀なメスなんですよ……?❤あなたのおチンポに孕ませて欲しいんですよ……❤待ってるんですよ、奥までずっぷり❤挿入して、気持ちよくなろ……❤
恥も外聞もない、そんな淫らな腰振りに。
若いオスが我慢出来るわけがなかった。
「……ッ、良いんですか。アナスタシアさん、挿入しちゃいますよ……!」
最後通告、これから先進んでしまえば後戻り出来なくなるだろうという予感を孕んだまま、悠介は確認をする。
頼むから、お願いだから拒否してくれ。
これ以上あなたとの関係が壊れて欲しくないんだ、という願いを込めた確認は。
「……うん……❤ゆーすけくん……❤わたしを、つかってぇ……❤あなたのオンナにして……❤きもちよく、なろ……❤おまんこに、チンポにゅる〜〜〜っ❤ておくまでいれちゃお……?❤」
なんで入れてくれないの?と涙を流すかのように愛液を垂れ流しながら、催促するように腰を振りつつ快諾する。
ハメて❤挿入れて❤犯して❤使って❤とねだっているのにいじわるをするチンポ様に、メスマンコは泣いておねだりをする。誠意を見せないと、犯して貰えないみたいだから。
私はずっと待っていたのに。酷いことをしないで。
その言葉を聞いて、後戻り出来なくなった。
チンポをアナスタシアのデカケツに押し当てて、ずりずり擦る。
そして、腰を掴んで狙いを定める。
亀頭がくちゅり、と音を立ててマンコ口に触れる。
その瞬間、腰が突き出されてアナスタシアのマンコがチンポがぐっぷり❤と奥まで挿入される。
一瞬、何が起きたのか分からなかった。
とん、とマンコの奥に当たる感覚だけ理解出来た。
あれ……入って……?これ、私の中に……❤
快感が遅れて走ってくる。
「ぁ”ぁ”ぁ”ぁ”ぁ”ぁ”ぁ”〜〜〜〜っ”っ”❤❤い”っぐ❤お”っ”❤ほぉ”ぉ”ぉ”〜〜〜っ”❤やらっ❤そこらめっ❤おきゅっ❤いっ❤ぐ❤に”ゃ”〜〜〜〜っ❤」
発情期の猫でも出さない汚い喘ぎ声を出しながら、アナスタシアはアクメをキメた。
ごちゅごちゅ❤どちゅどちゅ❤とデカいチンポでマンコを抉られる度に、脳細胞が焼き切れそうになるほどの快楽に襲われる。
「ごれぇっ❤だめっ❤ひどいっ❤なんれっ❤あ”かちゃんれ”き”ち”ゃっ❤おっ❤ほぉおぉぉおぉおぉ❤❤いく”っ❤アクメキメましゅっ❤んおおおっ❤これずっと欲しかったのぉ❤こりぇ、ずうっと❤欲しかったの❤ぉ”っ❤」
ゴリゴリとエグいピストンで子宮口を虐めながら、カリ首の返しでGスポットをぞりぞりと削っては子宮をレイプしていく。
その反復運動を繰り返されてしまっては、さすがのアナスタシアも白旗を上げて全面的に子宮とマンコを明け渡すほかにない。
それだけであればまだ良かったかもしれない。
悠介はギリギリまでチンポを引き抜いた後に、一気に根元までブチ込み、またギリギリまで引き抜く工程も本能的に加えていく。
そんなメス殺しをされてしまっては、メスの声を上げてチンポに媚びざるを得なくなってしまっていた。
きゅっ❤きゅっ❤ちゅっ❤ちゅっ❤とまるで恋人にするキスのようにチンポにマンコ肉を吸い付かせ、媚び媚びの態度を示す。
もう戻れない。こんな酷いレイプセックスを教え込まれてしまったら、これなしの生活に戻れないことを朧気ながらアナスタシアは実感していた。
だからこそ、ここで目の前の強オスに媚びて永年使っていただけるようにアピールをするのだ。あなたのチンポに絶対服従❤いつでもどこでもパコれるオナホになります❤と言ったように、媚びていく。
けれど、悠介が欲しいのはオナホではない。
奥さんだ。ずっと一緒にいてくれる奥さんに、大好きなアナスタシアがなってほしいのだ。
だから、オナホ程度のものに自分を格下げして欲しくなかった。
「アナスタシアさんは……俺の、嫁にする……!奥さんにしますからっ!絶対俺のモノにしてやる……!」
「ふぇっ❤にゃっ❤待ってっ❤そんなことっ❤急に言われてもぉ❤」
「どうなんですかっ!俺の嫁になるのか、ならないのか!決めてくださいっ!」
「ぁ”〜〜〜〜っ!❤ひどっ❤こくはくするのかれいぷするのかどっちかにしひぇっ❤にゃぁっ❤おっ❤はっ❤わかったからっ❤およめしゃんにっ❤ぃ”っ❤なりゅっ❤なりましゅっ❤」
ばちゅばちゅばちゅばちゅ❤
どちゅ❤ごちゅ❤グリグリ❤
マンコを奥までグリグリと責め立てられながら迫られる。酷い話だ、女を犯しながら快楽を盾に結婚を迫るなんでまるで悪魔の手口に他ならない。
けれど、アナスタシアにとってはそれが誠意であるように感じられた。
自分はこんなにもあなたが欲しいんだ、あなたが好きなんだ、あなただけを見ているんだ……と情熱的な告白を受けているかのごとく。
今精一杯のアピールを受けているのだと、アナスタシアは解釈した。
俺はあなたを気持ちよくできますよ、愛していますよと、セックスを通しての愛の告白。
力強く犯してくれている目の前の男のお願いを、一世一代のそれを断ることなどできるはずも無い。
それに、アナスタシアも悠介が好きだから。
いつのまにか、好きになってしまっていたから。愛してしまっていたから。
多少の順番は前後したし、過程もすっ飛ばしたし、距離も一気に縮めてしまった。
けれど、それを補ってあまりあるほどに2人は互いに互いを求め合っていた。
何も問題は無い。だから大丈夫。
「いいんですね!俺のお嫁さんに、なってくれるんですねっ!」
「はいっ❤なるっ❤なりましゅ❤わらひ❤あなたのおよめさんになりますっ❤い”っ❤あっ❤」
その言葉を聞いた瞬間、動きが止まる。後ろから獣のように犯す腰の動きがピッタリと消えた。
そして、あまつさえチンポが引き抜かれる。
その行動にアナスタシアはショックを受けた。
なんで……?お嫁さんになるといったのに……?射精してくれないの……?
「アナスタシアさん」
「う……はい………」
「顔を見せて。後ろからじゃなくて、あなたの顔を見てしたいです」
「……!❤ん、はい……❤もちろん……❤」
ぺそぺそと泣きそうになりながらも、彼の言葉を聞いて笑顔を取り戻す。
見捨てられたわけではなかった。むしろ、顔を見ながらセックスしたいと言ってくれた。
ラブラブセックスをしてくれる、そう期待してしまう。
「……あの❤……ね、ちゅーしてほしいのです……❤私、あまりそういうことしたことなくて……❤」
「もちろん、しましょう」
ちゅるっ❤ずぞッ❤ちゅっ❤ちゅ❤
れろ❤んむっ❤ちゅ〜っ❤
「んれぇ……❤ちゅっ❤ちゅっ❤んっ❤しゅきっ❤しゅきっ❤私、あなたがだいすきっ❤」
「俺も、ですよっ」
熱烈な口付けを交わしながら、手を絡ませて好き好きと言い合う2人。
浴室に充満した湯気も相まって、理性がどろどろに蕩け落ちていく。
互いに抱き合いながら、体温を確かめ合う。
肌が触れ合うこの時間。なんと幸せなんだろう。
アナスタシアのお腹に固いものが当たる。
言わずもがな、バキバキにそそり立つチンポだ。その感触に破顔する。
そして……
「ふふ……❤あの……❤❤」
「はい、なんですか……?」
意を決して、アナスタシアは聞いてみる。
もしかしたら、クリティカルヒットするかもしれない。男の子は、こういうのが好きだと……いつかのどこかで聞いた気がするから。
顔を悠介の耳元に寄せて、囁くように問いかける。
「あのね……❤❤私のこと、ママにしてみませんか……?❤❤私、あなたの種で孕みたいなあ〜〜って……❤❤思っちゃいました……❤❤」
悠介の表情が一変する。
少し疲れの見えた優しい笑顔が、オス丸出しの厳しい顔になってしまった。
その変化にひっ……❤と怯えながら、悠介の返事を待つ。
ほんの少し黙りこくったあとに、彼が口にする。
「良いんですね?」
念押し。有無を言わさない迫力が込められたそれに対し、アナスタシアはあえて挑発するような物言いで返す。
「はい……❤たくさんびゅるびゅる〜〜っ❤って、出して……❤私のお腹、大きくして欲しいな〜〜……❤早くしないと……❤取られちゃいますよ……❤やだなぁ……❤他の男の種で孕みたくないなぁ……❤やんやん……❤」
本能的に選び取られた挑発の語彙力。
嘘だ。彼以外に抱かれる気は無い。彼以外に孕まされる気は無い。
けれど、これくらいは許されるだろうと……高をくくっていた。
アナスタシアは、メスを手に入れたオスの執着をナメていた。
「そんなこと許せない……アナスタシアさんを孕ませるのは俺です……」
「えっ……❤あっ❤……ちからつよぉ❤」
手首を力強く掴まれて逃げられなくされてしまった。
絶対に逃がしてなるものか、という気迫を感じる。アナスタシアは逃げる気は無いですよ、というアピールを込めてチンポにマンコを押し付けて腰をくねらせる。通用するかしないかは置いといて、必死の命乞いであった。
「アナスタシアさん」
「は、はひ……❤」
「今日、孕ませます。いいですよね」
「ひゃい……❤孕ませてください……❤」
ずぷぷぷ……とチンポが挿入されて行く。媚びた腰振りの導くままに、マンコに飲み込まれていく。
けれど、先程までと違うのは……その硬さがよりエグくなっていること。絶対に孕ませる、という決意が込められたその挿入に、アナスタシアは降伏した。
今日、孕まされると確信してしまった。
ずぷぷぷぷ……❤にゅるる〜っ❤ずぷん❤ん
「いきます」
「はひ……❤」
奥までずっぷりと挿入され、引き抜かれる。その快楽は先程と同じような感じだ。
しかし、先程とは違う点がひとつ。
悠介の腰が弓を引き絞るように上がっていく。
つまり、それが意味しているのは。
(あ、………私、ぶっ壊されちゃうかも……❤)
ごちゅっ❤ばちばちばちばち❤
ぐちぐちぐちぐちぐちぐちぐち❤
「ひ”ぎゃ”ぁああああっ❤あっ、おっ❤イッグ❤いぐいぐいぐいぐいぐ❤う”ぅ”う”ぅ”〜〜っ❤に”ゃっぁ❤こ”れ、こ”わ”れりゅっ❤いぐっ❤ずるいっ❤ずるいずるいっ❤こわされちゃっ❤あ”ぁ”〜〜っ❤❤❤❤」
種付けプレス。
確実に、しっかりとメスを孕ませるための腰使い。子宮とマンコにオスを刻み込むためのレイプ。
女の子を壊して、お嫁さんに作り替えるための交尾。
種をつける、孕ませる、ボテ腹にする、赤ちゃん作らせる。
そんな欲求が1ピストンごとにチンポから伝わってくる。
アナスタシアのお嫁さんマンコはもうメロメロだ。こんなに激しく求愛してくれるオスにたたきつぶしてもらえるのだから、幸せ以外の何物
でもない。
ありがとうございます、ありがとうございますと子宮が屈服しているのを感じる。
マンコ汁がとめどなく溢れ、チンポを浅ましくしゃぶっている。
しょうがない。こんなメス殺しピストンをされてしまったら……負けるしかないに決まっている。それが、愛すべき旦那様に与えられているのならばそれは当然受け入れるべき敗北だから。
「出しますよ………!孕んで……!俺の子を……孕め……!!!」
「はいっ❤はらみますっ❤あかちゃんうみます❤きてっ、きてっ❤おねがいっ❤あっ、ああ〜〜〜〜〜っ❤❤❤❤」
どびゅ、どびゅるるるるるるっ❤❤
ぼびゅ〜〜〜っ❤どびゅっ❤ぶびゅっ❤ぶびゅるるるるるるるるるっ❤
「あちゅっ❤あっ❤いっぐっ〜〜〜〜〜〜〜〜❤おっ❤おぉおぉぉぉおお❤❤❤」
粘ついた精液、もはや固形にすらなり掛けているほどに濃縮されたそれを、丁寧に、かつ暴力的なピストンで送り出され、子宮に詰め込まれる。
卵子の逃げ場がないほどに、みっちりと。
絶対に孕ませるという決意と、執着の籠った射精。
それでも、べたついたザーメンをひりだし切った瞬間にアナスタシアは安堵した。孕んだ、孕んだから許してもらえる。
今日は、これでもうおしまいだから………けれど。
それで終わるわけが無い。
「アナスタシアさん、まだ収まりません……ベッド、行きましょうか」
「えっ……あ………はへ……❤」
夜はまだ長い。
これで終わるわけがなかった。
その夜、彼女の部屋から湿った打擲音が止まることはなく。
そして、彼女の薬指から金属の輝きが失われていて。
リビングに立ててあった写真立てが、伏せられていたことは彼女だけしか知らない。
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