・エレジアで育ったと書きましたが生まれは別です
・ルフィもシャンクスも出てきません
・あなた(竿役)にセリフや名前はありません
・二人称小説です

※幸せなウタを見たい
※ウタと恋愛関係に陥りえっちなことをしたい
 この二つの欲を満たすためのエロ小説です。

初めて書くタイプの作品でしたのでアドバイスなどいただけると有り難いです。
※追記 pixivにも投稿しました。一部の表現を修正しています。
https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=20956806

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「……気がついたようだね。気分はどうかな」

 

 あなたが眼を開くと見たこともないような上等な天井が視界に入る。

 わけもわからないまま声の主を見ると、そこには自分の三倍はありそうな大柄の男が座っていた。

 縫いあわせた傷跡が残る禿頭(とくとう)、瞳を隠す色の濃いサングラス。表情がわからないこともあって思わず身構えてしまう。

 彼はゆっくりと語りかけるような口調であなたが砂浜に打ち捨てられていたことを伝えてくれた。

 

 その静かな声に優しさが感じられたことと、彼の手に自分の額を拭ってくれたであろう布巾が握られていたことから警戒心はすぐに薄れる。

 ゴードンと名乗った彼は行く宛のないあなたに気が済むまでここにいていいと言ってくれた。

 心から感謝し、お礼を言おうとしたところで─────────

 

 カタン、と入り口から音が響いた。

 

 ゴードンはゆっくりとそちらに歩み寄り、扉の向こうに語りかけながらあなたの方を向く。

 

「ちょうどこの島には君と同じくらいの歳の子がいるんだ。紹介しよう、彼女の名前は────────」

 

 色鮮やかな紅と白が中央で分かれた髪は後頭部で二つの輪を作り、残りの毛をまとめたおさげが細い首を挟むように垂れ下がっていた。

 左目を髪で隠しながら恥ずかしそうに進み出た幼い少女と、目が合う。

 

 これがウタとの初めての出会いだった。

 

***

 

 抱えていた箱を降ろし、腰をさすりながら伸びをする。

 船でやってきた行商人から買った食料、書籍、その他生活に必要な物資は十数箱に及び、一人で運ぶのはなかなか骨が折れる作業だ。

 とはいえ働かざるもの食うべからず、途方に暮れていた自分を拾ってくれたゴードンと、もう一人……島での三人ぐらしのためにも若い男である自分が積極的に体を動かさなくては。

 

 さあもうひと頑張り、と気合を入れ直したところで突然頬に冷たい感触が伝わる。

 

「あっはは! もー慌てすぎだって、はいこれ。少しは休まないとバテちゃうよー」

 

 慌てふためくあなたを見てひとしきり笑った彼女は、冷えたジュースが詰まった瓶を差し出してきた。

 未だ反応に困るあなたをおいて彼女もまた同じ瓶を開けて中身を飲みだす。

 

「んっ、ん、んぅ……ぷはぁーっ! やっぱり運動した後はこれだよね~ 生き返るよ!」

 

 あなたと同年代の少女、ウタは一息でジュースを飲み干した後屈託のない笑みを浮かべた。

 彼女もまたあなたと同じように薄緑色の作業着を着ているが、その体型は天と地ほどに違う。

 

 陶器のように白く傷ひとつない手足、細くくびれたウエスト、ベルトを緩めなければズボンが入らないほどボリュームのあるヒップ。

 そして何よりツナギ越しでもくっきりと自己主張する大きな胸。

 到底おしゃれとは言えないような服を着ていながらも、彼女のスタイルの良さは明らかだった。

 

 遅れて瓶を口に運びながら、脳裏に浮かぶ煩悩を必死で消し、彼女の肢体から視線を逸らす。

 ゴードン、そしてウタ。それがあなたがエレジアで築いた唯一の家族だった。

 

 

 幼い頃からすでに両親の記憶がなかったあなたは各地の船を転々とし、雑用でなんとか食いつないでいた。

 ある嵐の日に船から落ちてしまい、たどり着いたのがここエレジアだった。

 建物のほとんどは廃墟で住んでいるのも自分を除いて二人のみという国とはいえないような有様だったが、行く宛もなかったのでおいてもらうことにした。

 そうして家事や仕事を手伝いながら過ごし────────気がつけば十年近い年月が流れていた。

 

「はい、これがあんたの分ね。午後もたっくさん仕事はあるからしっかり食べないと!」

 

 今、あなたはエレジアの外れにある牧草地の木陰に腰掛けウタと昼食の用意をしていた。

 今日のメニューは彼女が作ったサンドイッチ。細身な見た目に似合わず食欲旺盛なウタが作る料理はどれもボリュームがあり、それでいて味も良い。

 バスケットから飛び出すその量には若干閉口したが、作ってもらっておいて水を指すような事は言わない。

 

 抜けるように広がる青空に、大きく伸びていく雲。心地よい風が頬を撫でていく感覚は何物にも代えがたい。

 そんな事を考えながらサンドイッチを齧る。

 

「ね、ねえ今日の味付けはどう? いつもと変えてみたんだけど……」

 

 そんなことを言い出すウタに正直な感想を伝えると、彼女はほっと胸を撫で下ろした。

 

「よかったぁ、微妙だったらどうしようかと思った。それじゃ私もいただきまーすっ!」

 

 自分で試したのか、とツッコミを入れそうになったが美味しそうに頬張る彼女を見ているとそんなことはどうでも良くなってしまった。

 思えばウタとも長い付き合いだ。

 漂流して最初の頃はお互い口数も少なく、打ち解けるのに時間がかかったが、次第に快活で明るい一面を知ることができた。

 感情が豊かで、声を上げて笑う様は見ているだけで元気をもらえる。

 

 と、あなたはつい彼女の胸に視線を向けていたことに気づきさり気なく逸らす。

 ウタはゴードンに並ぶ命の恩人であり、家族でもある。

 そんな彼女を邪な目で見ることは許されない……と頭ではわかっているものの、あなたは健康的な男児だ。

 一つ屋根の下に明るく、魅力的で、なおかつバツグンのプロポーションを持つ若い女性がいては意識せずにはいられないのも当然のこと。

 

 とはいえ、その欲望を以て彼女を無理やりに襲うことで発散するほどあなたは短絡的ではない。

 隠し、ごまかし、そして裏で必死に発散しながら今日も彼女の良き隣人であるように務めるだけだ。

 

「あ、ちょっと鼻にソースついてるよ? 違う違うそっちじゃなくて……えいっ! ……あははっ、余計広がっちゃった!」

 

 ウタの指が肌に触れ、服越しに大きく柔らかい膨らみが押し付けられる。

 自らの肉体が持つ悪魔的な魅力を知ってか知らずか、ウタの距離感は幼い頃から変わらず近いままだ。

 あなたはそんな彼女の警戒心のなさを恨めしく思いながら、今夜の妄想の相手がまたもウタになるであろうことを心の中で謝罪した。

 

***

 

 滅びたエレジアの城は三人で住むにはあまりあるほどのスペースがあり、共同で使う部屋の代わりに個室も割り当てられている。

 

 三人での食事と、交代での入浴を終えた後は明日の肉体労働に備えて早めの就寝……の前にすることがある。

 あなたは周囲を伺い、そっと寝巻きのズボンをさすると痛々しいまでに固く勃起した肉棒の存在を布越しに実感した。

 これを慰めるまでは到底眠りにはつけそうもない。

 

 昔、ここに拾われた頃は小さくて弱々しかった体は、毎日のように仕事に励んだせいかガッシリとした筋肉質の体に成長した。

 それに伴ってここもたくましく成長したのは一長一短だろう。

 

 ただでさえサイズが大きいせいでズボン越しに形がわからないよう気を使うだけではなく、一日に何回も抜かないと他のことが手につかなくなってしまうのだ。

 その原因が同居人にあるのは間違いないが、彼女に『お前がエロいせいでムラムラして仕方ない』などと口が裂けても言えるわけがない。

 あなたはため息をつき、肉棒を握りしめようと─────したところでドアをノックする音が部屋に響いた。

 

「ねえ、まだ起きてる……? 話があるんだけど」

 

 ウタの声を聞いてあなたは慌ててズボンから手を離し、入っていいと返す。

 危うく彼女にとんでもないところを見られるところだったと冷や汗を拭ったあなたは、部屋に入ってきたウタを見て回避した以上の衝撃を受ける。

 

「お、お邪魔します……」

 

 彼女が着ていたのは普段の白いワンピース、ではなくその肌や下着が透けて見えるような桜色のネグリジェだったからだ。

 普段のワンピースでさえその豊満な肉体のシルエットが丸わかりだというのに、ネグリジェではスタイルに加えて健康的な肌の色さえ見えてしまう。

 ずっしりとした二つの膨らみを支えるブラに薄い生地が一体化し、股間のショーツまで覆うそれは人に見せることを前提とした下着としか思えない。

 

 そして何よりあなたを困惑させたのは、ウタの様子が普段とは大きく違っていたことだ。

 太陽のように眩しく微笑むのでもなく、イタズラをしかけて悪ガキのようにニヤけるのでもなく、食事のメニュー決めでダダをこねるときでもない表情。

 頬を赤らめ気まずそうに髪を弄ぶ様は年相応の少女らしい印象を与える。

 

 あなたがあっけに取られているのをどう思ったのかはわからないが、ウタは意を決したようにツカツカとベッドまで歩み寄ってくる。

 足を踏み出すたびに豊満な胸が重みで揺れ、体型が際立つのだから視線に悪い。

 間近で見るウタの肉体はどれだけ抗おうとしても視線が吸い寄せられるような魔力があった。

 

「ちょ、ちょっとそっち行って! 今日は一緒に寝るから……」

 

 思ってもない提案を拒否する間もなく彼女は強引にベッドに上がって距離を詰めてくる。

 何かの花のような甘い香りに思わずあなたの理性が揺らぐが、手を抓って必死で耐える。手を出せば最後これまでのような関係は望めないのだから。

 

「じゃあ、おやすみ……」

 

 ウタはそれだけ言ったかと思うとあなたに背を向けて寝転んでしまった。

 怒涛の展開に意志が追いつかないものの、これが何かの試練なのは間違いない。

 飢えた雄に差し出された極上の雌を前にしてあなたの頭の中は狂おしいほどの興奮に支配されそうになる。

 

 けれど、あなたは知っている。

 無理矢理に女を襲うのは海賊がすることだ。

 ウタは海賊を嫌っている。

 生い立ちや過去についはウタもゴードンも教えてくれなかったが、きっと海賊に関わる辛い経験があるのだろう。

 あなたは決死の覚悟でウタに背を向け、なんとか夜を明かそうと消灯し……

 

「あーもうっ! な・ん・で手を出して来ないの!?」

 

 強引に体を引き寄せられ、柔らかな膨らみを顔に押し付けられた。

 いったいこれはなんだろう。いや、あなたは知っている。

 視界が暗くなるほど覆い隠すその感触のもとは他でもないウタの体の一部なのだと。

 息が苦しくなるのは決して呼吸がし辛いからではなく、股間の痛みに起因するものなのは火を見るより明らかだ。

 

 それを揉みしだきたいのをこらえたあなたは、なんとか顔を上に向ける。

 月明かりに照らされるウタは怒ったような顔をしながら目に大粒の涙を浮かべていた。

 

「ずーっとこれでもかってくらいアピールしてるのに、全然そんな素振りも見せないじゃん! なんなの私のこと嫌いなの!? ちゃんと言ってよ!」

 

 涙がこぼれるのも関わらずそう叫ぶウタの様子は、喧嘩をしたときの言い合いとはまた違う、より真に迫るような圧があった。

 何を言えばいいのかと必死で頭を動かすあなたに、涙を拭ったウタは静かに言葉を紡ぐ。

 

「私はこんなにあんたが好きなのに……」

 

 ガーン、と頭を殴られたような衝撃があなたを襲う。

 冷静に考えれば下着姿で寝室にやってきて同じベッドに押し入ってくる時点"そういう意図"なのは明らかだ。

 これまでの関係を崩したくない、勘違いして彼女を傷つけたくないという思いが先行し判断を鈍らせていだのだろう。

 それが却ってウタを傷つけることになるとは思っても見なかった。

 

 言葉での謝罪に意味がないと気づいたあなたはウタの背に手を回して抱き寄せ、彼女の唇に自身のものを押し付けた。

 

「んっ!? ん、ぅ……っ、はぁ……ぁ…………」

 

 感じたことのない柔らかさをもっと味わいたいとは思うものの、グッと堪えて口を話す。

 ウタは驚きで目を見開き自身の唇を指でなぞっているが、嫌がっているようではないらしかった。

 彼女が落ち着いたのを見計らいこれまで抱えていた胸の内をぽつり、ぽつりと打ち明ける。

 

「へぇ……そんな風に思ってたんだ。それはそれで嬉しいけど、好きでもない相手にあんなことするわけないでしょ!? 私が誰にでもあんたみたいに接すると思ってるの!?」

 

 言い返しようのないあなたは閉口し、素直に頭を下げた。

 ウタはそれで溜飲を下げたのか仕方ないなあと言って優しげに微笑む。

 こういうときに引きずらず後腐れがないのは彼女の長所だ。

 

「それじゃこれで晴れて私とあんたは恋人同士ってわけだけど……さすがにこの格好を見て何すればいいかわからないなんて言わないよね?」

 

 落ち着きを取り戻しながらも有無を言わさない彼女の圧にあなたは大慌てで首を上下させる。

 しかし、正直な感想としてはウタに"そういう"知識や性欲のようなものがあるのは意外だった。

 幼少期を共に過ごした印象が大きいこともあるだろうが、大人びた肉体とは対象的に子供っぽいところが多々あるウタとどうにも結びつきにくい。

 そんな意図を察したのかウタはジロリとあなたを睨みつけた。

 

「あーっ、あたしのこと未だに子供だと思ってるでしょ。そんなことないから! 行商人さんからこっそり本を買ったり、オナニーだって毎日してるもん」

 

 彼女の口から"オナニー"という単語が出てくるのはあまりにも似つかず、非常に良くないことに興奮してしまう自分がいる。

 途端にあなたはウタの大きく突き出た胸や尻が性欲旺盛な"メス"のものであると意識してしまい、釘付けになってしまう。

 その様子を見て彼女は勝ち誇ったような笑みを浮かべた。

 

「まあ、今日のところはあたしがリードしてあげるから。あんたも早いところそれ脱いで! はやく!」

 

 促されるままに大慌てで上着から脱いでいく。

 あなたの上半身は農作業で筋肉質に育っていて、時折ウタが胸板を撫でてからかってくることがあったのを思い出す。

 今思えばあれも彼女なりのアピールだったのだろうか。

 

 そんなことを考えているといつの間にかウタがあなたのズボンを両手で掴んでいた。

 

「こっちはあたしが脱がしてあげる。どうせ大したことないだろうけ……ど…………?」

 

 ズリっ、とズボンとパンツが脱がされたのと同時に窮屈な空間から開放された肉棒が勢いよく姿を現した。

 日課のオナニー直前でおあずけをくらい、極上のメスを目の前にしたそれは人生最大と呼ぶべきほどに大きさを増している。

 自らの前腕ほどはあろうかというあまりにも凶悪な性器を前にしたウタは明らかに困惑しており、目を見開いたまま口を開けていた。

 

 自身の男性器が人より大きいことはあなたにとって誰にも打ち明けられないコンプレックスだった。

 成長するにつれて幼少期とは明らかに変質し、行商人に譲ってもらった本で描かれていた大人のモノと比べてもなお大きい。

 それだけならまだしもそこから湧き上がる情欲は日に何回か処理しなければ下着や作業着の上からでもわかるほど大きく、固くなってしまうのだ。

 

 彼女の様子を見るにせっかく恋人になれてもこれのせいでうまくいかないのだろうか……

 そんなあなたの不安はウタの細い指が男根を握る感触で追いやられてしまった。

 

「ふ、ふーん……まあまあ大きいみたいだけどあたしにかかればこれくらい余裕だから。あんたはそのままにしてなよ」

 

 そう言って勝ち気な態度を崩さないウタだが、その声はわずかに震えている。

 けれど彼女がそう言うのであればあなたに取れる手段は従う以外にない。

 

 ウタは両手で男根を掴み、ぎこちない動作でゆっくりと前後に動かしはじめる。

 あまりの太さに指がくっつかず掴みきれていない上にかなりぎこちないが、それでもウタの細く繊細な指が自身の性器に触れている感覚は筆舌に尽くしがたいほどの優越感を与えた。

 とはいえ過去最硬状態の竿はそのおっかなびっくりの奉仕で快感を感じるものの絶頂には至らず、生殺しのような状態に追い込まれる。

 ウタはウタでもっとすんなり限界を迎えさせられると思っていたのか、なかなか絶頂しないことに対して次第に焦りが見えてきた。

 

 しばらくそんなせめぎあいが続いた後、とうとう痺れをきらしたウタは次の手段に打って出た。

 

「あんたにしてはなかなか頑張るじゃん……でも、それもこれまで! あたしはこんなことも知ってるんだからねっ、ぁ~むっ!」

 

 あ、と止める間もなくウタは大きく口を開けてあなたの肉棒の先端を咥えてしまった。

 汚いからやめろと言おうとした口からは言葉にならない低いくぐもったうめき声がついて出る。

 デリケートな急所に伝わる唾液の温もりと舌が無造作に表面を走る感触。

 フェラと呼ぶにはあまりに拙いが、あのウタが、素晴らしい歌を奏でる彼女の口が自分の男根を舐めているという事実が狂おしいほどに快感を際立たせた。

 

「れろっ♡ ぇろ~っ♡ もうとっくに限界なんでしょ~? ほらっ、負けを認めなって!」

 

 勝利を確信した彼女は肉棒を刺激する手を早め、あなたをニヤニヤと上目遣いで見上げている。

 チロチロと鈴口や裏筋を無遠慮に舐め回す刺激にあなたはとうとう我慢の限界を迎えた。

 

「んぐっ!? ちょっ、なにこれっ、げふ、ごほっ……!? ぅっ……」

 

 散々焦らされた後に迎えた射精は精液の濁流となって鈴口を噴き出し、(おそらく意図せずに)待ち構えていたウタの口へとぶちまけられた。

 自分でも驚くほどの粘度と量のそれは歌姫の口と喉を汚し、すぐに溢れて彼女の胸元から下へと垂れていく。

 こらえようにも自分の意志では止められない欲望の波が収まる頃にはべっとりと精液がかかっていた。

 

「ぅえっ、苦い……すっごくネバネバしてるし、こんなに出てくるなんてぇ……」

 

 ようやくあなたが我に返ると、ウタは渋い表情で口内にこびりついたザーメンを舌で舐め取っていた。

 にちゃ……と糸を引くそれは紛れもなくあなたが出したものであり、ウタの口を支配し汚したことの証拠でもあった。

 慌てて何か吐き出すためのものを探そうとしたところで、ゴクンという音が響く。

 見ればウタが口内に出された精液を呑み込んでいた。

 

「ぅ……苦いけどそんな嫌な味じゃない、かも?」

 

 そう言ってニヤリと笑うウタにますます惹かれるようで。

 彼女を汚した罪悪感よりも受け入れてくれた喜びの方が大きかった。

 

「でもあんた出しすぎ!せっかく用意した衣装が台無しなんだけどっ!」

 

 確かに綺麗だったネグリジェにはあなたが出した精液がこれでもかとこびりつき、美しい薄紅色に白濁食が染みついていた。

 出させたのはウタだが出したのはあなた、申し訳なく思っていると……突然ウタがそのネグリジェを脱ぎ始めた。

 

「……なに? そんな慌てて。このまま着てるわけにもいかないでしょ」

 

 それはそうなのだが下着姿ですら相当な破壊力があるというのに、裸なんて見たらどうなってしまうのか。

 しかし、見たくないといえば嘘になる……

 などと考えているうちにウタもあなたと同じ一糸まとわぬ姿になった。

 

 下着という支えを失った胸はその暴力的なまでのサイズを空気に晒し、自重で下に引っ張られながらも幾らか形を保っている。

 しかし、なんという大きさだろうか。

 女性の胸のサイズには明るくないあなただが、これが相当なものであることくらいはわかる。

 失礼な話だが彼女に露出癖がなくて本当によかった。

 もしこんなものを堂々と晒していれば歌に向けるべき注目が肉体にぶつけられていたかもしれない。

 

「……なんか失礼なこと考えてるでしょ」

 

 視線と神経が完全に胸に持っていかれていたあなたはウタの一言で我に返り、彼女がジーッと自分を見つめていることに気がついた。

 それと同時に、彼女の耳が赤く染まっていることにも。

 

 なんてことはない、彼女だって恥ずかしくないわけがないのだ。

 にも関わらずそれを悟らせないように強気に振る舞う様子がなんとも可愛らしく思えてくる。

 

「……ほ、ほら!次はあんたの番だから! ボサっとしてないで動く!」

 

 ウタが背中をベッドに預けて寝そべり、無防備な体勢をとる。

 胸が重みで左右に広がり、撫でたくなるようなお腹、そしてその下に位置する紅白の陰毛と上品な割れ目までもがあなたの前に差し出された。

 あなたは、今から目の前の美少女とセックスをする。

 見ているだけで目眩がしそうな光景だ。

 

 女性経験のないあなたでも、商人からこっそり教えてもらった猥談や、船に乗っていた頃盗み見た知識のおかげですべきことはわかる。

 あなたは湿った秘部へとおそるおそる手を伸ばし、指をそっと差し込んだ。

 

「んっ……♡ い、いいから続けなよ。あんたのテクニックなんて全然効かないんだからっ!」

 

 頬を染めて息を荒くしているあたりそれが強がりなことはあなたにもわかったが、あえて気づかないことにした。

 慣れない指さばきに必死で神経を使い、彼女が感じるところを探る。

 入り口をぐるりとなぞるように、少し挿れて内側から広げる、二本、三本と指を増やしてより奥まで、優しく撫でたあとに少し引っ掻く。

 

「ぅ゙っ……ぉ゙……♡ そこやば……ん゙っ!? ぁっ、だめっ♡ ぁっ♡」

 

 どうやら当たりを見つけたようだ。

 そこをトントンとつついたり、わずかに爪を立てるだけで面白いほど透明な汁が溢れてくる。

 ウタも甘い声を上げながら身じろぎするばかりであなたを止めることはできない。

 そのまましばらく指での刺激を続けていると、ウタの下半身がひときわ大きく震え、プシッと透明な液体を噴出した。

 

「ぁっ♡ あっ……はぁ、ぅ……うそ…………? こんな簡単に……」

 

 おそらく彼女は絶頂したのだろう。もちろん見るのは初めてだがそれくらいの予想はつく。

 そしてそれは準備が終わったということでもある。

 ズシッ、と竿の根本を割れ目の上に置いてみればその先端はへそにまで届きそうな勢いだった。

 

「ぇっ、ぁ……ちょっ、ちょっと待ってよ! あ、あのさ……明日にしない!? そんな急がなくってもいいしさ……」

 

 先ほど出したにも関わらずより一層固く大きくなったあなたの肉棒を前にしてウタは目に見えて焦りだす。

 それも当然の反応だろう。けれど、ここまでの極上の雌を前にしてこれ以上我慢するのは、温厚なあなたにとってもできそうになかった。

 そこであなたはほんの一言……彼女に対して勝負をしかける。

 

「は、はぁ!? あたしがあんたに負けるわけないじゃん! いいよ、どっちが相手をたくさんイかせるか勝負しよう!」

 

 あなたのちょっとした挑発にウタは面白いほど簡単に乗ってくる。

 思い返せば彼女はあなたと仲良くなり始めた頃から事あるごとにかけっこや力比べなんかの勝負を持ちかけていた。

 子供の頃はムキになって対抗するも彼女には勝てず、成長期になって男女で力の差がつき始めた頃から気まずくてあまりしなくなっていたが……

 その内容をこんなことに変えて再戦することになるとは。

 彼女の負けず嫌いな気質を利用してこんな勝負をさせるのは少し気が引けるが、まあいいだろう。

 

「はっ、ぁっ……ゆっ、ゆっくりだよ!? ゆっくりだからね! 騙したら許さなぁっ、ぉ゙っ、ほぉ~~~……ぉ゙っ…………♡?♡」

 

 さすがにあなたも初めての挿入くらいは少しずつ行うつもりだった。

 しかし、ぱっくりと開いたウタの穴は驚くほど簡単にあなたの肉棒を受け入れてしまった。

 決して彼女のそこが緩いわけではなく、現に今も吸い付くように苦しいほど締め付けてくる。

 おそらく体の相性がとんでもなく良いのだろうか。まあ理由なんてどうでもいい。

 

「やっ♡ ぉっ♡ なぁっ、なにこりぇ……?♡? ぉ゙っ、ぅ゙っ♡」

 

 舌を突き出し目を白黒させるウタ、彼女がこんな表情ができるなんて知らなかった。

 これだけ苦しんでいる以上抜いてあげたほうがいいのではという理性からの提案は、本能の衝動でかき消させる。

 気づけばあなたは真正面からウタに覆いかぶさり、股間の凶器を彼女の穴へとより一層強くねじこんだ。

 

「お゙ぉ゙っ♡ まっ、んっ……ぅっ♡ た、タンマぁ゙っ♡?! ちょ、まっ、お゙ぅ゙~~~っ♡」

 

 止めようにも止められない。それほどに彼女の中はあなたの性欲を刺激するものだった。

 肉棒をグリグリと押し込み、そして腰を上げて先っぽ以外抜いた後でまた体重をかけて押し込む。

 その間もウタの穴はあなたを離すまいとうねるように吸い付き求めてくる。

 楽器では奏でられないような水音が周囲にこだまする。

 

 ウタはすぐに喘ぎ声以外を発せなくなり、その上質な肉体で雄の欲望を一身で受け止める。

 あなたは信じられないほどの多幸感に包まれながら、彼女に与えられたのは歌の才能ではなく雄と交尾する才能だったのでないかと頓狂な事を考えていた。

 

 このままずっと続けていたいところではあるが、残念ながら限界はある。

 ウタが何回イったのかはわからないがあなたもそろそろ射精しなければならないようだ。

 そして当然の知識として女性の秘部に男が射精すれば相手は妊娠してしまう。

 まだ若い彼女を妊婦にするわけにはいかないというくらいの理性は残っていたあなたは、フィニッシュを前に男根を抜こうとする。

 が、ウタの両手足があなたを羽交い締めにしてそれを引き止めた。

 

「ぬっ、ぬいちゃだめぇっ……! な、なかに出してぇっ」

 

 目元を涙で濡らし、口元をよだれでまみれたひどい表情を浮かべながらもウタははっきりと懇願した。

 その意味がわからないほど彼女は子供ではない。ウタはあなたの子供を孕みたいと願っているのだ。

 とっさのことで抵抗もできず、限界を迎えていたあなたは挿入したまま人生で最も激しい射精を彼女の中へとぶちまけた。

 

「お゙っっ♡♡ お゙ぉ゙~~~っっ♡ んぉ゙っ♡♡ いぐっ、あた、し、ぉ゙ほ~~~っっ♡?!?♡」

 

 その嬌声はまるでケダモノのように低く、濁っていて、とてもあのウタの口から出ているとは思えなかった。

 それなのに今の彼女は歌っているときよりも幸福そうにさえ見える。

 痙攣しながら全身で快感を享受するウタを見ながら、あなたは長い長い射精を終えた。

 

 肉棒を引き抜くと、彼女の穴から大量の精液がごぽっと堰を切ったようにこぼれてくる。

 普段オナニーで出すときよりも遥かに多く、濃く粘っこい。

 静かになったウタを慮り顔を近づけると、彼女は恍惚とした表情で天井を見つめていた。

 

「ふふっ、そんな心配しなくたって大丈夫だから……ここに出して欲しかったのもずっと前から思ってたことなの。私、ずっとお母さんに憧れてた……」

 

 優しい表情を浮かべてお腹を撫でるウタ。

 なんてことはない、自分が意識していないだけで彼女もすっかり大人になっていたのだ。

 自分もこれからはウタと、二人の子まで守れるように精進していかなくては。

 などと殊勝なことを考えているとウタが一転してニヤニヤとあなたを見ていた。

 

「……まあ、さっきの勝負はあんたが勝手に抜こうとしたしあたしの勝ちかな~?」

 

 思ってもみない主張に待ったをかけると、ウタは顔のとなりで両手を構え嬉しそうに笑みを浮かべた。

 

「出た! 負け惜しみ~! ……どうしてもっていうなら二回戦やってあげてもいいけど?」

 

 ウタの意図を察したあなたは、自身の股間が固く隆起していくのを実感する。

 ここまで誘われたのなら当然彼女が孕むまで射精するのが男というものだろう。

 あなたはウタを押し倒し、見つめ合ってキスをした。

 

 

***

 

「……いつからって、普通そんなこと聞く……?」

 

 文字通りの初夜を迎え、空が明るくなり始めるころになってようやく二人の戦いは幕を降ろした。

 結果は当然ウタの連敗……にも関わらずまどろみの中で目を細める彼女は安らかな笑みを浮かべている。

 裸のまま同じベッドで向かい合いながらそっと互いの指を重ねる。

 

「別に、そんな大した理由があるわけじゃないよ。ただずーっと同じ島で育って……辛いときも嬉しいときも、離れないで側にいてくれたでしょ……ありがとう」

 

 ウタともう一度キスをする。

 優しく笑って彼女は眠りについた。

 そしてすぐにあなたも重い睡魔に襲われる。

 

 これからきっと大変なことも多いだろう。家庭のこともそうだし、海の向こうでも色々ありそうだ。

 けれどウタと一緒なら、二人でなら乗り越えられる。そう思った。

 

 とりあえず目下の問題としては明日の家事ではあるが……きっとまあ、大丈夫だろう。

 そう考えてあなたはまぶたを閉じた。

 

 

 後日、ゴードンに交際の件を報告すると泣いて喜んでくれたという。


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