『原作』食戟のソーマ
『人物』薙切えりな
『あらすじ』神の舌を持つ薙切えりなに『食戟』を申し込んだのはブラジルから来たペドロ。
彼は薙切えりなを見事打ち負かし、ある約束をさせた。それは一晩自分とベッドを共にするというもの。
えりなは食戟での敗北を認めペドロを部屋へ踏み入れた。



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薙切えりなが食戟で負けたので一晩だけ付き合わされて神の舌をメチャメチャにされる話

「勝者……ペドロ!」

 

 審判が下された。

 日本屈指の名門料理学校『遠月茶寮科学園』における伝統の料理勝負『食戟』……学園の生徒間で争いが発生した場合に執り行われるいわゆる決闘だ。

 この食戟は勝負に負けた者は『対価』を奪われ学園内の地位、名誉、権限といった全てを失ってしまう。

 

「そんな……この私が……」

 

 青ざめた顔で審査員たちに目を向けているのは今まさに敗北を決定づけられた薙切えりなであった。純白の調理服に身を包み、己の持つ全てを奮い食戟に挑んだ。

 会場を埋め尽くしている生徒たちだけではない。教師達も彼女の料理には目を見張るばかりで、まるで食というより美の祭典そのものだった。

 

「やはり俺の勝ち、だったな。まぁ勝負するまでもなく決まっていたんだよ」

 

 薙切えりなの対戦相手、審判が勝者と定めたのはペドロというブラジルからやってきた留学生。真っ黒な肌と分厚い唇、大きな瞳が特徴だ。身長185センチで大柄の男だが決して太くはない。むしろ痩せているといっていい。大きな身体にアスリートさながらの引き締まった筋肉がついていて料理人というイメージが浮かばない。

 彼が作った料理は審査員の目を喜ばすことはできなかったが、味で完全に圧倒していた。神の舌と呼ばれる優れた味覚の持ち主である薙切えりなも味わっている。彼女の顔が青ざめているのは完全に敗北したことを自分自身が認めている証拠だ。

 ペドロはその特徴的な分厚い唇の端をこれでもかと嬉しそうに持ち上げると薙切えりなへと近づいて行く。

 

「えりな、これではっきりしたな。俺はお前より料理ができる。俺はお前より上で、俺は勝者だ。わかってるな?」

「ッ……悔しいけれど、これが結果……なのよね……」

 

 食戟のきっかけはペドロだ。事ある毎にえりなへちょっかいを出し苛立たせたのだ。

 薙切えりなは女王然とした振る舞いをしているが、その実、子供っぽい反応を示す。特に自分のプライド、学園の品格に関わる事となると感情が昂ぶることが多い。ペドロはその感情を何度も揺さぶり、食戟へと誘ったのだ。

 

「食戟の後の事、忘れてないな。俺との約束は守ってもらうぞ」

「え、ええ……全ては負けた私の責任よ。それに、私は、逃げるような真似はしないわ」

 

 もしも食戟に負けた者が約束を破りこの場を去ったとしよう。逃げて、どこかへ姿を消したとしよう。会場にいる全ての生徒と審査員を否定したことになる。名もないような一生徒のしたことなら唯の敗北者と呼ばれるだけだ。

 しかし薙切えりなは違う。

 彼女は学園総帥の孫娘にして遠月十傑評議会第十席という地位がある。学園総帥の孫娘が負けたから逃げる、姿を消すなどできるわけがない。薙切えりなという人間には逃げる場所などなかった。

 

「よし、いい返事だ。さすがは学園総帥の孫娘だな。十傑とかいうお遊びグループにも属してるだけある。そのプライド、崩すんじゃねえぞ」

 

 会場を埋め尽くす生徒たちはおろか審査員にも聴こえないよう顔を近づけて言った。

 あまりにも醜悪な感情が固まった言葉にえりなの身体は恐怖した。食戟の前に交わされた約束は想像するだけでもぞっとするような内容だったからだ。

 ペドロが勝利したと腕を上げ、歓声がとどよめきが起きる。異国の料理人が勝利したこと、十傑であり総帥の孫娘である薙切えりなが敗北したことに対する感情のあらわれそのものといえた。誰もが困惑していたのだ。薙切えりなの敗北に。

 

「ではこれで食戟を終わります。解散」

 

 勝負のあと時間はかからなかった。誰もえりなへ近寄らなかった。ペドロにも近寄る者はいない。どちらの側にも一定の距離が置かれていた。

 どれほどのショックを受けようと時間は進む。

 夕陽が落ちるのは薙切えりなにとって一瞬の出来事のよう。気付けば自室のベッドに腰をかけていた。

 

「……えりな様」

「緋紗子……あなたもいいわよ、負けた私の傍にいる必要はないわ」

「そんなっ! 私はえりな様の」

「いいの! いいのよ……それより今日は、1人にさせてちょうだい」

 

 ずっと傍に居たのは新戸緋紗子。えりなにとって唯一といっていい友達だ。だがどれほど仲が良い友達でも食戟での敗北に対してどう対応していいのかわからない。緋紗子はただ傍にいようとしたがえりなはそれさえ許さなかった。

 

「ごめんなさい、また、あらためて連絡するわ。フフッ、なに? そんな顔をして、私はどこにもいかないわよ」

 

 食戟の勝者は大抵相手の人生を狂わせるほどの条件をだす。例えば『料理人をやめろ』『包丁をもらう』『学園を去れ』だ。

 ペドロは薙切えりなとの食戟に学園を去れとはいわなかった。

 だが別の条件を提示した。学園を去るほうがましだと思わせるくらい卑猥で下劣な条件である。もしその状況に緋紗子が居合わせたらそれこそ関係は終わってしまう。薙切えりなは1人きりになるとペドロから贈られたダンボールに手を伸ばした。

 

「この私をいったいなんだと思って……このような破廉恥なものを……くっ」

 

 悔しさで腸が煮え繰り返りそうだった。

 ダンボールの蓋を開くとメッセージカードが出てくる。まずはこれを読めというのだ。

 

『俺との食戟に敗北した薙切えりな様へ。

 食戟の前に約束した通り、こいつを着て、俺との一夜を過ごしてもらうぞ。

 ちゃんと制服も着ておけ。日本の女の子は制服を着ているとお人形みたいで可愛いからな。セクシーなお前の身体を俺が今夜可愛がってやるよ』

 

 ペドロの視線はいつも胸元、腰、スカートといった女の部分へと向いていた。学園の女子生徒全員が気付いていたことだ。あの性欲を隠すことなくぶつけてくる男にえりなもその身体を見られていた。何度も何度も執拗なまでに見られていた。

 メッセージカードの下には透明のビニール袋に入った豹柄のビキニ水着がある。目にまぶしいシャンパンゴールドと黒の色はとにかく派手で上品さの欠片もない。

 

「男の子ってこんなのが好きなのかしら?」

 

 男友達のいないえりなにとって未知の領域である。いまだに少女漫画などのヒロインと男子が手を繋ぐだけのシーンで胸がドキドキと高鳴るほど初心だ。

 当然ながら水着を誰かに見せるといったことさえ指で数える程度しかない。男の子とまともな会話もほとんどないまま、今夜はペドロと過ごすこととなっている。

 制服のブレザーを脱ぎ、続けてブラウスを脱ぐ。

 純白の花柄がデザインされたブラジャーが現れた。豊満かつ張りのいい乳房が肩の揺れにあわせてたぷんと揺れる。ブラジャーのホックを外すと揺れはさらに凄まじくなった。ブラジャーの隙間から女の色香が漏れ出して漂う。

 生娘の肌を守る下着が脱げると桜色の乳首がぽつりと姿を現した。まっさらな桜色の乳輪とあわせて乳房の先端で揺れる。さらに立ち上がるとスカートのホックを外し、ショーツも脱ぐ。

 紺色のニーソックスだけを残し裸となったえりなは自分の身体を鏡に映す。

 

「自分の身体をこうして見るなんて……そうそうありえないわ。にしても、おかしくないかしら?」

 

 くびれた腰は好きな男性に抱いてもらうための優しいカーブを描いており、張りのある尻は何もしなくても持ち上がっている。乳房は母性よりも若い女の色香を纏っていて陶器のような美しさまで備えている。

 誰がどうみても完璧だと思うだろう。

 日本人特有の若いつくりの顔とブロンドの髪というのも男心をくすぐるようにできている。薙切えりな自身がどう思おうとも完璧であることに変わりは無い。

 

「これを着るのよね……なんて破廉恥なデザインなの。ひょ、豹というのかしら。なんだか危ない感じがするわ」

 

 手にした豹柄のビキニ水着は鏡に映すと光ってみえた。そう下品なまでに光を反射するのだ。もしこれを真夏の太陽の下で着ようものなら日差しが反射し周囲の視線を集めてしまうだろう。

 どれほど拒んでも勝者の指示には従うのが食戟のルール。豹柄水着のトップを乳房に被せると紐を背中で結ぶ。白い肌に豹柄が浮き上がるとどこか野生的な感覚が沸きあがってきた。胸元が熱を帯びたように熱くなる。

 丼物研究会に所属する水戸郁魅が水着を着ている姿を何度も見ていたが彼女も同じような感覚なのかもしれないと今になって思う。

 

「次は下ね……」

 

 手にしたアンダーはかなり薄いように思えた。

 部屋にはひとりだけ。さっと足を動かすと履き終える。豹柄のデザインがわかる程度の面積が残った。へその下から水着までかなりの隙間が空いている。

 

「お手入れしていて正解ね。って、別に必要だとかそういうんじゃなくてっ! ああっ、もう!」

 

 少しでも足や腰を動かすと尻の谷間に水着が食い込む。胸元は全くならないのに尻だけはそうなってしまう。自分の姿がおかしくないかどうかを確認するだけで5回は食い込んだ。

 

「サイズがあっていないのよ。こんな小さいのを贈るなんて」

 

 もしサイズを知っていたらそれはそれで怖い。だが気になってしまう。腰の動き、足の動き、なにかひとつでも動けば食い込むのだから。

 

「これが私……」

 

 水着を着終わると再び鏡に向く。

 

「やはり……破廉恥よ、卑猥だわ。こんないやらしい格好をして、まるで私が誘っているようなふしだらな女みたいじゃない……」

 

 唯の女ではない。男を誘うような格好だ。

 完璧なプロポーションも豹柄の水着に包まれれば女の色気を放つばかり。呼吸するたびに盛り上がる胸元は陰影が濃くなる。昂ぶりは果てなく高まりいく。

 

「こんなことをしている場合じゃないわ。早く着替えないと」

 

 とはいえ後は制服を着ればいいだけだ。脱いだばかりの制服を手にするとまだ暖かかった。半日着ていた制服からは匂いがする。

 薙切えりなの五感はなにも神の舌と呼ばれる舌だけではない。料理人が舌だけで味に採点を下すことなどできはしない。味覚のほかに嗅覚も必要になる。えりなの嗅覚は自分の汗までも嗅ぎ分ける。

 

「洗った制服のほうが……いいかしら……でも、あの男のことだから……」

 

 少しばかり考えて脱いだ制服を着始めた。

 ほんの僅かに汗が匂う制服を着ると豹柄の水着は見えなくなった。ようやく普段の自分へと戻るもどこかおちつきがない。

 動きはぎこちなく緊張しているのが伝わって来る。

 

「これで、いいわよね」

 

 どこからどう見てもいつもの薙切えりなだった。

 スカートをめくられたり覗き込まれたりしなければだが。

 

「ブラウスにちょっと透けているわね……いやね、こういうの」

 

 白色のブラウスは下に着ている物の色を通してしまう。シャンパンゴールドともなればそのほとんどが浮き上がっている。えりなは鏡に映る自分の胸元をブレザーをひっぱり隠そうとした。

 

「無理よね、まぁ、わかっていたことだけれど……」

 

 ブレザーはボタンで留めている。どうやっても形は元の位置へと戻ってしまう。

 子供じみた真似をして苦笑した。

 着替えが終わって時計を見るともう約束の時間が差し迫っていた。

 

「あの男がくるわ、えりな……食戟で負けたからといって全てが終わったわけではないわ。気をしっかりと持つのよ。私は薙切えりななんだから!」

 

 自身を奮い立たせると静かな部屋にノック音が響いた。

 せっかく奮い立たせた身体も驚きとともに縮こまる。

 

「き、来たわ……」

 

 ゆっくりとドアを開くと黒い肌が見えた。えりなの姿が影で覆われるほどの巨躯でドアを塞ぐように立っている。

 

「よう、えりな。入るぞ」

 

 えりなの肩をドンと突き飛ばすかのように我が物顔で入る。靴も脱ごうとしなかった。すでに日本へ着て室内は土足厳禁であると知っているにも関わらず、わざと、そうしている。

 ずかずかと土足で部屋まで入ると天蓋ベッドを目にする。毎晩使っているベッドだ。

 この野蛮な男は自分のベッドを見てなにを思ったのか、えりなには考えもつかない。ただ視線から怖気を感じた。

 

「さ、みせてもらおうか。俺が贈った水着、着てるだろ?」

 

 ベッドから遠ざかるとえりなを見てペドロがいった。[newpage]

 たった1人増えただけだというのに部屋の大きさが変わってしまったように思える。それもそのはず身長185センチのペドロが部屋の中心で立つとまるで壁そのものだ。それに視線や息遣いといった存在が同じ国の生徒とは比較になら無いほど強い。

 ただその場にいるだけで意識を持っていかれそうなペドロを前に薙切えりなはいつもの女王然とした雰囲気もプライドも崩れかかっていた。

 

「食戟のルールを破るほど愚かではないわ。自分でした約束くらい守るわよ!」

 

 押し潰されそうなプレッシャーを跳ね返すように語気を荒げて叫ぶ。取り乱しているようにも見えたが弱気な態度でいることのほうがえりなには我慢なら無い。

 ペドロの口元がにやっと持ち上がった。

 さっさと終わらせたいえりなはネクタイに手をかけようとした。

 

「あの水着どうだった? 見せる前に感想を聞かせてくれよ。おっと、ストリップしながらでもいいぜ」

 

 ……なにがストリップよ、馬鹿にして……誰もこんなの望んでないわ。

 

 わざと卑猥な言葉をかけてくる。制服の下に着ているのは水着だ。例え派手で破廉恥な水着といえども水着にかわらない。それだけを我慢すればどうということはない。

 しかし自室で男子……いや、男を前にして制服を脱ぐ行為に違いはない。これは誰が見てもストリップそのもの。まだ乙女のえりなには泣き出しそうなほどの恐怖でもある。

 そんな感情を臆面もみせずにネクタイを外す。

 

「最低のデザインね。私の好みじゃないわ、知っていて? 女を着飾る衣服というものは派手な色ではダメなのよ。あんなに人目を惹きつけてしまう水着は下品なの」

 

 ……私の趣味とは大違いだわ。こんな派手なだけの水着、本当だったら絶対に着るもんですか! もっと可愛い水着だったら良かったのに! ほんと最低っ!

 

 えりなの人生においてその肌を包んできたのは高級品ばかり。乗用車一台を購入できるようなものばかりだ。シャンパンゴールドの豹柄水着は24時間やっているようなスーパーマーケットで売られている下品な商品の一点でしかない。きっと値段も3000円すればいいほうだ。

 

「最低のデザインねぇ、でも俺の趣味なんでな。野性味溢れるいい女だぜ、えりな」

 

 ……私の名前を呼び捨てにしないで。この私が制服を脱ぐ姿を見せなければならないなんて屈辱でしかないわ。それに、こんな不細工な男が相手だなんて本当、最低最悪よ。

 

「ふんっ! こ、この私のストリップを見られるなんてよかったわね。本来なら貴方なんかじゃ土下座したって見ることは出来ないのよ」

「ドゲザ?」

「あらっ、土下座を知らないのね。それもそうね、あなたはブラジルからやってきただけの生徒ですもの。日本の風習に詳しいわけがないわ」

 

 このまま高笑いでもし始めるんじゃないかというほど上から言い放つ。

 するとペドロが顎に手を当ててなにやら考え始めた。視線もどこかふらついていてストリップから離れる。隙を見つけたえりなはさっとブレザーを脱ぎ去った。

 

 ……水着が透けてる、なんだかこの格好のほうが恥かしい……。

 

 ブラウスに透けて見える豹柄。妙にマニアックな格好になってしまっているのをなんとかしようとブレザーを下ろそうとした。

 

「おい、待て」

「なによ?」

「さっき言ったな。本当なら俺みたいな男はドゲザしても見れないんだって」

「なに? 本当のことじゃない。それとも馬鹿にされて怒ったのかしら?」

「いや違うよ。良いことを思いついたんだ。えりなが、俺に、ドゲザしろ」

「なんですってっ!?」

 

 聞き捨てならない言葉だった。生を受けてから他人に頭を下げる事などほとんどなかったえりなだ。他人に土下座させるならともかく自分がするなど考えもつかない。

 

「おいおい、勝者の俺様が何の価値もなくなった薙切えりなに今後も料理人としての存在価値を与えてやってるんだぜ。ドゲザして感謝の意を述べるのが正しいあり方ってやつなんじゃねえか? それともまだお嬢様気分か? じゃあいっぺん行くか、俺の故郷に。お前の価値観じゃ考えられないほど汚くて惨めな世界だぜ」

 

 確かにペドロは食戟の勝負において薙切えりなの立場について言及しなかった。それどころか彼女との勝負はある約束だけを賭けていた。

 それこそが『水着を着て一日お部屋でデート』というものだ。

 つまりえりなは今日一日ペドロと過ごせば翌日からいつもの日々が始まる。元の生活へと戻る事ができる。だがしかし、ここでペドロがえりなから彼女の持っている権利や名声を奪ってしまえば話は変わる。

 

「ドゲザ、したかったらそのブレザーをもう一度着てやれよ。言っとくが適当なドゲザじゃ許さないからな。きちんと額を床に擦りつけて心の底からごめんなさい、許してください、お願いしますといえよ」

 

 ペドロの流暢な日本語がさらに不快にさせる。

 

 ……この男、言葉だけでなく文化も知っているというの? なんて、なんて失態を……土下座なんていわなければよかったのに……。

 

 悔しさは美食を噛みしめるための歯を痛めつけるほどに膨れ上がっていた。

 床に落としたブレザーを再び着ると乳房の豊かさを現すように曲がる。厚手の生地も薙切えりなの胸元では丸みを帯びてしまう。男の視線を集める柔肌をこれでもかと見せ付けてしまっている。

 えりなは歯を噛みしめながらその場でしゃがみ込んだ。佇まいや動きは優雅なものではあったが床に手をつき、頭を下げ始めるとどれほど美しい存在であろうとしても無理になる。

 

「…………生意気な態度を取って申し訳ございませんでした。食戟で敗北した薙切えりなが勝者のペドロさまにこれからストリップをお見せ致しますのでどうか最後まで見てください。お願いします」

 

 自分が敗者だと知っている。理解しきっている。それだけでも情けなくなるのに自分からストリップを申し出ると全身に悔しさが染み渡ったのか身体が痛くなった。

 特に自分が床に額を擦りつけているのが信じられなかった。神の舌を持って生まれたえりなにとってはありえないことなのだから。

 

「あ、あの……」

 

 しばらく土下座したままだったがペドロが何もいわなかったので口を開いた。

 

「もう一声欲しいがまあいいや。頭を上げていいぞ。そんでもってストリップ開始だ」

「……ありがとうございます」

 

 苛立ちが今にも声に出そうだった。

 立ち上がり今度こそとブレザーを脱ぐ。ペドロの視線が突き刺さる。

 

 ……なにじろじろと見てるのよ。あなたに見せるためにして……そうだったわ、私は見せるために脱いでいるのよね。男の子ってこんなのが好きなの? 豹柄の水着とかもそうだけど、エッチで、変態なことのほうがいいの? もっとちゃんとしたデートみたいなことをしたかったのにぃ。

 

 スカートのホックを外そうと腰に手を伸ばす。ホックを見るため腰を捻るとペドロも少し表情を変えた。

 薙切えりなのプロポーションは完璧だ。それは豊満な胸元だけでは完成しない。腰の流線に余計なものがついていないことが不可欠なのだ。その腰をくねらせると全身の張りが増す。ブラウスが肌に張り付き、透き通る水着の発色も増す。さらにひらひらと揺れるスカートが男の視線を我が物とした。

 

「ほう」

 

 ……なにが、ほう、よ。この私の魅力を前にしてその程度の反応しかできないの? 私ほど美しい人間なんてこの世に何人いるかわからないのよ。女神を観賞できるとでもありがたく思うことね。

 

 ペドロが興味を示す事に気分はよくなる。やはりお嬢様として育ってきたための性格が根付いている。自分を持ち上げる人間には高みからの意識を持ってしまう。

 スカートを脱ぐとニーソックスに包まれた太股とブラウスの端にちらりと水着が見え隠れする。ペドロの視線がそちらへ移動するのも無理はない。

 

 ……見られるのは嫌だけど男子って単純ね。そんなにじろじろと見てわかりやすいわね。

 

 そんな事を思ってみても半裸の我が身は熱を帯びている。やはり異性の前で服を脱げば心に変化は現れる。性的な視線なら尚更だ。

 

 ……あと少しよ。こんな破廉恥なことは終わりなの。早く脱ぐのよ。

 

 あとはブラウスを脱ぐだけとなる。

 視線に晒すようにボタンをひとつ、またひとつと外していくと肌の色が浮き掘りになってくる。そしてペドロが用意したシャンパンゴールドの豹柄水着が露わとなった。

 

「似合ってるな、さすがは薙切えりなだ。お前、学園でなんて言われてるか知ってるか?」

 

 ブラウスを床へ落とし水着姿となったえりなはようやく気付いた。

 自分がペドロのお人形になっていると。

 これまでは遠くで観賞していたペドロだったが近づいてくる。腕を伸ばされると掴まれる距離まで迫った。

 

「知らないわよ……」

 

 ペドロの顔を見ようとすると顎を持ち上げなければならない。部屋の明かりを背に立つペドロによってできた影に立つことになる。すると見下ろしてくる目に全身が舐められたような感覚が走った。

 

「オナペット」

「は?」

「オナペットだよ。マスカキ用のオカズだ。薙切えりなは男共の頭の中でチンポしゃぶって、オマンコされてる女だっていうことだ」

「あなた……自分が最低な男だってわかってる?」

「そうかい? この国の男のほうが最低だぜ。目の前にこんな上玉のエロ女がいるのに頭の中で犯すんだからな」

 

 腕が伸びてくる。細い肩を包み込むような大きな手が触れるとそのまま腕を撫でてくる。

 男の指は熱く硬い。なのに肌で感じる感触はなぜか心地よい。心の中では嫌悪しているというのに触れられた部分は熱を帯びてしまう。

 

「男子の考えることなんて興味ないわっ!」

 

 ……誰がオナ、オナ……よ! 意味のわからないこと言ってんじゃないわよ!

 

 卑猥な言葉のほとんどは理解できなかったが何を意味しているのかぐらいは判断がついた。

 

「さぁて、次は今日のデートの挨拶だな」

「デートするのに挨拶なんて必要ないでしょう」

「えりな、解ってるのか? オレはお前を負かしたんだぞ」

「わかってるわよ! 何度も言う必要はないわ! それで、どうすればいいのよ!」

 

 反抗的な目を向けて叫ぶがペドロは動じることはない。どれだけ叫んだところでえりなを見る目はかわらない。

 

「だったらやれよ。俺の国じゃするんだよ。この国のほら、なんだ、スモウか。あれのようにしゃがんで頭に両手を乗せろ。腋を見せ付けるようにするんだ」

 

 頭の中で想像するだけでも顔が真っ赤になった。

 

「そんなポーズできるわけないでしょ!」

「…………」

 

 黙ったまま睨むように見つめてくる。最も怖いのは無言である。いかに反抗的に振舞っても自分は敗者。勝者の言うことは絶対だ。反抗的な態度は自分が屈しないようプライドを保つ為。しかしペドロの無言の圧力には逆らえない。

 

「……わかったわよ」

 

 ペドロが無言のまま3歩下がる。無言のままだったがポーズを取れというのだけははっきりと伝わってくる。

 豹柄の水着を着ている自分が壁にかけている鏡に映りこむ。着替えたときも恥ずかしかったが自分ひとりしかいなかった。けれど今はペドロが立っている。

 視線が針のように突き刺さるなか両手を金色の髪に乗せる。持ち上がる腕と身体の間が見えてくると一本も毛の生えていない美しい腋の窪みが姿を現す。

 

 ……腋を晒すなんてどんなポーズなのよ。そ、それに相撲のしゃがむってあれよね。水着であんな格好したら変態じゃないっ!

 

 それでもするしかない。えりなは膝を曲げゆっくりと頭の位置を下げていく。途中で自分の乳房が膝に当ると股を広げさらに腰を落した。膝で乳房を挟み込むと強調しているように見えたためさらに股を開く。その結果、水着が股間にぴったりと張り付き食い込みがきつくなってしまう。

 

 ……私ったらなんて卑猥な……破廉恥な格好をしているのよ。こんな姿、他の誰にも見せられない。はやく終わりにしてっ!

 

「これでいいでしょう!」

「だめだ。言ったろう、挨拶だって。えりなは俺とデートしてくれって言うんだよ。俺が誘ったんじゃない、えりなが俺とデートしたいんだってな。ほら、撮影スタートだ」

 

 スマホを取り出すとえりなに向けた。

 

「なっ!? あなた! それをすぐに止めなさい!」

 

 映像を残されるとあとでどうにかなってしまう。奪い取ろうと腕を伸ばす。

 

「黙れよ!!」

「ひっ?!」

「俺が勝者だぞ。今のお前は俺の玩具だ。俺の思い通りに動け、どんな感情をもっていてもいいし、なにを考えてもいい。だがお前の自由は俺のモノだ」

 

 足が震えてしまう。

 再びポーズを取ると思考に集中する。この場を上手く乗り切る為にもペドロをこれ以上怒らせられない。

 

「この豹柄の水着とっても嬉しかったわ。だからペドロくん、薙切えりなとデートしてください。あなたと今日一日、過ごしたいの」

 

 スマホのレンズが見つめてくる。

 

「さっきは水着を最低なデザインなんて言ってごめんなさい。よく見れば過激だけど私に似合ってると思うわ……それにいろんなところが強調されて……ペドロくん、こういうの好き、でしょ?」

 

 ……サービス、大サービスよ! この私がこれだけサービスしてあげてるのよ! だからこれで終わりにしてっ! お願いだからっ!

 

 しゃがんだままつま先だけで身体を支える股をめいっぱい開く。水着の食い込みが強調されるだけではすまない。陰部が浮き上がるほどとなりえりなの肢体が牝として極上品であると決定付ける。

 ペドロは肯きベッドを指し示した。

 

「デート開始だ、えりな。オレの女になれるように調理(デート)してやるぞ」

 

 これで終わるのではない。

 今日一日という限定された時間がはじまるのだ。[newpage]

 薙切えりなが使っているベッドはまるでお姫様の眠る聖域そのもの。高級感あふれるデザインから天蓋に至るまで庶民のものとは比較にならない。身体を預ければ跳ねる感覚からシーツの質感まですべてが上品に仕上げられていた。

 ペドロはそんなことなど気にしていない。

 どれほど上品に飾られたベッドだろうと彼の目には興味はなかった。だからシーツに乱暴に尻を落とすとスマホを手にしたまま傍を叩いた。

 

 ……私にそこへ座れというのね。いいわ、座ってあげる。

 

 手にしているスマホは動画の撮影を続けている。小さなレンズに見つめられると肌がピリピリとしてしまう。機械的なものであったとしても撮影する人間の感情が下劣な物であると知っているからかもしれない。

 ペドロの隣りに座るまでの数歩をスマホは細部まで撮影した。普段は制服に隠れている豊かな乳房が水着だけだと上下に揺れる姿や無駄な肉のついていない腰つきは妙に色っぽく動くのだと撮影者へと教えていく。

 

「えりなの身体は魅力的だ。俺は好きだぞ、こういうエロい身体」

「そ、そっ! そんな言い方ってないでしょう、女の子の扱い方も知らないの? さっきから貴方のやっていることはとても褒められたものではないわよ」

 

 目を背けることなく叱りつけるように強く睨む。

 

「そういう言葉遣いも俺好みだぜ。日本の女はちょっと褒めたらすぐにセックスできる淫乱ってやつばかりだがえりなは違うよな」

「ッ!?」

 

 手が左の肩に触れてきた。瞳にはお互いの顔が写っている。ペドロは腕だけを動かして肌の感触を確かめるように動かしたのだ。

 触れられた一瞬だけはどうしても反応を隠せなかった。男に生の肌を触れられるなどほとんど初めてのことだった。

 

「どうしたよ?」

「なんでもないわよ」

 

 細かい表情の変化さえもスマホに撮影されるのだと考えるとどうしても納得がいかない。至近距離で自分がどんなふうに映っているのか気になってしまう。そうしているうちに肩を擦っていた手は腋へするりと入り込んだ。

 

「ひゃぁん」

「おっとぉ、いい声だな。えりなは腋が好きなのか? こんなに肌がスベスベなのに腋が好きなのか? 腋もツルツルっていうのは珍しいぞ」

「んっ……腋が好き? バカなことをいわないで、ちょうだいっ、ひぃっ……ぁ、その触り方が気持ち悪いだけよ……んっ、あっ……だいたい、手入れくらいしてるわ」

 

 指の大きさをじっくりと見たことはない。だから腋を弄る指がとても大きく感じる。自分の指とは違ってゴツゴツとしていて皮も厚い。まるで2倍以上あるんじゃないかと思ってしまうほど差がある。

 

 ……なんなの、この指、私の腋を揉んだり押したりして……こんなの変態よ。だめよ、えりな、こんなのすぐに終わるんだから、気にしちゃダメ。

 

 巨人の指のように感じる巨大な五指が想像もつかない部分を嬲る。

 

「ひゃぁ、あぁ、やめ、なさいっ! 腋なんて場所ばかり、ひ、あぁ、あ、ああ……このっ、だめぇ、だからぁ……」

 

 無言でスマホを向けてくるペドロは片手だけでえりなの腋を蹂躙する。指がしわの間に出た汗をすくい取りながら爪で刺激すれば、薄く細い腋毛の生え際をグリグリと押していく。いくら無毛とはいえ産毛くらいは生えている。無骨な指は丁寧な愛撫を執着して行うと性感帯を覚醒させていく。

 

「汗」

「あっ、ああっ! やだっ、言わないでっ! ひあぁあぁあっ!」

 

 たった一言で顔が真っ赤になった。

 

 ……なんなのよ、この指の動きは。こんなふうに動くものなの? 人間の指ってこんなにすごいの? それとも私の腋が本当に変態なの? こんなに何度もされたら本当におかしくなっちゃう。

 

 誰が答えてくれるわけでもない。自分でもほとんど振れた事のない部分から発生する見知らぬ感覚に戸惑いながら喘ぐばかり。

 

「腋に固執する気はないからな、これで終わりにしてやる」

「え……」

 

 指が離れていくとなぜか寂しくて声がでてしまった。自分から求めていたかのような甘ったるい声はスマホに記録されてしまう。

 

「えりなはキスくらいしたことあるよな?」

 

 キス。

 口づけ。

 愛する人と行なうもの。

 とまで考えて記憶が甦ってくる。生まれてからずっとキスの経験がない。神の舌を持つえりなだが男性の唇は未知の味である。

 

「え、えと……」

 

 答えに詰まっても何かいわないといけないと唇が動く。しかし搾り出したのは言葉とはいえない声だけ。この反応だけで誰でも彼女にキスの経験がない事がわかってしまうだろう。

 ペドロももちろん気付いた。腋を執拗に愛撫した手が肩を掴むとえりなを身体ごと抱き寄せた。自分の横顔と近づいてくるえりなの横顔をスマホのレンズに向けると唇を奪って見せた。

 

 ……なに? なにをして……なによ、この味、変な、ちょっと生臭くて匂いもきつい……知っているようで知らない味? この私が知らない味なんてあるわけ……やだっ! 口の中になにか入ってくるっ!?

 

 キスは唇が触れるだけのものではない。はじめて味わう奇妙な感触と味に意識を奪われていると唇を開かれる。そして顎まで開きぬるりとした熱い物体が侵入してきた。

 神の舌と同じ舌だ。だが動きや形は全く別物。長く喉まで入ってくる。

 

 ……これ、このペドロくんの舌なの? なんで舌を挿入しているのよ。ぬるぬるして気持ち悪い。それに味、なんなの、この得体の知れない下品な味は。こんなのがキスなの? だったら一生したくないわ!

 

 神の舌に巻きつくと締め付けるように扱き出す。まったく動きの違う舌は歯茎の裏側や隙間にまで這いより口内を味わい尽くしていく。

 これまで神の舌が味をみてきたというのに、逆の立場になっていた。

 吐き気を催す汚臭が口内で充満していた。神の舌が拒絶反応を起こすかのような痺れの存在にえりなは心当たりがあった。

 

「ぢゅぱっ……はぁ、神の舌っていうわりにはあんまり味がしないな。えりなの唇はなかなか上物だったがな」

「ああ……私の、舌を……キスを、はじめてだったのに……それに、あなた、煙草を吸ってるわね」

 

 薙切えりなの考える料理人は煙草は吸わない。正常な味覚が失われるからだ。神の舌を持つえりなにとって煙草は匂いも毒でしかない。なのに口内は煙草の匂いしかしない。

 

「それがどうしたよ、まさか料理人が煙草を吸うのはダメとかいうんじゃねえだろうな」

「当たり前でしょう! 煙草を吸うなんて、料理人として最低の行為よ! それに、あなた未成年でしょう!」

「俺は日本人じゃないんだよ、この国の法律なんぞしるかよ」

 

 煙草の匂いが抜けていく。それ以上にファーストキスを奪われた悲しみが残っていた。

 

「そんなこと言って……」

 

 ペドロの目には愛撫された神の舌が名残惜しそうにちょんと唇の間から出ているのがみえた。

 

「それにしても、はじめてだったのか、そいつはよかったな。俺のキス上手だからな」

「女の子のはじめてを何だと思って……んんっ!?」

 

 ベッドの枕元にスマホを置きながら二度目のキスに入る。再び神の舌に巻きつくとえりなの全身が飛び上がるほど強烈な刺激が駆け巡った。

 

 ……この感覚っ! 神の舌が過敏になってる。ただの味なんかじゃないわ、ペドロくんの舌に良いようにされてるのに気持よくなって、お願いだから今だけは感覚を押さえてちょうだいっ!

 

 祈ったところで変わりはしない。ペドロの舌が強く巻きつくと全身が締め上げられているのと変わらない。そして本当に全身を腕で抱きしめられると頭が沸騰してしまいそうになる。えりなが感じられる許容量を簡単に越えていた。

 

 ……私、いまキスされてるだけじゃないっ! 肩も腕も腋も太股まで触られてる。でも動けない、気持ちいいの、なんで私ってこんなに感じちゃうのよ。なにもできずにこんな、こんな最低の男の子にされるがままだなんてっ!

 

 恥かしさより悔しさがこみ上げてきた。だがもう遅い。身体が反応してしまっている。

 ベッドに押し倒されるとさらに舌が潜り込んでくる。男の身体から発せられる蒸せるようなフェロモンが雨のように降り注いできた。

 

 ……これが男の子なの? こんなの吸って、舐めていたらおかしくなるに決まってるじゃないっ! なのに、もっとほしいって思っちゃうっ。どんな高級料理よりも欲してしまう! ダメなのにっ! ダメなのに欲しくなるっ!

 

「ふぅううっ、んんっ! あっ、あああっ! 触らないでっ!」

 

 乳房が水着越しに揉まれると乳首がぷっくりと浮び上がった。いつのまにか勃起していた。

 

「恥かしい女だな、勃起してるぜ。俺のキスがそんなによかったかよ」

「いいわけないでしょう! こ、こんなキスなんて、認めないわっ! 私の神の舌だって認めないって! ひゃぁあああんっ! あっ、やだっ、胸を、んっ、勝手に触らないでちょうだいっ! ひゃっ、あっ、ああんっ」

「こんなエロい声出してるのにやめられるかよ、ほら、乳首が感じるんだろ?」

「感じ、てるわけ、ない、でしょう!」

 

 ……なんて指の動きなのよ。太いし、硬いし、大きいのに、なんでこんなに繊細に動くのよ。

 

 乳房が形が変わってしまうほどの強い力で揉みあげられる。なのに痛みがまったくない。乳房に張っている感覚が悦びばかりを伝えてくる。特に水着に浮び上がっている乳首は小指でクリクリと弄られるだけでえりなの歯を食いしばらせるほどだ。

 

「はぁ、はぁ、ひっ! やぁあああっ、私の、ひっ! やぁああんっ!」

「この反応だけで勃起しちまいそうだ。おい、えりな、さっきキスが初めてだって言ったよな。男とどこまでやったんだ?」

「なに、いって……ひぅぅっ!?」

「男との経験だよ、こんなエロい身体をしておいてまさか何もしたことないのか?」

 

 乳房を貪っていた手が今度はへそへと下りていく。触れられた箇所が熱く火照ると今度は腰に辿り付いた。

 豹柄の水着を着た白い肌はじんわりと汗を湿らせている。

 

「ほら、言え! 言わないと無理やりすることになるぞ」

 

 腕を足の間に入れるとさすがに腕を動かした。まったく相手になら無い細い腕で股間に触れようとする腕を止めようとする。

 

「わかったわよ! 言うからっ! 男の子と……したことなんてないわ……」

 

 処女であると公言した。

 

「手を繋いだ事もないし、プライベートなお付き合いも、ないわ……」

 

 薙切えりなにとって友達とよべる男はいない。同性の友達も新戸緋紗子くらいなもので親密にしている者はほとんどいないのが現状だ。

 

「つまり、えりなの肩を抱いたり、キスしたり、このデカいおっぱいを揉んだことのある男は俺だけだってことだな」

「そうよ……」

 

 ……なんてことを言わせるのよ。だいたい、したっていっても無理やりじゃない。こんな方法で女の子に恥かしい思いをさせるなんて卑怯よ。い、いいえ、野蛮なのよ。所詮は田舎者の思考でしかないからこんな方法しか知らないんだわ。

 

「ひゃぁああっ! なに、なにをしてるのっ! んっ、そんな、そこだけはダメよ!」

 

 足の間に入り込んでいる腕の先が水着の上から触れてきた。

 心の中で侮蔑の言葉を唱えていても指の動きひとつで砕け散ってしまう。

 大事な部分を他人にはじめて触れられるとわけがわからなくなった。ファーストキスを奪われて数分もせずに何段階ものステップを飛び越えてくる。本来は戸惑い、納得し、受け入れるといった時間があるがえりなには与えられなかった。

 

「んんんんっ!! あぁああああっ!」

 

 また無言になってえりなの反応を見つめる。

 水着をぐっと食い込ませると割れ目を浮き上がらせた。

 足を閉じようとしたところにペドロが両足を突っ込んでくる。えりなの足とは違う筋肉質の太く逞しい男の足は鋼か大木のようでさらに大きく開かせた。

 仰向けで寝転びながらがに股にされると水着はさらに食い込んだ。

 

「恥かしい格好をさせるのが趣味なの? んっ、ひあっ、ああっ! そこは大事なところだからっ! 乱暴にしないでっ!」

「自慰は?」

「なにをいってるのよ! 教えるわけないでしょ!」

「したことがあるんだな。ますます気になったぞ、ほら、いわないと……」

 

 答えなければ乱暴にするといっているようなものだ。

 

「週に1回……んっ……やめなさいっ、そこっ、あぁあんっ!」

「週に1回でこんなに感度が良くなるものかよ。ほら、濡れてるぞ、薙切えりな様のオマンコが濡れ濡れになってるぞ」

 

 わざと耳元で囁く。

 水着の上からでもわかるほど湿っており、割れ目をなぞられると腰を持ち上げてしまう。足を開かされて恥かしい格好をさせられているというのに下腹部は悦びもっともっとと子供のようにねだってしまう。

 

「週に2回よ、いいじゃないっ! たった2回くらいっ! だ、誰だってそのくらいは」

「悪いなんていってないぞ。むしろ少ないよな、こんなに良い身体をしておいて勿体無い。もっと人生を遊ばないとな」

「遊ぶ? ふんっ、そんなのできるわけないじゃないっ!」

 

 えりなの視線の外でペドロの腕がズボンのポケットへと潜り込む。

 

「これなら一錠じゃ足りないな」

 

 透明の袋を取り出した。中には緑色の丸い錠剤が幾つも入っている。手早く口に2錠放り込むとえりなの唇を奪った。

 

「んんふっ!? ……んぐっ! んんんん゛っ゛!? なにを、なにを飲ませたの!」

「気持ちよくなれるクスリだ」

 

 普通の薬ではない。神の舌が危険だといっているようだった。

 

「ほら、もっと気持ちよくしてやるからな」

「誰もそんなことしてほしくなんてっ! あっ! はぁぁああああああああんっ!!」

 

 薙切えりな至上最も大きな嬌声があがった。飲み込んだ錠剤が体温を上昇させ、全身の感覚を過敏に仕立てあげている。たった数秒のうちにえりなは風邪にかかったように熱を帯びていた。

 

「な、なに、なんなのっ……こんなに熱いのにぃ、ひっ、あっ、ああっ、はひぃっ」

 

 肌に触れてくる指や男の熱をさっきまでより強烈に感じてしまう。自分が男というものに全身を掴まれ揉みしだかれているようだ。

 

「さっきのクスリ……いったいなにを飲ませたのよ、ひひぃうっ!? あっ、ああっ、ひっ! ひゃぁあぁあんっ!」

 

 乳房が張り裂けそうなほど神経が過敏になっている。まだ剥がされていない水着越しに形が変わるほどの力を込められるだけで背筋はアーチを描く。

 

「ひぃゃっ! こんなのおかしくなるっ! 私の身体がっ、ひぐっ! ひぁっ! ああ゛ひひいぃいいっ!!」 

 

 乳房が揉まれると痛いほどに乳首が勃起していた。指だけでなく水着にも擦れている。わずかな摩擦で熱を帯び、痺れるような痛覚さえも快楽へと替えられる。

 

「体の準備が出来てきたな。ほら、オマンコはどうだ?」

 

 股間へ腕が伸びてくる。火照った肉体はどこも異常なまでに反応を示す。もっとも恥かしく、もっとも多く神経の通った膣は豹柄の水着だけで守られている。

 ペドロの大きな手が水着の内側へと潜り込む。その瞬間、ペドロは「やっぱりな」と言うかのような目を向けた。

 彼が触れたのは膣の入口。まだ膣内には触れてさえいない。にも関わらず指先はねっとりとした液体に塗れている。指が陰毛までが濡れている事を気付かせるように生え際をわざと強く擦る。

 

「ひぃっ、やっ、ああんっ! そんな、そこはやめてちょうだいっ! 大事な、好きな人にだけ見せる場所なんだからっ!」

「あぁん? 好きな人だ? 違うだろ、勝者に捧げる場所だろ? 薙切えりなを食戟で負かした勝者である俺のモノだろうが」

「あなた……まさか……」

「おいおい、まさかヤらないと思ってたのか? この状況で?」

 

 思考が追いつかない。

 食戟前に交わした約束は今夜一晩デートすればいい、というもの。そのデートという言葉に含められた意味が違っていた。薙切えりなの想い描くデートとペドロの言ったデートは別物だ。

 

「生徒全員がオナペットにするほどの美人を俺が頂くんだよ。今夜、えりなは俺の女だ」

「たった一晩物にしたからって、大事な処女を上げられるわけないでしょう! 好きな人とするのよ! 貴方みたいな最低な男に上げるなんて絶対イヤっ!」

 

 いやいやとかぶりを振って金髪を揺らす。

 反発することがペドロの心を昂ぶらせてしまう。

 

「良い女だぜ、外見は白人とそうかわらねえのにこの国の女みたいに処女がどうのと言いやがる。本当に俺好みの牝だな」

「牝?! あなた人を動物みたいにっ!」

「人間なんて所詮動物だ、だから朝まで可愛がってやるぜ、俺のチンポがないとダメになるくらいここをおかしくさせてやる」

 

 膣口に指を挿入した。えりなは自分の指との違いをこのときはじめて実感した。厚みも皮の硬さも全く違う。他人の指が大事な部分を裂いてくる。自慰のときに恐る恐る挿入するのとは違ってずぶっと第二間接まで侵入してしまう。

 

「あああああ゛あ゛っ゛♥」

 

 官能の嬌声は自然のものだった。指の形と動きだけが意識に入ってくる。広げられている足の付け根が浮遊感に包まれると身を委ねてしまいそうになる。

 

「はぁひぃっ♥ くっ♥ そ、その指を抜きなさいっ! これ以上はもう! ダメ! ダメなんからっ!」

「感じまくってるくせに、よがってるくせに、よくもまぁ」

「なにを笑って、ひぃあっ♥ あっ♥ ち、違うっ、違うわっ! こんな、あひっ♥」

 

 指がくいっと曲がるたびにえりなの嬌声も跳ね上がる。だが愛撫というよりは玩具の具合を確かめるかのような動きに近かった。粘膜の感度を確認し、どこがどのように感じるのか、はたまた感じた場合はどの程度なのか、と。

 

「こりゃいいや、えりな様は感じまくりの牝だ」

「侮辱してっ、ひっ♥ やっ♥ ああっ♥ バカっ♥ バカじゃないっ♥ あなたは最低でバカよ♥」

 

 頭の中で火花が散って思ったように声が出ない。

 指はさらに奥へと侵入していく。無作法極まりなかったが阻む方法はない。膣粘膜が溢れ出る粘液で満たされて自分では振れた事のない部分までが蹂躙されていく。はじめて他人の指で触れられた部分は初めから男を知っていたかのように悦ぶ。

 

「ああああっ、だめよ、こんな最低の男の前で、恥を晒すなんてっ! ひっ♥ やめてっ♥ やめてええええええっ♥」

 

 えりなの嬌声が大きくなる。

 膣が締め付けてくる。

 ペドロの腕にしがみ付きながら涙目になって喘ぐ。

 

「イけよ、えりな。オマンコでイけ、俺の前で、俺の指でイけ」

「やだぁっ! いやっ! イクのいやぁあああっ! ああっ♥ くぅううううううっ♥ ひっ♥ ゃあああああああああああッ!」

 

 絶叫と同時に薙切えりなは絶頂した。

 膣が挿入した指を締め付けながら腰を浮かせる。ベッドのシーツに放物線を描いて透明の飛沫があがった。

 

「初イキで潮吹きか。いいねぇ、えりな。ほら、もっとイキたいだろ」

 

 絶頂した膣をさらに指が責め立てる。感覚が限界を突破していても関係がない。ペドロの指が激しさを増して粘膜を擦る。膣内で2本の指がひっかくような動きをひたすら行なう。

 

「ひっ♥ ひぁああっ♥ イッてる♥ イッてるからっ♥ とめっ、てっ、えええ♥」

 

 腕にしがみ付いていた手は力尽き離れシーツを弱々しく握る。腰から足の付け根までが砕けてしまうかのような振動に耐える。

 

「やだね、えりなのオマンコが潮吹きマンコだったんだからな、もっと気持よくしてやるよ。そうすりゃもっと面白いことになるぜ」

「なにをいってるのよ! なにが面白いっていうのよ! お゛っ゛♥」

 

 指の向きが変わった。尻側へ向って曲がっていた指がへその下に向けて小突き出す。荒々しく乱暴につく必要はない。感度はもう最高潮に達しているのだ、ほんの少し押してやるだけでよかった。

 

「ほら、イけ」

 

 完全に性をコントロールされていた。

 指がこつんと音を立てた直後、膣が滝となる。内側にあるものすべてが外に向って迸っていく。二度目の潮吹きをしてシーツを濡らすと指はもう一段階強く押し迫ってきた。

 

「ひぃいいいあぁあああぁあぁああっ♥♥♥」

 

 これ以上ないくらいの幸福感に満ちる。

 ペドロが膣から指を引き抜と水着をぐっとずらす。金色の陰毛とサーモンピンクの膣が曝け出されたばかりか、黄金色の放物線がベッドの上を飛翔した。

 失禁。

 単なる快楽の絶頂とは違う。

 

「私が……お漏らしだなんて……ひゃぁああんん♥ いけないわっ、こんなのすぐにやめっ、んあっ、ないとぉぉ、いけないのにぃぃ、止まらないの! 止まってほしいのにぃぃい♥」

 

 失禁したまま絶頂が続く。

 3回、4回、5回……終わりを知らない小規模な絶頂が連続して発生する。

 ベッドのシーツが黄金色の地図を描くまで続いた。[newpage]

 薙切えりなのベッドはお姫様が王子様を夢見て眠る聖域に似ている。おとぎ話ででてくるような天蓋ベッドはいまや恥と失禁を物語り、アンモニアと性臭による香りが漂っていた。

 

「まだ時間が掛かるのか? 派手にイッたから無理もないが俺も気が長いほうじゃないぞ」

 

 全身の筋肉が軋みをあげるほどの快楽絶頂に達したえりなはベッドの上で呼吸を落ち着かせようとしている。眼下で美女が跳ねるほどの失禁をしたのだ、男としての昂ぶりは限界を迎えていた。

 

「ああぁぁ……はぁ……はぁ……んっ……あぁぁ……」

 

 虚ろな瞳は天蓋を見つめている。

 深い呼吸音が繰り返されていた。まだ肩は上下に動いていて、ビキニ水着に包まれたままの胸は呼吸に合わせて大きく膨れる。白い肌の上には汗の粒が浮かんでいた。

 

「まだ随分と待たされそうだな。ならこいつで早めてやるか」

 

 ペドロが取り出したのは小指ほどの小さな注射器だ。容器のなかには赤い色の液体が入っている。えりなの顔に近づくと針のカバーを外す。

 

「さっきのクスリより効くからな」

 

 顎をくいっと持ち上げると口を開かせた。呼吸に集中している口内は外気が何度も出入りしている。ペドロの指は口内へと入り神の舌を摘まむと外へ引きずり出した。

 キスで性感帯にされた朱色の舌は下唇にちょんと乗り上げる。

 針が近づいているのにえりなは呼吸するばかりで舌が動く気配はない。ペドロが確認すると舌先を摘み上げた。注射器の針はまるで糸のように細く舌に突き刺さる。

 

「……ッ!? はぁ、あぁぁはぁ、はぁ……」

 

 針が刺さってもまだ気付かない。ペドロが注射する。赤い液体がえりなの舌に溶け込むように侵入していく。

 

「ひぃあ゛ぁ゛あ゛っ゛」

 

 気付いたがすでに遅い。えりなは四肢の先端をピンと張って硬直させると舌に流れてくる異物に呼吸が早まる。

 

 ……なんなのっ、この変な味は……味? 違うわ、これは味なんかじゃない。なにか奇妙な、私の味覚が壊れていく……とめないといけないのにっ、頭がぼんやりしてっ、手も、足も、動かないなんてっ、どうしちゃってるのよ。

 

 注射器の中身がなくなると針を抜いた。えりなの目は瞳孔が開いていて、まだ体のあちこちが痙攣している。呼吸も間隔が短く、動悸が激しい。あきらかに様子がおかしかったがペドロは表情を変えない。

 

「すぐ収まる。そのあとは強烈な快楽に流されるだけだ。言っとくが、もうお前の神の舌なんてぶっ壊れちまったよ」

「はぁ、はヒッ、ひっ、ひぃっ……ヒィッ、ぐくっ……ひぐっ……」

 

 声が聴こえていないのか間隔の短い呼吸と四肢の痙攣に震えている。口から出ている神の舌まで痙攣していた。あきらかに異常をきたしているのにペドロはえりなの髪を頭ごと撫で回す。

 

「この顔見てると使いたくなって仕方ないんだよな。乳もでかいしよ」

 

 視線が乳房へと向いた。同じ年頃の女の子より目立つほどに成長した乳房は手首を飲み込むほどの谷間ができている。

 身動きの取れないえりなの上でペドロが服を脱いだ。まったく別の生物のように盛り上がった筋肉が全身についている。料理人というよりはプロレスラーがボディガードのようだ。

 体重も100はある。薙切えりなの倍はある強靭な身体がへその上に圧し掛かると股間へと手をあてる。

 

「ここまで我慢した俺を褒めろよ」

 

 股間の一物も黒い。すでに勃起していて片手では足りない長さになっていた。まるで腕がもう一本生えたかのような一物だ。

 日本人はここまで長大な物は滅多に持っていない。

 片手で持つと先のほうが少し曲がる。反り返る力はあるのだが日本人と違って硬くはない。たっぷりと肉詰めされたゴムのパイプみたいにも見える。

 

「さぁて、胸と口を味わうか。元……神の舌がどんな感じか俺のチンポで確かめろよ」

「ああ……え?」

 

 黒肉棒を乳房の谷間へと挿入する。しっとりと汗に濡れた乳房はすべり肉棒を簡単に通り抜けさせてしまった。牡の欲望を煽るようにできた弾力と締め付けが張り詰めた水着によって形成されている。

 さらに腰を突き出すと唇に近づく。ファーストキスを奪われたくちびるに男根が匂いを漂わせながら向っていく。

 満足に身体を洗っていないのか、それともお国柄なのか、妙に肉々しい匂いを漂わせている黒肉棒は顎に差し掛かった。えりなの後頭部に枕を置くと唇が乳房の谷間から連結した洞くつの奥みたくなる。ようやくえりなが肉棒を見た。

 

 ……なに? この変なのは……生臭くて、変な形……なんで私の胸に挟まっちゃってるの? 熱くて嗅いでるとよだれがでちゃう……。

 

 口内によだれが溢れて止まらない。痺れて正常に動かない舌を嘆く前に眼前の肉棒を舐めしゃぶりたい欲求に駆られてしまう。口の中が寂しく、快楽絶頂による刺激を味わった体がさらに興奮を求めているかのようだった。

 

「ほら、お嬢様の口にチンポ挿入だ」

「……ッ!?」

 

 その言葉の意味を理解すると同時に眼前の黒肉棒が唇を塞ぎ構内へと侵入する。眉をひそめて亀頭を受け入れると溢れていたよだれが噴出した。

 

「ぢゅぶっ♥ っ♥ ぢゅぅ♥ んんっ♥」

 

 ……熱い! なによ、これ、こんなの火傷しちゃうじゃない♥ だいたい、これって男の子のおちんちんでしょ!? なんで私がそんなものっ! んっ♥

 

 舌の上を亀頭が通っていく。黒肉棒の感触は味わった事がないはじめてのもの。巨大な肉の塊が奥に向かって侵入してくる。嫌悪する男の黒肉棒だというのに神の舌は熱に悦び深い場所まで導いてしまう。止められない。

 

「ぢゅぶぅっ♥ ふふふぅうう♥ んっ♥ んんっ♥」

 

 ……やだ、美味しい♥ 男の子のおちんちんってこんなに美味しいの? いえ、嘘に決まってる。こんな感触を美味しいだなんて私がおかしくなってるのよ。嗚呼ッ、誰か、助けて……。

 

 神の舌が告げている。この黒肉棒は美味しいのだと。わけもわからず黒肉棒を喉奥まで挿入されると鼻先に陰毛が当たった。

 

「その顔いいぜ。薙切えりな様ともあろう女がチンポの味に蕩けて口オナホになってるんだからな。ほら、自分でパイズリしろよ。口は俺が使うからよ」

 

 シーツを掴んでいた手を乳房にあてがうと外から押し付けるようにした。こうするんだ、と教えられているようだった。

 もしも正常な状態だったらすぐにやめるだろうが、えりなは黒肉棒の熱に向って乳房を擦りつけ始めてしまう。

 

「わかってるじゃねえか、スタートだ」

 

 えりなの腹部に置いていた腰を前後に動かし始める。

 黒肉棒が口奥から抜き出て行く。

 よだれが唇の端から垂れていく。こんなとこははじめてだ。押さえる乳房の間を黒肉棒が擦る。浮き上がった血管とゴツゴツした感触が滑らかな肌には凶器のようにぶつかる。

 肉棒が亀頭だけを残して止まると今度はまた侵入を始める。容赦なく、ほんの一瞬ともとれる時間で奥に突き刺さる。

 

「ふぐぅううううっ♥」

 

 喉奥に当たると吐いてしまいそうになる。

 

 ……こんな、この私を玩具みたいにしてっ! でも、おちんちんって美味しいっ♥ 舌が蕩けちゃう♥ もっとおちんちんして欲しいかもっ♥

 

 苦悶の表情を浮べているが心は違う。神の舌にすべてを委ねてしまう。例え壊れていてもこれまでの人生がそうだったように神の舌の反応が彼女の精神を決め付ける。

 

「くぅぅぅぅうっ! いいぞ、えりなのパイズリも、喉奥の感触も、ほらっもう1回!」

「ふぅうううう…………んんんぐっ♥」

 

 喉奥から抜けていく巨大な塊。舌を擦りあげた挙句に抜くことはなく、もう一度、擦りながら喉奥へぶつけられる。男性器専用の孔になった気分だった。なのにえりなは鼻息を荒くして受け入れる。

 

「んぢゅっ♥ んっ♥ んっ♥ んふっううううう♥」

 

 口をふさがれ声を出す事が出来ない。透き間から漏れるのはよだれと嬌声。肉棒の迫ってくる感触に意識がもっていかれそうなことや、生々しい匂いと極上の味に下腹部がまた熱くなる。

 

「ぢゅぢゅぼっ♥ ぢゅっぽっ♥ ふぅっ♥ ふぅぅぅ♥ んぐぅううっ♥ んん゛っ゛♥ ぢゅううううううううっ♥ んんふうううううううううう!!」

 

 確かなリズムを刻みながら出し入れされる。

 長大な黒肉棒は乳房の下から喉奥まで軽々と行き来する。味を求めて舌が巻きつくと自分から首を動かした。

 

「チンポに舌が巻きついてやがる。お嬢様はチンポ大好きの牝だったわけだ。それとも神の舌ってのがチンポ大好きだったってのか? この好きものが!」

 

 激しさを増す黒肉棒が向きを変えながら口膣を蹂躙する。粘膜のすべてに肉棒の味を覚えさせるかのようにえりなの頭を押さえてグリグリと押し付ける。

 

 ……乱暴はやめなさいっ! こんな破廉恥なまねをさせてっ! い、いえ、本当に男の子のおちんちんが好きなのかも、それとも舌が好きなのかしら……舐めてるだけで幸せになっちゃう……もっとしゃぶりたい、もっと舐めたい……。

 

「ぢゅっぼぉっ♥ ぢゅちゅちゅ♥ ぢゅぶっ♥ ふぅうううんっ♥ んっ♥ んふぅううう♥」

 

 生の男根に食らいつくのはえりなだった。

 自ら黒肉棒を求めて首を動かし、舌を絡める。長大な肉棒はそんな彼女を嘲笑うように激しく出入りする。

 乳房の谷間も同じだ。両側から押し迫ってくる乳房を物ともせず動く。勃起しきった乳首が水着を持ち上げている姿は目を楽しませる。

 

「はははっ! ほらほらっ! チンポ好きのえりなお嬢様! もっと味わいたけりゃ真剣にしゃぶりなっ!」

「ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛うううううううううっ!! んぢゅっ♥ ぢゅぢゅぢゅずっ♥ ふふぅうう♥ ん゛ん゛ん゛っ♥」

 

 豊満な乳房の下側から挿入されているのに喉にまで侵入してくる。

 喉が裂けそうなほど大きな黒肉棒はえりなの感情を考えず出入りする。日本人と違って柔らかな肉棒は喉へと侵入してもするりと入ってしまう。

 

「ふおっ! いいぞ! えりな! お前の喉をオマンコにしてやるっ!」

 

 ……息ができないっ! 早く抜いてちょうだいっ!

 

 喉を締め付けるとペドロが喜ぶ。まったく感情を無視したピストンは3度に1度だけ喉から引き抜く。そのことに気付くとえりなは微かな量の空気を吸い込んだ。

 

「そうそう、わかるだろ? チンポへの服従の仕方がよ。神の舌だって言ってるだろ、チンポをもっとちょうだいってな!」

「んびゅちゅぱっ♥ んんん゛ん゛ん゛ん゛っ♥ ふぅ♥ ふふぅううううっ♥」

 

 ペドロに対しての嫌悪だけが増していく。

 それと反対にチンポは好きだと神の舌が教えてくる。こんなに素晴らしい味があるんだと味覚から訴えてくる。どれほど腕の立つ料理人でも作れないものなんだと脳に訴えかけてくる。

 

 ……おちんちんがこんなに美味しいなんて知らなかった。ペドロくんは最低だけど、おちんちん……いえ、チンポ……オチンポは素敵なのね。考えを改めようかしら、オチンポもっと欲しいって……ダメよっ! なにを考えてるのよ、わたし! でも、でも、オチンポが美味しいのが……。

 

 どろどろと溢れてくるよだれは止まらない。

 薙切えりな史上最高の味に酔いしれると頭のなかに知っている男子の顔が浮かんできた。これまで料理を提供してきた多くの料理人の顔もだ。

 

 ……みんなオチンポもってるのよね。私が見せなさいっていったら見せてくれるかしら。ペドロくんのオチンポより美味しいのかしら。だったらオチンポの味見がしたいかも……。

 

 もう『かも』ではすまない。舌は媚びるように動き、首も動いている。ペドロが何もしなくても男根へ食いついている。

 

「本当に好きなんだな、えりな。チンポ大好きのえりな様にザーメンをごちそうしてやるぞ」

「ぢゅぼっ♥ ぢゅちゅちゅっ♥ ぢゅぶっ♥」

 

 ……ザーメン? ザーメンってなにかしら?

 

 無我夢中で男根をしゃぶるえりなの口膣で黒肉棒がぶるんと震えた。これまでなかった反応に戸惑うえりなだったが亀頭の先から飛び出した精液に目を瞑った。

 

「オウ! えりなの口マンコにザーメンだ! オウ! 気分いいぜ! ほらっ! えりなの口マンコでシェイクしろ!」

「んぅううううううううううッ♥♥」

 

 ……ザーメンって精液のこと!? こんなの口に出すなんてっ!

 

 口のなかで暴れる黒肉棒が何度も射精を繰り返す。あっという間に口の中はいっぱいになる。

 神の舌が精液を感じるとえりなの全身が雷に打たれた。

 

「んん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛♥♥♥」

 

 ……だめぇええええ! 死んじゃう! ザーメンの味で死んじゃうっ! 美味しいのよ! オチンポも! ザーメンもぉおお♥ こんなの味わったらもうだめ! どんな料理よりオチンポ優先しちゃうっ♥

 

「ふうううう、おっ? おもらしか? えりなお嬢様はチンポが好きすぎてマン汁も小便も漏らすんだな」

 

 ペドロが暴れる足に気付いて目を向けるとまた失禁していた。堰を切ったように噴出する。

 

 ……知らないわよ! ザーメンが美味しいんだからっ! 仕方ないじゃないっ!

 

 精液に浸った舌は完全に壊れている。

 そんなことに気付くことなく、ザーメンを飲みきるとペドロは満足した様子で引き抜いた。

 

「締まりの悪いオマンコに突っ込んでやるよ。朝までずっと俺とデートするぞ、えりな」

 

 ズボンに手を伸ばすと尻のポケットから煙草をとりだす。馴れた手つきで火をつけると吸ってみせた。ザーメンの味を噛みしめるえりなはその様子をじっと見つめる。

 

「そんなに欲しいならほら、吸わせてやるよ」

 

 だらしなく開いた口に煙草を近づけると咥えさせた。[newpage]

 男根を咥えさせられ陵辱されたただけでなく、精液の味まで思い知らされてしまったえりなは深呼吸するたびに生臭い匂いと苦味を感じてしまっている。口を膣に見立てて腰を振る男の姿はほとんど見ていなかったが自分が玩具になった事実だけははっきりとしている。その辺の一般人とは違う高いプライドがボロボロと音をたてて崩れていく。

 

「すぅぅうう……げほっ! げほっ! ああっ! なにっ、これぇ!」

 

 静かに呼吸していると突然肺の中まで煙りが入り込んできた。どこかスッとするような感覚はしたものの一瞬でほとんど煙りだ。まるで火事のなかに潜り込んだみたいだった。

 

「煙草だよ。えりなお嬢様の神の舌に煙草を教えてやったんだ。チンポの味もしっかり覚えるのは当然だが、こういう大人の世界を知るのも大事だぜ」

「ふざけないでっ! 言ったはずよ! 煙草なんて最低だって! その辺の3流……いえ、4流料理人ならいざ知らず、私のような料理人に煙草なんて毒でしかないのよ! それを――」

「五月蝿いんだよ」

 

 煙草を咥えさせると黙る。口を動かすと煙草を吸い込んでしまうからだ。

 鼻がひく、ひく、と動いていた。煙草の煙もその動きに合わせて揺れている。微かに鼻で呼吸しているのが見てとれた。

 

「我慢するなよ、ほら」

 

 鼻を抓ままれと急に息ができなくなる。えりなはどうにか堪えようとしたが結局は吸い込んでしまった。

 

「……げほっ! げっ! えほっ!」

「こいつは最初強烈だが慣れたら美味いんだぜ」

「煙草に美味いなんてあるわけないでしょ! げほっ! 舌が壊れる……」

 

 まだ正常だと思っているのかよ、とペドロが内心呟いた。

 えりなに飲ませた2粒の錠剤と舌に注射した液体。どちらもペドロの生まれ育った街で最も危険とされているクスリだ。効能は人体の感度を急上昇させること。いわゆる一種のトランス状態にしてしまうのだ。特に苦痛に対して過敏に性的反応を起こすようになる。

 

「んなこと言ってさっきからションベンちびってるオマンコは濡れてるみたいだぜ。ほら」

 

 ペドロの手が股間へ伸びる。女の子の大事な部分で大切な相手以外にみせたくないはずの場所なのに触れさせてしまう。

 

「んっ……あぁっ♥ やっ♥ やめっ♥ んんんっ♥」

 

 膣口の粘膜をそっと撫でられただけで痺れるように感じてしまう。はっきりとやめなさいと言葉にすることさえできない。

 それだけではない。なぜか、えりなは煙草を咥えたままになっている。

 膣の周辺を指が撫でるとどうしても反応してしまい小刻みに身体を揺らしてしまう。呼吸も感覚が短くなり、咥えている煙草を吸い込んでしまう。

 

「すぅぅぅ、はぁぁあぁあぁ♥ すぅうっ、はぁ、すぅ、はぁあぁああああ♥」

 

 正常な反応ができない神の舌は煙草の匂いと味を認めてしまっている。煙りが喉に当たると咽そうになるがそれも最初のうちだけだ。自然と身体が煙草の吸い方を覚えてしまう。そうなるとあとは自然と煙草を吸ってしまう。

 

「煙草が気に入ったみたいだな。まだまだあるから吸い終わったら新しいのをやるぜ」

「いらないわよ……すぅぅぅ、はぁあぁああ♥ こんなもの……んんっ♥ あぁひっ♥」

 

 アルコールを摂取したときのように頭がくらくらしてくる。煙草を吸っている事も、膣をまさぐられている事も夢ではないかと思えてくる。

 

「こんなもんでいいな」

「なにが、こんなもん、なのよ……」

「オマンコだよ」

 

 膣には指が1本入るかどうか。小さな開き口にも関わらずペドロが準備完了とばかりにえりなの顔をみた。

 1本目の煙草が短くなっていた。灰がベッドのシーツに落ちている。ペドロが灰をシーツに塗り込むように手で払う。短くなった煙草は高そうなテーブルに擦りつけて火を消した。

 これからすることは刺激が強いと知っているから新しい煙草に火をつけなかった。

 開かれているえりなの股座へ身体ごと入ると神の舌を犯した極太長大の黒肉棒を手に持った。日本人のモノと比べて柔らかいが反り返る力がないわけではない。上向きに勃起している黒肉棒は十分に反り返っている。

 

「もしかして……そんなモノをいれるつもりなの……」

「今更だな。えりなの処女マンコに俺のでかいチンポを突っ込む以外になにがあるっていうんだよ」

 

 すべすべの太股をぐっと掴んでさらに開かせると膣へと黒肉棒をあてがった。膣口の倍はある太さと火傷しそうな熱い肉が迫る。

 

「ひぃっ♥ んんっ♥ やぁぁ、ぐりぐりしないでぇえ! 熱いのよっ♥ 大きいしぃ、硬いのっ♥ そんなのでグリグリされたらぁ♥ やだっ♥」

「なにがやだぁだよ。オラ、セックス開始だ。薙切えりなのロストヴァージンだ! ふんっ!」

 

 その大きな身体に溢れる力をすべて腰に集中させて黒肉棒を挿入した。

 

 ぶちぶちぶちぃいいいいいいいいいいい!!

 

「ひぎぅぐぅうううううう゛う゛う゛う゛う゛う゛ッ!?」

 

 処女膜が引きちぎれ、裂けていく音と同時に悲鳴があがった。広げられた両足はどの方向へ向って伸びたものかわからず宙に持ち上げられ痛みで痙攣している。

 

「い゛っ゛! い゛だい゛ぃ゛ぃ゛い゛い゛!! 抜いてちょうだいっ! こんなの耐えられ……ええ!? なに? なによ、これぇぇへぇえぇ♥ ひっ♥ ヒィっ♥ ヒヒイィッ♥」

 

 破瓜の証である鮮血がベッドのシーツを濡らす。

 限界まで開かれた膣内は粘膜が切れて出血している。すぐに治る程度のものだが、黒肉棒の破格の大きさがそれ以上の苦痛をもたらしていた。

 

「これが薙切えりなのオマンコか。こりゃいい、ヴァージンらしくキツキツだ。粘膜もヌルヌルしているし、自分から締め付けてきやがる。正真正銘チンポ好きのオマンコだぜ」

「ああっ♥ なんで、なんで気持ちいいの? こんなに大きなモノが挿入っているのにぃ……私のアソコが、焼けるほど気持よくって……ひっ♥ ああぁっ♥ やぁあぁ、動かさないでっ! ひあっ♥ ああっ♥ 私ったらなんて声をだしてるのよっ!」

 

 黒肉棒は挿入して束の間、外に出て行こうとする。裂けた粘膜をわざとカリ首で引っ掻くようにしてゆっくりと動く。肉と粘膜が擦れると稲妻が走るような刺激が何度も何度も繰り返し発生している。膣のなかでの動きなのに、脳まで快楽が達していた。

 

「はひぃいいいいぃ゛い゛♥ ひぃぐぅぅぅ♥ ひぃ♥ ひぃ♥ ヒィ♥ やぁあああああっ♥ あ゛あ゛っ゛♥」

 

 上品且つ凛々しい顔がもう跡形も残っていない。

 気品に満ち溢れていたえりなの顔は快楽にすっかり蕩けていて口端には精液のあともある。黒肉棒が微かに動くだけでも目尻は垂れ下がり、白目を剥くほど破顔していた。

 遠月学園の十傑とは誰の目にも見えない。

 

「ひぐっ♥ あぁっ♥ ああっ、ああっ、あひぃ♥ イグゥ♥ ああ、ダメダメダメダメ♥ おちんちん動かしちゃダメ♥ 大事なところなのに壊れちゃうっ♥ 赤ちゃん作る大事なところっ♥ ひぐっ♥ おちんちんで壊れるっ♥」

 

 長大な黒肉棒がようやく亀頭のみを残して動きを止めた。挿入による一突きがやっと終わったのだ。

 

「もうイクつもりかよ、まだセックスって感じじゃないぞ」

「馬鹿を言わないで! こんらぁあぁ、ことでぇ、イクもんですか……私は、わた、わたしは薙切えりななのよ……遠月学園の……十傑でぇ……」

「正気を保てよ、えりな様っ!!」

 

 十分すぎるほど鍛えぬかれた巨躯のペドロには生半可な体格では相手にならない。膣を穿たれているえりなの肉体など大人と子供ほどに能力が違う。腰をがっしりと掴まれ亀頭だけを残した黒肉棒が全力で突き入れられると脳が焼けた。

 

「ッ゛お゛ごほ゛ぉ゛お゛お゛お゛お゛お゛♥♥♥」

 

 結合部分が限界に達した。長大な黒肉棒が膣奥にハマりながらさらなる奥へと突き入れられている。へそのあたりに膨らんだ影まで浮き上がっている。

 

 プシャッ! プシャアアアアアアアア!!

 

 堰を切ったように放出される潮がペドロの身体に当たる。

 

「ハハッ、気分いいぜ! えりな様はイキ潮ばかりだな! オラっ! セックスするぞ、えりな! 思いっきりオマンコしてやるからなっ!」

 

 掴んだ腰から手を放さず、ピストン運動を始める。恥骨が砕ける一歩手前の強烈な突き込みが繰り返される。

 

「あああ゛いぐっ゛♥ イ゛ッ゛て゛る゛っ゛♥ イ゛ッ゛て゛る゛の゛お゛お゛お゛お゛♥♥ 私のオマンコっ♥ 大きいおちんちんでぇえイクイクイ゛ク゛ぅ゛う゛う゛う゛♥♥」

「オマンコって言えるんじゃねえか! オラッ!」

 

 膣奥にごつんと響かせればシーツをぎゅっと握りながら背を逸らす。

 豊かな乳房がぶるんと一周して回る。豹柄の水着は遂に紐が伸びて乳房がまろびでた。

 

「ひぃぃぃっぐぅうう゛♥ オマンコ♥ オマンコ♥ オマンコぉおお♥♥ イグゥウウウウウウウウウウウ♥♥」

 

 膣内が戦慄き締め付ける。黒肉棒の動きを止めたいのか必死になって締め付けてくる。だがペドロのピストンを食い止めることなどできるはずもない。強靭な肉体に宿った牡の力が牝を屈服させる。

 

「ああっ♥ ヒィッ♥ ぐぅっ♥ あぁあぁっ♥  オチンチンっ♥ しゅごひぃっ♥ オマンコズボズボぉぉおっ♥ ずぼっ♥ イグッ♥ んん゛ん゛♥ なにも考えられなくなっちゃってぇ♥ オチンポもっとほしくなっちゃうっ♥」

「ほらイけ! もっとイけ! 俺のチンポがたまらないんだろ! オマンコがガンガン突かれるのが好きなんだろうが! えりなっ!」

「はひぃいいいっ♥ ええっ♥ そう! そうよ! オチンポでオマンコの奥突かれるのが好きなのっ! もっと突いて♥ オマンコの奥を突いて♥ ペドロくんの大きなオチンポでえりなのオマンコズボズボしてぇえええ♥」

 

 黒い筋肉の塊がえりなの肌を覆う。白い宝石のように輝く肌には牝のフェロモンを含んだ汗が浮き、ピストンのたびに嬉々として飛び散らす。獣の交わる音だけが部屋を支配すると分厚い唇が我が物顔で薄ピンクの唇を押さえ込んだ。

 

「んんふぅううううっ♥ ぢゅばっ♥ あぁああんっ♥ ああっ♥ ひっ♥ らぁ、らめぇえ~~~♥ キスしながらオマンコっ♥ ぬっほぉほっほぉおおっ♥」

 

 突かれた膣奥からとてつもない熱が沸きあがってくる。膣粘膜がどうなっているか自分では想像もできない。蹂躙されているというのに身体は悦んで受け入れてしまっている。それどころかもっと欲しいとさえ強請っている。

 

 ……嗚呼っ! ダメよ、こんなのに流されちゃダメ! 気をしっかり持たなくちゃ、相手は最低の男なのよ、好きでもない男の子に大事なもの奪われてるのに、感じるなんてっ。

 

 まだ微かに残っている正常だった頃の心が叫ぶ。

 

 ……煙草なんて吸わされて、まともな思考が出来てないだけよ。私が男の子のオチンポが好きなわけないじゃない。いまは頭がおかしいだけ、おかしいだけだからっ。

 

 残っている正常な感情などちっぽけなもの。

 ペドロが腰のストロークの向きをちょっとでも傾ければ、新鮮な快楽刺激が膣から流れてくる。

 

「あぎぃひぃいううっ♥ そこぉ~♥ オマンコの気持ちいいところ、いっぱいぃぃ、いっぱいずぼずぼぉ~♥ ひぃんっ♥ ペドロくんのオチンポでぇ♥ えりなのオマンコもうイキっぱなしになっちゃってるぅうっ♥」

 

 一突きであっという間に崩壊する。

 きゅうきゅうと可愛らしく締め付ける膣に向け、壊れるほどの強烈なピストンを放つ。

 

「オウウ! 俺も! 射精するぞ! お嬢様の子宮に俺のザーメンを注いでやるっ!」

「あああぁあっ! えっ? ええっ? し、子宮ですってっ♥ ひぃぐうっ♥ ダメっ♥ それだけはダメっ! 赤ちゃんできちゃうでしょっ!」

「なんだぁ? 俺のことが好きなんだろうが! 好きな男に孕まされるんだからいいだろうがっ!」

 

 乱暴に膣内を掻き回していく。結合部分から一突きごとに大量の我慢汁が飛び散る。

 

「好きじゃないっ! 貴方は好きじゃないわよっ!」

「ほう、そうかい! だったらなんだ? チンポが好きなのかよ! でっかいチンポでオマンコ突いて欲しいってのはなんだっ! おいっ!」

「ひっ♥ んんあぁ♥ ああああっ♥ あひっ♥ オマンコ、オチンポで突いて欲しいっ♥ けどっ、あ、貴方は好きじゃないわっ♥ ッ♥ ッ♥ ああひぃいいいいっ♥」

 

 自分が口にしていることがどれだけ卑猥で破廉恥なのか考えもついていない。しかし、膣奥を巨大な黒肉棒で突かれると全身が夢のなかに落ちるような幸福感に浸される。

 ペドロのことは好きになれないがこの一瞬だけは別だった。

 

「こりゃいいぜ、将来有望な売女だな! だったらチンポ好きのえりなに種付けだ。どうせどこの誰でもチンポさえよけりゃセックスする破廉恥女になるんだろうから最初の種付けくらいさせろよな! お前を女にしたチンポなんだからよっ!」

「くっ♥ ひぁっ♥ だれが、ひぅいいいいイイ♥ 種付けなんてされっ♥ おほぉおっ♥ たいなんれぇぇぇ♥」

 

 呂律が回らない。度数の高いアルコールを飲んで頭を振り乱したあとのように酔いが回っている。

 

「オウっ! イクぞ! 薙切えりなのオマンコ! 子宮に初射精だっ!」

「ひぃっぐぅ♥ ああっ♥ イグっ♥ ひっ♥ イグぅぅ♥ 種付けされながらイグっ♥ 絶対イッちゃうっ♥ オチンポがっ♥ 私をっ♥」

 

 膣がアクメに達するという予兆が確実のものとなって見える。ペドロの顔と逞しい胸板だけが霞んで見える世界で膣に受ける感覚だけがすべてとなっていた。

 ペドロも興奮が最高潮に達し、えりなの身体に重なった。小刻みにピストンを続け、射精することだけに集中する。

 

「ふんふんふんっ! ふぅっ! ふぅ! ふんっ! ふんふんふんふんふんっ!!」

 

 鼻息と腰を打ち付ける音がえりなの耳にリズムを刻む。音の感覚が短くなり、鼻息も荒くなる。時間にして10秒となかった。

 ペドロの黒肉棒が子宮口を捕らえ、最後の一突きとばかりに押し込まれると長い竿を精液が流れ出した。

 

 ブビュウウウウウウウウ!! びゅるっ! びゅるううっ! びゅうううううううううううううううううううう!!

 

「ッッ~~~~~~~~~~~~~~~♥♥♥」

 

 口で受けた時よりも衝撃が強い。快楽中枢の核をマグマのような精液に打ち付けられるとアクメに達することでしか莫大な感情を処理できない。絶頂し、心をどこかに移動させないと完全に壊れてしまう。肉体がそうさせたのだ。

 

「ふぅうううっ! えりな、えりなっ!」

 

 心配して声をかけたわけではない。ペドロが絶頂で放心しているえりなをひっくり返すと尻を掲げさせるように膝で立てる。黒肉棒で犯した膣にもう一度挿入してピストンをはじめた。勃起したままの黒肉棒はさっきと一緒の硬さを誇っている。

 女を犯す力はなにひとつ失われていない。

 

「イイ女を手に入れたときの男が1回で終わらせるものかよ! ほら2回戦だ! お前のオマンコが牝になりさがるまで犯してやるぜ!」

 

 力の入らないえりなは弱々しくシーツを掴むぐらいしかできない。

 ゴツゴツとした指が太股を掴むと我が身へ引きずるように力を込めてくる。腰から下に力が入らずペドロの成すがままになっているえりなは悔しさに歯を噛みしめた。

 

「好きに……したらいいわ……あぁあああんっ♥」

 

 自暴自棄になったわけではない。どうすることもできないのならせめて耐え忍ぶことだけを考える。そのつもりで発した言葉も黒肉棒の挿入とともに色を変えてしまう。

 快楽を知ってしまった膣肉が黒肉棒の傘が広いカリ首に擦られると喜んでしまう。肉棒に浮び上がっている血管の太さまで感じとれてしまう。この男の黒肉棒は牡として優秀なのだと膣が賞賛している。

 

「可愛い声を出すじゃないか、そんなに俺のチンポが気に入ったか? あん?」

「ああひっ♥ ひぃっ♥ やっ♥ ああぁんっ♥ そんなわけないでしょ! ひぐっ♥ あっ♥ おっ♥ おおぉぉっ♥ こんな、ことで私が♥ んっ♥ どうにかなるもんですかっ! ひぐぅ♥ あっ♥ やぁああぁあっ♥」

 

 1度は屈した感情も落ち着きを取り戻そうとする。絶頂寸前の興奮から口に出してしまったあられもない破廉恥な言動も快楽から解放されれば制御できる。えりなは微かに残っている自我を集めて自分を取り戻す。

 

「男を誘う術だけはあるんだなっ! ほらっ! 膣奥にズボハメしてやる!」

 

 角度を変えると膣奥までずにゅりと挿入る。膣の粘膜が灼熱の肉棒で穿たれるとえりなの表情は一瞬の内に蕩けてしまう。

 

「あっ♥ ひっ♥ んあぁああああああぁっ♥ チンポっ♥ おほっ♥ ほぉおんっ♥ チンポすごっ♥ そのピストンっ♥ やめなさいっ! やめっ♥ やめぇぇえ♥ やめらいでっ♥ もっとずぼずぼぉ! ずぼずぼしれぇえぇえ♥」

 

 どれだけ頑張ってもペドロの腰つきには勝てなかった。

 尻を覆っていた豹柄水着はデザインがわからないほど食い込んでぶっすりと刺さっている割れ目まで丸見えになっている。遂先ほどまで乙女だった割れ目もぱっくり広げられていて白い肌には黒い肉棒が挿入っている。

 ピストン運動は止まらず牝の花びらを何度も往復する。膣奥の最も深い場所にこれでもかと刻み込む。黒肉棒の大きさと力強さに握っていたシーツさえ手放してしまう。

 

「嗚呼ッ♥ おおおぅっ♥ 気持ちいいのっ♥ ペドロくんのチンポにずぼずぼされるとぉ、オマンコが気持ちいいのっ♥」

「だろう、正直になったらもっと気持ちよくしてやるぞ!」

「本当っ♥」

 

 返事だとばかりに、ごつん、と膣奥を突いた。

 

「んほぉおおぉおお゛ぉ゛お゛っ゛♥♥ お願いっ♥ お願いですっ♥」

 

 膣奥の柔らかな粘膜がカリ首に完全屈服した。灼熱の肉棒で蕩けた膣粘膜に焼印を押したようなものだ。逃れられない、お前は牝なんだ、という牡が牝を支配する一瞬。

 立場が決まったようなものだった。

 薙切えりなは尻を突くペドロへ振り向く。気丈なものでも、凛としたものでもない。その顔にはとてつもなく下品な感情が溢れていた。

 

「ペドロくんの大きなオチンポで、えりなのはしたないオマンコをズボズボしてっ♥ 膣奥にとっても感じる場所があるのっ♥ そこを、ずぼっ♥ ずぼっ♥ ってしてほしいの!」

「へぇ、そんなにチンポが欲しいのか?」

「欲しいわ♥ だってペドロくんのオチンポとっても大きいから♥ 突かれる度にオマンコが拡がって、でも奥にごつんって当たったらイッちゃいそうになるのよ♥」

 

 尻が左右に揺れる。えりな自身が揺らしているのだ。

 豊かな乳房と同じでえりなの尻は美しい曲線を描きながらも肉つきがいい。男好きする良い形をしていると誰もが褒めるだろう。その美尻がスカートはおろか水着を食い込ませて揺れている。尻肉が巨大なプリンのごとく揺れるとたまらずピストンを開始した。

 

「オラッ! これでいいか! おい! えりなっ!」

「はひぃいいいっ♥ ん゛っ゛♥ おほっ♥ ほっ♥ ほっ♥ ほっ♥ ほぉおおおおん♥ オチンポがぁあ! オチンポが出て入ってっ♥ 私のオマンコをずぼずぼぉ~♥ はしたないセックスしているというのにぃ、なんて声を出してるの♥」

 

 肉花弁が押し潰れんばかりの挿入にえりなの頭が枕に沈んだ。枕にはよだれと涙が染み込んでいく。これまで安眠を齎してくれたベッドもいつのまにか獣のようなセックスに音を立てている。

 

「あとでセックスの上映会もしてやるぜ! えりなの生意気だったときと牝になった瞬間を一緒に見ような!」

「ぬほぉおおっ♥ おほっ♥ 牝っ♥ ペドロくんのチンポに敗北した瞬間っ♥ あひっ♥ ひっ♥ ひぐっ♥ 思い出しただけでイッちゃう♥ オマンコが覚えちゃってるっ♥ オチンポ強いっ♥ 私弱くてぇ♥ へぇ♥ へぇ♥ へぐううううっ♥」

 

 尻肉がプルプルと揺れる。掴まれている太股も同じく揺れた。

 膣内が黒肉棒に絡みついたままぎゅっと締め付ける。

 

「うおっ! 締め付けやがって! 思い出してイクなんてどんだけチンポが好きになったんだよ」

「ごめんらひゃいっ♥ でもぉ♥ 気持ちいいのっ♥ オチンポ好きぃ♥ 大きいのが、私のオマンコ犯してくれるのが好きなのっ♥ ペ、ペドロくんは私のオマンコ好き?」

「当たり前だろうがっ!」

 

 左足をぐっと持ち上げながらいった。

 

「ああぁあぁひぃいいいい♥ ひぁぁああっ♥ こんら格好っだめぇええっ♥」

 

 犬が電信柱に向って小便するような格好となったお嬢様が口に出したのはどこか嬉しそうな嬌声だった。

 ベッドの傍に置いているスマホのレンズには結合部がすべて映りこんでいる。

 

「なにがダメだ、この淫乱め。ほら、小便しろよ。牝犬えりなの失禁ショーだ!」

 

 あろうことかペドロはピストンしながら指を膣へと挿入した。そして尿道付近へと指先をあてがうと小突き出す。

 

「んほおおおおおおっ♥ おほぅ♥ なにこれっ♥ んぐっ♥ ふぎぃっ♥ 変な、変な感じ、オマンコが感じすぎておしっこでちゃう♥ でちゃうううう♥」

 

 我慢などできない。とめどなく溢れてくる放尿へのカウントダウン。膣から力が抜けていくとビクンと1度だけ痙攣した。

 

 プッシャアアアアアアアアアアアアアアア!!

 

 今度の小便はベッドから床へと向かって放たれた。自分の部屋が汚れていくというのにえりなは失禁による激しい衝動で絶頂に達していた。激しく痙攣する膣によってペドロも射精を堪えきれない。

 

「オウっ! えりなのプッシーオマンコに膣内射精っ! オラッ! オラッ!」

 

 汗だらけの筋肉で抱きしめると膣奥にぴったりとくっつけて射精する。破裂するんじゃないかと思うほど大きく膨らんだ亀頭から大量の精液が噴出するとえりなはさらに絶頂し足の指をぎゅっと握った。

 

「オウ、オオウ! えりなのプッシーオマンコ最高だぜ。このまま何度でもセックスできるってなもんだ!」

「ああっ♥ ああっ♥ あひっ♥ ひっ♥ ひぃっ♥ ひぐっ♥ あっ♥」

 

 激しい絶頂衝動で自我を保てていなかった。

 ひたすら襲いくる快楽に身も心も蕩けきっている。

 だがこれで終わるわけはない。ペドロは繋がったまま薙切えりなの身体を抱えると壁際まで移動した。ゆっくりと倒れそうになるなかで意識の戻ったえりなは両手を壁についた。

 

「なにをしているのよ♥ またオチンポでずぼずぼしてくれるんでしょうねぇ♥」

 

 すっかり快楽の虜となって腰を揺らす。

 膣内もヒダ肉が一枚ずつねっとりと黒肉棒を愛撫するかのように蠢いている。

 

「やはり日本の女は簡単だな」

 

 いかにペドロのテクニックが超一流であったとしても処女をここまで堕とすことは容易くない。あの錠剤と薬物による効果が大きい。痛みを消し、快楽への抵抗をなくし、ひたすら強烈な刺激を与える。そしてそこに巨根とテクニックで完膚なきまでに堕とすのだ。

 

「もう♥ オチンポまだなの♥ この私がオチンポを欲しがってるのよ♥ そのへんの女の子じゃなくって! この! 薙切えりながオチンポ欲しいっていってるの♥ 子宮にドバドバ射精していいからぁ~♥ お願いだからぁ~♥ 黒いオチンポを、プッシーオマンコに挿入ズボズボしてぇ♥」

 

 甘ったるいおねだりにペドロは口元を緩めた。きっと普通のセックスではここまで堕ちなかっただろう。恋愛感情抜きだからこそ、ここまで浅ましくなれる。

 

「オマンコひくつかせてケツ振りか? えりな様ともあろうお方がとんだスケベだ」

「オチンポ欲しいんだから仕方ないでしょ♥ 子宮にガツンとしなさいっ♥ 私のオマンコを好きに使っていいからぁ♥ でっかいオチンポでずぼぉずぼぉ♥ オマンコパコパコしてほしいのっ♥」

 

 普段はぴしっと一直線に伸びているおみ足が腰の位置を落とすように曲がっている。下品に股を開き、突き上げやすいように尻を差し出すその格好は最早、薙切えりなではない。

 ペドロは美しい金色の髪を撫でるとそのまま、えりなの口元へと伸ばし舌を摘まんだ。

 

「はひぇええぇえぇ♥ えへぇ♥ れろちゅへぇ♥ へへっ♥」

 

 舌からよだれが垂れてくる。神の舌と呼ばれた部位が完全に壊れていた。

 美食を追い求める舌はいつしか牡肉をしゃぶりたい欲求でいっぱいだった。

 

「オマンコズボズボパコパコしてやるっ! オラッ! オラッ! オラッ!」

「んほほおおおおおおおおおおおお゛お゛お゛お゛お゛お゛♥♥ チンポっ♥ オチンポぉおおっ♥ プッシーオマンコにパコパコ♥ ズボズボォ♥ んひぃぐううっ♥ プッシーマンコがぁ♥ イグゥウウッ♥」

 

 プシャッ! プッシャー! ピュプッシャァアアアアアア!!

 

 壁に向って潮を吹く。

 軽度の絶頂とは違う。大きく長い間絶頂を感じられるものが収まりきらずに続く。

 

「ひぐっ♥ ひぐうううううっ♥ あお゛っ゛♥ お゛っ゛♥ お゛っ゛♥ お゛お゛っ゛♥ んほおおおおおおおっ♥ オチンポぉおおおっ♥ 私、チンポ好きっ♥ プッシー大好きっ♥ ィィイッ♥ イグッ♥ イグぅイグぅううううううううううううう♥」

 

 ペドロのピストンは容赦がない。

 えりなが発狂寸前で叫んでいても動きを止めないし緩めない。Gスポットを嬲るように叩きつけ、子宮口を押し潰し、肉花弁をひっくり返す。

 さらに背後から乳房を鷲掴みにする。すべるほど滑らかな乳房を揉みしだき、勃起乳首を摘まんで捻る。

 

「ひぐぅう♥ ひっ♥ ゃぁああああ♥ ぬほぉおんっ♥ 乳首に意地悪しちゃダメっ♥ 両方一緒は効きすぎるっ♥ オマンコパコパコしながら乳首クリクリはぁ♥ イ゛ッ゛ち゛ゃ゛ぅうううううううううううう゛♥♥」

 

 もう何度目になるのか数え切れない絶頂となる。

 ペドロも膣に挿入しているだけで射精したくなる。ねっとりと絡み付いてくる膣肉によって黒肉棒の射精欲は煽られ子宮口に当たると種付け欲までやってくる。もう二度も膣内射精しているにも関わらず3発目を見舞った。

 

「朝までずっとセックスするからな!」

「いいっ♥ いいわっ♥ ペドロくんの大きなオチンポとデートしてあげるっ♥ うひぃいいっ♥ ごめんらひゃい♥ オチンポとデートしてくださいっ♥ 私のプッシーオマンコとぉ♥ おデート♥ 種付けデートしてくださいっ♥」

「オウ! してやるよ! だからもっと腰を触れ! えりなが、セックスしたいんだからな!」

「はひぃいいいいいっ♥ ひぃひぃひぃっぐぅひぃ~~ッ♥ 私が、セックスしたいんですっ♥ わがままなオマンコでごめんなさいっ♥ でもオチンポ大好きなのっ♥ セックスすると気持ちいいのっ♥ オマンコが悦んじゃってるの♥ でっかいオチンポっ♥ ずぼずぼっ♥ ずっぼぉ♥ ずっぼぉおおおっ♥ おひぃいいいいっ♥♥」

 

 子宮口にぴったりとくっついたまま行なわれる射精を受け入れると自分から腰を振り出していた。

 

「壊れるくらいヤッてやるよ」

 

 えりなに飲ませたあの錠剤をさらに3粒取り出すと口に放り込んだ。喘ぐばかりのえりなにはそれが何なのか判断することはできなかった。

 ただ、身体が異常なほどに熱くなり、何も考えられないくらい膣が疼くようになっただけだった。[newpage]

 ある日の夕方。

 授業が終わった生徒たちは次々に遠月学園から去っていく。数多くの高級車の送迎が一段落着いた頃、静まった校舎のなかで人目を気にしながら集まる生徒達がいた。

 生徒たちは全員で6人。全員が男であった。

 

「し、失礼します……」

 

 纏まって移動する彼らが前にしているのは授業で使う調理実習室のひとつだ。すでに授業は終了しているので誰もいるはずがないのだが、小声で言いながらドアを開いた。

 

「さっさと入りなさい! いったいどれだけ待たせるつもりなの!」

「はっ、はいっ!」

 

 部屋の中から聴こえたのはこの遠月学園に存在する十傑と呼ばれるひとり。神の舌を持つ薙切えりなであった。

 6人がぞろぞろと部屋に入室すると鋭い眼差しで1人ずつ確認する。自分が呼びつけた6人が揃っているのを確認し終わると横一列に並ばせた。

 

「貴方達は今日、ここになぜ呼ばれたか、わかっているのでしょうね?」

 

 対面に並んだ男子生徒全員の視線が胸に釘付けになった。無理もない、薙切えりなは制服のブラウスのボタンを襟元から4つも外しているのだ。いつも隠れている首筋から鎖骨、胸の谷間までが見えてしまっている。

 さらに強調させるように腕を胸元で組んだ格好までしている。

 これでもかと強調させられている胸には微かにだがブラウスとは違う白色の生地も見えている。

 

「そ、それは……えと……薙切さんが……」

「私がなにかしら?」

 

 腕組を解いて金色の髪を広げるように払う。

 えりなの姿に男子生徒たちは言葉が出なくなった。いつも遠目に見ていることしかできない女王が目の前に立っていて胸元をはだけている。それだけではない。見ればスカートの位置も随分と高いように見える。

 

「遠慮しなくていいのに……こんな簡単な答えもわからないなんてそれでも男の子なの?」

 

 小馬鹿にするような微笑を浮べると先頭を歩いてきた生徒に近寄った。

 並んでいる男子は全員料理人。それも遠月に通う料理人だ。匂いをかぎ分ける能力も一般人とはわけが違う。薙切えりなから漂う香りは汗や香水といったものではないと知る。もっと生の匂い……フェロモンといっていい。

 

「私を前にして勃起してるでしょ♥」

 

 制服の上から股間をつかまれた。

 

「んぁあっ!」

「あら、女の子みたいな声を出すのね。オチンポはこんなに大きく勃起しているのに。ねぇこれを私に味見させてちょうだい♥ きみのでっかいオチンポを舐め舐めしゃぶしゃぶしたいの♥」

 

 肉竿は痛いほどに勃起していた。薙切えりなの指が制服越しに絡みついてくると先走りも漏れそうなほどの快楽が下半身を包んだ。思わず腰を引くが絡みついた指も追いかけてくる。上下に竿を扱きあげては金玉袋を持ち上げた。

 

「はぁ! くっ! んあっ! 薙切さんっ! んぬううう」

「私が頼んでいるのよ? きみのオチンポをみせてって、ほら、そっちの貴方達も勃起チンポを見せなさい。大きくて私が気に入ったチンポには即パコもさせてあげるわよ」

 

 そういうと片手で肉棒を扱きながら、もう片方の手でスカートをたくし上げた。

 残りの5人が一斉に制服を脱ぎだした。薙切えりなのショーツは大事な部分が隠れておらず、金色の陰毛も成熟したアワビのようになった性器も丸見えになっていた。

 男子生徒たちは理性が吹っ飛び下半身を丸出しにした。

 

「どれもこれも大きいわね。まずはこっちのチンポから味見よ♥ はぁんっ♥ ぢゅっぼぉ♥ ぢゅちゅぼっ♥ ぢゅずずずずずずずっ♥」

「うううぁぁあっ! えりなさまっ! そんな激しいっ! いきなりそんなにされたらっ!」

 

 シゴいていた肉棒を丸裸にすると和式便所に跨るようにしゃがみこんだ。

 

「んぢゅっ♥ ぢゅぼっ♥ 射精したいならしていいわよ♥ 私の顔をどろどろの精液で汚しなさい。ぶっかけくらい許してあげるわ♥」

「そんなっ! えりなさまが、僕のチンポを舐めてっ! ああぅっ!」

「んふっ♥ ぢゅっぼぉ♥ ぢゅるるるぅうう♥ ふふっ、チンポバキバキじゃない、私の手コキでしゃせいしちゃうんじゃない? ほら、ほら♥」

 

 血管が押し潰れるほど強く握ると上下に肉竿を扱き出した。

 

「ああっ! だめですっ! えりなさまの手コキで射精しますっ! あっ! ああ!」

 

 呆気なかった。指に竿を駆け上がってくる精液の感触がすると一秒後に鈴口からどぴゅっと精液が飛び出した。

 

「大きい割には少ないわね。ちょっとがっかりかしら……ぢゅずううううううううっ♥」

「ああっ、そんなぁ! あぐっ!」

「んぐっ♥ 精液は、まぁ、悪くないわね♥ ねっとりしていて濃いわ。でも早漏はだめ、長く激しいセックスができないと女の子は満足しないわよ♥」

 

 亀頭を舐めると管に残った精液を吸い出した。

 男子生徒たちにとって女神といって過言ではない薙切えりなが精液を舐めしゃぶる。そんな姿に5人が自慰をはじめていた。

 

「私でオナニーするなんて……いいわ、きみ♥ きみのオチンポは童貞かしら?」

「え、ぼくっ!? はいっ! 童貞です! 童貞なんですっ!」

「オチンポの長さは15センチ程度はあるわね、太さも……いいわ。即パコしましょ♥ オマンコで味見してあげるから、せいぜい童貞チンポで腰を振りなさい♥」

 

 机の上に座るとM字に開脚してみせる。さっきは濡れていなかった陰毛がしっとりとしていて、性器もてらてらと輝いている。

 えりなが濡れている姿にさらなる興奮を覚えた童貞ははちきれそうな肉棒を携えて前に出た。

 えりなの瞳がまだ未使用の自慰と排尿専用の肉棒をまじまじと見つめる。先走りを洩らしながら近づいてくる肉棒に舌なめずりすると挿入しやすいように膣口を披いてみせた。

 

「ほら、ここよ♥ 童貞くん♥ オチンポを挿入して腰を振りなさい♥ あなたたちも射精したいときは言いなさいよ♥ 私が味見してあげるんだから感謝しながら射精するといいわ♥」

「「はいっ!」」

 

 とびっきり元気のいい返事をすると童貞肉棒が挿入された。

 

「んはぁあああんっ♥ おっきぃ♥ きみの童貞、私のオマンコで卒業できたわよ♥ よかったわね♥ あん♥ あんっ♥ もうがっついて♥ ひぃんっ♥ テク無し童貞のガン突きはじまってるっ♥ みんな私でシコシコしてっ♥ マスカキくんたちのチンポシコシコみてるだけで感じちゃうのっ♥」

「あっ! あっ! えりなさまで童貞卒業出来た! 嬉しすぎるっ! オマンコ気持よすぎる!」

 

 童貞を卒業出来たことで歓喜した男子生徒の腰つきは荒々しいだけだ。膣肉を感じさせることより自分が優先といった自己中心的なピストンだ。

 そんなピストンにえりなが腰の動きを合わせる。膣肉もヒダ肉を総動員させて肉棒を扱きあげれば射精までの腰振り回数は極端に減っていく。

 

「で、射精ちゃいますっ! うううっ! もう射精ちゃいますっ! えりな様!」

「膣内射精していいわ♥ 童貞卒業の記念にたっぷり射精なさいっ♥」

「はいっ!」

 

 ほかの生徒も「俺も」「俺も」と口にする。眼前で童貞卒業した生徒の姿を見て、自分を重ねているのだ。教室に響く淫音やえりなの存在がこれまでの自慰とは違う興奮を与えてくれる。

 

「ああっ! 射精るっ! 射精るぅううううっ!」

 

 どぴゅううううっ! どぴゅぴゅぴゅううっ!

 

 童貞を卒業した肉棒が射精する。容赦なく膣内に射精するとえりなの表情もうっとりとして蕩けたものになる。

 

「ああぁんっ♥ 童貞くんのザーメン♥ いいわ、オマンコがぐちゅぐちゅになってぇ♥ この瞬間、たまらなくいいの♥」

 

 射精し終わった生徒がふら付きながら離れる。射精と同時に魂まで抜けたようにその場に腰を落とした。

 

「えりなさま、俺達も射精ますっ!」

 

 シゴいていた生徒たちが口にすると膣内に射精された精液を一舐めしてからしゃがみこんだ。

 

「薙切えりなへぶっかけなさい♥ 私の顔をザーメン用の便器だと思ってびゅ~びゅ~射精するの♥ ちゃんとできたら全員セックスしてあげる♥ きみたち全員童貞卒業しましょ♥」

 

 先に射精した生徒も加わって5本の肉棒が扱かれる。えりなの顔の目の前で音を立てて手が動き、やがて神の舌をれろんと伸ばすと5人が同時に射精した。

 

 どぴゅううううううううう!! ぶびゅうううううううう!! びゅるるるるるるううう!! びゅっびゅっびゅうううううう!! ぴゅぶうううううううううっ!!

 

 5本の熱い童貞ザーメンジュースが飛ぶ。全部がえりなの顔面に線を描くように乗る。

 

「あはぁああっ♥ 童貞チンポ汁♥ くっさぁ♥ れろぉ、ぢゅりゅっ♥ あはぁ~♥ セックスしたくなっちゃう♥ じゃぁ、きみからオチンポ突っ込んで♥ 順番に童貞卒業よ♥」

 

 尻を突き出し、性器を開く。先の精液が逆流してくるが男子生徒たちには関係なかった。童貞を卒業できるかどうかだけが頭の中にあった。

 

「あああぁあっ♥ あっ♥ あんっ♥ これで童貞チンポ60本目♥ でっかいオチンポもっとちょうだい♥ えりなの淫乱オマンコはでっかいオチンポならいつでもさせてあげるわ♥」

 

 そう言いながら彼女の想い描いたのはペドロの黒肉棒だった。一晩のデートで完全に牝の快楽を教えてくれたあのセックスにのめり込んだ。薬物を使用されたと後で知ったが得られる快楽を考えれば特に問題視しなかった。

 そしてあの日から童貞チンポはスナック菓子でも食べるような軽い気分でつまみ食いしている。今日呼び出した6人で6本目。

 十傑という立場を利用して遠月の男子生徒のチンポの味見を日々行なっていく。

 

 彼女の世界は完全に変わってしまっていた。

 

 完

 


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