彼はベリリッチ家の代表としてカルデアに接待を受けに行くことに。
そこに待っていたのは金色サイハイビキニ衣装に身を包んだカルデアの女性マスター、藤丸立香であった。
極寒の雪山にひっそりと佇む人理継続保障機関、通称カルデア。
魔術的に秘匿されてきたこのカルデアであるが、人理を守るには人手、そして何より資金がいる。
今日、この秘匿されたカルデアに少年が訪れた。
端正な顔を大人しめの金髪で彩る少年の名は、ベリム・ベリリッチ。
三流魔術師の家系であるが、表世界で得た豊富な資金を魔術世界にも回している、縁の下の力持ちとも言うべき家系の長男である。
「さむぅ……」
その幼くも上流階級な見た目とは裏腹に、付き添い人は……いない。
三流魔術師の家系であるがゆえ、秘匿されたカルデアに付き添えるような人材を確保できなかったのだ。
「なんで一人で行かせるんだろ……こんなことなら資金提供なんてしなくても……」
しかし、ベリリッチ家はカルデアに資金提供をすることにした。
それは金だけある三流魔術師を使い潰そうとする他の魔術師連中の思惑もあるが、何よりベリムの父の考えもあった。
『人は守らねばならぬ』。
故にカルデアに投資することで、三流魔術師たる我々も世界に貢献できるのではないか、と。
そういう砂糖のように甘い善人の考えがあったのだ。
『──塩基配列、ヒトゲノムと確認』
カルデアのシステム音声を聞き流しながら、ベリムはカルデアへと入る。
その砂糖のように甘い善人な父は、病弱であるがゆえにこの極寒の地を訪れることは叶わなかった。
なので、ベリムがカルデアの”接待”を受けることになったのである。
「……? き、君こんなところで何してるの?」
「僕はベリム。ベリム・ベリリッチである」
少年は気にすることなく、自らの名を名乗った。
幼い見た目ゆえに、皆一度は驚く。
お客を待っていたらしきカルデアの女性職員が、案の定えっと顔を驚きに染めた。
「べ、ベリム・ベリリッチ様ですか!? 僕君……じゃなくて貴方が!?」
「うむ。今日は我が父上の代わりに接待なるものを受けに来た。しかとこのカルデアについて案内するが良い」
背丈の低い少年が、尊大な口調で喋っている。
そのことがおかしいのか、はたまた何か別の感情に突き動かされているのか、女性職員の顔は愛らしい動物を見るような目に変わっていく。
「そうなのね……そうなんですね。分かりました。ご案内させて頂きます……これは藤丸ちゃんも安心かしら?」
「藤丸ちゃん?」
「ええ。今日貴方を接待するカルデアのマスターですわ」
「マスターが? 何故マスターで接待なるものをする」
「ええとね……コホン! ホントに、カルデアは人不足なんです。それにね……ですね、貴方の父上がマスターを指名してましたから……」
「ふむ、ならば仕方あるまい。しかと接待なるものを受けるとする」
女性職員に続いて、ベリム・ベリーリッチはカルデアの奥へと入っていった。
◆
ベリムは何故かやたらと歓迎された。
その顔が可愛らしい少年のものだからだろうか、それとも真摯な態度でうんうんと頷いていたからだろうか。
……はたまたそれが余計に可愛らしいと思わせてしまったのだろうか。
通りがかったカルデアの”サーヴァント”なる者達は、「あらあら、とても強がっているのね。母は貴方を第二の息子として迎えても良いかもしれません」だの、「その気になったらお姉ちゃんがいつでも案内して差し上げますからね!」だの、と何やら妖しげな目線を浴びた。
何か身の危険を感じたので、ベリムは早速”接待”を受けることにし、指定された客室へと逃げるように入った。
「カルデアの人達はなんであんな破廉恥な格好のサーヴァントと過ごしてて無事なんだ……」
逃げるように入った客室もまた、ピンク色の灯りに照らされており、落ち着かない雰囲気である。
ベリムは何故かドキドキしている心臓を鎮めながら、ベッドの隅に腰掛け、待った。
「お待たせしました~」
遂に”カルデアのマスター”が入ってきた。
そのマスターはベリムから見れば、お姉ちゃんとも呼べるような年頃の少女であった。
明るい髪色に、凛としながら子動物のような印象を残す顔。
そして……
「なんだあっ!?」
ほぼ全裸とも言うべき格好に、金色の衣装を纏っていた。
いや、衣装と呼べるのかすら怪しい。
その豊かに実った胸を零してしまいそうな金色のビキニに、僅かにズレたら恥部が丸見えになってしまいそうな下の金色ビキニ。
そして、それは着けていて果たして意味があるのかどうかわからない、これまた金色の長手袋と金色のサイハイストッキングに金色のヒール。
上から下から、全て痴女としか言いようがない格好である。
男を誘うためだけに作られた衣装とも言えた。
だがそれを、この可憐な少女が着ているのだから、余計にベリムの脳は混乱した。
「え、っち過ぎる……」
紅く染まり切ったベリムが絞り出せたのは、その言葉だけであった。
「えっ? えっ!?/// そ、そうだよね! えっち、だよね……///」
そして目の前のマスター……少女も、自分の恰好が”えっちなもの”だと再認識したのか、頬を紅く染める。
気まずい時間が流れた。
やがてベリムがこの”接待”が”えっちなもの”であると気付いた時には、既に少女は隣に腰掛けていた。
良い香りが彼の鼻腔をくすぐる。
少し汗の臭いが混じった、少女特有の匂い。
「あの……接待って、やっぱりそういう……?」
「えーと、ね。そう、そうだね! つまりそう」
たじたじと笑う目の前の少女──藤丸立香という名だとベリムは聞いた──は、そういう経験が疎いベリムであっても、この少女が接待をこなせるとはやはり思えなかった。
ベリムには分かる。
確かに、体を売らねばならぬという時もあろう。
実際、体を捧げる魔術師の噂も聞いたことがある。
だが人理を守るマスターが、その身を削って接待を行うのは流石のベリムもどうかと思った。
ここは一旦退いて──
「じゃあ、よろしく……お願いしますね?」
とん、とベリムがベッドの上に押し倒された。
金色のえっちなことをするためだけに作られた格好の少女は、這うように体を密着させてくる。
案内の時に出会ったサーヴァントたちほどではないものの、やはり豊かに実った胸がベリムの体に押し付けられた。
とても柔らかい。
女性の胸というのは、こうも……
「いや! 接待は良いから……」
だが振り払う。
別にベリムはそういうことをしに来たわけではないのだ。
無論彼とてそういう経験はしてみたかったが、あまりにも唐突過ぎる。
「接待は良いんだ。わかるだろう……?」
「え」
それを聞いた少女はぽかんと一瞬間抜けな顔をする。
だがそれも束の間。
何かを悟ったように、顔を赤らめた。
「わ、わかりましたよう……ベリリッチさんは早速そういう感じが良いんですね……///」
「……え?」
今度はベリムが間抜けな顔をする番だった。
瞬間、彼の来ていた衣服が少女によって脱ぎ捨てられる。
「わあ♡ 可愛い顔して結構鍛えてますね♡」
「い、いや、そんな……違くて……!」
「あっ! すみません! 間違えちゃいました……?」
「うん、間違えてる……」
ベリムはうんうんと頷く。
若干涙目を浮かべている。
無理もない。
目の前の少女の顔は赤く、完全にそういうことをおっぱじめようとしているのだから。
「……うん、分かった。ベリリッチさんは出資者だけど……ベリムくんはまだ私より年下だもんね」
ベリムは目の前の少女の目がぐるぐると回っているように感じた。
「丁寧に話す必要も、ないよね……だってこれから君に満足してもらえるえっちな接待するんだもん♡」
「ち、ちがっ」
ベリムは更に抵抗をしようとした。
だが以外にも目の前の少女──カルデアのマスターたる藤丸立香の腕力は三流魔術師少年であるベリムよりは強く。
「んむっ!?」
これを待っていたんだよね♡
と言わんばかりに唇を奪われた。
「んちゅっ♡ んむっ♡ んむむっ♡♡」
「ん……っ♡ むぅっ♡」
可憐な少女の舌が、意外にも強くベリムの舌を蹂躙する。
次第に抵抗する気も失せていき、残るのは甘い甘い感触だけ。
唾液と舌が絡まり合い、まるで魔力を交換しているようなぼうっとした快楽が頭の中で弾けた。
「ぷはーっ……♡」
「んぷっ♡」
濃厚な唾液の橋がベリムと藤丸の間に繋がれた。
舌を出す彼女の顔は、とても蕩けていて。
「か、わいい……♡」
ベリムは思わず思ったことを、脳のセーフティを突き破って口にした。
「えへへ、うれしいな……♪」
それに目の前の少女も上機嫌で。
カルデアのマスターたる藤丸立香という女性も、今ここでは接待をする一人の女であることをベリムは強く刻み付けられた。
そんな彼女はノリノリで、いつの間にかかたくなっていたベリムの剛直の筋をなぞる。
「ひゃうっ……♡」
自分でも情けない声を出しているなと思いながらも、嫌な感じはせず。
ベリムは今まで自分で弄るしかなかった性器を触られる感触を味わった。
「ベリムくん、さっきの良かったんだ……♡ 良かったあ♡」
すりすり……♡ と、優しく愛撫される。
「想像以上におっきいおちんちん……♡ ベリムくんのお父さんが来なくて良かったあって思ってたけど、これなら大人の人と相手してるのと変わらないかも……♡」
「うっ……♡」
「あっ、汁出ちゃった♡」
満更でもない言葉に、ベリムはイキかける。
だが、もうここで止まるわけにはいかない。
最後までしたい。
せっかくなら、目の前の少女の接待を堪能したい。
その思いが、先走り汁を出させるだけで済ませた。
とはいえ、藤丸の愛撫は終わらぬのだが。
「もっとしごきやすくなるね♡」
ねちょっ♡ ねちょっ♡
すりっ♡ ずりっ♡
「うっ♡ ああっ♡ ああァっ♡」
しこっ♡ しこっ♡
少女の愛撫は、もはや愛撫とは呼べぬような大胆なものに変わって。
女性におちんちんをしごかれるという経験を全くしてこなかったベリムは、出そうになる精液を必死に抑えた。
「かわいい♡ じゃ、これさ……♪」
「うぇっ!?」
とすんっ、と。
いつの間にか、ベリムは藤丸に膝枕され、眼前にあの豊かなおっぱいがあった。
「頼光が言ってたんだ。これ、ぐだ男くんにいつもやってあげてるって♡」
ぺらっ♡ と藤丸自身の手によって片方の金色ビキニがいとも剥がされる。
そこには桃色の可愛らしい乳首が、豊かな丘の上で激しく主張していた。
「(ダメだ……抑えろ……!)」
ベリムは誘惑を断ち切ろうとした。
既に誘惑に呑み込まれているがゆえに、ただの可愛らしい抵抗に過ぎなかったのだが、それでもこの体勢で目の前の少女のおっぱいにしゃぶりつくのは……度が過ぎると言えよう。
だが──
「ガマンしなくて良いんだよ♡」
「あ゛っ♡」
耳元でそう囁かれる。
少女の凛とした声が、今だけは蕩けて、自分を誘っている。
経験に乏しいベリムであっても、自分の中に眠るオスを鎖で繋いでおくことはできなかった。
ベリムは、齧り付いた。
「あむっ♡」
「んぅっ……♡」
少女が快楽に悶える。
だが、少女の剛直を握る手もまた上下に優しく動き始めた。
しゅこっ♡ しゅこっ♡ と刺激が来るたびに、少年は必死に藤丸の乳首から愛を吸おうとする。
藤丸の赤子を思うような前戯は、ベリムには刺激が強く。
その刺激が激しくなるにつれ、ベリムの顔が快楽で歪んだ。
「んむっ♡ んっんーっ♡」
「お、射精しちゃうか♡ 射精しちゃえ♡ ……射精しちゃえっ♡♡」
びゅるるるるっ♡
と、少女が握るベリムの剛直が吐精し、勢いよく吐き出された精液は少女の顔にまで飛び散った。
「ぷっ……はっ♡」
ベリムは呆けて口を開けたまま、ただ目の前の母のように愛撫してきた少女の顔を眺める。
少女はにこりと笑って、ぺろりと顔についた白濁を舐め取った。
「……ッッ♡」
それにベリムは胸が高鳴って。
胸の高鳴りは、やがて下半身の剛直へと注がれた。
無論、それを見逃す藤丸ではなく。
「あっ♡ またかたくなった♡」
彼女は蠱惑的な笑みを浮かべ、ベリムの上に跨った。
「じゃあもう、これするしか……ないよね♡」
ぺらりと最小限しか恥部を隠さぬ下の金色ビキニをズラし、少女は剛直をそれに押し当てる。
「や、やばい……っ♡ もう気持ち良すぎて……おかしくなっちゃうよう……♡」
「大丈夫だよベリムくんっ♡ おかしくなるまで接待してあげるからね♡」
徐々に、徐々に。
剛直が少女の蜜壺に押し入っていき……
「あっ♡ 入っちゃう……っ♡」
「きてるうっ♡」
ずんっ♡♡♡
「うあっァあっ♡」
「っ♡ 奥まで来たあ……♡」
剛直は、少女の子宮の入口を強烈にノックした。
柔らかい蜜壺の壁が優しく剛直を包み込む。
ベリムも藤丸もしばらく動くことなく、挿入の余韻に浸っていたが──
「だ、めだっ……♡ 我慢できないっ♡」
ベリムは藤丸の腰を掴み、下から剛直を突き上げた。
ずんっ♡
「んひゃうっ♡」
彼女が艶やかな声を上げる。
それがベリムの耳にも心地よくて、何より自分のおちんちんも気持ちよくて。
ベリムは乱暴だが丁寧な腰使いで、ばちゅんっ♡ どちゅっ♡ ぱちゅんっ♡ と少女の膣穴を犯していく。
「ひゃあっ♡ がっついちゃっ♡ だめえっ♡」
「これはっ……接待なんだろ……♡」
「そう接待♡ だからあっ♡」
「だから僕に応えてもらう……よっ♡」
どちゅんっ♡
「おお゛あっ♡ いきなりい……♡」
一際力強い突き上げに、藤丸は快楽に身を仰け反らせた。
それでもなおベリムの腰は止まらず。
どちゅっ♡ どちゅっ♡ どちゅっ♡
「き、もちいいっ♡ ……そろそろ終わり……っ♡」
「ひゃうっ♡ だめっ♡ だよ♡ ちゃんと最後まで接待するから……ねっ♡」
ばちゅんっ♡
藤丸が体を落とす。
突き上げと同時に落とされた体は、両者に脳で火花が散るような快楽を刻んで。
「おあっ♡」
ベリムは思わず声を漏らし、突き上げの力を弱めてしまう。
一瞬ベリムは接待”される側”であったが、やはり今は藤丸が接待”する側”なのである。
故にその力関係は、容易く戻り──
「そらっ♡」
「うぅあっ♡」
再び、ベリムが快楽に悶える。
「ほらほらっ♡ ベリムくんっ♡ おちんちんキモチいいでしょっ♡」
「き、もちいっ♡」
「おちんちん気持ちよくなってっ♡ おかしくなっちゃえっ♡」
「うあ゛っ♡ なるっ♡ おかしくなるっ♡」
もはやベッドの上での立場は一目瞭然で。
ひたすらおちんちんに快楽を叩き込まれ、ベリムは涎を垂らしながら、金色のセックス用衣装を纏った小悪魔のような少女の顔を眺めるしかなかった。
その小悪魔も、やがてはねちっこく腰を打ち付けながら、耳元で快楽を囁いてくる。
「ほら、射精してっ♡ だしちゃえっ♡ 接待セックスでベリムくんのおちんちんから感想聞かせてっ♡」
「うっ♡ ああ゛っ♡」
遂にベリムのおちんちんが決壊し、どぴゅっ♡ びゅるるるる~~♡♡ と少女の子宮に白濁を注ぎ込む。
あまりにも濃厚な接待交尾によって、一生分の精液を出したのではないかというくらい、ベリムは吐精してしまい。
射精を終えたベリムは、はあ、はあと息を吐きながらおちんちんを咥えていた少女の蜜壺が離れていくのを、ただ眺めていた。
「ふぅ~~~っ……たくさん出したね♡」
金色のてかる材質が、そして何より少女の汗ばんだ体が、たまらなく美しく、そして欲望を掻き立てられる。
ベリムのおちんちんが復帰するのも、無理はなかった。
これ以上のセックスには無理がありそうだったが──
「まだ満足してないみたいだね♡ じゃあもう一つお接待セックス……やっちゃおうか♡」
「ふぁい……♡」
今のベリムに、それを拒むことなどできなかった。
◆
「え~!? えっちな接待目的で来たんじゃないの!?」
一通り接待が終わり、ベリム・ベリリッチがベッドの上で気絶した後。
藤丸立香はいつものマスター礼装に着替えながら、カルデア職員の話を聞いていた。
「……それが、ベリリッチ様は赤いアーチャー様のお食事を楽しみにしていたらしく……」
「ええ~……でも確かに美味しいもんね、アーチャーのご飯!」
あはは、と笑った後、二人はベッドの上で間抜けな姿を晒しているベリムを一瞥した。
「ま、可愛かったからいっか」
「そうですね」
その後、藤丸が少年を接待したという噂を聞きつけ、一部のサーヴァントたちが接待部屋に駆け付け、あるいは嫉妬したことはまた別のお話……。