私たちの指揮官は、駆逐艦をまるで人の子どもを思うように優しく接するような人でした。
そんな指揮官を持つ私の悩みは、指揮官がお尻を触ってくるようになったことでした。
 でも、そんな過度なスキンシップに注意する裏腹、期待もしてしまっているのも事実で……
 私は母港で唯一のケッコンしてる艦。
 いつもは注意だけで終えていたものの、関係をよりはっきりさせたいと悩んでいた私は、彼からのスキンシップを受け入れ、初夜以来の夫婦の営みに耽るのでした。

 ── ── ──

※2021年12月20日にpixivで投稿した作品と同じ内容となっています。

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不器用な指揮官からのスキンシップに悩まされる新婚秘書艦のZ23

 最近、指揮官からのスキンシップがエスカレートしていました。

 指揮官は私とケッコンして数日ぐらいしてからの事でした。

 私が秘書艦として、彼に背中を向けて執務をしていると、私の背後に近付いてきて、何の断りもなくコートのプリーツに手を滑り込ませて、水着越しのお尻を触ってくるんです。

 お尻の丸みに沿って、指揮官の太くてゴツゴツした指が這わせられて……さすっ、さすっ……とねちっこい手付きで撫でられて、初めてされたときは事態が理解出来なくて、私は慌ててお尻を両手で隠して振り返りました。

 

 し、指揮官……!? い……いきなりどこを触ってるんですかっ……!

 

 急な事で言葉に詰まりながらも、私ははっきりと指揮官の顔を見て声を上げました。

 襲われる。

 振り返る前まで、私はそう覚悟して声を上げたのに、指揮官からの反応は私の想像とは全く異なるものでした。

 目を大きくしてハッとしたように、我に返ってまるで気まずそうに私から目を逸らし「ごめん……」と呟いて、頬を指先で掻き、そのままデスクへと戻ってしまいました。

 どことなく寂し気な背中。

 

 指揮官……?

 

 ……どうせなら、襲ってほしかった。

 ケッコンしてから数日経っていた。

 私と指揮官が体を重ねたのも、そのケッコンした初夜以来それっきりでした。

 

 彼は愛情表現が不器用でした。

 それに指揮官からのスキンシップは、着任した時から、私や綾波、ラフィーに、ジャベリンにも度々頭を撫でるぐらいの事はよくあることでした。

 お世辞にも背が高いと言い難い私たちは、まるで指揮官からは子どものように扱われていました。

 他の三人はそれに何の疑いもなく撫でられていました。秘書艦に選ばれた私はいつも撫でられる度に、彼が何か誤魔化そうとしたり子ども扱いしてる時が多かったので、私は目を細めて逆に彼を問い詰め返す事も多々ありました。

 母港の設備が発展していくうちに、建造も進んで新しい艦船も増えてきていました。

 私たちよりも大人びた女性の姿をした艦船が。

 

 いつからか、指揮官が仕事している姿を無意識に見惚れている私がいました。

 日々、指揮官と共に執務をしているうちに、彼の事を上官としてではなく、異性として意識するようになった、私が。

 だから、指揮官が大人びた艦と二人きりで話している光景が、背丈も並んでいて、とてもお似合いのように見えてしまった時は胸が痛くなるほど締め付けられて、一度その場を離れた事だってありました。

 そんなある日、指揮官に支給されたケッコン強化を行える誓いの指輪。

 誰とケッコンするんだろう。

 その日の私の秘書としての執務もどこか上の空。

 いつまでこんな日が続くの?

 こんな辛い思い、続くぐらいなら他の艦船と秘書艦を代わってしまいたい。

 頑張っていても、指揮官からすれば私は子ども扱いのまま……?

 そう挫けそうになっていたとき、指揮官が恥ずかしげに私にまるで本の世界のようなプロポーズみたいに、片膝を付けて屈み、リングケースを差し出してきたのでした。

 中に入った指輪が見えるように、ケースを開けて「ケッコン、してくれないか……?」なんて、人間同士の本当の結婚じゃないのに。

 それから、私は指揮官の唯一のケッコン艦になりました。

 他所の母港では、俗に言う重婚とでも呼ばれるような複数の艦とケッコンしている指揮官も多々いるみたいでした。

 私はまだ使われてもいない、支給された誓いの指輪が二、三個ほど、指揮官の鍵がかかった引き出しに入っていたのを前に横目ながら見たことがありました。

 私たちの指揮官も、複数のケッコンが可能にも関わらず、私とだけケッコンしているという事。

 これじゃ、まるであのときの指揮官は、本当にプロポーズしているみたいじゃないですか……

 そんな幸せな気持ちと共に、指揮官と初夜を過ごして、私よりも体格が大きい体に包まれて、一つになって、たくさん愛されて、色んな意味で“愛情”を注がれて……

 今でも思い返すだけで顔が熱くなってしまいます……

 だから、最近の指揮官からのまるで痴漢のようなアプローチに私は戸惑いを隠せずにいました。

 欲求不満……?

 もしかして、他の艦船にもしているんじゃないかって思うと、それだけで不安が押し寄せました。

 

「さ、最近……指揮官のスキンシップの度が過ぎていると思います……!」

「スキンシップ……ですか?」

 探りを入れるなら、まずは自然に。

 放課後、指揮官着任の初期からいた四人が集まっている時に、話題を出してみました。

 何をとは言いません。

 どこをとは言いません。

 心当たりがあれば、話してくれなくてもきっとおかしな様子が見受けられるはず。

「う~ん? 特に変わってないと思うけど……?」

「ラフィー……指揮官に撫でられた事しかない……」

「綾波も同じです。指揮官はずっと綾波たちの事を、子どものようにしか思ってないです」

 不服そうな口振りながらも、表情はまんざらでもなさそうな、もう慣れているとでも言いたげな様子でした。

「この前……起きてるだけで撫でてもらった……」

「やっぱり、そうですか……って、それはラフィーが普段寝てばかりだからですよ! 授業中くらい起きてください!」

「ラフィーちゃん、寝てる間も指揮官に撫でられてるのは流石に知らないよね……?」

「……ところで、さっきの言い方だと、ニーミは過度なスキンシップをされてるのです?」

「──えっ?」

「確かに! ニーミちゃん、指揮官との関係進んでるの!?」

「あ~……あはは……」

 しまった……誰も心当たりがないなら私が墓穴を掘るだけだった……

 普段ならそんな事まで見越して聞けるはずなのに、心のどこかで決め付けてしまっていたせいでこんな事に……

 やっぱり私にだけ……?

 ううっ……ジャベリンの純粋に興味本位で聞いてきている眼差しが眩しい……

「そ、それはもう……執務そっちのけで、ずっと私の事を撫でたり、時々向けられる熱い視線に困っていて……!」

「……」

「……?」

「あ~……」

 うっ……この程度じゃバレる……

 まるで怪しむように黙り込んだ三人の視線がいつもより痛く感じる……

 でも、嘘は吐いてないから……

「……ニーミ、それじゃ、いつもの事です」

「え~、もう少し新婚さんみたいな話聞きたかったなぁ~」

「し、新婚って……! ケッコンはあくまで強化の一環ですから! 指揮官とはそんな……」

 

 そんな……そんなこと……

 脳裏に過ったのは、指揮官の大きな手の感触と温もり、それからいつも近くで感じていた匂い。

 硬い体に抱き寄せられて、私の体を大きな手で確かめるように触って、撫で回して……

 いつもと同じ呼び方なのに、耳元に寄せられた口から囁かれる名前を聞くだけで気持ちよくなって……

 

「ニーミちゃん……?」

「顔……真っ赤……」

「~~~……っ! 何でもないですっ!」

 綾波は特に言及することもなくただジト目でこちらを見て、他の二人からは私が赤面している事に不思議そうに見つめられて、鏡を見なくても顔が真っ赤になっているとわかってしまいました。 

 探るどころか私だけが恥ずかしい思いをするなんて……せめて他に話題で逸らさなきゃ……

 そういえば……

「こ、コホン! ……そ、それはそれとして……三人とも……今日締め切りの宿題、もう出せますか……?」

「えっ? あ~……そういえば、そんな物あった気が……」

「今日中には出すつもり……です」

「……解いたけど忘れた」

 ラフィーに至っては本当にやってない子の定型文じゃないですか……

「も、もう……後の時間が自由だからって……サボっちゃダメですからね? 執務室で待ってますから、後で持ってきてください?」

 三人ともバラバラに返事をしてくれたので大目に見ると、私はそのまま赤面した顔をこれ以上見られないよう急いで執務室に戻りました。

 

 指揮官が待つ執務室に。

 

 執務室に入る前に多少の身なりを整えました。

 帽子のずれ、衣服の乱れ。

 そうして窓ガラスに写った自分を見ている間に、ふと目に入った左手の薬指にしていた誓いの指輪。

 指揮官と誓い合ったあの日から私はこの指輪を肌身離さず着けていました。

 ケッコンしてから、しばらくの間、私は気が付けば、指に着けたこの指輪を眺めていることがありました。

「新婚……ですか……」

 自分で口にしても顔が熱くなってしまう響き。

 

 そうですよね、不器用なあの指揮官からの行為がもしアプローチなら、それを受け入れるのも……奥さん……の、役目……

 

「~~~……っ! もう、こうしてたらいつまで経っても入れないっ……」

 今は余計な事は考えず、いつも通りのつもりで私は執務室のドアを開けました。

 指揮官は次の作戦のため、デスク周りが本棚から引っ張り出された資料で散らかっていました。

 色々探していたらってこうなったなんて、指揮官は申し訳なさそうに頭を掻きながら苦笑いしていました。

 苦笑いで気を紛らわしたいのはこっちの方なのに……

 資料は私が片付けますから、指揮官は書類を早く整理してください!

 夕方に始めた事もあって、山のように引っ張り出された資料を片付けているうちに、気が付けば日はもう暮れていました。

「これが最後ですね……頑張るのは結構ですけど、片付ける事も覚えてください……って、指揮官……?」

 私の後ろで、デスクの片付けをしていたはずの指揮官の距離は、私を覆ってしまうほど近くにいたのでした。

 少し荒い鼻息。

 近付けられているとわかる大きな手。

 いつもなら振り返って止めていました。

 

 ……止めなかったら?

 

 止めなかったら、指揮官はどこまでするんだろう……?

 初夜の事を思い出してから、お腹の奥が疼いて指揮官を求めて、欲しくて、欲しくて仕方ありませんでした。

 触れ合うだけの身体の表面上だけでの繋がりだけじゃ足りない。

 私に向けた性欲で、暴力的な見た目になるぐらい勃起させた生殖器で、満たされたい。

 愛情と征服欲が入り交じって、グツグツと煮えた精液をどびゅっ……と、注ぎ込まれて、貴方の物になったともう一度刻まれたい。

 今はこうして仕方なく片付けを手伝っているように振る舞っていても、本当は指揮官からの性的なアプローチを密かに待ちわびていました。

 露出した肩を触られて、撫でるように腕から腰、そしてお尻に手を滑らせて……

 

 もにゅっ……

 

 お尻の肉を指先で押し込んだり、撫で回して感触を弄ばれている中、指揮官に首筋を嗅がれていました。

 

 私、えっちな香りしてたんだ。

 

 思い返せば、指揮官から痴漢されていたとき、密かに性的なアプローチを期待しているような、欲求不満を感じている時が殆どでした。

 そんな若い少女の見た目をした私が、交尾を待ちわびて沢山フェロモンを漂わせていたら、指揮官がもし同じ気持ちだったなら、お誘いの合図だと、求愛の合図だと思って襲いにきてもおかしくないですよね……

 指揮官の荒い息遣い。

 熱い吐息が首筋にかかると、身体が震え上がりました。

 私の後頭部に顔を埋めているせいで、見えない下半身を手でまさぐって確かめるように、いつものねちっこい手付きでお尻を触っていました。

 小さな身体ながら発達した臀部。

 それが性欲を満たせる身体か、肉つき加減を確かめるようにぐにぐにと揉まれて、気が済んだのか、そのまま下に目掛けて手を滑らせて、くちゅっと湿った場所に触れられました。

 水着越しに濡れた膣口。

 指揮官の指先に、水着で濾された愛液がねっとり絡み付いていました。

 膣が濡れている事を確かめると、そのまま愛液で濡れた指先でお尻を掴んで、親指の腹で円を描くように撫で回されました。

 

 ぐにっ……ぐにっ……ぐにゅぅ……

 

 焦らされて身体が昂って、腰からゾクゾクと快感が込み上げて、震え上がりました。

 立っていられなくなりそうで、気付けば本棚に手を着けて脚を震わせていました。

 

 体、熱い……

 

 期待と興奮のあまり、徐々に体温も上がり始めて、首筋から余計むわっと匂う汗が滴っていました。

 秘書艦なのに牝臭撒き散らして、指揮官を誘惑して……今まで私が指揮官の劣情を煽り続けていましたから、こうして責任取って処理するのも秘書の……

 

 つ、妻としての務めですよね……

 

 お尻を執拗なほど堪能し終えると、指揮官が背中に身体を密着させてきました。

 まるで背後から抱きしめられてるみたい。

 

 ぐいっ……ぐぃっ……

 

 そう思っているのも束の間、お尻に硬い物が押し当てられていました。

 パツパツに張った布の感触。

 硬くて丸みを帯びていて、私のお尻の形変わるくらい押し付けて、これから入れる物の形を覚えさせるように、何度も腰の角度を変えていました。

 指揮官を求めてお腹の奥が熱くなって、膣口からトロッと甘い甘い潤滑油を溢れさせて、受け入れる準備万全でした。

 首筋を伝う汗。

 まるで獣にでもなった指揮官が、私の首筋に舌を這わせて、ゆっくりと舐め上げていました。

「んっ♡ はぁ……んぅ……指揮官、汗とか……汚いですから……ぁ……ひゃんっ……♡」

 汗舐められてる……

 何度も首筋を舐められて、時々耳の近くで「ゴクッ……」と喉越しの音まではっきり聞こえて、私の意思に反して身体の興奮が止まりませんでした。

 匂いを嗅がれて、汗まで舐められて、愛液の分泌が止まらない膣口は焦らされて……

 何もかも指揮官に受け入れられ、求められてるみたいで、私まで指揮官の体液を求めて身体の疼きは高まるばかり。

 

 欲しい……

 

 指揮官の熱くて硬い生殖器で身体の中を掻き回されて、赤ちゃんの種いっぱい含んだ、どろどろの精液を注ぎ込んで欲しい。

 お腹の中、火傷してしまいそうなぐらい熱くて濃くてべったりした精液、欲しい……

 

 お尻にズボン越しの生殖器を押し当てたまま、指揮官は腰を小刻みに、前後に揺らしていました。

 身体、揺さぶられて、頭ボーッとしてる……

 頭の中が、ピンク一色に染まって、指揮官の事しか考えられない……

 

 ──コン、コン、コンッ……

 

「失礼しま~す! ニーミちゃん、いますか~?」

「──っ! ジャベリン……っ?」

 

 ふと飛びかけた理性が戻ってきて、ドアの方へ振り返ると、密着していた指揮官は私から離れてしまいました。

 衣服が乱れていないか確認して、咳払い。

 傍から見られても大丈夫なはず……

 ドアを開けると、三人分のノートを持ったジャベリンがいました。

「綾波ちゃんとラフィーちゃんの分も一緒に持ってきたよ!」

「ありがとうございます。もう……あの二人ってば、人に任せて……」

「ううんっ! 良いの良いの! 私が購買に用があったから、ついでに持って行くよって声かけただけだから!」

「それなら良いんですけど……んぅっ──ッ!」

 私が扉を人一人しか通れないぐらいの大きさにしか開けていないのを良いことに、指揮官が扉の影に隠れて、片手で私のお尻を再び触り始めたのでした。

 お尻の肉をぐにゅっと掴まれて、左右に揺らすように弄ばれました。

 時折、お尻の肉の間に親指と人差し指を挟ませるとお尻の穴を押し広げて開かせるような、羞恥的な触り方をしてきて、ジャベリンの前で激しく身体が震えてしまいました。

 

 そ……そんな触り方しちゃダメ……!

 

 そのまま、湿っているとわかりきっている秘部まで手を滑らせて、執拗なぐらい撫で回すように擦り始めていました。

「に、ニーミちゃんっ? 急に声なんて上げてどうしたの……?」

「えっ……いや……あははは……んっ……♡ さっきまで、す、座りっぱなしでしたから……はぁ……ぁ、足が、痺れてしまった……みたいで……ぇっ……♡」

「その様子だと、結構キテるよね……? 大丈夫? 執務、私で良いなら手伝うけど……?」

 ジャベリンの気遣いが今日に限って裏目に出てしまい、この羞恥プレイを一秒でも長引かせる事を悟って、私は余計身体がゾクゾクと震えてしまいました。

 こんな事態にも関わらず、興奮して愛液が垂れてしまうくらいお腹の奥が疼いていました。

 羞恥なんて知らない。

 早く指揮官の逞しい生殖器が欲しい。

 本能的な部位にとっては、この時間さえもただ焦らされているだけのように思っているみたいでした。

 分泌止まらない……

 お漏らししてるみたいに愛液止まらなくて、水着で濾された水滴が太ももを滴っていました。

「だ、大丈夫です……っ……ぁ……♡ んっ……丁度、さっき終わった……ところなの、で……ぇっ……♡」

「みんなで集まってた時もだけど、顔も赤いし……今日は無理しないで早く休んだ方がいいよ……! じゃあ、また明日っ!」

「は、はい……そうします……んっ、ぁ……♡」

 

 それから、去っていく彼女の後ろ姿を見届けると、私は手先を震わせながら、ゆっくりとドアを閉めました。

 パタンっとドアが音を立てて閉まるのを合図に、指揮官はそのまま私をドアに手を付かせて、再び両手でお尻を弄び始めたのでした。

「もう、指揮官……さっきの、触り方はなんですかっ……! 水着越しだからってお尻の穴広げるなんて、もっとデリカシーってものを、ひゃぁ──んっ……♡」

 

 ぐにゅっ……

 

 お尻が凹むくらい硬いモノ。

 本棚の前で押し付けられたズボン越しの物とは違う、熱くて血管の膨らみを感じるゴツゴツした棒状の……

 

 ぐにゅぅっ……ぐり……ぐり……

 

 これ……生殖器……当てられて……赤ちゃん作れる場所、探ってるみたい……

 水着越しながら、亀頭のすべすべした感触と抉る為のカリが擦れて、身体がゾクゾクしちゃう……

 

 指を入れ込んだ時みたいに、裏筋をお尻の間に密着させて、すすっ……と下ろしていくと、お尻の穴を擦られ、震え上がる身体さえも押さえ付けるように、腰を掴まれていました。

 擦り付けられる亀頭も妙に湿り気を感じて、我慢汁を出しているのだとわかりました。

 水着に濃く色付けていくような我慢汁で軌跡を描くようなマーキング。

 そのまま、愛液で濡れた膣口に触れて、ぐちゅっと水着越しにキスをしました。

 愛液でたっぷり濡れた水着と我慢汁が溢れた亀頭のキス。

 互いの粘液を亀頭で混ぜられて、身体を前後に小刻みに揺らされて、まだ挿れられてもいないのに焦らされてるだけで頭がくらくらしちゃう。

 水着に擦り付けるような混ぜ合いじゃなくて、身体の中で混ぜてほしい。

 勃起して皮から剥き出たクリトリスを亀頭で擦られて、電気でも流されてるみたいに、身体が何度も跳ねて、声が出そうになって、口を慌てて塞ぎました。

 外に誰かいて、聞かれてしまうと思うと、急に恥ずかしくなって遮って、鼻で息をしていました。

 息苦しいまま、性器同士を擦られて、頭にたくさん気持ちいい刺激を与えられて、腰が抜けそうでした。

 早く欲しい……指揮官の、欲しい……

 水着越しに亀頭で入り口擦るだけじゃ足りないから、お腹の中押し広げて指揮官の形に変えられたい。

 さっきよりも亀頭が膨れて、カリも大きくなっていました。

 私の中、掻き回す為に大きくしてるカリ。

 今からこれで私の事を貪り尽くすと教え込むような膨らみ。

 クリトリス、ごりゅっ……って時々擦られてくぐもった声を何度も上げました。

 脚がガクガクと震え、自然と股を閉じて、指揮官の生殖器を挟み込んでいました。

 太ももと水着越しの秘部で圧迫された男性器が何度もドクドクと脈を打っていました。

 それでも混ざり合った潤滑油で何度もその中を出し入れして、指揮官も腰を小刻みに震わせていました。

 今にも破裂してしまいそうなくらい膨れた亀頭。

 押さえ付けて密着した亀頭がクリトリスを何度もごしごしと擦ってきて、水着の摩擦で爪先立ちしてしまいうくらいの快感。

 腰が浮き上がって快楽の波が押し寄せて、ふわふわと宙にでも浮かぶような気持ちになっていました。

 くる……気持ちいいの……お腹の奥、痺れて……まだ入ってもない指揮官の搾り取る準備してる……指揮官……指揮官っ……♡

 

 びゅぅっ……! びゅるぅぅ……!

 

 指揮官が腰を押し付けて、太ももに挟み込んで圧迫された生殖器がどぴゅどぴゅっと精液を吐き出していました。

 恥骨部分から噴き出してみたいで、まるで私が射精してるようにも見えました。

 内腿を伝う温かく白濁とした粘液が、いくつにも枝分かれするようにべったりと伝っていました。

 

 たくさん出てる……私に出すためにこんな量を……これが中に注がれていたら……お腹の奥に重みを感じるほどドロッと残って……指揮官の、種を植え付けられて、小さな命を育んで……

 

 想像するだけで生唾を飲んでしまいました。

 焦らされ続けて、イかされて、頭の中、指揮官とシたいことしか考えられない。

 太ももに挟まれた生殖器は、射精した後の余韻で微かに跳ねて、水着と太ももに擦れて、鈴口からだらしなく尿道に残った精液を漏らしていました。

 

 どびゅ……どびゅ……

 

 出る度に太ももの中で微かに膨れてる……

 欲しい……欲しい……

 太ももじゃなくて、中に欲しい……

 切なく疼いているお腹の奥を暖めるくらい濃いのを出してほしい。

「し……指揮官……」

「はぁ……はぁ……ぁ゛……うぅ……」

 射精の余韻に浸っている指揮官はまるで発情期の獣のようでした。

 果てたばかりで敏感になった亀頭が擦れる度に、口を半開きにしたまま微かに喘いでいました。

「指揮官……!」

「──っ……ごめん、我慢出来なくて……」

「謝るくらいなら、しないでくださいっ……私だって、もう……」

「ニーミ……」

「指揮官……このままベッドに……連れて行ってください……貴方のモノだって……教えてください……ひゃっ……んっ……♡ ふ……ぅ……♡」

 両肩を掴まれて、身体を振り向かされると、そのまま抱きしめられて、唇を塞がれました。

 たがが外れたような乱暴な求愛。

 お腹に精液でべったり濡れた生殖器を押し付けられるような容赦ないハグ。

 私たちの身体が丈夫なのを良いことに、普通の女性なら身体が軋みそうなくらいの力で抱きしめられていました。

 キスも数回ほど唇を重ね合わせると、口を開けて指揮官の息がかかり、捩じ込まれる合図に合わせて私も口を開きました。

 タコの触手のような動きで、ぬるっとした舌が私の口内に入り込みました。

 歯の表面や、歯茎、頬の裏から口蓋を滑り気がありながらもざらつく舌先が擽って、合わせた唇の隙間から声を漏らしました。

 私のよりも大きな舌。

 そんな舌が口の中を堪能すると、私の舌の動きを縛るように絡めとり、ざらつく表面同士が擦れ合って、頭にビリビリとした感覚が流れ込んできました。

 指揮官の唾液を舌に擦り付けられて、舌の付け根まで触れ合うくらい深々としたキスに、酸欠なのに気持ちいい快感でいっぱいの脳が蕩けているようでした。

 恥ずかしいのに、はしたない音を立てて啜られる唾液。

 お返しと言いたげな指揮官の付け根からじわじわと流れ込んでくる唾液を、ごくっと飲み込みました。

 私の物じゃない温もりが喉を通り抜ける気持ちよさに指揮官の腕の中で震え上がりました。

 口も喉までも指揮官で満たされて、抱きしめられていないと、立っていられなくなくなっていました。

 いつの間にかもう一度射精する準備に入って、ガチガチに硬くなった生殖器が、私のお腹の上から温もりを押し付けていました。

 口同士の愛撫の終わりを意味するかのように、舌を引き抜かれると、上唇を優しく咥えられ、ちゅぱっ……と音を立てて指揮官の顔が離されました。

 名残惜しそうに私の舌先と指揮官の口が濃く混ざり合った唾液の糸を引いていました。

 宙でぷつっと切れて、私の顎に滴る唾液の糸。

 脳を砂糖漬けのように気持ちいいので満たされた私は、指揮官の腕の中でぐったりと力が抜けてしまいました。

 どろどろに蕩けた脳。

 視界はボヤけていて、僅かにはっきりとしているのは私を見つめる指揮官の姿だけ。

「ニーミ……行こうか……」

「んっ──ぁ……はいっ……♡」

 指揮官の野性的な興奮も落ち着いたのか、今度は私を優しく抱き寄せると耳元で囁いてきたのでした。

 呼ばれ慣れた名前。

 でも、その声色は艦船や秘書を、ケッコン艦さえ呼ぶ声じゃない、これから抱く女に向けた艶のある声。

 私は優しく囁かれるだけで、軽くイッてしまいました。

 私が動けないのをわかっていてか、お姫様抱っこをされると、私は指揮官に何とかしがみつきました。

 下半身がぐっしょり濡れた秘部からは、先ほど出された精液だけでなく、焦らされたあまり、水着の股下から白く濁った液が垂れていました。

 

 

 

 生まれたままの姿になっても、身体の火照りは収まらず、冷たく感じるベッドに横たわっていました。

 私と同じように一糸纏わぬ姿になった指揮官は、私に覆い被さっていました。

 軍人としての逞しい筋肉質な肉体。

 脚を広げられて、ぐっしょりと濡れた膣口がむき出しにさせられ、貫く為の生殖器が宛てがわれていました。

 肉棒には青筋が立っていて、もう限界まで勃起しているのに、これ以上大きくなろうとしているみたいに何度も小刻みにドクドクと脈を打っていました。

 宛てがわれた真っ赤に膨れた亀頭も、明らかに私の膣口よりも大きくて、彼の形にまた膣が押し広げられるのだと、期待するだけで、お腹の奥が疼きました。

 バクバクと今にも破裂してしまいそうなくらい、音を立てる心臓。

 鈴口から尿道に残った精液と分泌された我慢汁が混ざり合って、白く濁った粘液がドロッ……と、獣が涎を溢すように溢れさせていました。

 それが膣口と亀頭、性器の粘膜同士がキスをして、互いの潤滑油をくちゅくちゅと音を立てて混ぜ合わせていました。

「指揮官……来てください……私は大丈夫ですから……中に……──んっ……ぁ……!」

 

 ズブッ……ズブプッ……

 

 しっとり濡れて閉じた膣襞を裂く水音が、静かな寝室で音を立てていました。

 亀頭が入り込むと、私は肩で息をしていました。

 指揮官との久々の目合いに、押し広げられる感覚だけで、目の前が何度も白く光るような錯覚がするぐらい頭がくらくらしていました。

「ニーミ、止めておく……?」

「だ……ぁ……ダメです……♡ 指揮官の……奥まで……欲しいんですからっ……♡」

 私に聞く為に身体を寄せられるだけで、亀頭より先がちょっと押し込まれるだけで、身体を捩らせて刺激を逃がさないと、頭がおかしくなってしまうくらいの快楽が身体を駆け巡りました。

 指揮官の背中に手を回して、逃げられないようにすると、指揮官は小さく頷いて、腰を押し進めていました。

 入ってくる……指揮官の太くて、大きな男性器……カリが襞をぐりゅって擦るだけで、彼の腕の中で身体を捩らせて……好き……好きぃ……

 気が付くと私は指揮官の背中に爪を立てて、指揮官を受け入れていました。

 指揮官の……私の中で微かに脈を打ってる……

 精子を含んだ我慢汁で膣内染めて、少しずつ、少しずつ、愛液だけじゃない、指揮官の潤滑油でも潤されていました。

 こつんっと、子宮口に亀頭がキスをして、私は腰から身体が跳ね上がりました。

「──ぁ゛♡ ふぁ……ぁ……っ♡ はぁー……♡ ぁ……♡ しきかんの……おく、おくまで……キました……ぁ……♡」

 ダメ……恥ずかしい……呂律が上手く回らない……

 でも、それよりも、指揮官の全部が中に入って、赤ちゃんのお部屋にちゅってキスしてる事が嬉しくて、溢れ出した感情に理性が追い付かなくなっていました。

「少し休む……?」

「は、はい……♡ せっくすのきほんは……そうにゅうした、ちつに……お──すぅ……はぁー……はぁ……せ、生殖器を、馴染ませるのが、大事……ですからぁ……♡」

 おちんちん、なんて恥ずかしい言葉を口にしそうになって、一度深呼吸をしました。

 私の足首を掴んでいた指揮官の手が、ポンポンといつも私たちを撫でるような手付きで頭に触れました。

「んっ……♡」

 彼が着任してからずっとされている感覚なのに、蕩けた今の頭では、それすらも気持ちいい愛撫に思えてしまいました。

 とろとろになった頭、優しく揺さぶられてるみたい……

 そんな優しい愛撫の間、残ったもう片方の手は、私の体つきに対して、指揮官の手のひらに丁度収まるくらいに膨らんだ乳房に向かっていました。

 今まで指揮官しか映していなかった視線から乳房に目線を移すと、見たこともないくらい乳首が大きくなっていました。

 あ……ち、乳首……勃起して……

「──ひゃんっ……♡」

 はしたないくらいびんびんに勃起した乳首を、胸に興味津々な男性なら見逃さない訳がありませんでした。

 指揮官は手のひらで乳房の感触をたぷたぷと数回楽しむと、触ってほしいと言っているように主張した乳首を指の腹で擦るように触ってきたのですから。

 乳首を触られ体をのけ反らせる程、感じている私の様子を見て指揮官がごくっと喉を鳴らしていました。

 頭を撫でていた手は肩に回され、指揮官の頭は私の顔の位置から、乳房に向かっていました。

 そして、そのまま咥えてほしいと主張する乳首を……

 

 ちゅっ……

 

「──~~~っ……♡」

 

 まだ何も出ない乳首を咥えられて、私は声にならない声を上げました。体を微かに捩らせ、振り払おうとしました。

 動けば動くほど、私の中に入った男性器が密着した襞を擦ってきて、余計身体が震え上がってしまうのでした。

「し……指揮官……♡ そんな……咥えちゃ……ダメ……っ……♡ まだ何も出ませんから……ぁ……♡」

「でも、いつかは出すんでしょ? 慣れなきゃ……あむっ……」

「ひゃっ……♡ も、もう……バカなこと言わないでよ……ぉ……♡」

 悪戯するような悪い顔で彼は答えると、再び乳首を咥えて、ほじくるように乳頭に舌先を立ててぐりぐりとうねらせたり、乳首の側面を擽るように舌を這わせていました。

 そんなえっちな愛撫に、私は何度もイッてしまいました。

 男性器の形ぴったりになるぐらい、襞が収縮して、結合部からぴゅっと愛液がはしたなくも噴出していました。

 頭はくらくらして、指揮官にされるがまま。

 乳首を吸い上げられる度に、幸せな気持ちになっちゃう。

 乳腺が疼いて、本当に搾乳されてる錯覚までしてる。

 快楽漬けになった身体は、そんな錯覚すら気持ちよくてガクガクと震えていました。

 感じすぎるあまり、下腹部で繋がり合った生殖器を逃がさないようにと、膣口がキュッと締め付けていました。

 今、腰を引かれたら、膣の中、全部持っていかれてしまいそう……

 襞がカリと包皮の隙間すら埋めるぐらい、密着して、私の膣はすっかり指揮官の形になっていました。

 乳首を愛撫する指揮官が少し体を捩らせるだけで、襞が擦れて、快楽による電流のような刺激が脳にびりりっと流れて込んでくるのでした。

「ぷは……ニーミの締め付け、すご……私の性器、全部持って行かれそう……」

 ちゅぱっと恥ずかしい音を立てて唇を離す指揮官。

 指揮官の口振りにもどこか余裕が無さそうで、そんな様子に気持ちよくしてあげられている安心感で、頬が緩みました。

「はぁ……ぁ……ずっと……欲しかったんです……初夜だけなんて……寂しかったから……」

「ごめん……これからニーミの事……もっと向き合うから……」

「──……っ! で、でも……指揮官の体調管理が一番ですから、私に構いすぎて無理はしないこと……! それから……いきなりお尻を触るのもダメです!」

「それは……ニーミのお尻が魅力的に見えるから、つい……」

「つい、じゃないです! ダメですから── ふぁ……っ……♡」

 ぐいぃぃっ……っと、私の膣が指揮官の形になっているのを良いことに、指揮官の鼠径部が私のお尻に触れそうなくらい腰を押し込まれました。

 子宮口に我慢汁でどろどろの亀頭をぐりぐりと押し付けられて、私は爪先を丸めるくらいの駆け巡る逃げ場のない快感に堪えました。

「あぁ……ぁぁ……♡ し、指揮官……ぐりぐり……だめっ……だめ……♡」

「欲しかったんでしょ?」

「い、いじわるっ……も、もう動いて良いですけどっ……指……指絡めてくれないと嫌ですからっ……」

「はいっ……こう?」

「んっ……じゃあ……きて、ください……」

 指を広げて差し出された指揮官の両手。

 両手同士、指を絡ませ合うと、指揮官は私に体重をかけて腰をゆっくりと前後に振り始めました。

 右手の指の隙間に感じる冷たい感触。

 私の指よりも太い左薬指に付けられた誓いの指輪でした。

 いつも手袋をしていて見えなかったけど、指揮官も着けていてくれた。

 それだけでも嬉しくて、胸の内が温まるような心地がしました。

 指揮官の右手にも同じように、私の左薬指から、同じ感触が伝わってほしい。

 好き……

「指揮官……好き……好きぃ……っ……♡」

 指揮官が腰を引く度に、ごりゅ……ごりゅっ……っと密着していた膣襞全部がカリに抉られれ、膣の外に引っ張り出されそうになっていました。

 愛液と我慢汁、お互いの潤滑油をかけ混ぜるようなピストン。

 内腿や尻肉がぐしょ濡れになるほどかき出された粘液。

 引き抜かれた指揮官の腰が押し込まれる度に、ばちゅっ……ばちゅっ……ばちゅっ……っと粘り気のある音を立てて身体が触れ合っていました。

 お互いに汗ばむ身体。

 密着しているせいで、噎せ返りそうなぐらい混ざり合った濃密な汗の匂いが鼻を擽りました。

 ギシギシとベッドの軋む音。

「ニーミ……ぁ……くぅ……ぅ……ニーミ……っ……!」

 息を乱しながらも私の名前を何度も繰り返す彼の声に何度もイってしまいました。

 余裕のなさそうな息遣いで私の名前を呼んで、ぎゅっと離さないように握られた手と、下半身でのグロテスクな男性器で膣を貪られて……彼からの求愛一つ一つが愛しくて、涙で視界が霞んで見えました。

「ニーミ、もう……出る……」

 指揮官が口にするよりも前から亀頭が少しずつ膨らんでいる事に私も薄々気付いていました。

 段々、膣奥が広げられていく感覚。

 精液を一滴でも多く注ぎ込めるように、射精の準備が始まっている事を。

「中に……中に欲しいですっ……♡ 指揮官の濃いの……私の一番奥に……出してください……っ……赤ちゃん出来ちゃうくらい、どろどろの精液……ください……っ♡」

「はぁ、はぁ……好きだ……ニーミ……愛してる……ぐっ……ぅ……出る……──ッ!」

 

 どびゅぅ……! びゅるぅぅ……! どびゅぅ……どびゅゅぅ……!

 

 指揮官の腰が深々と押し付けられて、子宮口に向けてどぷどぷと精液が注ぎ込まれました。

 鈴口から射精される度に、生殖器が別の生き物のように跳ねて暴れ回り、膣内を掻き回されながら注がれる感覚に私もイッてしまいました。

 指揮官の射精……長い……

 膣襞が収縮して、まるで子宮口が吸い付いているように暴れ回る生殖器を押さえつけて、精液を飲み干そうとしているみたいでした。

 お腹の奥がポカポカと温まっていく感覚に興奮のあまりゾクゾクと身体が震え上がりました。

 孕んじゃう……本当に赤ちゃん出来ちゃう……

 指揮官の背中に目一杯手を回して離れないように汗ばむ身体を密着しました。

 乳房が潰れてしまうくらいの距離感。

 射精する快感で身震いする指揮官の胸板に乳首を擦れていました。

「ニーミ……ニーミ……」と繰り返し囁く指揮官の声。温かくて、指揮官も満たされているかのような満足気に、それでも脱力感を感じさせるような声でした。

 疲労を感じる程の雄としての本気の交尾。

 今の私は普段は不器用な指揮官からの精一杯の愛情を一身に受けている事が嬉しくて、しばらく指揮官に抱き付いたまま、注がれる余韻に浸っていました。

 

 眠りにつく直前の事ははっきりとは覚えていませんでした。

 種付けを終えて引き抜かれた生殖器は私の愛液で濡れていて、膣口と鈴口でねっとり白濁とした糸を引いている光景が妙に艶かしかった事がおぼろげながら残っているぐらいでした。

 それから、指揮官と見つめ合って、舌も絡めない唇同士の口付けをしたこと。

 濡れそぼった生殖器への奉仕として、私の口で掃除したこと。

 亀頭にキスをすると、ゼリー状にも思えるぐらいドロッとした精液がほんの少し、鈴口から溢れていたので、それさえ零れ落ちるのも惜しく思えて、私は口を少し開けて咥え込むようにキスをしました。

 美味しくもない、苦くて舌触りも悪い粘液。

 でも、それも彼の愛情表現の不器用さ故の物とも思えてしまい、それがとても愛しくて、続けて尿道の分も吸い上げてしまいました。

 それからまた元気になってしまった生殖器を慰める為に、指揮官の逞しい腕に抱かれて一つになって……時間を忘れるほど夫婦の営みに明け暮れていました。

 まるで思い出すと夢でも見ていたかのような心地でした。

 

 

 

 朝焼けよりも早くに目が覚めました。

 冷え込む日出前にも関わらず、ベッドの上で生まれたままの姿。

 いつもだったら絶対にあり得ない格好。

 それでも温かく感じるのは、後ろから私を抱き締める指揮官がいてくれたから。

 振り返ろうとすると、腰に違和感が……

「うっ……痛っ……」

 あんなに激しく腰をぶつけ合えば、普通は痛くもなりますよね……

「ん……もう、こんなに強く私のこと抱き締めなくても、私はどこにも行きませんよ……?」

 なんて眠っている指揮官に伝えても通じませんよね。

 何とか指揮官と顔を合わせると、目を閉じて、いつものカッコいい姿とは一変して愛しく思える無垢の子どものような寝顔ですやすやと寝息を立てていました。

「指揮官……」

 彼の頬を撫でようと左手を差し伸ばすと、点けっぱなしだった間接照明に反射して、薬指の指輪が光りました。

 ケッコンを誓い合った証。

 私だけに与えられた物。

 そして昨夜は、二人にしか知らない証も。

 生殖器が引き抜かれた際、膣から溢れ出さない程、中にべったりと残ったゼリー状にも近い種子。

 それが私の体温でドロッと溶かされて、中の精子がゆっくりと泳ぎ始めているような、そんな錯覚。

 早く着床することを待ちわびて、ドクドクと疼いている子宮。

 すぐに出来るはずもないのに、そわそわしてしまうから、私は自分のお腹を撫でながら、しばらく指揮官の寝顔を眺め、指で頬をつついたり、時折口付けなんてして、日出までの間、秘密の一時を過ごしました。


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