すでに堕ちているメリーさんだったりなスケベ
「はぁ……はあ、はあ」
水曜の講義は二限までにしてある。午後からは暇な大学生らしく、気ままに過ごすのが蓮子のルーティンだった。
そんなわけではやばやと帰途についていた彼女だったが、様子がおかしい。気温二十度で快晴という過ごしやすい天気であるにもかかわらず、全身をうっすら汗ばませている。美貌は紅潮し艶やかさを纏っており、呼吸は荒く、足取りはふらついていた。
風邪でも引いたのかといえば、違う。ついさっきまでは――カフェテリアでサークルの相方と昼食をとっていたときは、まったく何の問題もなかった。
己の身体だ。体調不良でないのは、よく分かっていた。
昂ぶっている。昼日中の、閑静な住宅街のド真ん中で、彼女は発情しきっていた。それも、真っ直ぐ歩くことすら難しいほど、強烈に。腹の奥がじゅんじゅんと疼いて、堪えられない。
なんのきっかけもなしに、こうはならない。彼女自身、心あたりはあった。駅前で配られていた試供品だといって、メリーがよこした、栄養ドリンク。
ランチを除けば口にしたのはあれだけだ。とはいえ、親友に薬を盛られたなどと、信じたくもない。なにより、そんな疑惑についてどうでもよくなるほど、切羽詰まっていた。
下宿までの道程はようやく半分ほど。徒歩十分もないが、それすら。苦肉の策で向かったのは、とある公園だった。
条例か何かの都合によって義務的につくられた、殺風景な公園だ。スプリング遊具と滑り台があるくらいで、子供たちも近寄らない。街から取り残されたような空間だった。
公衆トイレへと駆け込む。中はごく一般的なつくりで、幸いにしてそこそこ綺麗だ。メンテナンスされているというよりは、単に使われていないだけなのだろうが。
「くぅう……ッ」
個室へ潜り込み、鍵をかける。こんなところで――と理性は嫌悪感を示すが、全身火がついたかのような体調では、どうしようもない。
「は、ッ、あ」
身体に手を伸ばし、衣服越しに胸へと触れる。スレンダーなボディは、それだけの接触でゾクゾクッと官能を生じさせた。
やはり、正常な状態ではない。彼女とて妙齢の女性であって、夜ごと昂ぶって自涜にふけりもする。そうした際には、こんな雑な愛撫で感じなどしなかった。
「くッ、ぅ、は」
もどかしげにスカートをたくし上げる。白い太腿が露わにある。三角州を、ショーツ越しに擦り上げる。
そこは体奥から分泌される蜜で潤み、濡れそぼっていた。レースの下着はぐっしょりと汁気を帯びている。とても吸水しきれず、透明な筋が鼠径部周辺にまで広がっていたほどだ。
「ッあぁああ……ッ!」
ビリリッと生じた官能に、場所も忘れて声を漏らす。カクカクッと膝が震えた。思わず、洋式便器のタンクに身を預ける。
「あっ、はぁ、ッ、っくっ、あっ、あっ!」
もはや我慢ならなかった。ブラウスのボタンを引きちぎるように外し、ブラをずらす。露わになったDカップの乳房を、乱暴に揉みしだく。
「あぁんッ、はぁ、あぁッ、あぁ~ッ」
ショーツも半分ほど下ろす。にちゃぁ……と、本気の涎が糸を引く。ろくな前戯もないのに解れきった肉貝へ、叩き込むように指をねじ込む。本能の疼きのままに掻き回せば、ぐちょぐちょと淫猥極まる音が響く。ぽとりぽとりと、淫ら蜜が滴っていた。
腰をくねらせながら、切ないでは済まない官能の声をあげる。早くも乱れきっているが、物足りなさを感じてもいた。燃え上がるビルをバケツで消火しようとするのに等しい――この程度ではどうにもならず、かといって辞めることもできなかった。
「はぁんっ、アッアッアッ、あぁあッ」
いくら寂れた公園の、最後にいつ使われたかも分からないトイレの個室とはいえ、公共の場所だ。誰が来るかもわからないし、こんな痴態を晒すのは馬鹿げている。
理性は告げるが、それどころではない。こみ上げてくる衝動のまま、己の身体に指を這わせる。脳味噌を腐らせるような強烈な快楽に酔いしれながら、無我夢中で自らを嬲っていく。艶やかな声を、止めることができない。
そして、そんな状態だから、スライド鍵が音も立てず外されたことに気付かなかった。
「おっ。ヤッてるヤッてる」
「いいねぇ~。眼福眼福」
「……え」
出歯亀に気付いたのは、扉が開かれてからだった。年のころは自分と同程度か。いかにも遊んでいそうな、軽薄そうな男達が立っていた。
情欲に浸されているとはいえ、彼女の脳は優秀をきわめている。自然、状況を咄嗟に判断する。
彼らは同じ大学の学生だ。接点はないが、知っている。いわゆる「ヤリサー」のメンバーとして、悪い意味で名が知れ渡っているからだ。
暇さえあれば悪所に入り浸っている輩が、なぜこんな公園にたむろしているのか。女子トイレに堂々と踏み込み、鍵をこじ開けるなど、完全な犯罪だ。先の「やってるやってる」という発言も踏まえると、こうした事態になるのを確信して、あらかじめ尾けていた、と考えるのが自然だ。
――メリーはあのドリンクを、駅前で配っていた試供品だと言っていたが。本当は誰が渡したのだ?
「で、出て行って!」
「おいおい、そんなつれないこと言うなって~」
「切なくてしょーがねーんだろ? 俺らがなんとかしてやるからさぁ」
「あっ、嫌っ!」
腕で肌を隠し、拒否の言葉を叫ぶ。が、男達はどこ吹く風といった様子だった。何本もの腕が、彼女を手早く抑え込む。あっという間に、荷物と身体の自由を奪う。
「ほぉ~ら、俺らに任せとけって。メリーちゃんにドリンクもらったんだろ? あれメッチャクチャ強力だからさぁ、今だってマン汁が溢れて溢れてしょうがねぇはずだぜ」
「大人しくしてりゃ、それを優しく治療してやるつってんだから。むしろ感謝してほしいもんだよなぁ」
「あっ、は、ッ、くぅ、うぅううッ……!」
睨み付けるがどこ吹く風といった様子で、下卑た視線を浴びせてくる。耳にしたくもない猥雑な言葉を並べ、身体に指を這わせてくる。
形良いDカップの、ぷっくり尖った先端を弄ばれる。たくし上げられたスカートの内側、濡れた恥丘を擦り上げられる。それだけで身体が跳ねる。
自分が触れるときの物足りなさとは全く違う。泣いてしまいそうなほどの良さに漏れかけた声を、歯を食いしばって押し殺した。
「強情だねぇ。そら、そっち持っとけ。ヒン剥いちまえ」
「暴れないようにしまちょ~ねぇ~。暴れたら破いちまうよぉ~? 素っ裸で帰りたくねぇ~だろ?」
「この、やめなさいよ、やめてっ」
ヘラヘラと軽薄な笑みを浮かべながら、慣れた手つきで衣服を奪う。ものの一分ほどで、生まれたままの姿にされてしまった。
「っひょぉ~、すっげぇ」
男達から、口々に感嘆の声が漏れる。揶揄い煽るようではあったが、同時に本心からのものでもあった。
宇佐見蓮子といえば、キャンパスのマドンナとして知られている。学内ミスコンに出場すれば、サークルの相方とワンツーフィニッシュ間違いなしと囁かれているほどだ。だからこそ、彼らのような輩に目をつけられたのだろうが。
誰もが振り返るほどの知的美貌は、しかし今は、性の炎によって蕩かされている。クールで知的な切れ長の瞳は熱く潤んでいるし、怜悧な頬も紅潮している。きゅっと引き結ばれた唇すらも艶やかで、男を欲情させる。
体付きも同様だった。スレンダーながらも出るところの出た、メリハリの効いたボディラインだ。相当にハイレベルで、グラビアモデルとしても人気が出るに違いなかった。
そんな確かなセックスアピールを備えた身体が、肉欲に勃ち、濡れているのだ。彼らが興奮するのも無理はなかった。
白い首は汗ばんでおり、魔性じみた色香を漂わせている。鎖骨の窪みから肩にかけての稜線はきわめて麗しく、同性を嫉妬に狂わせるたぐいのものだった。
柔らかなDカップバストは、つんと上向きながら、瑞々しいハリを保っている。涙滴を思わせる、均整の取れた輪郭で、美乳と称するに相応しい逸品だ。
芸術的ですらあるそれへ、男どもの性欲まみれの視線が注がれる。すると桜色の先端は、本人の意思とは裏腹に痛いほどに充血して尖った。まるで、はやく嬲ってほしいと自己主張しているかのようだ。
フィットネスジムに通うなどして磨かれたウェストラインは、健康的なくびれを描いている。縦にくりっと走る臍に、うっすらと汗が溜まっている。彼女がどれほどの情欲に苛まれているか、端的に示していた。
骨盤は控えめに広がって、ヒップはコンパクトな部類だ。それでいて形はよく、安産できることを窺わせる。
丁寧に整えられた陰毛の下で、ヴァギナはすでに解れきり、とろとろと蜜を滴らせている。男達が触れるか触れないかギリギリのところをなぞるたび、秘唇はヒクついて、早くメチャクチャにしてほしいと訴えていた。
すらりとした脚は、「むしゃぶりつきたくなるような」という評価を受けるに相応しい。腰回りからの一連の流れが、蠱惑的な下半身を生み出していた。
「へへっ。たっまんねぇ。ハメ甲斐があるぜこりゃ」
「俺、すれ違うたびにヤりてーヤりてーって思ってたもん。いや~、最高だぜ今日」
男達から口々に、下品な言葉が漏れる。蓮子をレイプすることは確定事項だとでも言わんばかりだ。
当然、嫌悪を覚える。だが薬物に浮かされた肉体は、どうしようもなく浅ましい期待を見出してもいた。
「そらっ、まずは俺からだ。へへ……」
「アッ、い、嫌ッ……!」
壁に上体を預ける、彼らに対し尻を突き出した姿勢を取らされる。いわゆる、立ちバックのポーズだ。臀部に、硬いモノが押し当てられている。
避妊具もつけないペニスを挿入され、強姦陵辱されようとしているのだ。貞操を踏み躙られる恐怖に、腰をよじってどうにか逃れようとする。それは、傍から見れば、尻を振って誘惑しているようにしか見えなかった。
「嫌、やめて、やめてぇ」
「へへ。蓮子チャンみてぇな美人が嫌々いって嫌がってんの、最高だね。い~い光景だぜ。ああ、心配すんなよ? 俺が一番槍なのが嫌だったとしても、最終的には全員でマワしてやっから同じだよ。へへ」
「そんなッ、あ、アッ……!」
秘部を指先で弄ばれただけで、たまらない快感が駆け巡る。膝と腰から力が抜け、抵抗できなくなってしまう。
「お前もすぐ、メリーちゃんみてぇに、何でも言うこと聞く従順なマンコ穴にしてやっからなぁ」
「嘘よ、メリーが……」
「お前が今、薬盛られてんのが答えだろ。まあ信じようと信じまいと、ヤることは同じ、だけどなァッ!」
「あ――ッ、あああああああああッ!」
腰が突き出される。ぶちゅんッ! と、肉竿が膣口を押し広げ、体内へ侵入する。ぱんッ! と、肉同士のぶつかる打擲音が響く。
名前も知らない下衆にレイプされた。最低のペニスに犯された隘路は、にもかかわらず悦び、きゅうぅッと締め付ける。膣襞を暴かれ、肉壁を抉られるのが、嬉しくてたまらないといわんばかりに。
性感が脳天を駆け抜け、ビリビリと頭を痺れさせる。目は見開かれ、喉からは高く蕩けた声が漏れた。とても、いやいや陵辱されている者の姿とは思えなかった。それほどまでに、今の彼女は肉欲に狂わされていた。
「ぉッ、すっげ、メチャ締まるじゃん。最高の名器だわ~。今日じゅう使って堕として、オナホ奴隷に仕立てあげてやるからな。へへへ!」
「だれ、ッ、が、あぁあ~……ッ」
誰があんたらなんかの――せめて憎まれ口のひとつでも叩こうとするが、それすらできなかった。軽く腰をゆすられただけで、ゾクゾクとこみあげる官能に、どうしようもない悦びの声が漏れてしまうのだ。自分が情けない。同時に、己をこうも貶めた連中への反抗心は高まるばかりだった。
「まっ。まずはお互いのことをよぉ~く知らねぇとな。そらッ、お前のご主人様になるチンポなんだ。よぉ~くマンコで味覚えろよッ」
「っ……! あぁッ、っひッ、あんっ、くぅううッ、あぁあ!」
抽送が始まる。相手に対する遠慮や気遣いなど一切ない、ただ相手をよがらせ、自分が射精にいたるための腰使いだ。
独り善がりであるが、巧みだった。何人もの相手を堕としてきただけのことはある。薬の力がなかったとしても、乱れさせられていただろう。
まして情欲に支配されている今は、とても抗えない。肉貝は雄竿を突き込まれるたびに悦び、ぷしぷしと飛沫を散らす。喉からあがる嬌声は、とても普段の宇佐見蓮子とは結びつかない、蕩けたものだった。
「へへ、い~いザマだねぇ」
「おい、さっさと出して代われよ? 蓮子ちゃんはもう俺らみ~んなの共用マンコなんだから、平等に使ってやんねぇとだからな」
他の連中は、当然、誰も助けようとはしない。それどころか、無様に喘ぐしかない彼女を見物しながら、イチモツを擦りあげてすらいた。
「ウッ、ぅうッ、くぅ、あぁ、ああああ……ッ!」
突き込まれる。恐ろしいほど熱い肉竿が、肉壁を押し広げ、抉る。引き抜かれる。カリ首が襞をめくり返し、己の存在を刻みつけていく。
そうした一つ一つが、たまらない官能だった。がくがくと身体を痙攣させ、髪を振り乱す。せめてこいつらを楽しませまいと、口を閉じて声を殺すことすらできないでいた。
蓮子とて、男性との交際経験もあれば、セックスの経験もある。が、今やそれは、なんの参考にもなっていなかった。
ねじ込まれているのは果たして同じ男根なのかと疑ってしまうほど、よい。涙すら滲むほどだ。犯される悔しさや悲しさではなく、強烈な喜悦によって。
「くふぅッ、ぅうッ、ああぁあア……ッ」
堕ちてしまいたい、浅ましく肉欲を貪りたいと、肉体は常に訴えている。唇を噛みしめて、堕とされまいと正気を保っているのは、一種の意地だった。
「堪えるねぇ~。今まで食ってきた女。もう自分からマンコ広げてレイプしてくださぁ~いってねだってるころだってのに。楽なもんだぜぇ~? ただ股開いてチンポでマンコホジられて気持ちよくなってりゃいいんだから。お前がまさに今そうなりたいことじゃねえのか、ええ?」
「私は、違うっ」
「違わねぇだろ。マンパコされるのが嬉しくてしょうがねぇんだろ? お前もメリーちゃんみたいに、従順なマンコ奴隷になっちまえよぉ」
「く、ッ、あぁッ、はぁああ……ッ!」
腰を打ち付けながら、呪いじみた言葉を耳に垂れ流してくる。首を振り、否定する。
メリーが奴隷に堕ちている? 自分の心を折るための嘘だ。こんな性欲本位で猿にも劣る、大学に入れたのが疑問な連中の腰使いに、彼女が屈するなど。彼女を介して混ぜ物入りのドリンクを仕込んだ、というふうなことも暗示していたが、ハッタリに違いないのだ。
「まっ。お前がどう思おうと関係ないけどな。ぉッ、そろそろ出るぅッ……ぉぅッ、ぉッ、おおッ……!」
「ッ、く、あ、嫌、あああああああ……ッ!」
腰がひときわ深く突き出される。ぐりぐりと押しつけながら、肉棒は野太く膨れ上がる。そうして、溜め込んできた欲望を、無責任かつ無遠慮に解き放った。
避妊具なしのペニスから放たれる白濁は、彼女の子宮を容赦なく汚していく。べちゃべちゃと種汁を浴びせかけられるたび、発情しきった身体は、そこが蕩け爛れるかのように錯覚する。脳の神経が弾けるかのごときエクスタシーを叩きつけられては、絶頂せずにいられなかった。
「ヒッ、アッ、あぁ、あああああああああああーッ!」
貞操を踏み躙られた怒り、悲しみ、屈辱。そして妊娠の恐怖。本人の意思とは裏腹に、肉体は高みへと上る。脳味噌で処理しきれないほどの快楽信号に、ガクガクと全身の筋肉が痙攣する。淫肉は男根をきゅうきゅうと根元から締め付け、一滴残らず種汁を搾り取ろうとする。結合部からはぷしぷしと悦びの汁が噴き出し、床を濡らしていった。
「ぉッ、ぉ、ぉお、出た、出た。いや~。マンコ奴隷堕ち記念の一発目だ。嬉しいだろ?」
「う、あ、あぁ、ああ」
十秒ほども下腹を押しつけ、蓮子の子宮に遺伝子情報を無理やりたっぷり押しつけたのち、男は腰を引く。ちゅぽっ、と引き抜かれた亀頭から膣口にかけて、白濁した粘液が伝った。彼女がレイプされ、望まぬ子を植え付けられた何よりの証拠だ。
軽い運動でもした後のような男の気軽さに比べ、蓮子は消耗していた。剥き出しの素肌に汗を浮かべながら、がくがくと震えている。酸鼻極まる輪姦の最中であるという点を除けば、艶やかな姿だった。
「おっしゃ。次俺な、次俺」
「あ、嫌、やめっ……」
「やめねぇよぉ。全員でマワすつったろ? へへ。口がきけなくなるまでハメ倒してやるからな。今日はおうちに帰れると思うなよぉ?」
「アッ、ッ……あぁあああああッ!」
一息つくことすら許されない。尻を突き出したままの姿勢で、再び魔羅を押し当てられる。先の男とは違う、しかし同じく軽薄で性欲まみれの輩に、当然とばかりに貫かれる。肉穴を性処理道具として穿たれ、ほじられていく。もはや蓮子には、男達の望むまま声をあげるしかできなかった。
***
「っひッ、ぅあッ、あぅッ、あぁ、あああああ――ッ」
延々と犯され使われる中で、彼女の優秀な脳は、否応なしに男達の下半身を覚えてしまっていた。目を閉じていても、体内を抉る肉竿の形だけで誰なのか分かってしまうほどに。
「そぉ~ら。ここがスキなんだろぉ~? ぜんぶ分かってんだよ牝豚がよぉ」
たとえば、後ろからヴァギナを突き上げながら罵倒してきた、猿顔の男。ペニスはバナナのようにカーブが効いており、それを活かした、しゃくり上げるようなストロークで狂わせてくる。
「お前、今日だけで輪姦レイプで何回イッたよ? 一日で経験人数こんだけ増やすやつなんかそうそういねぇよド淫乱がよ。認めちまえよ自分は便女ですってよぉ」
この長身の男は、それに見合う長竿の持ち主だ。奥を小突き上げてくるときの圧迫感は苦しかったが、同時に強烈なエクスタシーを叩きつけてもくる。何度イカされたことか分からない。
「そぉ~ら。こうやって乳首つねられるのもイイんだよなぁ。マゾ豚が」
反対にこの金髪は、蓮子以下の低身長でありながら、竿は野太い。口にねじ込まれて喉奥を穿たれると、顎が外れてしまいそうだった。膣をほじられるときのメリメリと割り開かれる感覚は、彼女の脳味噌に深く刻みつけられている。
「それで奥のほうぐりぐりっとヤられるのがたまんねぇんだろが。チンポ狂いの好き者女がよぉ」
見下した視線を飛ばし、唾を吐きかけてきた彼が一番の曲者だ。手技も腰技ももっとも巧みで、幾度となく絶頂させられた。素直に股を開き、ご自由に使ってくださいと口にしたい欲望を、何度殺してきたことか。
「ぉッ、ひんっ、あぁ、駄目ェ~……ッ、ぉっ、んぁっ、ひぃ、ぉおッ……」
頭上にあったはずの日は落ち、すっかり暗くなっている。公園には誰も近づいていない――蓮子を助けようとする者もいなかった。
その間、彼らは徹底的に彼女を陵辱した。優れた脳味噌に性交の快楽を彫り刻み、己の都合のよい奴隷に堕とすために。
蛍光灯がぼんやり照らすトイレの中は、強烈な性臭に満ちていた。汗、愛液、精液、唾液その他諸々が混ざった、独特な臭気だ。もっとも、その中心たる蓮子には分からなかったが。
なにせ、両手で数え切れない回数しゃぶらされ、精飲させられたのだ。顔中べとべとになるほどぶっかけられて、味覚も嗅覚も麻痺しきっていた。
複数人から嬲りに嬲られ、彼女は見るも無惨な姿になりはてていた。全身は何人・何発分かも分からない精子にまみれており、えげつない匂いをまき散らしている。開きっぱなしの口からは、涎と子種が零れ落ちている。
何本もの雄竿を受け入れた肉穴は、今も突き入れられてぐぽぐぽと猥褻音を響かせる。抽送のたび、注ぎ込まれた白濁のミックスジュースを滴らせている。こんだけ突っ込んでも緩まねぇわと男達は喜んでいたが、彼女からすれば悪夢が終わらないことを意味してもいた。
「しっかし、保つもんだねぇコイツも」
「まあメリーちゃんも最初はこんなもんだったろ? そのうちアニキが来てぜ~んぶ終わンだから。それまでせいぜい楽しもうや」
「ほれ蓮子ちゃん。餌の時間だぞ~。歯あ立てずにしゃぶるんだぞ」
「んぶッ! んぢゅる、ッぶ、ぐぽ、んぐぅうう……ッ」
それだけされてなお、蓮子は陥落していなかった。快楽に乱れきった牝畜のごとき声をあげ、今も喉奥まで穿たれながらも、抵抗の素振りを見せている。
当たり前だった。薬を盛られて輪姦されてセックスの快感に屈服する? そんなのを本気で信じているなら、AVの見過ぎだ。
こいつらのことは絶対に警察へ届け出て、何が何でも刑務所にぶちこむ。
男の下半身に顔を埋めさせられながらも、固い決意を抱いていた。
「おうガキども。やっとんなぁ」
「アッ。アニキ。お疲れ様ッス」
不意に、蓮子の知らぬ声が耳朶を打つ。悠々と現れたのは、たっぷりとした体格の中年男だった。
単に肥満体というより、筋肉を鍛えたうえで脂も纏った、プロレスラー的体型だ。いかめしい顔つきといい、着ているスーツといい、暴力的な雰囲気といい見るからに真っ当な職業ではなかった。
あれだけ執拗に蓮子を弄んでいた男達が、コトを中断してお疲れ様ですと挨拶する。つまりこの男が、彼らの元締めだ。おそらくは、怪しげなドリンクの提供者でもあるだろう。一目で分かる反社っぷりからして、間違いなかった。
とはいえ、そんなことはどうでもよい。男の傍に立つ、見慣れた女に目を奪われていた。
マエリベリー・ハーン。サークルの相方にして親友が、中年男に同行していた。
纏った衣装も常軌を逸している。ラメの入った、メタリックパープルのエナメルボディコンだ。首元をストラップで留めるワンピースタイプだが、露出度が極めて高い。胸元はまるで隠れず谷間を曝けているし、ウェストには穴が開いて、臍を強調していた。サイドからバックには布がほとんどない。紐をリングで繋ぐ形で、麗しい白い背中を暴露している。ヒップ周りは身体の輪郭にぴっちり沿って、洋梨型の臀部を浮かび上がらせていた。
丈は膝上三十センチを超えるウルトラミニだ。太腿をほぼ全部露出している。座るどころか、少し脚を開いただけで、あらぬところが露出するだろう。――いや、している。男が野太い腕を伸ばし、彼女の太腿の間へ指を這わせていた。くちっ、ぬちっと、粘っこい音が聞こえる。それが何の音であるかは、メリーの口より漏れる甘い吐息から明らかだった。
ホステスでもしない格好で、色っぽく男にしなだれかかる。まるで情婦だ。実際、そうなのだろう。男に向ける、肉欲と期待に満ちた薄暗い瞳から、明らかだった。
「め、メリー……」
すべて悟る。この軽薄な下衆どもは、やはり適当なことを言っていた。メリーが堕ちているのは、そうかもしれない。だがそれは、彼らの手柄ではない。目の前の中年男が、そうしたのではないか。
「ハァイ蓮子。私からのサプライズは楽しんでくれた? 私もねぇ、その人達に輪姦されたのはそうとうキツかったんだけど、まあ耐えたの。蓮子もきっと大丈夫だと思ってたわ。だってそうじゃないと、この後が楽しめないものね?」
「何を言ってるの?」
「やぁね……おじさまのことよ。これから蓮子は、この方のおチンポを味わうの。それで、ふふ。一発でオチちゃうんだわ。私とおんなじで」
「本当に、何を言ってるの……!?」
それなりに理解しているはずの友人が、何を言っているのかまったくわからない。恋する乙女のごとく瞳は蕩け、明らかに真っ当でない男を熱っぽく見つめている。
「まあ、見せたほうが早いわね。おじさま、いいかしら?」
「ん」
媚びを孕んだメリーの問い掛けに対して、男はたっぷりとした顎を軽くしゃくるだけだった。ぞんざいな扱いにも彼女は嬉々として、男のもとにかがみ込む。甲斐甲斐しくスラックスのベルトを外し、ジッパーを口で下ろしていく。
「え、は」
露わとなったモノに、蓮子は絶句する。眼前のソレが何なのか、一瞬理解しかねた。
三十センチを越える、凄まじい巨根だった。亀頭は傘のように力強く張り出している。幹は曲刀のごとく反り返り、不遜なまでに天を衝く。赤紫の血管が、大蛇のごとくぐねぐねと這い回る。
ヴァギナをほじくるのに特化した、すさまじい大業物だ。それを、巨大な瘤がいくつも修飾している。真珠を埋め込んでいるのだ。セックスを盛り上げるため、そうした外科手術をすることがあるとは聞いていたが――実際に目にするのは、もちろん初めてだった。
見るだに禍々しく、恐ろしく、畏敬すら抱いてしまう。女を殺し牝奴隷へと仕立て上げるために存在しているのだと一目で分かる、膣よがらせの大凶器だった。
「ッ――」
とっさに、壁に手をついた。でなければ、その場に崩れ落ちてしまっていたろう。
姿を現わしたモノの、あまりのすさまじさに、腰が抜けたのだ。若者達にあれほど犯されても折れなかった心が、屈服しかけていた。
「ぢゅる……んぷっ、くぽ、……んぢゅるるっ」
「アッ……」
ソレは顔を出してすぐ、姿を隠した。メリーが男の下半身に顔を埋め、聳え立つソレをしゃぶり始めたからだ。くぽッ、ぬぼっと、とても唇があげているとは思えない音が響く。それだけで、彼女が中年男のモノとして、どれだけ仕込まれてきたかうかがえる。
ああ、あんな怖いものが見えなくなってくれてよかった――そう思っているはずだというのに、口惜しさを感じていた。
「んぷはぁ……」
口が離れる。唾液にまみれながらも、男根はやはり、恐ろしいまでの威容を見せつけていた。
「うふふ……すっごいでしょう。見ただけで腰が抜けちゃうでしょう」
「違、これは」
「否定しなくていいわ? 私もそうだったもの。けど、こんなものじゃないのよ? セックスもすっごいの。おじさまってヤクザだから、とにかく暴力的で、支配的で……ヤリサーでわいわいやってるその人たちの、女の子を小馬鹿にしながら種まき散らすだけの腰振りとは全然違うわ。骨の髄までしゃぶり立てて、絞りかすになるまでその人生を利用するぞって言ってるのが、腰を打ち付けられるたびに分かるの。女を人とも思わない、道具としてしか見ていない無慈悲なピストンでホジられたら、もうだらしない牝に成り果てて、人権も尊厳もかなぐり捨てて、この人の所有物としておまんこを捧げるほかないわ。そしてそれは、とっても気持ちよくて素敵……」
にじり寄ったメリーが、耳元で囁いてくる。これは、あのドリンクと同じ。己を破滅へと導く毒だ。しかも、ただ輪姦陵辱されるだけでは済まない。反社会的な人間のシノギとして、人生を使い潰されるのだ。
にもかかわらず、拒めなかった。脳内に広がるおぞましい空想が、甘美なものにしか思えない。蓮子は、指一本触れられることすらなく、中年男に陥落していた。
「さ、蓮子。素直になりましょう? この人に頭を下げてお願いするの。おチンポくださいって、奴隷にしてくださいって。そうしたらとっても気持ちよくなれるわ」
「あ、ぁ」
強烈な媚毒に狂わされ、何時間にも渡る輪姦で肉体を便器として目覚めさせられた蓮子が、どだい抗えるわけもなかった。
悪魔の誘惑にも等しい言葉を、受け入れる。ふらふらと男へと近づく。己の人生を売り飛ばし、粘膜結合の快楽に酔いしれるためだ。
ただし、ただ頭を下げるだけではない。床に――公衆便所の床に膝をつき、指をつき、額を擦りつける。本邦に古くから伝わる請願の姿勢、土下座だった。
「この度は私の友人であるマエリベリー・ハーンを肉奴隷にして、言うことを聞かせて利用して、怪しげなドリンクを私に呑ませて、この頭の軽い男達に輪姦させてくださり、ありがとうございます。心から感謝申し上げます。そのうえで厚かましいお願いなのですが、私、宇佐見蓮子をレイプして、貴方様の都合のよい穴奴隷にしてはくださいませんでしょうか。どうかご一考のほど、宜しくお願い致します……!」
男どものスペルマに塗れた惨めな全裸姿で、床に額し、赤裸々で済まない言葉を並べ立て雄に媚びる。これほどまでに屈辱的なことはない。だが相手が、彼ほどの御立派の持ち主ともあれば、身に余る光栄ですらあった。
逆に彼からすれば、蓮子ほどの美女に、驚くほどの長広舌で誘惑されているのだ。一も二もなく飛びついて当然の場面だが――首を縦には振らなかった。
「いや……いらんなぁ。従順な奴隷ってんならそこの金髪牝豚がおるしなぁ。せいぜいそこのガキどもの共用オナホとして食いちらかさせてやるくらいかなぁ」
目の前が真っ暗になるという事態が、比喩でなく本当に発生するのだと知る。男はたっぷりした顎を撫でさすりながら、本当に興味がないのだ、という口ぶりで漏らした。
「そんな……、お、お願いします。何でも致します。貴方様の性奴隷として人生を捧げることを誓います。貴方様がお求めになるならばいつでもどこでも馳せ参じて股を開いて、このJDホカホカタダ生オナホマンコでおチンポ様をスッキリさせますので、どうか……!」
一時の快楽のために、とんでもないものを差し出そうとしている自覚はある。けれども、もう止まらなかった。今、目の前にあるペニスを逃せば、もう二度と真に気持ちよくなることはないのだと分かっていた。
ただ薄汚いタイル床に額を擦りつけ、反対に高く掲げた尻をふりふりと左右にくねらせて、人としての尊厳を売払いたいとねだる。
「人生を、かあ……そんならまあ、ええやろ」
果たして願いが通じたか、男は首を縦に振る。仕方がないな、とばかりの声色だったが、贅沢はいえない。むしろOKをいただけたのだから、感謝すべきだろう。
「あぁあッ、ありがとうございますッ、ありがとうございますッ」
「御託はええから、さっさとケツこっちに向けろや牝豚。こっちの金髪白豚と同じで、気のきかんやっちゃのぉ」
頭を踏みつけられる。全男性を象徴するかのごとき男根の持ち主が相手となれば、床を舐めることすら悦びだった。
命じられるがまま、いそいそと個室の壁に手を突く。尻をふりふりとくねらせながら、秘部を割り開く。開発され切った牝穴は、ねっとりとした唾液を滴らせ、貫かれる瞬間を今か今かと待ち構えている。白豚に比べてボリュームの足りんケツやのと、平手で軽く叩かれるが、それすら甘美に思えた。
「ほんなら、牝白豚。ガキどもの相手でもしとけや」
「はぁい、……聞いた? みんな。ここからは蓮子と交代して私ね、私」
「おっ、いいねぇ~。蓮子ちゃんも悪くねぇけど、そろそろ味変したかったとこなんだよ。頼むぜ」
後でたっぷり可愛がってくださいねと言い残し、メリーは軽薄な男達の輪に入っていく。精液と愛液にべっとりとまみれたペニスを、当然のように指で扱き、舐めしゃぶり始める。腰を高く掲げ、共用物となった肉穴を後ろから貫かれていた。
「んふッ! んっぶッ、ぢゅぷッ、ぢゅるぅッ、んぢゅぷぅうッ」
「ぉッ、っほ、このふわとろマンコもいい具合だよなぁ」
「キャンパスでワンツーの美女がこんなエロアバズレ女だとか、マジでど~なってんのウチの大学って感じ」
好き放題に言われながら、男根を悦ばせる道具に成り下がる。ぶぢゅるぶぢゅると複数の穴から音を立てるメリーは幸せそうに見えたが、その瞳は必ずしも見たされきっていない。――おじさまが相手ならもっと気持ちよくなれるのにと、語っていた。
それほどの男性に、自分は今から穴を捧げるのだ。生唾を飲み込む。膣襞のひとつひとつが燃えるようで、クレヴァスから滴る愛蜜が床に濃厚なシミを作っていた。
「そぉら、コイツが今からお前の人生を終わらすからなァ」
「あっ、は、あぁッ」
どんな毒茸よりも凶悪な亀頭が、性粘膜に押しつけられる。ゆっくりと、己の存在を思い知らせるかのごとく擦りつけられる。
それだけで、あのヤリサー大学生どもがどれほどつまらない相手だったか理解する。本当の雄のペニスは、涙が出そうなほどに逞しく熱い。彼の奴隷となり、人生を売り渡すだけの価値があったと確信をもって言えた。
「そぉ~ら終わるぞォ、人やめて豚になる準備はできたかアバズレがぁ? そぉ……らッ!」
「ォ……ッ、っひぃいいいいいいいッ!」
腰が突き出される。鍛えられた腹筋と蓄えられた脂肪から繰り出されるヘビー級の刺突が、彼女を穿つ。
メリメリメリと、体内が広げられる。肉を裂かれて真っ二つにされるかのごとき感覚だ。肉壁という肉壁、細胞という細胞が拡張され、彼専用のペニスケースになるのをはっきりと感じた。
そうしてようやく味わった本物の男根は、やはり大学生のソレなどとは比較にならなかった。力強く張り出した亀頭や、あしらわれた無数の瘤が、体内をグチャグチャにしている。こんなものを味わわされては、もう後戻りなどできない。
視界が真っ白に染まる。言葉にならない引き攣れた声が、喉の奥から迸る。挿入されただけで、絶頂を迎えたのだ。
「お? なんや根性ないのぉ、もっと気張らんかい、そらッ! そらッ!」
「ぉひッ、はへッ、ぉんッ! あぉッ、おっひ、くぅ、あぉ、ぉおおッ……!」
もちろん、それで終わりではない。我が物顔で、男は腰を振りたくり始める。
ぼぢゅんッ! ぼぢゅんッ! と、結合部からえげつない蜜音が響く。宇佐見蓮子の肉体と人生が破壊され、肉オナホとして造り替えられる音だった。
大学生連中と違って、テクニックなど存在しない。筋力と体重に任せた、力任せで独り善がりなピストンだ。
それでなんら問題ない、技巧など必要ないのだ。男根一本で牝を支配し征服できるのだから、なにを小細工など弄することがあるだろう。
「あっはぁッ、あぁ、すごい、すごいぃっ、おチンポすごい、なるッ、この人のオナホになる、このおチンポしゃぶって生きてくぅうッ」
たとえば、蓮子がそうだった。ほんの数ピストンで、完全に屈服していた。先ほどまでの輪姦では決して漏らさなかった、だらしない、心からの法悦の声をあげる。涙や涎や鼻水を垂らしながら、肉玩具に成り果てる悦びを噛みしめていた。
「自分だけよがっとるなやチンポ豚がッ。腰振れ腰ぃ!」
「んぉおおおッ!」
ぱぁんと、ピストンサウンドとはまた異なる破裂音が便所に響く。男の野太い腕が、ぶ厚い掌が、思いきり振り抜かれたのだ。蓮子のぷりぷりとして、つんと上向いたヒップへと。
波打った尻肉に、赤い掌の痕が残る。あがったのは低い、聞き苦しい悲鳴だった。
鋭い痛みに、涙が浮かぶ。けれども、彼に反抗心など抱かなかった。むしろ、だらしのない牝畜を躾けてくださったことに、感謝すら覚えていた。
「あっはぁッ、ぉんッ、ぉひッ! あはぁッ、ぉッ、んぉッ、ぉおおんッ!」
もちろん、それで恍惚として終わりではない。命じられたとおり、彼を悦ばすべく、猛然と腰を振りたくる。
「あはぁあ、ッ、ちんぽぉッ、ぉちんぽ、いい、おじさまのおチンポ素敵ぃいいッ」
風俗嬢でもしない、熱烈では済まないほどの腰使いだった。当然だ。商売女はその名の通り、カネのため、生活のために性行為を差し出しているに過ぎない。人生を差し出した蓮子とは、モチベーションが違っていた。
「ふふ……んぢゅるっ、いいわね、蓮子。無様でとっても素敵……んッ! あっはッ、あぁ、あはぁ」
友人がどんどん終わっていく様を眺めながら、メリーは喜悦の表情を浮かべている。輪姦魔に股を開き、牝穴を好き放題に使われながら、男根をしゃぶり立てる。すでに注がれた精子が、抽送のたび、口や膣口からぐぽぐぽと溢れていた。
「メリーちゃんだって無様だぜぇ? こんな風に肉便器になって、友達まで売ッ払ってよぉ」
「それでこうやってチンポにがっついてんだから、どうしようもねぇって、終わってる」
「ダチ売って食うチンポはうめぇか売女が? ギャハハ!」
「んぶッ! んごッ、んぶぐッ、んぢゅるッ、ぢゅぼ、んぅううッ……!」
喉奥を、膣奥を穿たれながら、お前は最低と罵られ嘲笑われる。たわわなる肉房を弄ばれ、尻肉を嬲られてよがる様は、公衆便所に相応しい便器以外のなにものでもなかった。
「あはッ、メリー、めりー……あぉッ、ぉんッ、ぉひッ、くぅううッ……!」
親友がそうして使い潰されているのを見ながら、蓮子もまた、蕩けきっていた。自分もあれと同じ地平に――下品で下劣で低俗な性玩具へと堕ちたのだと思うと、たまらない恍惚が脳味噌を満たす。ゴリゴリと肉穴をほじられ使い物にならなくされていく感覚も相まって、絶頂が止められなかった。
「ぉッ。ぉッ。そろそろ出すぞォ。特濃精子でボテ腹にしてやるわい。ぉッ、ぉ、ぉおッ」
男のピストンが激しくなっていく。膣内を抉る雄魔羅がどんどん熱く、野太く膨れ上がっていく。ただでさえ立派だったのに、これ以上になるのか。素晴らしいペニスは射精まで素晴らしいのだと感心を抱きながら、蓮子は牝としての義務を果たさんとする。すなわち、男性に少しでも気持ちよくお射精していただくという義務を。
「あはぁッ、出してください、淫乱猥褻お下品マゾ牝豚あっぱらぱーJDの宇佐見蓮子の卑しくてだらしなくてどうしようもない欲しがり活きオナホおマンコに、おじさまの濃くてあっついザーメンをお恵みくださいッ、卵子全部おじさまの予約済みにしちゃって、これから何十人でも何百人でも孕みますから、どうか奴隷おまんこに所有の烙印の無責任中出し射精をお恵みくださいませええッ!」
狂女じみた懇願の言葉に、嗜虐心を大いに刺激されたらしい。火すらつきそうな勢いでピストンが繰り出される。ぼぢゅぼぢゅと、女体が上げてはならない音が最高潮に達すると同時に、腰がひときわ深くへと突き出される。
「ォッ――」
亀頭と子宮口が密着する。三十センチを優に超える超巨大勃起による一撃だ。子宮は逃げ場を失い、単なる孕み袋に成り下がった。
「そぉらッ、イけ牝豚ッ」
勢いよく、子種がぶちまけられる。ゲルほども濃厚なスペルマが、子宮を埋め尽くしていく。無数の精虫一匹一匹が、一般的な男性のそれとは比べ物にならないほどに強い。大学生どもの精子などあっという間に虐殺され、子宮粘膜は彼専用の空間として造り替えられた。
「っひぃ、あぉおおおおおおおおおおおおおッ!」
そうして生じる快楽は、脳神経を焼き切るには十分すぎた。知性も理性もなにもかも失われ、押し寄せてくるのは人生何回分というほどのエクスタシーだ。もはや堪えられるわけもなく、目を見開き、狂った声を上げてひたすら絶頂する。
全身が弾み、乳房や尻肉が震える。ぷしぃっと、結合部から熱い潮が福音のごとく迸った。
「んはっ、あぁッ、あぉ、んひぃいい……ッ」
射精は、どれほど続いたろうか。赤子の握りこぶしほどもある睾丸の中身を吐き出したのだ。十秒や二十秒では足りなかった。
その間ずっと脳味噌を灼かれた蓮子は、人のかたちすら留めていられなかった。肉棒貪りの豚に成り下がり、人語にならぬ声を漏らしながら、便所の床にべしゃりと崩れ落ちる。自然と肉竿が引き抜け、膣口からはぶっぽんと、ラバーカップで詰まりを取るときのような音が鳴った。
「そぉら牝豚、何寝とるんじゃい」
もはや精魂尽き果てていた蓮子だったが、髪を掴まれ、無理やりに起こされる。前後不覚にあり、白痴のごとき表情を晒す顔面に押しつけられたのは、用を終えたペニスだった。べっとりと纏わりつく、愛液と精液の混合液が、美貌をべとべとに汚し台無しにしていく。それすら、マーキングしてもらっているようで、嬉しく感じられた。
「あっは、あは、あもっ、ぢゅる、んぢゅるぅ、んぢゅっ」
「おじさま、私にも……んふ、んぢゅぽっ、ぢゅっぷ、んぢゅる」
己に人間をやめさせてくださったモノが、こんな薄汚れた姿なのは到底容認できない。丁寧に清め始める。――もちろん、舌と唇で。いつの間にか大学生共の相手を終えたメリーも合流し、便座に腰掛けた男へ跪きながら、丁寧に肉槍を磨き上げていく。二人揃って、牝穴からでろでろと白濁を零しては、床を汚していた。
「よぉし……おまえら、テクはまだまだやけど、顔も身体もええからな。セットでウリ、ヤれや。たんまり稼いできたら、褒美にたま~に使ってやるからな?」
男がニタニタと、悪意ある呟きを漏らす。己の人生が、暗いものとして閉じようとしている。――それでも二人は、にっこりと微笑み、仕えるべき男根に向けて恭しく頭を下げるのだった。