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https://skeb.jp/@aikosyaHoKoku/works/23
NARUTOの映画の「火の意志を継ぐ者」に登場する、弐というキャラのお話です。
「ほらおいで、お子達!」
露出が高く、黒い服装に身を包んだ女が鞭を振るう。
その腕の動きに合わせその大きな胸がゆさっと揺れ。
その揺れが収まるか収まらないかのうちに、彼女の目の前には大きな獣が二匹姿を見せていた。
「ふふ、いい子だねぇ。さ、今日も卑留呼(ひるこ)様の邪魔をされないようにしっかりと見張るんだよ?」
腰に手を当て、いかにも気の強そうな目で指示をする。
目の前にいる大きな獣——彼女はジャッカルと呼んでいるのだが——は首を縦に振りつつ、唸り声をあげている。
「よしよし、やる気十分って所だね? じゃあ、頑張って行ってきな!」
牙をむき出しにしているその顔に躊躇せず、己の唇を触れさせる。
ジャッカルたちはそれを合図に、たちまち姿をかき消した。
目にも止まらぬ速さで卑留呼の縄張りを見回る任務に向かったのである。
「さて、と……獅子はいるかい?」
ズシン、と大きな音が響く。
半ば興奮したような顔で、彼女は髪をかき上げ舌なめずりをし。
その頬には、「二」のように見える模様が大きく刻まれていた。
そう、彼女の名は「弍」。卑留呼の手によって生み出された人造人間三人の一人で、紅一点の存在だ。
そんな彼女が少し頬を赤らめるほど好意を抱いているのが、今ゆっくりと姿を現した獅子と呼ばれる獣だ。
「いいねぇ、今日も素敵だよ、獅子……」
ジャッカルとは比べ物にならないほどの巨体の獣は、まるで犬のように頭を弐に擦り付けてくる。
それを受け止める弍の表情も、ジャッカル達に向けるそれとは異なり……どこか、口元が緩んで見えるほどであった。
「やっぱりあんたは最高だよ、逞しくて、大きくて……ねぇ?」
言葉が分かってか分からずか、獅子は低く唸り声をあげて弍の顔を覗き込む。
「よし、何かあったら呼ぶからね。それまではしっかり準備しておくんだよ!」
返事と言わんばかりに、一吠えする獅子。
この巨獣の口には二回も口付けをしつつ、弍は自らも哨戒任務に就くのであった。
「さて、と。この辺りは大丈夫みたいだね」
地図に印をつけつつ、弍が腰を下ろす。
大きな胸を揺らし、一息ついて。
「卑留呼様の計画も大詰め、どこの忍が来てもおかしくないしね」
一時の休息をしつつも、警戒は怠らない。
と、その時であった。
ジャッカルの一匹が森の木をかき分け、弍の元に飛んできたのである!
「っ! どうしたんだい、ジャッカル!」
その前足には、深い傷ではないものの戦闘の物と思われる怪我がついていた。
弍は素早く手当てしてやりつつも、ジャッカルの鳴き声から情報を掴む。
「ふうん、一人……? しかしそれにしちゃ、ずいぶんやられたもんだね?」
報告を理解しつつ、弍が若干責めるような口調になる。
申し訳なさそうな声で鳴くジャッカル。
だが、弍にはしっかりと理解できていたのだ。
自分に手が負えないと分かるなり、すぐにここまで来たのだと。
つまり、相手は一人とはいえ強敵に違いないのだ。
「分かった分かった、そんな声を出すな。私がなんとかしてきてやる、ちゃんとすぐに報告したのは褒めてやるぞ」
まだ少し、申し訳なさそうに首を垂れているジャッカル。
そんな彼に、弍は軽くキスをしてやる。
ジャッカルはびくんと体を震わせ、驚いたようにご主人様の顔を見て。
「ほら、どうした? 卑留呼様に一応、連絡しておきな!」
新たな使命を受け、ジャッカルはたちまち元気を取り戻し走り去る。
「さぁて、と……久々に、腕が鳴るねぇ!」
弍はご自慢の鞭を振るい、音を鳴らし。
そして己の大きな胸に手を当て、大きく深呼吸した後……一気に、報告のあったポイントまで移動を始めるのであった。
「くそ、噂では聞いてはいたがあんな獣を飼うているとはな」
一人の忍が武器を構え直しつつ森の中を進む。
視界の悪く、土地勘も働かない場所。
さらには、もうすでに相手の縄張りの範囲内なのだ。
特命を受け、ただ一人進む忍の覚悟は相当である。
僅かな気の迷いが死に繋がる、そんな任務。
ふと、風ではない空気の唸りが耳に届いてきた。
「むっ!?」
素早くかわしたその横を……しなる何かが、激しく打ち付ける。
「へぇ、今のを避けるのかい。なかなかやるじゃないか!」
「貴様、卑留呼の手下か!?」
「私は弍。卑留呼様の部下さ、覚えておくんだね。まあ……私に会った以上、生かして帰すわけはないんだけどね!」
弍が名乗り終わるなり、鞭を引き戻しながら飛び上がる。
「くっ、人もおるとはな……!」
忍は短刀を取り出し、弍の突撃を受け止める。
その衝撃で胸を揺らしながら、弍は敵を睨む。
「ふふっ、お前だね? 私の可愛いお子に手を出したのは!」
「お、お子? もしや、あの獣の事か?」
「へぇ、やっぱりか。お子に傷つけた分、きっちりとお返ししてあげるよぉ!」
胸を揺らし、鞭を揺らし。
まるで蛇のように血を這うそれは、忍の足に絡みつく。
「くそ、卑留呼本人ですらないのにこれほどとは!?」
が、相手も手練れ。
印を結び、術を行使し。
なんとか鞭の束縛から脱しつつ、反撃に転ずる。
「っとぉ、なるほどねぇ、ジャッカルがやられるわけだよ! 私もとっておきを見せるしかないようだね……はっ!」
後ろに大きく跳びのき、木の上に立ち。
「貴様、逃げるつもりか!」
「冗談! お前にはとことん、地獄を見せてやるのさ! さあ、来な!」
伸びた鞭が大地を打ち、弍が号令をかけ。
まるで地震のような揺れが起こり、徐々に強くなっていく。
「な、な、な、な!?」
忍の目の前に現れたのは……他でもない、獅子であった。
仲間のジャッカルが攻撃されたと知っているのか、もうすでにかなり興奮しているらしい。
「さあて、私の術を見せてやろうじゃないのさ!」
獅子の頭部に着地し、印を組み始める。
勢いよく丑・午・卯と指が組まれていき、それに合わせ胸が振動するように動き。
「鬼芽羅(キメラ)の術!」
術が発動するなり彼女の下半身が獅子の頭部に入り込み、二つの肉体が一つに変わる。
ちょうど、獅子の頭部から弍の上半身が生えているような姿。
「な、なんだと!?」
未知の術の前に、忍は動揺を隠せない。
「ほらほら、さっきまでの勢いはどうしたんだい!?」
接続された獅子が、弍の思い通りに動く。
巨体の四肢が動き、木を薙ぎ倒しながら忍へと走り始める。
ジャッカルでさえ巨大なのに、それを上回る獣が突撃してくるのは恐怖以外、何物でもないであろう。
「く、くそっ!」
だが、素直に踏まれるほど愚かではないようだ。
横に大きく跳躍し、回避を試みた……のだが。
「甘いよ、それくらいお見通しさぁ!」
弍の振るった鞭が高木の枝を飛び越し、そのまま忍の足へと向かっていく。
「しまっ……!?」
反応する間もなく、忍は足を捕らわれ……ぶらりと、枝から宙吊りにされてしまった。
「これで、終わりだよっ!!!」
弍が歯を剥き出しにし、感情を剥き出しにし。
それに呼応するように、獅子の大きな口が開き……大きな火球が発射される。
忍はどうすることもできず……哀れにも、高温の炎によってたちまち焼き尽くされてしまったのだ。
「うぉおおおおおおおーーーーっ!!!」
「グォオオオオオオオーーーーン!!!」
弍とシンクロし、獅子もまた大きな勝鬨をあげる。
「全く、世話をかけさせて……まあ、そのおかげでこうなれたから悪くはないんだがな」
ずし、ずしと足踏みをして感覚を味わう。
「あぁ、何度合体しても、最高だぞ、私のお子、獅子、あぁ……♡」
通常の自分の姿では味わえない、巨体と膨大な力による蹂躙。
必要に駆られて一つになったのをいいことに、弍は改めてその凄まじさを味わい始めた。
「ああ、強い、強い、私は、強いんだ、ああ、私と、お子が、一つになっているんだよ、今、今♡」
弍の精神の昂りが伝わり、獅子も息を荒げ、口を開き、舌を垂らし。
「あぁ、私、ダメ、ダメだけどね、でも、もう、我慢、できないよ、んっ♡」
手を動かし、解除の印を組む……かと思われたのだが、その手が掴んだのは大きな乳房。
「あっ、あっ、あっ♡」
別に獅子の精神が影響している、などというわけではない。
ただただ、自分が今とても強く、大きく、逞しい肉体になっている……その事実が、弍の性的興奮を焚き付けているのであった。
「いいっ、いいぞぉ、この、体、体、体、あっ、ああっ♡♡♡」
モミ、モミと強く揉まれる胸。
腕に、手に、指に力を入れるたびに獅子の肉体も大きく揺れる。
その事実がますます、獅子と繋がっていることを実感させ、弍を悦ばせる。
「ああっ、ああっ、たまらない、たまらないねぇ、こんな、こんな、全身、ドキドキして、止まらないの、本当に、あっ、あっ、あぁ〜♡♡♡」
甘い声を漏らすのに合わせ、獅子もまた低い唸り声をあげていく。
そのせいで他の誰かに聞かれてしまうのでは、バレてしまうのでは。
スリルに似た何かが、ますます弍の心を熱くさせていく。
「あっ、こら、獅子、お、お前、勃起、してきてるじゃ、ないかっ♡」
そう、獅子はオスである。
術によって一体化している弍がいくら女性でも、彼女が性的快感を堪能している以上……獅子の肉体にもしっかりと伝わり、興奮してしまうのであった。
が、彼女は全く嫌悪感を抱かない。
もう慣れているのだろうか、それともわざとなのだろうか?
「う、ふふ、ああ、揺れてる、わ、私の可愛いお子の、アレ、アレが、あっ♡」
わざと足踏みをして、巨体を揺らす。
ゆら、ゆらと振り子のように揺れるナニの感覚が、神経を通してしっかりと弍にも伝わって。
「ああっ、焦ったい、焦ったいねぇ、お前の足じゃ、届かない、届かない、からねぇ♡」
前足が、後ろ足が動くものの……ビンビンのそれに触れることは叶わない。
だが、弍にとってはそれが心地いいのであった。
「うふ、うふふ、あんまり、獅子の体で、直接気持ちよくなると、あっ、んっ、あぁあっ、我慢、我慢できない、ぞっ♡」
あくまでも、獅子の力に酔いたいのである。
他の諸々はついでであり、彼女は「愛しの獅子の力を持っている」事実が最高のオカズになっているのであった。
辛抱たまらなくなった彼女は、片手を自分の股間に下ろす。
もうすでに獅子に取り込まれている……と思われていた部位なのだが、ギリギリのところで露出していた恥丘に指が達した。
「っ!」
自分の体と共に獅子の体も飛び跳ね、大きな揺れを起こしてしまう。
大きな胸が上下に揺さぶられ、掴んでいた手が振りほどかれそうになり。
「あっ、ああっ……」
下着など無いため、容易に指で割れ目に触れることができた。
己の中のぬくもりが指に伝わり、肉壁が迫ってくる。
「んっ、んっ、んっ♡」
女性としての快感が獅子の肉体にも流れ込むせいか、ますます肉棒は硬度を増していく。
その感覚が直に脳に入り、無いはずの性器のムラつきが弍の脳内を掻き回し。
「あっ、いいっ、いいぞぉ、私、私、強くて、大きくて、気持ちよくて、あっ、やっ、あっ♡」
服の下に何もつけておらず、自由に揺れる胸。
服越しにその乳首を指が刺激し、また体がびくんと震え。
自分のものでは無い乳房や女性器の刺激が次々に流れ込み、獅子の肉体はまるで交尾しているかのように熱くなっていった。
無意識に後ろ足が曲がり、へこへこと腰が揺れ。
そのリズム感のある振動により、弍の肉体も大きく動かされる。
不意に指が深く入り、胸を強く刺激し、乳首を押してしまい。
「あっ、いいっ、ぞおっ、もっと、もっとぉ、ぉおおおお♡♡♡」
自分の肉体になっているはずなのに、制御できているはずなのに、本能に勝てず振り回されて。
弍の肉体は、獅子の肉体は、どんどん性欲に溺れていく。
「ああっ、獅子がっ、私の、お子がぁ、私、私で、全部、全部、一緒で、いいっ、いいぞぉ、こんなにも、体が、大きく、大きく、大きく、あっ、あっ♡」
自分自身が大きくなくとも、結合した肉体の大きさは計り知れない。
それを再認識するほどに、全身が喜びに打ち震える。
本来の自分よりも大きな逸物が発射を今か今かと待ち構え、弍の指示を待っているかのようであった。
キュン、キュンと弍の股間も疼き、獅子のおねだりに応えるかのように高まっていく。
指の動きは激しくなり、手の力も強くなっていき。
自分で自分の肉体を壊さんばかりに、己の体の快楽を貪り。
「ああっ、獅子、獅子、お子、私、私、私と一緒に、あっ、いく、いく、いく、いく、ぞぉ、ああああっ♡♡♡」
「オォオオオオオオン♡♡♡」
弐が吠え、獅子が吠え。
膣が絶頂に達し、ぎゅっと指を締め付ける。
締め付け、締め付けられ、二つの感覚が同時に体に伝わって。
と、同時に獅子も命令通りに果てる。
完全に勃起しきってたペニスから、消火液のような勢いでザーメンが噴き出していく。
「あっ、あっ、あっ♡」
もちろん容赦なく、その感覚も弍に送られていくのであった。
とんでも無い量の液体が、尿道を通って出ていく感覚。
それに合わせて、獅子の逞しい肉体がテンポ良く震えている刺激。
その両方ともが、獅子でありながら自分自身の物なのである。
「いい子、いい子だなぁ、本当に、いい、いい、いい、いい……♡」
射精に付随した巨獣の小気味いい振動につられて、弍が揺れ、胸が揺れ。
徐々に収束していく気持ちよさの中で、弍は……獅子と繋がっているこの時間を、どこか名残惜しく感じているのであった。
「ほらおいで、お子達!」
翌日。
弍の呼び声に応じ、ジャッカル二匹が飛び出してくる。
幸い怪我はすぐに治ったようで、全然問題はなさそうであった。
「さて、昨日はよくやったな、二匹とも。今日も頼んだぞ、卑留呼様をお守りするのは我らが使命だからな」
その言葉に、ジャッカル二匹は雄々しく吠えて返事をしてみせる。
「よし、じゃあ何かあったらすぐに報告するんだぞ」
そう言いながら、ジャッカルたちに優しく口付けをし。
しっかりと愛情を受け取った彼らは、すぐさま森の中へと消えていった。
「……さて、獅子、獅子はいるか?」
昨日のことがあったからか、少し恥ずかしそうな声。
対する獅子も心なしか、どこか落ち着かない様子でゆっくりと近づいてくるのであった。
「ふふ、昨日は大義であったな。また……頼むぞ?」
獅子は少し興奮したような呼吸をし、弍を見つめる。
「ふふふ、可愛いやつめ♡」
ジャッカルたちとは違う愛情が乗ったキスを、獅子にしてやり……
弍は昨日の行為を思い出して少し体を火照らせながらも、任務のために気合を入れるのだった。
……ジャッカルたちが、二人の仲を羨ましそうに見ているのには気付かずに。
おしまい