知る人ぞ知る、隠れ家的な旅館。そこで日々の疲れを取ろう、そう思っていた。
しかしこの旅館にはある秘密が隠されていた────!
8月、夏休みとして長期休暇を貰ったPと葵はW県四十八村にある、温泉宿
閑散とした村の奥、木々に隠れる様にその旅館はあった。
昔ながらの古旅館、外見にさほど特別感など無いのだがこの旅館を選んだ理由があった。
この旅館を知ったのは、とある番組のスタッフとの雑談時だった。
────W県のとある村に完全予約性の旅館があるらしい。
完全予約制の旅館などさほど珍しくはないのだが、その旅館は何故かどこのサイトにも載っていないというのだ。
当然口コミも無し、各SNSでも検索しても出てこないその旅館は知る人ぞ知る旅館として界隈では有名らしい。
まぁ、その手の旅館は基本的にVIP専用か自分のお財布事情では手が届かない値段なのが世の常だ。
しかし聞くところによると多少無理はするが現実的なラインなのだという。
なるほどそんな旅館があったとは、しかし肝心の連絡先がわからない。
その場にいるスタッフ全員に聞いても誰も知らなかった。
知っているんだったらもう行ってるっすよ、とスタッフの誰かが言う。
それはそうだと一笑いしたところでその場は解散になった。
そんな話を聞いたあとTV局での仕事が終わり自動販売機コーナーにて缶コーヒーを選んでいた時、ふと足元をみる。
そこには一枚の紙が落ちていた。
名刺ほどのサイズの紙を拾うとそこには電話番号らしき数列が書いてあった。
誰かが落としたのか?その紙をよく見てみるとそこには温泉宿
先程話していた内容がフラッシュバックする。
まさかさっき話していた例の旅館?
誰かが落としたのか?辺りを見回すが誰もいない。
Pはその紙をポケットにしまいその場を後にした。
◆
後日、葵と打ち合わせをしていた所、ちょうどよく休暇が被っていたので誘ってみることにした。
旅館の事を説明し、ゆっくりと休めるんじゃないかと話す。
葵は心地良い返事で了承してくれた。そのあとご両親からの許可を貰い、日程が決まった。
Pは一枚の紙を取り出し、そこに書かれている番号に電話をかける。
すぐさま、電話は繋がり女性の声が聞こえてくる。
「はい、こちら七宝の湯でございます。ご予約の電話でしょうか?」
「あ、はい、そうです。え~と8月の16日と17日で利用したいんですけど・・・。空いていますかね?」
「ええ、空いております。何名様でございますか?」
「2名です、え~と葵杜でお願いします。」
「葵杜様ですね、2名で二泊三日でのご利用でよろしいですか?」
「あ、はい、それで大丈夫です。」
「では、葵杜様のお越しをおまちしております。」
以外にもすんなりと予約できた。
いくら知る人ぞ知る旅館だとしてもそんなにも空きがあるものなのか。
一抹の不安を抱くがスタッフの言葉を信じよう。
Pはその日の仕事を片付けることにしたのだった。
◆
「なんだか、案外普通の宿っちゃね?」
葵が感想を述べる。
確かに見た感じでは普通の宿だ。
周りに他の建物は見当たらないし、七宝の湯とちゃんと書かれている。
二人は顔を見合わせ困惑の表情を浮かべるが宿に入ってみることにした。
旅館に入るとそこには巨大な像が立っていた。
「うぉっ、びっくりした……なんの像だ?」
「大きいっちゃね~、天井まであるんじゃない?」
巨大な像に圧倒されていると後ろから声がした。
「ようこそおいでくださいました、アオモリ様。私、当旅館の女将をしております、
「どうもご丁寧に……。」
「早速ですがお部屋の準備が出来ておりますのでご案内させていただきます。どうぞこちらに。」
二人は女将についていきながら、旅館を見回す。
古いながらもちゃんと整備が行き届いているようで清潔な雰囲気が漂っている。
だけど微かに香るこの匂いはなんだろう、すこし甘いような……この香り。
葵をみると葵も感じているようだった。
しかし不快では無く、むしろ心地良さを感じる。
なにかのアロマなのだろうとPが思っていた時である。
「こちらの部屋でございます。」
蓮の間と書いてある部屋に入るとそこは8畳ほどの和室で日当たりのよい内縁もある。
広さも申し分なく、清潔感溢れる空間は過ごしやすそうだ。
「18時半ほどにお食事をお持ちいたしますので、それまでごゆっくりとお過ごしください。」
女将は襖を静かに閉じ去っていった。
すると葵が声をあげる。
「見て見てプロデューサー!お風呂も付いてる!」
覗くとそこには十分な広さの風呂が備え付けてある。
「凄いな……本当にこの値段で泊まれる部屋なのか?」
値段を聞いたときは目を疑った、朝夜の食事付きで少し高いホテル程度の値段だったからだ。
なにかあるのではと思ってしまうが、折角の休暇なのだと自分に言い聞かせて身体を休めることにした。
そのあと食事が来るまでに葵とボードゲームをしたり、旅館内を散策しているうちに食事の時間になった。
食事が部屋に運ばれてくる。
地元の食材をふんだんに使った、料理が二人の前に並ぶ。
葵の薀蓄を聞きながら楽しく食事を楽しんだ後、温泉に入ることとなった。
◆
「またあとでね。」
温泉の入り口で葵と別れたあと男湯の暖簾をくぐって脱衣所に入る。
脱衣所は不自然な程に静まり返っており不気味さほど感じられる。
そそくさと服を脱ぎ逃げるように浴場へと向かう。
広い浴場にも人っ子一人おらず水の音だけが響いていた。
貸切みたいなものだなと思い身体を洗う。
頭を洗っている最中になにか視線を感じた気がしたが、気のせいだと自分に言い聞かせた。
浴場には様々なお風呂がありそれぞれを堪能していき、最後は露天風呂に入ることにした。
露天風呂から雄々しき山々を見ていると山の中腹に光る物が見える。
そこが気になり目を凝らすとどうやら神社の様だ。
なんの神社なんだろうか。
そう思いながら湯に使っていると、
「まぁまぁかな。」
男の声を聞こえた。
水音を立てながら周りを見渡すが誰もいない。
Pは逃げるように露天風呂を後にした。
◆
「~♪」
葵は鼻歌を歌いながら身体を洗っていた。
広々とした浴場には葵しかいなく殆ど貸切状態だった。
「きゃっ!?」
誰かに身体を触れられた気がしたが周りを見ても誰もいない。
葵は多少気にしながらも湯船に浸かる。
お湯の感覚に混じって身体を触られてるように感覚にたまらず湯船をでて露天風呂に向かう。
備え付けの椅子に座りながら山を見ていると、突然胸を鷲掴みにされる。
声をあげようとするが声が出ず代わりに嬌声が漏れる。
謎の手が胸を揉み終えた後、後ろから、
「なかなかいいわね。」
と女性の声がした。
葵は顔を赤らめながら浴場を後にした。
◆
「葵、大丈夫か?顔が赤いけど……。」
「プロデューサーも大丈夫?顔が真っ青だけど。」
二人は顔を見合わせて、
「……今日はもう寝よっか。」
そそくさと客室に戻り、二人は布団にもぐりこんだ。
◆
Pは見知らぬ草原に立っていた。
どこか現実味がない空間に夢だと気付く。
しかしいつまでたっても起きる気配が無いので少し歩くことにした。
幾ばくか歩くと見覚えのある像が立っていた。
「これは、たしか旅館の入り口にあった像か?」
像に近づこうとすると像が突然動き出し語りかけてきた。
「お前に今から力を与える、受け取るがよい!」
その像は有無を言わせずPに何かを打ち込んだ。
撃ち込まれたPはそのまま闇に堕ちていった。
◆
「ん……、ここは?」
葵が目を開くとそこは湖の上だった。
「夢……だよね?こんなこと初めてやけんどうしたら……。」
葵が一人歩いているとそこに一人女性が立っていた。
どこかで見たことがあるが何故か思い出せない。
その女性は葵をみると近づいてきた。
「あらあら、今回のお客さんは可愛らしいねぇ……。」
するりと葵の腰に手をまわし、舐めるように撫でまわす。
「ひゃっ……やめて……。」
「くすくす……いじらしいわぁ。」
女は葵の耳元で囁く。
「貴方、あの男に抱かれたいんでしょぅ?」
葵は一瞬何のことか分からなかったが、Pの顔が思い浮かび顔を赤らめる。
「そ、そんなことないっちゃ!プロデューサーさんとはそういう関係じゃ……。」
「でも貴方のお股はこんなにも濡れているわよ?」
女は葵の秘部をいじり濡れた手をわざとらしく開く。
指と指の間に糸が引かれる。
「や、やぁ……。」
葵がされるがままにされていると、
「くすくす……あら時間みたいね、じゃあね、お嬢ちゃん……。」
声が遠くなっていくのを感じながら闇に包まれていった。
◆
葵は飛び起き、秘部を確認する。
パンツはぐっしょりと濡れており糸を引いていた。
変な夢だったっちゃ……。
葵はため息をつきながらも着替えを取り出し備え付けの風呂場に入っていった。
シャワーの音で目を覚ますと、風呂場から葵の鼻歌が聞こえる。
シャワーを浴びてるのかと、考えながら、布団を畳んでいると、何かが落ちた。
拾い上げるとそれは葵のパンツだった。
Pの思考と動作がフリーズする。
そんなことを知らずに葵が風呂場から出てくる。
葵は一瞬、状況を理解できなかったが、すぐに動き出した。
「わーーーー!あたしんパンツ返しちーーっ!」
葵が駆け寄るが適当きたバスローブがはだけ裾をふんでしまう。
葵の声を聞き我に返ったPだったが時すでに遅し、Pの上に葵が覆いかぶさった。
ノーパン、ノーブラ!?
お風呂上りだからそれはそうなのだが、密着した肌から生の感覚が伝わって来てしまう。
はだけてしまい見えている胸を見ないようにしていると、葵もそれに気づいたのか飛び起きて胸を隠す。
葵がいそいそと着替えてる内にテーブルを出す。
決まづい空気が流れるなか襖が開き、女将が顔をだす。
朝食を運んできたらしく、机に朝食が並んでいく。
白米と味噌汁、それに焼き魚と何個かの小鉢。
質素ながらもしっかりとした朝食を食べ終えたPは葵にこの周辺を歩かないかと声を掛ける。
昨日、露天風呂からみえた神社に折角だから行こうと話をしていると、皿を片付けに来ていた仲居さんが、
「七宝神社ですね?是非行ってみたください!この村の守り神が祀られているんですよ。」
と紹介してくれた。
浴衣から着替えてその七宝神社に向かう準備を整える。
聞くに七宝神社には階段でいけるとはいえ山の中腹にあるので動きやすい服装で行った方がいいらしい。
着替えが終わると二人は七宝神社に向かうのだった。
◆
「はぁ……はぁ……はぁ……なんとか着いた……。」
息も絶え絶えになり日頃の運動不足を呪いながら辿り着いた七宝神社の外見は、見た感じでは普通の神社だった。
礼をして境内に入るも人の気配がない、巫女さんはおろか神主さえも見当たらない。
しかし境内は綺麗に保たれているし建物もしっかりしている。
「普段は人がいないのか?」
「御守りもちゃんとあるっちゃね?」
御守りの横に箱が置かれておりそこにお金を入れるらしい。
無人販売所かな?
そんな感想が出てくる。
そういえば守り神が祀られているとか言ってたな……。
「葵~そっちになんかあった~?」
葵が向かった方に覗いてみると葵が固まっていた。
不思議に思い近づいてみると、理由がわかってきた。
そこには人間サイズの石、それも男性器を模した石が置かれていた。
なるほど、ここはそういう神社か。
Pが一人で納得していると葵がようやく動き出した。
「な、ななななんなのこの神社!?」
混乱する葵にPは説明する。
「恐らくこの神社の神様は子宝の神……子孫繫栄の神様なんだろうね。だからこんな石が置かれていて……」
Pが石に触れようとしたその時だった。
「っ!!?」
はげしい頭痛がPを襲った。
たまらずうずくまるPに葵は駆け寄る。
「大丈夫?プロデューサー?」
「ちょっと頭痛が……少し休ませて……。」
Pはよろけながら境内のベンチに座る。
葵から貰った水を飲み、しばらくすると頭痛が収まってきた。
まだ多少の痛みがある頭を抱えながらゆっくりと階段を降りる。
そんな二人を見つめる影があった。
「……?」
葵は気配を感じ振り返るが何もいない。
すこし怖くなった葵は足早に神社を後にしたのだった。
◆
旅館に戻ると丁度夕飯の時間だった。
昨日と同じように部屋に料理が運ばれてくる。
地元の食材がふんだんに使われていることは同じだが、一部見たことのない食材が使われているようだった。
聞けば地元で作られている珍しい野菜らしく滋養強壮などの効能があるらしい。
なるほどと言いながら料理を堪能する。
夕食を楽しんだあと、昼間の汗を流そうと浴場に向かおうとしたときだった。
女将が申し訳なさそうに声を掛けてきた。
なんでも昨日使った浴場が清掃中らしく少し狭い第二浴場しかないらしい。
大丈夫です、と返事をして早速第二浴場に案内してもらった。
◆
第二浴場の入り口で葵と別れ、脱衣所に入る。
確かに昨日の浴場よりかは小さいがそれでも十分な大きさだ。
説明図によると露天風呂しかないらしいがそれでも十分であろう。
Pは早速浴室に入っていった。
◆
葵が浴室に入ると薄っすらと感じていた香りが充満していた。
桃のような甘い香りをかぐと身体の奥が疼き、秘部が湿りだしてしまう。
疼きながらも身体を洗い足早に露天風呂に向うのだった。
◆
露天風呂は第一浴場よりも広く、一人で入るには勿体ないほどだった。
鼻歌を口ずさみながら露天風呂に入っていると誰かが入ってくる音がした。
誰か別の客が入ってきたのかな?
そう思いながら湯船に浸かっていると、その人物が目の前に現れた。
「葵!?なんで、ここ男湯……!?」
まさか混浴なのか!?
Pはすぐさま出ようと入り口に向かう。しかし、
「プロデューサー、一緒に入ろ……?」
葵が声をかけてきた。
Pの頭の中で天使と悪魔が喧嘩している。さらに理性が溶け始めていた。
Pは意を決して葵に手を出さないと念仏のように頭の中で唱え露天風呂に戻る。
葵はPの横にちょこんと座る。
柔らかい身体が当たるたびに理性が蒸発しそうになるの堪え、耐えしのぶ。
しかしその耐えもあっけなく崩れた。
葵は謎の力に引っ張られPと密着してしまう。
葵の柔らかい身体を全身で感じてしまったPの不自然な程高まった性欲は勃起したマラに現れる。
しかしPは最後の理性で一線を超えずに踏ん張っていたが、
「プロデューサー、苦しいんだったら……いいよ?」
葵の発言に目を丸くする。
「だ、だが担当アイドルに手を出すわけには……。」
しかし葵は秘部を擦りつけながら懇願する。
「あたしも苦しいけん、プロデューサーとえっちしたいっちゃ……。」
葵の愛液にまみれたマラを秘部にあてがう。
「プロデューサー、あ、あたし初めてやけん、優しくしてね……?」
完全に理性が切れる音がした。
「ん……んむ……ちゅ……ぷぁ……。」
小さな舌を絡めるように深いキスに葵の顔は惚けていた。
Pの手が秘部をまさぐると前戯がいらないほど濡れている。
葵の身体を抱きかかえるように持ち上げ、小さな秘部に少しづつマラを挿入ていく。
処女膜が破れる感触と血がマラを伝って落ちる。
愛液にまみれた膣内がマラをずっぽりと包み込んだ。
「葵、大丈夫か?」
「う、うん、平気。プロデューサーだからかな、大丈夫だからもっと動いて欲しいっちゃ」
「……動くぞ。」
マラが葵の膣の奥を突くたびに愛液が猥らな水音を立てる。
ゆっくりと深く穿つ様に突かれるたびに葵が嬌声をあげる。
ストロークが激しく早くなる度に膣内がキュウキュウと締め付けてくる。
一層マラが膨れ上がり精子がせりあがってくる。
「……っ!」
抜かれたマラから大量の精子が葵の身体を白く染める。
葵は自身にかけられた白濁液をまじまじとみつめていた。
これがプロデューサーの……。
「す、すまん葵!……葵?」
葵は立ち上がるとプロデューサーの耳元で囁いた。
「続きは部屋で……ね♪」
◆
布団の上に浴衣をはだけさせた葵が寝転んでいる。
高揚し赤くなった身体に触れる。
「んっ……」
小さな身体がピクッと跳ねる。
葵は求める様に手を広げてPを向かい入れる。
そのままPの首に腕を回し、Pも応える様に小さな身体を抱き寄せる。
二人は舌を絡ませ、長く深いキスをする。
「んむぅ!?」
Pはキスをしたまま葵の膣内に指を挿入れる。
探るように指で膣内を壁を刺激する度に葵が小さく声をもらす。
Pが濡れた指を引き抜く。
「葵……、挿入れるぞ……」
葵の小さな膣にPのマラがゆっくりと入っていく。
愛液で湿った膣壁がラマをずっぽりと咥えて離さない。
葵の負担にならないようゆっくりと動かす。
ゆっくりとそれでいて深く突く動きに合わせて膣壁が締め付けてくる。
「葵、大丈夫か?」
「だ、大丈夫……、プロデューサーのが大きくてお腹いっぱいだけど、なんか安心するけん、もっと動いていいっちゃよ?」
「……動くぞ。」
Pは腰をさっきより強く動かした。
Pのマラが膣により深く突き刺さる。
「あっ……かは……っ!深……いぃ……!」
Pは葵の口を塞ぐようにキスをしながら腰を動かす。
「プロデューサー……ダメ……!急に、激し……すぎる……っちゃ!」
膣の奥をノックするたび、子宮口が亀頭に吸い付く。
すぐにでも果てそうな程強い刺激に精子がこみ上げる。
更に太くなり、強く膣内で脈打つマラを感じた葵は
「プロデューサー、ナカで……出して……?」
その言葉にPは葵の腰を掴み更に激しく腰を動かした。
膣内を深く抉られ葵の頭は快楽で満たされる。
甘ったるい嬌声と猥らな水音だけが響く。
「葵、
その言葉と同時に葵の膣内に精子が流れ込む。
とめどない精子は子宮口さえもこじ開けて葵の膣内を満杯にさせた。
「プロデューサーのが一杯……。」
お腹をさする葵の横で頭を抱えるPだったが、幸せそうな葵を見ていると心が安らぐ。
「ねぇ、プロデューサー、汗かいちゃったけん、一緒にお風呂入ろ?」
二人は性交で流した汗を流しにユニットバスに入っていった。
そのあと風呂場での2回戦目があったがここでは省略させていただく。
風呂からでて着替えた二人は同じ布団に入る。
「なんかスマンな、葵。リフレッシュって言っておきながらこんなことになるなんて……。」
「ううん、大丈夫っちゃ。それに……」
「それに?」
葵は突然、頬にキスをした。
「内緒っちゃ♡」
いたずらっ子の様な笑顔を浮かべる葵に見惚れていると、
「プロデューサーも寝よ!明日早いんでしょ?」
「確かに、そうだな。寝るとするか……。」
葵はプロデューサーが寝たことを確認すると、小声で一言呟いた。
「プロデューサー……大好き……。」
そうして夜は過ぎていき、朝、目を覚ますと外は日が昇り始めており少し早い目覚めだった。
まだ寝ている葵を起こさない様に布団から抜け出て、内縁にて休んでいると目を覚ました葵が声をかけてきた。
「プロデューサー、おはよ。」
「ああ、おはよう。」
すこしたどたどしい空気が流れたあと葵はPの対面に座る。
「昨日、あたしたち……え、エッチしたっちゃけんね?」
正直現実味が無いのだが確かに昨日、俺は葵と交わった。
勢い余って中に出してしまったのだが大丈夫だったのだろうか。
そんなことを考えていると、ふと葵と目があった。
朝日に照らされたその顔は何よりも愛おしかった。
顔と顔が近づき口づけをしようとしたその時、女将が現れる。
二人は慌てて顔を離し、何もないように取り繕う。
女将は気にせず、朝御飯の支度を終えて部屋を後にする。
その後は特に何もなく食事を終えて、チェックアウトの時間となった。
部屋を少しばかり掃除したあとフロントに向かう。
フロントでチェックアウトの手続きしていると、女将が見送りに現れる。
「この度は温泉宿 七宝の湯をご利用いただきありがとうございます。実は当旅館は縁結びの宿として有名なのですが……見たところより良い関係になれたようですね。」
「え、い、いや俺たちはそんな関係では……!」
「そ、そうだっちゃ!」
分かり易く慌てふためく二人に女将がすこし笑いながらこう告げる。
「ではまたのご利用をおまちしております、アオモリ様。お二方の更なる進展を願っております……。」
女将は深々と礼をする。
そんな女将の発言に若干の照れくささを感じつつも葵とPは旅館をあとにする。
しばらく無言で歩いたあと葵の手に触れた。
そのまま手を握ると葵は握り返してきた。
二人は手を握ったままバス停へと歩く。
Pはふいに振り返ると丁度、七宝神社の鳥居が見えた。
その鳥居の上に何かが立っているように見えるが何かわからない。
「プロデューサー?どうしたっちゃ?」
「ん?あぁ、いやなんでもないよ。」
「変なプロデューサー!あ、バスが来ちゃうよ!」
葵が指さす先を見ると、バスが走ってくるのが見える。
「葵!急ぐぞ!あのバスを逃すとあと1時間は無い!」
Pは葵の手を強く握る。
「……っうん!!」
二人は小走りでバス停に向かうのだった。