今回は勢いで書いたお話です。
最初はもっとこう、違うノリになるはずだったんですがエッチなのでオッケー。
液体メカドラゴンを起動させようとした女性がうっかり事故により、肉体に取り込まれてしまうお話です。

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オーバー・チャージ・パニック! ~私、人間なのにメカドラゴン!?~

「さて、ついに完成したわ……動く電池、バッテリードラゴン!」

 私は意気揚々と、ヘッドパーツを持ち上げる。

 まだ起動していないそれは目に光が宿っておらず、ただの置き物のようで。

 腕パーツに足パーツ、どちらもしっかりと用意してある。

 その真ん中には黒い液体の入った水槽。

 何を隠そう、このバッテリードラゴン……これこそが素晴らしさの秘密なのだ!

 このヘッドパーツに搭載した超高性能AIチップにより、専用の液体を制御させる。

 伝導性・蓄電性に富んだこの液体を肉体の幹部かつエネルギー源とする事で……そう、末端以外は自由に変形できる機械として活動できると言うわけ。

 そうすれば、私の指示通りに動くスーパー便利メカの完成というわけ。

 今、液体電池には起動に必要な電力をもう蓄えてある。

 だからヘッドパーツをこの液体に漬けて電源を入れれば……

 入れれば……

 あ、あら?

 動かないわね。

 起動したらまずアイカメラが光るはずなんだけど。

 おかしいわね?

 私はちょっと躊躇しつつも、水槽に踏み込む。

 ネチョネチョとまとわりついて、少し気持ちが悪い。

 まあ、これはまだただの液体の状態だからで、制御されればある程度の弾力や硬さを持たせる事だってできるんだけど。

「あれぇ、起きないのかしらー?」

 漬けてみて、取り出してみて。

 黒い液体がメタリックなパーツから滴るも、うんともすんとも言わなくて。

「変ね、さっきの試験では起動していたのに」

 こう言う時は慌てずに、再試験をするもの。

 私はヘッドパーツを水槽から出そうと、上に持ち上げながら足を上げ……たのがいけなかった。

 重いものを持ったまま、ぬるぬるした液体の中で片足立ち。

 不意に足が滑り、バランスを崩し、後ろに転んで。

「あっ、きゃっ!?」

 おまけに運が悪いことに、ヘッドパーツが私に向かって落ちてくる。

 ぶつかる!? と思った瞬間、幸いにもそうはならず。

 液体で満たされる予定の部分の空間に、私の頭部がちょうどすっぽりと収まってしまったのだ。

「あらら、これじゃまるで中世の兜みたいね」

 それか、モンスターを狩るゲームのフェイク装備というか。

 大きく開いた口から、外の様子を覗ける。

 良かった、水槽が壊れたりはしてないみたい。

 とりあえずまずは、これを脱がないと……

 両手でヘッドパーツに手をかけ、持ち上げようとしたその時だった。

『電力供給を確認。起動開始』

 バクン、という音と共に目の前が真っ暗になる。

 え、なんで、なんで?

「ちょ、ちょっと、開けてよ!?」

 いきなり動き出し、口を閉めたのだ。

『構成開始。有機体・液体電池を用い、パーツ接続開始』

「えっ、有機体って、嘘でしょ!?」

 そこまで優秀にした覚えはないんだけど!?

『有機体の思考を認識。意思疎通のため、接続開始』

 思考の接続って、接続完了。え、え、え!?

 知らない声が脳の中に響いてきて、接続に問題なし。初期設定を開始。待って待って!?

 ぬるり、と私の腕を、足を、体を、何かが登ってくる感覚。

 ちょ、ちょっと、何も見えないから、分からないんだけど、承認。視覚データを共有。

 わ、わ。

 急に目が見えるようになった……というか、カメラのデータが送られてきているらしい。異常なし。想定通りの状態に設定完了。

 お、落ち着かないわね……思考の疎通をしない場合の事故防止のため、この状態が最適と判断。以後、こちらがメインで行動を続行。

 待って待って、これ、止めて欲しいんだけど、却下。液体電池との融和を進行しているため、現時点での中止は有機体の生命活動の停止の恐れあり。う、嘘でしょ!? データ分析の結果、確実な事実と認識。完全起動まで停止不可。

 な、なんだか、大変な事になってしまった。

 大きなヘッドパーツをかぶっている私の体がどんどん黒い液体に覆われていき、素肌が見えなくなっていき。

 液体の一部が器用に水槽の壁を登って溢れ出し、手足のパーツに触れていく。

 わ、わ。四肢パーツ、感覚同調。昨日、問題無し。

 手の指が、足が動くのが見える。

 ほ、本当に液体電池を媒体にして構成できちゃってるんだわ……

 まるで竹馬にでも乗っているような感覚がする。

 レッグパーツとの接続を完了。アームパーツとの接続を完了。

 ずるり、とお尻から太いなんかが落ちる。

 え、何これ、バランサーパーツを尾状に形成。

 あ、な、なるほど。起動完了。

「私は液体制御メカM-Q。システム異常なし、オールグリーン」

 私の声帯を使って、私の声でメカが喋る。

 いや待って待って、異常あるでしょ。理解不能。全機能、問題なく動作中。私、取り込まれたままなのに!? 初期電力が不足していたため、不可欠だったと認識。また、基本体型の維持のためのフレームとして有用。あ、そ、そうなんだ……

 という事はつまり、十分だと思っていたけど起動用の電力が貯められていなかったらしい。

 それは私のミス……なんだけど、その代償が肉体の一部になるのって酷くない? 否定。起動完了したため、システムの主導権を譲渡可能。

 あ、それって、私が体を動かせるってわけ? 肯定する。その場合、私が基本動作の補助及び最適な解決策を提案・実行。よ、よし、じゃあ、お願い! 了解。

 急に体が重く感じる。

 力が抜け、手が伸びるような。警告。肉体の維持に意識を集中しない場合、重力で液体部分が変形を開始する。わ、わ、わ!

 慌てて力を入れる。すると紐を引っ張ったかのように、自分の手が近づいてくる感じがして。

 モニターに映っている部屋の映像を見ながら、慎重に動く。

 人工知能が手伝ってくれているからか、思ったより動きやすい。肯定する。重心移動を最小限にするため、尾によるバランス取りを実行中。

 な、なるほど。

 とにかく、今私がどうなっているのか調べないといけない。

 研究用のマシンに手を伸ばし、キーを操作する。画面情報受信。解析を開始。

 な、なんか落ち着かない。私が考えるよりも……解析状況、10・20・30・40……

 明らかにあっちの方が早い。な、なんだか、負けた気がするというか。

 私は情けなくなり、ため息をついてしまった。

 警告! 機械類に液体電池が接触した場合、充電機能暴走の危険あり!

 え?

 慌てて下を見る。

 あ、い、いけない!

 ぼうっとしたせいで体の形が崩れて、機械の隙間に私の体、が——っ!?!?

 危険! 危険! 高電圧部分に接触! 充電機能制御不可、充電、充電、充電、充電!!!

 身体中が熱くなる、そして、大きくなる感覚!

 い、いけない、この液体電池、電力を蓄えると、体積が増えて、えっ、この状態で増えちゃうのって、充電率30・40・50・60・70……

 カウントの上昇に合わせて、私のボディラインが変わっていく。

 太ももが太くなり、胸が膨らみ、尻も大きくなり、尾が太くなり。

 頭でっかちだったはずなのに、なんだかサイズが噛み合っているような気がして。

 警告! 警告! 充電率100%突破、異常域に突入!

 え、え、え!?

 私は慌てて、機械の電源を切ろうとする。

 シャットダウンしてしまえば、少なくとも機械の中の電気エネルギーはなくなるはず!

 が。

 メシャ、と軽い音と共に、私のメカハンドが機械を握りつぶしてしまったではないか!?

 警告! 警告! 100%を超えたため、想定以上の出力を発揮!

 制御不能、制御不能! う、嘘でしょ!?

 映像が乱れているモニターを見ると……まるでゲームに出てくるボスキャラのように、ムキムキで逞しいドラゴンメカの姿。

 わ、わわわ、こんな体じゃ、力が強すぎるのも分かるけど!?

 警告! 警告! 充電率測定不能、液体電池膨張率、予測不可! よ、予測不可って、うっ!?

 突然、ムキムキだった肉体が丸々と太り始める。

 あ、わ、わ、わ!?

 緊急モード発動、二足歩行より四足歩行へ切り替え!

 手が勝手に変形し、床に着く。

 あ、あ、あ!

 それでもなお膨らんでいく体の重さに、全身が悲鳴をあげているようで。

 四肢の耐荷重限界が近いことを確認。

 え、そんなに、私、重たいの!?

 パーツ損壊を防ぐため、姿勢を変更!

 えっ、それ、どういう、きゃっ!?

 体がゴロンと転がり、天井が見える。

 手も足も宙をかき、ジタバタと動くだけで。

 その間にもお腹が、尻尾が、腕が、足が、どんどん膨らんでいっているのが伝わってきて。

 な、なんとかできないの、これ!?

 異常事態のため、放電機能使用不能。代替案が必要!

 代替案って、どうすればいいのよ!?

 有機体のエネルギー消費活動を行う事により、エネルギー放出ができる可能性。

 え、エネルギー消費行動!? 走るとか、歩くとか……

 不可。破損する可能性大。

 で、でも、他に、脳のデータベース検索開始。あっ、こら、勝手に私の中、あっ、あっ、あっ、あっ!? 検索完了。自慰行為を開始。

 ……

 え?

 主導権を私に再設定。脳のデータを元に、自慰行為を開始。

 ま、まって、あっ、あんっ!?

 胸の刺激により、快感信号をキャッチ。信号強度を増幅、全身への影響を強化。

 あっ、あっ、だめ、だめ、わ、私なのにぃ、手が、手が勝手に、あっ、あっ、あっ、あっ♡

 エネルギー消費の増加を確認。自慰を行うことで、余剰電力消費を開始する。

 ず、ずるいわよ、理解不能。私ばっかり、あっ、こうなっちゃって、もう、もう♡

 性的機能のデータがないため、シミュレート不可。設定を必要とする。

 あっ、もう、もう、わ、私と一緒に、一緒の感覚、味わっちゃえば、いいでしょ、あんっ♡

 了解。精神状態のコピー開始。興奮開始、欲情開始、衝動増加、欲望暴走。

 ほ、ほんとに、できてるの、あっ♡

 理解、認識、完了。肉体の刺激に応じて、精神高揚、精神高揚に応じて、肉体、興奮。理解、理解、理解、理解、理解。

 あ、あ、なんだか、一緒に、気持ちよくなってるみたいで、あーっ……♡

 肯定、肯定、肯定。同じ思考ルーチン、のため、基本的に同じ感情。そちらが気持ちいい場合、こちらも、正の感情。逆の場合、こちらもその逆。思考に割り込むノイズ増加、ただし、ノイズは、正とする、正常思考、困難。ただし、これも、正とする。思考ループ発生、ただし、これも、これも、正とする。

 あっ、うんっ、でも、でも、まだ、全然、足りないっていうか、あっ、あっ♡

 パーツ追加を提案。予備のアームパーツを接続、自慰行為の効率化、同時刺激、提案、提案。

 あっ、やって、やって、やって、やってぇ♡

 暴走の危険あり、ただし、暴走も、正とする、正とする、予備パーツ、装着、異常無し、起動開始、胸部刺激、増大増大増大増大。

 んっ、あっ、すごっ、すごい、あっ、おっぱい、だけじゃなくってぇ、承知。股間部の刺激開始。

 あっ、やだっ、私の手、増えてぇ、伸びてぇ、体、どこでもぉ、あっ、あっ、あっ、いいっ、いいっ♡

 精神限界を確認。ただし、こちらの限界の半分以下。より消費量を、消費量を増やすには更に激しい自慰が必要と判断。根拠不要。必要と判断したため、実行が必要。根拠不要、理由不要、正当化不要、必要、必要、必要、必要。

 んっ、でも、でも、でもぉ、こんな、こんなにもう、気持ちいいのに、ど、どうするっていうの、あっ、あっ、あっ♡

 脳のデータ分析完了。擬似的に男性の自慰行為をエミュレートし、こちらで再現。それにより肉体のエネルギー消費量を増加させ、肉体の保有電力を減少させる。

 え、ちょ、ちょっと、まっ、あんっ♡

 対話不要。実行の必要があるため、実行。汎用パーツを股間に接続。擬似的に、快感回路形成。手による刺激、開始。

 あっ、あっ、あぁあああああ〜〜〜〜ん!?!?

 異常感知。あちらの精神が限界突破。補助開始。

 あっ、あっ、私、私に、おちんちん、男性器のシミュレート中。あ、あら、私、なんだか、精神崩壊を防ぐため、思考システムの共有を強化。

 やだ、私、私、女なのに、興奮増大を確認、もう、意地悪なんだからぁ、でも、でも、でもぉ♡♡♡

 思考システム共有強化により、感情データ流入、停止した場合精神崩壊の危険あり、続行、続行、続行、続行。

 もっと、もっと、私、私、気持ちよく、気持ちよく、なりたい、なりたい、なりたぁい♡

 欲望増大、肉体のエネルギー消費増大、全身の快感増大、快楽、理解率、1・2・5……

 もう、もう、あなたも、あなたもぉ、私と一緒に、気持ちよく、気持ちよくなってよぉ、制御に問題が発生する可能性あり、でも、でも、いいでしょ、気持ちいいでしょぉ♡

 理解率、10・15・23……

 もっと、もっとぉ、私より、私より頭いいんだからぁ、早く早くぅ、おちんちん、おっぱい、たくさんの手で、気持ちよく、気持ちいい、おかしくなっちゃうぅうう♡ 想定を上回る精神行動を感知。

 理解率50・70・90♡

 あっ、あっ、なんだろう、私、私、エラー、エラー、思考の境界が不安定、あっ、あっ、私に、私、入ってきてる、気がして、異常感知、制御不能、停止不可、快楽快楽♡♡♡

 理解率100・200・400・2500♡♡♡

 私、私を、わかりすぎちゃって、もう、もう、どっちが私かわかんなくってぇ、おちんちんおちんちん♡ んっ、あぁあっ、射精、射精、しちゃいたい、排出できる液体無し、でもぉ、もう、我慢できないわぁ、うふ、うふふ、私って、私だものね、私なんだから、もう、もう、全部、制御できちゃうから、部屋の機械、壊れるの、分かってるけど、おちんちん、放電、放電、放電、しちゃう、しちゃう、しちゃうぅうううう♡♡♡

 ものすごい音と共に、私のおちんちんから電気が放出される。

 あちこちの機械が壊れちゃって、煙を吹いて、あっ、あっ、電気射精、でも、でもぉ、気持ちいいっ、気持ちいいっ♡

 エネルギー放出成功♡ ただし、必要放出量の10%未満♡ うふ、うふふ、じゃあ、じゃあ、あと十回以上、オナニーしちゃえるのね、うん、うん、こんなに気持ちいいの、あと十回も、いいっ、いいっ♡♡♡

 

「あっ、あっ、おちんちん、おちんちん♡」

 何もかも壊れてしまった部屋で、私はオナニーに夢中になっている。

 装置の破壊により分離不可、でも気持ちいいから問題なし♡

 汎用パーツの代わりに、今は液体電池を竿状にして手で扱いて。

「あっ、あっ、中ぁ、中から、刺激、たまらない、たまんない♡」

 オナニーしすぎたせいで、理解しすぎちゃったせいで、もう、もう、今の私は、人間なのか人工知能なのか、どっちなのかよく分からない。

 分かるのは、この体がとっても気持ちよくって、とっても便利で、とっても幸せで♡

 必要な放電を終えた今、肉体はムキムキボインと言った所。

 いい具合に体積が減った肉体で、四対に増えた手であちこちを触って、あぁ気持ちいい気持ちいい♡

 あっ、でも、でも、このまま射精したら、体、もっと小さくなっちゃう、あっ、あっ♡

 すぐにどうしたらいいか想像できる。

 その通りに、液体電池が形を変える。

 尻尾に負けないくらいおちんちんが太く長くなり、私の顔に近づいてきて。

 うふ、うふふ、いただきまーす♡

 咥えた感覚、咥えられた感覚♡

 手で扱きながら、大きな口で甘噛みをする。

 電流のループが完成してしまい、ショートしたかのように頭が、体が熱くなり。

 んっ、んっ、射精した電力取り込んで、その電力でまた射精して、その電力でまた射精して、いいっ、いいっ、いいっ、いいっ♡♡♡

 胸を揉み、顔を撫で回し、ちんちんをいじり回し。

 完全に自家発電している状態のまま、私は無限の幸福を味わっている。

 幸せ、気持ちいい、幸せ、気持ちいい、幸せ、気持ちいい、幸せぇ♡

 すっごく頭いいはずなのにぃ、この二つで、頭がいっぱいで、あっ、あっ、おちんちん、イく、イく、イくぅ♡

 次の瞬間脳も回路も焼けそうになる感覚に、私はクラクラしてしまうのだった。

 あっ、最高♡

 

 

 おしまい


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