一人暮らしの家に預けられたショタと恋人になった女子大生が初エッチでショタがショタじゃないことを知る話 作:喋家月餅太
原作:オリジナル
タグ:R-18 ガールズラブ 性転換 おねショタ ショタ ショタコン お姉さん 初エッチ トランス男性 トランス男子 異性装 男装 百合 レズ
彼女の元に遠縁の少年を預かって欲しいと叔母から連絡が来る。彼女はその少年と叔母の別宅で一緒に住むことを承諾する。
少年がやってきた日、ショタコンの彼女は少年に一目惚れする。
彼女と少年はすぐに仲良くなり、一緒に御飯を食べたり、お茶をしたり、近所を散歩したり日常を幸せに共有することになった。
少年もだんだん彼女を女性として意識をするようになりある日、キスをする。
年が離れている事をお互いに気にするが気持ちを抑えられないふたりは恋人になる。
恋人になって数ヶ月経った夜、これまで少年が拒否してきた一緒に寝ることを提案するとその日は受け入れてくれた。
彼女はただ一緒に眠るだけではなくセックスをするつもりでいた。
彼女は少年を押し倒し少年もまんざらでもない様子。だが「多分僕のことを嫌いになる」と言う少年。
上半身から服を脱がし、そしてズボンとパンツを脱がした時、彼女は予想とは大きく違うものを目撃する。
そこにはちんちんがなく割れ目があるのみだった。少年は女の子だったのだ。
少年はずっと自分を男だと思って生きてきて女であることを受け入れられないと言う。
親戚とは言え知らない人と暮らす機会に女であることを捨てて男として生きようとしたという。
恋人になったあとも身体を隠していくつもりでずっと彼女の誘いを拒否してきたが、彼女を求める心を抑えられず一か八か抱かれる決心をしたと言う。
彼女はまだ胸も陰毛もがない少年の身体がたとえ股間が割れ目だったとしても男の子として受け入れられると言う。そして、少年の女性器に触れたいという欲望もある事に気付く。
そして、彼女は少年を抱いた。
わたしの家の周辺は郊外で住宅地の端という事もあり夜はとても静かだ。
そんな家でわたしは一人の少年と二人暮らしをしている。彼はわたしの恋人だ。わたしたちが恋人同士である事は二人だけの秘密だ。
秘密にしているのはわたしたちの年齢と本来の間柄のためだ。
彼とわたしは歳が離れているわたしは大人と呼ぶには微妙な年齢だ。まだ働いていないし学生の身で養われている立場だ。
彼はまだ少年。普通に考えればわたしとはきょうだいとしても歳が離れてるし、恋人になるような年齢差じゃない。
これが秘密にする一つ目の理由だ。
そして、もう一つはわたしたちは実際にきょうだいだからだ。実際には戸籍上であり血縁上は又いとこにあたる。
わたしたちは異なる時期に親を失い唯一の肉親である叔母に引き取られて養子になった。そういう事情でわたしたちは一緒に暮らしている。
一年前に彼が叔母に引き取られた。その年、彼の両親である叔母の従兄弟夫婦は事故で亡くなった。それで唯一残った肉親である叔母とわたしの元に引き取られたのだ。
彼とも叔母の兄である人とも面識はなかった。話は事前に聞いていたが、叔母が施設に彼を迎えに行く日にわたしは彼に出会った。
それから叔母は半年ほど前に仕事の関係で海外にある別宅に移ることとなった。わたしも子供ではないし彼の保護者である資格があると考えたのだろう。祖父が建てた広すぎる家にわたしたちを残して海外に旅立った。
クリスマス時期の長期休暇や夏季の長期休暇には帰ってくるとは言っていたが夏季の休暇は仕事に追われて短い滞在となってしまった。
そんな一年のわずかな養母である叔母の帰宅以外の時間をわたしはこの家で彼と二人きりで過ごすことになった。
恋人になったのは叔母が海外に行って一ヶ月、彼と住み始めて七ヶ月目のある日だった。
わたしは二人きりになってから少しずつアプローチをして彼の感情を探った。そして、彼がわたしの妄想なんかじゃなくわたひに気がある事を見出すのにそれほど時間はかからなかった。
デートに誘い、一緒に暮らすことの利点を活かしてスキンシップを重ねて期が熟したと判断した時にわたしは想いを伝えた。
彼は驚いた顔をしてわたしの伝えた感情を喜んでくれた。恋人になるという約束をしてわたしたちはその日から関係を変えた。
そもそもこの恋は彼を施設に迎えに行きわたしと叔母の暮らすこの家にやってきた時から始まった。
完全にわたしの一目惚れだった。わたしは自分よりも若い少年が好きだった。その年代の少年は独特の色気がある。
筋肉のまだ少ない未成熟な身体つきや高い声、少しだけ成長した頃の不完全なハスキーで幼い声も好きだ。
そんなわたしにとって同年代の少年たちに比べておとなしそうで柔らかい雰囲気を持つ彼は好みのど真ん中だった。
この家に来てからずっと姉として振る舞っていたけど、正直、彼に向ける目はもっと違った。
恋愛経験のないわたしにもそれが恋だとはっきりわかった。そしてもっと肉体的な欲の存在が心の中にあることも。
だから恋人になってくれると言ってくれた時は嬉しかったし、その日からきょうだいとして振る舞う上で相応しくない感情のこもった接し方もしてきた。
だけど、自分の中にある性欲は決して行動に出さなかった。
彼はまだ幼い。彼自身に準備がないならすべきじゃない。そもそも本来ならばもっと何年も待たなければいけない事なのだ。
だけど、思春期の少年である彼は必死に隠そうとしながら自分の中にある身体が求めるものに苦しんでいた。
必死にわたしの胸元やお尻を見てるのを隠している。年長者であるわたしはそれなりの洞察力を養ってきているので彼のその様子ははっきりわかる。
だからまだ早いが彼との関係を先に進める決意をした。
その為に処女で歳に対してカマトトな自分を補うように男の子の事、身体で愛し合う事を必死で調べた。
彼の身体の成長がどの程度なのかは分からないが、精通を迎えていても大丈夫なように薬屋さんでコンドームも買った。
進めてきた準備は万端だった。後はその日をいつにするかだ。
出来れば休みの前の日がいい。彼は金曜の夜はいつも疲れて早い時間に眠ってしまっていた。
だから、すぐ先に控えた五月の連休の初日にした。
旅行に出かけるにも大変なので今年の連休は休みの並びが中途半端だと言う事もあり家で過ごす予定にしてたのだ。
身体を重ねることがどれだけ体力を使うのか分からないので何も予定のない日が望ましい。わたしもあまり体力がある方じゃないしちょうどいい。
わたしはしっかりとその日まで男女が愛し合う方法を学ぶことにした。離れたところの本屋でその手の本を買っては彼が寝静まる頃に読んでいく。
何も聞こえない夜の静寂の中で足の付け根、彼と愛し合う時にわたしの身体で使う部分にじわりと内側から滲み出る熱さを感じながらその日が待ち遠しかった。
連休の初日を迎えた。
今日は庭のテーブルでお茶をしたりソファで膝枕をしたりして彼とゆるやかにそして情欲を満たしながら過ごしていた。
彼は時折見せる年相応な険しさを見せる事なく柔らかい雰囲気の少年である事を一日中続けられたようだ。
夜に果たそうとしている事を考えると身体が熱くなってしまうが、それを抑えつつ今日は時には彼の年頃の女の子と同じように時には優しい姉として振る舞いプラトニックに想いを注いでいった。
夕飯を食べ、お互いにお風呂を済ませた。
本音を言えば一緒に入りたいと思った。だが、恋人と言っても寄り添ったり抱き合ったりといったスキンシップをする程度で他はきょうだいだけの関係だった頃と変わらない。まだ過剰な触れ合いだろう。
全てはこの後の時間に超える一線にかかっている。
わたしが先、彼が後にお風呂に入った後、彼を部屋に誘った。
彼は少し照れて嬉しそうにその誘いに乗った。
彼の年頃の少年なら恋人であるわたしからの誘いをどう思うのだろう?
わたしと彼の求める段階にどれだけの違いがあるのかを考えながらあまり色欲を顔に出さないようにしながら冷静に部屋に連れて来た。
今のソファで夜や休みの日にそうするようにベッドに並んで腰掛けて見つめ合った。
「緊張するよ……」
「どうして? ソファにいる時と同じでしょう?」
「姉さんの部屋、ほとんど入った事がないし」
彼は顔を赤らめながら目を伏せた。
その様子を見て彼もこれからの時間の過ごし方にわたしと同じじゃないにしても近い事を望んでいるのだと思った。
これまでたまたませずにきた口付けなのかそれ以上なのかは分からないが。
公的にはきょうだいという間柄だが、男女の仲なのだから部屋に呼ぶのは特別な意味だとわかるのだろう。
これまで彼の言うとおり彼がこの部屋に来た事はほとんどなかった。
この家は大きな家の立ち並ぶこの住宅街でも大きい方だ。その中でわたしたちの部屋は端と端にある。今は海外の別宅にいる養母である叔母の部屋はちょうどその間に位置している。
年が離れているとは言え年頃とどちらも言える年齢の男女が同じ屋根の下に住むのだ。間違いがあってはいけないと叔母は彼にわたしの部屋から離れた部屋をあてがったのだろう。
もっとも、精神的にはすでにその間違いを犯してしまっているしこれから他の面でも間違えてしまうのでその叔母の配慮には申し訳なく思うのであるが。
「緊張してる?」
「うん。僕、少し怖くて」
「大丈夫よ」
「本当に?」
「あなたはわたしのことを好き?」
「好きだよ。僕は姉さんに初めて会った日から姉さんに憧れてたんだ」
「うれしい。ねえ、わたしの目をじっと見てくれる?」
「うん……」
わたしは彼の顎を手で優しく掴み顔を上に、彼よりも背の高いわたしに向けた視線の先に向けた状態で動かないようにした。
続けて自分の顔を彼の顔に近づける。彼の顔に対してわたしの顔は斜めを向いているのでわたしの目には彼の片目と耳が見える。
そして唇同士を重ね合わせた。ふわりとねとりを合わせたような感触がわたしの唇に伝わる。顎を掴んだ時から高鳴っていた心臓の鼓動が強くなる。
視界の端にある彼の目は驚いて見開いている。わたしは対照的に目を細める。
唇は彼とわたしの間の境界線がわからなくなる様に感覚の範囲が彼の体に広まる。
あまり長い時間続けると苦しくなりそうでわたしは彼から唇を離した。
「姉さんっ……?」
彼が頬と耳を赤くしながら驚いた表情でわたしを見ている。
わたしは心臓のあたりの輪郭が曖昧になる様な不思議な感覚を味わいながらそんな彼を見ている。
「好きよ……!」
居ても立ってもいられずわたしは彼を強く抱きしめた。成長期前の少年特有の筋肉の少ない柔らかさがわたしの全身で感じられた。
頬や額にはこれまで何度もキスをしたしされてきた。だけど唇を重ねたのは初めてだ。
肌と肌、肌と粘膜が触れる経験はしてもそれらと粘膜同士の接触は全然違った。
キスの感触でわたしの体にはしっかりとした変化が起こっている。
ほんの僅かな体温と同じ温度の液体が下半身の粘膜を濡らす感触、その近辺の突起が刺激を求めてうずく感覚。わたしの足の付け根は彼を求めている事をこれでもかと心に知らせる。
もう我慢できなかった。
わたしはここからゆったりと触れ合ってそれから先に進むつもりだった。でももうこれ以上は身体が待ってくれない。
わたしの足の付け根からお腹の中に広がる空間が、彼の身体にあるわたしにはないものを求めていた。
「姉さん!」
彼は驚いてさっきよりも大きな声でわたしを呼んだ。
彼は仰向けで自分に覆い被さるわたしを見つめている。
わたしは彼を押し倒した。そして彼の手首を掴んでじっと見つめている。
「わたしね、もっとあなたに好きだって伝えたいの。どうするか分かる? わたしが伝いたい好きのこと」
彼は唾を飲み込んだ。そして、わたしから一度目を逸らして唾をごくりと飲み込んだ。
彼は全身の力を抜いた。そして悲しげな目でわたしを見た。
ぞくっ……。
わたしは彼のその表情にとても惹かれた。とても美しい表情に思えた。
だけど、これからわたしがしようとしてる行為が何なのか知らないはずがないしこの表情が拒もうとするものからここで止めていつものスキンシップ程度に留めないといけない。
わたしは恐る恐る彼の頰を撫でた。
彼はそんなわたしの手を切なげな表情をしながら触れ潤んだ目でわたしを見つめた。
「姉さん、多分僕のことを嫌いになるよ」
「そんな事はないよ。あれだけ好きだって伝えたでしょう? あなたはわたしの理想なの」
彼は泣きそうな顔で言い、わたしは微笑んで返す。
もっと無邪気な年頃のはずの彼は両親を失ったこともあり陰のあるところを見せる。
わたしはそんな彼を守りたいという気持ちを持って愛してきた。年の離れたわたしと彼がお互いの初めてをこれから捧げ合う。それが彼を生涯愛することの誓いになればと思いながら。
彼はどこか恐れた様子と何かを決意した様子を見せてわたしの手を引いた。
「僕の全部を見て。覚悟はできてるから」
「ありがとう。優しくするからね」
わたしは彼のパジャマのボタンを外して上半身をはだけさせた。
きれい……。
顔や手以外で初めて見る彼の肌だ。白く滑らかで美しい肌をしている。
写真でしか見た事がないがわたしと同じくらいの歳の男性の様に筋肉でできた段差はない。平坦で微かに肋骨の凹凸を感じる胸だった。
白い肌の上には左右にピンク色の小さな乳首。
肩からパジャマのシャツを下げて上半身を裸にさせるとわたしは自分もパジャマとブラジャーを外して裸になった。
彼は裸体を晒したわたしを顔を赤くしながら見つめている。
彼は多分、親以外の女性の裸体を見た事がないだろう。胸を触りたいだろうか、男の子が女性の身体にどうしたいかは女のわたしにははっきりわからない。
どうさせてあげるかに悩んだが、わたしは自分の内側から込み上げるものに勝てず自分がしたい事を始めた。
彼の胸に顔を近づけて乳首を舐め始めた。
「んっ……」
育っていない少年の胸はとても色っぽい。その乳首をわたしは慣れない舌の動きを必死に続けながら彼の感じるであろう場所を刺激した。
彼は感じている様な声を出した。彼自身も感じ方がわからない様であまりわかりやすい声を出さない。息が荒くなる様子の隙間に微かな声帯の振動があるだけの感じ方だ。
彼はオナニーをしないのだろうか? それとも彼の足の付け根についているものと乳首では感じ方が違って戸惑っているのだろうか。
わたしはそんな事を考えながら夢中で左右交替にそれぞれの乳首を舐めていった。
彼は感じているがわたしも興奮していた。舌で舐める行為では感じる事はないが彼の乳首の感覚はわたしの性欲を煽っていく。
太ももをモゾモゾと動かすとわたしのパンツははっきりと湿った感覚を大事なところの肌に伝えた。
そろそろいいだろうか。
わたしは彼の乳首を舐めるのをやめてさっきの押し倒した時と同じ姿勢になり彼を見下ろした。
目が合った瞬間彼は顔を背ける。その頰は真っ赤だった。
「こういう感じ初めて?」
「なんか、変な感じして、でも嫌じゃなくて。なんて言っていいのかわからない」
「それを気持ちいいって言うのよ」
「確かに気持ちいい……」
「もっと気持ちよくなれる場所があるわ」
わたしはそう言って彼に覆い被さった姿勢から起き上がった。横になった彼を見下ろしている。
青年とは違う、少年特有の華奢な胸を晒しながら彼は戸惑った表情で顔を横に向けている。
わたしも恥ずかしいけれど、彼は恥ずかしさや色んな気持ちでわたしの顔を見れないんだろう。
これから見ようとするところは彼にとって一番見られるのが恥ずかしい場所だ。
彼が困る感情を募らせても大丈夫なようにできる限り優しくリードしよう。
「多分、すごく恥ずかしいと思うけど、見せてね」
そう言うとわたしは彼のズボンに手をかけて太ももの真ん中くらいまで下ろした。
わたしは唾を飲み込んだ。わたしが男の子という存在に対して見たくてしょうがないものをこれから見る。そして手で触れて、わたしの粘膜でも触れるのだ。
「うそっ……!」
パンツを下ろして見えた彼の股間はわたしの期待したものとは全く違うものだった。
わたしは見間違えたのかと思って彼の大事なところをじっと見つめた。
そこにはわたしが見たかったもの、おちんちんがなかった。なだらかなカーブを描いた平坦な場所になっていて、おちんちんの代わりに縦に割れ目が走っている。
しばらく彼の大事なところを見つめた後、顔を見た。
彼は泣きそうな表情をしてわたしから顔を背けていた。
わたしは訳がわからなくて記憶を掘り起こす。わたしは叔母から亡くなった叔母の従兄弟の息子を引き取ると聞かされた。はっきりと男の子だと。
施設で彼の引き取りで会った行政機関か何かの担当者も「彼」と言い「君」を付けて読んでいた。
何かの間違いかと思ったが、今目の前の彼の足の付け根は男の子のそれじゃない。女の子のあそこだ。
それは確実。わたしも同じ形をしている。わたしもパンツを脱げば彼と違って身体が成長したので毛で覆われているがその部分は同じ様におちんちんの代わりに割れ目がある。
世の中には障害か何かでおちんちんの無い男の子がいるのだろうか。だけど、仮に病気でとったのだとしたらこんなきれいな形の割れ目じゃ無いはずだ。
「ごめんなさい……」
彼はパンツとズボンを上げて、起き上がった。
「あなた、女の子なの?」
「そう、です」
彼は一度私の目を見てそう言うと俯いてしまった。
言葉が敬語に戻ってる。この家に迎えた当初はわたしや叔母に敬語だった。それからすぐに親子やきょうだいになるのだからと敬語をやめさせた。
「ずっと黙っててごめんなさい。僕は女です。今見た通りです。男の子についてるものが僕にはありません」
敬語に戻ったのは意識してそうしゃべってるのだろう。
「おばさんには僕から話します。お付き合いしてた事は話しません。今までありがとうございました」
「どういうこと!?」
「男だって嘘をついてる女が恋人だって言って一緒にいるなんて気持ち悪いですよね。だから出ていきます。けど、どこに行くかはまだ分からないのでおばさんに話すまでは居させてください。でももう家の中でも会わない様に気をつけます」
「ちょっと待って。わたし、出てけって言った? 気持ち悪いって言った? どうして勝手に決めるの? わたしまだ何も言ってないよ」
「でも……」
「叔母さんは従兄弟の息子だってあなたの事を言ったわ。施設で会った人もあなたを『彼』と言ったわ。事情があるのよね? あなたが女の子なのに男の子の振りをしてるの」
「それは……。多分わかってもらえないと思います」
「まず敬語をやめて。今まで通り話して。出てけなんて言わない。わたしは二つしか考えてないわ。このまま恋人でいるか何もなかった事にして姉妹になるか」
彼はわたしの言った事に驚いた様だった。
わたしも自分で言って驚いた。でも、彼が男の子の振りをしてわたしに黙っていた事や大人たちの言葉を考えると考えられる可能性があったから確認をしないといけない。
「いいの? 僕、ここに居て」
「ええ。それにそれは叔母さんが決める事よ。ただ、どっちの答えになってもわたしは嫌じゃない。ただ確認はさせて」
「確認」
「あなたは女の子なの?」
「見たよね? ぼくの……」
「女の子の身体に生まれる男の子がいるのはわたし、本で読んだ事があって知ってるの。あなたはそれなの?」
わたしがこの短い時間に巡らせた考えで得た可能性を彼にぶつけた。
関係がどうなるかは別としてわたしはこの問いの答えに期待があった。彼はどちらなのだろう。
「僕は心が男、なんだと思う」
「なんだと思う? 自信がないの?」
「僕は男だと思ってるよ。でも、これはお医者さんがきちんと時間をかけて調べないといけないって父さんと母さんが」
「お医者さん?」
「うん。血を取ってホルモンっていうのを調べたり、カウンセリングって分かる?」
「もちろん、お医者さんや他の病院の人と話して自分の心の状態を調べてもらう事よね」
「それをしてるの。ここに来てからは元いた所の病院の紹介で叔母さんが用意してくれた病院に通ってるよ」
わたしは驚いた。確かに彼はわたしの考えた女の子の身体に男の子の持つ子で当たってる。けれど、それは病院にかからなければいけないものだとは思わなかった。
身体と心の性別が違うのはわたしが思うより大事なのだ。
「それで時々バスに乗って出かけるのね」
「うん。本当は姉さんにはお医者さんやおばさんと相談してから話す予定だったんだ。今まで黙っててごめんなさい」
「それなら仕方ないわ。わたしがどうとかいう事じゃないもの。でも、辛いよね。話してくれてありがとう」
わたしは彼の頰を撫でた。
彼は俯いた。
「僕はこれから姉さんの妹になるんだよね」
彼は悲しげな口調で言う。その事情がなるなら弟だと思うけれど、わたしはもっと別の事を考えていた。
「今まで通りじゃだめかしら?」
「今まで通り? それって」
「恋人」
「でも、僕……」
「あなたは男の子じゃないの?」
「えっ?」
彼は困惑した様子を見せた。だが、少し嬉しそうでもあった。
「僕は自分を男だと思ってるけど、でも男じゃ……」
彼はそう言いながら足の付け根の部分に手を当てた。そこはさっきわたしが見て彼の事情を知るきっかけになった部分だ。
「あなたは男の子じゃないの?」
「うん、でも……」
彼はさっきしようとしてた行為が気になっているのだろう。恋人として大事な儀式だと知っていてそのためのものが自分の身体にない事を気にしている。
「ねぇ、もう一度見せてくれる?」
わたしは彼のズボンに手を掛けた。
「うん……」
彼は曇った声で頷いた。
わたしは彼のズボンとパンツを下ろす。
さっき脱がせた時は気が付かなかったが、彼のパンツは女の子用のショーツだった。トランクスとか男の子用のものかと思ったが、多分穿いていてこちらの方が都合がいいのだろう。
彼の大事なところが丸見えになった。さっきと同じ、平らで縦に割れた股間だ。
わたしは彼のその部分をじっと見た。当たり前だがわたしと同じ形だ。
これまで特に見たいとか思ったことのない部分。わたしが男の子のおちんちんをずっと見たくて触りたかったのとは対照的だ。
「……!?」
次の瞬間わたしが衝動的に取った行動に彼は驚愕した。
わたしは彼の股間の脂肪に富んだ柔らかい部分を摘んだのだ。
ぷにぷにとすべすべという感触が指に伝わる。とても触り心地がいい。
ここはこんな感触だったんだとこれまで自分の身体のこの部分を特別意識しないで来たのを改めて知ってわたしはうっとりしてた。
わたしは男性が好き。特に成長期の少年が。
おちんちんに触れたくてたまらないという欲望をずっと持ってきた。そんなわたしが今、女の子の身体を持つ彼のあそこに性的な魅力を感じている。
これは女の子を恋愛対象として見ているからじゃない。身体がどうあっても彼が男の子だとわかったから。
大好きな彼の大事なところだから。
「姉さん、そこ触ってもつまらないでしょ?」
「そんなことないわ。あなたの大事なところだもの」
彼は戸惑った様子でわたしのことを見ている。
わたしはそんな彼に微笑みをつけながら彼のあそこを摘んだり撫でたり、割れ目を指でなぞっていじる。
「出かけた時、いつも男子トイレに入ってたでしょ? あの時はどうしてたの?」
「男子トイレにも個室はあるからそこでしてたよ。小便器を本当は使いたいけど出来ないから」
「辛くない?」
「辛いよ。立ってできないので男じゃないって思い知らされるから」
彼はきっと自分の身体に苦しめられてきたんだろう。でもその身体とは付き合っていかなければならない。
今はまだ男女の見た目が大事なところくらいだからいい。これから彼の身体は女性に変わっていく。そうなればおしっこの仕方どころじゃない辛さが待ってる。
わたしはたまらず彼を抱きしめた。
「姉さん……」
「わたし、あなたを幸せにしたい。身体に辛い気持ちをさせられた分を取り返してあげたい」
「取り返す?」
「エッチしましょう」
「出来ないよ。僕の股には姉さんの股に挿れるものが無いんだよ」
「それでもやり方はあるの。せめてその身体で気持ち良くさせてあげたい」
「信じていいの?」
「もちろん。お姉さんを信じて」
わたしは太ももまで下げてきた彼のズボンとパンツを全て脱がせて全裸にした。
今の年頃なら股間を見なければ男の子に見えるだろう。
そしてわたしも服を脱いで全裸になった。彼に全裸を晒した時、彼は少し内股になった。
多分、わたしが最初に彼のパンツを脱がす直前に感じた事を彼の大事なところが感じているのだろう。
わたしは彼の隣に横になると彼の手を取り胸を触らせた。
「柔らかい……」
「おっぱい、触るの初めて?」
「うん。こんな感触なんだ。気持ちいいね」
彼は時折、わたしの胸元を見ていた。多分触りたいという欲望を持っていたんだろう。
恐る恐るだが彼はわたしの胸を揉んだ。感触を確かめるために丁寧に。
男の子だなぁと思う。おっぱいにこんな風に興味を持って、嬉しそうに触る。
今度は彼がうっとりしている。
ただ、数ヶ月後から一、二年後か彼身体にも形成されるものだ。そう遠くないうちに彼もおっぱいのある人になる。いや、なってしまう。その時は自分のおっぱいをきっとこんな風に肯定的に見られないだろう。
わたしも男の子に胸を触られるのは初めてだ。
胸を揉まれるのは気持ちがいいというがそれはよく分からない。彼がおっかなびっくり触っているからかもしれないし身体が慣れてないからかもしれない。
わたしは彼の手の感触を胸で感じながら次にする事を考えていた。
身体的にはわたしたちは女の子同士だ。
以前興味を持って読んだ女同士のそういう行為についての本の内容を思い出していた。
男女のエッチは男性のおちんちんを女性の膣に挿れて行う。わたしも最初は彼のおちんちんが自分の中に入る物だと思っていた。
だけど、わたしたちにはお互い割れ目とその中にある女の子の大事な物があり、おちんちんがない。
そうなれば感じるところを手や舌で刺激する、ひとりエッチでやることを相手にしてあげる行為しかない。
彼は多分そういう行為のことをあまり知らない。姉でありひとりエッチの経験がそれなりにあるわたしがリードするべきだろう。
「そろそろあなたを気持ち良くさせてあげたいの。いいかしら?」
「どうするの?」
「まかせて」
わたしは彼の乳首を舐めるのを再開した。
顔を乳首に近づけた時に彼も何をされるのか分かった様でこれから身体にやってくる感覚を受け入れる準備なのか力を抜いた。
乳首をはじめとして首筋など上半身を丁寧に舐めていく。
わたし自身は乳首以外の上半身の快感は経験がないが上半身にも性感帯は結構ある様で彼はかわいい声で喘ぐ。
続けて彼を腕枕して彼のあそこに手を伸ばした。
さっきは割れ目の表面や周囲を触っていた。
今回は彼に軽く足を開かせて割れ目の中に指を伸ばした。
上から順番になぞる様に形を確かめて小さな突起を見つけた。それはわたしのよく知っている物だ。
クリトリス、女の子が一番感じると言われている場所。わたしもひとりエッチをする時にはここを触っている。
いつも自分にしている様に指の腹で前後に往復するように触り続けた。
「あぁっ!」
彼は突然の強い感覚に驚いてしまったらしい。わたしも初めてここを触ったときに経験がある。初めて触るときには刺激が強いのだ。
わたしは指の腹の触れる面積を少なくなる様に角度を調整しながら撫で続けた。
あの刺激への反応を見てると彼はひとりエッチをしたことがないのだろう。
自分が男ではないことを突きつけられる場所だから触りたいと考えなかったのかもしれない。
そこを触って愛情を伝えることは出来るのだろうか。わたしはその疑問がよぎりながらも好きを伝えるのに気持ち良くしてあげることしか思い付かないので続けることにした。わたしがしている様に彼も興奮してくれればいいのだけれど。
ただ、さっきクリトリスの前に小陰唇を触ったら少し濡れていた。その濡れ具合がこれからわたしのしたいことには足りないから先にクリトリスを刺激しているのだけれど、濡れているのはわたしのおっぱいで興奮したからなのか、わたしがお股をプニプニと摘んだからなのか。どちらにしても彼を興奮させることは出来ているみたいだった。
クリトリスを触り続けていると彼の大事なところはヌルヌルした液体で塗れていった。クリトリスも時折、上下に動いたりする。
見つめた彼の顔も上気している。
「姉さん……」
彼は目を閉じて唇を突き出してキスをせがんだ。
わたしはその表情にゾクゾクして彼の望みに応じる。
唇をくっつけ合いながら彼のクリトリスを触り続ける。愛液で濡れたクリトリスは滑らかな感触になっていた。
一度小陰唇に指を伸ばすとトロトロになっていた。閉じていたのが少し開いていた。
わたし自身、セックスの経験はないし膣でオナニーをしたことがない。だが、女としての直感で挿れてもいい頃だと思えた。
男の子の膣に指を入れるのに女の直感というのも変な話だ。だけど、彼は女の子の身体を持つ男の子。間違ってはいない。
「ねぇ、あなたの中に入りたいの。あなたの大事なものにわたしの指を挿れたい。いいかしら?」
「わからないけど、姉さんがしてくれるなら。大好きな姉さんがしてくれることなら」
彼はわたしにガシッと抱きついた。目は潤んでいて切なげだ。
やはり身体が女の子である以上、感じ方も女の子なのだろう。
クリトリスを刺激されると気持ちよさと一緒にやってくる切なさを彼は感じているのだと思う。
彼は全てをわたしに委ねてくれるようだ。
そんな彼が好きだ。愛情を伝えるにはこれしかない。
「行くよ……」
わたしは指をクリトリスの後ろ、小心身の方にずらしてそのまま指を押し込んだ。
すごい……。
愛液の滑りもあるだろうがスルッと一気にわたしの中指は彼の小陰唇の間にある穴に入っていった。
初めて膣の中に触れる。膣の中は湿潤でまるで柔らかい洞窟の中の湖の様だった。
そして内壁は指を優しくそして暖かく包み込む。
大好きな男の子の身体の中の感触、肌よりも奥の体温、とても素敵で愛おしい感覚だった。
膣の中がいつもこうなのか濡れた結果なのかはわからない。けど、わたしを好きと言ってくれる彼の気持ちがヌルヌルした暖かい感じになって指に伝わってくる様に思えた。
「痛くない?」
「大丈夫。でも、恥ずかしい……」
彼は本気で照れている様だった。この部分は男の子のはずの彼が女の子であることを証明している場所だ。
その場所にこの反応なのはわたしの気持ちを伝えられてるということなのだろうか。
とにかく彼を気持ち良くしてあげたい。
わたしは彼の中に挿れた中指を出し入れした。まずはゆっくり優しく、それから早くしていこう。
指の出し入れに連動して彼は声を上げる。それがとてもかわいい。
抱き合った上半身と彼の中に挿れた指でそれぞれ違う温度の体温を感じる。
わたしは性感を感じないがそれでも彼の体温を感じているととても気持ちいい。わたしのあそこも彼に負けないくらい濡れていた。
慣れない動きで疲れるが彼の膣に指を出し入れする速度をどんどん早くしていく。
痛がってないか気をつけながら、少しずつ激しくしていくのだ。
「あぁ、あっ、あっ、あぁぁぁ!」
彼の喘ぎ声も激しくなっていく。彼は感じてくれているのだ。
正直、このエッチはとても不安だった。
彼が自分の性別の食い違いの中心となる場所に触れることもそうだが、男の子が恋愛対象のわたしが彼の紛れもなく女の子である部分に触れることに興奮できるかもだ。
でも、おちんちんがなくても女のわたしと同じ形をしていても、彼のあそこはわたしにとっては男の子に思えた。
大好きな男の子の大事なところが愛液で溢れてわたしの指を求めてる。ヌルヌルした感触がとてもエッチだった。
このヌルヌルした感触と二次性徴前の股間以外は男の子に十分見える裸。それは少年そのものでとっても色っぽかった。
腕が痛くなったけどわたしは夢中で指を彼の中から出し入れする。
「あっ、あぁぁぁっ、あっ……」
彼は大きな声で喘ぐ。この家ならわたしたちしかいないし広いからどれだけ大きな声を出しても大丈夫なはずだ。もっと感じて喘いでほしい。
「あんっ! あぁぁぁぁっ! はぁっ!」
突然彼は軽く海老反りになって身体をピクンピクンと跳ねさせた。
それを見るとすぐに何かわかった。わたしの身体でも起こることだからだ。
イッたんだ。オーガズムに達したんだ。
その感覚はクリトリスと膣で違うかどうかはわからない。でも、膣で感じた経験のないわたしでもその気持ちよさを彼の体全体の反応から分かる。
昨日、彼の、実際にはなかったわけだけど、おちんちんを想像しながらひとりエッチをした時にわたしもこうなったからだ。
彼は多分、ひとりエッチの経験もないんだろうからあまりに強くて似たもののない感覚に身体中を支配されてびっくりしてるだろう。
相当感じている。まだ中に入ったままの指が感じている彼の温度が十分に熱いのはそのせいだろう。
わたしはゆっくりと彼の膣から指を抜いた。
「んんんん……、あっ」
抜く動作でも膣の内壁を指が刺激するのか彼は喘ぎ声を小さく上げる。イった後にあそこを触ると予想以上に感覚が強いから今の彼もその状態なんだろう。
わたしは起き上がって愛液まみれの右手を太ももの上に乗せて左手で身体を支えて彼を見下ろした。
ぼんやりした表情で天井を見ている。頭の中がふわふわして何も考えられないんだろう。
わたしは彼に処女を捧げて彼の童貞をもらうつもりだった。
けれどもわたしは彼の処女をもらい、ついていないおちんちんを指で代用することをそう呼ぶのかわからないがわたしの童貞を彼に捧げた。
指の童貞を失った感想はとても大きな満足感だった。指には性感帯がないからそういう気持ちよさはない。けど、粘膜から感じる皮膚からよりも熱い体温と粘膜に溢れるヌルヌルした液体の感触はとても気持ちが良かった。
彼の膣の感触、味わえるならずっと味わっていたい。そのくらいにわたしの心を満たしてくれた。
コンドームは彼に着ける場所がないので無駄になったし、ただでさえ許されないきょうだいの恋愛が社会的にも身体的にも同性ならもっと許されないかもしれない。
でも、わたしには彼を女の子として見るのは無理だった。
たとえおちんちんがなくても膣があっても、お股が割れ目でも男の子にしか思えなかった。
この先胸が膨らんで腰が育ったらどうかはまだわからないけど、女の子同士のエッチをしても彼はガールフレンドじゃなくてボーイフレンドだった。
わたしは愛おしくてたまらなくて彼の頭を撫でた。愛液のついた手で申し訳ないけど、とにかくすぐに彼に触れたかったのだ。
彼は切なげにわたしの顔を見た。
確実に彼はわたしの大好きな男の子だった。
「姉さん、僕、女なのにいいの?」
「お医者様のところに通ってるんでしょう? 確かに身体は女の子だったけど、その答えはあなたの心がどちらか分かってからにしましょう」
「ちんちんがなくてごめんなさい。がっかりした?」
「謝っちゃだめ。それにあなたの大事なところ気持ちよかったわ」
「そうなの?」
「うん。あなたは?」
「最初、何かわからなくて怖かったけど、気持ちいいって分かってからはすごく夢中だった」
「イクと疲れるでしょう?」
「イク?」
「今みたいに気持ちよさが我慢できないくらいまでなることよ」
「うん、走った後みたい」
「まずは身体を休めて。わたしも隣、いいかしら?」
「うん」
わたしは彼の横に寝転がり添い寝をした。彼はとても満足そうにわたしに甘える。わたしはそんな彼に腕枕をして彼の感じる姿や声、膣の中の感触を思い出していた。
大好きな彼は女の子の身体を待つ男の子だった。
少なくともわたしの性欲はからの身体を受け入れて求めた。これから彼は少年の様な外見を失い女性の姿に変わっていく。
それをどうわたしが感じるかは少し不安だ。
そして、医者のもとに通っているという彼の性別の判定の行方もだ。
初めてのオーガズムに疲れて彼は寝てしまった。
わたしは彼の寝顔を見ながら考え事で眠れなさそうだった。
わたしたちが恋人になり初めて身体を重ねてから三年が経った。
彼の性別の結論は出ていない。当面の彼が生きる上での方向性は決まったが、彼が成人するまでかけて現状を追跡し判断をするらしい。そのくらい自分がどちらの性別であるか、これは性同一性というそうだが、難しいものだそうだ。
今の彼は女学生だ。表向き、ボーイッシュな女の子として生活している。
元々、男性としての生活を経験するため、この家に来た時には男子として学校に通っていた。学校側から本当の性別を隠す配慮を受けながら男の子としての日々を過ごしてきた。
だが、身体が育つにつれて彼を男性と周囲が認識するのは難しくなった。生理の時にどうするかも男子トイレでは問題になる。
そこで進学を機に社会的には女性として生活して可能な限り女らしさを避ける生き方をする事になった。
彼は頭が良く、女らしさを避けて女性として生活する上でどの程度そうするか、どうしたら周りから受け入れられるかを進学してすぐに考えて外で振る舞う自己像を作り上げた。
今は格好いい女の子としてボーイッシュな出たちや振る舞いをしている。
進学前のどこか怯えた少年とは違いしゃんとしていて確かに格好良かった。
そして、あくまで女の子である事も忘れていない。もともと女の子として生まれて女の子として育ったのだからその辺の振る舞いは性同一性の診断を始める前に戻せばいいだけだから楽だそうだ。
ただし、家での彼は違った。彼は甘え上手なかわいい男の子だった。無理に格好つけず、それでいて無理をしない男の子らしさをわたしの前でみせてくれる。
それは年数回帰ってくる叔母の前でも同様だった。
叔母は彼の心が男の子であることは知っており彼自身も常に状況を報告している
ただ、わたしたちが恋人であることは秘密だ。又いとこならともかくきょうだいになった以上は恋愛は許されない。まして、性同一性を医師によって監視されている状態なら尚更だ。
ただ、わたしは彼の周辺で彼が男の子であることを誰よりも確信していた。キスをしてベッドで抱いて、そうしていればわかる彼の眼差しは男の子のそれだと。
今日も彼はセーラー服を着て家に帰って来た。
比較的背も高くスタイルもすらっとしているので運動部なんかにいる女子から人気のある女子といった感じだ。
女の子から遠ざかることと周りに違和感を持たれないことの間に折り合いをつけた上手い振る舞い方だと思う。
そして家に帰ると彼の空気は一変する。
緊張感の様なものが解けて一気に柔らかい雰囲気になる。ただし、女の子らしくなるわけではない。優しい男の子のそれに変わるのだ。
自分を体の性別に縛り付ける制服を脱ぎ、シャツにジーンズといったラフな格好に着替える。彼の私服は彼の事情を知る人と過ごす時のための男物と学校の友人と会う時のための女物をそれぞれ用意している。
男物を着ていても雰囲気こそ男の子だが、やはり胸の膨らみと腰の広さは目立たないとは言えラフな格好では隠せない。ジャケットを着ればようやく男の子だと見られる程度だ。
そんな二つの姿を使い分ける彼がわたしはどちらも好きだ。
ある日の夜、大抵は二人で眠っているので食事や風呂などを済ますと彼はわたしの部屋にいることが多い。
部屋着に着替え、完全に気の緩んだ彼はわたしを抱きしめていた。
元々背の高い方じゃないわたしは彼に身長を追い抜かれた。
背の高い彼に抱きしめられながら、彼の胸の膨らみを感じる。彼もそうだが、わたしも自分の愛する人が女の子の身体を持つ男の子であることに折り合いをつけていた。
わたしは彼が将来、どちらの性での人生を選んでも愛し続けるつもりだ。
「姉さん、このあとするんだよね?」
「ええ、生理来ちゃった?」
「それは大丈夫。なきゃいいのにっていつも思ってるけど」
「そうじゃなくて、今日は僕が姉さんを抱きたい」
「えっ?」
彼は覚悟を決めた様子でそう言った。
彼とエッチをする時、わたしが彼を抱く。つまりわたしがリードする役割だ。
具体的にはわたしが自分の指を彼の膣に挿れている。
今日はその役割を交換するというのだ。
「いいけど、指は性感帯ないから気持ち良くないよ」
「姉さんを気持ち良くしてあげたい。それと、姉さんの中の感触を知りたいし、ボーイフレンドとして姉さんをエスコートしたい」
「うれしい。わたし、処女なの。優しくしてくれる?」
「知ってるよ。姉さんの初めてが欲しいんだ」
彼は抱きしめた状態から少し身体を離した後、わたしの目をじっと見た。そして、左腕を背中に添えてゆっくりと優しくわたしを押し倒した。
リクライニングチェアを倒した様に視界がゆっくりと上を向く。
天井しか見えなくなってすぐにわたしの視界にわたしを覗き込む彼が入り込む。
ぞくっ……。
彼の切なげな表情を見た瞬間、わたしの胸の奥が震えた。
彼はとても綺麗顔をしている。これまでかわいいと思って幼い身体だったころの印象のまま抱いてきた彼とはまるで別人だった。
そこにいたのは幼さを残しながらも色気のある美少年の姿だった。
彼はすでにシャツを脱いでいて上半身が裸だった。胸が膨らみ始めた頃に泣きながらそのことを拒絶していだが、今は同じ年頃の女の子に比べて小ぶりな胸を受け入れてわたしに抱かれる時に触らせてもくれる。
乳房のあるその姿は確実に女の子だが彼の心にたくさん触れてきたわたしには十分男の子に思えた。
そんな彼はわたしのブラウスを脱がせる。平均的な大きさで取り立てて特徴のあるわけではない乳房が顕になる。
いつも彼に見せて揉ませたり乳首を吸わせたりしているが今日はなんだか見られるのが恥ずかしかった。
何度もエッチなことをしてきた男の子であり、同じ様に乳房を持つ彼だがそんな彼に見られる事がとても緊張する。
それは彼も同じなのか顔を赤くしながら緊張した顔でじっと見ている。
そんな彼の姿を頭を起こして上から下まで見る。
彼は少しだけ内股になっていた。意識して男の子らしく振る舞う様に足を広げることを心がけてる彼が内股になっているのは多分、濡れたからだろう。
彼の大事なところはいつもわたしの指を受け入れる時のように生暖かい液体が分泌されてその感触を放って置けないほど身体に意識させられてるんだろう。
わたしもそれは同じ種類の身体だからわかる。
彼は少し戸惑ったそぶりを見せた後、わたしに覆い被さった。
わたしの乳房にはムニムニとした手の感触がする。彼に乳房を揉まれてるんだ。
普段わたしが揉んでいるのでどうすればいいのかわかるんだろう。童貞のはずの彼の揉み方はとても上手だった。わたしの胸は感じていた。
そこから乳首を舐められ、普段わたしがしていることと彼がひとりエッチで見つけたと思われることを次々とされていった。
わたしの耳たぶ、首筋からへその少し下にかけては彼の指と舌で刺激されまくっていった。
全身にくまなく輪郭の曖昧な性感が点在している。
彼はとてもエッチな子だなって思った。わたしが普段彼にしていることより彼のしてくれていることは多岐に渡り気持ちよかった。
そんなことを考えながらぼんやりしていると彼はわたしの隣に横になりわたしを抱き寄せた。
最初はギュッと正面から。乳房と乳房があたる感触が気持ちいい。
わたしは恋愛対象が男性の女性だ。だけど、こと身体については女性しか経験してないし女性の感触が好きだ。
男性を経験してても同じ様に思うかはわからない。でもそれはどうでもよかった。たとえ身体が女性でもわたしには彼というボーイフレンドがいる。
彼はわたしにキスをする。舌を口に入れる濃厚なキスだ。
そして見えないが彼は腕をわたしの下半身に伸ばした。
「はふっ……」
唇を塞がれた状態で半端な声を出した。刺激につられて思わず出た声だ。
彼はわたしのクリトリスを刺激し始めた。
誰かにクリトリスを触られるなんて初めての経験だ。これから触るという心の準備なしの刺激にわたしは心底驚いた。
彼は多分、わたしとエッチをしない日はひとりエッチをしているんだろう。わたしを刺激するその手つきはとても慣れたものだった。
慣れた感覚とはいえそれが自分のコントロール下じゃないなら不安になるほど激しく感じる。
寝ていてよかった。だった状態ならわたしの足は体重支えるだけの力を保ててないだろう。
いつのまにか止んだ口付け。彼はわたしをじっと見ていた。
いつまでキスをしていたのかは意識がボロボロと崩れていってわからない。気がついたら見つめ合っていた。
彼の眼差しはいつものほんわかしたものとは違って鋭かった。それは男の子が女の子に向けるエッチな目線だった。
知らない男の子なら怖いそんな視線も彼なら嬉しい。もっと見て欲しい。
このままわたしをどうにかして欲しい。女の子の一番敏感なところを激しく触られてわたしはその感覚に全てを委ねたかった。
「……えっ、やめちゃうの?」
突然快楽の大波が止んだ。彼は手の動きを止めたのだ。
「姉さん。僕、もらうよ」
彼はそう言うとわたしの小陰唇を何周も指でなぞり始めた。
「わたしの中に入ってくれるの」
「そうだよ」
「どうしよう、怖い……」
彼に押し倒された時、彼の指がわたしの中に入る事がすごく嬉しかった。でも、いざその時が来ると怖い。
痛くないだろうか。粘膜に触れられるなんて想像がつかない。
「心臓、速くなってる」
「だって……」
「大丈夫だよ。僕の初めてはどんな事をしてくれるのか知らないまま挿れられたんだから」
「ごめん、それ……」
「それが気持ちよかったんだから信じて。僕も気持ち良くしてあげる」
彼は優しく微笑んだ。
わたしは情けないお姉さんだ。彼の姉であり恋人。幼い彼が受け入れたわたしの指、彼の指を怖がるのはみっともない。
彼はどうすれば気持ちいいか知ってる。膣の挿入を知らないまま彼の中に入れ続けたわたしよりずっと上手なはずだ。
「お願い。わたしの初めて、もらって」
「ありがとう」
彼はわたしに軽くキスをすると話しながら続けていたわたしの小陰唇をなぞる手を止めた。
お腹に密着した腕が動くのを感じた。
次の瞬間、小陰唇の間に異物感を覚えた。その異物感はするするとわたしの体内に入っていく。
「入ったよ」
「えっ?」
あまりはっきりした感覚じゃない、そこになんかあるかもしれない程度だ。
だけどそれが上下に動き出してその動きをかすかな感覚から追っていると少しずつ込み上げてくる感覚を覚える。
「あんっ……」
少しずつ強くなって思わず声が出た。
その瞬間、わたしは自分がどうなったかわかった。
「もう、しょ、処女じゃないの? わたし?」
「そうだよ。僕がもらったよ」
捧げたんだ。彼にわたしの処女を。そして、三年前と逆にわたしは彼の童貞をもらった。
「姉さん、これが僕の男の子としての初エッチだよ」
そう言うと彼は上下に膣から出し入れする指の速度を上げた。
意外と痛くない。女の子の初めては痛いって言うけど、彼の指は男の人にしかないものより細いんだろう。処女膜を破るほどの大きさがないんだ。
彼が速度を上げると感覚がどんどん強くなる。
その感覚はついさっき味わった。自分の指で慣れ切ったクリトリスの感覚とは違った。身体の中から広がる感覚だ。
その感覚は頭の中を無重力にするような不思議な感覚を鼓動の様に広げてくる。
イった瞬間を弱めた様な感覚がドクンドクンと襲う。
「あっ、あっ、あっ……!」
声が感覚に連動して出てしまう。
だんだん考える力が薄らいでいく。
そんな中で彼がいつも爪を綺麗に手入れしていたのを思い出した。外ではボーイッシュに振る舞っているとはいえ女の子として過ごしている彼がそうするのは周りに溶け込むためにしている女の子のオシャレなんだと思っていた。それもあるだろうけど、多分今日のこの行為をする機会をずっと待っていたんだろう。いつその機会が来てもいい様に準備していたんだ。
わたしも彼の大事なところを傷つけてしまわない様に爪の手入れを欠かしていない。
わたしを見てそういう事を覚えたのかはわからない。本から学んだのかもしれない。でもそういうところをきちんと考えてくれてるって分かると彼を愛することばかり考えていて見逃していた彼がどれだけわたしを愛してくれているのかにようやく思い至った様に思えた。
くちゅ……くちゅ……。
わたしのあそこからいやらしい音が聞こえる。彼がわたしの膣に指を出し入れしてる音だ。
「はずかしい……」
「僕が姉さんに大好きを伝える音だよ。僕の大好き、伝わる?」
「とても……」
ただ出し入れしてるだけじゃこんな音はしない。濡れ方と指の角度の条件が揃って初めて鳴る音。
彼は多分、わざとやってるんだろう。挿れられる側をずっと経験してただけじゃこういう事を自在にできないと思う。多分、彼は自分の膣で何度も練習したんだろう。男の子である彼がクリトリスじゃなく膣でひとりエッチをするのはもしかしたら辛かったのかもしれない。もしそうなら彼の伝えてくれてる大好きの尊さを強く感じる。
彼はさらに指を激しく動かす。
わたしの中の快感の波は頭の中に強く打ち寄せる。もう何も考える事ができなくなっていた。
視界も真っ白に薄らぎただ彼の指の感触、抱きしめられて肩にあたる彼の乳房の感覚、肌から伝わる彼の体温だけがわたしの感覚を支配していた。
わたしの神経の堤防が決壊するのはそれからすぐだった。
「あぁっ、ああん! あん!」
一瞬意識の途切れてお腹から広がる感覚はわたしの体の全感覚を戻った意識から奪い去った。
わたしはイったのだ。
身体の中を駆け抜けて行き場を失った感覚はわたしの身体を跳ねさせる。そして頭の中がホワイトアウトする。
経験のある感覚だったが、その強さも気持ちよさも違う。これがクリトリスと膣の違いなのか、自分で触った結果と愛する人に触られた結果の違いなのかはわからない。
ただ、自分が何なのかわからない程に脳の中にある情報がかき混ぜられ意識も遠くなっていた。
頭の中がはっきりしてきた頃、わたしは彼に抱きしめられていた。
初めて会った時はわたしより小さかった彼も今はわたしより背が高い。そんな彼に抱きしめられて体温を感じていた。
多分、イった快感で意識がお留守になっていた時も彼の体温を感じていたのだろう。肌が私の身体の輪郭をはっきりさせてくるに従ってどこか彼の温かさの中に溶けていた様に思えた感覚が恋しくなった。
「姉さん……」
彼がわたしを呼ぶ。わたしは彼の頰にそっと触れる。彼の頰はスベスベでプルプルした感触で気持ちよかった。
何度も彼の頰には触れているが今日は何だか彼の頰の感触が懐かしかった。
その感触が初めてこの部屋で彼の触れた時の彼のツルツルだった頃の大事なところに似ていたからだ。
あの時はずっと見たかったおちんちんがなくてビックリしたけど、それからすぐにその部分が「大好きな男の子の大事なところ」として興奮を覚えるようになってからそれが続いている。
前回までのエッチはもっぱらわたしが彼をイカせることに専念してきたわけで、その度に自分のあそこも彼に負けないくらい濡れてきたからだ。
そこまで考えてわたしは彼のもう片方の頬も掴んで喋り始めた。
「わたしばかり気持ちよくしてもらっちゃった。濡れてるでしょう? 今度がわたしが」
早口で言うわたし。息が荒い。
「姉さん、今日はこのまま寝ようよ。あれだけ激しくイったら疲れるでしょ?」
今度は彼がわたしの頬に触れる。
確かに疲れてるけど、思春期の男の子に触らせるだけで自分は気持ちよくなれないのは酷に思える。
「僕も初めて挿れたから手が疲れたし。姉さんのイった姿を見て幸せなんだ。このまま眠りたい」
「溜まってない?」
「姉さんは僕のあそこを触ってきてるでしょ? 僕は溜まるものがないんだよ」
彼はわたしの手を掴んで自分の割れ目をなぞらせた。
そんな彼の割れ目も愛液で濡れている。ここまで愛液がついているのは相当溢れた証拠だ。
「身体はそうだけど、わたしは気持ちは溜まるよ」
「それ、溜まるって言うんだ。確かに人生で一番ムラムラしてる気がする」
わたしは彼の割れ目をなぞり、同時に小ぶりな乳房を見た。多分割れ目の中に指を入れればクリトリスは硬くなってるだろうし、目の前の彼の乳首はしっかり勃ってる。
「姉さんは僕をイかせて溜まった時はどうしてるの?」
「あなたが眠ってからひとりエッチをしてるよ。寝息を聞きながらするととても気持ちいいの」
わたしは彼に申し訳ない気持ちになりながら目を伏せて言った。
エッチをしてる仲とは言っても目の前で寝てる自分をオカズにクリトリスを弄ってるなんてはしたないし、気持ち悪いと思われるかもしれない。
「やっぱり……」
「気付いてたの?」
「姉さんの肘が当たったり、喘ぎ声が聞こえたりしてるから、そのまま眠れなかった時は寝たふりしてたよ」
「そうなの……?」
「次の日にその事を思い出してぼくもひとりエッチしてた」
「そう。そうなんだ、ふふっ」
わたしはなんだか可笑しくて笑ってしまった。
「笑う事?」
「だってわたしたちって似てるって言われるじゃない。やっぱり似た者きょうだいだなって」
「外では姉妹って言われるけどね」
彼は外では女の子だ。でもわたしといる時は本当の姿でいてくれる。ついてないものはあるけど、彼は男の子だ。
「あなたはわたしのボーイフレンドよ。そして弟」
「姉さん。ぼく、姉さんに童貞をあげられて幸せだよ」
「うれしい……」
彼はギュッと強くわたしを抱きしめた。その感触にあれだけ濡れてたあそこがじわっとムズムズした。
だけど、次の瞬間、抑えられずあくびが出た。
「ごめんね。急に……」
「イったあとは眠くなるよね。今日はこれで寝よう」
「でもあなたは気持ちよくなってない」
「身体は女同士なんだから、女同士のエッチはそういうもんでしょ?」
「でも……」
「じゃあ、明日、朝一で僕を抱いてよ。明日は交互にしよう。お互いに抱くのに慣れていきたい」
「そうね。それなら……」
「だからこのムラムラを持ったまま夢を見てそれから姉さんの指を味わいたい。だから今日は寝よう?」
「そうね。わたしも眠くなったし、あなたの指でイった感覚を夢の中で味わいたい」
「おやすみ」
「おやすみなさい」
わたしは彼の腕の中で目を閉じた。
大好きな男の子の感触は思春期の女の子のそれだ。わたしは本物の男の子の身体を知らないままあの日からの日々を過ごしている。
こうして抱いて抱かれては彼の様な男の子が恋人じゃなければ味わえない愛し方かもしれない。
彼の寝息が聞こえてくる。わたしも性感じゃなく眠気で意識が薄らいできた。
明日の朝一番のエッチは新しいことをしようと思う。
彼はわたしの指を期待しているが彼の大事なところを初めて舌で愛するつもりだ。
明日の朝を楽しみにしながら、わたしは大事なところにはっきりと残る性感がどんなエッチな夢を見せてくれるのかを楽しみに身体の力をゆっくり抜いた。
彼とのエッチの続きならとても幸せな事だろう。