66章辺りを初めて読んだ時に思ったことを今更書いてみました。
オリジナルの星晶獣にジータ達を滅茶苦茶にさせたので、そういうのがダメな人は戻るボタンを

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前に別のやつ描いてたんですがなんか消えてたので実質初投稿です。


ダイダロイトベルトにもう一体、記憶を司る星晶獣がいたら……

ジータ達一行がダイダロイトベルトを訪れた時、そこには島の星晶獣キクリの他にもう一体、星晶獣がいた。

その星晶獣の名前はメモリア。記憶を操ることに特化した星晶獣。

そして、メモリアは仲の良い者達をバラバラにするのが大好きだった。

この島に来る前も、とても仲の良い夫婦を見つけたので、それぞれ別の人が好きだったという記憶を与えて不倫させ、離婚へと導き、いがみ合うよう弄んだ。

そんなメモリアがダイダロイトベルトにいたのは完全に偶然だった。適当にブラブラしていたら偶々島が目についたから寄っただけ。適当に仲の良さそうな空の民をいくつかぶち壊して飽きたら別の島に行こうとメモリアは考えていた。

 

そこで偶々仲良さそうに歩いているジータ一行を見かけたからターゲットに決めた。ただそれだけだった。

一行の中に記憶が弄れない存在がいることにすぐに気が付いた。

人型の、自分と同じ星晶獣と、何かよくわからないけど力が弾かれる青い髪の少女。その少女と何やら繋がっているらしい少女。

この集団の仲を壊すのは難しそう。とメモリアは気付き、最悪なことにやり甲斐を見出した。

今までの、何の苦労もなく弄って壊せるようなイージーモードとは違う、はじめて体験するハードモードに笑みを深め、どうやったら壊せるか考える。

能力が効かないのが自分と同じ、星晶獣だけであれば、他の空の民の記憶を弄るだけで済むのだが、青い髪の少女と少女と何か不思議なもので繋がっている金髪の少女にも効かない。

試しに能力が効くもの全員の記憶を弄って離れさせてみたが、3人が集めなおして記憶を取り戻させてしまう。どうやら金髪の少女が中核であるようだった。

さすがハードモードとメモリアは笑みを深め、絶対にこいつらを必ずバラバラにして見せると決意する。

その為には中核の存在であるあの金髪の少女は邪魔だ。

とは言え、能力が効かないのでどうすることも出来ない。メモリアは考える。考えて、考えて……ふと、青い髪と繋がっているからこの金髪の少女に自分の能力が効かないのではと思い至る。

じゃあ青い髪の少女との繋がりを切ってしまえばいい。

でもどうやって?

そしてこの島にいる星晶獣の力を思い出した。

『縁』を司る星晶獣 キクリ。

人と人、出来事と出来事、果ては運命をも繋ぎ留め、結び合わせ、また断ち切ることも出来る星晶獣。

この能力があればなんとかなるのでは?そうメモリアは考えた。

急いでキクリにコンタクトを取り、協力を持ち掛ける。

キクリは意志が薄く、メモリアの持ち掛けた話に対して唯々諾々と従った。

 

メモリアの考えは正しかった。

キクリの能力で、青い髪の少女と、金髪の少女の出会いの出来事をなかったことにすることで、2人の繋がりを切ることに成功した。

これにより金髪の少女の記憶も操れるようになったのだ。

こうなってしまえばメモリアのお手の物。

金髪の少女を手始めに、一人、また一人と記憶を操って離れさせていく。

 

 

 

出会いは数日前、ジータは別の島で旅をしている年嵩の男と偶然出会った。特に意識することもなかったのだが、目が合った瞬間、2人は相手から目が離せなくなった。身体の奥に炎が燃え上がったかのように熱くなる。堪らなくなった2人は同時に駆けだした。

初対面でありながら、まるで引き裂かれた恋人が長い時を経て再開したかのように、駆け寄った勢いのまま強く抱きしめ合い、そのまま唇を重ねた。周りに大勢の人がいることも、真っ昼間であることも頭から消え失せている。2人は決して離さないと誓うかのように熱い抱擁と口付けを交わし続けた。

長い時を掛けてようやく唇が離れると、年嵩の男はジータにプロポーズの言葉を捧げた。出会って数分も経っていない男からの求愛の言葉に、ジータは感動の涙を流してその言葉に口付けで応えた。

ジータの応えに周囲の人間が湧き上がる。ようやく2人はここが外であることを思いだした。多くの祝福の声を掛けられながらその場を離れ、男の泊まる宿で2人きりになったところでお互いの自己紹介をした……そういう記憶をジータと男の2人に与えた。

男はジータの3倍は年上に見えたがメモリアは特に気にせず、偶々近くにいたからという理由だけでジータの相手にした。

記憶を与えられたジータにとって今は、これまでの生活を躊躇なく捨て去り、男と一緒になるために男の故郷へと戻る旅をしているという認識だ。この島に来た目的も男の故郷に帰るための輸送艇に乗り換えるためで、男の故郷に着いたらそこで昔馴染み達に紹介してもらい、結婚式を挙げて一生そこで暮らしていく予定となっている。

 

 

 

金髪の少女の近くにいた、空を飛ぶ妙なトカゲからは記憶を奪った。まだ微かに残っているのか、誰かを探すかのようにふらふらと人ごみの中へ消えて行った。

 

 

 

次に書き換えたのは煙草を咥えた男。

騎空挺を大事に思っているようだったので、その思いをより大きなものに変えてあげた。

自分以外の誰かが騎空挺グランサイファーに乗ることを許さず、毎夜マストを舐めながら己が逸物を扱き、大好きな艇に精を放つ変態男としての記憶を植え付ける。

 

 

 

長いブロンドヘアーの甲冑を身に着けた女性は、メモリアの能力が効かなかった青い髪の少女がとても大事なようだった。

なので青い髪の少女に対して、邪な気持ちを持っていると記憶を書き換えた。

毎晩青い髪の少女のことを思い自慰を繰り返しており、決して自分から離れられないように閉じ込め、食事も排泄も少女のすべてを管理したいと考えているようにして、自分を律する騎士の精神を自分さえよければいい下種の精神へと変えておいた。

 

 

 

小さな魔法使いの少女は眼帯をした壮年の男に攫われ、散々暴力を振るわれた記憶を植え付けられ、男の姿を見るだけで竦み上がり震える、哀れな被害者に変えられた。眼帯の男は娘を持った父親でありながら幼い少女に欲情してしまい、それが抑えられず罪悪感を持ちながらも少女を犯すことが止められないどうしようもない男にされた。バルツで1人噴水の縁に座り込んでいた少女に声を掛けて一目のつかないところに誘き寄せて攫い、言うことを聞くよう執拗に暴力を振った記憶を持たされている。

 

 

 

メモリアに新たな自分へと変えられた5人は、違和感を持つこともなくその自分が正しい自分であると受け入れる。

ジータは愛する男に腰を抱かれ、その男へ満天の笑顔を向けながら男の故郷の町がある島へと飛ぶ定期輸送艇の発着場へと歩いて行ってしまう。

それを止めようと手を伸ばした青い髪の少女はブロンドヘアーの女性に当身を受け、意識を失い崩れ落ちたところをそのまま女性に抱えられ、どこかへ連れていかれた。

煙草を咥えた男は、股間を膨らませて愛する艇へと駆け戻っていった。

小さな魔法使いの少女は眼帯の男に手を掴まれ、怯えた表情を浮かべる。今にも悲鳴を上げそうな少女の耳元で眼帯の男が何かを囁くと顔を俯かせ、そのまま男に手を引かれて行き、路地裏に消えた。

バラバラの方向へ散って行く仲間たちに、何もされなかった人型の星晶獣は全員の名前を呼んでいく。

だが誰一人として自分のことだと認識しない。

それもそのはず、メモリアによって人型の召喚獣のことは記憶から消されている。

唯一振り返ったジータは、自分と同じ名前の人を探している大人の女性がいるとしか思わなかった。

どうした?と聞いてくる愛しい男に、「私と同じ名前の人がいるみたい。女の人が呼んでたから振り返っただけ、子供と迷子になっちゃったのかな?無事に会えるといいね」と話して男に笑いかける。そのまま2人は輸送艇に乗り込んでいった。

 

 

 

 

メモリアは島の上空でハードモードを無事クリア出来たことに小躍りし、そして次の獲物を探しに別の島へと飛んで行った。

 

 

 

*

 

数日後、

久し振りに故郷に戻った年嵩の男は町長へ帰ってきたことの報告と共に、一緒に町へ来た金髪の少女、ジータを紹介した。

そしてジータを自分の妻として迎え、今後はずっとこの町で暮らしていくことを伝えた。

男の話に町長はもちろん、その場にいた男の昔馴染みの町民達も大層おどろいた。

旅が好きで、あっちこっちへ一か所に留まらない男が、今後旅をしないと言ったこともそうだが、その理由がまだ子供と言える年齢の少女と結婚するからだと言うのだ。おどろかない訳がなかった。

町民たちはジータに本当にこの男と結婚するのかと問わずにはいられなかった。

掃除も洗濯もまともに出来ない、酒とギャンブルが好きで貯金どころか町民に借金だってある。そして何より年齢が離れ過ぎている。ジータのような若く美しい少女であれば他にいくらでも男がいるだろうにどうしてこの男なのか。何か弱みを握られているんじゃないか?そう疑う町民達。

ジータが「この人のことを愛しているんです!」と訴えるも、誰も信じない。

それにしびれを切らしたジータは嘘じゃないことを示す為、町民達の前で男へ抱き着き、そのまま唇を奪った。

男も応えるようにジータを抱き返し、舌を伸ばしてジータの舌と絡ませ合う。

その激しい口付けに、弱みを握って無理矢理やらされている様子はどこにもない。愛し合っている男女のそれであることは誰の目にも明らかだった。

町長が疑ったことへの謝罪をし、男とジータの婚姻を認めた。後日行われた2人の結婚式は過去一番の盛大なものとなった。

 

*

 

ブロンドヘアーの女性、カタリナは青い髪少女、城砦都市アルビオンへと連れ去り、そこの現領主であり士官学校時代の後輩であるヴィーラ・リーリエに頼んで一軒家を借り、その中の窓のない部屋にルリアを閉じ込めた。万が一にも逃げられないよう服を剥ぎ取り、首輪を締め鎖で繋いだ。まるでペットのような扱いにルリアは必死に助けを求めた。が、誰も助けは来ない。1日経っても、3日経っても、1週間が過ぎても、1ヶ月経っても部屋の扉を開けるのは妖しい光を目に宿した、かつてはルリアを自由にすると誓ったカタリナ・アリゼだけだった。

 

*

 

自身の騎空挺であるグランサイファーをこよなく愛するラカムは、今日も挺と共に空を駆け、夜になれば艇のいたる所で自慰をして己が精をぶちまけた。

 

*

 

小さき魔法使いの少女、イオは今日も小さな肢体にご主人様の逸物を受け入れる。

ご主人様の機嫌を害さないよう無理矢理拡げられる膣の痛みを隠し、努めて嬉しそうに振る舞い、懸命に腰を振りたくってご主人様の精を絞る。

 

*

 

田舎町、

年嵩の男は今日も朝から家畜への餌をやり、町を囲う柵の点検を行い、畑の世話をする。

見違えるほどの変化。それも偏に妻との生活のため、男は今日も汗を流して働く。

すっかり酒もギャンブルも辞め、先日遂に借金も解消した。

これからはもっと頑張らなければならない。

頑張って、金を溜めなくてはいけない。

妻とは毎晩のように愛し合っている。

そう遠くない未来に訪れるだろうことに思いを馳せ、男は勢いよく鍬を振り下ろした。

 

男が働くその姿を、ジータは近くの丸太に座って愛おしそうに眺めていた。

自分のため、そしていずれこのお腹に宿る存在のために頑張ってくれている。それがたまらなく嬉しい。

……ふと、脳裏に青い髪の誰かの姿がちらついた。

顔は見えないけれど、たぶん女の子。

誰だろう……と、考えこもうとしたところで、名前を呼ばれた。

顔を上げると、今日の仕事を終えた男がこちらに手を振りながら歩いてきていた。

慌てて立ち上がり、彼のもとへ駆け寄る。

用意しておいたタオルを手渡すと男は顔や体に流れる汗を拭きとっていく。

服を捲り上げた拍子に年を感じさせない腹筋が見え、胸がきゅんとする。

予め濡らしておいたタオルが気持ちいのか、ふーっと男が息を吐き、それが顔に掛かる。

汗と、加齢による口臭のにおいがして、頭の中が夫のことで満たされていく。

先程まで考えようとしていたことも流れるように消え去り、目の前の愛する人のことだけしか考えられなくなる。

首に腕を回し、軽く唇を重ねて離れた。

いつものようにキスをしたら抑えられなくなりそうだった。

今は外だし、他の町民がいつ来てもおかしくない。我慢、我慢と自分に言い聞かせる。

ジータは間違いなく幸せだった。

 




ロゼッタは色々と諦めてルーマシー群島に帰り、ゆぐゆぐと2人森でのんびりと暮らしていくよ

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