西暦2XXX年、人類は宇宙由来のウイルスによるパンデミックを乗り越え、次の段階に進もうとしていた…。
パンデミックを乗り越えた数年後…人類の女性の中に動物…特に猫の特徴を持った者が生まれるようになった。
当初は猫耳を持って生まれた少女達に対する差別や排斥などが相次いだが、彼女達のある特徴が分かってからは評価がガラリと変わることとなった。
彼女達のDNAにはこれまで人類が苦しめられてきたあらゆる病気やウイルスに対する抗体が備えられており、あらゆる病気やウイルスを撲滅する手がかりになることが判明したのだ。
世界の人々はこれがパンデミックを乗り越えた我々への神からの贈り物だと彼女達を神聖視し、世界中で保護の取り決めがなされることとなった。
次第に彼女達の特徴は「猫耳」という愛称で呼ばれるようになり、さまざまな特性が判明していった…。
ある日の朝、男は遠い昔から変わらぬ通勤ラッシュに混じりながら、風景の中に混ざる異物を視界に入れた。
(今日は猫耳が少ないな…狙い時か)
男は田舎から都会の本社に栄転してきたバリバリのサラリーマン。
彼はそれなりに満足した暮らしを送っていたが、最近はあることに常に苛立っていた。
(クソ…あの猫耳女…俺をこき使いやがって…ムカつく…)
男は新しく上司になった猫耳の女性に恨みがあるようで、ストレスの発散方法を探し求めていた。
そこで男が思いついたのが…他の猫耳への痴漢…性犯罪だった。
男は既にかなりの人数が乗っている古い電車に乗ろうとしている猫耳でピンク髪の少女に目を付け、後ろから乗り込んだ。
動き出した電車の中で位置を整え、少女の身体を舐めるように視姦した男は…。
(最近は仕事が忙しくてストレスが溜まってんだ…運が悪かったと思え!)
少女のスカートに手を滑り込ませた。
むにっ♡
「んっ…♡」
手のひらに伝わるむっちりした肉感と共に聞こえてきた艶かしい声に男は自分の耳を疑った。
(おいおいおいマジかよ…こいつ…尻触られて感じてやがる…!)
本来なら怯える少女に愉悦を感じる予定だった男は少し怯むが、身体は目の前の猫耳女性に興奮して火照り始め、手のひらは少女の尻を撫でまわし続ける。
(まあ…エロいし良いか…)
さわさわ……
「んっ…♡ぁ…♡」
少女の尻を撫で回し続ける男の手つきは次第にエスカレートしていき、男の手はゆっくりと少女の股下の方へ潜り込んでいき…。
くちゅ…
「んぁ……♡」
(すげえ…まさかここまでできるとは…)
少女の秘所に指を潜り込ませた男は指先から伝わってくる湿りと肉感、少女のくぐもった声に興奮してあることを思いつく。
(そういえば猫ってここが性感帯だったはず…やってみるか!)
トンットンッ
「お゛ッ…♡」
(まずっ!)
思いつきで腰に生えた尻尾の付け根の辺りを軽く叩いた男は静かな電車内に響き渡るほどの嬌声を上げた少女に驚き、慌てて周囲を見渡した。
(皆目を背けてる…不味い…完全にバレた…!)
「ぁ…」
男は慌てて少女から手を離し、ちょうど次の駅に到着した電車から急いで出ようとして…。
トンッ
「がっ!?」
意識を失った。
「ふふっ…♡」
とあるホテルの一室で、男は薄らと意識を取り戻した。
(なんだ…?俺はなんで寝てるんだ…?)
「あ!起きました?」
「……ッ!!?逃げッ!!」
「逃しませんよ♡」
「ひっ…」
自分が痴漢した少女がベッドの横に立っていることに気付いた男は咄嗟に逃げようとするが、片手で易々と取り押さえられてしまう。
(なんでこんなに力が強いんだ…!?)
「その顔…もしかしてお兄さん…私達のことあんまり知らないんですか?」
勝てない…そう悟った男は必死で首を縦に振った。
「じゃあ私が教えてあげますね♡
私達猫耳は…とっても力が強くて…耳も目もよくて…そして…とっても性欲が強いんです♡」
「!?」
少女はベッドに押さえつけた男の体を撫で回しながら頭がおかしくなるような妖艶な声色で男に囁く。
「ちなみに…ハァ…あなたがやったお尻を叩くアレ…私達にとってはアプローチの一つなんですよ♡
私はあなたを気絶させてここに連れ込みましたが…ハァ…アプローチしてきたのはあなたの方♡
ハァ…今更後戻りはできませんからね♡」
「ヒッ…」
瞳孔を細めながら息を荒くする少女に男は命の危機を感じるが、少女の言う通り今更逃げることはできない。
「あ、自己紹介を忘れてましたね♡
私の名前は猫崎ラテ…三日三晩じゃ済みませんから…覚悟して下さいね♡
それじゃあ……にゃぁぁぁぁーー!!!」
「うわぁぁぁぁーー!!!」
後日、男は路地裏で干からびている所が発見された。
電車の乗客達(あいつアホだな……)
猫耳上司(こいつ無知すぎる…どうにかしなきゃ…)