鬼龍は絶望していた。
容易く他人の尊厳を踏み躙り、あらゆる闇のフィクサーの頂点に立つ傲岸不遜の嗤う龍…そう呼ばれていたのはもはや昔の話…
今では自分の息子を名乗る人型兵器の1匹【悪魔王子】の前で傷ついた肢体を晒す弱者でしかない。
情や倫理といったもの全てを削ぎ落とし暴力的な強さだけを求めて行き着いた先がこのザマだ。
血と臓物に塗れ悪意を食んで誕生した悪魔王子、彼の願いは単純なものだ。
「もう良い加減認めなよ、俺がパパの正真正銘の子だってさ」
試験管の中で育ち身体検査の基準から外れ廃棄されるだけの運命…だったはずの個体は笑う。
それが鬼龍には不気味に見えた。人造人間兵器"ガルシア・シリーズ"
親としての情を見せるだけで従順に従い命令されれば命さえ投げ出すそういう兵器。その一端でありながら悪魔王子は反抗的な態度さえ見せる。
(ふん…お前なんか息子と認めるわけ無いだろう…っ!俺の息子は1人
そしてソイツはもう死んだ!)
「強情だなあ…それならこっちもやる事やらざるを得ないよねぇ。」
そう呟くと悪魔王子は力尽き横たわる鬼龍のジーンズを剥ぎ取った。
「はうっ」
勢いよくパンツごと剥ぎ取られ生存本能を刺激された鬼龍の剛直が顕になる。
「なんだパパもその気なんだ…口ではどうこう言いつつも素直なんだね」
いつのまにか全裸になった悪魔王子は鬼龍の首筋に舌を這わせ打撃痕の無い鬼龍の腹筋を愛撫する。痛みを忘れるほどに射精を焦らされる、汗の滴りすらも永遠に感じる時間の中でその時は訪れる。
「ぬうっぁ❤️あっぁ!っ❤️ ぐ…❤️!おおぉおっ!」
胸の下から鼠蹊部に近づくにつれて鬼龍のそれは大きく脈打ち儚く射精。
我慢しようとするなけなしの意地すら踏み躙られて鬼龍のプライドは限界に達しようとしていた。
「もう…殺せ…」
悪魔王子は何事もなかったかのように返す。
「何言ってるのさ、まだまだこんなものじゃない。愛ってものは痛みを伴うもの…だろ?」
心陽流の弟子を謀略に嵌めた時のセリフを持ち出され鬼龍は底知れない恐怖を感じ、それが次の勃起のトリガーだ。
悪魔王子はこの時点でこれが父と自分の決定的な転換期、そして特別な時間になる事を確信した。
鬼龍の射精を確認し準備万端になった悪魔王子のソレは次の狙いを決めた。
当然アナルセックスだ。
鈴口を肛門のしわに沿わせて先走りを塗りたくる。
「ふぅ…ふうっ❤️はぁっ…はあっ…❤️」
もはやどちらから漏れた声なのかも分からない濃密な時間…そしてその時がやってくる。
にゅぷ❤️ ずちゅるるる❤️
既に濡れてぐちゃぐちゃになった鬼龍の雄膣に悪魔王子の陰茎が突き刺さる。
「じゃあパパ…終わっちゃおうか❤️」
悪魔王子のそれは鬼龍の前立腺を激しく刺激し射精感を高めていく。
大きく前後されるたびに鬼龍のアナルは悪魔王子の亀頭を強く締め付け子種を執拗に受け取ろうとする。
それはストロークを繰り返した後、悪魔王子が根元まで大きく突き立てた時に起こった。
精子をねだることに必死になっていたはずの鬼龍の肛門が一瞬緩んだかに思えた瞬間
「ぬぅっ❤️ぬぅううああっ❤️」
悪魔王子と鬼龍は同時に絶頂に達していた。
「パパのマンコ、態度とは裏腹に必死になって可愛いじゃん」
そう言いながら悪魔王子が陰茎を引き抜くと強く締め付けていた鬼龍の雄膣はそのまま捲れ、一部がチョココロネのように肛門から露出する。
そこからは先ほど大量に注いだ熱い悪の遺伝子が流れ落ちている。
「これで本当の家族だね…パパ❤️」
悪魔王子は恍惚とした顔で語りかけるが鬼龍には聞こえていないだろう。
弱い自分を隠すための肥大化した自尊心は砕かれ、もはや尊厳と呼べる物は何も残っていない。
快楽でショートした悪魔の脳内にはかつて育てた愛息も、愛した女も、憎みながらも気にかけていた兄弟すらも何も残っていない。
全ては流れていったのだ。