筆者にとって創造神に等しき官能小説家水坂早希先生の『令嬢教師静香の淫獄』の二次創作です。
 静香の両親が主人公です。

※若干のネタバレあり。
※設定の一部を脚色しました。
※ぶっちゃけこんなの読まなくていいからオリジナルを買ってください。

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人生初の二次創作です。



淫獣夫婦

 

 その日の朝、片霧(かたぎり)逸治(いつじ)は珍しい夢を見た気がした。懐かしいような、恐ろしいような感慨めいたものが胸に溜まっていた。

「う~ん、ん?」

 伸びをしようとして普段と違う感触に一瞬戸惑った。

「――――ン」

「おっと、いけないいけない」

 それもそのはずである。逸治と愛用の羽毛布団との間には最愛の妻峰華(みねか)が産まれたままの姿で挟まっていたのだ。まだ暑い季節ではないとはいえ、激しい運動の後肌と肌を密着させて眠れば熱くもなるというものだ。お互いに大量の寝汗をかいていたが、峰香の寝汗はどこか甘く蠱惑的な香りがする。

 もうお互いに五十路も近いというのに、小まめな毛染めと体臭ケアが必要な自分と違い峰華は本当に老けない。むしろ年々艶の凄みが増しているようにすら感じる。外面だけでもそうなのだ、その肉の内側は逸治でさえ舌を巻くほどの若々しさと貪欲さだ。

「まったく、お互い因業な身体だな」

 片霧家は女系の名家で時の権力者や実力者に娘を嫁がせる事で平安時代より権勢を得てきた。それを可能にしたのが傾国の美女を産む片霧の血である。どのような男をも虜にする美貌と肢体、為政者を狂わせる房中術、これを維持すため、否、より磨くため、男にとって都合の良い肉体を得る為何世代にわたって自らを品(・)種(・)改(・)良(・)してきた一族。それが片霧家なのだ。

 が、栄枯盛衰は世の常であり、現代においては零落の一途を辿っている。その根本的な原因として、あるいは人体を作為的に弄ってきた事へのツ(・)ケ(・)なのか、いつのころからか片霧家には女児しか産まれなくなり、さらには元禄の頃辺りから出生率が徐々に低下し始め、明治に入る頃には分家はほぼ全て断絶してしまったのだ。 

 それに加え歴代当主たちは男を誑かして出世することに一種のコンプレックスを抱いていたのか、虚飾に耽る傾向があった。その悪癖は家の衰退が始まっても治る事は無く、残った土地や財産を食いつぶしていった。

 

 逸治は起こさないように気を付けてそっと峰華の頭を撫でた。普段は厳しい顔つきをする事が多い峰華だが、少女のように安心しきった朗らかな笑みを見せる。それがいけなかった。ただでさえ朝起きた直後で、恋女房の甘い汗で湿らせながらこんな愛らしい顔を見せられたら我慢できようはずもなく肉棒に芯が入る。

「――ん……ひゃん!」

 しかも昨夜はお互い激しく主導権争いをした結果、心地よい虚脱感の中最後は寝落ちした。ようはまだ入ったままだったのだ。その状態で膨らませられたら、当然起きるというもので、ましてや逸治の肉棒は峰香の蜜壺に完(・)全(・)に(・)フ(・)ィ(・)ッ(・)ト(・)す(・)る(・)形(・)の(・)ま(・)ま(・)であったのだから。

「おや、起こしてしまったかい?」

「くっぅ、――起こしてしまったのかい?じゃありません!もう!こんな朝早くから……」

 普段通りの強い口調だが、耳を紅潮させ、瞳を潤ませていては迫力などあったものではない。

「分かってるよ。でもお前も僕のをそんなに深く飲み込んでいたら動けないじゃないか」

 逸治は冗談めかしにくいっと腰を動かした。

「ひん!」

 それだけの動きで峰華の腕の力が抜け、反対に膣筋には不随意に力が籠り、子宮は完全に起床し早速降りてきて亀頭におはようの口付けをする。五十路目前とは思えない量感と張り艶を維持する乳房が熱くなり、乳首と乳輪がぷっくりと膨らんで逸治の胸板を押す。

「も、もう、起きるから離して。今日も忙しいの――んぷっ⁉」

 逸治に後頭部を掴まれ、押し付けられるようにキスをする。

「んっぷっちゅぢゅっんんン――ぷはっやめっまだ歯磨きもしてないのよ」

「口臭なんて気にしてるのかい?甘くておいしいよ」

「イヤよ、そういう問題じゃ……あん!」

 口ではイヤイヤと言っているが、夫の強引な口吸いに峰香の熟れた肉体の方はしっかりと反応していた。性的興奮にあわせ女性器に血が流れ込み、膣壁をふっくらと柔らかくし、起き上がった肉襞はより高感度となり夫の男根にじゃれつく。裏筋や亀頭冠、浮かび上がる血管の一本一本にぴとぴとと引っ付き、夫好みの膣圧でもてなし、降りてきた子宮口がちゅうちゅうと亀頭先に吸いつく。

「ふふふ、やっぱり熱が入ってしまったね」

「はぁっあっ!まってぇ……うごいちゃ、だめ」

 並みの男であれば既に数回は射精しているであろう蜜壺の蠢きであるが、逸治より峰華の方が追い詰められていた。

 なぜならば、逸治にもまた淫獣の血が流れているからだ。

 

 逸治の生家である京壇家は、もはやその発祥すら定かではない祈禱師の一族だ。

 金精神を奉る巫覡である京壇家は『神憑き』と呼ばれるほど、肉体変化の鬼道を極めていた。人間離れした精力、確実な妊娠、男女の産み分けすらも自在とし、更にはどのような女でさえ法悦の極みへと昇天させる、あるいは淫獄へと堕落させる独自の房中術をも体得していた。世が世なら物の怪として討伐されていたとしてもおかしくはない異類異形の業であるが、その異能は時の権力者たちに忍びとして重宝された。京壇家ほど、この国の闇の歴史を知る一族も他にいないだろう。

 しかし肉体を後天的に急速に変化させる異能は、当然の事肉体と遺伝子に大きな負荷をかけていた。京壇家の異能は男子にのみ発現するが、その寿命は極端に短い。逸治には5人の兄弟と20人の従兄弟がいたが、成人まで健康に生きられたのは8人、三十路になる頃には3人になり、四十路を迎えたのは逸治だけだった。これで五十路まで行けば実に一族150年ぶりの快挙となる。

 

「峰華、動くよ」

 優しく頭と背を撫ぜていた逸治の両手が、峰華の括れた腰を掴む。

「まっっ――あひんっ!あっあっあっ」

 激しい上下運動が始まった。本来であれば上に乗っている峰華の方が優位だが、美しい熟女は完全に受け身だ。

「解れてきたな」

「あひぃんっあっはぁっ!ああっくふぅうんんんん‼」

 単調だった上下運動に変化を加える。左右の振り、のの字や×字、腰を持ち上げすとんと落として奥を抉ったかと思ったら、持ち上げた状態で亀頭の括れでGスポットをぐりぐりと抉る。

「ふぁっあっそれっいまダメ!」

 寝起きに加え、Gスポットを苛められた性感で潮まで溜まり峰華の膀胱はもうぱんぱんだ。

「僕は気にしないよ。布団を汚した事は一緒に謝ってあげるから」

 恥骨辺りを意識的に揺らし、陰毛で淫核を束子のように擦られ止めを刺される。

 ――ぶしぃぃっ

 淫核と蜜壺の間の小さな肉穴から尿と潮の混合液が放出される。男根と下腹で潰された尿道口は壊れた散水機の如くぶしゃぶしゃと痴液をまき散らす。

「あっはっっあぁあぁああぁ…………」

「どうした、どうした?別の僕の前でお漏らしするのは初めてじゃないだろ?昨日の晩だってあれだけ……」

「やめて!ぅぅ」

「はっはっは、何年経っても恥ずかしがり屋だね」

 そういわれると峰華はより一層顔を赤くし、羞恥に震える。

「なんで……いつも、こんな一方的に……」

「ふふふ、じゃあ……狂おうか」

「ほひんっあひふぅんんんっっ!あんっやっぁっっ」

 どれほど自覚しているかは分からないが、峰華は羞恥心が高まれば高まるほど身体が敏感になってしまう癖がある。また精神的には甘えたがりにもかかわらず、幼少期の片霧家の教育、つまり男は手玉にとるものという価値観が叩き込まれており、対外的、特に男性に対しては高圧的な態度をとりがちな性格とになってしまった。しかし逆に、多少でも性交中に優位に立たれると依存心と羞恥心の虜となってしまいどこまでも過敏になり、無意識に片霧の房中術を自身に使って更に相手に媚びてしまう性癖となってしまったのだ。これが逸治が峰華を一方的に弄ることが出来る理由だ。

 もっとも、峰華に対して優位に立つだけの技量を持ち、片霧の技を使った全力の媚び奉仕を受け止められるだけの肉体を持つのは逸治くらいのものであろうが。

 

 峰華はわずか10分足らずの間に優に十数回は絶頂させられた。

 

「いつじさまっあひんっまたっみねかイっちゃいまっひゃぅんっイキますぅっああンンンッッすっすごいっああっはふぅううんんっ」

 

 ここまでくればもう逸治の独壇場だ。峰華の肉体は思いのままとなる。例えば――

 

「あっおおんっまったぁっお願いっしますっイカしてくださいぃっあなたぁあぁああ!」

 峰華は5分近く絶頂ぎりぎりのところでお預け状態されて泣き出してしまった。

 

「ふぎゃあぁあぁあんんんっ!ッッッッ!おりっおりられっなっぁっ」

 焦らしに焦らして今度は連続絶頂、否、感覚が短すぎるので実質10分間の深イキ。

 

「ごめんなひゃいっ!もっとがんばってっ腰ふりまふっから!おしりたたかないれぇ!」

 気絶する寸前で自分で動くことで止めてもらうと、峰華は持てる全ての性技を使って奉仕する。しかし既に満身創痍な上に、使う技は自分優位ではなく先ほどまでの夫優位の再現、つまりは自爆絶頂である。逸治の尻叩きは責めというよりは気付け目的であった。

 

 連続自爆絶頂奉仕に入って5分ほどでようやく逸治の肉棒が蠢動する。

「ああっ!胤をっ!胤をめぐんでくださるのですねっ。まぃてっみねかのっ肉畑にっまいてくださいっだんなさまぁあぁあぁああ!っほぉぉおぉっおおおおお!」

 夫婦の全身運動が完全に同期する。それは名工が作った絡繰り時計のような、ある種の芸術にすら達していた。

 

「っっっ!ああ、胤が、だんなさまのお胤が、どくどく入って……ああ、旦那、さま」

 深い深い官能の海の中、峰華は愛する夫に濃厚な感謝の口吸いを捧げる。

「ん……私、まだ、産めます。今度は、ちゃんと、健康な男の子、産めますわ、あなた……ん、ちゅ」

「…………」

 逸治と峰華の間には静香という名の一粒種がいる。しかし静香には伏せているが、彼女が産まれる前に峰華は二度懐妊し、二度とも流産していた。京壇家の男児は健康に産まれるだけでも大変なのだ。だからこそ、静香の誕生に夫婦は本当に喜んだのだ。逸治はそれで満足だったが、しかし峰華はまだ逸治の血を引く子供――男児を産むことを諦めてはいないようだ。

 妊娠させる事だけなら出来るだろう。逸治も峰華も生殖能力には些かの衰えもない。しかし――

「峰華」

「はい」

 ぴたりと抱きつく峰華の返事が耳を撫ぜる。絶頂疲れは見えるが、その濡れた声には期待が籠っている。しかし彼女の期待は裏切られることになる。

「お前、またカード止られただろ」

 峰華の身体がピシリと固まる。

 片霧家の悪癖である浪費癖は峰香にもしっかりと受け継がれていたのだ。

「それは――あひぃんっ」

 逸治は起き上がると峰華の腰を掴んで持ち上げる。スポンっと音が鳴りそうなほどピッタリと密着していた肉棒と蜜壺が抜けると、そのまま起き上がりベッドに腰掛け、峰華の身体を横にして太ももの上に乗せ、左手で頭を押さえる。

「まっやめっ!やめなさ――」

「二度とするなと言っただろう!」

 ――パシィィンン!

「きゃぁあぁああっ」

「まだ!働けるとはいえ!もうそろそろ老後の事も考えなければならんのだぞ!先代の負債とてどれだけ残っていると思っている!私が引退した後!どうやって!生活していく!つもりだ⁉」

 パシン、バシンと太鼓のように峰香の尻房を叩く。肌艶こそ遺伝であるが、綺麗な桃形は努力の賜物だ。それがぷるんぷるんと揺れながら赤く染まっていく。

「あんっあひんっだっだってっきゃん!必要なっはふぅんっ必要なものだったのよ!」

「服代で2000万だぞ!金を何だと思っているんだ!大雑把過ぎるわ‼」

 ――バチィィンンン‼

「あひぃぃん‼だって安物の衣装じゃっ意味ないでしょ!」

 ようやく逸治の手が止まる。呆れによって。

「はぁ、またあの劇団か」

 尻叩きは止まったが、頭を押さえられ、腰が抜けている峰華は自力では抜け出せないようだ。

「そ、そうですわ。芸術は誰かが保護しなくては、育たないし衰退してしまうのよ。貴方だってそれは分かっているでしょう」

「ご立派なことだが、我が家の家計は火の車なんだぞ」

「そのような俗人じみた事をおっしゃらないでください。貴方はこの片霧峰華の夫なのですよ」

 片霧家にとって金は貯めるものではなく使うものなのだ。それ自体はある意味間違ってはいないが、問題は自身で増やす行為をしない、というより稼業という行為を蔑んですらいる。まさに貴族の気位というやつなのだ。

「……そうだな、僕は君の夫だ。無駄遣いした妻を叱るのは当然夫の仕事だな」

「はぁっ⁉だから叱られるような事はしていないと――はひゅん⁉」

 ――バチュンっと先ほどとは違う水気を含んだ打擲音だ。

「はっあっなにっこれ?」

「その顔と声、思ったより上手くいったかな。発勁の応用だよ。勁を浸透させて君の全身と肉体の内外にある全ての性感帯を揺らしたんだ」

「はっかっはぁ⁉」

 抗議しようとした開いた口はしかし、顎の筋肉が完全に弛緩しており舌をとろんと垂らすだけとなった。

「ふふふ、君でも流石に全身の性感帯を同時に絶頂させられるのは初めての経験だろう」

「ひっ!はにゃして――はぎぃいんっ⁉」

 先ほどまでより打擲音は小さく桃尻もあまり揺れなかったが、叩かれた瞬間峰華の全身が微細に振動し汗が霧状に飛び散った。一瞬の緊張の後、峰華の全身が脱力した。唾液腺も緩んだのか、ごぽりと湧いた唾液が舌を伝って逸治の太ももとベッドと床にまき散らされる。先ほど膀胱から恥液を出し切っていなかったら再び失禁と潮吹きを披露していただろう。

「よし、だいたいコツを掴めたかな。……それじゃあ峰華、連続でいくよ。よーく反省するんだね」

「ま、まっひぇぇ」

「何だい?」

「こ、こんにゃのむり、れす。ご、ごめ――ほひぃっぃぃぃ!」

 三発目の精度は段違いであった。尻房から全身の皮膚、全身の肉、全身の骨に振動が行き渡る。穴という穴からどぷっと体液があふれ出し、指先から舌先、眼球までびりぴりと痺れる。肉体というものは実に複雑に繋がった一つの世界なのだと峰華は無理矢理分からされた。

「峰香、謝るなんて子供でも出来ることだよ。君はもう娘を一人成人させた立派な大人だ。なら自分で考えられるだろう?……僕が納得出来るまで続けるよ、いいね?」

「まっ――はおっほひぃっぃぃぃっおんっ――」

 発勁尻叩きが始まった。峰華が気を失わなかったのは片霧家の女特有の頑強さに加え、峰華の肉体を全身余すことなく把握し、達人級の武術と房中術を体得している逸治だからこそ可能な、この夫婦の絶技であった。

 

 ――すぱぁん!

「あひぃっ!」

 ――どちゅん!

「おほぉっぉ!」

 ――ぴしぃんっ!

「きっひぃいっっ」

 ――しょろろろ

「おや、また溜まってたのかい?」

 もはや本人にも失禁とも潮吹きとも分からない恥液が勢いよく噴き出す。その息みが腸にも伝わり、女性ならば憤死したくなるような音を立てて寒天状の腸液を吐き出した。

 

 ――ばちゅんっ!

 もう十数発目、峰華にとって何十回目の全身絶頂を極めた時、彼女の雰囲気が変わった。

「ぁっふぁ……逸治さま、峰華は、とても、反省しています。今からその証をお見せするので、少しの間、お放ししてください」

 普段の峰華のような凛とした風でも、先ほどまでの蕩け切った甘え声でもない。その声には理性の芯が通っていた。

「うん、いいよ」

 そういうと逸治はあっさりと峰華を解放した。

 転げ落ちるように逸治の膝から逃れると、ぐったりしたまま背を向ける。

「……ひどい男(ひと)。女の口を塞ぐにしたって、やり方というものがあるでしょう」

 それが峰華の妻(・)と(・)し(・)て(・)の(・)せめてもの反抗であった。

 峰華は土下座するように床に頭を押し付け、逆に尻を高く上げていく。逸治の目線に合わせると、手を放し胸脂肪で体重を支えながら両手をどろどろになっている尻房を掴みぐっと広げる。肉の谷間に粘り残っていた恥液がぼとぼとと垂れ落ちる。肩越しに覗く美熟女の目は黒曜石のように昏く輝き、頬は恋する乙女のように美しく色付いていた。

「逸治さま、卑しく淫らな肉玩具が、分をわきまえない事を申し上げてしまい、まことに申し訳ございませんでした。どうか――」

 肉谷間から未だ滾々と蜜を吐き続ける三つの肉穴の一番上に位置する薄桜色の菊門に、両人差し指と中指をずぷぷと飲み込ませ――

「お仕置きしてください、ませ!」

 ぐちりと一気に肉四角形に開いた。峰華が逆土下座をしていたのは、ちょうど朝日が差す位置にあったので、清廉な光が大きな口を開いた肉の内部、腸液にてらてらと照るサーモンピンクの直腸までも捧げるように晒上げる。

 何も言わず逸治は押し広げられた肛門に鼻先を押し付けるようにして臭いを嗅ぐ。叩かれていない部分まで真っ赤に染め、指先がぷるぷると震わすが、峰華は健気にも羞恥体勢を維持し続ける。

「ここでするのは久しぶりだけど、良い状態だね。ちゃんとメンテナンス(肛門自慰)をしていたなんて偉いよ」

 それこそ愛娘を褒めるように、掲げられた妻の尻を優しく撫でる。

「はっぁぁい、と、当然ですっ。にくっ玩具の、義務、ですから!」

「峰香」

「はっい!」

「綺麗だよ」

「勿体ないお言葉ですっ!」

「そして……とても淫らで無様だ」

「ありがとう、ございます。嬉しいです」

「それじゃ、お仕置きを始めようか」

「はい!お願いいたします!みねか、がんばります!」

「ところで峰香は何でお仕置きされるか分かっているのかい?」

「分かりません!でも、みねかは悪い子だから!悪い子はお仕置きされないといけないの!」

「……うん、そうだね」

 徐々に実年齢より遥かに幼い言葉遣いになっていく妻の姿に満足気に頷くと、夫は括れた腰を掴むと一気にいきり立った男根をねじ込んだ。

「あっひぃぃぃいいいんんん!あっあぁあぁっ」

 逸治に峰華を苦しめる意図は微塵もない。いくら天性の才があり、鍛え上げられた肉であろうが、久しぶりの肛門性交なのだ。まずは男根を野太いが短小な形状にし、一般的な性感帯である薄桃色の肛門周辺をぐりぐりと丹念に耕しす。

「あっあんっ!あんんっっ!い、いつじさまぁっ!イクッ!イキますっぅぅ!」

「ああ、ちゃんと言えて偉いね」

 十分に解れたと判断し、今度は男根を先尖りした細く長い、蛇のような形状に変えた。一気にS字結腸口まで直腸を貫くことも出来たが、もちろんそんな無体な事はせずに、ゆっくりとそれこそ地中の卵を狙う蛇の如くぬぬぬと肉道を侵入していく。

「っかっあっひぃっイクッ!むぅふぅっ」

 途中で子宮を裏から突いて所有権を主張し、S字結腸口に亀頭を埋め込む。

「おっっひぃぃんっっぁぁぉぉぉお」

 そして逆再生するかのようにスローペースで戻っていく。肉エラがこそいだ腸液をどぼりと落とす。

 片霧家の女の腸は特別である。直腸内で分泌される体液は消化能力が無く通常の腸液より分泌量が多く粘性が高い。また特有の腸内細菌を有しており、その作用で排泄物は白濁した寒天状になり臭いも嫌厭感を感じさせないものとなっている。配(・)慮(・)された設(・)計(・)となっているのだ。

 蛇肉棒でのゆったりとした往復運動、並みの娼婦ですらも拷問であろうが、この夫婦に関しては慣らし(均し)作業、つまりは前戯である。

 主人の苛烈な慈悲に峰華の身も心もむせび泣く。

「おっひぃっぃっ長いっおひりっながひのぉぉっ!もっもょぉっじゅんびっでひてっまひゅっイっイッひゃうぅぅ!おっほぉおぉおぉおぉお‼」

「う~ん、相変わらずお尻が弱いな」

「じゃ、じゃこでっごめんなさいっ!ご調教っしていただいているのにっ!よわよわでごめんなさいっ!」

「はっはっは、別に怒っちゃいないよ。使い心地は絶品だからね」

「あっああ!肉玩具っ肉玩具のにくがんぐっ!ささげげられてっうれしいです‼」

 若い頃の峰華にとって排泄ではなく性交に進化した肛門と直腸はコンプレックスそのものだった。故にどれほど快感を感じられると知っていても、自身を含め菊門を許したのは夫の逸治だけである。峰香の身体の内、一から逸治が仕込んだのは菊門ただ一点であり、どろどろに素直にされた峰香にとっては忠誠と恋慕の象徴となったのである。

「じゃあ、狂おうか」

 ようやく逸治が納得する状態に、京壇家の男の本気に耐えられる肉になったと判断した頃には峰華は息も絶え絶えであった。当然である。既に峰香は常人の女性であれば発狂死しているほどの肉責めを受けているのだ。

 しかし、善き肉嫁は嫣然と笑う。

「はぁ、い。心ゆくまで、ご堪能ください。私の愛しい人」

 美熟女は腸内で夫の男根がびきびきと節くれ立ち、木の根のような異形の肉棒となっていくことを、自分の肛肉をただただ蹂躙する為だけに何年もかけて調整された形状となっていくのを、あと一秒にも満たず人間性を手放すほど乱れることを、全て理解し受け入れ、そして悦んでいた。

 

 片霧家の屋敷の母屋、特に当主夫妻の寝室には入念に防音処理がされている。しかしそうであっても、屋敷内には牝獣の鳴き声が響き渡ったであろう。

 

 

 峰華の肛門と直腸を弄り尽くすためだけに整形された男根は遺憾なくその威力を発揮した。一突きで直接叩かれたS字結腸口と裏叩きされた子宮でそれぞれイキ、引き抜く時には排泄快感を伴う猛烈な快感で潮吹きをしながらイキっぱなしにされた。

「っっっッッッ~~~~!!!」

 片霧家渾身の穴奉仕をもってして最初の肛門射精を導くまでに峰華の体力は尽き果て、尻房を鼓のように叩かれても啼くだけで腰砕けになってしまう。

 しかし使われる側の都合など使う側には関係のない話だ。逸治は男根を挿入したまま峰華の両足を抱え更に膝の裏から通した腕で相手の後頭部を掴むとそのまま立ち上がる。

「ッッぐぇっぇ」

 その激しい運動に肉を抉りまわされ、微かな痛みに寄っていた目の焦点が合う。彼女の脳にとって不幸にも僅かに理性が戻ったのだ。

「あ……ゆるして、だめになる」

「なれ」

 理性の哀願は却下される。肉玩具は使われる為にあるのだから当然である。先ほど以上の激しさで、否、完全に逸治の思いのままとなる体位である、人形のように、まさしく肉玩具が如くめちゃくちゃに動かされる。

 もはや人語を話すことすらできなくなった峰華だが、彼女の主はそれが少しつまらなく感じた。気高い貴女の悲鳴をもう少し聞きたくなったのだ。一旦動きを止め、呼吸が少し整うのを待ったあと――

「――耳」

「おひっ?おっほぉっみみ!ぐちゅぐちゅっぐちゅぐちゅいっひぇるぅ!や、やめてくだひゃいぃいっ!」

 理性は既に麻痺しているだろうが、肉玩具の本能は主の言葉を聞き逃すことはない。逸治の舌が耳穴に入っても決して顔を背けず首を固定する。

「ごめんなしゃい!ご、ごほうししまひゅっ!」

 峰華の白魚のような指、右手の親指と人差し指がしこり切った淫核をコリッと摘まみ、中指と薬指が蜜壺に挿入し、小指で会陰のツボをつく。左手はまず左の乳房を持ち上げ乳首を口に咥える。口で左乳房をしっかり固定すると右の乳房の根本、脇から乳首にはしる乳腺をごりごりと刺激し、陶酔するほど柔らかく美しい乳房を手指全体を使って揉み解し、ぷっくりと膨らんだ乳輪をかりかりと掻き、乳首を搾乳するようにしこった。

「おぶっぐぶぶぅぶうっぅぅうう!」

 これはただの自慰ではない。性感を刺激し、肛門と直腸を動かして奉仕する片霧家伝来の淫技である。本来は母が娘に肉壺使いを伝授する際に用いる技だが、峰華は腰が砕け完全に固められた状態でも主を満足させるための奉仕技として使用した。

「じゅ……ちゅぱ。素晴らしい肉壺使いだ」

「じゅ、じゅぷ、あぶがどうごじゃいましゅ」

「このまま菊壺の蠢きだけで射精させてみろ」

「はひ、はひこ、まり、まひた」

 きゅっと乳頭を甘嚙みし、峰華は奉仕に集中する。手指の蠢きはその精度をあげ、菊壺の粘着音は上下運動をしていないとは思えないほどであった。

「ほひゅっおっおぉおぉほおおぉおぉお!」

「ふふふ、よしよしそろそろだぞ」

 10分近い蠢き奉仕の結果ようやく逸治の男根が蠢動する。

「ふぉっふっふっひってっ!んんんんおおぉおぉおぉお!」

 その射精量は尋常ではなかった。滑らかな峰華の腹が妊娠初期のように膨らむほどであった。しかし完成された肉玩具にとっては、もはや腹痛すら官能であり、腫れた子宮が腸側から圧迫される快感に背筋が粟立つ。

「う、うぶぅ、おぅ」

「ふう。良かったぞ峰華」

「ん……えへへ」

 主に褒められたのが嬉しかったのか、朗らかな笑顔は蕾が解けて花が咲いたようだった。

「では次だ」

「んえ?」

「次は反対側の耳だ」

「ひょっそんな!」

 乳首から口を放したのはうっかりではない。言われた通り左耳を差し出すために肉玩具の本能が身体を動かしたのだ。肉玩具の本能は耳虐の交代に合わせ腕の担当も交代した。

「す、少しやすまっうぷ!」

 抗議も押し付けられた左の乳房によってもみ消された。

「次は僕も動くよ」

「ひ、ひんでひまいましゅぅ」

「はっはっは。片霧家の女が言う泣き言ではないね。それに……ボクが鍛えた肉玩具がこの程度も耐えられないと?」

 峰華はビクッと身体を震わせ、泣きだしそうな目を向けた。しかし覚悟は直ぐに決まったようだ。

「ぷっ……き、聞き捨てならないことをおっしゃいますわね。……こ、この!片霧家当主たる私片霧峰華がっ傾城の一族の長が閨で泣き言をいうとお思いですか?た、たった20年少々、ち、調教して、完熟肉玩具にしただけの下郎が、な、何を勘違いしているかっ知りませんが、み、身の程を弁えなさい!さ、さあ、できるというのなら!この私を狂わせてみなさい!せ、精々、私の菊壺の心地好さに情けなくビュービュー子種を無駄撃ちするだけでしょうけれどね!」

 そういうと耳を差し出し、乳頭を咥えなおした。

「ふふふ、それでこそ僕の峰華だ。どれ生意気なな嫁を躾けてやる」

「ふん、ふひでならなんひょとでも――はほっぉ……ぶぎゅうぅううぅうッッ」

 

 その後20分、完熟した美肉は二匹の淫獣によって徹底的に蹂躙された。もはや二度と女としては生きられないのではないかと思うほど悶え狂った峰華であるが、彼女の理性は必ず復活する。愛しい夫に再び捧げる為に。

 

「ほひっくひゅん……ん、あぷ」

 増産された逸治の精液は峰華の腹を臨月かというほど膨らましていた。ようやく満足した逸治は男根を引き抜いた。男根には精液と腸液がべったりと付着している。それに気が付いた峰華が崩れ落ちそうになる肢体を叱咤し、ご恩返しのお掃除フェラを献上する。

 峰華の腸液は寒天状でほんのりと花の香りがし、なにより感染症のリスクが皆無の完璧な性交補助液だ。

「んん、ちゅぽん……あえ」

 精液と寒天腸液の混合液が紅い舌の上にたっぷりと乗っている。

「よし」

「ん、んぐ……ぷは。ごちそうさまでした」

 混合液をくちゅくちゅと美味しそうに咀嚼し、綺麗になった口内を再び捧げ見せる。

 愛おしさを感じた逸治は頭を撫で、優しい口付けと労わるような愛撫を始める。

「ん、あん、んふ……あふ?」

 夫の優しい後戯にうっとりしていた峰華だが、胸を解していた逸治の手が急に止まったことに訝しそうにした。

「峰華?これは、もしや」

「どうしました?あうっ⁉」

「やっぱり、ずいぶん胸が苦しそうだね」

「え?」

 確かに何だか胸が張っているような気がする。つられるように視線を落とすと、普段は美しい釣鐘形の柔乳が椀状に張りつめていた。

「まさか」

 峰華の身体を半回転させ向き合う形から後ろから抱きつく形になった。

「え、ちょっと――ふぎゅっ」

 逸治が両手で乳腺を刺激するツボを押すと峰華は激しい反応を示した。

「う~ん、もしかして発勁による全身振動が原因かな?」

「あっふぅんっや、やめて!こ、こわいわ!」

 凝りを解きほぐす痛快感であるような、それでいて排泄を我慢させられているような閉塞感が同時に沸き上がり、峰華をして不安にさせた。

「大丈夫だよ」

「あ、ああ、あああ……だっだめぇえぇええっ!」

 優しくしかし持ち主の無遠慮さで、先ほどの峰華の自慰以上に乳腺を刺激し、節くれだった10指で乳房をぐにゅぐにゅと粘土遊びをするように胸脂肪を弄ぶ。しかし一番の急所である乳首と乳輪には不自然なほど触れていない。それを嘆くように乳首の先に雫が零れる。

「え?これ」

「ふん、やっぱり」

 その雫からは甘い乳の匂いがした。

「ま、まさか、そんな……そんなことって」

「発勁と自慰で乳腺を刺激し過ぎたんだね。しかしこれだけ溜まっていると辛いだろう」

「ひっまっじっ自分でや、やります!逸治さまは――ふあぁぁあぁんんん!」

 逸治の手技は愛撫から乳搾りに切り替わった。乳腺を刺激するのはそのままだが、溜まったそれを上へ上へと導いていく。

「あっあん!だめっこれっ以上っ峰華のおっぱいで遊ばないっでぇ!」

「そんなこと言って。もう乳首も乳輪もパンパンだよ。見なさない」

 峰華の肉体は命令には逆らえない。閉じていた目を開くと、あまりに卑猥に張りつめた乳首が目に入る。タイミングを見計らっていた逸治は乳首と乳輪を捻りトドメをさす。

「あっあふぅぅうんんん!イク!おっぱいイクうぅうぅ」

 そして峰華が絶頂したぱっと乳首と解放すると――ぶしゅしゅしゅっと水鉄砲のように母乳が噴き出した。

「あひぃぃいいんん!なっなにっ⁉おっぱいはじけちゃうぅうぅうう!」

 峰華の豊乳にパンパンに蓄えられていた母乳は練乳のように濃く甘い匂いをしていた。

「おひぃいぃいいっっぃっ!あ、あなた!私っおっぱいでました!だから産めます!まだまだ孕めます!産めますぅぅううっあふぅうぅうんっああぁあああ」

「……どうやら、性的な快感を感じたら母乳が溜まる体質になってしまったようだね。僕も初めて見るけれど、まぁ片霧家ならあり得るのかな?」

 結局峰華は牛乳瓶二本分にはなるであろう母乳を搾りだされ、クタリと電源が落ちるように気絶した。

 

 

****

 

 事後、夫婦はシャワーを浴び、逸治は仕事に出かけた。峰華は今日の予定はキャンセルすることにした。

 

「それじゃ、行って来るよ。今日はちょっと遅くなるかもしれないから、連絡するね」

「はい、行ってらっしゃい」

「「「いってらっしゃいませ」」」

 片霧家の使用人たちはよくできている。普段は怜悧な女当主である峰華がとろんとした表情をしていても、昨晩よりも明らかにお腹が出ていても触れるような事は決してしない。それは女当主の方から聞こえる低い振動音に関しても同様である。

 

「あら、あなたちょっと待って」

「ん?糸くずでもついてたかい?」

 呼び止めた逸治の首元に峰華はちゅっと吸いついた。

「うぇい⁉」

「いいおじ様が、首元にキスマークなんて着けてちゃ恥ずかしいでしょ?早く帰って……今晩もお情けをくださいまし」

「うっ行ってきます!」

「うふふ」

 

 逸治はこの日の妻の浪費を食い止めることには成功した。だがその代わりに、一日中部下と同僚からキスマークを隠すのと、一時間に一枚のペースで送信されてくる峰華のあられもない写真に悩まされる事になるのだった。

 

 

 




ご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。

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